JPH0323393B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0323393B2 JPH0323393B2 JP61265326A JP26532686A JPH0323393B2 JP H0323393 B2 JPH0323393 B2 JP H0323393B2 JP 61265326 A JP61265326 A JP 61265326A JP 26532686 A JP26532686 A JP 26532686A JP H0323393 B2 JPH0323393 B2 JP H0323393B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine block
- carburetor
- intake
- ebf
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 20
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 11
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 4
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 3
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005474 detonation Methods 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は、車体フレームに、前傾のエンジンブ
ロツクを備える内燃機関を支持し、そのエンジン
ブロツクの後面に気化器を備えた吸気管を接続し
てなる自動二輪車に関する。
ロツクを備える内燃機関を支持し、そのエンジン
ブロツクの後面に気化器を備えた吸気管を接続し
てなる自動二輪車に関する。
(2) 従来の技術
上記自動二輪車は、例えば実公昭37−29224号
公報に示されるように従来公知である。
公報に示されるように従来公知である。
(3) 発明が解決しようとする問題点
上記従来のものでは、気化器を付設した吸気管
が、シリンダブロツクの後面より斜め後上方に向
けて延出され、その気化器および吸気管が前記エ
ンジンブロツクの後部に配設されるので、車両走
行中にエンジンブロツクに遮られて冷却風が気化
器や吸気管に充分に当たらず、それらを効率よく
冷却し得ない問題がある。
が、シリンダブロツクの後面より斜め後上方に向
けて延出され、その気化器および吸気管が前記エ
ンジンブロツクの後部に配設されるので、車両走
行中にエンジンブロツクに遮られて冷却風が気化
器や吸気管に充分に当たらず、それらを効率よく
冷却し得ない問題がある。
本発明は、上記欠点を解消することができ、し
かも複数の気化器および吸気管に走行風を一様に
当ててそれらを均等に冷却できるようにした自動
二輪車を提供することを目的とする。
かも複数の気化器および吸気管に走行風を一様に
当ててそれらを均等に冷却できるようにした自動
二輪車を提供することを目的とする。
B 発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために本発明は、車体フレ
ームに、前上りに傾斜したエンジンブロツクを備
える多気筒内燃機関を支持し、前記エンジンブロ
ツクに車体左右方向に並列する複数のシリンダを
設けるとともに、これらシリンダに連なる複数の
燃焼室に混合気を供給する気化器を備えた複数の
吸気管を前記エンジンブロツクの背面に接続して
なる自動二輪車において、前記吸気管をエンジン
ブロツクよりその上方に略直線状に延出させて前
記気化器の少なくとも一部を該エンジンブロツク
の上端よりも上方に位置させるとともに、前記内
燃機関の外側をカバー部材で覆い、そのカバー部
材の前部に前記気化器に対向する空気導入口を形
成したことを特徴とする。
ームに、前上りに傾斜したエンジンブロツクを備
える多気筒内燃機関を支持し、前記エンジンブロ
ツクに車体左右方向に並列する複数のシリンダを
設けるとともに、これらシリンダに連なる複数の
燃焼室に混合気を供給する気化器を備えた複数の
吸気管を前記エンジンブロツクの背面に接続して
なる自動二輪車において、前記吸気管をエンジン
ブロツクよりその上方に略直線状に延出させて前
記気化器の少なくとも一部を該エンジンブロツク
の上端よりも上方に位置させるとともに、前記内
燃機関の外側をカバー部材で覆い、そのカバー部
