JPS63309337A - 自動車用ホイ−ルにおけるリヤ−リムの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は３ピース型自動車用ホイールにおけるリヤーリ
ムの製造法に関する。

〈従来の技術とその問題点〉 予しめ別個に作成したフロントリム並びにリヤーリムの
一対と、ホイールディスクとを多数のボルト・ナツトに
より組立一体化した所謂３ピース型の自動車用ホイール
は既知であり、近時そのリヤーリム側の円周面に凹状の
ウェル部を設けることによって、自動車々体側のディス
クブレーキ装置やその付属部品との衝当現象を防ぎ、Ｆ
Ｆ車などへ制約なく装着使用できるようにすることが提
案されつつある。

ところが、リヤーリム側に凹状ウェル部を塑性加工する
場合には、その加工後のリム製品を成形金型から取りは
ずすことが困難であるため、その製造法に特別の工夫を
施す必要がある。

く問題点を解決するための手段〉 本発明はこのような問題点の解決を主目的としており、
そのためにリヤーリムの製造法として、軽合金素材のブ
ランクをプレス打抜き加工して、成形用？Ｊり金型への
嵌め付け用センター孔が開口された円板を作成用意し、 その円板をセンター孔により割り金型の回転中心部に嵌
め付けた上、その金型を回転させ乍ら倣いロールにより
スピニング加工して、その１工程により上記円板から目
的とする最終断面形状の凹状ウェル部を円周面に備えた
リム予備体に成形し、その後、金型を割り開くことによ
り取りはずしたリム予備体の中心部を、上記センター孔
よりも大きくプレス打抜き加工して、凸片と凹欠とが交
互に変化する開口輪郭形状のホイールディスク用取付フ
ランジを刻設すると一挙同時に、その取付フランジの各
凸片に、ホイールディスク取付け用ボルトの挿通孔も開
口させることを第１の特徴とし、 又、間しく軽合金素材のブランクをプレス打抜き加工し
て、１次成形用金型と２次成形用割り金型への嵌め付け
用センター孔が開口された円板を作成用意し、 その円板をセンター孔により、先づ１次成形用金型の回
転中心部に嵌め付けた上、その金型を回転させ乍ら倣い
ロールによりスピニング加工して、上記円板を断面ほぼ
コ字型に折り曲げると共に、その円周面を粗成形して１
次リム予備体とし、次いで、その１次リム予備体を１次
成形用金型から取りはずし、２次成形用割り金型の回転
中心部へ同様な嵌め付け状態に付け替えた上、その割り
金型を回転させ乍ら倣いロールにより再度スピニング加
工して、上記１次リム予備体の円周面を目的の最終断面
形状に仕上げ成形することにより、その円周面に凹状ウ
ェル部を備えた２次リム予備体とし、 その後、その金型を割り開くことにより取りはずした２
次リム予備体の中心部を、上記センター孔よりも大きく
プレス打抜き加工して、凸片と凹欠とが交互に変化する
開口輪郭形状のホイールディスク用取付フランジを刻設
すると一挙同時に、その取付フランジの各凸片に、ホイ
ールディスク取付け用ボルトの挿通孔も開口させること
を第２の特徴とするものである。

〈実施例〉 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明すると、その自
動車用ホイールのリヤーリムを製造するに当っては、先
づ第１図のように軽合金素材のブランクをプレス打抜き
加工して、その後の成形用割り金型（１０）に対する嵌
め付け用センター孔（ＩＩ）が開口された円板（１２）
を作成用意する。その円板（１２）の直径寸法について
は、追って凹状ウェル部を形成できるように、予じめ大
きな適当寸法に定めておく。

次いで、その円板（１２）の板面が割り金型（１０）の
回転軸線（Ｘ−Ｘ）と直交する如（、該円板（１２）の
センター孔（１１）を第２図（１）のように、金型（１
０）から突出するセンタービン（１３）に嵌め付けセッ
トし、その金型（１０）を回転させ乍ら倣いロール（１
４）によりスピニング加工して、同図（Ｉｔ）のように
断面ほぼコ字型に折り曲げると同時に、金型（１０）の
円周面に沿う塑性変形作用を与え、その全体的な１工程
のもとて上記円板（１２）から目的とする最終断面形状
の円周面を備えたリム予備体（Ｒ１）に成形する。

