JPS63313759A - 3,3−ジアリ−ルオキシアクリロニトリル化合物とその製造方法 - Google Patents

3,3−ジアリ−ルオキシアクリロニトリル化合物とその製造方法

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JPS63313759A
JPS63313759A JP14802287A JP14802287A JPS63313759A JP S63313759 A JPS63313759 A JP S63313759A JP 14802287 A JP14802287 A JP 14802287A JP 14802287 A JP14802287 A JP 14802287A JP S63313759 A JPS63313759 A JP S63313759A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料において有用
な6−アリールオキシ−IH−ピラゾロ[1,5−bl
−1,2,4−)リアゾール系マゼンタカプラー、もし
くは6−アリールオキシ−IH−ピラゾロ[5,1−c
] −1,2,4−トリアゾール系マゼンタカプラーの
合成中間体として特に有用な新規な3,3−ジアリール
オキシアクリロニトリル化合物とその製造方法に関する
ものである。
(従来の技術と問題点) IH−ピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾ
ール類はハロゲン化銀写真感光材料において優れた色相
を与えるマゼンタカプラーとして有用であることが特開
昭59−171956号、米国特許第4,540,65
4号に示され、そしてその製造方法としては例えば特開
昭6.0−197688号、同60−19779号、同
60−215687号に記載の方法がある。さらにこの
マゼンタカプラーに関連したものとしては中間体合成に
ついて例えば特開昭61−145163号がある。また
IH−ピラゾロ[5,1一旦]−1゜2.4−トリアゾ
ール類についても同様の記載が米国特許第3,725,
067号に示され、その製造方法として例えば特開昭6
1−249987号がある。
ところて、6位に置換フェノキシ基のようなアリールオ
キシ基を導入した6−アリールオキシ−IH−ピラゾロ
[l、5−互]−1.2.4−トリアゾール誘導体及び
6−アリールオキシ−IH−ピラゾロ[5,1−cコー
1.2.4−)−リアゾール誘導体(以下、単に6−ア
リールオキシピラゾロトリアゾール誘導体という)はマ
ゼンタカプラーとしてとりわけ優れたカラー写真特性を
示すのてこの化合物の効率的な製造方法の開発が要求さ
れている。
一般に6−アリールオキシ−LH−ピラゾロ[l、5−
互]−1,2,4−)−リアゾール、6−アリールオキ
シ−IH−ピラゾロ[5,1一旦]−1,2,4−トリ
アゾールいずれも3−アリールオキシ−5−アミノピラ
ゾールを中間体とすれば合成可能てあり、モして3−フ
ェノキシ−5−アミノピラゾールは3.3−ジフェノキ
シアクリロニトリルとヒドラジンとの反応により合成可
能であるか前記の6−アリールオキシピラゾロトリアゾ
ール誘導体に対応する、中間体である3位か置換フェノ
キシ基であるような3−フェノキシ−5−アミノピラゾ
ールさらにはそれに用いる3、3−ジフェノキシアクリ
ロニトリルについては前記の公報には何も開示かなかっ
た。
一方、特公昭45−22328号ではジクロルアクリロ
ニトリルに一般式HX (Hは水素原子を、Xは酸素、
イオウまたは窒素に基づく求核反応性残基を表わす)で
表わされる求核試薬、またはそれらの塩類と反応させる
3、3−二置換アクリロニトリルの製造法が示されてい
る。しかしアリールオキシ基の具体例は無置換の7エノ
キシ基の例しかない。またこの場合でも反応時間は15
時間と長く、抽出、濃縮操作を必要とする等、必ずしも
実際の製造に適した方法ではなかった。さらに水を溶媒
に用いているが金属塩が水に不溶となるフェノール類、
ナフトール類の場合については明記されていない。そこ
では脂肪族アルコール類の実施例に従ってフェノール類
、ナフトール類自身を溶媒として用いる方法も考えられ
るが原料のフェノール類、ナフトール類が高価な場合、
経済的な方法とはいえない。
