JPS63307292A - 高純度銅種板製造用母板 - Google Patents
高純度銅種板製造用母板Info
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- JPS63307292A JPS63307292A JP14365287A JP14365287A JPS63307292A JP S63307292 A JPS63307292 A JP S63307292A JP 14365287 A JP14365287 A JP 14365287A JP 14365287 A JP14365287 A JP 14365287A JP S63307292 A JPS63307292 A JP S63307292A
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、銅の電解精製時の陰極板として使用される
高純度銅種板を製造する際に用いられる母板に関するも
ので、特に純度の高い銅種板が得られ、またこの銅種板
の母板からの剥離を容易にできるようにしたものである
。
高純度銅種板を製造する際に用いられる母板に関するも
ので、特に純度の高い銅種板が得られ、またこの銅種板
の母板からの剥離を容易にできるようにしたものである
。
[従来の技術]
一般に、金属の電解精製を行う際、その陽極として粗金
属板か使用され、また陰極としては、ステンレス綱等か
らなる母板、あるいは目的金属と同し高純度金属からな
る薄い種板が使用される。
属板か使用され、また陰極としては、ステンレス綱等か
らなる母板、あるいは目的金属と同し高純度金属からな
る薄い種板が使用される。
ここで、母板は、目的の金属とは異なる金属板であって
、これの上に目的純金属を析出させるためのもので、こ
の析出電着した金属を母板から剥ぎ取って溶融鋳造する
ことによって純金属板として得られろ。一方柱板は、目
的金属と同一の純金属からなる薄板であって、これの上
に目的金属を析出させる七いうものであり、これを種板
と一緒に溶融鋳造することにより目的の純金属板が得ら
れる。
、これの上に目的純金属を析出させるためのもので、こ
の析出電着した金属を母板から剥ぎ取って溶融鋳造する
ことによって純金属板として得られろ。一方柱板は、目
的金属と同一の純金属からなる薄板であって、これの上
に目的金属を析出させる七いうものであり、これを種板
と一緒に溶融鋳造することにより目的の純金属板が得ら
れる。
従来より、このような目的で銅の電解精製時の陰極板と
して用いられる高純度銅種板を製造するために、粗銅板
を陽極とし、ステンレス等からなる母板を陰極とした電
解精製法が採られている。
して用いられる高純度銅種板を製造するために、粗銅板
を陽極とし、ステンレス等からなる母板を陰極とした電
解精製法が採られている。
この際、銅の酸性溶液を電解液とし、この溶液中で所定
時間電解反応を行うことにより、母板上に高純度の銅を
選択的に析出電着させる。このとき、銅よりイオン化傾
向の小さいAg、Au、Pなどの責な金属不純物は電解
液中へ溶けずに陽極に付着したまま残るか、もしくは陽
極スライムとなって電解槽の底にたまり、他方銅よりイ
オン化傾向の大きいに、Ca、Mg、Zn、Fe、Pb
などの卑な金属不純物は、陽極から電解液中へ溶(J出
して蓄積する。
時間電解反応を行うことにより、母板上に高純度の銅を
選択的に析出電着させる。このとき、銅よりイオン化傾
向の小さいAg、Au、Pなどの責な金属不純物は電解
液中へ溶けずに陽極に付着したまま残るか、もしくは陽
極スライムとなって電解槽の底にたまり、他方銅よりイ
オン化傾向の大きいに、Ca、Mg、Zn、Fe、Pb
などの卑な金属不純物は、陽極から電解液中へ溶(J出
して蓄積する。
このようにして精製され母板上に析出電着した高純度銅
の薄板を剥離することによって高純度銅種板が得られる
。
の薄板を剥離することによって高純度銅種板が得られる
。
このとき、」−述のように母板上に得られた銅種板は、
高純度であることはもちろん、さらに母板との剥離が容
易であることが必須である。
高純度であることはもちろん、さらに母板との剥離が容
易であることが必須である。
従来、このような母板と銅種板との剥離性を向」ニさせ
るために、電解精製用陰極板として用いられる母板に、
以下のような工夫が施されている。
るために、電解精製用陰極板として用いられる母板に、
以下のような工夫が施されている。
(+)母板の周縁部に溝を形成する。
(2)母板の周縁部にフェノール樹脂を塗布し、絶縁部
を形成する。
を形成する。
(3)母板の周縁部にエポキシ樹脂を塗布し、絶縁部を
形成する。
形成する。
[発明が解決しようとする問題点]
