JPS63315349A - 車両のパッシブシ−トベルト装置 - Google Patents

車両のパッシブシ−トベルト装置

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Publication number
JPS63315349A
JPS63315349A JP62149502A JP14950287A JPS63315349A JP S63315349 A JPS63315349 A JP S63315349A JP 62149502 A JP62149502 A JP 62149502A JP 14950287 A JP14950287 A JP 14950287A JP S63315349 A JPS63315349 A JP S63315349A
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JP
Japan
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seat belt
acceleration
deceleration
predetermined value
vehicle
Prior art date
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Application number
JP62149502A
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English (en)
Inventor
Hisao Muramoto
村本 久雄
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両におけるドアの開閉等を利用して乗員に
対するシートベルトの着脱を自動的に行うようにした車
両のパッシブシートベルト装置の改良に関する。
(従来の技術) 車両、特に自動車の座席には衝突時等に乗員を保護する
手段としてシートベルトが装備されているが、近年にお
いては、乗員がシートベルトの着脱動作を行わなくても
該ベルトを自動的に着脱し得るようにした所謂パッシブ
シートベルトと称される自動着脱式のシートベルト装置
が実用化されている。
そして従来、この種のパッシブシートベル1〜装置とし
て、特公昭55−20887号公報に記載されたものが
ある。これは、ドア閉時には乗員に対して自動的にシー
トベルトを装着状態となし、また、ドア開時には自動的
に乗員に対するシートベルトの装着状態を解除するよう
にしたパッシブシートベルト装置において、上記シート
ベルトに緊急の加減速度が作用した時に直ちに該シート
ベルトをロックする緊急固定装置を内蔵したベルトリト
ラクタを付設することにより、通常走行時には装着状態
とされたシートベルトを比較的自由に引出し得るように
し、乗員の身動きを必要以上に規制することがないよう
にし、また上記緊急固定装置により例えば衝突時等にお
いて所定以上の加減速度が検出された時には、上記シー
トベルトの引出しをロックして、乗員をシートに対して
確実に保持し得るように構成されているものである。
(発明の目的) 本発明は、こうした従来のパッシブシートベルト装置の
安全性を更に向上させるべく車体に加減速度検出手段を
設けると共に、該加減速度検出手段により第1所定値以
上の加減速度が検出された時には、ロック手段により一
時的にシートベルト記第1所定値より大なる加減速度が
検出された時には、上記シートベルトのロック状態を維
持するようにしてその後における衝突時等においても乗
員を確実にシートに対して保持し得るパッシブシートベ
ルト装置を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は次のように構成
したことを特徴とする。
即ち、車室内側の車体もしくはドアパネルに固設された
ガイドレールに沿って摺動可能とされたバックル部材と
、該バックル部材に一端が連結されたシートベルトと、
上記車体もしくはドアパネルの所定位置に固設され且つ
上記シートベルトの他端が連結されたシートベルト巻取
り部材と、上記バックル部材を摺動させて乗員に対する
上記シートベルトの着脱を自動的に行う駆動手段とを有
する車両のパッシブシートベルト装置において、車両の
加減速度を検出する加減速度検出手段を設けると共に、
該検出手段により第1所定値以上の加減速度が検出され
たときに、乗員をシートに拘束すべく上記シートベルト
をロック状態に一時的に保持し、且つ上記第1所定値よ
