JPS63307870A - 環状のカルボン酸無水物の製造方法 - Google Patents

環状のカルボン酸無水物の製造方法

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JPS63307870A
JPS63307870A JP12607188A JP12607188A JPS63307870A JP S63307870 A JPS63307870 A JP S63307870A JP 12607188 A JP12607188 A JP 12607188A JP 12607188 A JP12607188 A JP 12607188A JP S63307870 A JPS63307870 A JP S63307870A
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/54Preparation of carboxylic acid anhydrides
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は環中にμ個または5個の炭素原子を有する随意
に置換されたアルカンジオン酸(alkanedioi
e、 acid )の環状無水物の製造方法に関するも
のである。
〔発明の背景〕
このような環状無水物は、プルテンソサアテイキムフラ
ンス(Bull、 See、 Chlm、 Fr、 )
 。
(り〜10.Pt、、2) 、第21ざり頁〜第、2/
り弘頁 に記載されているように、アルキル基がエチル
基またはプロピル基であるベーターアルキル−アルファ
ーシアノこはく酸ジエチルを酸加水分解するとともに脱
カルがキシル化して、モノ置換された酸、すなわちRが
エチル基またはプロピル基であるHO2CCH= CM
2CH(R)Co□Hを生成させることによって製造す
ることができ、そしてこのモノ置換された酸は加熱によ
シ無水物に変えられた。環状無水物のこの製造方法は入
手し難い出発原料を必要とする。
〔発明の目的〕
本発明の目的は単純な出発化合物から簡単な方法で、か
つ高い選択率をもって前述の環状無水物を製造するとこ
ろにある。
〔発明の構成および発明の詳細な説明〕したがって、本
発明は、次の成分、すなわち成分(&) −−臂ラジウ
ム化合物 成分(b)−ホスフィン、アルシンおよび/またはスチ
ビン、および 成分(c)−水溶液中2!℃で測定して、2未満のpK
aを有するプロトン酸 を混ぜ合わせることによって得られる触媒系の存在下に
おいて、随意に置換されたアルケン酸を一酸化炭素と反
応させることからなる、環中に≠個または5個の炭素原
子を有する、随意に置換されたアルカンジオン酸の環状
無水物またはこのような環状無水物の混合物の製造方法
を提供する。
本発明方法は、/J?ラジウム化合物が不均質の形で含
まれ得るが、好ましくは均質の状態にある液相中で遂行
される。好適な均質のパラジウム化合物は、例えば硝酸
、硫酸、または好ましいものである、/分子中に12個
以下の炭素原子を有するアルカン酸の/4’ラジウム(
II)塩である。好ましく使用されるa4ラジウム化合
物は酢酸・臂うノウム(II)である。・々ラジウム(
II)化合物のその他の例は蟻酸ノ量ラジウム(II)
およびプロピオン酸パラジウム(II)であシ、ノ・口
r/化水素酸の塩も使用できる。
さらに、パラジウム錯体、例えばアセチルアセトン酸/
4’ラジウム、テトラギストリフェニルホスフインパラ
ジウム、酢酸ビス−トリー〇−)リルホスフィンパラジ
ウムまたは硫酸ビス−トリフェニルホスフィンパラジウ
ムを使用することができ、パラジウム化合物の混合物を
成分(a)として使用できる。
驚くべきことには、本発明方法は環中に≠個の炭素原子
を有する随意に置換されたアルカンジオン酸の環状無水
物を極めて高い退部率をもって製造できることが判明し
た。百分率で表わした、酸化合物への選択率とは、ここ
では/(70Xp:q  と定義され、そしてこの式の
中でrpJはその酸化合物に転化された出発化合物の量
であり、一方rqJは転化された出発化合物全体の量で
ある。
したがって、本発明の好ましい実施態様によれば、化合
物(b)は、橋の中に少なくとも2個の炭素原子を有す
