JPS6330403Y2 - - Google Patents

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JPS6330403Y2
JPS6330403Y2 JP1983024810U JP2481083U JPS6330403Y2 JP S6330403 Y2 JPS6330403 Y2 JP S6330403Y2 JP 1983024810 U JP1983024810 U JP 1983024810U JP 2481083 U JP2481083 U JP 2481083U JP S6330403 Y2 JPS6330403 Y2 JP S6330403Y2
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JP1983024810U
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JPS5922101U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内視鏡特に体腔内に挿入する可撓管
先端部における観察窓表面の水滴除去を行なうに
当たつて、毛細管現象によりこれを効果的に行な
わせるようにした装置構成に関する。
内視鏡による体内被検部の観察に際して、内視
鏡の可撓性管を体腔内に挿入すると、体温による
体腔内温度に対して、これより冷たい外気温に近
い温度の挿入先端部には、露点による水滴が付着
し、殊に該先端部に設けた観察窓面に前記水滴に
より曇りが生じて観察障害を惹き起す。そのため
に、この種内視鏡においては、一般にその観察窓
面に吸水性あるいは撥水性の曇り防止剤を塗布処
理する等の手段が構じられて来たが、内視鏡の長
時間観察などによつては、前記処理により曇り防
止機能が次第に劣下して、観察窓面上に水滴が生
じ、これがレンズ作用をなして観察に悪影響を与
えたり、観察窓を遮つて観察像が得られなくなつ
てしまう。
また、消化管フアイバースコープにおいては、
その使用時に、体腔内の被検部域を空気圧によつ
て膨らませ、挿入した先端部観察窓と体腔内壁と
の間に所定の観察距離を保ちながら観察操作を行
なつている。この状態で、観察窓に付着した汚物
等の除去及び観察窓の洗滌を行なうためには、こ
の観察窓に洗滌水を送り込み且つ排出することに
なるが、この際残留した洗滌水が観察面に付着し
て観察像に歪みを与えたり、更には、観察不能な
状態を生じてしまうといつた問題があつた。
このような露点による水滴あるいは洗滌水など
の観察窓面への付着の他に、該観察面を囲す取付
け枠と先端部面との間に構成上どうしても凹凸状
の段差ができてしまい、この段差部や、先端部に
取付けたフード体の内周辺にも水が溜まり易く、
これら滞留した水が、観察窓面へ再度乗り上つて
観察窓に付着するという問題も解決されねばなら
ない点とされた。
そこで、本考案では、このような観察窓面に付
着残留する水滴を細片部材を用いてこれと水滴と
の間に生ずる界面張力による毛細管現象を利用し
て積極的に除去することを意図したもので、以下
図示の実施例に基づいて本考案内視鏡の要旨とす
るところを詳細に説明する。
第1図は、本考案内視鏡における先端部の正面
図で、第2図には第1図上のA−A線に沿う断面
を示してある。該先端部の端面1には、観察用光
学系の対物レンズ2を配置した観察窓3、照明用
光学系のライトガイド開口端4,4、洗滌水など
の吸引口5及び送気送水口6等を配設されている
ことはこの種内視鏡に普通の構成である。この先
端部には端面1の周囲を囲むように該先端部にフ
ード7を着脱自在に嵌着させてあり、該フード7
の内側壁の一部から張り出させた耳片8を前記送
気送水口6の開口端前方に臨ませ、該開口端との
間に適宜の空間を付与してある。(第2図示断面
図参照)。9は、端面1の一部に取付けた導入小
片で、その先端を観察窓3に臨ませ端面1より僅
かに隆起させてある。このような構成によつて、
観察窓3の表面に付着する水滴は、導入小片9の
先端周辺と観察窓3の表面との間の微細な空隙に
よつて生ずる、毛細管現象により観察窓3の表面
から端面1に向つて引き込まれてゆく。この引き
込み作用に対し、吸引口5から吸引される気水の
吸い込み作用を活用して、更に水滴除去を効果的
にするために、本考案では図に示したように、導
入小片9の他端を吸引口5の周縁まで延設してあ
る。殊に、送気送水口6から気水が噴出されてい
る際には、耳片8に衝突した後フード7の内側に
還流する気水が、隆起させてある導入小片9によ
つて撹乱され、観察窓3の表面に付着した水滴、
汚物等を観察窓3の表面領域から除去する機能を
適確に生ずることとなる。
図示した本考案内視鏡の実施例では、前記導入
小片9を1個設け、これを観察窓3の周縁と吸引
口5の周縁との間に跨つて配置したが、その数及
び位置に制限があるものではなく、導入小片9の
先端が観察窓3の表面に接しているとともに後端
が吸引口5の周縁に達するように端面1に対し突
隆していればよい。その構成手段としては、端面