ところが、」−述の(1)の方法では、母板と銅種板と
の剥離性が十分向上せず、そのため母板から剥離する際
、銅種板の変形や損傷が生しやすいという問題があった
。また(2)や(3)の方法においては、絶一部を設け
たことにより母板からの剥離は容易になったものの、長
時間の電解反応の間に母板の周縁部に塗布した」−記樹
脂が耐酸性不良のため電解液中に溶は出して溶液を汚染
し、このために高純度の銅種板が得られないという問題
があった。
の剥離性が十分向上せず、そのため母板から剥離する際
、銅種板の変形や損傷が生しやすいという問題があった
。また(2)や(3)の方法においては、絶一部を設け
たことにより母板からの剥離は容易になったものの、長
時間の電解反応の間に母板の周縁部に塗布した」−記樹
脂が耐酸性不良のため電解液中に溶は出して溶液を汚染
し、このために高純度の銅種板が得られないという問題
があった。
この発明は、」−述の問題点を解消し、銅種板の純度を
低下させることなく、母板から容易に剥離でき良好な銅
種板が得られるような高純度銅種板製造用母板を提供す
ることを目的としている。
低下させることなく、母板から容易に剥離でき良好な銅
種板が得られるような高純度銅種板製造用母板を提供す
ることを目的としている。
1問題点を解決するための手段]
この発明は、前記問題点を解決するために、高純度銅種
板製造時の電解精製における陰極板としての母板の周縁
部に、耐酸性に優れたフッ素樹脂を塗布することにより
絶縁部を形成したことを、その解決手段とする。
板製造時の電解精製における陰極板としての母板の周縁
部に、耐酸性に優れたフッ素樹脂を塗布することにより
絶縁部を形成したことを、その解決手段とする。
次に、この発明を図面に基いて説明する。
図面は、この発明の高純度銅種板製造用母板の−例を示
したものである。
したものである。
図中符号lは、銅電着部である。この銅電着部としては
、ステンレス綱などの、銅以外の金属が使用され、この
厚さは5mm程度が望ましい。
、ステンレス綱などの、銅以外の金属が使用され、この
厚さは5mm程度が望ましい。
この銅電着部lの周囲に絶縁部2を設け、その上部に電
解槽に固定するための吊手3,3を左右2個取り付け、
この発明の母板4とされる。ここで、絶縁部2は、フッ
素樹脂を幅10mm、厚さ100μm程度に塗布するこ
とにより母板4の周縁部に形成される。こ・こで使用さ
れるフッ素樹脂は一般に市販されているものでよく、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライ
ドなどの他にも、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体、テトラフルオロエチレンーヘキザフルオロプロ
ピレン共重合体などが好適に使用される。これらの樹脂
は、樹脂微粉末を有機溶剤中に分散させたディスパージ
ョンから浸漬法等により金属上に塗布したり、あるいは
流動浸漬等の方法によりドライ粉末で塗布して、」二記
絶縁部を形成する。また、吊手3,3としては、銅電着
部と同様に、ステンレス綱など、銅以外の金属が使用さ
れろ。
解槽に固定するための吊手3,3を左右2個取り付け、
この発明の母板4とされる。ここで、絶縁部2は、フッ
素樹脂を幅10mm、厚さ100μm程度に塗布するこ
とにより母板4の周縁部に形成される。こ・こで使用さ
れるフッ素樹脂は一般に市販されているものでよく、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライ
ドなどの他にも、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体、テトラフルオロエチレンーヘキザフルオロプロ
ピレン共重合体などが好適に使用される。これらの樹脂
は、樹脂微粉末を有機溶剤中に分散させたディスパージ
ョンから浸漬法等により金属上に塗布したり、あるいは
流動浸漬等の方法によりドライ粉末で塗布して、」二記
絶縁部を形成する。また、吊手3,3としては、銅電着
部と同様に、ステンレス綱など、銅以外の金属が使用さ
れろ。
こうして構成される母板4は、縦10〜100cm、横
10〜I OOcm、厚さ05〜5cm程度のものが好
適に使用される。
10〜I OOcm、厚さ05〜5cm程度のものが好
適に使用される。
この母板4を複数枚、陽極板とともに交互に平行に並べ
電解槽内に並列連結して、これに所定電流密度の条件下
で電流を流し、所定時間電解精製反応を行うことにより
、上記母板4上に高純度の銅種板を生成させる。
電解槽内に並列連結して、これに所定電流密度の条件下
で電流を流し、所定時間電解精製反応を行うことにより
、上記母板4上に高純度の銅種板を生成させる。
