JPS63293115A - レ−ルの熱処理方法 - Google Patents
レ−ルの熱処理方法Info
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- JPS63293115A JPS63293115A JP12687887A JP12687887A JPS63293115A JP S63293115 A JPS63293115 A JP S63293115A JP 12687887 A JP12687887 A JP 12687887A JP 12687887 A JP12687887 A JP 12687887A JP S63293115 A JPS63293115 A JP S63293115A
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、レールの熱処理方法、特に、不均一冷却に
よる硬度のばらつきをなくし且つ熱処理設備を小形化で
きるレールの熱処理方法に関するものである。
−〔従来の技術〕 鉄道車両の重量増に伴う高軸荷重化や高速輸送に伴って
、レールの摩耗が憫笑な問題となっており、耐摩耗性を
備えた高強度レールの供給が要望されてきている。良く
知られているように、レールの摩耗部分は、レールの頭
部上面および内側面である。従って、少なくともレール
頭部の表層部分の組織を微細パーライト組織とする必要
がある。
よる硬度のばらつきをなくし且つ熱処理設備を小形化で
きるレールの熱処理方法に関するものである。
−〔従来の技術〕 鉄道車両の重量増に伴う高軸荷重化や高速輸送に伴って
、レールの摩耗が憫笑な問題となっており、耐摩耗性を
備えた高強度レールの供給が要望されてきている。良く
知られているように、レールの摩耗部分は、レールの頭
部上面および内側面である。従って、少なくともレール
頭部の表層部分の組織を微細パーライト組織とする必要
がある。
この微細パーライト組織を得る熱処理方法としては、第
1図に示すように、主として冷却停止温度を制御して変
態温度に保持する恒温変態熱処理と、主として冷却速度
を制御して冷却を行う連続冷却変態熱処理とがある。
1図に示すように、主として冷却停止温度を制御して変
態温度に保持する恒温変態熱処理と、主として冷却速度
を制御して冷却を行う連続冷却変態熱処理とがある。
冷却媒体として、衝風、噴霧水、気水混合物、沸騰水、
蒸気、溶融塩等を使用した熱処理方法が、特開昭54−
148124号公報、特開昭54−147124号公報
、特開昭57−85929号公報、特開昭59−133
322号公報、特開昭61−149436号公報等に開
示されている。
蒸気、溶融塩等を使用した熱処理方法が、特開昭54−
148124号公報、特開昭54−147124号公報
、特開昭57−85929号公報、特開昭59−133
322号公報、特開昭61−149436号公報等に開
示されている。
しかし、これらの熱処理方法は、次のような問題を有し
ている。
ている。
(1)衝風による熱処理:
衝風冷却によれば均一冷却が行なえるが、その冷却能力
は、例えば、噴霧水による場合に比べて小さい。従って
、耐摩耗性および強度向上のためには、合金元素を添加
する必要があるが、レールの製造コストが上昇する。そ
こで、衝風冷却用ノズルをレール表面に接近させて設置
し、ここから大量の圧縮空気をレール表面に噴射し、こ
れによって、所望の冷却能力を確保する方法があるが、
圧延後のオンライン熱処理の冷却域が長くなって、空気
源設備が大形化し、設備的に不利となる。
は、例えば、噴霧水による場合に比べて小さい。従って
、耐摩耗性および強度向上のためには、合金元素を添加
する必要があるが、レールの製造コストが上昇する。そ