材の前部に前記気化器に対向する空気導入口を形
成したことを特徴とする。
(2) 作用
上記構成によれば、車両走行中、カバー部材の
空気導入口から導入された冷却風が該カバー部材
に案内されてエンジンブロツクの上側を前後に吹
き抜け、その際に前記冷却風をエンジンブロツク
上の気化器および吸気管に、該ブロツクに遮られ
ることなく充分に当てられ、その結果それらを効
率よく冷却することができる。また特にエンジン
ブロツクよりその上方に略直線状にのび且つ車体
左右方向に互いに並列する複数の気化器および吸
気管には、車体前後方向に流れる前記走行風が略
同じ条件で当てられるから、それら気化器および
吸気管が略一様に冷やされる。
空気導入口から導入された冷却風が該カバー部材
に案内されてエンジンブロツクの上側を前後に吹
き抜け、その際に前記冷却風をエンジンブロツク
上の気化器および吸気管に、該ブロツクに遮られ
ることなく充分に当てられ、その結果それらを効
率よく冷却することができる。また特にエンジン
ブロツクよりその上方に略直線状にのび且つ車体
左右方向に互いに並列する複数の気化器および吸
気管には、車体前後方向に流れる前記走行風が略
同じ条件で当てられるから、それら気化器および
吸気管が略一様に冷やされる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、自動二輪車は、前端にヘツドパイプ1
を設けた車体フレームBと、前記ヘツドパイプ1
に操向軸2を介して支承されて前輪Wfを支持す
るフロントフオークFfと、前記車体フレームB
内に収容支持されるパワーユニツトPと、そのパ
ワーユニツトPの後部に上下に揺動可能に枢支さ
れて後輪Wrを支持するリヤフオークRfとより構
成されている。
明すると、自動二輪車は、前端にヘツドパイプ1
を設けた車体フレームBと、前記ヘツドパイプ1
に操向軸2を介して支承されて前輪Wfを支持す
るフロントフオークFfと、前記車体フレームB
内に収容支持されるパワーユニツトPと、そのパ
ワーユニツトPの後部に上下に揺動可能に枢支さ
れて後輪Wrを支持するリヤフオークRfとより構
成されている。
車体フレームBは、ヘツドパイプ1の前端に固
着して後方下向きに延びる薄板製カウリング3
と、その後端に分離可能に連結されて後輪Wrの
上部を覆う断面チヤンネル形のシートステー4と
よりなり、そのカウリング3は中空筒状に形成さ
れ、その前端面に空気導入口5が開口され、また
その後端面に空気排出口6が開口され、全体とし
て流線形をなしている。
着して後方下向きに延びる薄板製カウリング3
と、その後端に分離可能に連結されて後輪Wrの
上部を覆う断面チヤンネル形のシートステー4と
よりなり、そのカウリング3は中空筒状に形成さ
れ、その前端面に空気導入口5が開口され、また
その後端面に空気排出口6が開口され、全体とし
て流線形をなしている。
またカウリング3は軽合金、合成樹脂等の軽量
板材により一体に、または適当に分割して構成さ
れる。
板材により一体に、または適当に分割して構成さ
れる。
前記カウリング3の上部には燃料タンクTが跨
架され、その後方へ延出する前記シートステー4
に、操縦者が跨いで座乗するシートSが取付けら
れる。
架され、その後方へ延出する前記シートステー4
に、操縦者が跨いで座乗するシートSが取付けら
れる。
フロントフオークFfはテレスコピツク型に構
成され、その上端には操向ハンドル7が装備され
る。
成され、その上端には操向ハンドル7が装備され
る。
前記パワーユニツトPは、前記カウリング3内
に収容されてこれと一体に支持され、その出力軸
9はチエン伝動機構Chを介して後輪Wrに連動さ
れている。
に収容されてこれと一体に支持され、その出力軸
9はチエン伝動機構Chを介して後輪Wrに連動さ
れている。
前記リヤフオークRfは、緩衝器10を備えた
懸架機構Suを介して前記カウリング3の上部に
懸架されている。
懸架機構Suを介して前記カウリング3の上部に
懸架されている。
次に前記パワーユニツトPの主体部をなす、V
型多気筒内燃機関Eの構成について説明すると、
これは、V型4気筒のクロスフロー型4サイクル
機関であつて、第1,3図に示すように全体とし
て車体の側面よりみてV字型をなし、前部エンジ
ンブロツクEBfと後部エンジンブロツクEBrとを
有し、前部エンジンブロツクEBfは車体フレーム
Bの前方に向つて延びており、そのシリンダ中心
線L1−L1は水平面に対して若干上方に傾斜して
おり、また前記後部エンジンブロツクEBrは車体
フレームBの上方に向つて延びており、そのシリ
