JPS63305988A - 殺菌水の製造装置 - Google Patents

殺菌水の製造装置

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JPS63305988A
JPS63305988A JP14280887A JP14280887A JPS63305988A JP S63305988 A JPS63305988 A JP S63305988A JP 14280887 A JP14280887 A JP 14280887A JP 14280887 A JP14280887 A JP 14280887A JP S63305988 A JPS63305988 A JP S63305988A
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JP
Japan
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water
sensor
electrolytic cell
chamber side
electrical conductivity
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JP14280887A
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Yoshiaki Matsuo
至明 松尾
Jinichi Ito
仁一 伊藤
Tetsuro Miura
三浦 鐡郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、例えば食品、下水、コンポスト、土壌、植物
等において、それらに含まれる細菌やかび等の微生物を
殺菌するために使用される殺菌水の製造装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 食品加工、農業、上下水処理、医療等の幅広い分野にお
いて、細菌、かび、ヒ゛−ルス等に対する静殺菌処理か
行なわれている。従来、このような静殺菌処理としでは
、例えば熱処理、アルコール処理、酸性処理、農薬、合
成化学薬剤による処理、抗性物質による処理など多くの
手段が用いられている。
しかしなから、熱処理、アルコール処理、酸性処理など
は、適用分野か限られており、また、農薬、合成化学薬
剤による処理、抗性物質による処理などは、人体に対す
る副作用などの問題点がある。このため、食品加工、農
業、上下水処理などの分野においては、より人体に対し
て安全な、がつ、低コストで行なえるようにした殺菌手
段の開発か望まれている。
一方、近年、水を銀電極を有する電解槽で電気分解して
得られる銀イオン水を用いた静殺菌方法も提案されてい
る(例えば特開昭60−97088号参照)。
しかしながら、銀イオンは、人体に対して比較的安全で
あるとはいえ、金属であるから食品や上水道などに繰返
し添加するには問題がある。
これら従来の静殺菌手段に対して、本発明者らは、水を
電解槽に通して電解処理した後、この水に共鳴構造を有
する水溶性の有機化合物を添加することによって、人体
に対して全く安全な殺菌水か得られることを見出し、殺
菌水の製造方法として別途特許出願している(特願昭6
2−94500号参照)。
しかしなから、上記殺菌水の製造方法を実用化するため
には、その昼休的な装M%提供する必要があった。また
、上記殺菌水の製造方法においでは、水の流量や電解槽
に印加する電圧などの設定条件の幅か狭く、有機化合物
の添加濃度などの条件によって殺菌効果が変動しやすい
ため、殺菌効果が充分に得られているかどうかを確認す
ることが非常に重要であった。この場合、従来の殺菌効
果の検定方法は、反応紙により判断する方法や、特定の
菌に殺菌水を添加して培地で培養することにより確認す
る方法が一般的であった。しかし、このような検定方法
では、現在使用している殺菌水の効果を即座に判断でき
す、特に医療用の消毒とが食品加工とがに用いた場合に
危険性が大きかった。
「発明の目的」 本発明の目的は、水を電解槽に通しで電解処理した後、
共鳴構造を有する水溶性の有機化合物を添加することに
より、人体に対して全く安全で、広い分野においで使用
できる殺菌水を製造できるようにした装置を併供するこ
