JPS63306120A - 整列移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前工程から不定姿勢で供給されてくる物品を
安定させて送り出すもので、特に球塊状の果実、そ菜類
等の青果物を選別コンベア上に安定した状態で供給させ
る移乗装置に係る。

〔従来の技術と問題点〕

従来、球塊状青果物（以下、単に青果物という）は、第
６図及び第７図に示すように選別コンベア３の移乗部３
４上方に長毛回転ブラシ装置、いわゆる回転ブラシ５を
設けて各装置間の乗り移りをコントロールしていた。

しかしながら上記従来のものによると、青果物の大きさ
によりその青果物の上面に接触する回転ブラシの外周面
の周速が異なるため、回転ブラシによって青果物を前方
（進行方向）に転勤させたり、または後方に転勤させた
りすることがあり、そのため青果物は選別コンベア上で
前後に接触するいわゆる連接状態になるものや選別コン
ベア上から落下するなどの問題があった。

一方、選別コンベアは前工程から一個ずつ切り離して供
給された青果物を移送しながら計測センサー等の測定装
置により形状寸法を測定して等級別階級毎に仕分ける方
式のため、選別コンベア上に例えば二個連接された状態
で供給された青果物は、測定装置が二個（連接）を−個
の青果物と判定するなど誤って計測したり、または測定
できずに測定装置を通過してしまうなどの不具合があり
、選別精度の低下いわゆる混入が発生したり選別仕分は
処理量が低下するなどの問題があった。

更に、近年選別施設の処理量の増加に伴い選別コンベア
の高速化が求められているが、従来の回転ブラシによれ
ば高速化により青果物の乗り移り部での慣性が増加して
転勤する率が高くなるなどの問題があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前工程から供給される特に球塊状の転
勤し易い青果物を高速走行する選別コンベア上に転勤さ
せずに安定させて移乗させ、選別コンベアの選別仕分は
精度や選別仕分は処理量を向上させる点にある。

〔間胆点を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するために次のような技術的
手段を講じた。

即ち、前工程から選別コンベア上に供給する青果物の上
面に上方から接触する位置で該選別コンベアの搬送路に
対向して適宜長さく機長）の平ブラシコンベアを設ける
。

該平ブラシコンベアは、走行回転するスラットコンベア
やベルトコンベア等の走行面に多数のブラシ毛を植立さ
せて構成する。

該平ブラシコンベアは、進行方向に対して直角な左右の
中央部に両端部より短い長さで柔らかなブラシ毛を植立
し、該両端部に硬いブラシ毛を植立して構成している。

該ブラシ毛は中央部が球塊状物品の平均的な形状に合わ
せて円弧状に形成されており、上記選別コンベア上面と
該平ブラシコンベア面とでトンネル状の空間を形成し、
該空間に青果物を安定させて整列移送することにより特
徴づけられる。

上記平ブラシコンベアは、移送下流部を進行方間に向け
て上方に上り傾斜させると共に、選別コンヘアと等速で
進行する如く構成する。

〔実施例〕

以下、本発明の好ましい一実施例を図面を参照して説明
する。

第１図、第２図は本発明を実施する前後の装置を含む説
明図であり、その概要を説明する。

１は前工程の整列供給装置としての列化用パイプレート
フィダーであり、２は供給コンベアである。３は選別コ
ンベア、４は本発明の移乗装置である。

整列供給装置としての列化用パイプレートフィダー１は
、振動板トラフ１１上面を入口側１２において青果物１
０を同時に受は入れるように幅を広くすると共に、出口
側１３に向けて次第にＶ溝形状の先細形に形成したもの
で本出願人が先に提案した実公昭５６−４７１４７号公
報、実公昭６１−２７８５６号公報の列化用パイプレー
トフィダーを用いるのが好ましいが、青果物を整列供給
する装置であれば他の機構であってもよい。