り大なる第2所定値以上の加減速度が検出されたときに
は、上記シートベルトのロック状態を維持するロック手
段を備えた構成とする。
(作   用) 上記の構成によれば、例えば通常走行中の急ブレーキ時
等において加減速度検出手段により第1所定値以上の加
減速度(この場合には減速度)が検出された時には、ロ
ック手段により一時的にシートベルトがロック状態に保
持されることになって、乗員を確実にシートに対して保
持することができる。また例えば、衝突時等において上
記第1所定値より大なる第2所定値以上の加減速度(追
突した場合には減速度となり、追突された場合には加速
度となる。)が検出された時には、上記ロック手段によ
りシートベルトがロック状態に維持されることになって
、例え衝突時に車体に加えられる衝撃によりドアが開く
ようなことがあっても、該シートベル1〜が緩むことが
ない。従って、その後において衝突(二重衝突)が発生
するようなことになっても、確実に乗員をシートに対し
て保持することができる。
(実 施 例) 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明のパッシブシートベルト装置が適用さ
れた自動車の車室内前部を示すもので、図示のごとく車
体1の乗降口2にドア3が開閉自在に設けられ、この内
側の車室内にはシート4が配設されていると共に、その
近傍には該シート4上の乗員(図示せず)を保護するた
めの自動着脱式のパッシブシートベルト装′y1.5及
び手動着脱式のラップベルト6が装備されている。
上記パッシブシートベルト装置5は、車室内側のフロン
トピラー1aの上部からルーフレール部1bに沿ってセ
ンターピラー1cの上部に至る部分に前後に配設され、
且つ後端部が該センターピラー1cの下方に向けて湾曲
したガイドレール7と、このガイドレール7に沿って前
後に摺動可能に係合されたバックル部材8と、例えば図
示のごとく車体中央部床面(トンネル部>ldに固設さ
れたベルト巻取り部材としてのりトラクタ9と、このリ
トラクタ9に一端部10aが巻取り可能に連結され、且
つ他端(以下、上端部という)10bが上記バックル部
材8に連結されたシートベルト10と、上記センターピ
ラーICの下方に配設された駆動手段としての駆動モー
タ11を含む駆動ユニット12とを有する。そして、こ
の駆動ユニット12から駆動ベルト13が上方に延びて
、その先端部に上記バックル部材8が固設されているこ
とにより、上記駆動モータ11により駆動ベルト13が
駆動ユニット12から引き出された場合には、シートベ
ルト10の上端部10bがバックル部材8を介してガイ
ドレール7に沿って前動されることにより、該シートベ
ルトが第1図に実線で示す乗員拘束位置く後退位W)か
ら鎖線で示す開放位置く前進位置)まで移動され、また
逆に、その開放位置から駆動ベルト13が上記ユニット
12に巻取れることにより、上記シートベルト10の上
端部10bがガイドレール7に沿って後退することにな
って、該シートベルト10が上記拘束位置に復帰するよ
うになっている。その場合、この実施例においては、上
記ドア3の回動端部に当接するように所定位置に配設さ
れてドア3の開閉を検知するドアスイッチ14により、
上記駆動モータの作動が制御されるようになっている。
即ち、該ドアスイッチ14によりドア3が開かれたこと
を検知した場合には、駆動モータ11により上記駆動ベ
ルト13を引出してシートベルト10を上記開放位置に
移動させるとともに、ドアスイッチ14によりドア3が
閑じられたことを検知した場合には、駆動モータ13に
より駆動上記ベルト13を巻き取ってシートベルト10
を開放位置より乗員拘束位置復帰させるようになってい
る。
また上記リトラクタ9は、第2図に拡大して示すように
、そのケーシング9aがブラケット・15を介して車体
中央部床面(トンネル部)ldの上面に固設されている
と共に、該ケーシング9a内において回転自在に車体前
後方向に支持された巻取り軸16に、上記シートベルト
10の一端10aの端部が固定されていることにより該
シートベルト10の一端がケーシング9a内に巻取られ
るようになっている。そして、上記ケーシング9a内に
は、一端が該ゲージング9aの所定位置に、また他端が
上記巻取り軸16に夫々固着された渦巻きバネ(図示せ
ず)が内装されていることにより、上記シートベルト1
0の一端10aが常時巻取り方向(図において矢印Aで
示す。)に付勢されている。これにより、上記シートベ
ルト10が第1図に示した拘束位置にある場合に、該ベ
