JPS6330198B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動二輪車、特に操向ハンドルが操
向可能に連結されるヘツドパイプを前端に固設し
た車体フレームに、前後一対のシリンダブロツク
を車体側方よりみてＶ字状に配置したＶ型内燃機
関を支持させた形式の自動二輪車に関する。

かかる形式の自動二輪車において、本来デツド
スペースである上記Ｖ字状空間に燃料供給装置を
集合配置して同空間の有効利用を図るようにした
ものは既に提案されているが、その従来のもので
は、前部シリンダブロツクが前方上向きに、後部
シリンダブロツクが後方上向きにそれぞれ傾斜し
ていて、Ｖ字状空間がヘツドパイプ側に開放され
ていないので、次のような不都合を生じる。

(イ) Ｖ字状空間の各燃料供給装置と、それらの装
置に対する操作系の作動源としてのハンドルグ
リツプを支承するヘツドパイプとの間が前後に
離れる上、その両者間に前部シリンダブロツク
が大きく立塞がることになり、従つてその操作
系の構造および取回しが比較的複雑になる。

(ロ) Ｖ字状空間が前側に開放されていないため、
各燃料供給装置に対する面倒複雑な同調調整等
のメンテナンス作業をＶ字状空間の前方より手
を入れて行うことができず、作業位置が制限さ
れてしまう。

(ハ) Ｖ字状空間へ走行風を導入するに当つては前
部シリンダブロツクが邪魔となり、従つて同空
間内の各燃料供給装置に対する空冷効果が比較
的悪く、その上、後部シリンダブロツクに対す
る空冷効果が前部シリンダブロツクに対するそ
れに比べて極端に悪くなり、両ブロツクの出力
性能の均等化を図る上で問題となる。

本発明は、上記不都合をすべて解消することが
でき、しかも各燃料供給装置の吸気効率が高い自
動二輪車を提供することを目的とする。

そしてこの目的を達成するために第１発明は、
操向ハンドルが操向可能に連結されるヘツドパイ
プを前端に固設した車体フレームに、前後一対の
シリンダブロツクを車体側方よりみてＶ字状に配
置したＶ型内燃機関を支持させた自動二輪車にお
いて、前記両シリンダブロツク間に形成されるＶ
字状空間が、前記ヘツドパイプ、前輪およびＶ型
内燃機関の三者により画成される空間側に開放す
るように、前部シリンダブロツクを車体フレーム
の前方に向つて、また後部シリンダブロツクを同
レームの上方に向つてそれぞれ延設し、前記Ｖ字
状空間内に、前、後部シリンダブロツクの各シリ
ンダへ燃料をそれぞれ供給するための燃料供給装
置を集合配置し、各燃料供給装置が、対応するシ
リンダブロツクのシリンダに連なる吸気ポートに
接続されて前記Ｖ字状空間を略直線状に延びる吸
気通路を有することを特徴とし、また第２発明
は、操向ハンドルが操向可能に連結されるヘツド
パイプを前端に固設した車体フレームに、前後一
対のシリンダブロツクを車体側方よりみてＶ字状
に配置したＶ型内燃機関を支持させた自動二輪車
において、前記両シリンダブロツク間に形成され
るＶ字状空間が前記ヘツドパイプ、前輪およびＶ
型内燃機関の三者により画成される空間側に開放
するように、前記シリンダブロツクを車体フレー
ムの前方に向つて、また後部シリンダブロツクを
同フレームの上方に向つてそれぞれ延設し、前記
Ｖ字状空間の前半部に、前記前部シリンダブロツ
クのシリンダに燃料を供給するための前部燃料供
給装置を、またその後半部に前記後部シリンダブ
ロツクのシリンダに燃料を供給するための後部燃
料供給装置をそれぞれ配設し、各燃料供給装置
が、対応するシリンダブロツクのシリンダに連な
る吸気ポートに接続されて前記Ｖ字状空間内を略
直線状に延びる吸気通路を有することを特徴とす
る。

