JPH09283322A - マグネット・アセンブリ - Google Patents
マグネット・アセンブリInfo
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- JPH09283322A JPH09283322A JP8349185A JP34918596A JPH09283322A JP H09283322 A JPH09283322 A JP H09283322A JP 8349185 A JP8349185 A JP 8349185A JP 34918596 A JP34918596 A JP 34918596A JP H09283322 A JPH09283322 A JP H09283322A
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Abstract
動作の間に加えられる磁気的及び熱的負荷に耐えること
のできるマグネット・アセンブリを提供する。 【解決手段】 主コイル・カートリッジ(26)及びバ
ッキング・コイル・カートリッジ(28)の製造の間
に、それぞれのコイル支持体構造の外径が高精度で機械
加工される。ヘリウム容器の各々の端フランジ(24)
の内側表面に、2つの同心状の溝の直径が、室温でカー
トリッジ(26、28)がこれらの溝に滑らかに滑り込
めるように、主コイル支持体構造及びバッキング・コイ
ル支持体構造の外径と合うよう精密に機械加工される。
ヘリウム容器を液体ヘリウムで満たすと、ヘリウム容器
の端フランジ(24)は、アルミニウム合金と繊維強化
エポキシ樹脂の材料との収縮差により、カートリッジ
(26、28)を所定量の締めしろでしっかりと保持す
る。これにより、カートリッジ(26、28)に対する
機械的支持が行われ、それらは確実に同心関係となる。
Description
めの支持構造に関する。更に詳しく述べると、本発明
は、能動マグネット・シールド・システムのマグネット
・コイルを支持する構造に関する。
は、ある特性を有している線で巻かれていれば、極めて
低温の環境に入れることにより、例えば低温保持装置
(クライオスタット)、又は液体ヘリウム等の冷凍剤を
収容している圧力容器に封入することにより、超伝導性
にすることができる。極度の低温によって、マグネット
・コイルの抵抗が無視できるレベルまで小さくなる。最
初(ある期間の間、例えば10分間)、コイルに電源を
接続してコイルに電流を導入すると、電源を除去した後
も無視できる抵抗のために、コイルに電流が流れ続け
る。これにより、磁界が維持される。超伝導マグネット
は、磁気共鳴イメージング((magnetic resonance ima
ging)以後、「MRI」と表す。)の分野で広範な用途
がある。
ージング体積内に高強度の一様な磁界、例えば直径が4
0〜50cmの球形体積にわたって不均一度が100万
分の2、3である磁界が必要とされる。MRIの信号対
雑音比は、イメージング領域における磁界の強さに比例
する。高品質の画像を得るために、MRIのための磁界
の強さは通常、0.5Tよりも大きく、2T又は3T以
下でなければならない。他方、このような大きな寸法の
マグネットの環境の影響を最小限にするために、このよ
うなマグネットによって発生される漂遊磁界を小さな体
積に制限しなければならない。例えば、MRIシステム
は病院に据え付けられることが多く、病院ではMRIシ
ステムの位置を種々の電子装置及び外来の磁界が取り囲
んでいるので、装置はMRIの磁界から隔離されていな
ければならないと共に、MRIシステムは、周囲の磁界
からシールドされていなければならない。一般に、MR
Iマグネットの5ガウスの線は、半径方向に約2.5
m、及び軸方向に4.0mを超えることはできない。前
述の設計目標に適合するために、能動(アクティブ)シ
ールド超伝導マグネット技術が開発されてきた。
組(セット)の超伝導コイルで構成されている。内側の
コイル・セットは通常、主マグネット・コイルと呼ばれ
ており、イメージング体積内に大きさの大きな一様な磁
界を発生する。主マグネット・コイルに対する従来の支
持構造は、円筒形のアルミニウムのドラムである。主コ
イルはステンレス鋼ボビンの周りに別々に巻かれてお
