JPS63303718A - 合成樹脂製容器に浮き出し模様を付ける方法 - Google Patents

合成樹脂製容器に浮き出し模様を付ける方法

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JPS63303718A
JPS63303718A JP14067787A JP14067787A JPS63303718A JP S63303718 A JPS63303718 A JP S63303718A JP 14067787 A JP14067787 A JP 14067787A JP 14067787 A JP14067787 A JP 14067787A JP S63303718 A JPS63303718 A JP S63303718A
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哲夫 熊谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、薄肉チューブや薄肉ボトル等であって、化粧
品や日用品や薬品等を充填する合成樹脂製容器に絵や文
字等の浮き出し模様を付ける方法に関する。
(従来の技術) 合成樹脂製容器に模様を付ける方法としては以下に列挙
するような方法が知られている。
■ 合成樹脂製容器の表面につや消し用の微細な浅い凹
凸を形成する方法として、特公昭51−11657号公
報に、容器外側から凹凸型で押圧し、内側を弾性材で受
けるようにした方法が記載されている・ ■ 合成樹脂製容器の胴部に膨出部や凹没部を形成する
方法として、特公昭58−20970号公報に、ブロー
成形で内側から加圧して外型壁に押しつける方法が記載
されている。
■ 合成樹脂成形品に文字、模様等を内在させる方法と
して、特公昭57−25370号公報に、材料を型で挟
み、一方に凹型を使用する方法が記載されている。
■ 合成樹脂成形物にオパール調模様を形成する方法と
しては、特公昭59−32286号公報に、凸型と凹型
とで白化現象を有する材料に型材けする方法が記載され
ている。
■ 胴部に突条模様を形成する方法として、特公昭59
−34483号公報に、容器外側から型押圧し、内側か
ら芯金で受ける方法が記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これら従来方法にあっては、以下に述べ
るような問題点があった。
上記■の方法では、容器表面に微細な凹凸を形成するこ
とは出来ても、周囲よりも突出する浮き出し模様を形成
することが出来ない。
上記■の方法では、ブロー成形によるものである為、ブ
ローと同時に容器に模様は形成され、容器を成形した後
2次加工として模様を形成するものではない、又、この
方法では印刷等のデコレーション加工部に位置合せした
形状に形成する事は出来ない。
上記■の方法は、型成形で凸部を形成し、その後、この
凸部を削り取って樹脂の流動痕跡で模様を形成するもの
であり、型成形に供される硬くて厚みを持つ樹脂成形品
にのみ適応出来るに過ぎない。
上記■の方法は、硬くて押圧により白化現象を呈する成
形品に適応され、凹凸型により部分的に押圧して微少な
ひび割れを多数生じさせるもので、容器表面の凹凸はほ
とんど生じない。
上記■の方法は、容器の胴部表面に浅い突条模様を形成
させることは出来ても、周囲より明らかに突出するよう
な浮き出し模様は形成することが出来ない。
尚、金属パネルや紙等のように、力を除いても永久変形
として残る塑性の高い素材に対する浮き出し模様は、凹
凸型のみによる型成形で容易に出来るが、軟化点の低い
熱可塑性樹脂等のように柔軟な素材に対して2次加工に
より浮き出し模様を形成することは、素材の持つ弾性復
元力により加工後短時間で形崩れを起す為、非常に困難
である。
しかし、ユーザーへ強くアピールしたり、商品の付加価
値を高める意味で、予め成形された薄肉チューブや薄肉
ボトル等に成形加工と同時に浮き出し状の加工が出来な