とにある。
「発明の構成」 本発明の第1の態様による殺菌水の製造装置は、陽極と
陰極とを有する電解槽と、この電解槽に水を導入する導
入管と、この電解槽から電解処理された水を取出す導出
管と、前記導出管を通る水に共鳴構造を有する水溶性の
有機化合物を添加する有機化合物添加手段とを備えてい
ることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様による殺菌水の製造装置は、
陽極と陰極とを有し、両電極の間に隔膜か形成され、陽
極室と陰極室とに区画された電解槽と、この電解槽の前
記陽極室および前記陰極室のそれぞれに水を導入する導
入管と、前記電解槽の陽極室および陰極室のそれぞれか
ら水を取出す陽極室側導出管および陰極室側導出管と、
前記陽極室側導出管および/または前記陰極室側導出管
を通る水に共鳴構造を有する水溶性の有機化合物を添加
する有機化合物添加手段とを備えていることを特徴とす
る。
本発明の装置によれば、導入管を通して水を電解槽に導
入し、電解槽で電解処理した後、水を導出管を通しで取
出し、導出管で有機化合物添加手段(こより共鳴構造を
有する水溶性の有機化合物を添加するようにしたので、
水を連続的に処理して殺菌水を効率的に製造することが
できる。こうして得られた殺菌水は、共鳴構造を有する
有機化合物以外には何の添加物も混合されていないので
、人体に対して全く安全であり、食品、上下水道、土壌
などの広い分野で利用することができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記導入管を通る水の
電気伝導度を検知する第1 ECセンサと、前記導出管
の前記有機化合物を添加された水の電気伝導度を検知す
る第2 ECセンサとが設けられでいる。本発明におい
で、水は電解槽においで電解処理されることにより、そ
の電気伝導度が高められる傾向かあり、電気伝導度の上
昇が殺菌効果の一つの指標となっている。したがっで、
導入管を通る電解処理前の水の電気伝導度を第1 EC
センサで検知し、また、導出管を通る電解処理後の水の
電気伝導度を第2 ECセンサで検知し、両者の電気伝
導度を比較することにより、その殺菌効果を直ちに確認
することができる。
また、本発明の別の好ましい態様によれば、前記導出管
の前記有機化合物を添加された水の酸化還元電位を測定
するEhセンサか設け−られでいる。
本発明においで、水は電解槽においで電解処理されるこ
とにより、その酸化還元電位か低下する傾向があり、酸
化還元電位の低下か殺菌効果のもう一つの指標となって
いる。したかって、Ehセンサによって、電解処理後の
酸化還元電位を測定することにより、得られた水の殺菌
効果を直ちに確認することができる。
なお、本発明の最も好ましい態様においては、上記の第
1 ECセンサ、第2 ECセンサ、Ehセンサの全て
か設けられでいる。
以下、本発明を好ましい態様を挙げてさらに詳細に説明
する。
本発明の第1の態様に競いでは、水は導入管を通って電
解槽に導入される。この導入管には、流量調節弁を設け
であくことが好ましい。水は、導入管を通る過程で、第
1 ECセンサによってその電気伝導度か検知される。
第+ ECセンサとしでは、例えば導入管を通る水、あ
るいは導入管から一部取出された水に接するように配置
された2つの電極などが採用される。
こうしで、電解槽に導入された水は、陽極と陰極とによ
って電圧を印加される。これにより、水中に溶けた微量
成分かイオン化して微少電流が流れる。その結果、水の
電気伝導度が高められ、がっ、水の酸化還元電位か低下
する。なお、電解槽の陽極と陰極とには、通常の電源よ
り電圧調整回路を経て電圧か印加されるようにすること
が好ましい。
電解槽において電解処理された水は、導出管を通って取
出される。水は、この導出管を通る際に、有機化合物添
加手段によって共鳴構造を有する水溶性の有機化合物が
添加される。共鳴構造を有する水溶性の有機化合物とし
ては、カルボン酸系、アミノ基系、アミン系など各種の
ものが挙げられるか、特にはカルボキシル基を有する化
合物か好ましい。そして、カルボキシル基を有する化合
物のうちでも、特に酢酸が好ましい。さらに、水は、上
記有機化合物を添加された後、第2 ECセンサによっ