それ故、3.3−ジアリールオキシアクリロニトリル類
の高収率かつ簡便な製造方法の開発は6−アリへルオキ
シピラゾロトリアゾール誘導体を合成するうえて非常に
重要な課題となった。
したかって本発明の目的は、ハロゲン化銀カラー写真感
光材料において有用な6−アリールオキシピラゾロトリ
アゾール誘導体からなるマゼンタカプラーの合成中間体
として重要な3−アリールオキシ−5−アミノピラゾー
ルを製造する原料である3、3−ジアリールオキシアク
リロニトリル化合物とその経済的な製造方法を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはこのような従来の3.3−ジアリールオキ
シアクリロニトリル化合物の合成についての問題点を克
服し、特定のマゼンタカプラーに対する合成中間体とし
て有用な化合物を開発するため鋭意研究を重ねた結果、
フェノール類、ナフトール類のアニオンあるいはその等
価体をある種の溶媒の中で生成せしめた後、3.3−ニ
クロルアクリロニトリルとの置換反応を行わせることに
より3,3−二置換アリールオキシアクリロニトリル化
合物な好収率て得ることがてきることを見出し、この知
見に基づき本発明をなすに至った。すなわち本発明は下
記一般式(T)(式中、R1及びR2は置換フェニル基
又は無置換もしくは置換ナフチル基を示す。またR1て
示されるフェニル基、ナフチル基がR2を兼ねていても
よい。) で表わされる3、3−ジアリールオキシアクリロニトリ
ル化合物及び 3.3−ジハロゲノアクリロニトリルに置換フェノール
又は無置換もしくは置換ナフトールを反応させることを
特徴とする上記一般式(I)で表わされる化合物の製造
方法を提供するものである。
本発明において前記一般式(I)て表わされる化合物中
R1及びR2て示されるフェニル基、ナフチル基上の置
換基について詳しく述べると、ハロゲン原子、アルキル
基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ジ
アルキルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、
アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アシルオ
キシ基、カルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、ペテ
ロ環チオ基、アゾリル基を表わし、好ましくはアルキル
基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基であり、置換基
が2つ以上の場合、それらは同しても異なっていてもよ
い。さらに詳しくは前記一般式(I)で表わされる化合
物中、フェニル基、ナフチル基上の置換基は、ハロゲン
原子(例えば、塩素原子、臭素原子等)、アルキル基(
炭素数1〜32、好ましくは1〜20の、直鎖、分岐鎖
アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基で、これら
は酸素原子、窒素原子、イオウ原子、カルボニル基で連
結する置換基、アミノ基、ニトロ基、またはハロゲン原
子で置換していてもよく、例えばメチル基、プロピル基
、t−メチル基、トリデシル基、2−メタンスルホニル
エチル基、3−(3−ペンタデシルフェノキシ)プロピ
ル基、2−メチル−2−ニトロプロピル基、2−エトキ
シトリデシル基、トリフルオロメチル基。
シクロペンチル基、3− (2,4−シーt−アミルフ
ェノキシ)プロピル基等)、アリール基(炭素数1〜3
2、好ましくは1〜20の、アリール基、例えば、フェ
ニル基、4−t−ブチルフェニル基、2.4−ジ−t−
アミルフェニル基、3−ニトロ−4−クロロフェニル基
等)、アルコキシ基(炭素数1〜32、好ましくは1〜
20の、アルコキシ基、例えば、メトキシ基、エトキシ
基、t−ブトキシ基、2−メトキシエトキシ基、2−ド
デシルエトキシ基、2−メタンスルホニルエトキシ基等
)、ジアルキルアミノ基(例えばジメチルアミノ基、ジ
ブチルアミノ基、ジドデシルアミノ基、メチルブチルア
ミノ基等)を表わす。
これらの置換基はR1又はR2かフェニル基の場合、0
−1m−1p−位のいずれにあってもよいか〇−又はP