い製造物に2次加工で浮き出し状の模様を付けたり、印
刷、ホットスタンピング等のデコレーション加工部に浮
き出し状の模様等をつけたり又は、デコレーシ菖ン加工
部と位置合せした状態に浮き出し状の模様等を形成した
いという要望がある。
(問題点を解決するための方法) 本発明は、上述のような問題点の解決及び要望に応える
ことを目的としてなされたもので、この目的達成のため
に本発明では、合成樹脂製容器の内面側に凸版を配置し
、該凸版に向って合成樹脂製容器の外面側に凹版を押し
付け、鎖板の両方又はどちらか一方の版で熱を加えなが
ら所定時間押圧することで合成樹脂製容器に浮き出し模
様を付ける方法において、前記両版による押圧時に、凸
版の凸模様側面と凹版の凹模様側面との間隔を容器の厚
さを越えない間隔に保つと共に、凸版の凸模様上面と凹
版の凹模様底面との間隔を容器の厚さにほぼ等しくする
ことを特徴とする方法とした。
(作 用) 本発明の方法では、上述のように、予め成形された合成
樹脂製容器に、2次加工で模様等の浮き出し状の加工を
行なう方法である為、容器の成形装置の機構や製造工程
の変更等を要さない。
また、両版による押圧時に、凹版の凹模様と凸版の凸模
様を対面させ凸版の凸模様側面と凹版の凹模様側面との
間隔を容器の厚さを越えない間隔に保つようにした為、
凸模様側面と凹模様側面とで挟まれる部分の容器には、
加熱により軟化している容器素材に挟圧力が作用し、こ
の加熱を伴なう挟圧作用により浮き出し模様の立ち上が
り部が、形成され、時間経過に伴なって元の形に戻って
いくようなことも無く、浮き出し模様が鮮明に形成され
る。
また、両版による押圧時に、凸版の凸模様上面と凹版の
凹模様底面との間隔を容器の厚さにほぼ等しくするよう
にしている為、大きな版押圧力を加えたとしても、浮き
出し模様の頂部厚みが薄くなったり、穴開き等の損傷を
起す恐れが無い。
その他、本発明の方法は2次加工として行うため、1次
加工で成形後印刷、塗装、或いは、ホットスタンピング
等のデコレーションを施し、これと浮き出し状の模様等
を位置合せして付けることができる。
従って、成形等の1次加工工程で形成出来ない合成樹脂
製容器に2次加工として、浮き出し量が大きく、しかも
形状輪郭が鮮明な浮き出し模様を付けることが出来る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、実施例方法は、基本的に、プラスチックチューブ
容器l(以下、チューブ容器lと略称する。)の内面側
に凸版21を配置し、該凸版21に向ってチューブ容器
lの外面側に凹版22を凹凸模様24.23が対面する
様に押し付け(第1図)、鎖板21.22の両方又はど
ちらか一方の版で熱を加えながら所定時間押圧すること
で(第2図)、チューブ容器1の胴部2に2次加工で浮
き出し模様3(立ち上がり部3aと頂部3bを有する)
が型付けされる(第3図)。
この実施例方法に用いられる凸版21.凹版22の構成
を説明する。
凸版21は、第4図に示すように、版材の表面を凸状に
した凸模様23(凸模様側面23aと凸模様上面23b
とを有する)が形成されていて、該凸模様23の高さh
は凹模様24の深さより高い寸法であり(第5図)、材
質は熱硬化性樹脂が用いられている。
凹版22は、第6図に示すように、版材の表面に凹模様
24(凹模様側面24aと凹模様底面24bとを有する
)が彫り込まれていて、凹模様24の彫り込み幅は、そ
の位置に該当する凸模様23の幅よりも広く、雨模様2
3.24を組み合せた時の板間隔t1は胴部2の慶み寸
法にほぼ等しく、板間隔t2は胴部2の厚みの475の
寸法となるように形成されており、材質は真ちゅうが用
いられている。
前述の実施例方法に用いられる型付機6の構成を説明す
る。
第7図に示すように、型付機6は上方に動力部7が設け
られており、該動力部7の運動を伝達する軸部14の下
方には、熱暑12が連結されている。
そして、該熱暑12の下方には、凹版22を固定する取
付板13が連結されており、熱暑12の中には凹版22
