JPS63304564A - 大気圧イオン化質量分析計 - Google Patents

大気圧イオン化質量分析計

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JPS63304564A
JPS63304564A JP62139722A JP13972287A JPS63304564A JP S63304564 A JPS63304564 A JP S63304564A JP 62139722 A JP62139722 A JP 62139722A JP 13972287 A JP13972287 A JP 13972287A JP S63304564 A JPS63304564 A JP S63304564A
Authority
JP
Japan
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ions
mass
intermediate pressure
specimen
molecular ions
Prior art date
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Pending
Application number
JP62139722A
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English (en)
Inventor
Minoru Sakairi
実 坂入
Hideki Kanbara
秀記 神原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大気圧イオン化質量分析計に係わり、特に分子
イオンとフラグメントイオンをともに強度強く観測し得
るのに好適な装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の技術は、インターナショナル ジャーナル オブ
 マススペクロメトリー アンド イオン フィジック
ス 1977年、25巻、129頁(Internat
ional Journal of Mass Spe
ctrometryand Ion Physics、
 25.129 (1977)1に記載・されている。
この方法では、大気圧下におけるイオン−分子反応で生
成したイオンを、0.1−10torrの中間圧力部に
導入する。この大気圧下で生成したイオンは分子にプロ
トンがひとつついたものが多くこれを分子イオンと呼ぶ
。この中間圧力部内で、分子イオンは電場により加速さ
れて中間圧力部内に存在する中性原子分子と何度も衝突
する。この分子イオンが多数回の衝突によって得る内部
エネルギーが開裂に必要な臨界エネルギーを越えると開
裂して、フラグメントイオンが生成する。従って、中間
圧力部にかける電場が高ければ、分子イオンの強度は弱
くなりフラグメントイオンの強度が強くなる。逆に電場
が低ければ、分子イオンの強度は強いままで、フラグメ
ントイオンの強度は弱い。通常、従来の技術では、測定
中中間圧力部にかける電場の大きさを一定にしているの
で、分子イオンとフラグメントをともに強度強く観測す
ることはできなかった。
また、特開昭51−39089では、一定の周期でドリ
フト電圧を変化させるようにしているが、質量分析計で
よく使用される一定の質量範囲を一定の速度で繰り返し
走査する測定モードには、−回の走査が終了したら電圧
を変化させるという制御手段がないため、上記発明をそ
のまま用いることはできない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、擬似的に分子イオンとフラグメントイオンを
ともに強度強く観測することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の目的は、試料がイオン化されて検出される間に
、測定する質量範囲を高速に走査し、その−回の走査毎
に中間圧力部にかける電場を高くしたり低くしたりして
、分子イオンの強度を強くしたり、また逆にフラグメイ
トイオンの強度を強くしたりすることによって達成され
る。
〔作用〕
測定する質量範囲を高速に走査し、その−回の走査毎に
中間圧力部にかける電場を高くしたり低くしたりするこ
とによって、中間圧力部で分子イオンが開裂する量を変
化させて、分子イオンの強度を強くしたり、フラグメン
トイオンの強度を強くしたりする。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図を用いて説明する。この実施例
は、本発明を特に液体クロマトグラフ/質量分析計にお
ける試料の検出に応用した場合である。
液体クロマトグラフ/質量分析計における動作条件は次
のとうりである。液体のキャリアー中に含まれた混合試
料は液体クロマトグラフ1で分離され、個々の成分とな
って液体のキャリアーとともに液体クロマトグラフ1か
ら流出する。分離された試料を含む流出液はテフロンチ
ューブ2をとおって、霧化器3に導入される。この霧化
器3により、試料を含んだ液体のキャリアーは直径が数
μmの液滴となる。この液滴はさらに気化器4に導入さ
れて気化し、溶媒和していないフリーの試料分子が生成
する。気化された試料分子は針電極5を用いたコロナ放
電とそれに続く一連のイオン−分子反応によりイオン化
され、分子イオンが生成する。この生成した分子イオン
は細孔付第一電極6をとおって0.1〜10torrに
排気された中間圧力部7に導入される。細孔付第一電極
6と細孔付第二電極7の間には次のようにして電圧がか
けられる。データ処理装置8に内蔵されたマイクロプロ
セッサ9で制御されたデジタル−アナログ変換器10か
らの出力は、電圧−周波数変換器11とフォトカップラ
ー12と周波数−電圧変換器13をとうって、電源14
の出力電圧を制御し、細孔付第一電極6と細孔付第二電
極7の間に一定の電圧をかける。こうすることによって
、磁場によって質量の異なるイオンを質量分離する単収
束磁場型質量分析計や、第1図に示したような電場15
と磁場16によって質量の異なるイオンを質量分前する
二重収束磁場型質量分析計がそうでありように、細孔付
第一電極6と細孔付第二電極7に高電圧が印加されてい
る状態であっても細孔付第一電極6と細孔付第二電極7
間の電圧が制御できる。細孔付第二電極7をとおったイ
オンはレンズ17で収束され、電場15と磁場16をと
おって、検出器18で検出される。このとき、データ処
理装置8では、デジタル−アナログ変換器10と磁場電
源19により、磁場16の強さを一定のスピードで変化
させて、検出器18で質量数の異なるイオンを検出する
ようにする。
そこで、本発明を説明するために、第2図のタイミング
チャートを用いる。まず、先に説明した電圧制御により
、細孔付第一電極6と細孔付第二電極7の間に一定の電
圧をかける。電圧をかけおえたら、磁場の強度を一定の
スピードで変化させである質量範囲のイオンをとらえる
。この−回の走査が終了したら、細孔付第一電極6と細
孔付第二電極7の間にかける電圧を高くし、電圧をかけ
おえたら、また磁電の強度を一定のスピードで変化させ