ルト10に弛みを生じさせることのないように構成され
ている。
然して、本実施例においては第2図に示すように、上記
リトラクタ9におけるケーシング9aの前壁部にカバ一
体17が固設されており、該カバ一体17内に上記巻取
り軸16の軸端に固着されて該軸16と一体回転するラ
チェットホイール18が配設されている。また、同じく
該カバ一体17の下面には、車体に作用する加減速度を
検出するGセンサ(加減速度検出手段)20が設けられ
ていると共に、該Gセンサ20により第1所定値を超え
る加減速度が検出された場合には、一時的に上記ラチェ
ットホイール18に係合し、且つ該Gセンサ20により
上記第1所定値より大なる第2所定値以上の加減速度が
検出された場合には、ラチェットホイール18に対する
保合状態を維持して該ラチェットホイール18の回転を
規制することにより、上記シートベルト10の一端部1
0aがリトラクタ9より引き出されることを阻止するロ
ック手段21が設けられている。
そして、上記Gセンサ20は、ハウジング22の上面に
載置された押圧板23と、該押圧板23の下面に一体的
に取付けられ且つ上記ハウジング22内において揺動自
在に垂下された重錘24とで構成されており、車体に加
減速度が作用した場合には、その加減速度の大きさと方
向に応じて上記重錘24がハウジング22内で所定の方
向へ所定の範囲で揺動されるようになっている。
また、一方上記ロツク手段21は、後端部を支点25に
枢支されて該支点25を中心として先端部が上下に揺動
自在とされ、且つ中央部下方に突部26aが形成された
係合片26と、この係合片26における支点25の前方
の所定位置と、上記ケーシング17の側壁の所定位置と
の間に張設された引張りコイルバネ27とから構成され
ており、普段は該コイルバネ27の作用より上記係合片
の先端部が支点25を中心として下方に付勢された状態
に保持されている。
尚、本実施例においては、上記リトラクタ9に、上記シ
ート4に隣接される例えば助手席(図示せず)用のシー
トベルト一端10a′が巻取られるようになっていると
共に、このシートベルト一端10a’が引き出されるの
を防止するための上記と同様のロック手段等がケーシン
グ17′内に内装されている。
次に本実施例の作用について説明する。まず、乗員が着
座してドア3を閉めると、シートベルト10が第1図に
実線で示す乗員拘束位置に自動的に移動することになる
。この場合には、第3図に鎖線(イ)で示すように係合
片26が通常の状態に保持されて、その先端部がラチェ
ットホイール18に係合しておらず、このためシートベ
ルト10の一端部10aを、リトラクタ9内に内装され
て該ベルト10を巻取り方向に付勢する渦巻きコイルバ
ネ(図示せず)に抗して比較的自由に引き出すことがで
きる。従って、通常走行中における乗員の身動きに伴っ
てシートベルト10が引出し方向に移動し得ることにな
って、その身動きが必要以上に規制されることがない。
また、例えば通常走行中の急ブレーキ時等において、上
記Gセンサ20により第1所定値を超える加減速度(こ
の場合には減速度となる9)が検出された時には、第3
図に示すように重錘24が実線で示す程度以下の範囲内
で小さく揺動されることになって、これにより該重錘2
4と一体の押圧板23に当接する係合片26の突部26
aが押し上げられて、該係合片26の先端部が支点25
を中心として銀線(ロ)で示すように上方に回動し・該
先端部がラチェットホイール18に係合することになる
。これにより、ラチェットホイール18を介して巻取り
軸16(第2図参照)が、ロックされて上記シートベル
ト1oの引出しが阻止されることになり、該シートベル
ト10による乗員の拘束状態が維持されることになる。
その後、上記加減速度が消滅した場合には、引張りコイ
ルバネ27の作用により係合片26の先端部が下方に回
動し、鎖線(イ)で示す状態に復帰されることになって
該係合片26とラチェットホイール18との係合状態が
解除されて再び元の状態に復帰することになる。
そして、例えば衝突時などにおいて上記Gセンサ20に
より、上記第1所定値より大なる第2所定値を超える加
減速度(追突した場合は減速度となり、追突された場合
は加速度となる。)が検出された時には、上記重錘24
が、第3図に実線で示すように大きく揺動されて、該重
錘24と一体の押圧板23に当接する係合片26の突部
26aが上方に押し上げられることにより、該係合片2
6の先端部が、実線で示すように支点25を中心として
大きく回動し、該先端部がラチェット部18に係合する
ことになる。この場合、図示のごとく引張りコイルバネ