を加熱する為のヒータ及び凹版22を一定の温度範囲内
に調節する為の電源断続センサが内蔵されている。
動力部7は軸部14を介して熱暑12等を一定の上下範
囲に作動させる。
型付機6の中程(前記動力部7の下方)の高さ位置には
、テーブル11が設けられ、該テーブル11のほぼ中央
には、チューブ容器lに挿入することの出来る断面半円
形のマンドレル17がマンドレルベース18を介在して
ポルト15の上端に連結固定され、マンドレル17の上
面には凸版21が固定されている。
尚、高さ調節器16を右方向に回せば、マンドレルベー
ス18が上昇し、それに伴って凸版21が凹版22に接
近する。
凸版21と凹版22の取付位置は、凹凸模様24.23
が対面する様に、しかも板間隔t2が左右前後にバラン
ス良く位置する様に取付固定されている。
テーブル11の下方には、ポルト15とマンドレルベー
ス18を介して凹版22に対して凸版21を上昇接近さ
せ、両版21,22による抑圧時に、凸版21の凸模様
上面23bと凹版22の凹模様底面24bとの板間隔t
1をチューブ容器lの厚さにほぼ等しい間隔に又は雨模
様側面23a、24aをテーパー状に形成した場合は板
間隔t2がチューブ容器1の胴部2の厚みの415に調
整する為の高さ調整器16が設けられている。
尚、高さ調整器16で凸版21を適宜に上昇させる機f
敵に代え、熱暑12等を連結している動力部7を凸版2
1偏に適宜に下降させ凸版21と凹版22の板間隔t+
、t2を調整する構造としても良い。
前記テーブル11の左右位置には、抑圧時に高さ調節部
16でもって調節設定した板間隔T1を又は雨模様側面
23a、24aをテーパー状に形成した場合はt2を抑
圧開始から終了時迄の間一定の間隔に維持する為のヘッ
ドストッパー19が配置され、該ストッパー19の上部
には、高さ調整ネジ部20aを介してストッパープレー
ト20が設けられている。
尚、このストッパープレート20による高さml!で、
押圧時に、凸版21の凸模様上面23bと凹版22の凹
模様底面24bとの板間隔1+をチューブ容器1の胴部
2の厚さにほぼ等しくし、又模様側面23a、24aを
テーパー状に形成した場合は板間隔t2もチューブ容器
1の胴部2の厚みの415を維持する様に規制する。
また、テーブル11の前方には、温度調節器8゜型押し
時間調節器9.及びスタートボタン10が付属しており
、前記温度aWI器8は、熱暑12中に内蔵するヒータ
ー及びセンサーに接続され、凹版22の温度を自在に調
節する機能を有し、型押し時間調節器9は動力部7に連
動し、凹版22の下降時間を自在に調節する機能を有し
ている。
さらに、動力部7の裏側には、凹版22が下降し凸版2
1に対する圧力を自在に調節出来る圧力調節器が付属し
ている。
次に、作用を説明する。
(イ)型付機6での準備作業 ■ 凸版21をマンドレル17に、凹版22を取付板1
3に前版21.22の模様23.24が対面するように
、かつ板間隔t2が左右前後にチューブ容器lの胴部2
の厚みの415を維持する様にバランス良く取付固定し
、動力部7を作動し凹版22の取付板13を下降させて
ストッパープレー)20と当接させた時に、凹版22が
水平であり、しかも設定位置よりさらに下降しないよう
に正確に停止する。
これは、凸版21.凹版22による押圧時に、凹版22
の下降位置が押圧開始時から終了時迄の間変動しない様
に規制する為で、エアーシリンダー等による動力部7に
おいて作動範囲が残存していても、凹版22の下降が規
制される。
軟化点の低い熱可塑性樹脂等の柔軟な素材を加熱した版
で押圧する時、加熱された版が素材に接触すると熱伝導
により素材が軟化し目的とする浮き出し状態になるとほ
ぼ同時に取付板13がストッパープレート20に当接し
凹版22の下降が完全に停止する。
ストッパープレート20を設けないと素材が軟化した後
も引続いて動力部7よりの圧力が伝わるため凹版22は
わずかずつ下降し凸版21の凸模様上面23bと凹版2
2の凹模様底面22bによって形成された板間隔t1が
