JPS63307711A

JPS63307711A - 磁石装置

Info

Publication number: JPS63307711A
Application number: JP62143231A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Furukawa; 浩古川
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-06-10
Filing date: 1987-06-10
Publication date: 1988-12-15
Also published as: US4808957A; DE3819542A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、磁場を用いて被検者の医用情報を得る磁気共
鳴イメージング装置等に用いられる磁石装置に関し、特
に、磁気シールドを備えた磁石装置に関する。

（従来の技術）一般に、磁気共鳴イメージング装置では、良質の画像を
得るために、その静磁場発生装置（磁石装置）は、高磁
場且つ高均一性を発生し得ることを要求している。ここ
で、高磁場を発生し得る装置としては、超電導を利用し
た超電導磁石装置が使用されるよう罠なってきている。

第５図は、従来の超電導磁石装置の軸方向断面図であり
、両開口端を閉基し、内部に円柱状空洞１ａｔ−形成し
九二重円筒状の容器１内には、超電導コイル２が液体ヘ
リウム等の冷媒３と共に収納され、超電導コイル２に図
示しない給電リードよシミ流を供給シ、永久電流モード
で励磁運転するようにしている＠第５図の構成によれば、円柱状空洞１ａの軸方向に沿っ
て靜磁場且つ高均一磁場Ｂを発生させることができ、上
述した静磁場発生装置としての要求を十分に満足し得る
ものとなる。しかし乍ら漏洩磁場Ｂ′は無視することが
できない。すなわち、漏洩磁場Ｂ′は、空洞ｌａ内の磁
場Ｂが大きけｎば大きいほど、その大きさは大きくなる
ばかりか、その発生範囲も大きくなシ、周囲に設置して
いる情報処理機器や他の医用機器に著しく影響を与えて
しまう。例えば、ＸＭＡＴＶシステムの撮像管イメージ
、インテンシ７アイヤの儂を歪ませたり、カラーＴＶモ
ニタに色ズレを生じさせたりする。

このため漏洩磁場は、磁気共鳴イメージング装置の設置
条件を複雑にし、問題となっていた。

そこで、上述した問題を防ぐ手段として、磁石外周を鉄
等の磁性体で榎う磁気シールドを設ける構成が採用され
るに至った。すなわち、容器１と略同形状の磁気シール
ドを、容器１に一体的に取付けるように構成する。しか
し乍ら、この構成によｎば、容器１、超電導コイル２及
び冷媒３による磁石部は、それだけで７　ｔｏｎ程度の
重量があって病院等の施設内への搬入を困難にしている
のに、磁気シールドの重量が磁石部と同程度になるため
、！Ｉｔの倍増により一層、搬入金困離とし、しかも一
体形では、大きくなりすぎて、ますます搬入を困難とし
ていた。

（発明が解決しようとする問題点）このように従来の技術による磁石装置は、磁石部と一体
形の磁気シールドを設けることにより、漏洩磁場を抑制
することができるが、一体形である九め倍増した重量に
より、ま九人型化によシ、施設内への搬入を困捲として
いる問題点があった。

そこで本発明は、施設内への搬入が容易にして漏洩磁場
の少ない磁石装置を提供することにある。

［発明の構成コ（間＠点を解決する九めの手段）本発明は上記問題点を解決し且つ目的を達成する九めに
、筒状の磁石部の外周部を覆う略筒状の勇気シールドを
、前記磁石部の軸方向に沿って複数に分割した構成とし
ている。

（作用）上述の構成によれば、磁石部と、複数に分割した磁気シ
ールドとを別個に施設内に搬入し、施設内で組立ること
かできるので、搬入を容易にすることができ、ま九、組
立に際しては、磁石部の軸に対して直交方向から行なえ
るので、天井の低い狭い場所での組立が実現でき、しか
も、磁気シールドの分割は、軸方向に浴っているので、
磁気シールドを流孔る磁束方向に接合部は無く、磁気抵
抗の増大を招かず、漏洩磁場に対するシールド機能を損
うものでない。

