JPS6141725A - 連続焼鈍炉のハ−スロ−ル温度制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続焼鈍炉の八−スロール温度制御方法に係り
、特にに−ドパターンを切替える際の冷却帯のハースロ
ールの温度１ｔｉｌＪ御方法に関し、鋼板の連続焼鈍炉
において利用される。

〔従来の技術〕

連続焼鈍炉においては、第２図に示す如く鋼板２が加＃
ｌｌ帯４、灼熱帯６、冷却＃Ｉ８．１０，１２の中を複
数個の八−スロール１４に巻掛けられ移動することによ
り、所望の焼純が行われる。

冷却帯は一次冷却ＩＭ８．２次冷却？ｔＦ１０および３
次冷却帯１２に分割され、通過する鋼板２に向けてＨＮ
ガス等の非酸化性雰囲気ガスを吹きつけるためのプレナ
ムチャンバーが設けられている。

これらのプレナムチャンバーはクーラーを介してファン
により循環されるガスを鋼板２の表裏から吹き付は急速
に冷却するようになっておりプレナムチャンバー圧力設
定語により＃御されている。

連続焼鈍炉における鋼板のビートパターンを第３図に示
した。すなわち、過時効処理材の加熱曲線の一例を実線
１６で示したが鋼板２は加熱帯４で８３０℃まで加熱さ
れた後に均熱帯６においてこの温度で均熱され、次に１
次冷却帯８において例えば３０℃７ｓｅｃから４５℃／
ｓｅｃの冷却速度で急冷された後、２次冷却帯１０にお
いて４００℃で過時効のため保持され、更に３次冷却？
１ｆ１２において常温まで冷却される。

また、冷却処理材のヒートパターンは点線１８で示され
る如＜８３０℃の加熱均熱後、１次冷却帯８において約
３００℃まで急冷され、その後２次冷却帯１０および３
次冷却帯１２において室温まで冷却される。

上記の過時効処理材と、冷却処理材のビートパターンを
比較してみると、２次冷却帯１ｏに侵入する鋼板温度に
は大きな差異がある。従って連続焼鈍炉において、処理
鋼板の変更によりヒートパターンを切替えろ際には、鋼
板２は薄くしかもプレナムチャンバーからの冷却ガスに
ょ′り容易に設定温度に達するが、ハースロール１４は
容易にこの温度変化に追随できず八−スロール１４と鋼
板２との間に温度差を生じる。　　゛ 例えば過時効処理材から冷却処理材ヘヒートパターンが
切替えられると、第３図から明らかな如く、２次冷却帯
１ｏ、３次冷却帯１２の八−スロール表面温度は実線１
６で示される如く十分に高温であるのに、点ｉ＠１８で
示される如く急冷された鋼板２が通板されろとハースロ
ール表面温度は八−スロール１４の端部は炉からの輻射
が主なため緩やかに降温するのでハースロール１４にサ
ーマルクラウンが生じ凹になり、通板する綱板２に蛇行
現象を生じる。また逆にハースロール１４の方が低温で
鋼板２の方が高温の場合はハースロール１４が凸のクラ
ウンになり、ビートバックリングを発生ずることがある
。ａｍの場合は、蛇行によって鋼板２が炉壁をがじって
破断する場合もある。一方、通板する鋼板２にも温度む
らを生じ材質が不均一となり品質上好ましくないという
問題が発生している。

〔発明が解決しようとする間雇点〕

本発明の目的は、上記従来の技術の問題点を解決しヒー
トパターンを切替える際に冷却帯のハースロールの温度
を通板する鋼板に近似させる連続焼鈍炉の八−スロール
温度＃御方法を提供するにある。

〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明の要
旨とするところは次の如（である。

すなわち、連続焼鈍炉における冷却帯のハースロール温
度制御方法において、ヒートパターンを切替えろ際の所
定位置における鋼板の温度を予測演算する段階と、前記
鋼板の予測演算した温度にハースロール温度を近似させ
るためロール加熱冷却装置の加熱電力もしくは冷却雰囲
気ガスを制御する段階と、を有して成ることを特徴とす
る連続焼鈍炉の八−スロール温度ｍａ１１方法である。