て電気伝導度か検知され、かつ、Ehセンサによって酸
化還元電位か測定される。第2 ECセンサとしては、
例えば導出管を通る水、あるいは導出管から一部取出さ
れた水に接するように配置された電極か採用される。ま
た、Ehセンサとしては、導出管から一部採取された水
に接するように配置された白金電極を使用したセンサー
などが採用される。こうして、電解処理した水に共鳴構
造を有する水溶性の有機化合物を添加することにより、
殺菌効果か付与される。この殺菌効果が付与される理由
や詳細な実験データについては、前述した特願昭62−
94500号に記載されているので、本発明ではその説
明を省略することにする。
本発明では、第1 ECセンサで検知された水の電気伝
導度と、第2 ECセンサで検知された電気伝導度とを
比較することによって、殺菌効果を確認することができ
る。本発明者らの実験によれば、本発明の第1の態様に
おいては、第1 ECセンサで検知された電気伝導度に
対して第2 ECセンサで検知された電気伝導度か約1
50 LI U /cm3以上上昇しでいれば、充分な
殺菌効果が得られることがわがっている。また、Ehセ
ンサによって測定された酸化還元電位は、約450 m
Vよりも低ければ充分な殺菌効果が付与されることがわ
がっている。したがって、第1 ECセンサ、第2 E
Cセンサ、Ehセンサの測定結果を見ることにより、製
造した殺菌水の殺菌効果を直ちに確認することができる
次に、本発明の第2の態様について説明すると、水は導
入管を通って電解槽の陽極室および陰極室にそれぞれ導
入される。この場合、導入管は、陽極室に接続されたも
のと陰極室に接続されたものとに最初から分れていでも
よく、途中で分岐して一方か陽極室lこ接続され、他方
が陰極室に接続されたものであってもよい。いずれの場
合も導入管には、流量調節弁が設けられていることが好
ましい。水は、導入管を通る過程で、第1 ECセンサ
によってその電気伝導度が検知される。第1ECセンサ
としでは、例えば導入管を通る水、あるいは導入管から
一部取出された水に接するように配置された電極が採用
される。
電解槽の陽極室および陰極室にそれぞれ導入された水は
、陽極と陰極とによって電圧を印加される。これにより
、水中に溶けた微量成分がイオン化して微少電流が流れ
る。この場合、陽極室と陰極室を区画する隔膜は、金属
イオンのみを通する性質を有する膜であり、それによっ
てイオンの透過が制御され、陽極室には酸性イオン水が
生成され、陰極室には電離したカチオンを含む酸性水が
生成される。その結果、陽極室および陰極室のいずれに
おいでも、水の電気伝導度が高められ、かつ、水の酸化
還元電位が低下する。なお、電解槽の陽極と陰極とには
、通常の電源より電圧調整回路を経て電圧か印加される
よう(こすることが好ましい。
電解槽の陽極室に生成された酸性イオン水は、陽極室側
導出管を通って取出され、電解槽の陰極室に生成された
電離したカチオンを含む酸性水は、陰極室側導出管を通
って取出される。本発明の第2の態様においては、有機
化合物添加手段によって、陽極室側導出管を通る水およ
び/または陰極室側導出管を通る水に共鳴構造を有する
水溶性の有機化合物が添加される。この場合、共鳴構造
を有する水溶性の有機化合物としでは、前述と同様なも
のが使用される。ざらに、第2 ECセンサによって、
陰極室側導出管を通る水および/または陰極室側導出管
を通る水の上記有機化合物を添加された後の電気伝導度
が検知される。第2 ECセンサとしては、陽極室側導
出管または陰極室側導出管から選択的に水を一部取出す
分岐管を形成し、この分岐管内1こ配置した電極が好ま
しく採用できる。また、Ehセンサによって陽極室側導
出管および/または陰極室側導出管を通る水の上記有機
化合物を添加された俊の酸化還元電位が測定される。E
hセンサとしては、陽極室側導出管または陰極室側導出
管から選択的に水を一部採取するようにし、この水に接
するように配置された白金電極を使用したセンサーなど
が採用される。
こうして、陽極室側導出管から取出された酸性イオン水
および陰極室側導出管から取出された電離したカチオン
を含む酸性水は、いずれも殺菌効果を有しでおり、用途
に応してどちらを使用するか選択することができる。し
たがって、第2 ECセンサおよびEhセンサによる測