る二価の有機架橋基を通して結合している少なくとも2
個の燐、砒素またはアンチモンを配位原子として含む有
機化合物からなるキレート配位子である。例えば、この
好ましい実施態様によって3−ペンテン酸は定量的にエ
チルこはく酸無水物に転化され得る。2個またはそれ以
上の配位原子は同じでも、あるいは異っていてもよく、
例えば2個の砒素原子、燐原子または砒素原子、あるい
は砒素原子およびアンチモン原子であり得る。
キレート配位子は好ましくは次の一般式!を有し、R’
 −P−R’−P−R5 +    1          (1)R2R4 式中、11.12.14およびR5は同じか、または異
なる随意に置換された炭化水素基を表わし、そしてR3
は2〜6個の随意に置換されたメチレン基からなる連鎖
を表わす。キレート配位子中に存在する置換基は、好ま
しくは、ツクラジウム(II)化合物による錯体化合物
の形成に対して立体障害を引き起こさない。
炭化水素基R’、R21R’およびR5は概して2〜/
r個、好ましくは6〜/弘個の炭素原子を含んでいる。
アリール基、特にフェニル基が最も適した炭化水素基で
ある。好ましい架橋基−83−は式−(−CR’R’ 
+1を有する架橋基であ91式中R6およびR7は水素
原子または好ましくは立体障害を起こさない随意に置換
された炭化水素基であシ、セしてnは少なくともλ、好
ましくはj以下の整数、最も好ましくは認、3または≠
である。置換基R6およびR7は好ましくは水素原子で
ある。架橋基R3はまた環状構造、例えば芳香族基また
は脂環式基の一部を形成することができ、その架橋基中
の7個または2個以上の炭素対炭素結合は飽和していて
も、あるいは不飽和でもよく、そして架橋中で。
あるいはその架橋に結合している環状基または非環状基
中で、7個または2個以上のへテロ原子、例えば硫黄原
子、酸素原子または窒素原子が1両方の燐原子に結合し
ている架橋中に存在しなければならない、2個の炭素原
子以外の炭素原子と入れ代っていてもよい。
好適なキレート配位子の例は。
/、3−−/ (ジフェニルホスフィノ)f口a4ン。
へ≠−ジ(ジフェニルホスフィノ)ブタン、2.3−ツ
メチル−/、クーノ(ジフェニルホスフィノ)ブタン、 /、j−ジ(メチルフェニルホスフィノ)−2ンタン、 /、≠−シ(ジシクロへキシルホスフィノ)ブタン、 /、j−ジ(ジナフチルホスフィノ)ペンタン、/、3
−ノ(ジ−p−トリルホスフィノ)プロパン、へ≠−ジ
(ジ−p−メトキシフェニルホスフィノ)ブタン、 へコージ(ジフェニルホスフィノ)二テ/、2.3−ジ
(ジフェニルホスフィノ)−2−ブチ/、ム3−ジ(ジ
フェニルホスフィノ)−コーオキソグロノ臂ン、 λ−メチルー2−(メチルジフェニルホスフィノ)−、
/、3−ジ(ジフェニルホスフィノ)−プロパン、 0+O’−ジ(ジフェニルホスフィノ)ビフェニル、/
、2−−)Cジフェニルホスフィノ)ベンゼン、λ、3
−ジ(ジフェニルホスフィノ)ナフタレン、/、2−ジ
(ジフェニルホスフィノ)シクロゞキサン、 2、.2−ジメチル−≠、j−ジ(ジフェニルホスフィ
ン)ジオキンラ/ および下記の式で表わされる化合物である。
/、≠−ジ(ジフェニルホスフィノ)ブタンによって極
めて満足力結果が得られた。一般式Iで表わされるキレ
ート配位子の混合物を使用してもよい。
さらに、驚くべきことには、本発明方法は環中に弘個の
炭素原子を有する随意に置換されたアルカ/ジオン酸の
環状無水物と環中に5個の炭素原子を有する随意に置換
されたアルカンジオン酸の環状無水物との混合物を、こ
れらの2檻の無水物の合計量に対する極めて高い選択率
をもって製造できることが発見された。したがって、本
発明の好ましい実施態様によれば、化合物(b)は下記
の一般式■を表し、 1(■) −P−R8 式中R6,R7およびR8はそれぞれ個別に、随意に置
換されたアリール基を表わす。例えば、この好ましい実
施態様によって、3−ペンテン酸は定量的にエチルこは
く酸無水物と2−メチルグルタル酸無水物との混合物に
転化することができる。
一般式■で表わされるホスフィンの置換されているか、
または置換されていないアリール基R9R7およびRは
、好ましくは/に個以下、特に6〜/II−個の範囲の
炭素原子を含んでいる。好適なR,RおよびR基の例は