−位か好ましく、〇−位がより好ましい。
なお一般式(I)においてR1かR2を兼ねるとはR1
とR2が例えば1個のフェニル基てあり、両オキシ基と
結合して5もしくは6員環を形成していることをいう。
次に前記一般式(I)て表わされる3、3−ジアリール
オキシアクリロニトリル化合物の代表的具体例を以下に
示すが、本発明はこれらに限定されるものてはない。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物の製造に用い
られる3、3−ジハロゲノアクリロニトリルの合成法に
ついては例えば次のような方法がある。ジャーナル・オ
ブ・オーガニック・ケミストリー35巻の828ページ
(1970年発行)に記載のように四塩化炭素とアセト
ニトリルの混合気体を900’Cに加熱することによっ
て約50%の収率で得ることができる。またケミッシュ
・ベリヒナ10巻の1058ページ(1877年発行)
にしたかってクロラールをシアノヒドリンアセテートと
した後、テトラヘドロン23巻1145ページ(196
7年発行)の通り亜鉛末にて還元を行っても得ることが
できる。
前記一般式(I)て表わされる化合物の製造方法に用い
られる置換フェノール又は置換ナフトールの置換基とし
ては前記R1、R2上の置換基と同様のものがあげられ
る。
次に本発明の一般式(I)て表わされる化合物(R1=
 R2の場合で示す)は次式に従って製造することかで
きる。
上記式(1)に基づきある種の溶媒中フェノール類また
はナフトール類に塩基を作用させてまずフェノール類、
ナフトール類のアニオンあるいはその等個体を生成せし
め、つづけてここへジハロゲノアクリロニトリル(この
場合はジクロルアクリロニトリル)を加えて置換反応を
行う。あるいは一度生成したフェノール類、ナフトール
類のアニオンあるいはその等個体を単離して改めて次の
反応に用いることもできる。このとき反応溶媒は同一で
も異なっていてもよい。また3、3−ジクロルアクリロ
ニトリル1molに対しフェノール類、ナフトール類及
び塩基はそれぞれ2鳳01用いればよい。
反応溶媒は好ましくはスルホラン、ジメチルスルホキシ
ド、あるいはN、N−ジメチルホルムアミドやN、N−
ジメチルアセトアミド等アミド系溶媒、N、N、N”、
N=−テトラメチルウレア等尿素系溶奴、メタノール、
イソプロピルアルコール、tert−ブタノール等アル
コール系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン等エー
テル系溶媒、トリエチルアミン、ピリジン等塩基性溶媒
、ベンゼン、トルエン、キシレン等、芳香族系炭化水素
等であり、より好ましくしはN、N−ジメチルホルムア
ミドやN、N−ジメチルアセトアミド等アミド系溶媒、
tert−ブタノール等求核性の低いアルコール系溶媒
である。
また、塩基は好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等金属水酸化物、ナトリウムメトキシド、カリウム
−tert−ブトキシド等アルコールの金属塩、水素化
ナトリウム等金属水素化物、ブチルリチウム、メチルマ
グネシウムヨーシト等有機金属化合物、リチウムジイソ
プロピルアミド等、金属アミド化合物、ナトリウム、カ
リウム等アルカリ金属、ピリジン、トリエチルアミン等
有機塩基類であり、より好ましくはカリウム−tert
−ブトキシド、水素化ナトリウム等である。一度生成し
たフェノール類、ナフトール類のアニオンあるいはその
等個体を単離する場合は、好ましくはメタノール、te
rt−ブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ベンゼン、トルエン等減圧留去可能あるいは生成する金
属塩が不溶である溶媒、より好ましくはメタノール、ジ
オキサンを用い、好ましくはナトリウムメトキシドメタ
ノール溶液、水素化ナトリウム、カリウム−tert−
ブトキシド、金属ナトリウム、より好ましくはナトリウ
ムメトキシドメタノール溶液、カリウム−tert−ブ
トキシドを用いて一度生成したフェノール類、ナフトー
ル類の金属塩として単離して、改めて次の反応に用いる
こともてきる。
反応温度は好ましくは一20°Cから150°Cの範囲
であり、より好ましくは室温から100℃の範囲である