定は、殺菌水としで使用する方の水についで行なうこと
が必要である。勿論、酸性イオン水および電離したカチ
オンを含む酸性水の両方を殺菌水として使用することも
可能であり、その場合には、第2 ECセンサおよびE
hセンサによって両方の水を交互に測定したつ、あるい
は第2 ECセンサおよびEhセンサを2っすつ設けて
両方の水を同時に測定したりすればよい。また、陽極室
側導出管から取出された酸性イオン水と、陰極室側導出
管から取出された電離したカチオンを含む酸性水とを混
合した水も殺菌効果を有し、この混合水を殺菌水として
使用することも可能である。その場合には、混合した水
についで、第2 ECセンサおよびEhセンサによる測
定を行なうようにしてもよい。
この発明においでも、第1 ECセンサで検知された電
気伝導度と、第2 ECセンサで検知された電気伝導度
とを比較することによって、得られた水の殺菌効果を確
認することができる。すなわち、本発明者らの実験によ
れば、陽極室側導出管から取出された水の場合は、第1
 ECセンサによって検知された電気伝導度に対して、
第2 ECセンサによって検知された電気伝導度が約1
50 u tJ /cm3以上上昇しでいれば充分な殺
菌効果か得られ、陰極室側導出管から取出された電離し
たカチオンを含む酸性水の場合は、第1 ECセンサに
よって検知された電気伝導度に対して、第2 ECセン
サによって検知された電気伝導度が約150 u U/
cm3以上上昇していれば充分な殺菌効果が得られるこ
とがわかっている。ざらに、得られた水の殺菌効果は、
Ehセンサで測定された酸化還元電位によって追認する
ことができる。すなわち、本発明者らの実験によれば、
陽極室側導出管から取出された水の場合は、酸化還元電
位か900 mV以下であれば充分な殺菌効果が得られ
、陰極室側導出管から取出された電離したカチオンを含
む酸性水の場合は、酸化還元電位か200 mV以下で
あれば充分な殺菌効果が得られることがわかっている。
なお、本発明にあいでは、第1 ECセンサ、第2EC
センサおよびEhセンサから得られ−た測定値を表示装
匝に表示することもてきる。また、第1 ECセンサか
ら得られた電気伝導度と第2 ECセンサから得られた
電気伝導度とを比較判断して、殺菌効果が充分でないと
判断されたときには、電圧調節回路や流量制御回路に信
号を送り、電解槽に印加する電圧や水の流量を自動的に
変化させるようにすることもてきる。これらの昼休的な
構成は、以下の実施例において詳述することにする。
「発明の寅施例コ (実施例1) 第1図には、本発明の第1の態様による殺菌水の製造装
置の実施例が示されている。
この装置において、水の導入管11には、流量調節弁1
2が設けられている。また、導入管11には、途中に分
岐管13が設けられ、この分岐管13から連続的または
間欠的に一部の水か取出されるようになっている。そし
て、分岐管13から取出された水は、第1 ECセンサ
14によってその電気伝導度が測定されるようになって
いる。第1 ECセンサは、分岐管13から導かれた水
に浸漬される2本の電極で構成されでいる。
導入管11は、電解槽18の底部に接続され、水を電解
槽18内に導入するようになっている。電解槽18は、
陽極19と陰極20とを有し、この陽極19および陰極
20には、電源21から電圧調整回路22を介して直流
電圧か印加されるようになっている。電解槽18の上部
には、導出管23か接続されでおり、電解槽18で電解
処理された水を取出すようになっている。
導出管23の途中には、分岐管15が設けられており、
この分岐管15は、電磁弁16、ポンプ17を介して、
共鳴構造を有する水溶性の有機化合物の貯槽18°に接
続されている。この実施例の場合、上記貯槽18′内に
は、酢酸水溶液が貯留されている。
したかって、貯槽18“からポンプ17により電磁弁1
6を介して導入管11内を流れる水に酢酸水溶液が添加
されるようになっている。なお、共鳴構造を有する水溶
性の有機化合物の添加濃度は、200〜100.000
ppmか好ましい。
導出管23の上記分岐管15より下流側には、分岐管2
4か設けられ、この分岐管24から連続的または間欠的
に一部の水か取出されるようになっている。そして、分
岐管24から取出された水は、第2ECセンサ25によ