ナフチル基、特にフェニル基であり、好適な置換基はハ
ロダン原子およびアルキル基、アリール基、アルコキシ
基、カルボキシ基、カルバルコキシ基、アシル基、トリ
ハロゲンメチル基、シアノ基、ジアルキルアミノ基、ス
ルホニルアルキル基およびアルカノイルオキシ基である
好適なホスフィンの例はトリーp−)リルホスフィン、
トリ(p−クロルフェニル)ホスフィン、トリーp−メ
トキシフェニルホスフィン、o−ジフェニルホスフィノ
安息香酸および特にトリフェニルホスフィ/であり、一
般式■を有するホスフィンの混合物を使用してもよい。
一般式lで表わされるキレート配位子と一般式■で表わ
されるホスフィンとの混合物を成分(b)として使用す
ることができ、この場合、環中にμ個の炭素原子を有す
る随意に置換されたアルカンジオン酸の環状無水物が通
常極めて高い選択率をもって生成する。
2よシも小さいpKaを有するプロトン酸は、好ましく
は非配位性の隘イオンを有し、そしてこれは、ノ臂ラジ
ウムと、プロトン酸の陰イオンとの間で共有結合釣力相
互作用が少ししか、あるいは全く起きないことを意味し
ている。
酸の好ましいグルーグは次の一般式■を有し、X/  
       (III) R−X −OH 式中Xは硫黄原子または塩素原子を表わし、かつXが塩
素原子を底わす場合、Rは酸素原子を表わし、セしてX
が硫黄原子を表わす場合、R9はOH基または随意に置
換された炭化水素基を表わす。
前述の酸を本発明方法において使用するとき、これらの
酸の隘イオンは非配位性のものとみなすことができる。
一般式■を有する酸において、Rで表わされる随意に置
換された炭化水素基は、好ましくは、7〜30個、特に
/〜/4個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基
、アラルキル基またはアルカリール基である。炭化水素
基は、例えば、ハロゲン原子、特に弗素原子で置換され
ていてもよい。
一般式■で表わされる好ましい酸は過塩素酸、硫酸、p
−)ルエ/スルホン酸おヨヒトリフルオロメタンそルホ
ン酸であり、p−トルエンスルホン酸が特に好ましい。
もう一つの好適な酸は2−ヒドロキシプロパン−2−ス
ルホ/酸である。一般式mで表わされる酸はまた、例え
ば、アンバーライト(Amberlite ) 232
HCrアンバーライト」 は商種名)のようなスルホン
酸基を含むイオン変換体であシ得る。その場合、炭化水
素基R9は重合体の炭化水素基、例えばスルホン酸基で
置換されたポリスチレン基である。好適な酸のさらに別
の例は、例えばBF  、 AsF  、 SbF5 
、 PF5. TaF5 またはNbF5のようなルイ
ス酸を、例えばハロダン化水素酸、特にHF 、フルオ
ロスルホン酸、燐酸または硫酸のようなブレンステッド
酸と相互に作用させることによって、おそらく現場で生
成させることができる酸である。後者の型の酸の具体的
な例はH2SiF6. HBF6. HPF6お工びH
8bF’6であり、好適なスルホン酸の例はフルオロス
ルホン酸およびクロロスルホン酸である。好適な酸のそ
の他の例はトリクロル酢酸、トリフルオル酢酸、ジクロ
ル酢酸およびクロルオル酢酸である。2よりも小さいp
Kaを有するプロトン酸の混合物を成分(c)として使
用できる。
本発明方法は、好適には溶媒、好ましくは中性温媒の存
在下で遂行される。このような溶媒の例ハ、ヘキサン、
ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、3¥Iiの
キシレン、エチルベンゼン、クメン、シクロヘキサンお
よびデカリンのような炭化水素;ジクロルメタン、クロ
ロホルム、/、、2−ジクロルエタン、ベルフルオルア
ルカン、クロルベンゼンおよび3種のジクロルベンゼン
のようなハa )fン化炭化水素;ジエチルスルホン、
ジイソグロビルスルホンおよびテトラヒドロチオフエン
ム/−ジオキシド(これは「スルホラノ」ともいう)の
ようなスルホン: N、N−ジメチルホルムアミドおよ
びN−メチルピロリドンのようなN、N −ジアルキル
置換アミド;安息香酸メチル、酢酸エチルおよび酢酸ア
ミルのようなエステル:ジエチルエーテル、3,6−ソ