ンダ中心線L2−L2は垂直面に対して若干後方に
傾斜している。そして前、後部エンジンブロツク
EBf,EBr間には、ヘツドパイプ1側に広く開放
したV字状の空間Cが形成される。
型多気筒内燃機関Eの構成について説明すると、
これは、V型4気筒のクロスフロー型4サイクル
機関であつて、第1,3図に示すように全体とし
て車体の側面よりみてV字型をなし、前部エンジ
ンブロツクEBfと後部エンジンブロツクEBrとを
有し、前部エンジンブロツクEBfは車体フレーム
Bの前方に向つて延びており、そのシリンダ中心
線L1−L1は水平面に対して若干上方に傾斜して
おり、また前記後部エンジンブロツクEBrは車体
フレームBの上方に向つて延びており、そのシリ
ンダ中心線L2−L2は垂直面に対して若干後方に
傾斜している。そして前、後部エンジンブロツク
EBf,EBr間には、ヘツドパイプ1側に広く開放
したV字状の空間Cが形成される。
前、後部エンジンブロツクEBf,EBrは、前、
後部シリンダブロツクCBf,CBrと、それらの先
端にそれぞれ重合固着される前、後部シリンダヘ
ツドCHf,CHrとより構成されている。
後部シリンダブロツクCBf,CBrと、それらの先
端にそれぞれ重合固着される前、後部シリンダヘ
ツドCHf,CHrとより構成されている。
前記前、後部シリンダブロツクCBf,CBrは、
何れも車体フレームBの左右方向に並列される2
つのシリンダ12を備えており、それらはすべて
同一構造を有するものであつて、各々のシリンダ
孔13は、横断面が小判型、即ち長円形をなして
おり、そこに摺動自在に嵌合されるピストン14
もまた当然に横断面長円形に形成される。
何れも車体フレームBの左右方向に並列される2
つのシリンダ12を備えており、それらはすべて
同一構造を有するものであつて、各々のシリンダ
孔13は、横断面が小判型、即ち長円形をなして
おり、そこに摺動自在に嵌合されるピストン14
もまた当然に横断面長円形に形成される。
各ピストン14は通常の多気筒内燃機関と同じ
くそれぞれコンロツド15を介して1本のクラン
ク軸16に連結されるが、この場合、前部および
後部シリンダブロツクCBf,CBrの各並列シリン
ダ12内の2つのピストン14は、それぞれクラ
ンク軸16に互いに360゜のクランク位相角を以て
連結されており、それら2つのピストン14はシ
リンダ孔13内を同調往復摺動する。
くそれぞれコンロツド15を介して1本のクラン
ク軸16に連結されるが、この場合、前部および
後部シリンダブロツクCBf,CBrの各並列シリン
ダ12内の2つのピストン14は、それぞれクラ
ンク軸16に互いに360゜のクランク位相角を以て
連結されており、それら2つのピストン14はシ
リンダ孔13内を同調往復摺動する。
前、後部シリンダヘツドCHf,CHrと前記2つ
のピストン14との間には車体左右方向に互いに
並列する横断面長円形状の2つの燃焼室17が形
成されており、またそれらヘツドCHf,CHrに
は、該燃焼室17上壁に相対向して開口する各4
個の吸気ポート22および排気ポート27が並設
され、それらポート22,27の燃焼室17側開
口部はそれぞれ吸気弁口18および排気弁口19
となり、各吸気弁口18には、そこを開閉する吸
気弁20が、また各排気弁口19には、そこを開
閉する排気弁21がそれぞれ設けられる。
のピストン14との間には車体左右方向に互いに
並列する横断面長円形状の2つの燃焼室17が形
成されており、またそれらヘツドCHf,CHrに
は、該燃焼室17上壁に相対向して開口する各4
個の吸気ポート22および排気ポート27が並設
され、それらポート22,27の燃焼室17側開
口部はそれぞれ吸気弁口18および排気弁口19
となり、各吸気弁口18には、そこを開閉する吸
気弁20が、また各排気弁口19には、そこを開
閉する排気弁21がそれぞれ設けられる。
吸気弁20および排気弁21はそれぞれ動弁機
構Vを介して連動されており、それら動弁機構V
の作動によりそれら吸気弁口18および排気弁口
19は所定のタイミングを以て開閉される。
構Vを介して連動されており、それら動弁機構V
の作動によりそれら吸気弁口18および排気弁口
19は所定のタイミングを以て開閉される。
前部シリンダヘツドCHfの上面には、そのヘツ
ドCHfに設けた4つの吸気ポート22にそれぞれ
連通する4本の前部吸気管23が略直線状に上方
に延出し、これら吸気管23は車体左右方向に互
いに並列している。また後部シリンダヘツドCHr
の前面には、そのヘツドCHrに設けた4つの吸気
ポート22にそれぞれ連通する4本の後部吸気管
