JPS63303001A - 薄片状鉄粉の製造方法 - Google Patents

薄片状鉄粉の製造方法

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JPS63303001A
JPS63303001A JP62138718A JP13871887A JPS63303001A JP S63303001 A JPS63303001 A JP S63303001A JP 62138718 A JP62138718 A JP 62138718A JP 13871887 A JP13871887 A JP 13871887A JP S63303001 A JPS63303001 A JP S63303001A
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JP
Japan
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iron powder
surfactant
surfactants
flaky iron
flaky
Prior art date
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Pending
Application number
JP62138718A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Maruoka
丸岡 幸一
Shigeru Matsumoto
茂 松本
Yoshikazu Yamamichi
山道 吉和
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DOWA TEPPUN KOGYO KK
Original Assignee
DOWA TEPPUN KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 樹脂に鉄粉を充填して導電性を持たせる場合等に、該鉄
粉の形状として薄片状のものは粉状のものよりも少量の
添加で同等以上の効果がある。
これは樹脂中に配合充填された場合に各鉄粉粒子が接触
し易いためである。
通常市販されている鉄粉は還元鉄粉や噴霧鉄粉であり、
粒径は100メツシユ程度で球状又は胡桃形状を呈して
いる。
本発明は、上記の鉄粉を原料として薄片状の鉄粉を製造
する方法に関するものである。
(ロ)従来技術    。
鉄粉を焼鈍軟化させた後、粉砕機例えばボールミル中へ
装入し、適当径のポールにより粉砕すると鉄粉はその塑
性のため若干扁平状を呈するが、更に扁平にさせようと
すると、細々に微粉砕されてしまい、所期の目的の薄片
状鉄粉は得られない。
この場合の7スペクト比(長さ/厚さ)はlO/2程度
が限界であり、換言すればアスペクト比を更に大きくす
ることはほとんど不可能であった。
添付の写真lは原料の還元鉄粉の顕微鏡写真であり、球
状を呈している。
該還元鉄粉を水素焼鈍して軟化させて、塑性変形し易く
しておき、これをボールミル等の粉砕機に装入して粉砕
すると、鉄粉は鋼球(ポール)で叩かれて、添付写真2
に示すようにやや扁平状になるが、これ以上薄片化させ
るべく叩いて行くと微粉化してしまい、目的物は得られ
ない。
(ハ)発明の開示 本発明は前記のような欠点を解消し、所期の目的物であ
る扁平で7スペクト比の大きな(例えば10/1〜10
0/1) 薄片状鉄粉の製造を可能にした画期的な製造
方法を提供するものである。
即ち、本発明者は鋭意研究の結果、鉄粉を扁平化する際
に、粉砕機例えば振動型ボールミル中に装入する鉄粉に
微量の界面活性剤を添加すると、鉄粉の扁平薄片化が著
しく併進されるという知見を得た。
即ち、添付写真lに示すような還元鉄粉や噴霧鉄粉を焼
鈍した後、カチオン系又はアニオン系あるいは非イオン
系の界面活性剤を添加し、振動ボールミル等の粉砕機で
粉砕すると、扁平化した薄片状鉄粉が得られるのである
本発明法で使用する界面活性剤としては、a)カチオン
系のトリエタノールアミン、N−ブチルアミン等、 b)非イオン系のエチレングリコール、プロピレングリ
コール、グリセリン等。
C)アニオン系のオレイン酸ソーダ、ステアリン酸亜鉛
、ステアリン酸ソーダ、ステアリン酸カルシウム、パラ
フィン等。
から選ばれる少なくとも1種あるいは2種以上の併用で
もよく、その添加量としては、該鉄粉に対して重醍比で
約1%以下(0を含まず)で充分な効果が得られる。ま
た、界面活性剤の状態は液体状のものでも、固体状のも
のでもよい。
本発明法で使用する粉砕機としては、乾式又は湿式のい
ずれでもよく、また後述の実験例では振動型ボールミル
を使用したが、インパクト型の粉砕機であれば、所期の
目的を達成することが可能であり、特に限定されるもの
ではない。
F記のように粉砕機中に界面活性剤を添加することは、
無機物質を微粉砕する場合に行なわれることがあるが、
それはあくまでも粉砕助剤としての作用であって、本発
明のように鉄粉の扁平化を目的としたものではなく、か
つまたその効果を期待したものでもなく、逆に扁平化さ
せないで超微粉砕化するためのものである。
また、無機物質例えばセメントの微粉砕における界面活
性剤の粉砕助剤としての効果としては諸説あるが、−説
によれば粉砕によって生じた微細なりラックの表面に吸
着して、その表面エネルギーを減少させるために超微粉
砕が可能になるというRe−binder効果説と、効
果界面活性剤添加によって粒子間の分散性が良くなって