以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、自動二輪車は、前端にヘツドパイプ１
を設けた車体フレームＢと、前記ヘツドパイプ１
に操向軸２を介して支承されて前輪Wfを支持す
るフロントフオークFfと、前記車体フレームＢ
内に収容支持されるパワーユニツトＰと、そのパ
ワーユニツトＰの後部に上下に揺動可能に枢支さ
れて後輪Wrを支持するリヤフオークRfとより構
成されている。

車体フレームＢは、ヘツドパイプ１の前端に固
着して後方下向きに延びる薄板製カウリング３
と、その後端に分離可能に連結されて後輪Wrの
上部を覆う断面チヤンネル形のシートステー４と
よりなり、そのカウリング３は中空筒状に形成さ
れ、その前端面に空気導入口５が開口され、また
その後端面に空気排出口６が開口され、全体とし
て流線形をなしている。

またカウリング３は軽合金、合成樹脂等の軽量
板材により一体に、または適当に分割して構成さ
れる。

前記カウリング３の上部には燃料タンクＴが跨
架され、その後方へ延出する前記シートステー４
に操縦者が跨いで座乗するシートＳが取付けられ
る。

フロントフオークFfはテレスコピツク型に構
成され、その上端には操向ハンドル７が装備さ
れ、従つて操向ハンドル７はフロントフオーク
Ffおよび操向軸２を介してヘツドパイプ１に操
向可能に連結支持される。

前記パワーユニツトＰは、前記カウリング３内
に収容されてこれと一体に支持され、その出力軸
９はチエン伝動機構Chを介して後輪Wrに連動さ
れている。

前記リヤフオークRfは、緩衝器１０を備えた
懸架機構Suを介して前記カウリング３の上部に
懸架されている。

次に前記パワーユニツトＰの主体部をなす、Ｖ
型多気筒内燃機関Ｅの構成について説明すると、
これはＶ型４気筒の４サイクル機関であつて、第
１，３図に示すように全体として車体の側面より
みてＶ字型をなし、前部シリンダブロツクCBfと
後部シリンダブロツクCBrとを有し、前部シリン
ダブロツクCBfは車体フレームＢの前方に向つて
延びており、そのシリンダ中心線L₁−L₁は水平
面に対して若干上方に傾斜しており、また前記後
部シリンダブロツクCBrは車体フレームＢの上方
に向つて延びており、そのシリンダ中心線L₂−
L₂は垂直面に対して若干後方に傾斜している。
そして前、後部シリンダブロツクCBf，CBrに
は、前輪Wf、ヘツドパイプ１および内燃機関Ｅ
の三者により画成される空間側に前面が広く開放
したＶ字状空間Ｃが形成される。

前記前、後部シリンダブロツクCBf，CBrは、
何れも車体フレームＢの横方向に並列される２つ
のシリンダ１２を備えており、それらはすべて同
一構造を有するものであつて、各々のシリンダ孔
１３は、横断面が小判型、即ち長円形をなしてお
り、そこに摺動自在に嵌合されるピストン１４も
また当然に横断面長円形に形成される。

各ピストン１４は通常の多気筒内燃機関と同じ
くそれぞれコンロツド１５を介して１本のクラン
ク軸１６に連結されるが、この場合、前部および
後部シリンダブロツクCBf，CBrの各並列シリン
ダ１２内の２つのピストン１４は、それぞれクラ
ンク軸１６に互いに360゜のクランク位相角を以て
連結されており、それら２つのピストン１４はシ
リンダ孔１３内を同調往復往摺動する。

第４図に明瞭に示すように各平面長円形状のシ
リンダ孔１３上方の燃焼室１７上壁には４個の吸
気弁１８と、４個の排気弁口１９とが相対向して
並設され、各吸気弁口１８には、そこを開閉する
吸気弁２０が、また各排気弁口１９には、そこを
開閉する排気弁２１がそれぞれ設けられる。

吸気弁２０および排気弁２１はそれぞれ動弁機
構Ｖを介して連動されており、それら動弁機構Ｖ
の作動によりそれら吸気弁口１８および排気弁口
１９は所定のタイミングを以て開閉される。