つまり、そのリム予備体（Ｒ１）の円周面にタイヤ係止
フランジ部（１５）のほか、ビードシート部（１６）や
凹状のウェル部（１７）などを賦形するのであり、その
後金型（１０）を割り開いて、その金型（１０）からリ
ム予備体（Ｒ１）を円滑に取りはずす、その割り金型（
１０）は第３〜５図に示す通り、マンドレル本体（１８
）とその円周面に嵌着された複数の割りマンドレル（１
９）とから成り、その両者の円周面によってリム予備体
（Ｒ）が賦形されると共に、そのキー（２０）の抜き出
しにより割り開き可能である。（２１）は押出し板、（
２２）はエジェクターガイドを示している。

次に、リム予備体（Ｒ１）の中心部を上記センター孔（
１１）よりも大きくプレス打抜き加工して、第６図のよ
うに凸片（２３）と凹欠（２４）とが交互に変化する開
口輪郭形状のホイールディスク用取付フランジ（２５）
を形成すると一挙同時に、その各凸片（２３）にホイー
ルディスク取付け用ボルト（２６）の挿通孔（２７）も
開口させるのであり、蓬にリヤーリム（Ｒ）が完成する
。

そして、その完成したりャーリム（Ｒ）は第７〜９図の
ように、上記取付フランジ（２５）においてフロントリ
ム（Ｆ）の対応する取付フランジ（２８）と溶接一体化
されると共に、ホイールディスク（Ｄ）の中心から放射
状に派出するスポーク部（２９）へ、上記ボルト（２６
）とナツト（３０）により組立一体化されて、所謂３ピ
ース型の自動車用ホイールに仕上げられることとなる。

その場合、リヤーリム（Ｒ）に凹状ウェル部（１７）が
設けらているため、ＦＦ車などに対してもそのブレーキ
装置と衝当するような制約を受けることなく、ホイール
を装着使用できる。又、上記取付フランジ（２５）は凸
片（２３）と凹欠（２４）との交互に変化する開口輪郭
形状に打抜き形成されているため、ホイールディスク（
Ｄ）のスポーク部（２９）を極めて長く看取させること
ができ、外観デザイン上の興趣変化を与えることも可能
となる。

リム予備体（Ｒ１）の円周面を１工程によって、目的と
する最終断面形状に塑性変形させる方法を上記したが、
これに代えて第１０図に示す通り、第１．２次的な段階
的塑性変形作用を与えても良い。

即ち、第１図のように軽合金素材のブランクをやはりプ
レス打抜き加工して、１次成形用金型（３１）と２次成
形用割り金型（３２）への嵌め付け上兼用できるセンタ
ー孔（１１）が開口された円板（１２）を作成用意する
。そして、先づ第１０図（１）のようにその円板（１２
）を上記と同じ（、非割り型の１次成形用金型（３１）
から突出するセンタービン（１３）に嵌め付けセットし
、その金型（３１）を回転させ乍ら倣いロール（３３）
によりスピニング加工し、断面ほぼコ字型に折り曲げる
と共に、咳金型（３１）の円周面に沿う第１次的な塑性
変形作用を与えて、同図（ｎ）のような１次リム予備体
（Ｒ１）に粗成形するのである。その金型（３１）の円
周面は図から明白なように、回転軸線（Ｘ−Ｘ）と鋭角
（θ）に交叉する外法がりの平坦な傾斜勾配面を備えて
おり、これによって１次リム予備体（Ｒ１）のほぼ後半
部がγｈらかに拡開するラッパ型に賦形されることとな
っている。

次に、その１次リム予備体（Ｒ１）を１次成形用金型（
３１）からそのまま取りはずし、第１０１１ｉＪ　（［
［）のように２次成形用割り金型（３２）のセンタービ
ン（１３）へ、同様な嵌め付けセット状態に付け替えた
上、その割り金型（３２）をやはり回転させ乍ら、倣い
ロール（３４）により再度スピニング加工し、タイヤ係
止フランジ部（１５）やビードシート部（１６）、凹状
ウェル部（１７）などを備えた最終断面形状の２次リム
予備体（Ｒ２）として仕上げ成形するのである。

このような２工程の塑性加工を行なうならば、一層円滑
に成形することができ、高品質のりャーリム（Ｒ）を装
することができることになる。尚、その２次成形用割り
金型（３２）は上記した第３〜５図の構造を備えている
こと言うまでもない。