り、ドラムに機械加工された溝内に配置されていると共
に、ドラムの内側に沿って軸方向に間隔を置いて配置さ
れている。もう1つのセットの外側マグネット・コイル
は通常、バッキング・コイルと呼ばれており、主コイル
から間隔を置いて配置されていると共に主コイルを取り
囲んでおり、ドラムに固定された構造によって支持され
ている。マグネットの外側の漂遊磁界を相殺するよう
に、主コイルが通す電流の方向と反対の方向に、バッキ
ング・コイルは電流を通す。これは、能動(アクティ
ブ)マグネット・シールドと呼ばれる。
ちマグネットを磁界まで上げるプロセスで、そしてコイ
ルを超伝導温度まで冷却する際に、コイルはかなりの熱
的及び電磁的な負荷を受ける。その結果、能動マグネッ
ト・シールドは構造的な支持の点で困難な問題を生じ
る。受動シールドされたシステムと比べて、能動シール
ドされたマグネットを使用する主な理由は、受動シール
ドされたシステムでは、マグネットの周りに大量の磁気
材料、例えば鉄が必要とされるので、システムの重量及
び体積が共にかなり大きくなるからである。バッキング
・コイルを使用して重量及び体積を最小にし、こうして
能動磁気シールドの目的を実現するためには、バッキン
グ・コイル用の支持構造が比較的軽量であり、しかもM
RIシステムの励磁及び動作の間にそれに加わるかなり
の磁気的及び熱的負荷に耐えることが重要である。又、
MRIの初期動作又は冷却の間のかなりの熱負荷にかか
わらず、且つ励磁及び動作の間に発生する電磁負荷にか
かわらず、バッキング・コイルが綿密な位置の正確さを
維持することも重要である。その結果、互いに相容れな
い熱的、磁気的及び機械的な考慮及び要因があり、これ
らの釣り合いと妥協とを図ることにより、許容可能なバ
ッキング・コイル・アセンブリを得なければならない。
は、構造が非常に複雑であり、製造費が高かった。公知
の能動シールド・マグネットの一例が、米国特許第5、
237、300号に記載されている。本明細書の図1に
示すその構成によれば、複数の主マグネット・コイル4
a〜4fが大きさの大きな非常に一様な磁界を発生す
る。主コイルは、機械加工されたポケット、即ち溝内の
円筒形のドラム2によって支持されている。ドラム2は
典型的には、アルミニウム合金で作成されている。一対
のバッキング・コイル10a及び10bがドラム2の部
分及び主マグネット・コイル4a−4fを同心状に取り
囲んでいる。バッキング・コイルは、主マグネット・コ
イルが電流を通す方向と反対の方向に電流を通す。これ
により、MRIシステムの外側の領域で磁界が相殺され
る。バッキング・コイルは、バッキング・コイル支持シ
リンダ又はバンド6及び8によってそれぞれ支持されて
いる。バッキング・コイルに対する支持体は、複数の支
柱(ストラット)又はプレート12を含んでおり、これ
らの支柱又はプレート12は、ドラム2から、即ちドラ
ムの周りのバンド16からバッキング・コイル支持シリ
ンダ6及び8へと斜め外側に伸びている。バッキング・
コイル支持シリンダ相互の間に軸方向に、スペーシング
・ロッド14が伸びている。
た超伝導マグネットであり、この超伝導マグネットで
は、ガラス繊維強化エポキシ樹脂で作成された円筒形の
コイル支持体構造の外周表面に、主コイルが直接巻かれ
ている。同様に、ガラス繊維強化エポキシ樹脂で作成さ
れていると共に、主コイル支持体構造の直径よりも大き
い直径を有しているもう1つの円筒形のコイル支持体構
造の外周表面に、バッキング・コイルが直接巻かれてい
る。数層のアルミニウム・オーバラップ・テープが主コ
イル巻線及びバッキング・コイル巻線の上面上に巻かれ
ており、マグネットの励磁の間のコイルの半径方向外側
への変位を抑制する。
ウム容器の対向端に配置されている一対のフランジを介
して、主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル
・カートリッジは、固定された同心関係に保持されてい
る。主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル・
カートリッジの製造の間に、それぞれのコイル支持体構
造の外径が高精度で機械加工される。又、ヘリウム容器