第１，３図に最も明瞭に示すように、前部シリ
ンダブロツクCBfと後部シリンダブロツクCBr間
のＶ字状空間Ｃ内には、前部燃料供給装置、即ち
下向き通風型の前部気化器Cafと後部燃料供給装
置、即ち横向き通風型の後部気化器Carが互いに
相対向して配設されており、下向き通風型の前部
気化器CafはＶ字状空間Ｃの前半部に収められ、
また横向き通風型の後部気化器CarはＶ字状空間
Ｃの後半部に収められる。

下向き通風型の前部気化器Cafの吸気通路２３
は、前記シリンダブロツクCBfの各シリンダ１２
に連なる吸気ポート２２に連通され、また横向き
通風型の後部気化器Carの吸気通路２４は、後部
シリンダブロツクCBrの各シリンダ１２に連なる
吸気ポート２２に連通される。

第３図に示すように下向き通風型の前部気化器
Cafの吸気通路２３は前記Ｖ字状空間Ｃにおいて
車体フレームＢの上方に向つて略直線状に延びて
おり、また横向き通風型の後部気化器Carの吸気
通路２４は前記Ｖ字状空間Ｃにおいて車体フレー
ムＢの前方上向きに略直線状に延びており、それ
ら吸気通路２３，２４の吸気口２５，２６は、吸
気の吸入が容易になるように前方および上方が開
放されたところまで延び、そこで互いに近接され
ている。尚、本実施例ではエアクリーナのないも
のが示されているが、前記吸気口２５，２６にエ
アクリーナを取付けるものでは、それらに共通の
ものを取付けることができる。また第４図に明ら
かなように前記吸気通路２３，２４の縦軸線は車
体フームＢの横方向に互いに齟齬されている。

尚、図中３４，３５はそれぞれ前記前、後部気
化器Caf，Carのそれぞれのフロート室を示す。

前記シリンダブロツクCBfの互いに並列されて
360゜クランク角の爆発間隔を有する２つのシリン
ダ１２に連通する排気ポート２７はそれぞれ排気
管２８に連通され、それらの排気管２８は互いに
集合されて１本の前部集合排気管２９に連通さ
れ、同じように後部シリンダブロツクCBrの互い
に並列されて360゜クランク角の爆発間隔を有する
２つのシリンダ１２に連通する排気ポート２７も
またそれぞれ排気管３０に連通され、それらの排
気管３０は互いに集合されて１本の後部集合排気
管３１に連通されている。

前部シリンダブロツクCBfに連なる前記前部集
合排気管２９は車体フレームＢの底面に沿い、そ
の車体フレームＢを斜めに横切り、後輪Wrの右
側に沿つて後方に延びておりその後端に排気マフ
ラ３２が接続される。

また後部シリンダブロツクCBrに連なる後部集
合排気管３１はパワーユニツトＰの上方を、その
パワーユニツトＰを横切るように前記前部集合排
気管２９と交叉し、前記シートステー４内を通つ
てその端部がそのシートステー４の左側より外部
に突出し、そこに排気マフラ３３が接続される。

次に前記実施例の作用について説明すると、い
ま内燃機関Ｅを駆動すると、パワーユニツトＰが
作動され、その出力は出力軸９よりチエン伝動機
構Chを介して後輪Wrに伝達される。ところで内
燃機関Ｅの駆動により、前部シリンダブロツク
CBfおよび後部シリンダブロツクCBrの互いに並
列される、２つのシリンダ１２はそれぞれ360゜の
クランク位相角の爆発間隔を以て作動される。

尚、前記実施例では、前、後部シリンダブロツ
クCBf，CBrに並列に２シリンダを有するＶ型４
気筒４サイクル内燃機関について説明したが、各
シリンダブロツクCBf，CBrには、それぞれ２個
以上隅数個のシリンダを並設してもよく、この場
合それらのシリンダは等間隔の爆発間隔を有し、
そのうち互いに360゜クランク角の爆発間隔のシリ
ンダに連なる排気管同志を集合排気管に集合させ
るようにする。