である質量範囲のイオンをとらえる。これを何度かくり
かえす。
上記で説明した装置により、市販の頭痛薬中に含まれる
カフェインを分析した例を第3図〜第7図を用いて説明
する。まず細孔付第一電極6と細孔付第二電極7にかけ
る電圧により得られるマススペクトルがどのように変化
するかについて説明する。第3図には、電圧を50V、
125Vとした場合のカフェインのマススペクトルを示
す。この図かられかるように、50Vの場合にはカフェ
インの分子イオン(質量数:195)のみが観測されて
いる。一方、125■の場合には、質量数が137,1
23,110など多数のフラグメントイオンが観測され
ているが、分子イオンの強度は50Vのときに比べ減少
している。従って、中間圧力部にかける電圧を50V、
125Vとして頭痛薬中に含まれるカフェインを液体ク
ロマトグラフ/質量分析計で検出すると、それぞれ第4
図。
第5図のようになる。第4図及び第5図にに示したクロ
マトグラフは、質量分析計で試料を検出する場合、質量
範囲1−400を、走査速度40072 s e cで
繰り返し走査して、ある特定の質量数のイオンに関する
イオン強度の時間的変化を示したものである。50Vの
場合では、質量数195の分子イオンの強度は強いが、
フラグメントイオンが全く得られていない。これに対し
、125vでは、質量数137,123,110.83
のフラグメントイオンが観測されているものの、質量数
195の分子イオンの強度は弱くなっている。
そこで、分子イオン、フラグメントイオンともに強度強
く観測するたるめに、液体クロマトグラフ1により他成
分と分離されたカフェインが出力されてきたら、質量分
析計の一回の走査(質量範囲1−400.走査速度40
0/2sec)毎に、中間圧力部にかける電圧を50,
125Vと交互に変化させる。第6図にはこの原理図を
示す。出力されたカフェイン(第6図で示したピークは
紫外吸収針で得られたピーク)に対して、Aの走査では
50V、Bの走査では125■の電圧をかければ、Aの
走査では分子イオンが強度強く得られ、Bの走査ではフ
ラグメントイオンが強度強く得られることになる。この
測定方法に基づいて得られたカフェインに関するイオン
の強度の時間的変化を第7図に示した、第3回、第4図
の場合とは異なり、分子イオン、フラグメンl−イオン
ともに擬似的に強度強く得られていることがわかる。
ここでは、液体クロマトグラフと磁場型質量分析計を用
いた例について説明したが、液体クロマトグラフのかわ
りにガスクロマトグラフ、磁場型質量分析計のかわりに
四重極質量分析計を用いることができるのは言うまでも
ない。
〔発明の効果〕
本発明により、分子イオンとフラグメントイオンともに
擬似的に強度強く得られるので、マススペクトルによる
試料の同定がより確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す大気圧イオン化質量分
析計の構成図、第2図はタイミングチャート、第3図は
カフェインのマススペクトル(a)中間圧力部にかける
電圧が50Vのとき、(b)125■のとき、第4図は
細孔付第一電極6と細孔付第二電極7にかける電圧50
Vのときのカフェインに関するイオンの強度の時間的変
化、第5図は細孔付第一電極6と細孔付第二電極7にか
ける電圧125vのときのカフェインに関するイオンの
強度の時間的変化、第6図は本発明の原理図、第7図は
本発明によるカフェインに関するイオンの強度の時間的
変化。 1・・・液体クロマトグラム、2・・・テフロンチュー
ブ、3・・・霧化器、4・・・気化器、5・・・コロナ
放電用針電極、6・・・細孔付第一電極、7・・・細孔
付第二電極、8・・・データ処理装置、9・・・マイク
ロプロセッサ、10・・・デジタル−アナログ変換器、
11・・・電圧−周波数変換器、12・・・フォトカッ
プラー、13・・・周波数−電圧変換器、13.14・
・・電源、15・・電場、16・・・磁場、17・・・
レンズ、18・・・検出器、時Jtl  (secJ 兇   乙     しn θ       24 賄pH宏i7t)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1〜760torrの圧力のもとでのイオン−分子
    反応により試料分子をイオン化し、生成したイオンを0
    .1−10torrの中間圧力部に導入し、ここにかけ
    た電場でイオンを加速して中間圧力部に存在する中性原
    子分子と衝突させて開裂させてフラグメントイオンを生
    成させ、生成したイオンを質量分析部に導入して、ある
    質量範囲をある走査速度で繰り返し走査することにより
    イオン質量分析する大気圧イオン化質量分析計において
    、中間圧力部にかける電圧を一回の走査毎に変化させる
    制御手段を持つことを特徴とした大気圧イオン化質量分
    析計。
JP62139722A 1987-06-05 1987-06-05 大気圧イオン化質量分析計 Pending JPS63304564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62139722A JPS63304564A (ja) 1987-06-05 1987-06-05 大気圧イオン化質量分析計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62139722A JPS63304564A (ja) 1987-06-05 1987-06-05 大気圧イオン化質量分析計

Publications (1)

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JPS63304564A true JPS63304564A (ja) 1988-12-12

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ID=15251877

Family Applications (1)

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JP62139722A Pending JPS63304564A (ja) 1987-06-05 1987-06-05 大気圧イオン化質量分析計

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JP (1) JPS63304564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01130461A (ja) * 1987-11-16 1989-05-23 Hitachi Ltd クロマトグラフ−質量分析装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01130461A (ja) * 1987-11-16 1989-05-23 Hitachi Ltd クロマトグラフ−質量分析装置

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