ってその電気伝導度か測定されるようになっている。さ
らに、導出管23の分岐管24より下流側には分岐管2
6が設けられ、この分岐管26から連続的または間欠的
に一部の水か採取されるようになっている。採取された
水は、貯槽27に溜められるようになってあり、この貯
槽27内にEhセンサ28か設置されている。そして、
採取された水の酸化還元電位uEhセンサ28て測定す
るようになっている。
第2図は上記の殺菌水の製造装置に適用される電気回路
を示すブロック図である。
第1 ECセンサ14および第2 ECセンサ25で検
知された電気伝導度(よ、発振回路31、センサ比転回
路32)増幅回路33、フルスケール調整回路33、電
位差表示回路35、演算判定回路36なとて構成された
システムにより処理され、比較判断される。これらの具
体的な電気回路の一例は、第3図に示されている。ここ
で、発振回路31は、基準波形(例えば10にHz)を
発生させ、これをセンサ比較回路32に流す回路である
。センサ比較回路32は、第+ ECセンサ14および
第2 ECセンサ25からの信号を比較して電位差を測
定する回路であり、第3図に示すような交流ブリッジ回
路で構成されでいる。第3図において、ポイントa、b
には第1 ECセンサ14(または第2 ECセンサ2
5)の2つの電極が接続され、ポイントc、dには第2
 ECセンサ25(または第1 ECセンサ14)の2
つの電極か接続される。
そしで、第1 ECセンサ14が接触している水の電気
伝導度と、第2 ECセンサ25か接触している水の電
気伝導度との差により、電流計36に電流か流れ、この
電流か電気伝導度の差を表示する信号としで取出される
ようになっている。なお、−VR,は、測定前に予め第
1 ECセンサ14と第2 ECセンサ25に水を流し
て、零調整するためのボリュームである。
増幅回路33は、センサ比較回路32で検出された波]
 9 影信号を増幅する回路である。また、フルスケール調整
回路34は、VR2て測定可能な範囲の上限値を調整し
、その後に波形の+側のみを取出す回路である。電位差
表示回路35は、フルスケール調整回路から送られてく
るアナログ信号をデジタル化する回路である。
電位差表示回路35の信号は、演算判定回路36に送ら
れる。演算判定回路36は、第1 ECセンサ14と第
2 ECセンサ25て検知された電気伝導度の差が設定
条件に適合するかどうかを判断し、その結果に基づいて
ざらに他の回路や装置に信号を送る。すなわち、演算判
定回路36は、表示袋M37に接続されており、表示装
置37は、演算判定回路36からの信号を乗けて、上記
電気伝導度の差や、上記電気伝導度の差か設定された条
件に適合するかどうかなどの表示をする。また、Ehセ
ンサ28は、Eh回路38に接続され、Eh回路38に
おいて酸化還元電位か算出されるようになっている。そ
して、Eh回路38で算出された酸化還元電位は、電気
信号として表示装置37に送られ、表示袋N37におい
で酸化還元電位か表示されるようになっている。表示袋
W37は、例えばオシログラフ、ランプ、メータなどの
表示機器を有しており、これらの表示機器により上記の
各種情報を表示するようになっている。
ざらに、演算判定回路36は、電圧調整回路39に接続
されている。この場合、演算判定回路36は、電圧調整
回路39の代りに流量制御回路40に接続されていでも
よく、あるいは電圧調整回路39と流量制御回路40の
両方に接続されていてもよい。電圧調整回路39は、演
算判定回路36において、第1 ECセンサ14と第2
 ECセンサ25との電気伝導度の差が設定された条件
に適合しないと判断されたとき、演算判定回路36から
の信号を受けて、電解槽18の陽極19と陰極20に印
加される電圧を変更する回路である。また、流量制御回
路40は、演算判定回路36において、上記電気伝導度
の差が設定された条件に適合しないと判断されたとき、
演算判定回路からの信号を受けて、流量調節弁12を作
動させ、水の流量を変更する回路である。
第4図には、上記演算判定回路36にあける判断のフロ
ーチャートか示されている。まず、電位差調整回路35
から第1 ECセンサ14と第2 ECセンサ25との
電気伝導度の差(EC電位差値a)か電気的信号として
入力される(ステップSl)。演算判定回路36には、