以上のように本発明によれば、操向ハンドルが
操向可能に連結されるヘツドパイプを前端に固設
した車体フレームに、前後一対のシリンダブロツ
クを車体側方よりみてＶ字状に配置したＶ型内燃
機関を支持させた自動二輪車において、前記両シ
リンダブロツク間に形成されるＶ字状空間が、前
記ヘツドパイプ、前輪およびＶ型内燃機関の三者
により画成される空間側に開放するように、前部
シリンダブロツクを車体フレームの前方に向つ
て、また後部シリンダブロツクを同フレームの上
方に向つてそれぞれ延設し、前記Ｖ字状空間内
に、前、後部シリンダブロツクの各シリンダへ燃
料をそれぞれ供給するための一対の燃料供給装置
を集合配置したので、そのＶ字状空間内の各燃料
供給装置と、それら装置に対する操作系の作動源
としてのハンドルグリツプを支承するヘツドパイ
プとを互いに可及的に近接させて対向配置するこ
とができ、その両者間に前部シリンダブロツクが
大きく立塞がるような惧れはなく、従つて、上記
Ｖ字状空間への燃料供給置の集合配置と相俟つ
て、該装置からハンドルグリツプに至る前記操作
系の構造を簡素化し且つ短縮することができると
共にその取回しが容易になり、コストダウンおよ
び組立性の向上を達成することができ、またハン
ドルクリツプ操作に対する各燃料供給装置の応答
性向上にも寄与し得る。しかも前輪、ヘツドパイ
プおよび内燃機関の三者により画成される空間側
に上記Ｖ字状空間が開放されるので、該Ｖ字状空
間内の各燃料供給装置に対しその側方側からだけ
でなくその前方側からも手を入れることができ、
従つて複数の燃料供給装置相互の、比較的面倒複
雑な同調調整等のメンテナンス作業も、作業位置
に大きな制約を受けることなく容易的確に行うこ
とができて、作業能率の向上に寄与し得る。また
上記Ｖ字状空間は、前部シリンダブロツクに前面
を塞がれることなくヘツドパイプ側に開放される
から、該Ｖ字状空間内へその前方より走行風を効
果的に導入することができ、従つて該Ｖ字状空間
に集合配置される燃料供給装置に対する空冷効果
を高めることができ、その上、空部シリンダブロ
ツクに対しても、前部シリンダブロツクに邪魔さ
れることなく走行風を十分に当てることができ
て、後部シリンダブロツクに対する空冷効果と前
部シリンダブロツクに対するそれとを適度にバラ
ンスさせることができ、両シリンダブロツクの出
力性能の均等化を図る上で有利である。

また各燃料供給装置は、対応するシリンダブロ
ツクのシリンダに連なる吸気ポートに接続されて
前記Ｖ字状空間内を略直線状に延びる吸気通路を
有するので、各燃料供給装置の吸気通路の吸気抵
抗を低減してその吸気効率の向上に寄与すること
ができる。