24が略直線状に前方上向きにそれぞれ延出し、
これら吸気管24も車体左右方向に互いに並列し
ている。前部吸気管23上端の吸気口25および
後部吸気管24前端の吸気口26は吸気の吸入が
容易になるように前方および上方が開放されたと
ころまで延び、そこで互いに近接されている。
尚、本実施例ではエアクリーナのないものが示さ
れているが、前記吸気口25,26には当然にエ
アクリーナを取付けることができ、その場合、そ
れら吸気口25,26に共通なものを取付けるこ
ともできる。また第4図で明らかなように前記吸
気管23,24の縦軸線は車体フレームNの横方
向に互いに齟齬されている。
ドCHfに設けた4つの吸気ポート22にそれぞれ
連通する4本の前部吸気管23が略直線状に上方
に延出し、これら吸気管23は車体左右方向に互
いに並列している。また後部シリンダヘツドCHr
の前面には、そのヘツドCHrに設けた4つの吸気
ポート22にそれぞれ連通する4本の後部吸気管
24が略直線状に前方上向きにそれぞれ延出し、
これら吸気管24も車体左右方向に互いに並列し
ている。前部吸気管23上端の吸気口25および
後部吸気管24前端の吸気口26は吸気の吸入が
容易になるように前方および上方が開放されたと
ころまで延び、そこで互いに近接されている。
尚、本実施例ではエアクリーナのないものが示さ
れているが、前記吸気口25,26には当然にエ
アクリーナを取付けることができ、その場合、そ
れら吸気口25,26に共通なものを取付けるこ
ともできる。また第4図で明らかなように前記吸
気管23,24の縦軸線は車体フレームNの横方
向に互いに齟齬されている。
第1,3図に最も明瞭に示すように、前部エン
ジンブロツクEBfと後部エンジンブロツクEBr間
のV字状空間C内には、前記吸気管23の途中に
設けられてその吸気管23内の吸気通路に燃料を
供給する前部燃料供給装置、即ち下向き通風型の
前部気化器Cafと、後部吸気管24の途中に設け
られてその吸気管24内の吸気通路に燃料を供給
する後部燃料供給装置、即ち横向き通風型の後部
気化器Carとが互いに相対向して配設されてお
り、下向き通風型の前部気化器CafはV字状空間
Cの前半部に収められ、また横向き通風型の後部
気化器CarはV字状空間Cの後半部に収められ
る。前部エンジンブロツクEBfの裏面に接続され
る前部吸気管23の上半部と、この吸気管23に
設けられる前部気化器Cafの上半部は、前記前部
エンジンブロツクEBfの上端、すなわち前部シリ
ンダブロツクCBfの上端よりも更に上方に突出し
て位置している。そして、前記カウリング3の前
部に形成した空気導入口5は上記前部気化器Caf
に対向しており、この空気導入口5から取り入れ
られた冷却風が直接前部気化器Cafに当たるよう
に構成されている。
ジンブロツクEBfと後部エンジンブロツクEBr間
のV字状空間C内には、前記吸気管23の途中に
設けられてその吸気管23内の吸気通路に燃料を
供給する前部燃料供給装置、即ち下向き通風型の
前部気化器Cafと、後部吸気管24の途中に設け
られてその吸気管24内の吸気通路に燃料を供給
する後部燃料供給装置、即ち横向き通風型の後部
気化器Carとが互いに相対向して配設されてお
り、下向き通風型の前部気化器CafはV字状空間
Cの前半部に収められ、また横向き通風型の後部
気化器CarはV字状空間Cの後半部に収められ
る。前部エンジンブロツクEBfの裏面に接続され
る前部吸気管23の上半部と、この吸気管23に
設けられる前部気化器Cafの上半部は、前記前部
エンジンブロツクEBfの上端、すなわち前部シリ
ンダブロツクCBfの上端よりも更に上方に突出し
て位置している。そして、前記カウリング3の前
部に形成した空気導入口5は上記前部気化器Caf
に対向しており、この空気導入口5から取り入れ
られた冷却風が直接前部気化器Cafに当たるよう
に構成されている。
尚、図中34,35はそれぞれ前記前、後部気
化器Caf,Carのそれぞれのフロート室を示す。
化器Caf,Carのそれぞれのフロート室を示す。
前部シリンダブロツクCBfの互いに並列されて
360゜クランク角の爆発間隔を有する2つのシリン
ダ12に連通する排気ポート27は、前部シリン
ダヘツドCHfの下面より下方に延出し且つ車体左
右方向に並列する4本の前部排気管28に連通さ
れ、それらの排気管28は互いに集合されて1本
の前部集合排気管29に連通される。また同じよ
うに後部シリンダブロツクCBrの互いに並列され
て360゜クランク角の爆発間隔を有する2つのシリ
ンダ12に連通する排気ポート27は、後部シリ
