JPS6329900A - デイスプレイ画面における機器状態表示方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プラント等に設置された各種機器の状態、す
なわち運転、停止、故障等の状態をディスプレイ画面上
のシンボルによって表示する機器状態表示方式に関する
。

（従来の技術） 従来、第７図に示すようにポンプ２１および弁２２を介
して池２３に貯水するようなプロセスにおいて、ポンプ
２１や弁２２の如き機器の状態（ポンプ２１の運転、停
止、故障、弁２２の開・閉、故障等の状態）をＣＲＴ等
のディスプレイ画面上で監視するには、各機器を簡単な
図形からなるシンボルに対応させ、これらのシンボルを
ディスプレイ画面上に表示して行なっていた。この場合
、各シンボルはその全体を所定の表示色にて表示するも
のとし、例えば機器が故障の場合には所定の故障時表示
色を用いることで操作員に機器の故障を知らせるもので
あった。

（発明が解決しようとする問題点） しかるに、この方法によると、同じ故障状態でも例えば
弁が開状態で故障なのが閉状態で故障なのかが不明であ
るため、監視性に乏しく、機器の故障の態様等、−層詳
細な状態をディスプレイ画面上で確認することは不可能
であった。従って機器状態を更に詳しく知るためには、
操作具が現場に出向いて他の手段により確認する以外に
なく、煩雑かつ非能率的であると共に、故障の種類にょ
リその対応に緊急を要する場合にはプラント運転の安全
性を損なう場合もあった。

本発明は上記の問題点を解決するべく提案されたもので
、その目的とするところは、１つの機器に対応するディ
スプレイ画面上のシンボルを複数のユニットに分割し、
これらのユニットの表示色を変化させて組み合わせるこ
とにより、機器状態に関する複数の情報を１つのシンボ
ルにて表示できるようにし、もって操作員の煩雑な手間
を解消すると共にプラントの安全運転を可能にしたディ
スプレイ画面における機器状態表示方式を提供すること
にある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は、機器の状態をこの
機器に対応するシンボルによってディスプレイ画面上に
表示するようにした機器状態表示方式において、前記シ
ンボルを複数のユニットに分割し、これらのユニットの
表示色を機器の状態に応じて異ならせることを特徴とす
る。

（作用） 本発明では、シンボルを複数に分割したユニット毎に機
器の状態および表示色を予め定義して表示色決定条件フ
ァイルに格納しておき、一方、逐次入力される機器状態
データを機器状態データ格納ファイルに格納しておく。

そして、操作員による表示要求に基づき、所定のプロセ
スの固定情報が表示されたディスプレイ画面に対して、
ユニット表示色判定表示ロジックにより必要なユニット
とその表示色が選択・決定され、これらのユニットが組
み合わされて各機器のシンボルが個々の機器状態に応じ
てディスプレイ画面上に着色表示される。

（実施例） 以下、図に沿って本発明の一実施例を説明する。

まず、第１図は本発明に用いられる機器状態表示システ
ムを示すもので、このシステムはプロセス制御用電子計
算機システムの一部として構成される。

図において、１は状態を表示するべき各種の機器を有す
る外部のプロセス、２はプロセス入出力装置、３は機器
状態データ入力ロジック、４は機器状態データ格納ファ
イル、５は各機器に対応するシンボルのユニット表示色
判定表示ロジック、６はディスプレイコントローラ、７
はＣＲＴ等のディスプレイ、８はキーボード、９は前記
ユニットの表示色決定条件ファイル、１０は固定情報フ
ァイル１１からプロセスにおける固定された情報を取り
出すための固定情報表示ロジックをそれぞれ示している
。

この動作を説明すると、まず、プロセス１の機器状態（
運転、故障等）はプロセス入出力装置２を介して機器状
態データ入力ロジック３に逐次読み込まれ、機器状態デ
ータ格納ファイル４に格納されている。