の各々の端フランジの内側表面に、2つの同心状の溝が
機械加工で形成されている。これらの2つの溝のそれぞ
れの直径は、室温で主コイル・カートリッジ及びバッキ
ング・コイル・カートリッジがこれらの溝に滑らかに滑
り込めるように、主コイル支持体構造及びバッキング・
コイル支持体構造の外径と合うよう精密に機械加工され
ている。
れており、その熱膨張係数は、繊維強化エポキシ樹脂の
コイル支持体構造の熱膨張係数よりも大きい。ヘリウム
容器を液体ヘリウムで満たすと、ヘリウム容器の端フラ
ンジは、アルミニウム合金と繊維強化エポキシ樹脂の材
料との収縮差により、主コイル・カートリッジ及びバッ
キング・コイル・カートリッジを所定量の締めしろ(イ
ンタフェアレンス)でしっかりと保持している。これに
より、主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル
・カートリッジに対する機械的支持が行われるのみでな
く、主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル・
カートリッジの半径方向の相対的位置が完全に固定され
るので、これらのカートリッジは、確実に同心関係とな
る。
リッジ及びバッキング・コイル・カートリッジの軸方向
の相対的位置が固定される。ヘリウム容器の端フランジ
上の溝の深さについても精密に機械加工される。マグネ
ットの組み立て中に、ヘリウム容器の一方の端フランジ
が先ず、平らなプラットホームの上に配置される。次
に、主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル・
カートリッジの各々は、フランジの溝に垂直に挿入され
て配置された後に、一組のキーによって固定される。次
に、ヘリウム容器の内側及び外側のシリンダ、並びに他
方の端フランジが一緒に組み立てられて、溶接される。
ヘリウム容器及びマグネット・アセンブリの冷却後に、
アルミニウム合金のヘリウム容器と繊維強化エポキシ樹
脂コイル支持体構造との間の軸方向の収縮差により、ヘ
リウム容器の端フランジとコイル支持体構造との間の軸
方向のどの間隙も閉じて、主コイル・カートリッジ及び
バッキング・コイル・カートリッジが堅固に支持され
る。
ブリが、磁気共鳴画像作成のための周辺装置を取り付け
た典型的な低温真空エンクロージャ内に据え付けられ
る。
によるマグネット・アセンブリは、液体ヘリウム等の冷
凍剤で満たされた漏れの無い容器(以後、「ヘリウム容
器」と呼ぶ。)を含んでいる。ヘリウム容器は、互いに
平行で対向した一対の端フランジ24を含んでいる。図
面には、1つの端フランジ24のみが示されている。各
々の端フランジは環状のプレートであり、アルミニウム
合金で作成されていることが好ましい。ヘリウム容器は
更に、外側の円筒形の壁20と、内側の円筒形の壁22
とを含んでおり、外側及び内側の円筒形の壁20及び2
2も、アルミニウム合金で作成されている。壁20及び
22は互いに同心状であり、壁20の半径は壁22の半
径よりも大きい。図3に示すように、壁20の両端は、
端フランジ24の外周にそれぞれ溶接(溶接W1)され
ているが、壁22の両端は、端フランジの内周にそれぞ
れ溶接(溶接W2)されている。最終的に封入され、溶
接されたアセンブリは、全体的に円環状(ドーナツ形
状)を有している。
ム容器は、主コイル・カートリッジ26と、バッキング
・コイル・カートリッジ28とを収納している(図2を
参照)。両方のカートリッジとも全体的に円筒形であ
り、カートリッジ28の半径は、カートリッジ26の半
径よりも大きい。主コイル・カートリッジ26は内周表
面を有しており、その半径は、ヘリウム容器の内側の円
筒形の壁22の外周表面の半径よりも大きい。同様に、
バッキング・コイル・カートリッジ28は外周表面を有
しており、その半径は、ヘリウム容器の外側の円筒形の
壁20の内周表面の半径よりも小さい。
ジ26は、主マグネット・コイル支持体27と、複数
(典型的には、6つ又はそれ以上)の主マグネット・コ
イルとを含んでいる。主マグネット・コイルは、主マグ
ネット・コイル支持体27の外周表面に形成されている
環状の溝内に配置されている。図3には、それらの主マ
グネット・コイルのうちの3つのみが参照番号36a、
