JPS63312155A - インク噴射装置を用いてオーバーヘッド透明画を形成する方法 - Google Patents

インク噴射装置を用いてオーバーヘッド透明画を形成する方法

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JPS63312155A
JPS63312155A JP63135381A JP13538188A JPS63312155A JP S63312155 A JPS63312155 A JP S63312155A JP 63135381 A JP63135381 A JP 63135381A JP 13538188 A JP13538188 A JP 13538188A JP S63312155 A JPS63312155 A JP S63312155A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインク噴射プリンタのようなインク噴射装置に
関し、さらに詳しくはオーバーヘッド透明画に用いられ
る表面処理ポリエステルフィルムなどの透明媒体にプリ
ントされる画像密度を増強し、最適化するための方法に
関する。
〔従来の技術〕
インク噴射プリンターを用いて、紙などの吸収性媒体に
文字や図形などの画像を形成する方法は公知である。
しかし一般に「マイラ（Ｍｙｌａｒ：デュポン社の商品
名）」として知られているポリエステルフィルムのよう
な透明媒体に、紙の場合と同様のインクを用いても紙の
場合と同様の高い光学的プリント濃度を得ることはでき
ず、従って吸収性媒体の場合には容易に得られた濃色を
得ることは困難である。現在利用できる限りでは、たと
え「インク受容性」コーティングを上記非吸収性媒体に
施したにしろ、本質的に乾燥時間が長く、水分に過敏で
あり、均一的充填が困難であり、光学濃度が低いなどの
解決すべき課題が存在する。
インク噴射透明画の乾燥性を高めたり、十分なインク吸
収能を得るために、高吸収性の媒体を用いる試みがこれ
までなされてきた。こうした試みの１つとして、ディー
・アール・チタリントン（Ｄ、Ｒ，Ｔｉｔｔｅｒｉｎｇ
ｔｏｎ）他によるジャーナル・オブ・イメージング・サ
イエンス（Ｊｏｕｒｎａｌｏｆ　Ｉｍａｇｉｎｇ　５ｉ
ｅｎｃｅ）第３０巻第１号（１９８６年１月／り月発行
）の第４頁乃至第８頁に掲載された「インク噴射プリン
ト用透明受像シートの開発」と題する技術論文が挙げら
れる。この論文には、ある種の透明親水性コーティング
を施すことにより、水性インクを透明媒体にプリント可
能にするための技術が開示されている。しかし透明画の
乾燥性の向上という課題には取り組んでいるものの、画
像の質の向上という点については何等開示されていない
。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕この種のコーテ
ィングは確かに有効ではあるが、紙などの吸収性媒体の
場合と同様にほぼ均質で色濃度の高い画像を非吸収性透
明媒体に形成するためには、さらに適当なインク及びそ
の塗布方法を開発する必要がある。
従って本発明が解決しようとする技術的課題は、インク
受容処理を施した非吸収性透明媒体に、吸収性媒体の場
合と同様にほぼ均質で色濃度の高い画像を形成するため
の簡便でかつ経済的な方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、請求項第１項に記載された本発明に係る方
法、すなわち第１のカラードットと重なる所定の位置に
所定の時間差を設けて第２のカラードットをプリントす
ることに特徴を有する、インク噴射プリンターを用いて
インク受容性透明媒体にプリントする方法により達成さ
れる。
すなわち本発明に基づき、インク噴射装置を用いて個々
のインクドツトを所定の方法に従って塗布することによ
り、インク受容コーティング処理が施された光学的に透
明な受像シートに形成される画像の質を向上させること
が可能である。なおインク受容コーティングの例として
は、米国ロードアイランド州フィスケビル（Ｆｌｓｋｅ
ｖＮｌｅ、　ｌ？Ｉ）のアークライト社（Ａｒｋｗｒｉ
ｇｈｔ。
Ｉｎｃ、）製のＴ　Ｐ　１６１として販売されている非
水Ｗｉ性でポリビニルピロリドンベースの親水性コーテ
ィングが挙げられる。
本発明に基づ（方法はプリントヘッドを連続通過させて
最適量のインクを塗布することから成る。この連続通過