。反応時間は好ましくは塩基との反応が5分から3時間
、3,3−ジハロゲノアクリロニトリルとの反応が30
分から10時間が適当であり、より好ましくは塩基との
反応が10分から1時間、3.3−ジハロゲノアクリロ
ニトリルとの反応が3時間から8時間であるかこれらの
条件に限定されるものではない。反応終了後はそのまま
次の反応に用いてもよい。あるいは反応系に水を加える
ことによって目的物が結晶として得られてくる場合もあ
る。また、結晶として得られない場合は抽出した粗生成
物を再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフィー等の方法
を単独または組み合わせて精製してもよい。
(発明の効果) 本発明の方法によれば一般式(I)で表わされる種々の
3,3−ジアリールオキシアクリロニトリル化合物を収
率良く合成することができる。この結果、後記の参考例
1に示すようにこの化合物からアミノピラゾール化合物
を経て最終目的化合物である6−アリールオキシ−IH
−ピラゾロ[l、5−互]−1,2,4−)−リアゾー
ル誘導体、あるいは6−アリールオキシ−IH−ピラゾ
ロ[5,1−cl−1,2,4−トリアゾール誘導体の
製造か容易となった。一般式(I)の化合物はlH−ピ
ラゾロ[l、5−互]−1,2,4−トリアゾールもし
くはIH−ピラゾロ[5,l−cl−1,2,4−トリ
アゾールのマゼンタカプラーの合成原料として極めて有
用である。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。な
お化合物の番号は例示化合物中の番号に対応する。
実施例1 例示化合物(1)の合成 tert−ブタノール2.5見にカリウム−tert−
ブトキシド350gを加え、室温にて攪拌した。次いで
この溶液にグアヤコール396gを滴下し、加熱還流条
件にて5分間攪拌した。
この溶液中へ3,3−ジクロルアクリロニトリル195
gを30分かけて滴下し、その後加熱還流条件にて5時
間攪拌した。水冷下にて20°Cまて冷却ののち水1.
39を加え、得られた結晶をろ別し、乾燥した。これを
アセトニトリルで再結晶したところ目的の例示化合物(
1)313gを得た(収率66%)。融点115.7°
CNMR(CDCJI3) :δ=6.8−7.4(m
、 88) 、 3.93(s。
3H)、  3.83(s、  3H)、 ’3.60
(s、  IH)実施例2 例示化合物(2)の合成 tert−ブタノール500m1にカリウム−tert
−ブトキシド74gを加えて室温で攪拌しながらこの中
ヘハイドロキノンモノメチルエーテル82gを加えた。
その後昇温し、加熱還流条件で10分間攪拌した。この
中に3.3−ジクロルアクリロニトリル40.2gを3
0分かけて滴下し、その後さらに加熱還流下て5時間攪
拌した。室温まで放冷抜水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。
酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水芒硝で乾燥後
減圧下濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し目的の例示化合物(2)44.1gを油
状物として得た(収率45%)。
NMR(CDCI、) :δ=6.6〜7.3(m、 
8H)、 3.07(s。
6H)、 3.67(s、 IH) 実施例3 例示化合物(3)の合成 N、N−ジメチルアセトアミド6011[jに4−メチ
ルフェノール11.4gを溶かし、内温5℃以下で水素
化ナトリウム(60%含率)を4.0g加えた。そのま
ま10分間攪拌ののちこの中へ3.3−ジクロルアクリ
ロニトリル6.1gを滴下し、内温90℃まて昇温せし
め5時間攪拌した。室温まで放冷抜水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無
水芒硝にて乾燥し、減圧下濃縮して得られた残留物をク
ロマトグラフィーにて精製し、目的の例示化合物(3)
9.4gを油状物として得た(収率71%)。
NMR(CDt43)  :δ=6.9〜7.3(m、
  8H)、  3.08(s。