オキサオクタン、メチル第三ブチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジイングロビルエーテル、 /、lA−ジ
オキサン、2.4−、♂−トリオキサノナ/(とれは「
ジグライム」ともいつ)、ジフェニルエーテルおよびア
ニソールのようなエーテルである。エーテルによって極
めて満足な結果が得られた。
下記のモル比、すなわち /)ハラジウム化合物対少なくとも3個の脂肪族炭素原
子の連鎖を有する随意に置換されたアルケン酸のモル比
、 2)成分(b)対成分(a)のモル比、および3)成分
(a)対成分(a)のモル比 は臨界的でなくて、広い範囲内で変化できる。
上記(1)項記載のモル比は普通/二10〜/ : 1
0.000゜好ましくはi”、so〜/:1000であ
り、上記(2)項および(3)項記載のモル比は普通0
.3−200.好ましくは/〜λOである。
本発明方法は、臨界的でなくて広い範囲内で変化できる
温度と圧力の下で遂行することができ、その温度は好適
には20〜230℃、そして好ましくは30−.200
℃の範囲にあり、そしてその圧力は好適には/〜700
パール、そして好ましくは20〜75パールの範囲にあ
る。
本発明方法においては、−酸化炭素は純粋な形で、ある
いは窒素、貴ガスまたは二酸化炭素のような不活性ガス
で希釈して使用できる。10容量%よりも多い水素が存
在すると、反応条件下でオレフィン状化合物の水素化が
起こる可能性があるので、一般にこのような水素の存在
は望ましくない。一般に一酸化炭素または!容量%未滴
の水量を含む一酸化炭素含有ガスの使用が選択される。
本発明方法は、少なくとも3個の脂肪族炭素原子の連鎖
を有する非常に多くの種類の随意に置換されたアルケン
酸を使用して遂行することができ、この連鎖の末端原子
は酸のカルがニル基の炭素原子である。本方法は、出発
原料の酸として3−アルケンf!l!を使用する場合、
下記の弐Aによって図示でき、 (式中Q’l Q2t Q’I Q’およびQ5はそれ
ぞれ水素原子または随意に置換された炭化水素基を表わ
す〕その場合には、環の中にμ個の炭素原子を有する随
意に置換されたアルカンジオン陵の環状無水物が生成す
る。
上記の反応Aと同時に下記の反応Bが起こるときには、
塊状無水物の混合物が生成し、式中Q1・Q2・Q3・
q4およびQlは式Aにおけるものと同じ意味全有する
Q’l Q2* Q’、 Q’およびq5によって表わ
される炭化水素基はアルキル基、好ましくは1〜30個
の炭素原子を有するアルキル基、シクロアルキル基、好
ましくは3〜を個の炭素原子を有するシクロアルキル基
、またはアリール基、好ましくはフェニル基であシ得る
。Q2e Q’e Q’およびQlは、最も好ましくは
/−j個の炭素原子を有するアルキル基である。これら
のアルキル基の中ではメチル基およびエチル基が好まし
く、%にメチル基が好ましいが、Q2. Ql、 Q4
およびQlは最も好ましくは水素原子を表わす・ Qlは特に、7〜30個の炭素原子を有するアルキル基
を表わす。アルケン酸は好ましくは3−アルケン酸、%
VC3−ペンテン酸である。このような酸のその他の例
は3−ブテン酸、2−メチル−3−ブテン酸、J−−ジ
メチル−3−ブテン酸、ノーメチル−3−ペンテン酸、
3−ヘキセン酸およびλ、2−ジメチルー3−ヘキセン
酸である。
上記のものの代りに、出発原料のアルケン酸はコーアル
ケ/酸であってもよい。例えば、クロトン酸はメチルこ
はく酸無水物に転化され、アクリル酸は無水こはく酸に
転化され、そしてコーメチルクロトン酸は/、、2−S
7メチルこはく酸無水物に転化される。
さらに驚くべきことには、触媒系の影響下で炭素−炭素
二重結合を3−アルケン酸に移転することによって、p
が3よシも大きい整数である出発原料のp−アルケン酸
が現場で異性化されることが発見された。3−アルケン
酸は、順次、前記の式(A) K したがい、そして結
局式CB)にしたがつて、環状無水物に転化される。例
えば、10−ウンデセン酸は異性化されて3−ウンデセ
ン酸となシ1そしてこの3−ウ/デセン酸、は順に極め
て高い選択率をもってオクチルこはく酸無水物に転化さ
れる。このような出発アルケン酸のその他の例は≠−ペ
ンテン酸、μmヘキセン酸、j−ヘギセン酸、7−オク
