JPH0420326A

JPH0420326A - Ｍｒｉ装置用静磁界磁石装置

Info

Publication number: JPH0420326A
Application number: JP2123053A
Authority: JP
Inventors: Katsutoki Sasaki; 佐々木　克時
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-05-15
Filing date: 1990-05-15
Publication date: 1992-01-23
Also published as: DE69130406D1; EP0457285A2; DE69130406T2; EP0457285A3; EP0457285B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、磁気共鳴現象を利用して生体の解剖学的情報
及び質的情報の少なくとも一方をイメージングするＭＨ
Ｉ（磁気共鳴イメージング）装置用静磁界磁石装置に係
り、特にその磁気断蔽体（磁気シールド）に関する。

（従来の技術）ＭＲＩ装置用超電導磁石で発生する磁界の外部への漏洩
を防止するための従来の磁気遮蔽体の一例を第７図およ
び第８図に示す。

第７図は磁気軸に平行な断面図であり、第８図は第７図
の図示■−■線における断面図を示す。

図において１は磁性材料からなる角棒、２は磁性材料よ
りなる中心開口を有する端蓋である。角棒１は端蓋２の
外周面に並べられボルト３により固定されて、超電導磁
石１０を取り囲む磁気遮蔽体を構成している。４は前記
磁気遮蔽体を支える遮蔽体脚である。このような構成の
磁気遮蔽体における磁束は磁束の流れ（２０）のように
流れる。

（発明が解決しようとする課題）このように構成された磁気遮蔽体においては、超電導磁
石（１０）を支持する磁石膜（１１）が角棒Ｏ〕を貫通
するため、磁石膜の近傍には角棒の欠落部が発生する。

角棒は磁束の流れる通路（磁路）であるため、角棒に欠
落部が生じることは、磁束の流れに＜＜シ、したがって
磁場分布を乱し、磁場均一性を悪化させると共に洩れ磁
場を大きくし、遮蔽効果を低下させる欠点がある。

又、本図のような磁気遮蔽体は角棒の製作および端板と
の結合作業に高度な技術と時間を必要とし、このため高
価であった。

そこで本発明の目的は磁場の均一性がよく洩れ磁場の少
いＭＲＩ装置用静磁界磁石装置を提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明によるＭＲＩ装置用静磁界磁石装置は」１記目的
を達成するために、磁性材料よりなる筒状殻体の内周面
部に磁石支持体を設け、この磁石支持体で静磁界磁石を
支持する構成とする。

（作　用）このように構成する磁気遮蔽体は磁石膜の欠落部がなく
なり、磁気遮蔽効果が向上し、磁場均一性が良好になる
。その上筒状の殻体とすることにより、製作性が向」ニ
し、安価にできる。

（実施例）以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第１
図は、本実施例の静磁界磁石装置を示す磁気軸に平行な
断面図、第２図は第１図の■■線での断面図である。１
は磁性材料よりなる筒状殻体、２は磁性材料よりなる中
心開口を有する端蓋、３は筒状殻体１−と端蓋２を結合
するボルト、４は筒状殻体２を支持する遮蔽体脚、５は
筒状殻体の内周面上に取付けられた磁石支持体であり、
これら１〜５の構成で磁気遮蔽体を形成する。

１０は内部↓こ超電導コイル、ヘリウム容器、その他断
熱部品を有し、所定の磁場を発生する超電導磁石、１１
は超電導磁石１０に結合された磁石膜である。磁石支持
体５と磁石膜１１はボルト等により結合される。磁石支
持体５には超電導磁石１０を最適な位置に移動できるよ
うにするための位置調整機構を具備する。

第３図は位置調整機構の一実施例を示す図、第４図は第
３図の■−■で切断した断面図である。

第３図および第４図において、筒状殻体１に取付けられ
た磁石支持体５に、」１下方向を調整する調整ポルＩ〜
６８と水平方向を調整する調整ボルト６ｂおよび６ｃを
ネジ結合により取付ける。磁石支持体５と磁石膜１１と
の間には、スペーサー６０を設け、磁石支持体５と磁石
膜１１を締付固定するための固定ボルト６ｄを設ける。