その成形後には割り金型（３２）をやはリキー（２０）
の成き出しにより割り開いて、２次リム予備体（Ｒ２）
を円滑に取りはずすことができるので、その２次リム予
備体（Ｒ２）の中心部を引き続き、上記センター孔（１
１）よりも大きくプレス打抜き加工して、凸片（２３）
と凹欠（２４）とが交互に変化する開口輪郭形状のホイ
ールディスク用取付フランジ（２５）を形成すると同時
に、その各凸片（２３）にホイールディスク取付け用ボ
ルト（２６）の挿通孔（２７）も開口させるのである。

〈発明の効果〉 以上のように、本発明に係る自動車用ホイールのリヤー
リム製造法によれば、軽合金素材のブランクをプレス打
抜き加工して、成形用割り金型（ｌＯ）への嵌め付け用
センター孔（１１）が開口された円板（１２）を作成用
！し、 その円板（１２）をセンター孔（１１）により割り金型
（１０）の回転中心部に嵌め付けた上、その金型（１０
）を回転させ乍ら倣いロール（１４）によりスピニング
加工して、その１工程により上記円板（１２）から目的
とする最終断面形状の凹状ウェル部（１７）を円周面に
備えたリム予備体（Ｒ１）に成形し、その後、金型（１
０）を割り開くことにより取りはずしたリム予備体（Ｒ
１）の中心部を、上記センター孔（１１）よりも大きく
プレス打抜き加工して、凸片（２３）と凹欠（２４）と
が交互に変化する開口輪郭形状のホイールディスク用取
付フランジ（２５）を刻設すると一挙同時に、 その取付フランジ（２５）の各凸片（２３）に、ホイー
ルディスク取付け用ボルト（２６）の挿通孔（２７）も
開口させるようになっているため、冒頭に述べた従来技
術の問題点を確実に解消でき、高精度な品質のリヤーリ
ム製品を得られる効果がある。

又、同しく軽合金素材のブランクをプレス打抜き加工し
て、１次成形用金型（３１）と２次成形用割り金型（３
２）への嵌め付け用センター孔（１１）が開口された円
板（１２）を作成用意し、 その円板（１２）をセンター孔（１１）により、先づ１
次成形用金型（３１）の回転中心部に嵌め付けた上、そ
の金型（３１）を回転させ乍ら倣いロール（３３）によ
りスピニング加工して、上記円板（１２）を断面ほぼコ
字型に折り曲げると共に、その円周面を粗成形して１次
リム予備体（Ｒ１）とし、 次いで、その１次リム予備体（Ｒ１）を１次成形用金型
（３１）から取りはずし、２次成形用割り金型（３２）
の回転中心部へ同様な嵌め付け状態に付け替えた上、そ
の割り金型（３２）を回転させ乍ら倣いロール（３４）
により再度スピニング加工して、上記１次リム予備体（
Ｒ１）の円周面を目的の最終断面形状に仕上げ成形する
ことにより、その円周面に凹状ウェル部（１７）を備え
た２次リム予備体（Ｒ２）とし、その後、その金型（３
２）を割り開くことにより取りはずした２次リム予備体
（Ｒ２）の中心部を、上記センター孔（１１）よりも大
きくプレス打抜き加工して、凸片（２３）と凹欠（２４
）とが交互に変化する開口輪郭形状のホイールディスク
用取付フランジ（２５）を刻設すると一挙同時に、 その取付フランジ（２５）の各凸片（２３）に、ホイー
ルディスク取付け用ボルト（２６）の挿通孔（２７）も
開口させる製造法によれば、その２工程を経て一層円滑
に塑性変形させることができるので、品質の均一化に著
しく有益と言える。

