JPS63312930A - 複合型軽合金部材 - Google Patents

複合型軽合金部材

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JPS63312930A
JPS63312930A JP14877487A JP14877487A JPS63312930A JP S63312930 A JPS63312930 A JP S63312930A JP 14877487 A JP14877487 A JP 14877487A JP 14877487 A JP14877487 A JP 14877487A JP S63312930 A JPS63312930 A JP S63312930A
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JP
Japan
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light alloy
porous body
alloy member
composite
item
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Application number
JP14877487A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ushio
牛尾 英明
Naoyoshi Hayashi
林 直義
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は複合型軽合金部材、特に、高温強度を要求され
る部位を、強化材および該強化材に充填された軽合金マ
トリックスより構成したちの\改良に関する。
(2)従来の技術 従来、この種部材として、強化材に強化用繊維を用いた
ものが知られている(特開昭59−224409号公報
参照)。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のように構成すると、高温下において
は軽合金マトリックスの強度が低下する傾向にあり、ま
た強化用繊維単独では強度が低いこともあって、軽合金
マトリックスと強化用繊維との複合部の耐久性が大幅に
損なわれるという問題がある。
本発明は前記問題を解決し得る前記軽合金部材を提供す
ることを目的とする。
B9発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明は、高温強度を要求される部位を、強化材および
該強化材に充填された軽合金マトリックスより構成した
複合型軽合金部材において、前記強化材を、高温に曝さ
れる側に配設された耐熱性連続気孔型多孔質体と、該多
孔質体の背面に積層された強化用短繊維よりなる繊維成
形体とより構成し、該繊維成形体の一部を前記多孔質体
の背面側に存する気孔に進入させたことを特徴とする。
(2)作 用 前記のように構成すると、軽合金部材の高温強度を要求
される部位において、高温に曝されるのは耐熱性多孔質
体およびそれに充填された軽合金マトリックスよりなる
複合外層であり、その複合外層は高温強度を有するので
、前記部位の耐久性を向上させることができる。
そのと、強化用短繊維は軽合金マトリックスとの濡れ性
が良く、しかも繊維成形体の一部が多孔質体の背面側に
存する気孔に進入しているので、多孔質体に対して繊維
成形体と軽合金マトリックスとの良好な濡れ性に起因し
たアンカ効果が生じ、また多孔質体と繊維成形体との間
の熱膨張率の差を多孔質体の一部、その気孔に進入した
繊維成形体の一部および軽合金マトリックスよりなる複
合中間層により緩和し得るので、多孔質体の離脱といっ
た問題を生じることはない。
(3)実施例 第1図は内燃機関Eを示し、その機関Eはシリンダブロ
ック1と、シリンダブロックlに取付けられたシリンダ
ヘッド2と、シリンダブロンク1のシリンダボア3に摺
合されたピストン4とを備えている。
シリンダブロック1は軽合金を用いて鋳造されたもので
、そのシリンダボア3回りは、第2.第3図に示す円筒
状強化材5.と、それに充填された軽合金マトリックス
とからなる複合部6Iより構成される。
強化材51は、高温に曝される内側に配設された円筒状
をなす耐熱性連続気孔型多孔質体7.と、その多孔質体
71の背面、したがって外周面に積層された強化用短繊
維よりなる円筒状繊維成形体81とより構成される。こ
の繊維成形体81の一部、したがって内周部は多孔質体
7Iの外周部に存する気孔9に進入している。
強化材5Iが前記のように構成されているので、複合部
61は、第4図に示すように、多孔質体71およびそれ
に充填された軽合金マトリックスよりなる複合外層6a
と、多孔質体7Iならびにそれに充填された強化用短繊
維および軽合金マトリックスよりなる複合中間層6bと
、繊維成形体81およびそれに充填された軽合金マトリ
ックスよりなる複合内層6Cとより構成される。6dは
軽合金マトリックスの単体層である。
前記のように構成すると、高温に曝されるのは複合外層
6aであり、その複合外層6aは高温強度を有するので
、高温下においてピストン4の摺動作用を受けるシリン
ダボア3内壁の耐久性を向上させることができる。
その上強化用短繊維は軽合金マトリックスとの濡れ性が
良く、しかも繊維成形体8.の一部が多孔質体7.の外
周部に存する気孔9に進入しているので、多孔質体7.
