JPS6330075Y2 - - Google Patents

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JPS6330075Y2
JPS6330075Y2 JP1983050884U JP5088483U JPS6330075Y2 JP S6330075 Y2 JPS6330075 Y2 JP S6330075Y2 JP 1983050884 U JP1983050884 U JP 1983050884U JP 5088483 U JP5088483 U JP 5088483U JP S6330075 Y2 JPS6330075 Y2 JP S6330075Y2
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JP
Japan
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metal plate
thin metal
thin
plate
cutting
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JP1983050884U
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JPS60101586U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱媒体が流通する管をその内側に嵌
合するための、長さ方向に延びる凹陥部を有する
熱交換部材用金属薄板に関するものである。
一般に建築資材である金属薄板は工場において
定尺寸法にて量産され、その一部は建築現場にお
いて必要な長さに切断して使用される。資材薄板
中、第1図に示されるような凹陥部1と平板部2
からなる金属薄板も多く使用されているが、その
切断は現場の寸法に合わせて金鋸、ポータブルメ
タルソー、金切りばさみ等によつて行なわれてい
る。このような金属薄板を切断する場合、形状を
崩さずに、また切断バリを生じないように切断す
ることは、極めて困難である。そこで一般には、
切断工数の数倍の工数をかけて切断時の変形を矯
正したり、バリの除去を行なつているのが現状で
ある。特に熱交換部材に供する金属薄板の場合に
は、例えば太陽熱利用の温水器からの温水を床下
に循環せしめるようにするため、床下の根太の間
に配設することがしばしばあるが、その場合には
薄板に設けた凹陥部内側に熱媒体を流通する管を
嵌合して凹陥部内面に密着させるため、金属薄板
における切断された端部の変形や切断バリの発生
は特に障害となつている。したがつて、突出部を
有する金属薄板を現場で切断することは施工業者
に嫌われ、また予想外のコストツプの要因となつ
ている。
本考案の目的は、熱媒体流通管を嵌合するため
の凹陥部を有する金属薄板において、その切断に
当たり変形を起こさず、また切断バリを発生させ
ず、かつ切断が容易に行ない得るように加工した
熱交換部材用金属薄板を提供することにある。
以下、本考案について図面に基づいて詳しく説
明する。
第2図、第3図、第4図は本考案の熱交換部材
用金属薄板を平面図、側面図、断面図によつて示
したものである。本考案に係る金属薄板は、例え
ば断面円弧状の凹陥部1と平板部2とからなつて
おり、該凹陥部1の頂上側に任意数のスリツト3
を、凹陥部1の頂点からの深さが凹陥部1のほぼ
1/2の深さになるように適当な間隔を置いて設け
たものである。このような薄板を熱交換部材に使
用する際には、第5図に示されるように熱媒体を
流通させる配管Pを上記凹陥部1の内側に嵌合し
凹陥部1内面と密着状態において嵌合させる。配
管Pの熱媒体による熱交換は、熱媒体が得た熱を
配管Pを経て凹陥部1から平板部2に伝導させ、
平板部2を放熱フインとして外部へ放熱させるこ
とによつて行なわれる。
本考案の金属薄板を切断するに当つては、第6
図に示すように、作業台等の支持台4上に、金属
薄板のスリツト3が支持台4の端部上にあるよう
にして金属薄板を置いて、それが動かないように
押さえ、薄板の支持台4端部から突き出た部分5
をたたくか、又は押し下げると、第7図に示すよ
うに、凹陥部1はスリツト3で開いて突き出し部
分5は折れ曲がり、第8図に示すとおりの形とな
る。すなわち、金属薄板の凹陥部1は完全に切断
され、その平板部2はスリツト3の延長線に沿つ
て稜線6をつくつて折れ曲がる。平板部2は、稜
線部分を金ばさみで切断することによつて分断す
るが、この切断は極めて容易である。
このようにして切断された凹陥部1の切断端部
には、管の挿入、嵌合に実用上障害となるような
変形や切断バリはまつたく生じない。
スリツト3は、金属薄板に凹陥部1を成形する
加工の前のブランクに予め、その1例として第9
図に示した線状、又は第10図に示すような少し
幅のある棒状のものをプレスにより“せん断”加
工して設ける。
スリツト3の位置とその数は、適宜に定められ
るが、1例として第9図に示したように、金属薄
板の長さ方向の1端より1/3、他端より1/6の位置
に設ければ、現場において各スリツトのある位置
での切断のとり方で定尺の1/6、1/3、1/2の3部
材、1/3、2/3の2部材、1/6、5/6の2部材等を得
るのが容易となる。
スリツトの長さは、突出部の頂点を中心として
その両端が前記頂点からの深さで突出部深さの約
1/2の深さの水準面上に位置するように円弧長さ
を採れば、金属薄板を折り曲げて突出部を開口さ
せるのが容易であり、かつ切断端部の形態は良好
となる。またその程度の切り込み深さであれば、
薄板の強度を著しく低下させないので、不用意
に、切断が不必要なスリツト位置で薄板を折つて
しまう事故はほとんど起きない。
以上、説明してきたように、本考案の金属薄板
を使用すれば、その切断が容易であり、かつ切断
端部の形態が良好であつて、後の矯正を必要とし
ないため、切断能率が向上する。また、その突出
部の切断端部の良好な形態は、管の挿入を容易に
するとともに、管との密着を十分にする。よつ
て、本考案の金属薄板は熱交換部材として好適な
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常の凹陥部を設けた金属薄板の斜視
図、第2図は本考案の金属薄板の平面図、第3図
は同側面図、第4図は第2図の−′線におけ
る断面図、第5図は金属薄板の突出部に配管を嵌
合したときの状態を示す断面図、第6図ないし第
8図は本考案の金属薄板をそのスリツト位置で切
断する際の態様を示す説明図、第9図は本考案金
属薄板におけるスリツトの一例とスリツト位置の
寸法関係を示す同平面図、第10図はスリツトの
形状を示す平面図である。 1……凹陥部、2……平板部、3……スリツ
ト、4……支持台、5……突出し部分、6……稜
線、P……配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱媒体流通管をその内側に嵌合するための、長
    さ方向に延びる凹陥部を有する熱交換部材用金属
    薄板において、前記凹陥部に前記薄板の長さ方向
    と直交するスリツトを、凹陥部の頂点からの深さ
    が凹陥部のほぼ1/2の深さになるように、適宜間
    隔をおいて複数個設けてなることを特徴とする熱
    交換部材用金属薄板。
JP5088483U 1983-04-07 1983-04-07 熱交換部材用金属薄板 Granted JPS60101586U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5088483U JPS60101586U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 熱交換部材用金属薄板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5088483U JPS60101586U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 熱交換部材用金属薄板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60101586U JPS60101586U (ja) 1985-07-11
JPS6330075Y2 true JPS6330075Y2 (ja) 1988-08-11

Family

ID=30181331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5088483U Granted JPS60101586U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 熱交換部材用金属薄板

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JP (1) JPS60101586U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60101586U (ja) 1985-07-11

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