27の両端を結ぶ直線が支点25を越えて上方に移動さ
れることになって、これにより、該引張りコイルバネ2
7の作用にまり係合片26が上方に回動し放しの状態と
なって基の状態に復帰することなく該係合片26とラチ
ェットホイール18との係合状態が維持され続けること
になる。その為、上記シートベルト1oの引出しが阻止
されて該シートベルト1oによる乗員の拘束状態が維持
され続けられることになり、乗員をシート4に対して確
実に保持することになる。従って、例え衝突時における
衝撃によりドア3が開くことにより、バックル部材8が
前方に移動しようとしても、シートベルト1oの一端部
が確実にロックされているので該シートベルト1゜が緩
むことがない、その結果、その後における衝突(二重衝
突)が発生するようなことになっても、乗員を確実にシ
ート4に保持することができることになり、この種パッ
シブシートベルト装置5の安全性が一段と向上されるこ
とになる。
また、第4〜第7図はGセンサならびにロック手段の他
の実施例を示すもので、第4図に示すものは、ハウジン
グ32と、該ハウジング32の上部に載置された押圧板
33と一体に取り付けられ、且つハウジング32内に垂
下された重錘34と、該重錘34の下端部に当接する押
圧部材35と上記ハウジング32の下面との間に介装さ
れた圧縮コイルバネ36とから構成されたGセンサ30
と、このGセンサ30により加減速度が検出された時に
、支点37を中心として先端部が上下に回動されるロッ
ク手段31としての保合片38とからなり、第1所定値
以上の加減速度が作用した時には、重錘34が小さく揺
動してこれにより押圧板33により係合片38の突部3
8aが押し上げられて該係合片38の先端部が一時的に
ラチェットホイール18に係合して、該ホイールの回転
をロックすると共に、第2所定値以上の加減速度が作用
した場合には、鎖線で示すように重錘34が大きく揺動
し圧縮バネ36が伸張状態となって重錘34が鎖線の状
態に保持されることにより係合片38の先端部がラチェ
ットホイール18に係合し続けることになって、上記シ
ートベルト10の引出しを阻止するようになっている。
第5図に示すものはハウジング42内の中央部の凹所4
2aに載置された重錘としてのボール部材43を有する
Gセンサ40と、このGセンサ40により、支点44を
中心に先端部が上下に回動され、且つ普段は圧縮バネ4
5により後端部が上記ボール部材43に当接するロック
手段41としての係合片46と、この係合片46の先端
部により支点47を中心として上下に回動される補助係
合片48とから構成されており、第1所定値以上の加減
速度が作用した時には、鎖線(ハ)に示すようにボール
部材43が移動し、これにより係合片46の先端部が下
方に回動することになって、補助係合片48が鎖線で示
すように支点47を中心に回動し一時的にラチェットホ
イール18に係合すると共に、第2所定値以上の加減速
度が作用した時には、ボール部材43が凹所42aを乗
越えて鎖線(ニ)で示すように移動し、これにより係合
片46の後端が圧縮バネ45により押し下げられること
によりその先端部が上方に回動してラチェットホイール
18と係合し続ける状態となる。また、第6図に示すも
のは、ハウジング52の上部に載置された押圧板53と
一体に取り付けられて、該ハウジング内に垂下された重
錘54を有するGセンサ50と、このGセンサ50によ
り支点55を中心としてその先端が上下に回動される係
合片56と、該係合片56の先端部に係合すべく圧縮バ
ネ57により所定の方向に付勢されたストッパーカム部
材58とからなるロック手段51を有する構成とされ、
第1所定値以上の加減速度が検出されたときには押圧板
53により係合片56の突部56aが押し上げられて該
係合片56の上方の先端部56bがラチェットホイール
18に一時的に係合すると共に、第2所定値を超える加
減速度が作用したときには鎖線で示すように係合片56
の下方の先端部56cがストッパーカム部材58に係合
することにより、上方の先端部56bをラチェットホイ
ール18に係合し続ける状態に保持されるように構成さ
れている。更に、第7図に示すものは、ハウジング62
′内に載置された重錘63′を有する従来仕様のGセン
サ60’と、該Gセンサ60′により支点63′を中心
としてその先端部が上下に回動される係合片64′とか
らなる従来仕様のロック手段61′の側部近傍にGセン
サ60およびロック手段61を配置したものであって、
該Gセンサ6oはハウジング62内に載置された重錘6
