JP3486253B2 - 側方視型内視鏡の先端部 - Google Patents

側方視型内視鏡の先端部

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JP3486253B2
JP3486253B2 JP08854795A JP8854795A JP3486253B2 JP 3486253 B2 JP3486253 B2 JP 3486253B2 JP 08854795 A JP08854795 A JP 08854795A JP 8854795 A JP8854795 A JP 8854795A JP 3486253 B2 JP3486253 B2 JP 3486253B2
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真一 松野
洋志 岩田
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部本体の側面に
観察窓が設けられた側方視型内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の側方視型内視鏡の先端部を
示しており、先端部本体91の側面に観察窓92と照明
窓93が設けられている。そして先端ケース94が、観
察窓92部分や照明窓93部分を除いて先端部本体91
の外表面を被覆するように取り付けられている。
【0003】また、観察窓92の表面に空気と水を選択
的に噴出させて汚れを洗浄するためのノズル95が、先
端を観察窓92の表面に向けて先端部本体91に固定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
ノズル95が先端部本体91に固定されていると、ノズ
ル95内及びノズル95に連通する送気送水通路96内
の洗浄が難しいので、ノズル95が詰まったときに復旧
が困難な場合があり、また、患者間感染防止のための送
気送水通路96内の洗浄を、充分に行うことができない
場合が少なくない。
【0005】前方視型の内視鏡の場合には、そのような
問題に対処するために、ノズルを着脱自在にしたものが
各種案出されている。しかし、側方視型の内視鏡の場合
には、図7に示されるように、ノズル95が先端部本体
91の側面に位置するので、ノズル95を着脱自在に構
成するためのスペースをとるのが困難である。
【0006】また、前方視型と違って、ノズル95だけ
が先端部本体91から突出するような構造にはならない
ので、ノズル95の破損が少なくて前方視型ほどノズル
95を修理する必要性が生じない。そのため、側方視型
の内視鏡では上述のような問題がそのまま放置されてい
た。
【0007】そこで本発明は、ノズル内及びそれに連通
する流体通路内を容易に掃除することができ、流体通路
内には掃除用ブラシを容易に挿入することができる側方
視型内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の側方視型内視鏡の先端部は、先端部本体の
側面に観察窓を設けて、少なくとも上記観察窓部分を除
いて上記先端部本体の外表面を被覆する先端ケースを上
記先端部本体に対して着脱自在に設けると共に、上記観
察窓の表面に向かって開口するノズルを上記先端ケース
に形成して、そのノズルに流体を送る流体通路を上記先
端部本体に形成し、その流体通路が開口する上記先端部
本体の壁面を、上記観察窓の表面に対して鈍角をなす斜
面に形成したことを特徴とする。
【0009】なお、上記流体通路が、別々に設けられた
送気路と送水路とからなり、上記送気路と上記送水路と
を一つに合流させて上記ノズルに連通させる連通溝が、
上記斜面部分に形成されていてもよい。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1及び
図2は、本発明の第1の実施例の側面断面図及び平面図
である。
【0011】図中、1は金属製の先端部本体であり、可
撓性のある内視鏡挿入部の先端部分に形成された湾曲部
2の先端に連結されている。3は、湾曲部2を被覆する
柔軟なゴムチューブである。
【0012】先端部本体1は、丸棒状の素材の一側面を
部分的に平らに削り取った形状に形成されていて、その
平面部21に、観察窓4と照明窓5そして処置具突出口
6が設けられている。
【0013】先端部本体1は、観察窓4と照明窓5と処
置具突出口6以外の部分が露出しないように、その部分
を除いて、弾力性のある例えばフッ素ゴム等のような弾
性材からなる先端ケース30によって気密に被覆されて
いる。
【0014】先端ケース30は、前端側が塞がれ後端側
が開口したキャップ状に形成されていて、図3に示され
るように、先端部本体1に対して着脱自在である。そし
て、観察窓4と照明窓5と処置具突出口6が位置する部
分には、開口31が穿設されている。
【0015】先端ケース30は、先端部本体1に対して
押し広げながら被せるように前方側から取り付けられ、
取り付け状態では、先端ケース30の後端において内径
が少し細くなった小径部32が、先端部本体1に形成さ
れた円周溝7に係合して抜け止めになる。
【0016】先端ケース30が先端部本体1に被せられ
た状態から、先端ケース30の後端側を押し広げながら
装着時と逆方向にスライドさせれば、先端ケース30を
先端部本体1から取り外すことができる。
【0017】処置具突出口6の内側には、遠隔操作によ
って揺動する処置具起上片9が収容されており、その奥
に、図示されていない処置具挿通チャンネルの先端が開
口配置されている。
【0018】図1に示されるように、照明窓5の部分に
は、照明光を広げるための凹レンズからなる配光レンズ
13が平面部21とほぼ同一表面になるように接合され
ていて、そのすぐ内側に照明用ライトガイドファイババ
ンドル14の射出端が配置されている。
【0019】観察窓4の部分には、観察光学系のカバー
レンズ15が平面部21とほぼ同一表面になるように接
合されていて、そのすぐ内側には観察光軸を直角に曲げ
るプリズム16が配置され、プリズム16の後方には、
鏡枠17内に対物レンズ18…が配置されている。
【0020】そして、対物レンズ18…による被写体の
結像位置に、例えば電荷結合素子(CCD)からなる固
体撮像素子19の受像面が配置され、信号ケーブル20
がそこから後方に延びている。
【0021】カバーレンズ15の後端のすぐ後ろ側に