ンダヘツドCHrの後面より後方に延出し且つ車体
左右方向に並列する4本の後部排気管30に連通
され、それらの排気管30は互いに集合されて1
本の後部集合排気管31に連通されている。而し
て上記のような排気管の取回し構造によれば、管
の曲がりを極力小なくすることができ、排気抵抗
の低減に寄与し得る。
360゜クランク角の爆発間隔を有する2つのシリン
ダ12に連通する排気ポート27は、前部シリン
ダヘツドCHfの下面より下方に延出し且つ車体左
右方向に並列する4本の前部排気管28に連通さ
れ、それらの排気管28は互いに集合されて1本
の前部集合排気管29に連通される。また同じよ
うに後部シリンダブロツクCBrの互いに並列され
て360゜クランク角の爆発間隔を有する2つのシリ
ンダ12に連通する排気ポート27は、後部シリ
ンダヘツドCHrの後面より後方に延出し且つ車体
左右方向に並列する4本の後部排気管30に連通
され、それらの排気管30は互いに集合されて1
本の後部集合排気管31に連通されている。而し
て上記のような排気管の取回し構造によれば、管
の曲がりを極力小なくすることができ、排気抵抗
の低減に寄与し得る。
前記前部集合排気管29は車体フレームBの底
面に沿い、その車体フレームBを斜めに横切り、
後輪Wrの右側に沿つて後方に延びておりその後
端に排気マフラ32が接続される。
面に沿い、その車体フレームBを斜めに横切り、
後輪Wrの右側に沿つて後方に延びておりその後
端に排気マフラ32が接続される。
また前記後部集合排気管31はパワーユニツト
Pの上方を、そのパワーユニツトPを横切るよう
に前記前部集合排気管29と交叉し、前記シート
ステー4内を通つてその端部がそのシートステー
4の左側より外部に突出し、そこに排気マフラ3
3が接続される。
Pの上方を、そのパワーユニツトPを横切るよう
に前記前部集合排気管29と交叉し、前記シート
ステー4内を通つてその端部がそのシートステー
4の左側より外部に突出し、そこに排気マフラ3
3が接続される。
次に前記実施例の作用について説明すると、い
ま内燃機関Eを駆動すると、パワーユニツトPが
作動され、その出力は出力軸9よりチエン伝動機
構Chを介して後輪Wrに伝達される。ところで内
燃機関Eの駆動により、前部シリンダブロツク
CBfおよび後部シリンダブロツクCBrの互いに並
列される、2つのシリンダ12はそれぞれ360゜の
クランク位相角の爆発間隔を以て作動される。さ
て、車両の走行によりカウリング3の空気導入口
5から取り入れられた冷却風は該カウリング3の
内面に沿つて後方に流れて内燃機関Eを冷却する
が、その際冷却風は前記エンジンブロツクEBfの
上端から上方に突出し且つ前記空気導入口5に対
向するように配置された前部気化器Cafと前部吸
気管23に直接当たり、これらを効率的に冷却す
る。また、車体横方向に並設された前部エンジン
ブロツクEBfの4組の前部吸気管23と前部気化
器Cafには均等に冷却風が当たり、その冷却の程
度が一様となる。
ま内燃機関Eを駆動すると、パワーユニツトPが
作動され、その出力は出力軸9よりチエン伝動機
構Chを介して後輪Wrに伝達される。ところで内
燃機関Eの駆動により、前部シリンダブロツク
CBfおよび後部シリンダブロツクCBrの互いに並
列される、2つのシリンダ12はそれぞれ360゜の
クランク位相角の爆発間隔を以て作動される。さ
て、車両の走行によりカウリング3の空気導入口
5から取り入れられた冷却風は該カウリング3の
内面に沿つて後方に流れて内燃機関Eを冷却する
が、その際冷却風は前記エンジンブロツクEBfの
上端から上方に突出し且つ前記空気導入口5に対
向するように配置された前部気化器Cafと前部吸
気管23に直接当たり、これらを効率的に冷却す
る。また、車体横方向に並設された前部エンジン
ブロツクEBfの4組の前部吸気管23と前部気化
器Cafには均等に冷却風が当たり、その冷却の程
度が一様となる。
尚、前記実施例では、前、後部シリンダブロツ
クCBf,CBrに並列に2シリンダを有するV型4
気筒4サイクル内燃機関について説明したが、各
シリンダブロツクCBf,CBrには、それぞれ2個
以上偶数個のシリンダを並設してもよく、この場
合それらのシリンダは等間隔の爆発間隔を有し、
そのうち互いに360゜クランク角の爆発間隔のシリ
ンダに連なる排気管同志を集合排気管に集合させ
るようにする。
クCBf,CBrに並列に2シリンダを有するV型4
気筒4サイクル内燃機関について説明したが、各
シリンダブロツクCBf,CBrには、それぞれ2個
