JPS63295709A - 溶融紡糸口金 - Google Patents

溶融紡糸口金

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JPS63295709A
JPS63295709A JP12808687A JP12808687A JPS63295709A JP S63295709 A JPS63295709 A JP S63295709A JP 12808687 A JP12808687 A JP 12808687A JP 12808687 A JP12808687 A JP 12808687A JP S63295709 A JPS63295709 A JP S63295709A
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JP
Japan
Prior art keywords
spinneret
cross
slit
slits
sectional
Prior art date
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Pending
Application number
JP12808687A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Umeda
重之 梅田
Junichi Yokoyama
淳一 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空隙率が高くかつ断面割れの起こらないマル
チフィラメント糸を得るための高寿命溶融紡糸口金に関
するものである。
(従来の技術) 従来、空隙率の高いマルチフィラメント糸を製造するた
めの紡糸口金としては、第3図(al (blに示す如
く中心で連結し放射状に伸びる数個のスリットを全て同
一スリット幅で形成される断面形状の吐出孔を有する紡
糸口金が知られている。また、更にこれよりも空隙率の
高いマルチフィラメント糸を製造するための紡糸口金と
して、第5図(a) (blに示す様な前記スリットの
先端がそのスリット幅より大径の円形に形成された吐出
孔を有する紡糸口金が特願昭60−200325号に例
示されている。
ここで、この種フィラメント糸における空隙率は、一般
に第7図に示す如き繊維断面であるとすると、その繊維
中心から放射状に延びた部分の長さを!、同中心部の肉
厚半径をrとしたとき、(1−r/l> X100(%
)にて表わす。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、第3図(a) (b)に示された吐出孔形状
をもつ紡糸口金においては、その吐出されようとする溶
融物がその吐出圧力や溶融物の表面張力により孔の中央
部に集中し易く、第4図(a) (b)に示す様な空隙
率の低いマルチフィラメント糸しか得られない。
一方、特願昭60−200325号に例示されている孔
形の紡糸口金では、第6図(a) (blに示す様にか
なり大きな空隙率は得られるものの、溶融物が面積的に
広い先端部へ集中し易く、中央部への溶融物の集中が少
なくなる。従って、得られる断面は中央部の(びれが大
きくなり断面割れが起こり易い、特に布帛となした後、
風合向上のために減量加工がなされることが多いが、こ
の加工により断面割れが益々多くなる。
この断面割れが、染色した際に経筋、染斑等を発生させ
る原因となっている。
また、第3図及び第4図に示した様な孔形の紡糸口金を
使う場合、その中央部は単にスリットを集合して連結し
たに過ぎない形状となっているため、それぞれに角部を
有し高い吐出量の場合には、中央部の吐出圧力が高くな
り、紡糸口金の寿命を短くしているといった問題もあっ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであ
り、その要旨とするところは、[複数のスリットが放射
状に配列され、且つ中央部で互いに連結した断面形状の
吐出孔を有する紡糸口金において吐出孔のスリットの数
が3〜8で各スリットの幅をW(as)、長さをL (
ms)、スリット先端の円形部の直径をR(ma+)、
中央孔内接円の直径をDφ(+wa+)、1個当りの吐
出量をQ(g/分)としたとき、下式■〜■を満足して
いることを特徴とする溶融紡糸口金。
1.1  ≦R/W<3.0  −−−−−−−−−−
− ■4.0≦L/W≦8 、0 −−−−−−−−−
−− ■5.0≦Q/W≦40.0  ・−・−・−・
−・・ ■1.15≦D/W     ・−−−−−一
−−−−−・ ■0.8  ≦R/D≦1.25  ・
−・−・−・−・−・ ■2.0  ≦L / D  
    −・−−−−・−■   」にある。
(作用) 本発明を図面に基づいて更に詳細に説明する。