は、先端部本体1の平面部21が続いており、その後端
部分には、側方から見た断面形状がV字状の凹溝22が
先端部本体1の全幅に形成されている。
【0022】一方、先端ケース30側には、先端部本体
1の凹溝22に気密的に嵌め込まれる形状の嵌め込み片
35が下向きに突設されている。嵌め込み片35は、凹
溝22に嵌め込まれることによって、先端部本体1に対
する先端ケース30の回転止めをする機能も有してい
る。
【0023】先端部本体1の平面部21は凹溝22部分
で終了していて、それより後ろ側は円形の断面形状にな
っているが、凹溝22の後端部から円形断面部に移る面
は、カバーレンズ15の表面及び平面部21に対して9
0度より大きな鈍角(この実施例では約135度)をな
す斜面20に形成されている。
【0024】そして、その斜面20には送気通路25の
先端と送水通路26の先端とが開口しており、その送気
通路25と送水通路26には、送気管23と送水管24
が後方から接続されている。
【0025】また、送気通路25と送水通路26とを連
通させて一つに合流させる連通溝27が、先端部本体1
の斜面20部分に横長に凹んで形成されており、送気通
路25と送水通路26の先端開口25a,26aは、共
に連通溝27内に開口している。
【0026】このような送気通路25と送水通路26の
先端開口25a,26aと連通溝27の表面は、内部を
流れる空気や水が漏れ出さないように先端ケース30に
よって被覆されているが、その接触面が傾斜していて接
触面積を広くとることができるので、接触面の気密性が
高くて漏れが少ない。
【0027】先端ケース30は、観察窓4の後ろに連な
る平面部21の一部に被さるように形成されており、そ
の平面部21と接する先端ケース30の壁面部分には、
カバーレンズ15の表面に向けて開口するノズル37が
凹んで形成されている。
【0028】このノズル37の背部開口には、先端部本
体1に形成された連通溝27が直接連通している。した
がって、送気管23又は送水管24を通って送られてく
る空気又は水が、連通溝27からノズル37を経由し
て、カバーレンズ15の表面に向けて噴出する。
【0029】このように形成された側方視型内視鏡の先
端部においては、内視鏡検査終了後は、先端ケース30
を先端部本体1から取り外すことができる。そして、図
4に示されるように、先端ケース30が取り外されて露
出した送気通路25と送水通路26の各開口25a,2
6aに掃除用ブラシ40を直接挿入して、送気通路25
及び送水通路26内から送気管23及び送水管24内を
ブラッシングして掃除することができる。
【0030】このとき、送気通路25と送水通路26の
各開口25a,26aは、平面部21に対して(したが
って、観察窓4の表面に対して)鈍角をなす斜面20に
形成されているので、小さな径の開口25a,26aで
も容易に視認して、その中に掃除用ブラシ40を挿入す
ることができる。また、取り外された先端ケース30側
に形成されているノズル37も、表裏両側から充分に掃
除することができる。
【0031】図5及び図6は、本発明の第2の実施例を
示しており、ノズル37部分全体が先端部本体1側の凹
溝22に嵌め込まれるように、凹溝22とそこに嵌め込
まれる嵌め込み片35を大きく形成したものである。そ
の他の部分については第1の実施例と同じである。
【0032】このようにすることにより、送気及び送水
時にノズル37の位置や方向が変動せず、カバーレンズ
15の表面に向けて正確に空気又は水を噴出させること
ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、観察窓の表面に向かっ
て流体を送り出すノズルを、先端部本体に対して着脱自
在に設けた先端ケースに形成したので、内視鏡使用後
は、先端ケースを先端部本体から取り外して、先端ケー
ス側のノズル内と先端部本体側の流体通路内とを容易に
洗浄することができ、しかも、流体通路が開口する先端
部本体の壁面を観察窓の表面に対して鈍角をなす斜面に
形成したので、流体通路の開口を広げることなく容易に
視認して、その中に掃除用ブラシを容易に挿入し、流体
通路内のブラッシング掃除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の側面断面図である。
【図2】第1の実施例の平面図である。
【図3】第1の実施例の先端部本体から先端ケースを取
り外した状態の斜視図である。
【図4】第1の実施例の内視鏡使用後に管路内のブラッ
シング掃除を行う状態の側面部分断面図である。
【図5】第2の実施例の側面断面図である。
【図6】第2の実施例の先端部本体から先端ケースを取
り外した状態の斜視図である。
【図7】従来例の側面断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 4 観察窓 15 カバーレンズ 20 斜面 25 送気通路 25a 送気通路開口 26 送水通路 26a 送水通路開口 30 先端ケース 37 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−97139(JP,A) 特開 平5−123285(JP,A) 特開 平5−317235(JP,A) 実開 平2−53703(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部本体の側面に観察窓を設けて、少な
    くとも上記観察窓部分を除いて上記先端部本体の外表面
    を被覆する先端ケースを上記先端部本体に対して着脱自
    在に設けると共に、上記観察窓の表面に向かって開口す
    るノズルを上記先端ケースに形成して、そのノズルに流
    体を送る流体通路を上記先端部本体に形成し、その流体
    通路が開口する上記先端部本体の壁面を上記観察窓の表
    面に対して鈍角をなす斜面に形成して、その斜面に上記
    先端ケースを密接させたことを特徴とする側方視型内視
    鏡の先端部。
  2. 【請求項2】上記流体通路が、別々に設けられた送気路
    と送水路とからなり、上記送気路と上記送水路とを一つ
    に合流させて上記ノズルに連通させる連通溝が、上記斜
    面部分に形成されている請求項1記載の側方視型内視鏡
    の先端部。
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