JPS63304406A - フロッピィディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 本発明はフロッピィディスク駆動装置の読出し／書込み
用ヘッドについて、続出信号に対する周波数特性は媒体
の外周に対する微分波形を問題としているから、その波
形が不必要に多数回のゼロクロスさせないようにするた
め、ヘッドと対応させて設定した抵抗値で終端した低域
フィルタを使用しているフロッピィディスク装置である
。

［産業上の利用分野〕 本発明はフロッピィディスク駆動機構のヘッドに対応し
て周波数特性を改善した装置に関する。

フロッピィディスクを記録媒体とする情報の読出し・書
込み装置においては、ディスクの内周トランクと外周ト
ラックから情報を読出したとき、出力側において高域特
性の異なる低域フィルタを機械的手段で切換えるように
挿入していた。しかし続出信号出力の周波数特性には、
使用するヘッド自体の特性が影響するため、ヘッドの周
波数特性のばらつきを除く技術を開発することが要望さ
れた。

［従来の技術］ フロッピィディスク装置はフロッピィディスクを記録媒
体とし、駆動機構に挿入して使用する。

そのため駆動機構にはフロッピィディスク回転機構、情
報の書込み／続出し用磁気ヘッド、磁気ヘッドの送り機
構、情報信号に対する増幅器・フィルタなどの伝送路が
設けられている。フロッピィディスクは年輪状に設定さ
た多数のトラックに対し読出／書込を行うが、読出した
信号には特に高域に雑音成分を多く含むことが知られ、
その対策として低域フィルタをヘッドの出力側に挿入し
ている。またフロッピィディスクの特性として外周のト
ラックから読出したときの情報再生系の周波数特性と、
内周トラ・ツクからのそれとは、高域特性が異なってい
るから、前記使用する低域フィルタの特性も、読出した
トラックによって異ならせる必要がある。第４図はその
ような周波数特性を説明する図である。実線は通常の低
域通過フィルタの特性であって、外周トラック用である
。破線は高域を持ち上げた特性とするため内周トラック
に対し適用する。従来は同一の低域フィルタに切換スイ
ッチを解して付加回路を設けて置き、例えば３．５イン
チのディスクでは、全トラック数７７に対応しその第４
３番と第４４番トランクの中間において機械的にスイッ
チを切換えて、周波数特性を切換えるようにしていた。

一方、読出／書込用ヘッドについても周波数特性を有し
、「分解能」という表現で特性を表している。磁性体の
狭いギャップがフロッピィディスクと対向するとき、ギ
ャップがより狭く形状が正確であれば分解能が高く、ギ
ヤツブが拡がると分解能が低くなる。同一周波数の信号
を記録し、分解能の異なるヘッドで読出す時、分解能の
高いヘッドでは信号出力の立上り・立下り特性が奇麗で
あるから問題がないが、分解能の低いヘッドでは隣接信
号を十分に区別して取り出すことが出来ない。しかし分
解能が高いのみでは必ずしも適当でない。第５図は分解
能の高いヘッドで外周のＩＦ波形を再生したときの微分
波形を示す図である。

第５図において横軸は時間を、縦軸は微分した振幅値を
採っている。このとき波形はスルーレート（振幅の時間
的変化率）が大き過ぎるようになった場合を示している
。○印は通常のゼロクロス点を、Ｘ印は波形が悪いため
不必要に発生したゼロクロス点を示している。また第６
図は分解能の低イヘッドで内周のＩＦ波形を再生したと
きの微分波形を示している。この場合はスルーレートが
悪い波形となっている。即ち出力信号に一寸雑音が混入
すると、ゼロクロス点で取り出した出力信号をパルスと
して得るときなどタイミングに誤差を発生させる。

そのため従来は第５図に示す分解能の高いヘッドを使用
する場合には、その特性を殺すように微分波形をなまら
せて、Ｘ印のように多数回のゼロクロスをさせないよう
に抵抗素子をヘッド続出信号出力伝送路に並列接続させ
実験的にその抵抗値を設定し、例えば半固定抵抗素子を
使用して調整していた。

［発明が解決しようとする問題点コ 従来の装置では続出ヘッドの分解能が続出信号の伝送波
形に影響を与えることが知られているため、分解能の高
いヘッドを使用する場合においてもスルーレートを低下
させ、不要なまでにゼロクロスを起こさせることを防止
していた。そのため伝送路に並列接続させた抵抗素子を
使用しているが、ヘッドの特性は全て同一でないため、
若し設定したヘッドに対し分解能が可成り高いヘッド、
或いは可成り低いヘッドを使用したとき、その抵抗値を
調整することは装置外部からは出来ないので、悪い特性
のままで使用せざるを得なかった。