36b及び36cで示されている。主マグネット・コイ
ルは、指定された引っ張り(典型的には、30〜60ポ
ンド)でコイル支持体27の上に直接巻かれている。同
様に、バッキング・コイル・カートリッジ28は、バッ
キング・マグネット・コイル支持体29と、複数(典型
的には、2つ又はそれ以上)のバッキング・マグネット
・コイルとを含んでいる。バッキング・マグネット・コ
イルは、バッキング・マグネット・コイル支持体29の
外周表面に形成されている環状の溝内に配置されてい
る。図3には、それらのバッキング・マグネット・コイ
ルのうちの1つのみが参照番号38で示されている。バ
ッキング・マグネット・コイルは、同じ指定された引っ
張りでコイル支持体29の上に直接巻かれている。コイ
ル支持体構造27及び29は共に、ガラス繊維強化エポ
キシ樹脂で作成されている。数層(典型的には、4層か
ら8層)のアルミニウム・オーバラップ・テープが、主
コイル巻線及びバッキング・コイル巻線の上面上に巻か
れており、マグネットの励磁の間のコイルの半径方向外
側への変位を抑制する。
器の両端に配置されている端フランジ24によって、固
定された同心関係に保持されている。主コイル・カート
リッジ及びバッキング・コイル・カートリッジの製造の
間に、それぞれのコイル支持体27及び29の外径は高
精度に機械加工される。又、ヘリウム容器の各々の端フ
ランジ24の内側表面に、同心状の2つの溝が機械加工
で形成される。これらの2つの溝のそれぞれの直径は、
室温で主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル
・カートリッジがこれらの溝に滑らかに滑り込めるよう
に、主コイル支持体27及びバッキング・コイル支持体
29の外径と合うよう精密に機械加工される。主マグネ
ット・コイル支持体27の両端は、それぞれの端フラン
ジ24に形成されている環状の溝であって、半径が小さ
い方の環状の溝に挿入される。バッキング・マグネット
・コイル支持体29の両端は、それぞれの端フランジに
形成されている環状の溝であって、半径が大きい方の環
状の溝に挿入される。図3では、一方の端フランジにつ
いてのみ示されている。
れており、その熱膨張係数は、繊維強化エポキシ樹脂の
コイル支持体構造の熱膨張係数よりも大きい。ヘリウム
容器を液体ヘリウムで満たすと、ヘリウム容器及びその
内部のマグネット・カートリッジの温度が低下するの
で、それぞれの材料が収縮する。アルミニウム合金とガ
ラス繊維強化エポキシ樹脂との収縮差により、ヘリウム
容器はコイル支持体よりも大きく収縮する。この熱収縮
の差の1つの結果として、ヘリウム容器の各々の端フラ
ンジ24は、主コイル・カートリッジ26及びバッキン
グ・コイル・カートリッジ28を所定量の締めしろでし
っかりと保持する。これにより、主コイル・カートリッ
ジ及びバッキング・コイル・カートリッジに対する機械
的支持が行われると共に、主コイル・カートリッジ及び
バッキング・コイル・カートリッジの半径方向の相対的
位置が固定されて、これらのカートリッジは、確実に同
心関係となる。
主コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル・カー
トリッジの軸方向の相対的位置が固定される。ヘリウム
容器の端フランジの製造中に、各々の端フランジ24上
の環状の溝の深さについて精密に機械加工される。マグ
ネットの製造中に、ヘリウム容器の一方の端フランジは
プラットホームの上に平らに配置される。次に、主コイ
ル・カートリッジ及びバッキング・コイル・カートリッ
ジの各々は、それぞれの環状の溝に垂直に挿入され、コ
イル支持体の挿入端の半径方向の端面が端フランジ内の
環状の溝の下部壁上に位置する。次に、図2に示すよう
に、主マグネット・コイル・カートリッジ26の外周の
回りに複数のラッチ30を据え付けることにより、主マ
グネット・コイル・カートリッジ26は端フランジ24
に固定される。
ねじ山の付いた締め金具44によって端フランジ24に
取り付けられている。ラッチ30は突出部を有してお
り、この突出部は、締め金具44を十分に締めると、リ
ップ27aに当接する。従って、その位置で突出部は、