第1図(a) (b)は本発明に係る紡糸口金の別種吐
出孔形状を例示する平面図である。
図示例の場合、紡糸口金の吐出孔形状は、複数のスリッ
ト1 (図示例では3本と4本)が中央から放射状に伸
びて、その先端をスリット幅Wより大なる径Rを有する
円形孔2に形成すると共に、各スリットlが連結される
中央部を同じくスリット幅Wより大なる径りを有する円
形孔3に形成している。
本発明に係る紡糸口金より押し出される溶融物は、その
圧力の少ない、所謂孔面積の広い先端孔部と中央部へ集
中する。そのため、得られる繊維は多角断面でなく、多
足、多葉形状となり易くなる。しかしながら、この傾向
が著しい場合に孔のスリット部での溶融物の分配が不均
一になり、かえって断面割れを多発させることになる0
本発明者等は種々孔形状を検討した結果、スリットの幅
(―)、スリット部の長さくL)、スリット先端孔径(
R)、中央内接円径(D)、更には吐出!(Q)を適正
な条件とする事により、空隙率が大きく且つ断面割れの
ない繊維を得るに到った。
まず、先端口径(R)とスリット幅(W)については、
その比R/Wが1.1より小さいと空隙率が充分でなく
、3.0以上では断面割れとなる。
スリット部長さくL)とスリット幅(−)とについてみ
ると、その比L/Wが4.0より小さいと空隙率が小さ
く、8.0より大きいと断面割れとなる。
同様に、中央の円形孔径(D)との関係を見るとスリッ
ト幅(わとの比D/Wが1.15より小さいと断面割れ
となり、先端口径(R)と同円形孔径(D)との比R/
Dが0.8より小さいと溶融物の中央部への集中が増え
て空隙率が小さくなり、1.25より大きいと逆に先端
部への集中が増えて断面割れとなる。この値は好ましく
は1.0が良い。足部長さくL)と前記円形孔径りとの
関係においては、その比L/Dが2.0より小さいと空
隙率は殆んど得られなくなる。更に吐出孔当りの吐出量
(Q)については、スリット幅(讐)との関係でQ/W
が5.0より小さいと先端部か中央部のいづれかに溶融
物が集中してしまい、40.0より大きいと吐出圧力が
大きくなり口金の寿命が短くなる。
これらの条件を全て満足させる事により、断面安定性に
優れ、後工程においても断面割れの少ない繊維が得られ
、断面空隙率の大きな糸条を得る事ができるものである
なお、前記中央円形孔を満足する他の形態としては、第
8図fa) (a) (C)に示す如く円孔そのものと
してもよく、スリット同志を単に連結して生じる角を削
ったり、同角を丸めたりして、その内接円が各々本発明
の上記各条件を満足してさえいれば何ら問題は生じない
。また、本発明においては、第1図(a)で示すスリッ
ト部長さくL)の大きさは同一吐出孔内で全てのスリッ
トについて同一である必要はなく、±30%の範囲内で
あればよい。更には隣接するスリット間のなす角度θも
同一吐出口内で全て同一である必要はなく、 0.7X (360/ n)  <θ<1.3 X (
360/n)〔但し、nは1吐出孔におけるスリットの
数〕の範囲であればよい。
(実施例) 以下、本発明の実施例を比較例と共に説明する。
実施例:1〜4 第1図(a)の如き断面形状の吐出孔を36個穿設した
紡糸口金を用いて相対粘度(メタクレゾール:25℃)
 1.63のポリエチレンテレフタレートを紡糸温度2
85℃及び第1表に示す実施例1〜4の条件で紡糸した
。得られたマルチフィラメント糸の空隙率も同表に示し
た。なお、このうち実施例4はQ/Wの値を4.6とし
て本発明の条件外で紡出したものであり、従って厳密に
は本発明の実施例ではなく比較例となるものである。
得た紡出糸条を、更に石川16S型延撚機を用いMDR
の72%の倍率で延伸熱セットし75d/36fの延伸
糸を得た。接糸で羽二重を製織し、25%のX量加工を
施してその時の繊維断面割れ率も同表に示した。また、
風合についても同加工反にて評価した。
比較例:1〜2 第5図(a)の如き断面形状の吐出孔を36個穿設した
紡糸口金を用いて第1表に示す比較例1.2の条件で紡
糸し実施例と同様の評価をした。
比較例3 第3図(alの如き断面形状の吐出孔を36個穿設した
紡糸口金を用いて第1表に示す比較例3の条件で紡糸し
実施例と同様の評価をした。
第1表 *繊維空隙率 ; (1−r/jり X100(%)*
繊維断面側車;(断面割数n /36HX 6)X10
0(%) *総合判定は工程安定性、商品布帛を比較しての総合判
断 同表から理解される如く、本発明の実施例1〜3はいず
れも繊維空隙率が60%を超え、かつ比較例1.2に対
し繊維断面側車も非常に小さな値となり、実用上は何ら
支障を来たさない織糸が得られた。なお、実施例4は紡
糸口金の形状は実施例1〜3と全く同じであるにも拘ら
ず孔当り吐出量を少なくした結果、O/Wが5以下とな