上記何れの製造法にあっても、目的とする最終断面形状
に塑性加工したリム予備体（Ｒ１）　（Ｒ２）を引き続
きプレス打抜き加工して、凸片（２３）と凹欠（２４）
とが交互に変化する輪郭形状のホイールディスク用取付
フランジ（２５）を形成すると一挙同時に、その各凸片
（２３）にホイールディスク取付け用ボルト（２６）の
挿通孔（２７）も開口させているため、このようなリヤ
ーリム（Ｒ）から組立一体化される自動重用ホイールの
外観デザインを、著しく興趣変化に富ませることができ
る効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は円板の加工状態を示す正面図、第２図（＋）（
ｎ）はその円板に対するスピニング加工過程の説明図、
第３．４図は割り金型の倒断面図と正面図、第５図は第
３図の５−５線断面図、第６図はホイールディスク用取
付フランジの加工状態を示す正面図、第７．８図はりャ
ーリムの使用によるホイールの組立状態を示す正面図と
背面図、第９図は第７図の９−９線断面図、第１０図（
Ｉ）（ＩＩ）（ｌ［［）は第２図に対応する変形例のス
ピニング加工過程を示す説明図である。 （１０）・・・・・成形用割り金型 （１１）・・・・・センター孔 （１２）・・・・・円板 （１４）　（３３）　（３４）　　・倣いロール（１７
）・・・・・凹状ウェル部 （２３）・・・・・凸片 （２４）・・・・・凹欠 （２５）・・・・・取付フランジ （２６）・・・・・ポルｌ− （２７）・・・・・挿通孔 （Ｒ１）　（Ｒ２）　　・・・リム予備体（Ｒ）　　・
・・・　・リヤーリム （Ｆ）　　・・・・・フロントリム （Ｄ）　　・・・・・ホイールディスク特許出願人　　
遠菱アルミホイール株式会社第１図 第３図 第２図 （ＩＩ） 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、軽合金素材のブランクをプレス打抜き加工して、成
   形用割り金型（１０）への嵌め付け用センター孔（１１
   ）が開口された円板（１２）を作成用意し、その円板（
   １２）をセンター孔（１１）により割り金型（１０）の
   回転中心部に嵌め付けた上、その金型（１０）を回転さ
   せ乍ら倣いロール（１４）によりスピニング加工して、
   その１工程により上記円板（１２）から目的とする最終
   断面形状の凹状ウェル部（１７）を円周面に備えたリム
   予備体（Ｒ１）に成形し、その後、金型（１０）を割り
   開くことにより取りはずしたリム予備体（Ｒ１）の中心
   部を、上記センター孔（１１）よりも大きくプレス打抜
   き加工して、凸片（２３）と凹欠（２４）とが交互に変
   化する開口輪郭形状のホイールディスク用取付フランジ
   （２５）を刻設すると一挙同時に、 その取付フランジ（２５）の各凸片（２３）に、ホイー
   ルディスク取付け用ボルト（２６）の挿通孔（２７）も
   開口させることを特徴とする自動車用ホイールにおける
   リヤーリムの製造法。 ２、軽合金素材のブランクをプレス打抜き加工して、１
   次成形用金型（３１）と２次成形用割り金型（３２）へ
   の嵌め付け用センター孔（１１）が開口された円板（１
   ２）を作成用意し、 その円板（１２）をセンター孔（１１）により、先づ１
   次成形用金型（３１）の回転中心部に嵌め付けた上、そ
   の金型（３１）を回転させ乍ら倣いロール（３３）によ
   りスピニング加工して、上記円板（１２）を断面ほぼコ
   字型に折り曲げると共に、その円周面を粗成形して１次
   リム予備体（Ｒ１）とし、次いで、その１次リム予備体
   （Ｒ１）を１次成形用金型（３１）から取りはずし、２
   次成形用割り金型（３２）の回転中心部へ同様な嵌め付
   け状態に付け替えた上、その割り金型（３２）を回転さ
   せ乍ら倣いロール（３４）により再度スピニング加工し
   て、上記１次リム予備体（Ｒ１）の円周面を目的の最終
   断面形状に仕上げ成形することにより、その円周面に凹
   状ウェル部（１７）を備えた２次リム予備体（Ｒ２）と
   し、 その後、その金型（３２）を割り開くことにより取りは
   ずした２次リム予備体（Ｒ２）の中心部を、上記センタ
   ー孔（１１）よりも大きくプレス打抜き加工して、凸片
   （２３）と凹欠（２４）とが交互に変化する開口輪郭形
   状のホイールディスク用取付フランジ（２５）を刻設す
   ると一挙同時に、 その取付フランジ（２５）の各凸片（２３）に、ホイー
   ルディスク取付け用ボルト（２６）の挿通孔（２７）も
   開口させることを特徴とする自動車用ホイールにおける
   リヤーリムの製造法。