IH)、 2.35(s、 6H) 実施例4 例示化合物(4)の合成 tert−ブタノール600dにカリウム−tert−
ブトキシド90gを加え、室温で攪拌しなから2−クロ
ロフェノール103gを滴下した。このあと昇温し、加
熱還流条件で10分間攪拌した後3.3−ジクロロアク
リロニトリル49gを滴下した。さらに加熱還流下にて
5時間攪拌ののち室温まで放冷し、水を加えて酢酸エチ
ルで抽出した。得られた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗
浄し、無水芒硝で乾燥し、減圧下濃縮して得られた残留
物をカラムクロマトグラフィーにて精製し、油状の目的
の例示化合物(4)77g (収率63%)を得た。
NMR(CD143) :δ=6.7〜7.3(m、 
8H)、 3.67 (s。
実施例5 例示化合物(5)の合成 N、N−ジメチルアセトアミド600m!に2−エチル
フェノール98gを溶かし、これに内温10°C以下を
保ちながら32gの水素化ナトリウム(含率60%)を
添加した。室温て1o分攪拌した後3.3−ジクロロア
クリロニトリル49gを滴下し、内温90’Cて4時間
攪拌した。室温まで冷却した後ここへ水を加え、酢酸エ
チルで抽出し、得られた酢酸エチル層を飽和食塩水て洗
浄後、無水芒硝て乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残
留物をカラムクロマトグラフィーにかけ油状の目的の例
示化合物(5)82gを得た(収率70%)。
NMR(CDCu3) :δ=6.9〜7.5(*、 
8)1)、 3.50(s。
18)、 2.67(q、 J=7.5Hg、 4H)
、 1.22(t、 J=7.58g。
実施例6 例示化合物(6)の合成 tert−ブタノール280m1にカリウム−tert
−ブトキシド40gを加え、室温で攪拌しながら2,4
−ジメトキシフェノール54gを滴下した。次いで加熱
還流条件で10分攪拌した後3,3−ジクロルアクリロ
ニトリル22gを滴下し、さらに5時間加熱還流条件下
にて攪拌し、室温まで冷却した。ここへ水を加え酢酸エ
チルで抽出し、得られた酢酸エチル層を飽和食塩水て洗
浄し、無水芒硝で乾燥後減圧下濃縮した。得られた残留
物をカラムクロマトグラフィーにて精製し、油状の目的
の例示化合物(6)を38g得た(収率59%)。
NMRδ=7.15(α、 J=〜9)1g、 IH)
、 6.92 (α、 J=〜9g1g、  1tD、
  6.3〜6.6  (m、  48)、  3.8
7 (s、  3H)。
3.77 (s、  311)、  3.75 (s、
  6B)、  3.52 (s、  IH)。
実施例7 例示化合物(7)の合成 N、N−ジメチルアセトアミド200m1に2−ジメチ
ルアミノフェノール61gを加え、水冷下撹拌した。内
温を10°C以下に保ちながらこの液に水素化ナトリウ
ム(含率60%)18gを添加した。室温で20分攪拌
した後ここへジクロルアクリロニトリル27gを滴下し
た。その後内温90℃で5時間攪拌した後室温まで冷却
し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エ
チル層を飽和食塩水で洗浄後、無水芒硝で乾燥し、減圧
下濃縮した。得られた残留物をカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、油状の目的の例示化合物(7)50gを
得た(収率70%)。
NMR(CDC文3):δ=6.8〜7.2(■、 8
H)、 2.66(s。
18)、 2.66(s、 12H) 実施例8 例示化合物(8)の合成 tert−ブタノール40m!にカリウム−tert−
ットキシド11.2gを加えて室温で攪拌しなからこれ
に2−ナフトール14.4gを加えた。その後昇温し、
加熱還流条件で10分間攪拌した。この液に3.3−ジ
クロルアクリロニトリル6.1を滴下し、その後さらに
加熱還流下て5時間攪拌した。室温まで冷却後水を加え
、酢酸エチルて抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で
洗浄し、無水芒硝て乾燥後減圧下濃縮し、得られた残留
物をカラムクロマトグラフィーにて精製し油状の目的の
例示化合物(8)6.9g (収率41%)を得た。