徐々に少なくなり、従って浮き出し加工部の頂部厚みが
薄くなったり、穴開き等の損傷を起す事がある。
この問題を解決するため、本発明ではヘッドストッパー
19を配置し凹版22の取付板13をストッパープレー
)20に当接させ、チューブ容器1の胴部2が浮き出し
模様付けされた状態になった後は凹版22が下降しない
様にした。即ち抑圧終了時の凹版22の下降停止位置を
規制するものである。
■凹版22と凸版21との間隔は、凸版22の下降停止
位置に対し、高さ調節部16を回し、ポルト15をF昇
させ、適切な間隔となる様に調整する。
これは、凸版21.凹版22による押圧時に、凸版21
の凸模様上面23bと凹版22の凹模様底面24bとの
板間隔t1をチューブ容器1の1→部2の厚さにほぼ等
しい間隔に設定する為と、模様側面23a、24aをテ
ーパー状に形成した場合、前版21,22による押圧時
に、凸版21の凸模様側面23aと凹版22の凹模様側
面24aとの板間隔t2をチューブ容器lの胴部2の厚
みの415に調整する為である。
■ 温度調節器8によりチューブ容器lの材質や厚み等
に応じて温度の設定をする。
例えば、胴部2の厚みが0.5mmの低密度ポリエチレ
ンで、凹版22が真ちゅう製の場合には、100〜15
0℃とする。
■ 動力部7の作動圧力をチューブ容器1の材質や凹版
22の凹模様24の深さに適した条件に調整する。
例えば、前記低密度ポリエチレンでは加工部に加える圧
力は、l O〜25 kg/crn’とする。
■ 型押し時間調節器9で、チューブ容器lの材質に応
じ、且つ、前記温度及び圧力を加味して凹版22の押し
時間を設定する。
尚、温度、圧力、押し時間については、それぞれ相互関
係にあり、“温度を低温に設定し、圧力を高くする”又
は“圧力を高くして押し時間を短縮し生産能率を上げる
”等、良好な浮き出し模様3を得る方法には、幾通りか
の条件の組み合わせで行なうことが可能である。
言い換えると、素材の種類、浮き出し程度、浮き出し模
様の形等によって適宜に条件を見い出し、最適条件を設
定するものである。
(ロ)浮き出し模様加工時 前準備を終えた型付機6でチューブ容器lの胴部2に浮
き出し模様3を加工する場合について述べる。
まず、マンドレル17にチューブ容器lを被せる様に装
着し、胴部2の加工予定部分を凸版21に位置合わせす
る。
その後、スタートボタンlOを押せば凹版22が押し時
間2I!m器9に示されている時間下降し、胴部2は凹
版22と凸版21との間に挟まれ(第1図)、凹版22
の凹模様側面24aと凹模様底面94bにフィツトさせ
る様に凸版21の凸模様側面23aと凸模様上面23b
とで絞り込まれ(第2図)、凹版22の深さとほぼ同じ
高さの浮き出し模様3が熱成形される(第3図)。
この時、目的とする浮き出し模様3の状態となった後は
ストッパープレート20に阻まれて凹版22が下降しな
い為、浮き出し状態が安定し繰り返し作業を行な2でも
、凹模様底面24bと凸模様上面23b及び凹模様側面
24aと凸模様側面23aとの版間隔tx、tzは変動
しない為、チューブ容器lの胴B2に同品質の浮き出し
模様3を続けて加工することが出来る。
以上説明してきたように、実施例のチューブ容器lに浮
き出し模様3を付ける方法にあっては、以下に述べるよ
うな効果が得られる。
■ 予め成形されたチューブ容器lに、2次加工で模様
付けを行なう方法である為、チューブ容器lの成形装置
の機構や製造工程の変更等を要さない。
これによって、既存のチューブ製造ラインに型付機6を
付加するだけで、全てのチューブ容器l又は模様付けを
必要とするチューブ容器lのみに2次加工で模様付けが
出来る。
又模様付けを2次加工で行えるため、押出チューブ容器
等成形特同時に模様付けが出来ない場合にも適応出来る
し、前工程で印刷、塗装、ホットスタンピング等のデコ
レーション加工を施し、これ等デコレーションの部分に
位置合せした状態で模様付けが出来るため、ユーザーへ
の強いアピール又は商品の付加価値を高める事が出来る