テン酸およびターデセン酸である。
Q’l Q21 Q3e Q’および95によって表わ
される炭化水素基は、反応条件下で不活性である置換基
、例えばアルコキシ基、好ましくは7〜5個の炭素原子
を有するアルコキシ基、あるいはハロダン原子、例えば
塩素原子または臭素原子を随意に担持することができる
本発明方法はパッチ式、半連続式または連続式に遂行す
ることができる。パッチ式で操作するときには、触媒系
、出発原料のアルケン酸および溶媒を反応器に供給して
、その中で液相を形成させ、その反応器を一酸化炭素で
加圧し、ついで所望の温度に加熱する。連続式に操作す
るときには、液体成分を反応器へ連続的に供給して、そ
の中で液相を形成させ、ついで−酸化炭素を反応器内へ
連続的に導入して、触媒を含む液相と接触させることが
できる。ガス状の反応剤を分離した形の流出物として反
応器から抜き出し、冷却し、減圧し、そして−酸化炭素
を上記のようにさらに接触させるために再循環させるこ
とができる。
環状無水物は適当な方法で、例えば抽出または蒸留によ
って反応混合物から遊離することができ、それによって
、環状無水物を含む留出物留分および触媒系を含む底部
留分を得ることができる。好適には、実質的に底部留分
中に残る溶媒が選択される。好ましくは、溶媒および触
媒系を含む底部留分の少なくとも一部が本発明方法にお
いて再使用される。
〔実施例〕
ついで、以下の実施例を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。
実施例/ 磁気的に攪拌される300m1のハステロイCオートク
レーブ(「ハステロイ(Hastelloy) Jは商
標〕に次の材料、すなわち アニソール 4tottt 3−ペンテン酸 20ゴ(,200ミリモル)酢酸ノ9
ラジウム(II)O,IAミリモル/、≠−ジ(ジフェ
ニルホスフィノ)ブタン0、gミリモル )!J(p−クロルフェニル)ホスフィン 2ミリモル
p−トルエンスルホン酸 3ミリモル を装入した。
ついで、オートクレーブを一酸化炭素でフラッシュし、
≠Oパールの分圧が得られるまで一酸化炭素で加圧し、
り0℃の温度に加熱し、そしてこの温度に2時間保持し
た。この期間の末期においてオートクレーブを室温に調
整してから、それの中身を気液クロマトグラフィーによ
って分析した。
3−ペンテン酸の転化率は乙lA%であシ、そしてエチ
ルこはく酸無水物および2−メチルグルタル酸無水物へ
の選択率はそれぞれり5%および3%であった。
実施例2 実施例/で述べたようにして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール ≠Q ml 3−インテン酸 10MIC100ミリモル)酢酸ノ4
ラジウム(II)  0.1Aミリモル八≠−ノ(ジフ
ェニルホスフィノ)ブタン42ミリモル ) ’) (p −10ルフエニル)ホスフィン3ミリ
モル p−トルエンスルホン酸 ≠ミリモル を装入した。
90℃において/、5時間保持する反応期間の末期にお
いて3−ペンテン酸の転化率は9t%であシ、そしてエ
チルこはく酸無水物への選択率はり5%であった。
実施例3 /9μmジ(ジフェニルホスフィノ)ブタンを存在させ
なかった点を除いて、実験を実施例2VC記載したよう
にして遂行した。
り0℃において43時間保持する反応期間の末期におい
て3−ペンテン酸の転化率は700%であり、そしてエ
チルこはく酸無水物および2−メチルグルタル酸無水物
への選択率はそれぞれ73%および26%であった。
実施例コの結果と比較すると、へ≠−ジ(ジフェニルホ
スフィノ)ブタンの存在はエチルコバく酸無水物への選
択率を上昇させることがわかる。
実施例≠ 実施例/で述べたようにして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール ≠0耐 3−ペンテン酸 よ− 酢酸パラジウム(It)  0.≠ミリモルトリフェニ
ルホスフィン 3ミリモル p−トルエンスルホン酸  3ミリモルを装入した。
り0℃において75分間保持する反応期間の末期におい
て3−ペンテン酸の転化率は100%であり、そしてエ
チルこはく酸無水物への選択率およびλ−メチルグルタ
ル酸無水物への選択率はそれぞれざ6%および/4L%