本発明の詳細を第１図に示した制御回路図により説明す
る。焼鈍仕様発生Ｎ２０は鋼板２の寸法、ヒートパター
ン等の焼純仕様を処理装置２２に送付するようになって
いる。この処ｆＵ膝１１２２によって冷却帯の冷却速度
とラインスピードが決められる。プレナムチャンバー圧
力設定器２４は処理装置２２からの信号に基づき制御信
号をプレナムチャンバーに送り鋼板２の冷却を制御する
と共に、鋼板濃度演算器２６に制御信号を送る。鋼板温
度演算！１ｓ２６はヒートパターン切替時の各ロール位
置における鋼板２の冷却後の温度を予測演算して温度設
定器２８に予測結果を送る。また、鋼板温度演算器２６
は各板温度計３２が設けられた場所における鋼板温度を
予測して学習器３４に信号を送る。

ハースロール１４を加熱すべき時には、温度設定′ａ２
８は温度指示制御器３２へ信号を送って電流１１ｊＪＩ
［１ｔ３６を制御することによって電源３８からヒータ
ー４０への電流をｍａｎする。このヒーター４０１Ｃよ
ｌｌｌブ１：ｌツー４２に吸引された雰囲気ガスを加熱
しヘッダー４４よりｌ［し八−スロール１４を加熱する
。

一方ハースロール１４を冷却すべき時には、温度設定器
２８は温度指示１ｉ１ＪＩＩ器３２へ信号を送ってクー
ラー４６を介して雰囲気ガスをブロワ−４２で吸引し冷
却した雰囲気ガスをヘッダー４４よりハースロール１４
に噴射し冷却する。

本発明において使用される上記のロール加熱冷却装置は
能力的に十分余裕を持って設計されているのでと−トパ
ターンの切替に際しては鋼板温度の変化に対応して迅速
にハースロール１４の加熱もしくは冷却をすることがで
きる。

ハースロール１４の加熱もしく（よ冷却と同時にハース
ロール１４の温度はロールａ度計４８１ｃ　ヨり検出さ
れ、その検出信号は学習＠３４に送られる。

本発明においては、と−トパターン切替え時の冷却帯内
の鋼板２の温度が予測され、この予測された温度に等し
くなるようにロール加熱冷却装置が各ハースロール１４
を加熱もしくは冷却するので、鋼板２と各ハースロール
１４との温度差を僅少に保持される。また加熱もしくは
冷却後のロール濃度と鋼板温度はそれぞれ温度計により
検出されて予測された鋼板温度との差が学習冊３４で演
算されて処理袋Ｗ２２に入力される結果、学習制御がな
されて予測された鋼板温度と実際の鋼板温度との差が少
なくなるのでより適切なハースロール１４の温度制御が
可能となった。

〔実施例〕

次の如き仕様の連続焼鈍炉において、従来はライン長・
・・・・・・２００ｍ 通板速度・・・・・・・２００　ｍ／分連通板材寸法　
　　１．ｏ　５ｘ１０３８　（■）鋼板の蛇行による片
寄りでラインの停止が１．２回／月程度発生していｔこ
が、本発明法によりヒートパターン切筈え時のハースロ
ール温度を制御することにより蛇行によるライン停止を
０４回／月に減少させることができた。

〔発明の効果〕

上記実施例からも明らかな如く、本発明に係るｎ続焼鈍
炉のハースロール１度制御方法は、ヒートパターン切替
え時の鋼板温度を予測してハースロール温度を制御する
ので、ハースロールと鋼板との温度差が僅少となり、温
度差に基づく鋼板の蛇行現象の発生を防止し、鋼板の品
質を均一にする効果をあげることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のハースロール１度制御方法を適用する
ための制御回路図、第２図は本発明を適用する連続焼鈍
炉を示す概略側面図、第３図はハースロール連Ｍ　焼ｆ
ｆ１４１炉におけるビートパターンの例を示す線図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）連続焼鈍炉における冷却帯のハースロール温度制
   御方法において、ヒートパターンを切替える際の所定位
   置における鋼板の温度を予測演算する段階と、前記鋼板
   の予測演算した温度にハースロール温度を近似させるた
   めロール加熱冷却装置の加熱電力もしくは冷却雰囲気ガ
   スを制御する段階と、を有して成ることを特徴とする連
   続焼鈍炉のハースロール温度制御方法。