このような位置調整機構によって、超電導磁石１０と筒
状殻体１との相関位置を最適位置に調整することができ
る。

このように構成された超電導磁石１０の磁気遮蔽体は磁
石膜１１を磁気遮蔽体の内部に収納できるため、切欠き
ゃ穴等の磁束の流れの障害がなく、磁束は理想的に流れ
る。

又、筒状殻体１を採用したので、筒状殻体１と端蓋２と
の結合が簡単に確実な密着が可能であると共に、ボルト
３の本数は数本で良い。

このような構成の静磁界磁石装置では次の効果を得るこ
とができる。

■　筒状殻体１を採用し、しかも超電導磁石１０を磁気
遮蔽体の内部へ収納できるようにしたので、切欠きゃ穴
が減少し、切欠きゃ穴による磁束の乱れが少なくなるか
ら、磁場均一性を向上できるとともに、洩れ磁場を小さ
くすることができる。

■　筒状殻体の採用により、端蓋との結合が簡単にしか
も確実にできるので、組立のばらつきが縮少される。こ
のため磁場の均一性のばらつきが低減され、品質の安定
な装置ができる。

■　磁気遮蔽体と超電導磁石を一体化したので、輸送の
際に分解することなく、又据付に再組立する必要もなく
容易に据付けができる。

■　構造が簡単になり、製作費２組立費、据付費等軽減
され、安価な装置とすることができる。

（他の実施例）第５図は他の実施例の正面断面図である。第５図の磁気
遮蔽体は第１図の磁気遮蔽体から端蓋２、ボルト３を削
除した場合であり、他は第１図と同じである。

但し、超電導磁石１０は、第１図と異なり、超電導磁石
それ自身に遮蔽機能をもたせた磁気遮蔽体超電墓コイル
（メインコイルの外側に設けられたキャンセルコイル等
）を有しているものにかぎられる。

このような構成の静磁界磁石装置においても、第１図の
場合と同等な効果を得ることができる。

第６図はさらに他の実施例を示す。第６図は筒状殻体１
が上下方向に対称に軸方向の分割部１２によって分割さ
れている他は、第１図および第２図と同様である。

筒状殻体１を上下に分割しているため、筒状殻体の上半
部を超電導磁石吊込み固定後、組立できるため組立が容
易に行なえる利点がある。しかも分割部は磁束の流れ方
向に対し、平行であるため、分割部の密着が多少わるく
ても磁場均一性に悪影響を与えることはない。

上記実施例はいずれも、静磁界磁石を超電導磁石とした
が、これは常電導磁石でもよい。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明では磁性材料よりなる筒状殻体の内周
部に磁石支持体を設け、静磁界磁石をこの磁石支持体で
固定したので、磁気遮蔽体の切欠きゃ穴が減少し、磁場
均一性の向上がはかれるとともに洩れ磁場の減少がはか
れる。また、静磁界磁石と磁気遮蔽体を一体化したので
、据付時の分解９組立が容易になる。

又、端蓋と筒状殻体の結合は、容易にしかも確実にでき
るので磁場均一性の組立によるばらつきが減少し、品質
が安定し、しかも安価な磁気遮蔽体を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＭＲＩ装置用静磁界磁石装置の第１の
実施例の磁気軸に平行な断面図、第２図は第１図の■−
■で切断した断面図、第３図は上記実施例における位置
調整機構の正面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶでの断
面図、第５図は本発明の第２の実施例の軸方向断面図、
第６図は本発明の第３の実施例を示す側面図、第７図は
従来の一例を示す軸方向断面図、第８図は第７図の■−
■で切断した断面図である。１・・・筒状殻体　　　　　　２・・・端蓋３・・・ボ
ルト　　　　　　　４・・・遮蔽体脚５・・・磁石支持
体　　　　　１０・・・超電導磁石６ａ　、　６ｂ　、
　６ｃ・・・調整ポル１〜　６ｄ−・・固定ボルト６ｅ
・・・スペーサー　　　　　１１・・・磁石脚代理人　
弁理士　則　近　憲　佑第図第図第図第図第図第図第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ＭＲＩ装置用静磁界磁石を取り囲み磁性体からな
る筒状殻体の内筒面に磁石支持体を設け、この磁石支持
体で前記静磁界磁石を支持したことを特徴とするＭＲＩ
装置用静磁界磁石装置。
（２）磁石支持体には静磁界磁石と筒状殻体との相互位
置を調整するための位置調整装置を設けたことを特徴と
する請求項（１）記載のＭＲＩ装置用静磁界磁石装置。
（３）筒状殻体は上下方向に分割される構成であること
を特徴とする請求項（１）記載のＭＲＩ装置用静磁界磁
石装置。
（４）筒状殻体の両端に磁性材料よりなり中心開口を有
する端蓋を設けたことを特徴とする請求項（１）記載の
ＭＲＩ装置用静磁界磁石装置。