こで、衝風冷却用ノズルをレール表面に接近させて設置
し、ここから大量の圧縮空気をレール表面に噴射し、こ
れによって、所望の冷却能力を確保する方法があるが、
圧延後のオンライン熱処理の冷却域が長くなって、空気
源設備が大形化し、設備的に不利となる。
(2) 水または気水混合物の噴霧による熱処理:こ
れらの冷媒の冷却能力は、衝風の場合に比べて大幅に優
れている。水の冷却能力の一例として、−片を水量密度
200 = l OOOL/ min ”−で冷却した
場合の、鋼片の表面温度と熱伝達係数との関係を第2図
に示すが、鋼片の表面温度が低温になるほど熱伝達係数
が増し、即ち、冷却能力が増し、200〜350℃で最
大となる。これは冷却水が核沸騰することによるもので
ある。噴霧水によってレール表面を冷却すると、圧延時
および熱処理時にレール表面に発生したスケールを核と
して、冷却水が核沸騰に遷移する。この局所的な核沸騰
によりこの部分の温度が急激に降下し、これによって、
マルテンサイト組織やベイナイト組織が発生して、レー
ル頭部の硬度のばらつきをもたらす。冷却能は水の噴霧
量によって調節されるが、噴霧量の低下とともに、冷却
の均一性の維持が困難となる。気水混合物の噴霧の場合
には、冷却の不均一性の問題のみならず、かなりの量の
空気が必要で、衝風冷却に類似した問題点もまた有して
いる。
れらの冷媒の冷却能力は、衝風の場合に比べて大幅に優
れている。水の冷却能力の一例として、−片を水量密度
200 = l OOOL/ min ”−で冷却した
場合の、鋼片の表面温度と熱伝達係数との関係を第2図
に示すが、鋼片の表面温度が低温になるほど熱伝達係数
が増し、即ち、冷却能力が増し、200〜350℃で最
大となる。これは冷却水が核沸騰することによるもので
ある。噴霧水によってレール表面を冷却すると、圧延時
および熱処理時にレール表面に発生したスケールを核と
して、冷却水が核沸騰に遷移する。この局所的な核沸騰
によりこの部分の温度が急激に降下し、これによって、
マルテンサイト組織やベイナイト組織が発生して、レー
ル頭部の硬度のばらつきをもたらす。冷却能は水の噴霧
量によって調節されるが、噴霧量の低下とともに、冷却
の均一性の維持が困難となる。気水混合物の噴霧の場合
には、冷却の不均一性の問題のみならず、かなりの量の
空気が必要で、衝風冷却に類似した問題点もまた有して
いる。
(3)沸騰水中にレール頭部を浸漬することによる熱処
理: レール頭部に蒸気膜を形成し、この蒸気膜を介して所望
の冷却能力を得るものであるが、均一に蒸気膜を形成し
且つ維持していくことが不可能に近く、現実的な方法で
はない。
理: レール頭部に蒸気膜を形成し、この蒸気膜を介して所望
の冷却能力を得るものであるが、均一に蒸気膜を形成し
且つ維持していくことが不可能に近く、現実的な方法で
はない。
(4)蒸気の噴射による熱処理:
衝風冷却に比べて冷却能力は大きいが、微細パーライト
組織を得るには、やはり大量の蒸気を必要とし、設備的
に不利である。
組織を得るには、やはり大量の蒸気を必要とし、設備的
に不利である。
(5)溶融塩浴中にレール頭部を浸漬することによる熱
処理: これは冷却速度の制御、冷却の均一性の点で問題はない
が、熱処理後のレール表面に付着する溶融塩の除去装置
が必要であり且つレール頭部への溶融塩囁の付着量が多
い。従って、熱処理設備およびランニングコスト面で不
利である。
処理: これは冷却速度の制御、冷却の均一性の点で問題はない
が、熱処理後のレール表面に付着する溶融塩の除去装置
が必要であり且つレール頭部への溶融塩囁の付着量が多
い。従って、熱処理設備およびランニングコスト面で不
利である。
