JP2735852B2 - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2735852B2
JP2735852B2 JP1002941A JP294189A JP2735852B2 JP 2735852 B2 JP2735852 B2 JP 2735852B2 JP 1002941 A JP1002941 A JP 1002941A JP 294189 A JP294189 A JP 294189A JP 2735852 B2 JP2735852 B2 JP 2735852B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録方法のなかでも、オンディマンド型イン
クジェット記録方法に関するものである。
〔従来の技術〕
記録後の分解能を決める大きさ、すなわち記録された
像の最小単位を記録単位と呼ぶ。従来より行われている
インクジェット記録方法の大部分の記録単位は1ドット
である。ここで1ドットとは1つの液滴が記録紙などの
うえに付着してできた像を云う。つまり液滴噴射密度が
記録後の分解能、すなわち記録単位を決定していた。以
上について、画像表現手法の一つであるディザを例にさ
らに説明を加える。ディザにおいては複数個のドットで
構成する一画素が一つの単位となる。しかし、構成する
ドットの数を変化させるので、分解能はドットで決定さ
れる。すなわち、ディザにおける記録単位はドット密度
で決まる。
また従来、インクジェット記録用紙としてコート紙の
使用が一般的であった。しかし、ランニングコストや使
いやすさなどの点で普通紙への希望が高く、コート紙か
ら普通紙への移行は確実である。
〔発明が解決しようとしている課題〕
コート紙から普通紙への移行にともなう技術的課題は
多数ある。なかでも、従来技術を普通紙に適用するとイ
ンクのにじみが等方的でないので、ドットの形が不規則
になること、また印字後さわっても手を汚さなくなるま
での時間、いわゆる定着時間が長くなること、以上の2
点は重要である。第2図は定着時間の説明のための模式
図である。(a)はコート紙の表面X−X′に直径dの
液滴が着弾し直径αdのドットになった場合。(b)
は普通紙の表面X−X′に直径dの液滴が着弾し直径α
dのドットになった場合を示す。α,αは液滴径
に対するドット径の割合(以下にじみ率という)であ
る。一般にコート紙は普通紙に比べにじみ率が大きい。
すなわちα>αの関係が成立する。従って、紙の単
位面積あたりに受容すべきインク量は普通紙がより多
い。第2図においてこれを説明するために同じ直径dの
液滴が紙上で直径αd,αdの円柱となって紙に定着
するというモデルを考えた。この場合円柱の高さHa,Hb
が紙の単位面積あたりに受容すべきインクの量に比例し
ている。図よりHa<Hbは明らかである。
以上の事実より、一般に普通紙を使うと定着時間が長
くなり、印字の高速化に対し重大な障害となる。
次に、ドット形状について考える。普通紙はコート紙
と異なり、特別なインク吸収層がない。従って、繊維と
ロジン等のサイズ剤が複雑に入り組んだ空間にインクを
定着させなければならないため、ひろがりが等方的でな
くなる。さらに、毛管現象のように繊維にそってインク
がはしりヒゲ状の飛び出しを伴うドットとなり、印字品
位に重大な悪影響を及ぼす。このような現象を第2図で
考えるならば、インクの円柱の高さが高いほど紙の受容
すべきインクが増し、ドット形状が悪くなりかつヒゲ状
の飛び出しも発生しやすくなる。Ha<Hbの関係から明ら
かなように、普通紙はドット形状の悪くなる方向にあ
る。
このように、従来コート紙に対し行っていたインクジ
ェット記録方法で普通紙に記録を行うと、定着および印
字品位の悪化という欠点をもつため、これを解決すべ
く、いろいろな提案がされている。例えば特開昭56-578
62号公報,特開昭57-102970号公報,特開昭57-102971号
公報では、pH13程度の強アルカリ性のインクを用いるこ
とで、紙表面のサイズ剤等をとかして浸透させ、定着性
良く、丸いドットをつくっている。しかし、この方法で
は、強アルカリ性を取扱う上での安全性に問題がある。
またロジン等をサイズ剤として用いた酸性紙には良好な
定着・印字を行えるが、近年生産量の増加してきた中性
紙に対しては、定着性が大幅に悪化し、印字品位も若干
低下の傾向にある。また、強アルカリ性のインクは紙の
内部への浸透力が大きいためか、裏抜けしやすく、両面
記録が極めて困難であるという欠点もある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、オンディマンド型インクジェット記録ヘッ
ドを用いて画像を記録する記録方法において、1つの記
録信号に応答して記録単位のピッチのN分の1(Nは2
以上の自然数)の間隔で少なくとも前記Nの液滴を吐出
することにより、前記記録単位の1つを少なくとも前記
Nの液滴で隙間なくぬりつぶして構成することを特徴と
するインクジェット記録方法である。
本発明は、記録単位のN分の1の間隔で液滴を噴射で