っていとため繊維空隙率が小さくなって総合的には(×
)と判定されている例として示した。
(発明の効果) 以上、詳細に説明した如く本発明によれば、高い空隙率
でかつ断面割れのない優れた風合の繊維が紡出できるも
のであり、同時に口金の吐出孔に無理な力が働(ことが
ないため、口金寿命をも大巾に延長させ得るものである
【図面の簡単な説明】
第1図(a) (b)は本発明に係る紡糸口金の吐出孔
例を示す平面図、第2図(a) (b)は同紡糸口金に
より得た繊維形態を示す断面図、第3図(al (b)
及び第4図(a) (b)は従来の紡糸口金の吐出孔例
を示す平面図、第5図(a) (bl及び第6図(a)
 fblはそれぞれ第3図(a) (b)及び第4図(
a) (b)の吐出孔を有する紡糸口金により得た繊維
形態を示す断面図、第7図は繊維断面空隙率算出根拠と
なるモデル繊維の断面図、第8図(81(b) (C)
は本発明を満足するための中央孔内接円の加工例を示艷
た紡糸口金の吐出孔中心部の平面図である。 図の主要部分の説明 l・−・スリット部 2・・−先端円形孔 3−中央部内接円孔 <a> 第2図 (α)                (b)第3図
     第4図 第5図 <(1)      (b) 第6図 (α) 第7図 第8因 (b)       (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数のスリットが放射状に配列され、且つ中央部で互い
    に連結した断面形状の吐出孔を有する紡糸口金において
    、吐出孔のスリットの数が3〜8で各スリットの幅をW
    (mm)、長さをL(mm)スリット先端の円形部の直
    径をR(mm)、中央部孔内接円の直径をD(mm)、
    1個当りの吐出量をQ(g/分)としたとき、下式(1
    )〜(6)を満足していることを特徴とする溶融紡糸口
    金。 1.1≦R/W<3.0・・・・・・・・・・・・・・
    (1)4.0≦L/W≦8.0・・・・・・・・・・・
    ・・・(2)5.0≦Q/W≦40.0・・・・・・・
    ・・・・・・・(3)1.15≦D/W・・・・・・・
    ・・・・・・・(4)0.8≦R/D≦1.25・・・
    ・・・・・・・・・・・(5)2.0≦L/D・・・・
    ・・・・・・・・・・(6)
JP12808687A 1987-05-27 1987-05-27 溶融紡糸口金 Pending JPS63295709A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03174013A (ja) * 1989-12-01 1991-07-29 Teijin Ltd 多葉断面弾性フィラメント
US5135883A (en) * 1990-06-29 1992-08-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Process for producing a stacked capacitor of a dram cell
WO1996027036A1 (fr) * 1995-02-28 1996-09-06 Teijin Limited Fil continu en polyester, son procede de production, articles tisses et tricotes a partir dudit fil continu, et procede de production desdits articles
KR100419335B1 (ko) * 2001-12-05 2004-02-19 도레이새한 주식회사 이형단면사 제조용 방사구금 및 이를 이용하는이형단면사의 제조방법
CN1302161C (zh) * 2003-11-26 2007-02-28 保定天鹅股份有限公司 一种三叶粘胶长丝、制备方法及其喷丝头组件
JP2012112065A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Mitsubishi Electric Corp 真空断熱芯材製造装置およびそれを用いる真空断熱芯材の製造方法
CN105332070A (zh) * 2014-06-24 2016-02-17 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种纺织品
CN105463596A (zh) * 2014-06-24 2016-04-06 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种热塑性树脂假捻加工丝

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