3を有し、またロック手段61は、重錘63の上部に突
部64aが当接され且つ該重錘63により支点65を中
心に回動される押圧レバー64と、該レバー64を支点
中心として下方に付勢する圧縮コイルバネ66とがら構
成されており、第1所定値以上の加減速度が検出された
時には、上記Gセンサ60’の重jI63′が鎖線で示
すように揺動し、これにより保合片64′の突部64a
′が押し上げられて該係合片64′の先端が一時的にラ
チェットホイール18に係合すると共に、第2所定値以
上の加減速度が検出されたときは、重錘63ならびに重
錘63′がハウジング62および62′内にて倒れ放し
の状態となり、これにより圧縮コイルバネ66の作用に
よる押圧レバー64の回動に伴って、係合片64′が支
点63′を中心に回動し、その先端部がラチェットホイ
ール18に係合し続けるように構成されているものであ
る。
更に、第8図はGセンサ70およびロック手段71を、
ガイドレール7に沿って前後動するバックル部材8の近
傍に配設した実施例を示すものであって、該バックル部
材8の一端には前述したようにシートベルト10の他端
部10bがタングプレート10dを介して連結されてい
ると共に、該バックル部材8と一体のバックル金具8a
がアンカーボルト19に当接支持された状態でガイドレ
ール7の下端部に保持されている。そしてドア3を開い
た場合には、上記駆動モータ11(第1図参照〉により
駆動ベルト13が引き出されて、図示の状態よりガイド
レール7に沿って上方へ移動することによりシートベル
ト10が開放状懇に移動されるようになっている。この
場合、バックル部材8がスムーズに移動されるように、
該バックル部材8と一体のバックル金具8aの両端部に
はガイドビン8b、8bが突設され、且つこのガイドビ
ン8b、8bが第9図に示すように、ガイドレール7に
形成されなガイド渭りa内を移動するようになっている
。そして、上記ガイドレール7の下端部に支持されたバ
ックル金具8aの側部近傍に上記Gセンサ70およロッ
ク手段71が配設されており、該Gセンサ70はブラケ
ット72を介してガイドレール7の側壁部7bに固設さ
れたハウジング73と、該ハウジング73内に載置され
た重錘74とで構成されると共に、上記ロック手段71
は、支点74を中心として先端部が上下に回動自在とさ
れた係合片75と、該係合片75の先端を普段は下方に
付勢すべく係合片75における支点74の前方の所定位
置と、上記ハウジング73の所定位置に固着された取付
部材76との間に張設された引張りコイルバネ77とで
構成されている。
上記の構成によれば、Gセンサ70により第1所定値以
上の加減速度が検出されて重錘74が小さく揺動したと
きには、係合片75の先端が支点74を中心として上方
に回動し、バックル金具8aの上端部に係合する状!I
!Aまでガイドレール7内に突出することになって、一
時的に該バックル金具8aの上方への移動を阻止するこ
とになる。また、上記Gセンサ70により第1所定値よ
り大なる第2所定値以上の加減速度が検出された時には
重錘74が大きく揺動し係合片75の突部75aが上方
に押し上げられて、該係合片75が鎖線で示すように大
きく上方に回動してその先端部がガイドレール7におけ
る開口部7Cより内方へ突出されることになる。この場
合、上記引張りコイルバネ77が、支点74を越えてそ
の上方に位置することになるので、該バネ77の作用に
より係合片75が鎖線の状態に保持され放しとなり、こ
れにより、バックル部材8の上方への移行を阻止するこ
とになる。また、ブラケット72の上部にはリセットレ
バー78が回動自在に枢着されているので、該レバー7
8の後端部78aを押し上げることにより、その先端部
が下方に回動して、鎖線に示した状態にある係合片75
の全体を下方に押し上げて元の状態に復帰させることが
できるようになっている。尚、この実施例の場合は、従
来仕様とされたGセンサが上記リトラクタ9(第1゜2
図参照)の所定位置に配設されているものとする9 尚、上記ガイドレール7の下端部近傍にはバックル金具
8aの先端部に当接して、上記駆動モータ11を停止さ
せるなめのリミットスイッチ101が配設されていると
共に、上記シートベルト10の先端に一体的に取付けら
れたタンクプレート10dが確実にバックル部材8に係
合されているか否かを検知して、確実に係合されていな
い場合にはこれを乗員に警告するためのワーニングスイ
ッチ102が設けられている。更に、非常時においてタ
ンクプレート10dをバックル部材8より抜去するため
非常用ブツシュボタン8cが設けられている。またこの