以上偶数個のシリンダを並設してもよく、この場
合それらのシリンダは等間隔の爆発間隔を有し、
そのうち互いに360゜クランク角の爆発間隔のシリ
ンダに連なる排気管同志を集合排気管に集合させ
るようにする。
而して上記実施例において、カウリング3、前
部エンジンブロツクEBf、前部吸気管23および
前部気化器Cafは、それぞれ本発明のカバー部
材、エンジンブロツク、吸気管および気化器を構
成する。
部エンジンブロツクEBf、前部吸気管23および
前部気化器Cafは、それぞれ本発明のカバー部
材、エンジンブロツク、吸気管および気化器を構
成する。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、前上りに傾斜し
たエンジンブロツクの後面に接続される吸気管を
前記エンジンブロツクよりその上方に略直線状に
延出させるとともに、その吸気管に設けた気化器
を前記エンジンブロツクの上端よりも上方に位置
させたので、冷却風はエンジンブロツクに遮られ
ることなく気化器と吸気管に直接当たり、それら
を効率的に冷却する。その際、前記気化器に対向
するようにカバー部材の前部に空気導入口が設け
られているため、その空気導入口から取り入れら
れた冷却風はカバー部材に案内されて一層効果的
に気化器と吸気管を冷却することができる。しか
も、車体左右方向に並列する複数の気化器および
吸気管には、車体前後方向を流れる前記冷却風が
略同じ条件で当てられるから、それら気化器や吸
気管が略一様に冷却され、それらを通して各燃焼
室に導入される混合気の状態を略均等にしてそれ
らをバランスよく爆発燃焼させることができる。
たエンジンブロツクの後面に接続される吸気管を
前記エンジンブロツクよりその上方に略直線状に
延出させるとともに、その吸気管に設けた気化器
を前記エンジンブロツクの上端よりも上方に位置
させたので、冷却風はエンジンブロツクに遮られ
ることなく気化器と吸気管に直接当たり、それら
を効率的に冷却する。その際、前記気化器に対向
するようにカバー部材の前部に空気導入口が設け
られているため、その空気導入口から取り入れら
れた冷却風はカバー部材に案内されて一層効果的
に気化器と吸気管を冷却することができる。しか
も、車体左右方向に並列する複数の気化器および
吸気管には、車体前後方向を流れる前記冷却風が
略同じ条件で当てられるから、それら気化器や吸
気管が略一様に冷却され、それらを通して各燃焼
室に導入される混合気の状態を略均等にしてそれ
らをバランスよく爆発燃焼させることができる。
第1図は本発明自動二輪車の側面図、第2図は
その平面図、第3図は自動二輪車に搭載される内
燃機関の要部縦断側面図、第4図はその要部縦断
平面図である。 3……カウリング(カバー部材)、5……空気
導入口、12……シリンダ、17……燃焼室、2
3……前部吸気管(吸気管)、B……車体フレー
ム、Caf……前部気化器(気化器)、E……内燃
機関、EBf……前部エンジンブロツク(エンジン
ブロツク)。
その平面図、第3図は自動二輪車に搭載される内
燃機関の要部縦断側面図、第4図はその要部縦断
平面図である。 3……カウリング(カバー部材)、5……空気
導入口、12……シリンダ、17……燃焼室、2
3……前部吸気管(吸気管)、B……車体フレー
ム、Caf……前部気化器(気化器)、E……内燃
機関、EBf……前部エンジンブロツク(エンジン
ブロツク)。
Claims (1)
- 1 車体フレームBに、前上りに傾斜したエンジ
ンブロツクEBfを備える多気筒内燃機関Eを支持
し、前記エンジンブロツクEBfに車体左右方向に
並列する複数のシリンダ12を設けるとともに、
これらシリンダ12に連なる複数の燃焼室17に
混合気を供給する気化器Cafを備えた複数の吸気
管23を前記エンジンブロツクEBfの後面に接続
してなる自動二輪車において、前記吸気管23を
エンジンブロツクEBfよりその上方に略直線状に
延出させて前記気化器Cafの少なくとも一部を該
エンジンブロツクEBfの上端よりも上方に位置さ
せるとともに、前記内燃機関Eの外側をカバー部
材3で覆い、そのカバー部材3の前部に前記気化
器Cafに対向する空気導入口5を形成したことを
特徴とする、自動二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61265326A JPS62149585A (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61265326A JPS62149585A (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 自動二輪車 |