1に対して予めこれと一体に形成しておいてもよ
いし、別部材によつて後から小片9を取付けても
よい。
このような構成よりなる本考案内視鏡によれ
ば、その観察使用時に送気送水管を通してその送
気送水口6から洗滌水射出すると、射出洗滌水
は、該口6の直前に臨む耳片8の裏面に当たつ
て、射出方向が観察窓3に向けられ、該窓3の表
面を洗い流すようにして流れ、吸引口5から排水
されるが、この洗滌操作において、従来のこの種
装置では、観察窓面に、第2図に示す如く、端面
1と観察窓3との段差があり、対物レンズ2の周
囲枠から隔離された洗滌水などがそれに固有の付
着力により残留することがあるが、本考案内視鏡
では、この観察窓3の表面に導入小片9の先端を
臨ませてあるので、毛細管現象によつて残留水は
この導入小片9を伝つて観察窓3の表面から端面
1に沿つて伝わり、吸引口5から吸引作用により
端面1の面上の残留水の吸引に連れて、それら残
留水は悉く先の導入小片9に沿つて吸引口5に引
き込まれ、観察窓面上の残留水除去が効果的にな
される。
なお、本考案内視鏡は、図示実施例の他に、直
視、前方斜視あるいは側視型等の内視鏡に利用し
ても同様の効果を奏することは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案内視鏡の実施例を示す先端部の
正面図であり、第2図は第1図上のA−A線部分
に沿つて切断した、断面図である。 1…端面、2…対物レンズ、3…観察窓、4…
ライトガイド開口端、5…吸引口、6…送気送水
口、7…フード、8…耳片、9…導入小片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 観察用光学系の観察窓3、送気送水口6及び
    吸引口5を具備する可撓管の先端部1に、これ
    らを囲むフード7を設け、このフード7には送
    気送水口6の開口端の前方に位置し且つ同開口
    端と適宜の距離を隔てて突出する耳片8を具備
    させるとともに、先端部1の表面には、観察窓
    3の表面周縁から延びて吸引口5の周縁に達す
    る導入小片9を同表面に沿つて突設したことを
    特徴とする内視鏡。 (2) 前記フード7が、先端部1の周側に着脱自在
    に設けられる実用新案登録請求の範囲第(1)項に
    記載の内視鏡。
JP2481083U 1983-02-21 1983-02-21 内視鏡 Granted JPS5922101U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2481083U JPS5922101U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

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JP2481083U JPS5922101U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922101U JPS5922101U (ja) 1984-02-10
JPS6330403Y2 true JPS6330403Y2 (ja) 1988-08-15

Family

ID=30155828

Family Applications (1)

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JP2481083U Granted JPS5922101U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 内視鏡

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0641530Y2 (ja) * 1988-10-11 1994-11-02 旭光学工業株式会社 内視鏡の先端部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52633A (en) * 1975-06-17 1977-01-06 Shinzou Fukuda Leaf and root cutter of scallions combined a few globes
JPS558522B2 (ja) * 1975-10-28 1980-03-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5182389U (ja) * 1974-12-25 1976-07-01
JPS5754801Y2 (ja) * 1977-12-28 1982-11-27
JPH0112805Y2 (ja) * 1978-07-01 1989-04-14

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JPS5922101U (ja) 1984-02-10

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