供給コンベア２は、上記整列供給装置としてのパイプレ
ートフィダーｌで略−列に列化された青果物１０を載せ
るのに適合した幅のベルトコンベアを用いる。２１は先
端プーリであり、乗り継ぎ落差を少なくするために小径
に構成する。この供給コンベア２の速度は上記パイプレ
ートフィダー１の走行速度と同速かまたはパイプレート
フィダー１の走行速度より速い速度に形成する。

選別コンベア３は、上記供給コンベアから一個ずつ切り
離して供給された青果物１０を移送しながら計測センサ
ー等（カメラ等）の測定装置３１により形状寸法を測定
し、演算処理装置（図示せず）により階級１等級を判定
して所定の仕分は排出部３２から引き出しコンベア３３
上に排出させるもので、青果物１０の選別処理量に応じ
て所定の間隔で多数条平行させて用いることができる。

この選別コンベア３の移送速度は、青果物１０を一個ず
つ切り離して移送するため供給コンベア２の移送速度よ
り高速に設ける。

３４は青果物１０を供給コンベア２から選別コンベア３
の始端部３５上に供給する移乗部である。

移乗装置４は第３図に示す如く基板４１１に多数のブラ
シ毛４１０を植立した平ブラシ４１を、走行回転するコ
ンペアチェン４２に定間隔に多数取り付けて平ブラシコ
ンベア４０１を構成する。

上記平ブラシ４１は、第４図に示されるように中央部４
１２に両端部４１３ａ、　４１３ｂより短い長さで、且
つ柔らかなブラシ毛４１０ａを植立し、該両端部４１３
ａ。

４１３ｂには硬いブラシ毛４１０ｂを植立して構成する
。

該ブラシ毛４１０の毛先は中央部４１２を球塊状の青果
物１０の平均的形状に合わせて円弧状に形成する。

即ち、上記選別コンベア上面３０１　と上記平ブラシ４
１の中央部４１２　とでは、トンネル状の整列移送路３
６が形成され、該整列移送路３６に青果物１０をセンタ
リングさせて整列移送することにより特徴づけられる。

図中において４３はコンベア３３上４２を走行回転させ
るスプロケットであり、４４は夫々チェンレールであり
、４５はコンベアフレームである。

上記平ブラシ４１は異なる他の方法として第５図に示す
如く走行回転するベルト４１４面に上記ブラシ毛４１０
を植立させて構成することもできる。

図中において４６はベルト４１４を走行させるプーリで
あり、４７ａ、　４７ｂはベルト受はローラである。

上記の如く構成した平ブラシコンベア４０１の始端部４
０２を選別コンベア３の移乗部３４に接近させると共に
、所定の長さで上記選別コンヘア上面３０１に対向して
設け、該平ブラシコンベア４０１　の移送下流部４０３
は、上記平ブラシ４１が次第に選別コンベア上面３０１
　の青果物１０から離れる如く上り傾斜させて設ける。

上記平ブラシコンベア４０１の選別コンベア上面３０１
に対向する位置（高さ）は、選別コンベア上面３０１　
に供給される青果物１ｏの上面に平ブラシ４１の中央部
４１２が上方から接触する高さに設ける。

上記平ブラシコンベア４０１の長さく機長）は任意に決
めることができるが、青果物ｌＯの大きさや形状によっ
て決めることが好ましい。

４８は駆動装置であり、平ブラシコンベア４０１の移送
速度と、選別コンベア３の移送速度とを等速度に構成す
る如く設ける。

４９はコンベア支持金具であり、取付台５０に上下移動
可能に架設されている。

以上の構成において、前工程からの移乗部３４で選別コ
ンベア３上に不定姿勢でランダムに供給された青果物１
０は、該移乗部３４で上方から接触する平ブラシコンベ
ア４０１のトンネル状の整列移送路３６に導かれ一列に
整列して進行する。青果物１０は進行するに従い移乗の
際に生じた慣性が吸収され安定着座する。安定着座した
青果物１０が移送下流部４０３に達すると、平ブラシコ
ンベア４０１　の上方からの抑え（接触）が次第に開放
され、青果物１０は転勤することなく安定着座したまま
送り出すことができる。