（実施例）以下本発明にかかる磁石装置の一実施例を、第５図と同
一部分には同一符号を付した第１図を参照して説明する
。

第１図は、本実施例装置の軸方向に清う断面図、第２図
は同分解斜視図、第３図は同軸方向にみた正面図である
。

図に示すように、本実施例の磁気シールド４は、容器１
、超電導コイル２、冷媒３による磁石部の軸方向に溢っ
て第１．第２の部分４ｇ、４ｂからなる２分割とした構
成でおる。

以上の如くの構成によｎば、第１図に示すように、空洞
ｌａ内に所望の高強度かつ高均一の静磁場Ｂを発生でき
、また磁石部の外周を磁気シールド４により積った構成
としているので、漏洩磁場Ｂｌは磁気シールド４に回込
むようになシ、その発生範囲を大幅に抑制することがで
きる。

また、磁気シールド４０分割は、磁石部の軸方向に沿っ
たものであるので、磁気シールド４を通る磁束を切断す
ることがなく、磁気抵抗は変化が無い。以上の磁気特性
に関しては従来例（分割しない磁気シールド）と同様で
ある。

さらに、本実施例による磁気シールド４は、第１、第２
の部分４ｍ、４ｂによる２分割構成であるので、搬入を
容易に行なうことができる。すなわち、磁石部が例えば
病院の撮影室内に設置済みであって磁気シールド４を取
付ける場合、第１゜第、２の部分４ａ、４ｂをそｎぞれ
順次撮影室内に搬入することができる。こｎは、１１ｇ
１．第２の部分４ｍ、４ｂそｎぞれは、分割され九こと
により小形化となってお夛、一体形（従来例のように分
割しない磁気シールド）の場合と比べて可搬重量は半分
となり、容易に搬入することができる。つまシ、撮影室
内には、天井クレーン設備は通常は設置されていなく、
また、大形クレーン等を撮影室内に持込むことも不可能
であることから、可搬重量が半分となったことで、小形
の搬入装置を用いて搬入を行なえる。

また、磁石部への磁気シールド４の取付けも有利に行う
ことができる。つまシ、本実施例による磁気シールド４
は軸方向に沿って２分割構成としているので、第２図及
び第３図に示すように、磁石部への第１．第２の部分４
ｍ、４ｂ（磁気シールド４）それぞれの取付けを、磁石
部の中心軸に対して直行する方向（左右方向）から順次
行うことができ、これは狭い場所例えば天井が低い場合
でも容易に行なえ、有利である。

上記実施例は軸方向に浴って２分割構成した磁気シール
ド４について説明しているが、２分割以上として、第４
図に示すように、第１．第２．第３の部分５＊、５ｂ、
５ｃからなる３分割に構成した磁気シールド５を用いた
構成としてもよい。

この場合、組立てに際しては、下側部分である第１の部
分５ａｔ−撮影室内に搬入し、所定の位置に設置し、次
に磁石Ｓを搬入して第１の部分５畠の所定位置に設置し
、次に順次左右部分である第２゜第３の部分５ｂ、５ｅ
を順次搬入し、磁石部の左右の所定の位置に設置するも
のである。この３分割に構成した場合も、狭い場所で組
立てを行うことができ、有利である。

この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できるものである。

［発明の効果コ以上のように本発明では、筒状の磁石部の外周部を覆う
略筒状の磁気シールドを、前記磁石部の軸方向に沿って
複数に分割した構成としたので、磁気抵抗の増大を招く
ことなし、分割部毎の搬入が実施でき、このため搬入は
容易でちゃ、また、磁石部の軸方向に沿った分割であり
、このため組。

立てに要するスペースは狭くて済む、という効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる磁石装置の一実施例の構成を示
す断面図、第２図は同分解斜視図、第３図は同正面図、
第４図は本発明の他の実施例の構成を示す正面図、第５
図は従来例の構成を示す断面図である。１・・・容器、２・・・超電導コイル、３・・・冷媒、
４，５・・・磁気シールド。

Claims

【特許請求の範囲】

内部に形成した柱状空胴の軸方向に、これと同一方向に
向う静磁場を生成する筒状の磁石部と、この筒状磁石部
の外周部を覆う略筒状の磁気シールドとを備えた磁石装
置において、前記磁気シールドを、前記磁石部の軸方向
に沿って複数に分割した構成としたことを特徴とする磁
石装置。