予め設定された条件(EC判定設定値b)か入力されで
いる。そこで、EC電位差値a≧EC判定設定値すであ
るかどうかが判断される(ステップS2)。上記判断か
「Yes」である場合は、表示袋M37に”0に′の電
気的信号を送り、その旨を表示させる(ステップS3)
。また、上記判断がrNoJである場合は、表示装置3
7に“’NO°°の電気的信号を送り、その旨を表示さ
せる(ステップS4)。それと共に、電圧調整回路39
に信号を送り、電解槽18に印加される電圧を変化させ
る(ステップS5)。なお、ステップS5の代りに、あ
るいはステップS5と共に、流量制御回路40に信号を
送り、流量調節弁12ヲ作動させて水の流量を変化させ
でもよい(ステップS6)。
(試験例1) 上記の装置を用いで、酢酸の添加濃度を1500ppm
とし、電解槽18への印加電圧を変化させ、実際に殺菌
水を製造し、その殺菌効果を測定した結果を第5図に示
す。第5図において、縦軸は殺菌効率(%)を表わし、
横軸は第+ ECセンサ14と第2 ECセンサ25と
の電気伝導度の差(u tJ /cm3)を表わしてい
る。このように、第1 ECセンサ14と第2 ECセ
ンサ25との電気伝導度の差か大きくなるほど殺菌効率
は向上し、有効な殺菌効果を得るためには、上記電気伝
導度の差か150 uU/cm3以上なければならない
ことがわかる。
なお、上記の試験において、殺菌効率は次のような方法
で測定した。すなわち、供試面としてブドウ球菌を使用
し、このブドウ球菌105個に対して殺菌水を1mβ添
加し、5分後にNa叶氷水溶液て中和し、この液を寒天
培地に植え込み、37℃で24時間放百後に発生するコ
ロニー数がら生菌数を測定し、殺菌効率をパーセントで
表わした。
(試験例2) 上記の装置を用い、第1表に示すような条件、すなわち
添加物のおよびその濃度、印加電圧、電流、水の流量で
水を処理し、No、 I〜8の殺菌水を得た。得られた
殺菌水は、第1表−に示すようなp+、酸化還元電位、
酸素溶存量を有しでいた。なお、No、 6 、? 、
8においては、有機化合物の貯槽18′に酢酸とエタノ
ールの混合水溶液を貯留し、酢酸とエタノールヲ添加し
ている。
(以下、余白) ・次にこれらの殺菌水をを用いて殺菌試験を行なった。
すなわち、大腸菌を108個/Cポとなるように木に分
散した懸濁液、ソバ粉より培養した一般雑菌を108個
/Cポとなるように水に分散させた懸濁液に、それぞれ
殺菌水を同量加え、これらの混合液をフートプレート培
地(BHI培地、DHL培地、日本製薬■製)に入れて
、35℃で24時間放置した後の生菌数を測定した。こ
の結果を第2表に示す。
(以下、余白) 菓2表 (実施例2) 第6図には、本発明の第2の態様による殺菌水の製造製
画の実施例か示されている。なお、図中、第1図と実質
的に同一部分には同符合か付されている。
水の導入管11には、流量制御弁12か設けられでいる
。また、導入管11には、分岐管13か設けられており
、水の一部を取出すようになっている。そしで、分岐管
13には、取出された水に接触するように第1 ECセ
ンサ14か設置されている。導入管11は、下流側にお
いで、陽極室側導入管11aと陰極室側導入管11bと
に分岐している。なあ、陽極室側導入管11aには弁4
5か設けられ、陰極室側導入管11bには弁46か設け
られている。
電解槽18は、陽極19と陰極20とを有し、陽極19
を囲むように隔膜47か形成され、この隔膜47によっ
て陽極室51と陰極室52とに区画されている。
そして、前述した陽極室側導入管11aは陽極室51の
底部に接続され、陰極室側導入管11bは陰極室52の
底部に接続されでいる。陽極19および陰極20には、
電源21から電圧調整回路22を介して直流電圧か印加
されるようになっている。
陽極室51の土部には、陽極室側導出管23aが接続さ
れ、陽極室51内の水を取出すようになっている。また
、陰極室52の上部には、陰極室側導出管23bが接続
され、陰極室52の水を取出すようになっている。陽極
室側導出管23a、陰極室側導出管23bには、途中に
分岐管15a 、+5bが設けられでおり、分岐管15
a、15bの途中には、弁16a、+6bか設けられて
いる。そして、分岐管15a、+5bは、一本の管に集
合された後、ポンプ17を介して共鳴構造を有する水溶