上記の記述及び添付する図面はいずれも実゛施の一例を
示すものであり、発明を制限するものではなく、特許請
求の範囲に記載した内容であれば部分的に設計変更した
装置にも適用されることはもちろんである。

〔発明の効果〕

本発明は、上記の如く前工程からの移乗部で選別コンベ
ア上に一個ずつ切り離して供給された不定姿勢の青果物
を、選別コンベア上に一列に整列させて進行すると共に
、該選別コンベア上で転勤することなく安定着座させて
送り出すことができる。

即ち、青果物は選別コンベア上に連接状態がなくなって
正確な測定が行われるので、同一階級に異なる階級の青
果物が混入することなく品揃えの良い青果物を提供でき
、市場、消費者の信鯨を高める効果がある。

更に本発明によれば、従来連接状態によって測定できず
に測定装置を通過した青果物を前工程まで戻して再度選
別コンベアに供給するいわゆるリターン工程が省力化で
きると共に、リターン量（再検査）がなくなって効率の
良い選別が行われるので青果物の選別処理量が大幅に増
加する効果がある。

更に又、選別コンベアの高速化に伴い問題とされていた
乗り継ぎ部の安定移乗が確立されて選別コンヘアの高速
化が容易となり、その実用的価値は大である。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の実施例を示す説明図である。 第１図は本発明の移乗装置を含む実施例を示す全体説明
図、第２図は同平面図、第３図は平ブラシコンベアの部
分詳細図、第４図は第１図Ａ−Ａに沿った断面図、第５
図は平ブラシ構造の他の実施例を示す説明図。 第６図及び第７図は従来の回転ブラシの説明図。 １・・・パイプレートフィーダー ２・・・供給コンベア　　３・・・選別コンベア４・・
・移乗装置　　　　５・・・回転ブラシ１０・・・青果
物　　　　　１１・・・振−動板トラフ１２・・・入口
側　　　　１３・・・出口側２１・・・先端プーリ　　
　３１・・・測定装置３２・・・排出部　　　　３３・
・・引き出しコンベア３４・・・移乗部　　　　３５・
・・始端部３６・・・整列移送路　　４１　・・・平ブ
ラシ４２・・・コンベアチェン４３・・・スプロケット
４４・・・チェンレール　４５・・・コンベアフレーム
４６・・・プーリ　　　　　４７・・・ベルト受はロー
ラ４８・・・駆動装置　　　４９・・・支持金具５０・
・・取付台　　　　３０１・・・選別コンベア面４０１
・・・平ブラシコンベア　４０２・・・始端部４０３・
・・移送下流部 ４１０・・・ブラシ毛　　　４１１　・・・本機４１２
・・・中央部　　　　４１３・・・両端部４１４・・・
ベルト

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）球塊状物品を前工程から選別コンベア上に不定姿
   勢でランダムに供給する移乗部で、移送しながら一列に
   整列させると共に安定着座させて移送するための移乗装
   置であって、走行回転する走行面に多数のブラシ毛を植
   立させて無端状に形成した平ブラシコンベアを、上記選
   別コンベアへの移乗部から所定の長さで選別コンベアの
   上面に対向して設けると共に、上記平ブラシコンベアの
   移送下流部を進行方向に対し上方に上り傾斜させ、且つ
   上記選別コンベアと等速度で進行するように構成したこ
   とを特徴とする移乗装置。
2. （２）上記平ブラシコンベアは、進行方向に対して直角
   な左右の中央部に両端部より短い長さで且つ柔らかいブ
   ラシ毛が植立され、該両端部には硬いブラシ毛が植立さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   移乗装置。
3. （３）上記平ブラシコンベアのブラシ毛は中央部が球塊
   状物品の平均的な形状に合わせて円弧状に形成したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の移乗装置。