JPS63307217A - 加熱炉における段付軸の温度制御方法 - Google Patents

加熱炉における段付軸の温度制御方法

Info

Publication number
JPS63307217A
JPS63307217A JP14187587A JP14187587A JPS63307217A JP S63307217 A JPS63307217 A JP S63307217A JP 14187587 A JP14187587 A JP 14187587A JP 14187587 A JP14187587 A JP 14187587A JP S63307217 A JPS63307217 A JP S63307217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temp
temperature
circuit
furnace
diameter part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14187587A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiichi Imura
井村 敏一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP14187587A priority Critical patent/JPS63307217A/ja
Publication of JPS63307217A publication Critical patent/JPS63307217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、異なる径を有する車軸等の段付軸を加熱する
際の加熱炉の温度制御方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、丸鋼等の柱体を、連続加熱炉で急速加熱して目的
の温度に加熱しようとした場合、その連続加熱炉を適当
なゾーンに分割して行うようにしている。このような加
熱における被加熱材における昇温は、加熱炉温度T、と
これに対する被加熱材料の表面温度T2の温度差が大き
いほど早く、その移動熱量Qは、 Q=Ho−3・ (T+  Tz )  ”・ ■ただ
し Ho:熱伝達率 S二表面積 で示される。また、この移動熱量Qを総括熱伝達係数φ
、6との関係で示すと、 となり、移動熱NQは総括熱伝達係数φCG一定の下に
上記温度差(T、−T2)に比例する。
しかして、従来の温度制御では、総括熱伝達係数φCG
を、加熱炉の各ゾーン毎の定数として設定し、被加熱材
料の表面温度T2を目的の温度に加熱するに要する移動
熱量を得るに必要な炉温度T1を算出して制御するよう
にしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来の制御方法では、総括熱伝
達係数は各ゾーン毎の定数であるため、材料の入炉温度
や軸寸法、形状等が変化する場合、急速加熱においては
精度上問題がある。すなわち、従来の予測#御は、被加
熱材料として、シンプルな同一径、厚みの材料を対象と
しているものであった。
従って、異なる径を有する車軸等の材料を加熱する場合
で、可能な限り短時間で省エネルギーかつ冶金的、機械
的品質上に問題なく行おうとした場合、次のような問題
がある。
まず、急速に目的温度に加熱するためには、雰囲気温度
(炉温度)を高くする必要があるが、この場合特に小径
部の昇温が早く、オーバーヒートにならないようにする
必要がある。
次に車軸の場合径の組合わせが多く、急速加熱のヒート
パターン(制御条件)が各々の車軸毎に必要であり、非
常にコストアンプとなる。また、省エネルギーかつ炉長
短縮を目的として、被加熱材は顕熱搬入となり、その材
料毎に温度にバラツキがあり、同一径でも同一ヒートパ
ターンでは均熱性が困難である。
本発明はこのような問題点に鑑みて成されたものであり
、異径の段付軸であってもオーバーヒートすることなく
、かつその精度が向上して急速加熱の制御が可能な加熱
炉における段付軸の温度制御方法を提供するものである
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本発明の方法は、被加熱材
である段付軸における異径部毎の実体表面温度を測定し
、この実体表面温度により総括熱伝達係数を自動修正し
ながら異径部の実体温度をそれぞれ予測計算し、この計
算結果と目的温度及び小径部表面最高温度を一定上限範
囲に抑える品質許容温度の設定値とにより、加熱炉の雰
囲気温度を決定するものである。
(作  用) 本発明は上記した方法によって、一定の上限範囲に抑え
られながら、目的温度に向かって、実体温度の測定、予