上記刊行物に開示された熱処理方法の中で、例えば、特
開昭54−147124号公報に開示された熱処理方法
は、前述した2つの熱処理方法のうちの恒温変態熱処理
方法であるが、この方法は、変態終了を完全にする必要
性から、長時間恒温に医持されるだめに、自己焼鈍によ
る軟化現象が起こりやすく、好ましくない。
開昭54−147124号公報に開示された熱処理方法
は、前述した2つの熱処理方法のうちの恒温変態熱処理
方法であるが、この方法は、変態終了を完全にする必要
性から、長時間恒温に医持されるだめに、自己焼鈍によ
る軟化現象が起こりやすく、好ましくない。
従って、この発明の目的は、熱処理設備を小型化でき且
つ硬度のばらつきをなくして、レールの頭部組織を微細
パーライト組織にするだめの、レールの熱処理方法を提
供することにある。
つ硬度のばらつきをなくして、レールの頭部組織を微細
パーライト組織にするだめの、レールの熱処理方法を提
供することにある。
この発明は、レール頭部に連続冷却変態熱処理を施して
、前記レール頭部の組織を微細パーライト組織にするに
際して、前記レール頭部を噴霧水によって冷却し、続い
て、前記レール頭部を衝風冷却し、噴霧水による冷却か
ら衝風冷却に切り替える温度を530℃以上とすること
に特徴を有するものである。
、前記レール頭部の組織を微細パーライト組織にするに
際して、前記レール頭部を噴霧水によって冷却し、続い
て、前記レール頭部を衝風冷却し、噴霧水による冷却か
ら衝風冷却に切り替える温度を530℃以上とすること
に特徴を有するものである。
この発明において、熱処理方法を第1図に示す連続冷却
変態熱処理方法に限定したのは、この熱処理方法は、変
態処理後も速やかにレールを冷却することができるから
である。これに対して、恒温変態熱処理方法は、前述し
たように、変態終了後、自己軟化焼鈍現象が起るので好
ましくない。
変態熱処理方法に限定したのは、この熱処理方法は、変
態処理後も速やかにレールを冷却することができるから
である。これに対して、恒温変態熱処理方法は、前述し
たように、変態終了後、自己軟化焼鈍現象が起るので好
ましくない。
この発明において、水噴霧冷却から衝風冷却に切り替え
る温度を530℃以上とした理由について説明する。
る温度を530℃以上とした理由について説明する。
第3図に、c : 0.71%、 sl: 0.251
%、 Mn:0.85%、P:0.016%、8:0.
0071%(以上重量%)を含有するレールを、連続冷
却変態熱処理したときの、Ac3点からの冷却時間と金
属組織および硬度との関係を示す。
%、 Mn:0.85%、P:0.016%、8:0.
0071%(以上重量%)を含有するレールを、連続冷
却変態熱処理したときの、Ac3点からの冷却時間と金
属組織および硬度との関係を示す。
第3図から明らかなように、パーライト組織とするには
、11℃/seC以下の冷却速度でオーステナイト化温
度以上から変態点温度以下まで、冷却する必要がある。
、11℃/seC以下の冷却速度でオーステナイト化温
度以上から変態点温度以下まで、冷却する必要がある。
また、熱処理後の自己軟化焼鈍を防止するには、第4図
に示すように、復熱最高温度が450 ’C以下になる
ように冷却する必要がある。なお、第4図は、C:0.
77%、 Si : 0.25 %、 Mn :0.8
6%、P:O,017%、s:o、oos%(以上重量
%)を含有する公知の鋼からなるレールを、冷却速度4
.8℃/secで冷却したときの、復熱温度と引張強さ
から換算した硬さおよびレール頭部下5諺の強度との関
係を示したグラフである。
に示すように、復熱最高温度が450 ’C以下になる
ように冷却する必要がある。なお、第4図は、C:0.