上記のような母板においては、フッ素樹脂を塗布した絶
縁部が設けられているため、母板」二に析出電着した銅
種板が容易にこの母板から剥離することかできる。しか
も、ここに用いたフッ素樹脂は、耐酸性に優れているた
め電解液中に溶は出すことがないので、銅種板の純度を
低下させることもない。
縁部が設けられているため、母板」二に析出電着した銅
種板が容易にこの母板から剥離することかできる。しか
も、ここに用いたフッ素樹脂は、耐酸性に優れているた
め電解液中に溶は出すことがないので、銅種板の純度を
低下させることもない。
[実施例]
この発明の実施例(2例)ならびに比較例(6例)の高
純度銅種板製造用母板を表1のとおり作成し、これらの
母板を陰極板、および粗銅板を陽極として、各々表1に
示す条件で電解精製反応を行った。
純度銅種板製造用母板を表1のとおり作成し、これらの
母板を陰極板、および粗銅板を陽極として、各々表1に
示す条件で電解精製反応を行った。
(以下余白)
」−記各母板の絶縁部は、第1表に記した各々の樹脂を
母板の周縁部に幅10mm、厚さl0071m塗布する
ことによって形成する。また、絶縁部を持たない比較例
7.8の母板においては、その周縁部に幅3 mm、深
さ2mmのd4を設ける。
母板の周縁部に幅10mm、厚さl0071m塗布する
ことによって形成する。また、絶縁部を持たない比較例
7.8の母板においては、その周縁部に幅3 mm、深
さ2mmのd4を設ける。
また、上記各電解液は、■酸性硫酸銅水溶液が、銅分3
0g/l、硫酸150g/lからなる酸性電解液であり
、■酸性硝酸銅水溶液が、銅分100g/lを含みl)
Hを0.2に調整した酸性電解液である。
0g/l、硫酸150g/lからなる酸性電解液であり
、■酸性硝酸銅水溶液が、銅分100g/lを含みl)
Hを0.2に調整した酸性電解液である。
また、実施例、比較例ともに、電解精製反応は、電流密
度が0.7A/dm2、電解精製時間が100時間とい
う条件で行った。
度が0.7A/dm2、電解精製時間が100時間とい
う条件で行った。
上述の母板を用いて、このような電解条件で電解精製反
応を行った結果、この母板」二に、厚さ1mm程度の鋼
種板が形成された。
応を行った結果、この母板」二に、厚さ1mm程度の鋼
種板が形成された。
この鋼種板を母数から剥離することにより、この時の母
板との剥離性を調へた。鋼種板が母板から容易に剥離し
たちのを剥離性[−良」とし、鋼種板か変形したり損傷
したりして母板からの剥離が困難であったものを剥離性
「不良」とした。
板との剥離性を調へた。鋼種板が母板から容易に剥離し
たちのを剥離性[−良」とし、鋼種板か変形したり損傷
したりして母板からの剥離が困難であったものを剥離性
「不良」とした。
次いで、ここで得られた鋼種板をそれぞれ真空鋳造し、
線径0.5mmまで伸線加工を施した後焼鈍したものに
ついて、銅の純度を調べた。この際、純度の評価法とし
て、残留抵抗比RRRの値を測定した。残留抵抗比RR
Rは、RRr(−ρ、73に/ρ4.2にと定義される
値であって、十分焼鈍された試料においてはρ4.2K
が不純物による抵抗に支配される数値であるため、RR
Rの値を純度の指標として考えることができる。
線径0.5mmまで伸線加工を施した後焼鈍したものに
ついて、銅の純度を調べた。この際、純度の評価法とし
て、残留抵抗比RRRの値を測定した。残留抵抗比RR
Rは、RRr(−ρ、73に/ρ4.2にと定義される
値であって、十分焼鈍された試料においてはρ4.2K
が不純物による抵抗に支配される数値であるため、RR
Rの値を純度の指標として考えることができる。
以上の各試験の結果を第2表に示す。
(以下余白)
第2表からも明らかなように、この発明の高純変調種板
製造用母板は、電解液として酸性硫酸銅水溶液、酸性硝
酸銅水溶液のいずれを用いた場合においても、従来の高
純度銅種板製造用母板を意図して作成した比較例3〜8
に比べて、得られた鋼種板の純度が高く、しかも、鋼種
板との剥離性も優れている′ことが確認された。
製造用母板は、電解液として酸性硫酸銅水溶液、酸性硝
酸銅水溶液のいずれを用いた場合においても、従来の高
純度銅種板製造用母板を意図して作成した比較例3〜8
に比べて、得られた鋼種板の純度が高く、しかも、鋼種
板との剥離性も優れている′ことが確認された。
これに対して、その周縁部に溝を形成した比較例7.8
は、得られた鋼種板との剥離性が悪く、鋼種板に変形や
損傷を起こさずには容易に鋼種板を剥離することができ
なかった。
は、得られた鋼種板との剥離性が悪く、鋼種板に変形や
損傷を起こさずには容易に鋼種板を剥離することができ
なかった。
これに対し、鋼種板と母板との剥離性を向」ニさせるた
めにエポキシ樹脂を塗布した絶縁部を設けた比較例3.