測、雰囲気温度の決定を繰り返し温度制御を行うことと
なる。
(実 施 例) 以下本発明方法の実施例について図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明方法による加熱炉の温度制御ル
ープを示すブロック図、第2図はその制御によって加熱
される被加熱材である段付軸の急速加熱ヒートパターン
図である。
まず、第2図のヒートパターン図に基づき、被加熱材の
加熱温度の設定方法について説明する。
同図において、T、は炉内雰囲気温度の変化を示し、’
rr+は小径部表面温度変化曲線、Triは小径部中心
温度変化曲線、T、lIは大径部表面温度変化曲線、T
72は大径部中心温度変化曲線であり、同図は横軸に時
間(炉長)をとり、縦軸に温度をとって示したものであ
る。部材を加熱する場合、上記0式が示すように温度差
(’r+ −T2 )が大きい程移動熱量は大きく、急
速に加熱される。そこで、1.時間までは、加熱炉の能
カ一杯にヘッドアンプ(目標温度T、より高い)をかけ
て、温度T m a xの炉内雰囲気温度で材料を急速
に加熱する。
このとき、小径部は昇熱が早く(TrI、T、、2)、
大径部は昇熱が遅れる(TI、T R2)。次の時間t
1〜t2の間では、t2において小径部温度が品質上許
容される温度T Q ffl 11 Xまで炉内雰囲気
温度を降下させるべく、例えば連続炉ではT’hl温度
に炉温を設定する。このとき、降下させても大径部に対
してはヘンドアツブ状態にある。
次に、t2〜t4間では、小径部のT o m a x
で操業しながら、大径部の軸中心温度TR□が変態点温
度(中炭素鋼の場合Ar点#720〜750℃)を超え
る点までヘンドアツブTh2温度をかけ、設定温度TA
を超えたときに炉内雰囲気温度T。
が目標温度T、になるようにランプ的に降温させる。こ
こで、バッチ炉ではt、〜t1時間は“0”でも良いが
、連続加熱炉ではゾーン長さが決まって゛いるためにT
6□温度が炉温設定となる。そして、t4のタイミング
時には、 Toffi−Ts #Ts  TA −−■となること
が必要である。そして、次のt4〜t5間では、各温度
’rr1% T’r2、T B I % T R2を目
標温度Tsに一致(許容範囲有)させるべき時間を確保
する。なお、t4時に0式とするのは、上記0式が示す
ように、熱量の移動が温度差に比例するためである。
以上説明したような加熱温度の設定とタイミングによっ
て、被加熱材である段付軸を連続加熱炉の各ゾーンで炉
内雰囲気温度と大径部及び小径部の表面温度の実体温度
を測定し、それらの温度に基づく総括熱伝達係数φc6
を自動修正しながら、その都度大径部及び小径部の実体
温度(上記Tr+、Tr2、T RI 、T Rz )
を予測計算し、その予測計算された温度が上記タイミン
グt、〜tのどのタイミングかを判断しながら制御を行
う。その制御は第1図の温度制御ループによって行うも
のであり、以下この第1図に基づき説明する。
第1図は1ゾ一ン分を示し、■は連続加熱炉で、1aは
そのゾーン区隔壁部を示し、2は上記加熱炉1内を連続
的に矢印方向に搬送される被加熱材である段付軸である
。3は制御回路部であり、4は、この回路部3に対する
データのインプットを・7 行うキーを有する入力部、5は炉内雰囲気温度計、6は
炉1加熱用バーナ、7は被カロ熱材2の実体表面温度を
測定する輻射温度計、8は各ゾーンに対する被加熱材2
の入炉を検出する光電スイッチである。
上記入力部4より、まず加熱材物理常数入力回路9に対
し、比熱、熱伝動率、加熱材形状、鋼材密度等を入力す
るとともに、ゾーン炉長決定回路10に炉長を入力し、
更に総括熱伝達係数(φ。、)修正回路11に初期値を
入力し、また温度設定回路12に目標温度T、や品質許
容温度T、□8X等の操炉温度条件を入力する。上記雰
囲気温度計5によって検出された炉温度は、温度調節器
13と、小径部温度予測計算回路14及び大径部温度予
測計算回路15に入力される。また上記輻射温度計7に
よって計測される被加熱材2の表面温度は、各ゾーンの
入口近傍において計測され、その結果は径部缶表面温度
回路16に入力される。更に、光電スイッチ8の検出出
力は、径判別回路17及び搬送速度判別回路18に入力
される。そして、径判別回路17の出力により上記径部
缶表面温度回路16の温度出力は予測計算回路14及び
15に入力されるとともに、次ゾーンの上記φcc修正
回路11に入力される。また、1般送速度判別回路18
は、温度予測に必要な在炉時間を計算するもので、イン
プットされた炉長と、加熱材形状と、光電スイッチ8に
よるしゃ断時間(すなわち被加熱材2の始端から終端ま
での時間)によって計算される。これは異径部を持った
被加熱材2を斜めに配置したロールで自転させながら前
進させるために搬送速度が定められないからである。な