■ 両眼21,22による押圧時に、凸版21の凸模様
側面23aと凹版22の凹模様側面24aとの版間隔を
チューブ容器lの厚さを越えない版間隔t2に保つよう
にした為、凸模様側面23aと凹模様側面24aとで挟
まれる部分のチューブ容器1には、加熱により軟化して
いるチューブ容器lの素材に挟圧力が作用し、この加熱
を伴なう挟圧作用により浮き出し模様3の立ち上がり部
3aが形成され、時間経過に伴なって元の形に戻ってい
くようなことも無く、鮮明に形成される。
■ 両眼21.22による抑圧時に、凸版21の凸模様
上面23bと凹版22の凹模様底面24bとの版間隔t
1をチューブ容器lの厚さにほぼ等しくするようにして
いる為、大きな版押圧力を加えたとしても、浮き出し模
様3の頂部3bの厚みが薄くなったり、穴開き等の損傷
を起す恐れが無い。
これによって、鮮明な浮き出し模様3の立ち上がり部3
aを得るのに必要十分な挟圧力を加えることが出来るし
、また、内容物の保護機能が損なわれることが無いし、
さらに、版同士の接触による版の破損が無い。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
発明に含まれる。
例えば、本発明の方法が適応される容器としては、以下
に述べるような容器が挙げられる。
■ 押出チューブ容器 浮き出し模様を加工する胴部は、押出成形法で成形し、
押出パイプを所望の長さに切断し、その一端に射出成形
法で成形した頭部を接着した後、胴部の外面に印刷、塗
装或はホットスタンピング加工を行ない、次いで、浮き
出し加工を行なうようにした容器である。
尚、胴部の素材としては、ボロエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブタジェン等の比較的軟化点の低い熱可塑性樹
脂の単層構成及びこれ等の軟化点の低い熱可塑性樹脂を
内外層に配置し、中間層にエチレン−酢酸ビニール共重
合体ケン化物、ナイロン等のバリヤー性樹脂を配置する
(菱 ラミネーションチューブ容器 胴部の構成は、押出チューブの場合と同様にポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の比較的軟化点の低い熱可塑性樹
脂を内外層とし、これ等の中間にアルミニューム等の金
属箔又は前述のバリヤー性樹脂を配し、各層間を接着剤
によって強固に接着した後、平板の状態で浮き出し模様
を加工する。
その後、所定のブランクに切断し、サイドシーム接着加
工を行ない胴部を製造する。
又は、サイドシーム接着加工を行ない、円筒形とした後
、浮き出し模様を加工しても良い、尚、頭部の接着加工
は、押出チューブの場合と同様である。
■の押出チューブ容器と■ラミネーションチューブ容器
では、その多くのものは、本発明の浮き出し状の模様等
と印刷、塗装、ホットスタンピング等のデコレーション
加工と併用される。
■ ブロー成形容器 素材としては、押出チューブの場合と同様の比較的軟化
点の低い熱可塑性樹脂の単層及びこれ等熱可塑性樹脂の
間にガスバリヤ−性樹脂を配置したものである。
ブロー成形容器は、胴部の厚みが押出チューブの厚みよ
り厚いことから、内容物の保護機能があり、従って、外
面に塗装を行なわないで浮き出し加工を行なう事がある
勿論、押出チューブと同様に、印刷、塗装或いはホット
スタンピング等を行なった後、浮き出し加工を行なって
も良い。
また、版素材としては、熱硬化性樹脂及び真ちゅうを示
したが、手彫り法や腐食法で作製される鉄、銅、アルミ
ニューム等の金属でも良いし、また、耐熱性のゴム等で
も良いし、さらには、金属による版ベースにフッソ樹脂
等をコートしたものでも良く、版の加熱の方法に於ても
凹版22に限定するものではなく、・マンドレルヒータ
ー等を埋設し凸版21を加熱したり或は、その両方を加
熱し抑圧時間の短縮を計り生産性を高める事も出来る。
また、実施例では、容器の胴部に直接浮き出し加工を施
す例を示したが、浮き出し加工の前に熱硬化性樹脂等を
浮き出し加工部に塗り、版の模様面から離型しやすい様