に対して繊維成形体81と軽合金マトリックスとの良好
な濡れ性に起因したアンカ効果が生じ、また多孔質体7
.と繊維成形体81との間の熱膨張率の差を、複合中間
M6bにより緩和し得るので、多孔質体7.の離脱とい
った問題を生じることはない。
シリンダヘッド2は軽合金を用いて鋳造されたもので、
その吸、排気バルブ10+、logに対応するバルブシ
ート11+、l1gは第5図に示す環状強化材5.と、
それに充填された軽合金マトリックスとからなる複合部
6tより構成される。
強化材5□は、高温に曝される内側に配設された環状を
なす耐熱性連続気孔型多孔質体7tと、その多孔質体7
8の外周面に積層された強化用短繊維よりなる環状繊維
成形体8.とより構成される。
したがって複合部6tは、前記シリンダブロック1の複
合部6.と同様に複合外層と、複合中間層と、複合内層
とより構成され、前記複合部61と同様の効果を有する
。特に、高温下において吸、排気バルブ10+、10g
の衝撃作用を受けるバルブシート111.l1gの吸、
排気パルプ当接部11aの耐久性を向上させることがで
きる。
前記軽合金としては、アルミニウム合金、マグネシウム
合金等が用いられる。
多孔質体I1.1tは金属焼結体またはセラミック焼結
体であり、その圧縮強さくpg%)は1 kgZC−以
上であることが望ましい、金属焼結体の原料粉としては
Fe、Cu%Niの単体および合金から選択される少な
くとも一種が該当する0例えば、Fe系合金としては、
Cu−C−Mo−Fe系合金(SAE86材に相当)、
耐摩耗性の良好な粒子分散型のCr−Co−W−Fe系
合金を挙げることができる。またセラミック焼結体の原
料粉としてはS i C,S is N4 、Af!t
 OsおよびAj!、03−3 iO,から選択される
少なくとも一種が該当する。
セラミック焼結体の作製に当っては、その原料粉に低融
点のガラス質粉末を混入しておき、仮焼結後ガラス質粉
末を酸により溶出して連続気孔を形成し、その後焼結処
理を行なうといった手法が用いられる。
強化用短繊維としては、アルミナ系繊維、炭素繊維、ア
ルミナ−シリカ繊維、ウィスカを含む炭化ケイ素繊維、
窒化ケイ素繊維等を細断したセラミック短繊維およびス
テンレス繊維等を細断した金属短繊維から選択される少
なくとも一種が該当する。
強化材51.5gの製造は以下の手法により行われる。
先ず、強化用短繊維およびバインダを分散させた成形材
料の溶液を調製する。
溶液に多孔質体7.,7.を、その両端面を密封して浸
漬する。
多孔質体71.7□内に吸引作用を施して強化用短繊維
等を多孔質体71.7□の外周面に吸引して付着させ、
繊維成形体8..8□を成形する。
この成形工程で、強化用短繊維が多孔質体7.。
7□の気孔に進入する。
繊維成形体87,8□を圧縮してその繊維体積率を決定
する。
繊維成形体81.8!等を乾燥した後、それに焼成処理
を施す。
前記繊維成形体り、8gの繊維体積率は、多孔質体71
,7gに対する強化用短繊維と軽合金マトリックスとの
濡れ性に起因したアンカ効果を考慮した場合、3〜30
%が適当である。
多孔質体7.,7□の気孔率は10〜90%に設定され
る。この場合、気孔率が10%を下回ると、多孔質体I
I、1tの壁部(ストラット)と前記繊維体積率の強化
用短繊維とが占める体積パーセントが高くなり、複合中
間層6bにおいて軽合金マトリックスの充填不良を生じ
る。一方、気孔率が90%を上回ると多孔質体?+、7
gの強度が低下する。
多孔質体71,7gにおける気孔9の平均直径は0.5
〜500μmに設定される。この場合、平均直径が0.
5μmを下回ると、軽合金マトリックスの充填を十分に
行なうことができず、一方、500μmを上回ると、気
孔9に充填された軽合金マトリックスの、高温下におけ
る変形に起因して多孔質体71.72が破壊されやすく
なる。
第6図は多孔質体の気孔率と軽合金マトリックスの充填
率との関係を示す。
この場合、多孔質体としては、5tiNnよりなるセラ
ミック粉末から得られたセラミック焼結体が用いられ、
その気孔の平均直径は15μmである。また繊維成形体
としては、平均直径3μm。
平均長さ100μmの、アルミナ短繊維よりなる、繊維
体積率30%のものが用いられる。さらに軽合金マトリ
ックスとしては、JIS  AC2Bで規定されるアル
ミニウム合金が用いられる。
鋳造作業は、多孔質体および繊維成形体よりなる強化材
を400°Cに予熱した後、その強化材を金型に設定し
、金型にアルミニウム合金の溶湯を注入してそれに30
0kg/etaの圧力を付与することによって行われる
第6図から明らか゛なように多孔質体の気孔率が10%
以上であれば、その多孔質体に軽合金マトリックスを略
完全に充填することができる。たりし、気孔率が90%
を上回ると、前記のようにその強度が低下するので好ま
しくない。
第7図は多孔質体における気孔の平均直径と軽合金マト
リックスの充填率との関係を示す。多孔質体、繊維成形
体および軽合金マトリックスの材質等は前記と同じであ
る。たりし、多孔質体の気7孔率は50%に設定される
第7図において、線aは強化材の予熱温度を700℃、
鋳造時の圧力を450kg/C1gに設定した場合に、
また線すは強化材の予熱温度を400°C1鋳造時の圧
力を300 kg/dに設定した場合にそれぞれ該当す