きるヘッドを使用し、紙の単位面積あたりのインク受容
量を低減して定着性良く高品位な記録を可能とする。
〔実施例〕
第1図(a)は本発明の記録方法による印字モデル、
(b)は従来方法である。(a),(b)ともににじみ
率が1.8の場合の一記録単位の平面図および第2図で示
したインクの円柱モデルを示した。またドットの大きさ
は、いわゆるベタを印字したときに、すきまなく全領域
をぬりつぶせる最小の大きさにしてある。破線で描かれ
ているのは隣接する記録単位である。
第1図(a)では、一方向につき記録単位の2倍の密
度で液滴を噴射できるヘッドを使用し、一記録単位を4
個のドットで構成している。本発明においては、1つの
記録信号に対し必ず4個の液滴を吐出させており、液滴
の数を制御する階調表現等とは根本的に異なる。D2,H2
はドット径,円柱モデルの高さ、D1,H1は従来の場合で
ある。
本発明では複数のドットで記録単位を構成した。従っ
て、記録単位を円でモデル化することは、不適当であ
る。そこで、ドット1つ1つは円とし、その集合体が占
める面積で液滴体積で割算した値を円柱モデルの高さと
した。本実施例の場合、液滴4個の体積を第1図(a)
の記録単位の面積で割算した値がH2である。
本発明はH1に比べH2を小さくして定着性・印字品位を
向上させるものである。液滴一個が紙上で定着するとき に従う。つまり円柱モデルの高さと定着時間は比例関係
にある。本実施例の場合、従来方法と円柱モデルの高さ
を比べると H1:H2=1.0:0.61 の関係が成立する。この関係は幾何学的な計算で証明で
きる。以下に説明する。
記録ヘッドの液滴噴射が記録単位の分解能の自然数n
倍の密度で行え、一記録単位はピッチpで記録されると
する。記録はいわゆるベタ印字ですきまなく染めること
ができるものとする。従って紙のにじみ率をBとする
と、nのときの(従来方法はn=1に対応)ドット径を
Dn,液滴径をdnとすると の関係が成立する。
従って、記録単位当りのインク量Vnまた記録単位の面積Sn従って円柱モデルの高さHnは従来方法の場合n=1だか
本発明の場合 H1とHnの比は となる。表1にn=10までの値を示した。n=1は従来
の場合に相当する。
第1図はn=2である。表1より従来に比べn=2と
するだけで、円柱モデルのインクの高さを低くする効果
が非常に大きく、定着時間の大幅な短縮とともに、ドッ
トの形状も良くなることがわかる。
〔発明の効果〕 本発明により、円柱モデルのインク高さを低くし、定
着時間の短縮が実現するとともに、高速印字が可能とな
った。また、ドットの形状が良くなるだけでなく、従来
より小さいドットを用いるのできめの細かい表現とな
り、印字品位がさらに向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した印字方法を従来方法と比較し
た図、第2図はコート紙と普通紙の定着を説明するため
の概念を示した模式図である。 d:液滴径 α,α,B:にじみ率 Ha,Hb,H1,H2:円柱モデルのインク高さ D1,D2:ドット径 P:記録単位のピッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オンディマンド型インクジェット記録ヘッ
    ドを用いて画像を記録する記録方法において、 1つの記録信号に応答して記録単位のピッチのN分の1
    (Nは2以上の自然数)の間隔で少なくとも前記Nの液
    滴を吐出することにより、前記記録単位の1つを少なく
    とも前記Nの液滴で隙間なくぬりつぶして構成すること
    を特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】前記記録単位の1つを前記Nの2乗の液滴
    で構成することを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録方法。
JP1002941A 1989-01-11 1989-01-11 インクジェット記録方法 Expired - Fee Related JP2735852B2 (ja)

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DE1990619380 DE69019380T2 (de) 1989-01-11 1990-01-10 Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren.
EP19900300277 EP0378387B1 (en) 1989-01-11 1990-01-10 Ink jet recording method
US07/856,814 US5216445A (en) 1989-01-11 1992-03-24 Ink jet recording method using plural dots to form each recording unit

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