NMR(coci、) :δ=7.0〜8.0(m、 
148)、 3.87(s。
LH) 実施例9 例示化合物(9)の合成 N、N−ジメチルアセトアミド20m1にカテコール3
.3gを溶かし、内温な10℃以下に保ちながらこれに
水素化ナトリウム(含率60%)2.4gをヘキサンで
洗浄したものを加えた。室温で10分攪拌した後この液
に3,3−ジクロルアクリロニトリル3.7gを滴下し
、内温90℃にて3時間攪拌した。室温まて冷却した抜
水な加え、得られた油状物をデカンテーションで分離し
、このものにアセトニトリルを加えて攪拌し、得られた
結晶をろ取して目的の例示化合物(9)を3.4g得た
(収率71%)。融点82.0〜83.5’C NMR(cocu 3) :δ=7.27Cs、 41
1)、 4.33Cs、 IH)さて本発明によって得
られる3、3−ジアリールオキシアクリロニトリル化合
物を合成中間体として、種々のローアリニルオキシ−I
H−ピラゾロ[l、5−互]−1.2.4−トリアゾー
ル類、あるいは6−アリールオキシ−IH−ピラゾロし
5.1一旦]−1,2,4−)リアゾール類を得ること
ができた。1例として以下に例示化合物(1)を用いた
6−アリールオキシ−IH−ピラゾロ[l、5−互]−
1.2.4−トリアゾール化合物の合成例を示す。
(参考例1) 化合物(21)の合成 例示化合物(1)90gに抱水ヒドラジン80%水溶液
90mf!を加え、内温100’Cで1時間加熱攪拌し
た。室温まで冷却後食塩を加え、酢酸エチル540m1
て抽出し、得られた酢酸エチル層を飽和食塩水180摺
て3回洗浄した。無水芒硝て乾燥後、水冷下内温を15
°C以下に保ちながらここへ塩酸ガス22gを吹き込み
、得られた結晶を吸引ろ過し、化合物(21)の結晶を
50g(収率69%)得た。融点:185.0〜187
.0℃ NMR(SMSO−d6):δ=9.5(brs、 4
1()、 6.8〜7.9(n。
411)、  4.80(s、  1tl)、  3.
83(s、  3H)化合物(23)の合成 メタノール100m1に化合物(21)32.4gを加
え、内温5°C以下で攪拌しながらトリエチルアミン1
8.67IIIllを滴下した。ひき続いて化合物(2
2)54gを加え、室温にて3時間30分攪拌した。一
方、塩酸ヒドロキシルアミン14gをメタノール140
m1に溶かし、この液にナトリウムメトキシド28%メ
タノール溶液40m1を加え、生成した食塩をろ別し、
この溶液を先の反応溶液に加えた。その後、室温にて4
時間30分攪拌ののち300m1の水を加え、得られた
結晶をろ取し、水洗い、乾燥したところ、化合物(23
)を48.2g得た(収率85%)。融点169.5〜
171.0”C NMR(DMSO−d6)  ;  δ=11.60(
brs、  IH)、  9.87(brs。
18)、  8.03(brs、  IH)、  7.
87(s、  4H)、  6.7−7.3(m。
4H)、 5.47(brs、 IH)、 3.80(
s、 3H)、 3.21(t、 J=6、OHg、 
2)1)、 2.69(t、 J=6.0Hg、 2H
)化合物(24)の合成 N、N−ジメチルアセトアミド60m1に化合物(23
)21.1gを加えて溶かした。内温10℃以下とし、
ここへP−トルエンスルホニルクロリド9.5gを加え
、続けてとリジン4.0dを滴下した。室温で1時間攪
拌した抜水を加えて油状物を得た。デカンテーションに
て水を除いた後に、N、N−ジメチルアセトアミド10
m1を加え、つづけてメタノール200T1111!、
とリジン4、Omlを加え、加熱還流条件にて1時間攪
拌した。メタノールを減圧下にて留去した抜水を加えて
油状物を得た。デカンテーションにて水を除き、メタノ
ールを加えて攪拌し、得られた結晶をろ取し、乾燥して
化合物(24)を11.3g得た(収率56%)。融点
1910〜193.0℃ NMR(DMSO−d6) : δ=12.68(br
s、 IH)、 7−87(s。
48)、  6.8づ、2(m、  4夏1)、  5
.24(s、  IH)、  3.96(t。
J= 〜6Hg、 2H)、 3.77(s、 3H)
、 3.07(t、 J= 〜6Hg、 2H) 化合物(26)の合成 1.2−ジクロルエタン40m1に化合物(25)8.