る。
第7図から明らかなように、予熱温度および鋳造時の圧
力を高く設定した線aの場合には気孔の平均直径0.5
μm以上において、また予熱温度および鋳造時の圧力を
低く設定した線すの場合には気孔の平均直径5μm以上
において、各多孔質体に軽合金マトリックスを略完全に
充填することができる。
下表は、複合外層6a、複合中間層6b、複合内層6c
および軽合金マトリックスの単体層6dの強度を示す。
多孔質体としては、Cu−C−Mo−Feよりなる鉄系
合金粉末から得られた鉄系焼結体が用いられる。繊維成
形体および軽合金マトリックスの材質等は前記と同じで
ある。たりし、多孔質体の気孔率は24%、気孔の平均
直径は15μm、強化材の予熱温度は700°C1鋳造
時の圧力は450 kg / cdである。
前記表から明らかように多孔質体と軽合金マトリックス
よりなる複合外層6aは低温域および高温域において優
れた強度を有するものである。
なお、前記多孔質体を、その高温に曝される側の気孔率
を残部よりも低くすることも可能である。
C0発明の効果 本発明によれば、軽合金部材の高温に曝される部位を、
耐熱性多孔質体およびそれに充填された軽合金マトリッ
クスよりなる複合外層に構成するので、前記部位の耐久
性を向上させることができる。
そのと、多孔質体に対する繊維成形体と軽合金マトリッ
クスとの良好な濡れ性に起因したアンカ効果を得、また
多孔質体の一部、その気孔に進入した繊維成形体の一部
および軽合金マトリックスよりなる複合中間層による多
孔質体と繊維成形体との間の熱膨張率の差の緩和作用を
得て、多孔質体の離脱といった問題を確実に回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は内燃機関の縦断正面図、第2図はシリンダブロ
ック用強化材の斜視図、第3図は第2図■−m線拡大断
面図、第4図は第1図■矢示部の拡大図、第5図はシリ
ンダヘッド用強化材の斜視図、第6図は多孔質体の気孔
率と軽合金マトリックスの充填率との関係を示すグラフ
、第7図は多孔質体における気孔の平均直径と軽合金マ
トリックスの充填率との関係を示すグラフである。 5、.5!・・・強化材、7+、7g・・・多孔質体、
81.8t・・・繊維成形体、9・・・気孔時 許 出
 願 人  本田技研工業株式会社代理人   弁理士
  落  合     健第1 図 第2図 第5図        第3図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高温強度を要求される部位を、強化材および該強
    化材に充填された軽合金マトリックスより構成した複合
    型軽合金部材において、前記強化材を、高温に曝される
    側に配設された耐熱性連続気孔型多孔質体と、該多孔質
    体の背面に積層された強化用短繊維よりなる繊維成形体
    とより構成し、該繊維成形体の一部を前記多孔質体の背
    面側に存する気孔に進入させたことを特徴とする複合型
    軽合金部材。
  2. (2)前記多孔質体の気孔率は10〜90%であり、ま
    た前記気孔の平均直径は0.5〜500μmである、特
    許請求の範囲第(1)項記載の複合型軽合金部材。
  3. (3)前記多孔質体は金属焼結体である、特許請求の範
    囲第(1)または第(2)項記載の複合型軽合金部材。
  4. (4)前記金属焼結体の原料粉は、Fe、Cu、Niの
    単体および合金から選択される少なくとも一種である、
    特許請求の範囲第(3)項記載の複合型軽合金部材。
  5. (5)前記多孔質体はセラミック焼結体である、特許請
    求の範囲第(1)または第(2)項記載の複合型軽合金
    部材。
  6. (6)前記セラミック焼結体の原料粉は、SiC、Si
    _3N_4、Al_2O_3およびAl_2O_3−S
    iO_2から選択される少なくとも一種である、特許請
    求の範囲第(5)項記載の複合型軽合金部材。
  7. (7)前記繊維成形体の繊維体積率は3〜30%である
    、特許請求の範囲第(1)、第(2)、第(3)、第(
    4)、第(5)または第(6)項記載の複合型軽合金部
    材。
  8. (8)前記強化用短繊維はセラミック短繊維および金属
    短繊維から選択される少なくとも一種である、特許請求
    の範囲第(1)、第(2)、第(3)、第(4)、第(
    5)、第(6)または第(7)項記載の複合型軽合金部
    材。
  9. (9)前記軽合金部材は、高温強度を要求される部位を
    、バルブシートとした内燃機関用シリンダヘッドである
    、特許請求の範囲第(1)、第(2)、第(3)、第(
    4)、第(5)、第(6)、第(7)または第(8)項
    記載の複合型軽合金部材。
  10. (10)前記軽合金部材は、高温強度を要求される部位
    を、シリンダボア回りとした内燃機関用シリンダブロッ
    クである、特許請求の範囲第(1)、第(2)、第(3
    )、第(4)、第(5)、第(6)、第(7)または第
    (8)項記載の複合型軽合金部材。
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