Related Child Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34428589A Division JPH02216383A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 自動二輪車 |
JP1344284A Division JPH02216379A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 自動二輪車 |
JP1344286A Division JPH02216384A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62149585A JPS62149585A (ja) | 1987-07-03 |
JPH0323393B2 true JPH0323393B2 (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=17415635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61265326A Granted JPS62149585A (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62149585A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5451143A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | Yamaha Motor Co Ltd | Frame for autocycle |
-
1986
- 1986-11-07 JP JP61265326A patent/JPS62149585A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5451143A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-21 | Yamaha Motor Co Ltd | Frame for autocycle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62149585A (ja) | 1987-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1140055A (en) | Motorcycle | |
JPS6249464B2 (ja) | ||
JPH01117920A (ja) | V型エンジンの吸気装置 | |
EP3428433A1 (en) | Internal combustion engine intake structure | |
US4745887A (en) | Engine provided with cooling device in motorcycle | |
JPS6330198B2 (ja) | ||
JPH0323393B2 (ja) | ||
JPS6228038B2 (ja) | ||
JPH0375394B2 (ja) | ||
JPH0375393B2 (ja) | ||
JPH02274691A (ja) | 駆動軸オフセット型船外機 | |
JPH02216379A (ja) | 自動二輪車 | |
JPH0550580B2 (ja) | ||
JP3010053B2 (ja) | V形2サイクルエンジン | |
JPH0377380B2 (ja) | ||
JP2886944B2 (ja) | V形2サイクルエンジンの吸気装置 | |
JPH0214968B2 (ja) | ||
JPH0441241Y2 (ja) | ||
JPH0243887B2 (ja) | ||
JP2837425B2 (ja) | 船外機のエンジン | |
JP2730997B2 (ja) | V型2サイクルエンジンを搭載した自動二輪車 | |
JP3117770B2 (ja) | リード弁付2サイクルエンジンの吸気通路構造 | |
JP2687406B2 (ja) | 4サイクルエンジン | |
JP2646484B2 (ja) | 自動2輪車のスクエア4エンジン | |
JPH0639079Y2 (ja) | 4弁多気筒型シリンダーヘッド |