本発明の目的は前述の欠点を改善し、簡易な構成でヘッ
ドの分解能に適合した伝送路特性を得るように、対応さ
せた抵抗値を設定したフロ、ビイディスク装置を提供す
るすることにある。

Ｅ問題点を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理構成を示す図である。第１図にお
いて、１は磁気記録・続出用ヘッド、２はフロッピィデ
ィスク、３は０−Ｒ型低域フィルタ、４は可変抵抗素子
、５は出力回路を示す。

磁気記録・続出用ヘッド１がフロッピィディスク２を続
出した信号を低域フィルタを介して信号出力を得るフロ
ッピィディスク装置において、本発明は下記の構成とし
ている。即ち、 前記低域フィルタとしてＯ−Ｒ型低域フィルタ３を使用
し、該フィルタ３の終端抵抗゛４を構成する抵抗素子を
可変抵抗とし、且つ該可変抵抗４をフロッピィディスク
２の外周トラックでの微分特性が不必要に多数回のゼロ
クロスすることを防止できる抵抗値に使用ヘッドと対応
させて設定したことである。

［作用］ 第１図において磁気記録・続出用ヘッド１がフロッピィ
ディスク２に記録されているデータを読出したとき、デ
ィスク外周の信号に対し使用ヘッドとの対応で特性を十
分にチェックする。ゼロクロスを不必要に多べさせず、
スルーレートも出来るだけ大きくなるように０−Ｒ低域
フィルタ３の終端抵抗４の抵抗値を可変設定する。その
結果使用するヘッドとの対応で伝送路特性を最適に設定
することが出来る。低域フィルタはＯ−Ｒ型を使用して
いるから、入力側に伝送ロスを与える抵抗素子がないた
め有用である。

［実施例］ 第２図は本発明の実施例を示す回路図である。

第２図において、６は信号増幅器、７は微分増幅器、８
は切換トランジスタでフロッピィディスクの内周、外周
を読出すとき周波数特性を切換えるもの、９は比較器、
１０は時間領域フィルタを示す。その他の第１図と同一
符号は同様のものを示す。フロッピィディスク２に格納
されたデータをヘッド１で読出し、−増幅器６で増幅し
てから微分増幅器７で微分した波形を得る。Ｏ−Ｒ型フ
ィルタ３の出力側抵抗素子３に、可変抵抗素子４が並列
接続されるから、両抵抗によりヘッドの特性に対応して
多量のゼロクロスを発生させない特性を得ることが出来
る。第３図は可変抵抗素子４の出力側における微分波形
を示し、実線は終端抵抗が小さく選定されたとき、点線
は同じく大きく設定されたときを示す。即ち望ましい終
端抵抗が適宜に太き目とすることである。ヘッド特性を
補償された信号は、各トランジスタを含む切換トランジ
スタ回路によりフロッピィディスクの信号について切換
処理を行い周波数特性を切換える。次に比較器９におい
て伝送線両端の信号を比較し、時間領域フィルタ１０に
おいては、ゼロクロス信号の特に狭い間隔で搭載すると
き、そのパルス信号を除去する。したがって不必要に多
数回発生するゼロクロス信号について、可変抵抗４にお
いて防止することが出来ず、発生したときに除去するこ
とが出来る。

［発明の効果］ このようにして本発明によると、簡易な構成であっても
、使用するヘッドに対応させて出力信号系の周波数特性
を調整できるから、分解能がばらついているヘッドであ
っても組み込んで使用することが出来て、装置が安価に
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構成図、 第２図は本発明の実施例の回路を示す図、第３図は実施
例における微分波形を示す図、第４はヘッド出力信号に
おける微分回路第５図・第６図は分解能の異なるヘッド
による微分波形の図である。 １−磁気記録・続出用ヘッド ２−フロッピィディスク ３−０−　Ｒ型低域フィルタ ４−・−可変抵抗素子 ５−出力回路 特許出願人　　　　富士通株式会社 代　理　人　　弁理士　　鈴木栄祐 回文抵抗 第１図 第５図 今解能の低いヘッド 第６図 第３図 Ｆ　　２Ｆ 仏を人フィルタの間翌枚特性 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気記録・読出用ヘッド（１）がフロッピィディスク（
   ２）を読出した信号を低域フィルタを介して信号出力を
   得るフロッピィディスク装置において、前記フィルタと
   してＯ−Ｒ型低域フィルタ（３）を使用し、 該フィルタ（３）の終端抵抗（４）を構成する抵抗素子
   を可変抵抗とし、且つ該可変抵抗（４）をフロッピィデ
   ィスク（２）の外周トラックでの微分特性が不必要に多
   数回のゼロクロスすることを防止できる抵抗値に使用ヘ
   ッド（１）と対応させて設定したことを特徴とするフロ
   ッピィディスク装置。