性の有機化合物の貯槽18”に接続されている。この実
施例の場合、貯槽18“内には酢酸水溶液か貯留されて
いる。したかって、貯槽18“からポンプ17により電
磁弁16a、16bを介して陽極室側導出管23aおよ
び/または陰極室側導出管23bを流れる水に酢酸か添
加されるようになっている。なお、共鳴構造を有する水
溶性の有機化合物の添加濃度は、200〜100.00
0ppmか好ましい。
陽極室側導出管23a、陰極室側導出管23bの上記分
岐管15a、15bよりも下流側には、分岐管24a 
、24bか設けられており、分岐管24a 、24bは
、電磁切換弁53に接続されている。電磁切換弁53は
、陽極室側導出管23aまたは陰極室側導出管23bの
水を選択的に第2 ECセンサ25に送るよう(こなっ
ている。陽極室側導出管23a、陰極室側導出管23b
のさらに下流側には、分岐管26a 、26bか設けら
れており、分岐管26a 、26bは電磁切換弁54に
接続されている。電磁切換弁54は、陽極室側導出管2
3aまたは陰極室側導出管23bの水を選択的に貯槽2
7に導入し、貯槽27においてEhセンサ28による酸
化還元電位の測定かなされるようになっている。なお、
電磁切換弁53.54の動作は、両者か陽極室側導出管
23aまたは陰極室側導出管23bのうち同し水を流す
ように連動してなされるようになっている。そして、陽
極室51の水を殺菌水として使用する場合には、陽極室
側導出管23aの水を測定し、陰極室52の水を殺菌水
としで使用する場合には、陰極室側導出管23bの水を
測定するように、上記電磁切換弁53.54ヲ切換える
ようにする。
そして、この殺菌水の製造装置においでも、実施例1で
説明したのと同じ電気回路が適用されであり、第1 E
Cセンサ14と第2 ECセンサ25とて検知された電
気伝導度の差、およびEhセンサ28で測定された酸化
還元電位などが表示され、かつ、上記電気伝導度の差か
設定された条件を満たさない場合には、電圧調整回路2
2および/または流量制御回路に作動信号か送られるよ
うにケつている。
(試験例3) 上記の装置を用いて、酢酸の添加濃度を1500ppm
とし、電解槽18への印加電圧を変化させ、陽極室51
の水を殺菌水として取出し、その殺菌効果を測定した結
果を第7図に示す。第7図において、縦軸は殺菌効率(
%)を表わし、横軸は箇IECセンサ14と第2 EC
センサ25との電気伝導度の差(u U/cm3) @
表わしている。このように、第1εCセンサ14と第2
 ECセンサ25との電気伝導度の差か大きくなるほど
殺菌効率は向上し、有効な殺菌効果を得るためには、上
記電気伝導度の差が150 Ll (J /cm3以上
なければならないことがわかる。なお、殺菌効率の測定
は、試験例1と同様にしで行なったものである。
(試験例4) 上記の装置を用いて、酢酸の添加濃度を1500ppm
とし、電解槽18への印加電圧を変化させ、陰極室52
の水を殺菌水として取出し、その殺菌効果3 ] を測定した結果を第8図に示す。第8図において、縦軸
は殺菌効率(%)を表わし、横軸は第1ECセンサ14
と第2ECセンサ25との電気伝導度の差(LI U 
/cm3)を表わしている。このように、第1 ECセ
ンサ14と第2 ECセンサ25との電気伝導度の差か
大きくなるほど殺菌効率は向上し、有効な殺菌効果を得
るためには、上記電気伝導度の差か+50 LI U 
/cm3以上なければならないことがわかる。なお、殺
菌効率の測定は、試験例1と同様にして行なったもので
ある。
(試験例5) 上記の装Mを用い、第3表に示すような条件、すなわち
添加物およびその濃度、印加電圧、電流、水の流量で水
を処理し、No、 9〜17の殺菌水を得た。得られた
殺菌水は、第3表に示すようなpH,酸化還元電位、酸
素溶存量を有しでいた。なあ、No、 9〜11は陽極
室から取出された水の酸化還元電位を変化させた例、N
o、 12〜14は陰極室から取出された水の酸化還元
電位を変化させた例、No、 15〜17は陽極室から
取出された水および陰極室から取出された水を混合した
水の酸化還元電位を変化させた例である。
(以下、余白) 次に、こうしで得られた殺菌水を用いて、試験例2と同
様にして殺菌試験を行なった。この結果を第4表に示す