超微粉砕が可能になるという説もあるが、いずれの説が
適当であるかは不明である。
次に、実施例によって本発明方法を詳細に説明する。
(ニ)実施例 本実験に使用した供試試料は、第1表に示す還元鉄粉各
150gを水素焼鈍(850℃で1時間)したものであ
り、使用粉砕機は試験用バッチ式振動ミル(100A、
5US304 (t=6腸1)、長さ200■■、容1
1.13Jl)であり、その振動源は4P、40Wニー
ラスモータ(f=150Kg重、振幅約5麿腸(9〜L
OG))でり、使用ボールは12■鳳φスチールポール
4.2 Kgである。
(以下余白) 上記供試試料を1回当り約150gとして水素焼鈍した
後、界面活性剤を添加しない場合、ならびに液状又は粉
末・状の各種界面活性剤を所定酸添加した場合について
、粉砕扁平化実験を行なった結果を第2〜4表に示す、
なお、粉砕時間はそれぞれ2時間である。
(以下余白) 上記の第2〜4表の結果から、粉砕後のA、D(見掛比
重)と界面活性剤添加量との関係を図示すれば、第1図
(液状の界面活性剤添加の場合)と第2図(粉末状の界
面活性剤添加の場合)の通りとなる。
また、界面活性剤添加量と粉砕後の一15011esh
部の割合との関係を示したのが、第3図(液状の界面活
性剤添加の場合)と第4図(粉末状の界面活性剤添加の
場合)である。
以上の実験結果から、次の事柄がわかる。
(a)界面活性剤無添加の場合と比較し、添加した場合
の−150taesh部の割合が著しく低く、概して粉
末状の界面活性剤の方が良好な傾向がある。
(b)界面活性剤を添加すると、見掛比重(A、D)が
低下し、概して粉末状の界面活性剤の方が低下している
(c)添付写真3にその代表例として第4表の実験No
、22(オレイン酸ソーダの添加)の顕微鏡写真を示し
たように(それ以外の実験結果の顕微鏡写真は省略する
)、界面活性剤の添加によって扁平状の薄片鉄粉が得ら
れること。
(d)界面活性剤の添加量は多い方が扁平化効果が顕著
であるが、1%(重量比)以上添加しても、その効果が
飽和してしまうこと。
(ホ)発明の効果 本発明は上記の通りであり、全く画期的な方法であって
、目的とするアスペクト比の大きな(例えば10/1−
100/1)扁平状の薄片鉄粉が容易に装造できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明法による界面活性剤添加量とA、D
  (見掛比重)との関係を示すグラフであり、第1図
は液状界面活性剤を使用した場合、第2図は粉末状界面
活性剤を使用した場合を示し、第3〜4図は界面活性剤
添加量と粉砕後の一150mesh部の割合との関係を
示すグラフであり、第3図は液状界面活性剤を使用した
場合、第4図は粉末状界面活性剤を使用した場合を示し
ている。 第1図 液状界面活性剤添加量(%) 第2図 粉末状界面活性剤添加量(%) −/夕□mesh割合(%) /jOmesh割合(%)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄粉を焼鈍した後界面活性剤を添加し粉砕機で粉
    砕することにより扁平化させることを特徴とする薄片状
    鉄粉の製造方法。
  2. (2)前記界面活性剤が a)トリエタノールアミン、N−ブチルアミン等のカチ
    オン系界面活性剤、 b)エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
    セリン等の非イオン系界面活性剤、 c)オレイン酸ソーダ、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
    酸ソーダ、ステアリン酸カルシウム、パラフィン等のア
    ニオン系界面活性剤、 から選ばれる少なくとも1種又はそれ以上である特許請
    求の範囲第1項記載の薄片状鉄粉の製造方法。
  3. (3)前記界面活性剤の添加量が鉄粉に対して重量比で
    1.0%以下(但し0を含まず)である特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の薄片状鉄粉の製造方法。
  4. (4)前記粉砕機が振動型ボールミルである特許請求の
    範囲第1項、第2項又は第3項記載の薄片状鉄粉の製造
    方法。
JP62138718A 1987-06-02 1987-06-02 薄片状鉄粉の製造方法 Pending JPS63303001A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0372001A (ja) * 1989-08-09 1991-03-27 Kobe Steel Ltd 振動ボールミルによる磁性用鉄粉の偏平加工方法
JP2008262917A (ja) * 2008-06-12 2008-10-30 Dowa Electronics Materials Co Ltd 導電性ペースト用鱗片状銀粉
US7910516B2 (en) * 2005-03-25 2011-03-22 Dowa Eco-Systems Co., Ltd. Decomposer of organic halogenated compounds
CN112062259A (zh) * 2020-09-23 2020-12-11 中国环境科学研究院 一种界面靶向活化过硫酸盐降解有机污染物的方法

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