であった。
実施例! 実施例1で述べたようKして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール ≠Qd 3−に/テン酸 j− 酢酸パラジウム(II)  0.≠ミリモル/、!−ジ
(ジフェニルホスフィノ)ブタン/1.2ミリモル p−)ルエンスルホ/酸  ≠ミリモルを装入した。
り0℃において5時間保持する反応期間の末期において
3−ペンテン酸の転化率は100であシ、そしてエチル
こはく酸無水物への選択率は100%であった。
実施例λの結果と比較すると、/、4t−ジ(ジフェニ
ルホスフィノ)ブタンの存在は定量的な収量のエチルこ
はく酸無水物を得るのに十分であることがわかる。
実施例乙 アニソール(4t(7m)をスルホラン(≠Oa/)で
置き換えた点を除き、実施例2の実験を繰り返した。
り0℃において/、3時間保持する反応期間の末期にお
いて3−インテン酸の転化率は100%であり、そして
エチルこはく酸無水物への選択率はり5%であった。
実施例7 実施例/で述べたようにして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール 弘θ111 クロトン酸 iop 酢酸パラジウム(n)  0.μミリモ/l//、≠−
ジ(ジフェニルホスフィノ)ブタン7.2ミリ七〜ル トリ(p−クロルフェール)ホスフィンコミ9モル p−トルエンスルホン酸 3ミリモル を装入した。
/!θ℃において3.5時間保持する反応期間の末期に
おいてクロトン酸の転化率は3%であり、そしてメチル
こはく酸無水物への選択率はり5%であった。
実施例? 実施例/で述べたようKして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール 1AO1d IO−ウンデセン酸 IO? 酢酸ノ臂ラジウム(If)  0.’Aミリモル/、4
Z−ジ(ジフェニルホスフィノ)ブタン7.2ミリモル )!J(p−クロルフェニル)ホスフィン10ミリモル p−トルエンスルホン酸りミリモル を装入した。
/’A!;’Cにおいて45時間保持する反応時間の末
期において10−ウンデセン酸の転化率はjK2であシ
、そしてオクチルこはく酸無水物への選択率は♂!噂で
あった。
実施例り 実施例/で述べたようにして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち スルホラン ≠θ厘! 10−ウンデセン酸 IO? 酢酸パラジウム(u)  0.lAミリモル/、≠−ジ
(ジフェニルホスフィノ)ブタン乙λミリモル ) +7 (p −クロルフェニル)ホスフィン3ミリ
モル p−トルエンスルホン酸 ≠ミリモル を装入した。
/11.jtVCおいて5時間保持する反応期間の末期
において10−ウンデセン酸の転化率は≠6%であシ、
そしてオクチルこはく酸無水物への選択率は9t%であ
った。
実施例10 実施例/で述べたようにして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール aorst 3−ブテン酸 10yJC/ / Aミリモル)酢酸−
臂ラジウム(n)  0.’l−ミリモル八へ−ジ(ジ
フェニルホスフィノ)ブタン7.2ミリモル )!J(p−クロルフェニル〕ホスフィ/2ミリモル p−トルエンスルホン酸 3ミリモル を装入した。
20℃において0.夕時間保持する反応期間の末期にお
いて3−ブテン酸の転化率はgO%であυ、そしてメチ
ルこはく酸無水物への選択率はり5%であった。
実施例// 実施例/で述べたようにして実験を遂行し、オートクレ
ーブに次の材料、すなわち アニソール 5orxt オレイン酸 10d 酢酸/母うジウム(II)  0.11−ミリモル/、
≠−ジ(ジフェニルホスフィノ)ブタン42ミリモル )!J(p−クロルフェニル)ホスフィン3ミリモル p−トルエンスルホン酸 ≠ミリモル を装入する一方、オートクレーブを/≠j℃の温度まで
加熱し、ついでオートクレーブを一酸化炭素で≠θバー
ルの圧力まで加圧した後に、この温度に5時間保った。
オレイン酸の転化率は100%であることが観察される
一方、ペンタデシルこはく酸無水物への選択率はと0%