いま、操作員がキーボード８を操作してディスプレイ画
面上への機器状態の表示要求を行なうと。

希望する画面の固定情報が固定情報ファイル１１から固
定情報表示ロジック１０によって取り出され、ディスプ
レイコントローラ６を介してディスプレイ７上に表示さ
れる。この固定情報とは各機器のシンボルを除いたプロ
セスの構成を模擬的に示すもので、前述した第７図のよ
うにポンプおよび弁を介して池に貯水するプロセスの表
示要求があった場合には、第２図に示す如くポンプおよ
び弁を除いた池１２や配管１３等のシンボルがディスプ
レイ７上に表示される。

また、状態表示するべき機器゛としてのポンプと弁とは
、それぞれ第３図および第４図（イ）、（ロ）に示すよ
うなシンボル１４．１５にて表示されるが。

この実施例では、第４図（イ）、（ロ）に破線にて示す
如く各シンボル１４．１５を左右に部分して第５図（イ
）、（ロ）のようにユニット１４ａ、　１４ｂ、　１５
ａ、　１５ｂとし、これらのユニット１４ａ〜１５ｂの
表示色をそれぞれ変えることで１つの機器について多様
な情報を表示するものである。

すなわち１表示色決定条件ファイル９には、各シンボル
１４．１５を構成するユニット１４ａ〜１５ｂがそれぞ
れ別個のものとして格納されており、かつ機器の状態に
応じた各ユニット１４ａ〜１５ｂの表示色が以下の表１
の如く定義されている。

表　　１ なお、機器が故障していない場合には、右側のユニット
（１４ｂまたは１５ｂ）は左側のユニット（１４ａまた
は１５ａ）と同一の表示色と定義されている。

しかして、操作員が例えば弁についてのシンボル１５の
表示をキーボード８から要求すると、ユニット表示色判
定表示ロジック５においては、機器状態データ格納ファ
イル４から弁に関する開・閉。

故障等の状態データを取り出し、表１の条件情報に従っ
て各ユニット１５ａ、　１５ｂ毎の表示色を決定し。

ディスプレイコントローラ６を介してディスプレイ７の
画面上に着色されたシンボル１５を表示する。

仮りに、いま弁が全開で故障状態であれば、この実施例
では第６図に示すようにユニット１５ａが赤色、ユニッ
ト１５ｂが紫色に表示されることとなり。

弁の故障のみならずその態様まで一見して知得すること
ができる。

かかる動作は他のポンプ１４等、プロセスのすべての機
器について行なわれ、第３図に示したような一つの画面
が完成するものである。

なお、シンボル１４．１５の分割方法はこの実施例に何
ら限定されず、シンボル１４．１５を上下に部分したり
、また３以上のユニットに分割してもよい。

更に、状態表示用のディスプレイとしては液晶ディスプ
レイを用いることも可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、機器状態に関する複数の
情報を、１つのシンボルを構成する複数のユニットの表
示色の相違によって表示するようにしたから、機器の正
常運転や故障等の単純な状態情報ばかりでなく、故障の
態様の如き一層詳細な状態情報もディスプレイ画面上に
表示することができ、操作員が現場に出向かなくても機
器状態を確実に把握可能として監視性を大幅に高めるこ
とができる。

このため、操作具の労力の軽減や時間の節約が可能であ
ると共に、機器の故障時には豊富な状態表示によって直
ちに善後策を講じることができるため、緊急事態におい
てもプラントの安全運転の維持に寄与できるものである
。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は機器状態
表示システムの構成を示すブロック図、第２図および第
３図はディスプレイ画面の表示例の説明図、第４図（イ
）、（ロ）はシンボルの説明図、第５図（イ）、（ロ）
は各シンボルを構成するユニットの説明図、第６図はシ
ンボルの表示例の説明図、第７図は従来例を説明するた
めのプロセスの構成図である。 ４・・・機器状態データ格納ファイル ５・・・ユニット表示色判定表示ロジック７・・・ディ
スプレイ ９・・・表示色決定条件ファイル １４．１５・・・シンボル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 機器の状態をこの機器に対応するシンボルによってディ
   スプレイ画面上に表示するようにした機器状態表示方式
   において、 前記シンボルを複数のユニットに分割し、これらのユニ
   ットの表示色を機器の状態に応じて異ならせることを特
   徴としたディスプレイ画面における機器状態表示方式。