お、径判別回路17による径の判別は、搬送速度判別回
路18による搬送速度と予めインプットされた被加熱材
2の形状とから判別されるものである。
上記小径部温度予測計算回路14と大径部温度予測計算
回路15は、物理常数等インプットされたデータと計測
された被加熱材表面温度及び炉内雰囲気温度、搬送速度
、修正されたφcc等のデータに基づき、各ゾーン毎の
予測計算を行う。これは、前述の第2図で示したように
、被加熱材2の表面及び中心の実際温度(T、、I、T
r2、TRいT R2)は、時間とともに変化しており
、実際の測定後の(次の)実体温度を予測するものであ
る。
なお、この予測計算式は公知の式を用いるものである。
以上のようにして、小径部と大径部の温度を予測計算し
た結果と、温度設定回路12ムニインプントすることに
よって予め設定された目標温度T。
及び品質許容温度T。IIIIIX等、上記第2図に示
すヒートパターンの各点における温度条件を総合比較し
て、当該ゾーンにおける設定温度をゾーン設定温度決定
回路19によって決定する。そして、その出力を温度調
節器13に入力して、温度計5によって検出した炉内雰
囲気温度と比較し、比較値に応じてバルブ20を調節し
バーナ6により炉1内の温度制御を行う。
上記制御回路部3における予測計算をはじめ判別等は、
デジタル計算によって行うが、この制御回路部3に温度
調節器13の機能も包括することは容易になし得ること
である。また、正常運転、休憩時運転、異常時運転の各
々に予測計算を含めた、昇温、降温、保持のプログラム
を入れておくと、省エネルギー的に効果を期待でき、か
つオペレータ運転操作作業の軽減が可能である。
以上のような温度制御ループの構成によって、外径φ1
50〜φ250、全長2.5mの段付軸を、平均温度5
50℃で、バレル型ローラハース式急速焼準焼入炉にホ
ットチャージし、850℃まで0.75時間の急速加熱
が可能となる。そして、これにより、熱効率55%のバ
ルル型ローラハース式焼準焼入炉の設計が可能となる。
また、具体的な条件で温度制御を行った結果、第3図に
示すヒートパターンとなり、実際の温度と予測温度はほ
ぼ一致した。ここで、条件は下記第1表及び第2表に示
す通りである。
第1表 被熱材 (発明の効果) 本発明の温度制御方法は以上説明したように、被加熱材
の実体表面温度を測定し、総括熱伝達係数を自動修正し
ながら実体温度を予測し、炉内雰囲気温度を決定する温
度制御であるため、その制御精度が向上し、かつ急速加
熱の予測制御が可能となった。また小径部の最高制御温
度を品質上許容できる一定上限範囲とするので、オーバ
ーヒートが発生しないものであり、異径部を持つ段付軸
の温度制御方法として極めて有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る加熱炉における段付軸の温度制御方
法の実施例を示すもので、第1図はその温度制御ループ
を示すブロック図、第2図はその一般的なヒートパター
ン図、第3図は具体例を示すヒートパターンの説明図で
ある。 1は加熱炉、2は被加熱部材、3は制御回路部、4は入
力部、5は炉内雰囲気温度計、7は輻射温度計、11は
総括熱伝達係数修正回路、12は目標温度及び品質許容
温度設定回路、14は小径部温度予測計算回路、15は
大径部温度予測計算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被加熱材である段付軸における異径部毎の実体表
    面温度を測定し、この実体表面温度により総括熱伝達係
    数を自動修正しながら異径部の実体温度をそれぞれ予測
    計算し、この計算結果と目的温度及び小径部表面最高温
    度を一定上限範囲に抑える品質許容温度の設定値とによ
    り、加熱炉の雰囲気温度を決定することを特徴とする加
    熱炉における段付軸の温度制御方法。
JP14187587A 1987-06-05 1987-06-05 加熱炉における段付軸の温度制御方法 Pending JPS63307217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14187587A JPS63307217A (ja) 1987-06-05 1987-06-05 加熱炉における段付軸の温度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14187587A JPS63307217A (ja) 1987-06-05 1987-06-05 加熱炉における段付軸の温度制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63307217A true JPS63307217A (ja) 1988-12-14