第4表 「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、水を導入管を通
して電解槽に導入し、電解槽で電解処理した後、導出管
から取出し、導出管において共鳴構造を有する水溶性の
有機化合物78添加するようにしたので、水を連続的に
処理して殺菌水を製造することができる。そして、得ら
れた殺菌水は、人体に全く安全なものであり、しかも優
れた殺菌効果を有しており、食品、上下水通、土壌など
の広い分野で利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の態様による殺菌水の製造装置の
実施例を示す概略図、第2図は同装置に適用される電気
回路を示すブロック図、第3図は上記電気回路の一部を
示す回路図、第4図は上記電気回路にあける演算判定回
路の判断を示すフローチャート、第5図は同装置によっ
て製造された殺菌水の殺菌効果を示す図、第6図は本発
明の第2の態様による殺菌水の製造装置の実施例を示す
概略図、第7図は同装置の陽極室から取出された殺菌水
の殺菌効果を示す図、第8図は同装置の陰極室から取出
された殺菌水の殺菌効果を示す図である。 図中、11は導入管、Haは陽極室側導入管、11bは
陰極室側導入管、12は流量調節弁、14は第1 EC
センサ、18は有機化合物の貯槽、18は電解槽、19
は陽極、20は陰極、21は電源、22は電圧調整回路
、23は導出管、23aは陽極室側導出管、23bは陰
極室側導出管、25は第2 ECセンサ、28はEhセ
ンサ、47は隔膜、51は陽極室、52は陰極室、53
.54は電磁切換弁である。 特許出願人    松 尾 至 回 置   伊藤仁− 同   三浦綴部 代理人     弁理士 松井 茂 同      弁理士 笹山善美 第]図 50 75  Too 125 150 175 20
0225250775 300ECA   IA−T−
Vcm 3 EC7u’U/cm3

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陽極と陰極とを有する電解槽と、この電解槽に水
    を導入する導入管と、この電解槽から電解処理された水
    を取出す導出管と、前記導出管を通る水に共鳴構造を有
    する水溶性の有機化合物を添加する有機化合物添加手段
    とを備えていることを特徴とする殺菌水の製造装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記導入管を通
    る水の電気伝導度を検知する第1ECセンサと、前記導
    出管の前記有機化合物を添加された水の電気伝導度を検
    知する第2ECセンサとが設けられた殺菌水の製造装置
  3. (3)特許請求の範囲第1項または第2項において、前
    記導出管の前記有機化合物を添加された水の酸化還元電
    位を測定するEhセンサが設けられた殺菌水の製造装置
  4. (4)陽極と陰極とを有し、両電極の間に隔膜が形成さ
    れ、陽極室と陰極室とに区画された電解槽と、この電解
    槽の前記陽極室および前記陰極室のそれぞれに水を導入
    する導入管と、前記電解槽の陽極室および陰極室のそれ
    ぞれから水を取出す陽極室側導出管および陰極室側導出
    管と、前記陽極室側導出管および/または前記陰極室側
    導出管を通る水に共鳴構造を有する水溶性の有機化合物
    を添加する有機化合物添加手段とを備えていることを特
    徴とする殺菌水の製造装置。
  5. (5)特許請求の範囲第4項において、前記導入管を通
    る水の電気伝導度を検知する第1ECセンサと、前記陽
    極室側導出管および/または前記陰極室側導出管を通る
    水であって前記有機化合物を添加された水の電気伝導度
    を検知する第2ECセンサとが設けられた殺菌水の製造
    装置。
  6. (6)特許請求の範囲第4項または第5項において、前
    記陽極室側導出管および/または前記陰極室側導出管を
    通る水であって前記有機化合物を添加された水の酸化還
    元電位を測定するEhセンサが設けられた殺菌水の製造
    装置。
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