0gを加え、ここへスルフリルクロリド1.Omlを滴
下した。10分間攪拌の後、減圧下にて1,2−ジクロ
ルエタンを留去した。一方、化合物(24)l 1.3
gを3011[iのDmFに溶かしておき、この中に前
述の化合物(25)とスルフリルクロリドから調製した
ものを10m1のD m Fに溶かし、室温で10分か
けて滴下した。そのまま30分攪拌の後反応混合物に水
を加え、酢酸エチルにて抽出を行った。得られた酢酸エ
チル層を飽和食塩水で洗浄後、減圧下濃縮し、油状物を
得た。これにアセトニトリル30m1を加え、得られた
結晶をろ取し、化合物(26)9.8gを得た(収率9
1%)。融点169.0〜169.5℃ NMR(C:D13)  :δ10.93(brs、 
 IH)、  6.5−7.8(m。
11H)、 3.8−4.1((4H)、 3.70(
s、 3l−1)、 3.03(t。
J=6.0Hg、 2H)、 0.7−1.9(+a、
 15H)、 0.60(s、 9H)化合物(28)
の合成 イソプロピルアルコール20m1に化合物(26)を7
.0g加え、これに80%抱水ヒドラジンo、’ys1
1を滴下後、加熱還流条件にて3時間攪拌した。溶媒を
減圧下にて留去した後、N、N−ジメチルアセトアミド
30111i(を加え、室温にて化合物(27)5.0
g、続けてトリエチルアミン1.66dを滴下した。そ
のまま1時間攪拌の抜水及び酢酸エチルを加え、副生じ
たフタルヒドラジドをろ別し、ろ液の抽出を行い、得ら
れた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後無水芒硝で乾燥
し、濃縮した。
残留物に酢酸エチル3mlを加えて溶解し、続けてn−
ヘキサン300Tr1!iを加えて攪拌し、得られた結
晶をろ取した。得られた結晶に酢酸エチル3mlを加え
て溶解し、続けてn−ヘキサン200m1を加えて再結
晶を行い、最終的に化合物(28)6.6gを得た(収
率69%)。融点too、。
〜lot、O°C NMR(CDCu3): δ=10.30(brs、 
LH)、 6.5−7.9(m。
10H)、  5.50(t、  J=6.OHg、 
 IH)、  3.8−4.2(■、4H)。
3.73(s、  3l−1)、 2.9−3.4(@
、  2H)、  2−6−2.9(@、  2H)。
0.7−1.9(m、  38H)、  0.70(s
、  9H)、  0.60(s、  9H)手続補正
書(自発) 昭和62年8月3日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1及びR^2は置換フェニル基又は無置換
    もしくは置換ナフチル基を示す。またR^1で示される
    フェニル基、ナフチル基がR^2を兼ねていてもよい。 ) で表わされる3,3−ジアリールオキシアクリロニトリ
    ル化合物。
  2. (2)3,3−ジハロゲノアクリロニトリルに置換フェ
    ノール又は無置換もしくは置換ナフトールを反応させ一
    般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1及びR^2は置換フェニル基又は無置換
    もしくは置換ナフチル基を示す、またR^1のフェニル
    基、ナフチル基がR^2を兼ねていてもよい。) で表わされる化合物を得ることを特徴とする3,3−ジ
    アリールオキシアクリロニトリル化合物の製造方法。
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