実施例においては、ガイドレール7の後端部がセンター
ビラ1cに沿って下方に湾曲されているけれども、例え
ば該ガイドレール7の後端がルーフレール(第1図参照
)1dに沿って前後に配設された形状であっても、当該
実施例が適用されることは言うまでもない。
また、第10図に示すように、車体の所定位置にGセン
サ80を配設すると共に、該Gセンサ80により所定値
を超える加減速度を検出した場合には、該センサ80よ
り出力される信号aを、例えば第1図に示すごとく車体
床面部の所定位置に配設されたコントローラ90に入力
すると共に、この入力信号aに基づいてコントローラ9
0よりアクチュエータ91を作動させるように信号すを
出力して、例えばソレノイドあるいは流体圧シリンダ等
のアクチュエータ91により直接シートベルト10を上
記加減速度の大きさに応じて一時的にあるいは継続的に
ロックする他、該アクチュエータ91を介して上記各実
施例に示したものと同様のロック手段81によりシート
ベルト10をロックするように構成しても良い。
(発明の効果) 以上のように本発明は、車両のパッシブシートベルト装
置において、当該車両の加減速度を検出する加減速度検
出手段と、これにより加減速度が検出された時にその加
減速度の大きさに応じて、シートベルトを一時的にロッ
ク状態に保持すると共に、該シートベルトのロック状態
を維持するロック手段を設けたので、例えば通常走行中
における急ブレーキ時等において確実に乗員をシートに
保持することができ、また、衝突時等において車両に衝
撃が加えられたときはちとより、この衝撃に起因してド
アが開くようなことがあっても、乗員をシートに対して
確実に保持することがきる。従って、この種パッシブシ
ートベルトの安全性が従来より増して一段と向上するこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本実施例
のパッシブシートベルト装置が適用された自動車の車室
内前部を示す斜視図、第2図は本実施例に係るGセンサ
およびロック手段の構成を示す要部拡大図、第3図は該
Gセンサならびにロック手段の作動状態を説明する要部
拡大図、第4〜第7図はGセンサおよびロック手段の他
実施例を示す要部拡大図、また第8図は本実施例のGセ
ンサおよびロック手段をバックル側に配設した場合の実
施例を示す要部拡大図、第9図は第8図■−IX線より
みた断面図、第10図は本実施例のGセンサおよびロッ
ク手段によるシートベルトのロックを制御するための他
の実施例を示すブロック図である。 5・・・パッシブシートベルト装置、7・・・ガイドレ
ール、8・・・バックル部材、9・・・リトラクタ(シ
ートベルト巻取り部材)、10・・・シートベルト、1
1・・・駆動モータ(駆動手段)、20 (30,40
,50,60,70,80)・・・Gセンサ(加減速度
検出手段)、21(31,41,51,61,71,8
1>・・・ロック手段。 j112図 一つリC 第3rM J7FjA 第8図 一=コノ7 〜九 〜ム s9 図 C Q 第1o図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車室内側の車体もしくはドアパネルに固設された
    ガイドレールに沿って摺動可能とされたバックル部材と
    、該バックル部材に一端が連結されたシートベルトと、
    上記車体もしくはドアパネルの所定位置に固設され且つ
    上記シートベルトの他端が連結されたシートベルト巻取
    り部材と、上記バックル部材を摺動させて乗員に対する
    上記シートベルトの着脱を自動的に行う駆動手段とを有
    する車両のパッシブシートベルト装置であって、車両の
    加減速度を検出する加減速度検出手段が設けられて該検
    出手段により第1所定値以上の加減速度が検出されたと
    きに乗員をシートに拘束すべく上記シートベルトをロッ
    ク状態に一時的に保持すると共に、上記第1所定値より
    大なる第2所定値以上の加減速度が検出されたときには
    、上記シートベルトのロック状態を維持するロック手段
    を備えたことを特徴とする車両のパッシブシートベルト
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200075266A (ko) * 2018-12-18 2020-06-26 (유)삼송 시트벨트용 리트랙터

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