工程には、（ａ）第１回目の通過又は走査時に選択され
た位置に第１のカラードットをプリントし、続いて第２
回目の走査時に同一位置に第２のカラードットをプリン
トする場合、（ｂ）連続走査時にカラードットを交互に
プリントする場合、（ｃ）連続走査時にカラーラインを
交互にす、る場合が含まれる。
本発明に基づく方法によれば、小満同士の合体やドリッ
プラインを生じさせることな（、高密度の画像を得るこ
とが可能である。従って、例えばインク受容コーティン
グを施したポリエステル（マイラ）フィルムにオーバー
ヘッド透明画を形成する場合に、従来の方法に比較して
、より均質かつカラー濃度の高い画像を得ることが可能
である。
〔実施例〕
さらに本発明の最適な実施例について図面を参照しなが
ら詳述する。
前述のオーバーヘッド画像用透明受容シートに所定量の
インクを１回のみプリントヘッドの通過又は走査により
塗布する場合には、フィルムの動作、重力、小滴同士の
凝集により好ましくない変位が生じ、画像が不均一かつ
低品質となる。この結果不均質かつ光学濃度の低い画像
が得られるのみであった。
顕微鏡観察によれば、噴射された個々のインク小満１０
は第２ａ図に示すようなパターンでプリントとされるが
、隣接する小滴同士が合体し、第１ａ図に示すような小
滴１２となり、不均質な領域充填パターンが形成される
ことになる。さらに小滴の合体が進み、オーバーヘッド
画像用透明受容シートをプリント時に垂直面に配置した
ような場合には、「ドリップライン（ｄｒｉｐｌｉｎｅ
ｓＮと呼ばれる現象が観測される。このドリップライン
現象はオーバーヘッド画像用透明受容シート表面に比較
的多量のインクが塗布された場合にそのインクが重力の
影響を受けることによって生じるものである０個々の小
滴はコーティングされた受容シートに希望通りには吸収
されず、第１ａ図に示すように垂直方向に配置された受
容シート表面に沿って下方に移動する。個々の小滴の移
動により一様に密度勾配が生じ、そのため各プリント帯
１８に沿って顕著な色の条痕が生じる。
さらに第ｉｂ図に示すように、プリント帯１８の上部ド
ツト列１４と下部ドツト列１６に沿っては隣接する小滴
同士の併合が妨げられ、そのためカラー充填領域の均質
性がドリップラインにより悪化される。
１回の走査時において小滴の合体を防止可能なインク量
は以下の条件を合致させることが好ましい。
φ≦１／Ｄ　　　　　　　第１式 （式中、φはプリント時のインクドツトの直径であり、
Ｄは同じくプリント時のインクドット相互のドツト間隔
である） しかし第１式の条件に従ったインク量によってのみでは
、オーバーヘッド透明画に十分なカラー濃度を与えるこ
とはできないが、本発明によれば、第１式の条件に従っ
たインク噴射プリント装置の少なくとも１回の連続走査
により、カラー濃度が十分に改善されることになる。
実施例においては、第１回目の走査時には１色のカラー
のみが媒体に塗布される。その後、従来のように第１回
目の走査直後に第１のカラードットに重ねて第２のカラ
ードットを塗布せずに、第１回目の走査は完了される。
第１回目の走査完了後、プリントヘッドはラインの始点
に戻り、走査が繰り返され、既にプリントされたドツト
の上に同一カラーのドツトのプリントを行うか、又は既
にプリントされたドツトの上に異なるカラーのドツトの
プリントが行われる。
いずれの場合にも合計２滴のインクがプリントされ、こ
の２回のプリントにより一方のカラードット上に他方の
カラードットが塗布されることになる。
第１回目の走査完了後にプリントヘッドがラインの始点
に戻るのに要した時間内に、第１のカラードットの媒体
への吸収が始まっているため、第２のカラードットを塗
布した場合にもドリップラインが誘発されることはない
。
第２ａ図には、本発明に基づきプリントされたカラード
７ト１０が示されているが、そこではドツト間の合体は
生じていない。第２ｂ図には本発明に基づく領域充填パ
ターン２０が示されているが、第１ｂ図にしめされる領
域充填パターンを示す従来のものと異なり、はぼ完全に
均質に充填されている。
また第１式を用いることにより、互いに隣接するドツト
をプリントするために必要な時間間隔を求めることがで
きる。このドツトプリントの連続走査は時間間隔【＝０
乃至ｔ＃１０秒の範囲内で行うことが可能であるが、通
常は２秒の時間間隔で行われる。パラメータは、プリン
トされる第２のカラードットが第１式を満足させること
