JPS63313632A - 連続式クラッド材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、種類の異なる金属材を重ね合せたクラッド
材を連続的に製造する連続式クラッド材の１！ｉ！造方
沫に関する。　゛ ［従来の技術］ 種類の異なる金属材料を合せて形成した材料は、一般に
、クラッド材と呼ばれ、複数の性質が要求される用途に
用いられている。例えば、−側面では耐食性が要求され
るが、（Ｉ！！側面では強度が要求されるような金属材
料に、このクラッド材が用いられている。

従来のクラッド材の製造方法においては、板状に圧延さ
れた金属材料、例えば合せ材としてのステンレス！ｌＩ
Ｉ！ｌ板（ＳＬＪＳ）と、母材としての一般構選用圧延
鋼材（ＳＳ）とを重ね合せ、次にその周縁を溶接して２
枚の板を接着する。そして、これらの２枚の鋼材間を真
空ポンプで真空にした後、加熱し、次に圧延してクラッ
ド材を製造している。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のクラッド材製造方法では、母材お
よびあわせ材を接着するのに手間がかるとともに多くの
工程を必要としている。更に、溶鋼からクラッド材を製
造する工程を鑑みれば、更に多くの工程と手間を必要と
するという問題点がある。

この発明は斯る事情に鑑みてなされたもので、クラッド
材を容易に且つ連続的に製造することができる連続式ク
ラッド材の１方法を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段、］ この発明に係る連続式クラッド材の製造方法は、溶鋼か
ら鋼材を連続的に鋳造する連続鋳造機のモールドに、溶
鋼を注入するとともにモールドの内壁に沿って合せ材を
供給して、その鋳造片をモールドから引抜くことにより
クラッド材を連続的に製造することを特徴とする。

［作用コ この発明による連続式クラッド材の製造方法によれば、
連続鋳造機のモールドに溶鋼とともに合せ材をそのモー
ルドの内壁に沿って供給し、モールドから鋳造片を引扱
くことによりクラッド材を連続して製造する。

［実施例］ 以下に、添附図面の第１図を参照してこの発明の実施例
を詳細に説明する。第１図に示すように、この発明の実
施例による連続式クラッド製造装置１０には、通常使用
されている連続鋳造機のモールド１２が設番プられてい
る。モールド１２内には、タンディシュ１４からの溶鋼
が、クラッド材の母材としてタンディツシュノズル１６
を介して供給される。溶鋼には、−膜構造用鋼材（３８
）が用いられている。タンディツシュ１４には、図示す
るように、その上に搬送されてきたし一ドル１５により
溶鋼が注入される。モールド１２は、通常の連ｖｃ鋳造
機で用いられている内部が水冷可能な四角柱形状のもの
であり、ここに供給された溶鋼を冷却凝固する。モール
ド１２の下には複数のロール１８が配置され、モールド
から鋳造片を引抜くとともに鋳造片を矯正しながら案内
している。

モールド１２の上方には、モールド１２の内壁に沿って
、合せ材としてのストリップ１９を供給する一対の合せ
材供給装置２０が互いに対向して設けられている。各合
せ材供給装置２０には、ストリップ１９のコイル２２を
巻き戻すアンコイラ２４と、巻き戻されたストリップ１
９をモールド１２の垂直上において側壁に沿って供給す
るように案内するガイドロール２６とが設（ブられてい
る。

合せ材としてのストリップ１９にはステンレス鋼鋼材（
ＳＬＪＳ）が使用されている。

ガイドロール２６とアンコイラ２４との間には、アンコ
イラ２４側から曲率除去用ロール２８、高周波加熱装置
３０、ピンチロール３２とがこの順′序で設けられてい
る。ピンチロール３２は、加熱後のストリップに張力を
付与している。

曲率除去用ロール２８は、アンコイラによりコイル２２
を巻ぎ戻したストリップにの曲りを矯正するようにスト
リップに圧下刃を付与するとともにストリップを引抜く
ように搬送している。高周波加熱装置３０では高周波に
よりストリップを加熱してここで予め鋼に融着し易い温
度に加熱調節する。

次に、この実施例の動作について説明する。

レードルから溶鋼が供給されたタンディシュ１２からタ
ンディシュノズル１６を介してモールド１２に溶鋼を供
給する。

一方、アンコイラ２４からは、コイル２２が巻戻され、
ストリップは曲率除去ロール２８を通過し、巻きによる
ストリップの曲率が除去されながら搬送される。ストリ
ップは更に、高周波加熱装置３０で融着し易い温度にま
で加熱される。次に、ピンチロール３２により所定のテ
ンションを付与した後、ガイドロール２６に案内されな
がらモールドの側壁に沿ってモールド内に搬送される。

このように、タンディシュからの溶鋼とストリップとが
共にモールドに供給されるるので、モールド１２内では
、ストリップが溶鋼の熱により加熱され、モールド内で
ストリップと溶鋼とが＠看し、クラッド材料が形成され
る。モールド１２では、更にこのクラッド材料が鋳造片
３４として冷却されながら引抜かれる。この場合、クラ
ッド材は母材として一般構造用圧延鋼材３６とこの両面
にステンレス鋼鋼材１９が重ね合わされている。

モールド１２からは、クラッド材料は、引抜きロール１
８により引抜かれるとともに充分に冷却されながら連続
的に搬送される。

尚、連続鋳造されたクラッド材料は、図示していないが
、必要に応じてトーチカッタにより所定の長さに切断す
る。この場合、トーチカッタでは、鉄の微粉末をトーチ
に加え、いわゆるバウダカツチングする。

この実施例によれば、特別な設漏を必要とせず、通常の
連続鋳造機を用いることによりクラッド鋼材を容易に且
つ連続して製造することができる。

また、この実施例によれば、母材と合せ材とを融着する
際に、母Ｉとしての溶鋼の熱を利用して合せ材ストリッ
プに熱を加えているから融着用の加熱装置を必要としな
い。

この発明は上述した一実施例に限定されることなく、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。

例えば、上述の実施例では、モールドにその両側から２
枚の合せ材を供給してクラッド鋼板を製造したが、これ
に限らずモールドの方側から１枚の合せ材料を供給して
２種類の金属材料を合せたクラッド鋼材を形成するもの
であっても同様な効果を得ることができる、 ［発明の効果Ｊ この発明の連続式クラッド製造方法によれば、連続鋳造
機のモールドに合ぜ材のス金属板を溶鋼とともに供給し
、これをモールドから引抜くことにより容易に且つ連続
的にクラッド材を製造する第１図は、この発明の実施例
に係るクラッド材の製造方法を説明した概略図である。

１０・・・連続式クラッド製造装置、１２・・・モール
ド、２０・・・合せ材供給装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）溶鋼から鋼材を通続的に鋳造する連続鋳造機のモ
   ールドに、溶接を注入するとともにモールドの内壁に沿
   って合せ材を供給して、その鋳造片をモールドから引抜
   くことによりクラッド材を連続的に製造することを特徴
   とする連続式クラッド材の製造方法。