端フランジから離れる方向への内側コイル支持体27の
軸方向の変位を阻止する。外周の回りに間隔を置いて複
数のラッチ30を据え付けること(図2を参照)によ
り、主マグネット・コイル・カートリッジ26は端フラ
ンジ24に対する軸方向の変位に対して固定されると共
に、後続の組み立て手順の間に、容器の中心線に対する
カートリッジ26の片揺れ(ヨーイング)が防止され
る。
リッジ28は、図4の側面図に示されたT字形のキー3
4によって、端フランジ24に対して軸方向に保持され
ている。端フランジと向かい合っているキー・ヘッドの
側面は、面取り部を有している。この面取り部は、キー
34と端フランジ24とを接合する溶接W3を形成する
ように溶接材料で満たされている溶接溝の画定してい
る。キー34のシャフトは、バッキング・マグネット・
コイル支持体28に機械加工された円形断面の半径方向
の中孔46にきちんと嵌まる。従って、キー34を端フ
ランジ24に溶接したときに、端フランジ24から離れ
る方向への外側コイル支持体29の軸方向の変位がその
位置で阻止される。外周の回りに間隔を置いて複数のラ
ッチ30を据え付けること(図2を参照)により、バッ
キング・マグネット・コイル・カートリッジ28は端フ
ランジ24に対する軸方向の変位に対して固定されると
共に、後続の組み立て手順の間に、容器の中心線に対す
るカートリッジ28の片揺れが防止される。
32を据え付けることにより、マグネット・コイル・カ
ートリッジ26及び28の相対的な円周方向の変位が防
止される。ねじ山の付いた一対の締め金具42(図4を
参照)によって、各々のキー32は端フランジ24に取
り付けられている。キー32には、半径方向の丸いスロ
ット52が設けられており、締め金具42のシャフトは
スロット52を通過している。据え付けられた位置で、
キー32の一端は、内側コイル支持体27のリップ27
aに形成されている軸方向の溝48と噛み合っている。
キー32の他端は、端フランジ内の半径方向外側の環状
の溝と接触している外側コイル支持体29の端面に形成
されている半径方向の溝50と噛み合っている。
4に固定された後に、ヘリウム容器の内側の円筒形の壁
22、外側の円筒形の壁20、及び他方の端フランジが
一緒に組み立てられて、溶接される。ヘリウム容器及び
マグネット・アセンブリの冷却後に、アルミニウム合金
のヘリウム容器と繊維強化エポキシ樹脂コイル支持体と
の間の軸方向の収縮差により、ヘリウム容器の端フラン
ジとコイル支持体との間の軸方向のどの間隙も閉じ、主
コイル・カートリッジ及びバッキング・コイル・カート
リッジは堅固に支持される。
示してきた。本発明の広い概念から逸脱しない変更及び
変形は、能動シールドされた超伝導マグネットの設計の
当業者はに容易に考え付き得る。このような変更及び変
形をすべて包含するように、特許請求の範囲は記述され
ている。
アセンブリの概略側断面図である。
マグネット・アセンブリの概略内部端図である。
ブリの、線3−3に沿って断面を見たときの概略部分断
面図である。
ブリの、線4−4に沿って断面を見たときの概略部分断
面図である。
ブリの、線5−5に沿って断面を見たときの概略部分断
面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 対向している第1及び第2の端フランジ
(24)であって、該端フランジの各々は、内面に形成
されている環状の溝を有している、第1及び第2の端フ
ランジ(24)と、該第1及び第2の端フランジにそれ
ぞれ接続されている第1及び第2の端を有している外側
の円筒形の壁(20)と、前記第1及び第2の端フラン
ジにそれぞれ接続されている第1及び第2の端とを有し
ている内側の円筒形の壁(22)であって、前記外側の
円筒形の壁により取り囲まれている内側の円筒形の壁
(22)とを含んでいる容器と、 該容器内に収納されていると共に、前記第1及び第2の
端フランジの前記環状の溝にそれぞれ挿入されている第
1及び第2の端を有している円筒形のコイル支持体(2
7)であって、外側表面に形成されている円周状の溝を
有しているコイル支持体(27)と、 前記コイル支持体の前記円周状の溝に配置されているマ
グネット・コイル(36a)とを備えたマグネット・ア