であるが、第２ｂ図に示すように領域充填パターンの場
合には、プリントされるカラードットの少なくとも約７
５％が第１式を満足させていれば十分である。
本発明に基づく別の実施例としては、１本の走査ライン
上にドツトを交互に重ね合わせることも可能である。す
なわち２つのカラードットを用いてドツトパターンを形
成する場合に、複数の同一選択位置に両方のカラードッ
トを形成し、その後先の選択位置と互い違いになる位置
すなわち交互に重ね合わさる位置に両方のカラードット
を形成するために第２の走査を行うことも可能である。
さらにカラードットラインを交互に重ねることによって
互い違いのカラーラインをプリントすることも可能であ
る。この場合には第１のライン、第３のライン、第５の
ライン等をプリントした後に第２のライン、第４のライ
ン、第６のライン等がプリントされることになる。
また単一のインクを用いてカラー濃度を高める場合にも
同様の方法が用いられる。すなわち最初のインクドツト
をプリントし、所定時間経過後に第２のインクドツトを
同一位置にプリントするか、又は同一列上すなわちライ
ンの間にドツトを交互に重ね合わせることも可能である
。
本発明による方法は、いかなるインク噴射プリンター、
インク及び媒体を組み合わせた場合にも適用可能である
。また同一位置にインクのドツトを重ねる場合に必要な
時間間隔は、ドリップライン又はドツトの合体を回避す
るに十分な時間を測定することによって容易に求めるこ
とが可能である。
また本発明による方法は、第１式及び上述の条件を満た
している限りには、親水性であろうと疎水性であろうと
任意の透明画基板材料に適用可能である。透明画基板材
料としては、ポリエステル、セルロース、酢酸セルロー
ス、スチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどが
挙げられる。
このように本発明は、インク噴射プリンタを用いたオー
バーヘッド透明画を形成する場合に適用可能であり、以
下にさらに具体的な実施例を示す。
（実施例１） インク噴射プリントを行う場合に、２つの異なるカラー
インクのドツトを相互に重ねることによって第３のカラ
ーを得ることが可能である。
例えば青緑色に黄色を重ね合わせることにより緑色を得
ることが可能である。本発明に従えばプリントヘッドの
連続走査を２回行う間に第１のインクドツト上に第２の
インクドツトが重ね合わされる０画像カラーは２つの噴
射カラーによって得られるが、各走査時に１つのカラー
が噴射される。画像が単一の噴射カラーによって形成さ
れる場合には、同じインクドツトが各走査時に噴射され
、最終的には全ての画像のカラー濃度は等しいものとな
る。
（実施例２） インクドツトを交互に重ねることも可能である。この場
合には第１回目の走査時に１ポンドおきにプリントとし
、続いて第２回目の走査時に残りの部分にインクドツト
が重ねられる。
（実施例３） さらに第１回目の走査時に相互に間隔を置くドツト列を
プリントし、第２回目の走査時にその間隔にドツト列が
プリントされる。
（実施例４） さらにまず全てのインクドツト列をプリントし、その後
プリントヘッドをハーフステップさせ、第２回目の走査
時に第１回目の走査によって得られたインクドツト列の
間の間隔にインクドツト列がプリントされる。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、時簡差を設けて、同一カラ
ードツトのプリントを行うことにより、又は隣接するカ
ラードットのプリントを行うことによりインク噴射プリ
ンターを用いたオーバーヘッド透明画像を形成すること
が可能であるが、本発明の優れた効果としては、小滴同
士の合体やドリップラインを生じさせることなく、高密
度の画像を得ることが可能であり、さらに従来の方法に
比較して、格段に均質かつカラー濃度の高い画像を得る
ことが可能である。
なお当該技術に属する通常の知識を有するものであれば
、当該発明に基づき多くの変更及び修正を考えることが
可能であるが、これらの全ての変更及び修正は請求項に
よって定義された本発明の技術的範囲に属すものである
。
【図面の簡単な説明】
第１ａ図は、従来の方法によってプリントされドツト間
の合体を生じた場合を示す正面概略図である。 第１ｂ図は、同じ〈従来の方法によってプリントされた