Family

ID=15302194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14187587A Pending JPS63307217A (ja) 1987-06-05 1987-06-05 加熱炉における段付軸の温度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63307217A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432753A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Komatsu Ltd 鋼の焼入れシミュレーション装置
KR100706528B1 (ko) * 2005-12-26 2007-04-12 주식회사 포스코 열 처리로에서의 분위기온도 예측 방법
RU2768412C1 (ru) * 2021-06-07 2022-03-24 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Тольяттинский государственный университет" Способ и устройство для управления термосиловой обработкой

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432753A (ja) * 1990-05-30 1992-02-04 Komatsu Ltd 鋼の焼入れシミュレーション装置
KR100706528B1 (ko) * 2005-12-26 2007-04-12 주식회사 포스코 열 처리로에서의 분위기온도 예측 방법
RU2768412C1 (ru) * 2021-06-07 2022-03-24 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Тольяттинский государственный университет" Способ и устройство для управления термосиловой обработкой

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1175649A (en) Method and system for controlling multi-zone reheating furnaces
US4416623A (en) Muffle furnace
JP3231601B2 (ja) 電気炉の温度制御方法および装置
JPS63307217A (ja) 加熱炉における段付軸の温度制御方法
JP4223238B2 (ja) 鋼帯の加熱温度制御方法
JPS5913575B2 (ja) 鋼インゴツト用加熱炉の制御法
US20210032720A1 (en) Method of heating steel sheet in continuous annealing and continuous annealing facility
JPS6254024A (ja) 加熱炉の自動燃焼制御方法
JPS6141725A (ja) 連続焼鈍炉のハ−スロ−ル温度制御方法
JPS60151709A (ja) 工業炉の炉温制御装置
JPS6411691B2 (ja)
JP2010190526A (ja) 熱処理炉の運転方法と制御装置
JPH08246058A (ja) 連続式加熱炉における自動燃焼制御方法
JPS6289821A (ja) 連続焼鈍設備のライン速度制御方法
JPS5831373B2 (ja) 条帯材連続熱処理炉の温度制御方法および装置
JPS6411693B2 (ja)
JPS624828A (ja) 温度制御方法およびその装置
JPH03140415A (ja) 加熱炉の材料昇温曲線決定方法
JPS61199020A (ja) 連続式加熱炉の制御方法
JPS61195916A (ja) 連続熱処理炉における被加熱材温度制御方法
JPH0610068A (ja) リングバーナー等によるロール類熱処理の自動制御方法
JPH11293349A (ja) 連続加熱炉の温度制御方法及びその装置
JPH06248330A (ja) 加熱炉における燃焼制御方法
JPH0361726B2 (ja)
JPS5822523B2 (ja) 連続式加熱炉の温度制御方法