にし作業性を改良することも出来る。
尚、ヘッドストッパーを設ける位置は左右に限定しない
ヘッドストッパーを設けた場合と同一加工条件でヘッド
ストッパーを設けず、プラスチック容器の胴部に浮き出
し模様を付けた場合、低密度ポリエチレンからなる胴部
においては、浮き出し高さが約3割低くなり、浮き出し
模様の頂部の圧みは薄く変化していた。この状況を回避
すべく押時間の短縮、圧力の低減、温度の下降を計った
が、i続加工において、浮き出し状態にバラツキが生じ
、浮き出し不足や加工部の局部的な変形が発生した。
尚、実施例では板間隔t2をチューブlの胴部2の厚み
の475に調整する例を示したが、この板間隔t2は容
器の大きさや素材や浮き出し模様等により適宜に最適の
間隔に設定されるもので、415以下でも415以上で
も良い。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の合成樹脂製チューブ
容器1に浮き山し模様を付ける方法にあっては1合成樹
脂製容器の内面側に凸版を配置し、該凸版に向って合成
樹脂製容器の外面側に凹版を凹凸模様が対面する様に押
し付け、鎖板21.22の両方又はどちらか一方の版で
熱を加えながら所定時間押圧することで合成樹脂製容器
に2次加工で浮き出し模様を付ける方法において、前記
両版による抑圧時に、凸版の凸模様側面と凹版の凹模様
側面との間隔を容器の厚さを越えない間隔に保つと共に
、凸版の凸模様上面と凹版の凹模様底面との間隔を容器
の厚さにほぼ等しくすることを特徴とする方法とした為
、予め成形された合成樹脂製容器に2次加工で、浮き出
し量が大きく、シかも形状輪郭が鮮明な浮き出し模様を
付けることが出来るという効果が得られる。
又、浮き出し状の模様の形成を2次加工で行うため1次
加工での成形時に同時に浮き出し状の模様等を形成出来
ない成形方法の容器にも、又印刷、塗装、ホットスタン
ピング等のデコレーション部に位置合せした状態で模様
付けができるため容器の付加価値を高め、ユーザーへ強
くアピールすると共に商品の購買意欲を高める事が出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスチックチューブ容器に浮き出し模様を付
ける時の状態を示す斜視図、第2図は第1図I−I線に
よる拡大断面図、第3図は浮き出し模様が施されたプラ
スチックチューブ容器を示す斜視図、第4図は実施例方
法に用いられた凸版を示す斜視図、第5図は凸版と凹版
を合わせた状態を示す断面図、第6図は実施例の方法に
用いられた凹版を示す斜視図、第7図は実施例方法に用
いられる型付機の構造を示す斜視図である。 l・・・プラスチックチューブ容器 2・・・胴部 3・・・浮き出し模様 21・・・凸版 22・・・凹版 23・・・凸模様 23a・・・凸模様側面 23b・・・凸模様上面 24・・・凹模様 24a・・・凹模様側面 24b・・・凹模様底面 t+、t2・・・版間隔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)合成樹脂製容器の内面側に凸版を配置し、該凸版に
    向って合成樹脂製容器の外面側に凹版を押し付け、該版
    の両方又はどちらか一方の版で熱を加えながら所定時間
    押圧することで合成樹脂製容器に浮き出し模様を付ける
    方法において、 前記両版による押圧時に、凸版の凸模様側面と凹版の凹
    模様側面との間隔を容器の厚さを越えない間隔に保つと
    共に、凸版の凸模様上面と凹版の凹模様底面との間隔を
    容器の厚さにほぼ等しくすることを特徴とする合成樹脂
    製容器に浮き出し模様を付ける方法。
JP14067787A 1987-06-04 1987-06-04 合成樹脂製容器に浮き出し模様を付ける方法 Expired - Fee Related JPH0717001B2 (ja)

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