領域充填パターンを示す正面概略図である。 第２ａ図は、本発明に基づく方法によりプリントされド
ツト間の合体が回避された状態を示す正面概略図である
。 第２ｂ図は、本発明に基づく方法により領域充填パター
ンをプリントした場合を示す正面概略図である。 出願人代理人　　古　谷　　　零 同　　溝部孝彦 同　　古谷　聡 Ｆｉｇ、　２ａ。 Ｆｉｇ、　２ｂ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）第１のカラードットと重なる所定の位置に所定の
    時間差を設けて第２のカラードットをプリントすること
    に特徴を有する、インク噴射プリンターを用いてインク
    受容性透明媒体にプリントする方法。
  2. （２）前記インク受容性透明媒体がポリエステル、セル
    ロース、酢酸セルロース、スチレン、ポリプロピレン、
    ポリ塩化ビニルであることに特徴を有する、請求項第１
    項に記載された方法。
  3. （３）第１のライン走査時には第１のカラードットのみ
    を前記インク受容性透明媒体の選択位置に塗布し、続い
    て第２のライン走査時に第２のカラードットを同じ位置
    にプリントすることに特徴を有する、請求項第１項に記
    載された方法。
  4. （４）２つのカラードットを用いてドットパターンを形
    成する場合に、複数の同一選択位置に両方のカラードッ
    トを形成し、その後先の選択位置と互い違いになる位置
    に両方のカラードットを形成するために第２の走査を行
    うことに特徴を有する、請求項第１項に記載された方法
    。
  5. （５）カラードットラインを交互に重ねることによって
    互い違いのカラーラインをプリントすることに特徴を有
    する、請求項第１項に記載された方法。
  6. （６）異なる色のカラードットを同一位置にプリントす
    ることによって第３の色を得ることに特徴を有する、請
    求項第１項に記載された方法。
  7. （７）同一色のカラードットを同一位置にプリントする
    ことによって濃色を得ることに特徴を有する、請求項第
    １項に記載された方法。
  8. （８）前記所定の時間が式、φ≦１／Ｄ（式中、φはイ
    ンクドットの直径であり、Ｄはインクドット相互のドッ
    ト間隔である）に応じて規定されることに特徴を有する
    、請求項第１項に記載された方法。
  9. （９）第１のカラードットと重なる所定の位置に所定の
    時間差を設けて第２のカラードットをプリントすること
    に特徴を有する、インク噴射プリンターを用いてオーバ
    ーヘッド透明画を形成する方法。
  10. （１０）第１のライン走査時には第１のカラードットの
    みを前記インク受容性透明媒体の選択位置に塗布し、続
    いて第２のライン走査時に第２のカラードットを同じ位
    置にプリントすることに特徴を有する、請求項第９項に
    記載された方法。
  11. （１１）２つのカラードットを用いてドットパターンを
    形成する場合に、複数の同一選択位置に両方のカラード
    ットを形成し、その後先の選択位置と互い違いになる位
    置に両方のカラードットを形成するために第２の走査を
    行うことに特徴を有する、請求項第９項に記載された方
    法。
  12. （１２）カラードットラインを交互に重ねることによっ
    て互い違いのカラーラインをプリントすることに特徴を
    有する、請求項第９項に記載された方法。
  13. （１３）■■■色のカラードットを同一位置にプリント
    することによって第３の色を得ることに特徴を有する、
    請求項第９項に記載された方法。
  14. （１４）同一色のカラードットを同一位置にプリントす
    ることによって濃色を得ることに特徴を有する、請求項
    第９項に記載された方法。
JP63135381A 1987-06-01 1988-06-01 インク噴射装置を用いてオーバーヘッド透明画を形成する方法 Pending JPS63312155A (ja)

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JP (1) JPS63312155A (ja)
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