センブリ。 - 【請求項2】 前記コイル支持体は、ガラス繊維強化エ
ポキシ樹脂で作成されている請求項1に記載のマグネッ
ト・アセンブリ。 - 【請求項3】 前記内側の円筒形の壁、前記外側の円筒
形の壁、並びに前記第1及び第2の端フランジは、アル
ミニウム合金で作成されている請求項2に記載のマグネ
ット・アセンブリ。 - 【請求項4】 前記マグネット・コイルは、前記コイル
支持体上に直接巻かれている請求項1に記載のマグネッ
ト・アセンブリ。 - 【請求項5】 前記第1及び第2の端フランジの各々
は、半径方向外側の周囲と、半径方向内側の周囲とを有
している環状のプレートであり、前記外側の円筒形の壁
の前記第1及び第2の端は、前記第1及び第2の端フラ
ンジの前記半径方向外側の周囲にそれぞれ溶接(W1)
されており、前記内側の円筒形の壁の前記第1及び第2
の端は、前記第1及び第2の端フランジの前記半径方向
内側の周囲にそれぞれ溶接(W2)されている請求項1
に記載のマグネット・アセンブリ。 - 【請求項6】 互いに同心状の内側及び外側の円筒形の
壁(20、22)を含んでいる容器であって、前記内側
の円筒形の壁と前記外側の円筒形の壁との間の環状の体
積が、該内側及び外側の円筒形の壁に接続されている第
1及び第2の環状プレート(24)により閉じられてい
る、容器と、 該容器内に収納されていると共に、前記第1及び第2の
環状プレートにそれぞれ接触している第1及び第2の端
面を有している円筒形の外側コイル支持体(29)であ
って、外側表面に形成されている円周状の溝を有してい
る円筒形の外側コイル支持体(29)と、 前記容器内に収納されていると共に、前記第1及び第2
の環状プレートにそれぞれ接触している第1及び第2の
端面を有している円筒形の内側コイル支持体(27)で
あって、外側表面に形成されている円周状の溝を有して
いる円筒形の内側コイル支持体(29)と、 前記内側コイル支持体の前記円周状の溝に配置されてい
る第1のマグネット・コイル(36a)と、 前記外側コイル支持体の前記円周状の溝に配置されてい
る第2のマグネット・コイル(38)とを備えており、 前記内側及び外側の円筒形の壁は、第1の熱膨張係数を
有している第1の材料で作成されており、前記内側及び
外側コイル支持体は、第2の熱膨張係数を有している第
2の材料で作成されており、前記第2の熱膨張係数は、
前記第1の熱膨張係数よりも小さいマグネット・アセン
ブリ。 - 【請求項7】 前記第1の材料は、金属合金であり、前
記第2の材料は、強化エポキシ樹脂である請求項6に記
載のマグネット・アセンブリ。 - 【請求項8】 前記金属合金は、アルミニウム合金であ
り、前記強化エポキシ樹脂は、ガラス繊維で強化されて
いる請求項7に記載のマグネット・アセンブリ。 - 【請求項9】 前記第1のマグネット・コイルは、前記
内側コイル支持体上に直接巻かれており、前記第2のマ
グネット・コイルは、前記外側コイル支持体上に直接巻
かれている請求項6に記載のマグネット・アセンブリ。 - 【請求項10】 前記第1及び第2の環状プレートの各
々は、一方の側面に形成されている互いに同心の第1及
び第2の環状の溝を有しており、前記内側コイル支持体
は、前記第1及び第2の端フランジの前記第1の環状の
溝にそれぞれ挿入されている第1及び第2の端を有して
おり、前記外側コイル支持体は、前記第1及び第2の端
フランジの前記第2の環状の溝にそれぞれ挿入されてい
る第1及び第2の端を有している請求項6に記載のマグ
ネット・アセンブリ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/581,100 US5668516A (en) | 1995-12-29 | 1995-12-29 | Simplified active shield superconducting magnet assembly for magnetic resonance imaging |
US08/581100 | 1995-12-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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