さらに第２発明によれば、Ｖ字状空間の前半部
に、前部シリンダブロツクのシリンダに燃料を供
給するための前部燃料供給装置を、またその後半
部に前記後部シリンダブロツクのシリンダに燃料
を供給するための後部燃料供給装置をそれぞれ配
設したので、前部燃料供給装置が前部シリンダブ
ロツクに、また後部燃料供給装置が後部シリンダ
ブロツクにそれぞれ近接されて、それらの取付が
容易となるとともに、全体としてＶ字状空間に両
燃料供給装置をバランスよく配備することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明自動二輪車の側面図、第２図は
その平面図、第３図は自動二輪車に搭載される内
燃機関の要部縦断側面図、第４図はその要部縦断
平面図である。 Caf，Car……前、後部燃料供給装置としての
前、後部気化器、CBf，CBr……前、後シリンダ
ブロツク、Ｅ……内燃機関、Wf……前輪、１…
…ヘツドパイプ、７……操向ハンドル、１２……
シリンダ、２２……吸気ポート、２３，２４……
吸気通路、２５，２６……吸気口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 操向ハンドル７が操向可能に連結されるヘツ
   ドパイプ１を前端に固設した車体フレームＢに、
   前後一対のシリンダブロツクCBf，CBrを車体側
   方よりみてＶ字状に配置したＶ型内燃機関Ｅを支
   持させた自動二輪車において、前記両シリンダブ
   ロツクCBf，CBr間に形成されるＶ字状空間Ｃ
   が、前記ヘツドパイプ１、前輪WfおよびＶ型内
   燃機関Ｅの三者により画成される空間側に開放す
   るように、前部シリンダブロツクCBfを車体フレ
   ームＢの前方に向つて、また後部シリンダブロツ
   クCBrを同フレームＢの上方に向つてそれぞれ延
   設し、前記Ｖ字状空間Ｃ内に、前、後部シリンダ
   ブロツクCBf，CBrの各シリンダ１２へ燃料をそ
   れぞれ供給するための燃料供給装置Caf，Carを
   集合配置し、各燃料供給装置Caf，Carは、対応
   するシリンダブロツクCBf，CBrのシリンダ１２
   に連なる吸気ポート２２に接続されて前記Ｖ字状
   空間Ｃ内を略直線状に延びる吸気通路２３，２４
   を有してなる、自動二輪車。 ２ 前記特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車
   において、前記シリンダブロツクCBfを水平面に
   対して前上りに傾斜させ、また後部シリンダブロ
   ツクCBrを垂直面に対して後方に傾斜させてな
   る、自動二輪車。 ３ 前記特許請求の範囲第１項記載の自動二輪車
   において、前記燃料供給装置Caf，Carを気化器
   により構成してなる、自動二輪車。 ４ 操向ハンドル７が操向可能に連結されるヘツ
   ドパイプ１を前端に固設した車体フレームＢに、
   前後一対のシリンダブロツクCBf，CBrを車体側
   方よりみてＶ字状に配置したＶ型内燃機関Ｅを支
   持させた自動二輪車において、前記両シリンダブ
   ロツクCBf，CBr間に形成されるＶ字状空間Ｃ
   が、前記ヘツドパイプ１、前輪WfおよびＶ型内
   燃機関Ｅの三者により画成される空間側に開放す
   るように、前記シリンダブロツクCBfを車体フレ
   ームＢの前方に向つて、また後部シリンダブロツ
   クCBrを同フレームＢの上方に向つてそれぞれ延
   設し、前記Ｖ字状空間Ｃの前半部に、前記前部シ
   リンダブロツクCBfのシリンダ１２に燃料を供給
   するための前部燃料供給装置Cafを、またその後
   半部に前記後部シリンダブロツクCBrのシリンダ
   １２に燃料を供給するための後部燃料供給装置
   Carをそれぞれ配設し、各燃料供給装置Caf，Car
   は、対応するシリンダブロツクCBf，CBrのシリ
   ンダ１２に連なる吸気ポート２２に接続されて前
   記Ｖ字状空間Ｃ内を略直線状に延びる吸気通路２
   ３，２４を有してなる、自動二輪車。 ５ 前記特許請求の範囲第４項記載の自動二輪車
   において、前記前部燃料供給装置Cafは下向き通
   風型気化器であり、前記後部燃料供給装置Carは
   横向き通風型気化器である、自動二輪車。。 ６ 前記特許請求の範囲第４項記載の自動二輪車
   において、前記前部燃料供給装置Cafの吸気口２
   ５と後部燃料供給装置Carの吸気口２６とを互い
   に近接させてなる、自動二輪車。 ７ 前記特許請求の範囲第５項記載の自動二輪車
   において、下向き通風型気化器の吸気通路２３と
   横向き通風型気化器の吸気通路２４とを車体の横
   方向に互いに齟齬させてなる、自動二輪車。