4の母板、およびフェノール樹脂を塗布してなる絶縁部
を有する比較例5.6の母板は、いずれも鋼種板との剥
離性は良好となったものの、電解液として酸性硫酸銅水
溶液を用いた場合、酸性硝酸銅水溶液を用いた場合にか
かわらず、得られた銅の純度が低いという欠点があった
。
めにエポキシ樹脂を塗布した絶縁部を設けた比較例3.
4の母板、およびフェノール樹脂を塗布してなる絶縁部
を有する比較例5.6の母板は、いずれも鋼種板との剥
離性は良好となったものの、電解液として酸性硫酸銅水
溶液を用いた場合、酸性硝酸銅水溶液を用いた場合にか
かわらず、得られた銅の純度が低いという欠点があった
。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明の高純度銅種板製造用母
板は、電解精製法による銅種板製造における電極板とし
て、得られた銅種板の純度を低下させることなく、銅種
板との剥離を容易にすることができるものである。
板は、電解精製法による銅種板製造における電極板とし
て、得られた銅種板の純度を低下させることなく、銅種
板との剥離を容易にすることができるものである。
図面は、この発明の高純度銅製造用母板の一例を示す概
略正面図である。
略正面図である。
Claims (1)
- 電解精製法による高純度銅種板の製造における母板とし
て、銅電着部の周囲にフッ素樹脂を塗布した絶縁部を形
成したことを特徴とする高純度銅種板製造用母板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14365287A JPS63307292A (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 高純度銅種板製造用母板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14365287A JPS63307292A (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 高純度銅種板製造用母板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63307292A true JPS63307292A (ja) | 1988-12-14 |
Family
ID=15343770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14365287A Pending JPS63307292A (ja) | 1987-06-09 | 1987-06-09 | 高純度銅種板製造用母板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63307292A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865967A (en) * | 1996-02-21 | 1999-02-02 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | Cathode plate used for hydro-electro-winning or electro-refining |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835652U (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-08 | 本田技研工業株式会社 | エンジンにおける始動用混合気装置 |
-
1987
- 1987-06-09 JP JP14365287A patent/JPS63307292A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835652U (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-08 | 本田技研工業株式会社 | エンジンにおける始動用混合気装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865967A (en) * | 1996-02-21 | 1999-02-02 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | Cathode plate used for hydro-electro-winning or electro-refining |
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