を越え、そして微量の水分が存在するために若干の副生
物が生じた。
以上

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の成分、すなわち 成分(a)−パラジウム化合物、 成分(b)−ホスフィン、アルシンおよび/またはスチ
    ビン、および 成分(c)−水溶液中、25℃で測定して、2未満のp
    Kaを有するプロトン酸 を混ぜ合わせることによつて得られる触媒系の存在下に
    おいて、随時に置換されたアルケン酸を一酸化炭素と反
    応させることからなる、環中に4個または5個の炭素原
    子を有する、随時に置換されたアルカンジオン酸の環状
    無水物またはこのような環状無水物の混合物の製造方法
  2. (2)パラジウム化合物が、1分子に付き12個以下の
    炭素原子を有するアルカン酸のパラジウム(II)塩であ
    る、特許請求の範囲第(1)項記載の製造方法。
  3. (3)成分(b)が、橋の中に少なくとも2個の炭素原
    子を有する二価の有機架橋基を通して結合している少な
    くとも2個の燐原子、砒素原子またはアンチモン原子を
    配位原子として含む有機化合物からなるキレート配位子
    である、特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記
    載の製造方法。
  4. (4)キレート配位子が下記の一般式 I を有する、特
    許請求の範囲第(3)項記載の製造方法、▲数式、化学
    式、表等があります▼( I ) 式中R^1、R^2、R^4およびR^5は同じか、ま
    たは異なる随意に置換された炭化水素基を表わし、そし
    てR^3は2〜6個の随意に置換されたメチレン基から
    なる連鎖を表わす。
  5. (5)キレート配位子が1,4−ジ(ジフエニルホスフ
    イノ)ブタンである、特許請求の範囲第(4)項記載の
    製造方法。
  6. (6)成分(b)が下記の一般式IIを有する、特許請求
    の範囲第(1)項または第(2)項記載の製造方法、▲
    数式、化学式、表等があります▼(II) 式中R^6、R^7およびR^8はそれぞれ個別に、随
    意に置換されたアリール基を表わす。
  7. (7)アリール基がフェニル基である、特許請求の範囲
    第(6)項記載の製造方法。
  8. (8)成分(c)が下記の一般式(III)を有する酸で
    ある、特許請求の範囲第(1)項〜第(7)項のいずれ
    か一つに記載の製造方法、 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 式中Xは硫黄原子または塩素原子を表わし、かつXが塩
    素原子を表わす場合、R^9は酸素原子を表わし、そし
    てXが硫黄原子を表わす場合、R^9はOH基または随
    意に置換された炭化水素基を表わす。
  9. (9)成分(c)がp−トルエンスルホン酸である、特
    許請求の範囲第(8)項記載の製造方法。
  10. (10)1:10〜1:10,000の範囲の、成分(
    a)対少なくとも3個の脂肪族炭素原子の連鎖を有する
    随意に置換されたアルケン酸のモル比、0.5〜ス00
    の、成分(b)対成分(a)のモル比および成分(c)
    対成分(a)のモル比を使用する、特許請求の範囲第(
    1)項〜第(9)項のいずれか一つに記載の製造方法。
  11. (11)50〜200℃の温度および1〜100バール
    の圧力の下で遂行する、特許請求の範囲第(1)項〜第
    一項のいずれか一つに記載の製造方法。
  12. (12)アルケン酸が3−アルケン酸である、特許請求
    の範囲第(1)項〜第(11)項のいずれか一つに記載
    の製造方法。
  13. (13)pが3よりも大きい整数であるp−アルケン酸
    中に炭素−炭素二重結合を移転させることによつて現場
    で3−アルケン酸を形成させる、特許請求の範囲第(2
    )項記載の製造方法。
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