JPS63314396A

JPS63314396A - 水中ポンプ

Info

Publication number: JPS63314396A
Application number: JP14777987A
Authority: JP
Inventors: Kazushi Furukawa; 古川　一志; Shinsuke Tanaka; 晋介田中
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1987-06-12
Filing date: 1987-06-12
Publication date: 1988-12-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、メカニカルシールのような複雑な構造で、軸
封部の機械損（摩擦損）が大きく、しかも軸方向の寸法
が長い軸封機構を用いることなく、駆動部への浸水を確
実に防止し得るようになされた氷中ポンプに関する。

（従来の技術）従来の氷中ポンプにおいては、例えば第２図および第３
図に示すように、モータによってなる駆動部へと、吸込
口Ｂおよび吐出口Ｃを有し内部に羽根車りを配設したケ
ーシングＥとの間に中間室Ｈを設け、第２図のように、
中間室Ｈ内においてメカニカルシール閤を配して主軸Ｆ
に対する軸封を行つて、駆動部へへの浸水を防止し、ま
た、第３図のように、中間室Ｈの上下にそれぞれメカニ
カルシールＭ、Ｍを配して主軸Ｆに対する軸封を行って
駆動部へへの浸水を防止するように構成しである。そし
て、第２図に示した氷中ポンプでは、中間室Ｈへの浸水
を検知して駆動部へへの浸水を未然に防止するための浸
水検知器Ｇを設けている。

（発明が解決しようとする問題点）このように、駆動部Ａへの浸水を防止する手段として用
いられるメカニカルシールＭは構造が複雑で機械損（摩
耗損）が大きく、しかもメカニカルシールＭ自体の軸方
向寸法が長寸であるために、ポンプの高さ寸法が増大し
て大型化する。さらに、中間室Ｈへの浸水を検知する浸
水検知器Ｇを設けなければならないので、構造がより一
層複雑になり、それだけコストアップされるから経済的
にも不利である等の問題点を有している。

本発明は、このような従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、構造の簡略化を図るとともに、軸封
部の機械損を低減し、しかも小型化および低価格化を達
成することができる氷中ポンプを提供することを目的と
する。

（問題点を解決するための手段）本発明に係る水中ポンプは、駆動部とケーシングを、隔
壁にて液密に仕切り、前記隔壁のケーシング側に従動マ
グネットを配設し、従動マグネットをポンプ軸を介して
羽根車に結合し、前記隔壁の駆動部側には駆動軸に結合
されて前記従動マグネットに対向する駆動マグネットを
配設したものである。

（作　用）本発明においては、隔壁によって、駆動部とケーシング
を液密に仕切ることで、ケーシング側から駆動部への浸
水が確実に防止される。また、駆動軸とともに駆動マグ
ネットを回転させることによって、この駆動マグネット
と隔壁を介して対向する従動マグネットとの間に生じる
磁力によって、従動マグネットを回転させ、ポンプ軸お
よび羽根車を同時に回転させる。

（実施例）第１図は本発明に係る水中ポンプの一実施例を示す縦断
正面図であり、氷中ポンプ１は駆動部２とケーシング３
およびこれらの間に液密に介設されて両者２，３を仕切
る隔壁４を有している。前記駆動部２は、モータ２八と
、このモータ２Ａを収納したモータフレーム２Ｂとから
構成され、モータ２Ａの鉛直駆動軸２ａがモータフレー
ム２Ｂの中心部に設けられた軸受部材５によって回転自
在に支持されている。

ケーシング３は、下端中央部に吸込口３Ａを形成し、−
側に吐出口３Ｂを形成している。そして、ケーシング３
の上壁を上下に貫通するポンプ軸６が軸受部材６＾によ
って回転自在に支持され、このポンプ軸６の下端部に羽
根車７を固着している。

隔壁４は駆動部２とケーシング３との間に液密に介設さ
れて、両者２．３を仕切っており、その中央部にはモー
タフレーム２Ｂ内にのびる上方への窪み４Ａを形成して
いる。この窪み４＾は有底円筒状に形成され、該窪み４
Ａの内周部つまりケーシング３側に、例えば環状の従動
マグネット８を外周に配設した回転体９を内嵌し、この
回転体９を前記ポンプ軸６の上端部に同時回転可能に取
付けることで、ポンプ軸６を介して従動マグネット８と
羽根車７とを結合した構成としている。

また、前記窪み４Ａの外周部、つまり駆動部２側には、
当該窪み４＾の周壁部を介して前記従動マグネット８に
対向する駆動マグネットｌＯを内周に配設した回転体１
１を外嵌し、この回転体１１を駆動軸２ａの下端部に同
時回転可能に取付けることで、駆動マグネット１０を駆
動軸２ａに結合している。

前記構成において、駆動部２のモータ２＾によって、駆
動軸２ａ、回転体１１および駆動マグネット１０を回転
させることによって、駆動マグネット１０に対向する従
動マグネット８を磁力回転させ、ポンプ軸６および羽根
車７を回転させることができ、ケーシング３の吸込口３
Ａから吸込んだ水を吐出口３Ｂより吐出させることがで
きる。

ケーシング３内に水が存在しても、このケーシング３と
駆動部２は隔壁４によって液密に仕切られているから、
構造が簡単であるのにもかかわらず、ケーシング３から
駆動部２への浸水を確実に防止できる。したがって、従
来の水中ポンプのように、浸水検知器を設ける必要がな
い。しかも、軸封部分に摩擦個所が存在しないので、機
械損（摩擦損）を低減でき、また、隔壁４の窪み４Ａに
招ける周壁を介して、従動マグネット８と駆動マグネッ
トｌＯとを軸断面方向に対向配設した構成であるから、
軸封機構の高さ寸法を短縮で籾、ポンプを小型化できる
。

（発明の効果）以上のように、本発明によれば、隔壁によって駆動部と
ケーシングとを液密に仕切っているため、ケーシング側
から駆動部への浸水を確実に防止できる。そして、隔壁
のケーシング側に従動マグネットを配設し、前記隔壁の
駆動部側に従動マグネットに対向して駆動マグネットを
配設し、この駆動マグネットを回転させることによって
、羽根車を結合している従動マグネットを磁力回転させ
るものであるから、従来のメカニカルシール等の軸封機
構と比較して、構造が簡略化され、軸封部の機械損を低
減できる。しかも、高さ寸法を短縮できるから、小型化
が可能になり、確実な浸水防止機能を有するために、浸
水検知器が不要になるから、低価格を達成でき、経済的
に有利である等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る氷中ポンプの一実施例を示す縦断
正面図、第２図は従来の水中ポンプの一例を示す縦断正
面図、第３図は同地の例を示す縦断正面図である。１・・・水中ポンプ２・・・駆動部２ａ・・・駆動軸３・・・ケーシング４・・・隔壁６・・・ポンプ軸７・・・羽根車８・・・従動マグネットｌＯ・・・駆動マグネット特許出願人　　　久保田鉄工株式会社代　理　人　　　弁理士　鈴江　孝− 第１図　　　３Ａ第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）駆動部とケーシングが隔壁にて液密に仕切られ、
前記隔壁のケーシング側に従動マグネットが配設され、
該従動マグネットがポンプ軸を介して羽根車に結合され
、前記隔壁の駆動部側には駆動軸に結合されて前記従動
マグネットに対向する駆動マグネットが配設されている
ことを特徴とする水中ポンプ。