77%、 Si : 0.25 %、 Mn :0.8
6%、P:O,017%、s:o、oos%(以上重量
%)を含有する公知の鋼からなるレールを、冷却速度4
.8℃/secで冷却したときの、復熱温度と引張強さ
から換算した硬さおよびレール頭部下5諺の強度との関
係を示したグラフである。
そこで、長さ500■の136ポンド/ヤ一ドレールノ
試験片(c:o、y5%、 st :o、z+%。
試験片(c:o、y5%、 st :o、z+%。
Mn:o、9o%、p:o、ole%、s :o、oo
s%以上重量%)の頭部上表面から511111の位置
に熱電対を取り付け、この試験片を900 ’Cに加熱
し、この後、試験片を往復移動可能な台車に乗せて、レ
ール温度が800 ”(:になるまで、レールを大気放
冷し、この後、第5図(4)、(B)に示すように、冷
却ゾーン(図中夏−厘間)を、レールlの頭部上方およ
び両側に設けた水冷用ノズル2からの噴霧水による冷却
速度が2 、5 、10 ℃/sec となるように、
レールlを乗せた台車(図示せず)を往復移動させてレ
ールlを冷却し、そして、この冷却を種々の時間で停止
して、その後のレールlの復熱温度を調べた。このとき
の冷却条件を第1表に示す。
s%以上重量%)の頭部上表面から511111の位置
に熱電対を取り付け、この試験片を900 ’Cに加熱
し、この後、試験片を往復移動可能な台車に乗せて、レ
ール温度が800 ”(:になるまで、レールを大気放
冷し、この後、第5図(4)、(B)に示すように、冷
却ゾーン(図中夏−厘間)を、レールlの頭部上方およ
び両側に設けた水冷用ノズル2からの噴霧水による冷却
速度が2 、5 、10 ℃/sec となるように、
レールlを乗せた台車(図示せず)を往復移動させてレ
ールlを冷却し、そして、この冷却を種々の時間で停止
して、その後のレールlの復熱温度を調べた。このとき
の冷却条件を第1表に示す。
第1表
第6図(A) 、 (B) 、 (C)に、冷却時間と
冷却停止後のレール表面の復熱最高温度との関係を示す
。
冷却停止後のレール表面の復熱最高温度との関係を示す
。
第6図(A) 、 (B) 、 (C)から明らかなよ
うに、冷却速度に応じて、レール表面の復熱最高温度が
ある温度から大きくばらつくことがわかる。
うに、冷却速度に応じて、レール表面の復熱最高温度が
ある温度から大きくばらつくことがわかる。
次に、上述した試験条件に従って、冷却停止時のレール
表面温度とレール復熱最高温度との関係を、計算機によ
って求めた。この結果を第7図に示す。
表面温度とレール復熱最高温度との関係を、計算機によ
って求めた。この結果を第7図に示す。
第6図および第7図かられかるように、レール表面の復
熱最高温度にばらつきが生じるのは、レール表面温度が
約530 ’(:に達した時である。従って、この発明
においては、レール頭部の冷却媒体として、レールの頭
部温度が少なくとも530℃になるまでは噴霧水を使用
し、その後、空気を使用する。
熱最高温度にばらつきが生じるのは、レール表面温度が
約530 ’(:に達した時である。従って、この発明
においては、レール頭部の冷却媒体として、レールの頭
部温度が少なくとも530℃になるまでは噴霧水を使用
し、その後、空気を使用する。
次に、この発明の実施例について説明する。
長さ500.の136ポンド/ヤード−L’−/MD試
験片(c:o、tet4.sl:0.25%、 Mn
:0.91%、P:0.017%、S:0.007%以
上重量%)の頭部上表面から51111の位置に熱電対
を取り付け、この試験片を800 ’Cに加熱し、この
後、試験片を往復移動可能な台車に乗せて、第8図(A
) 、 (B) 、 (C)に示すように、冷却ゾーン
(図中!−U間)を往復移動させて、レールlの頭部上
方および両側に設けた水冷用ノズル2がらの噴霧水によ
って、レール表面温度が540 ’Cになるまで冷却し
、引続き、衝風冷却ゾーン(図中■−■間)を往復移動
させて、レールlの頭部上方および両側に設けた空冷用
ノズル3からの空気によって、レール表面温度が200
℃になるまで空冷した。
験片(c:o、tet4.sl:0.25%、 Mn
:0.91%、P:0.017%、S:0.007%以
上重量%)の頭部上表面から51111の位置に熱電対
を取り付け、この試験片を800 ’Cに加熱し、この
後、試験片を往復移動可能な台車に乗せて、第8図(A
) 、 (B) 、 (C)に示すように、冷却ゾーン
(図中!−U間)を往復移動させて、レールlの頭部上
方および両側に設けた水冷用ノズル2がらの噴霧水によ
って、レール表面温度が540 ’Cになるまで冷却し
、引続き、衝風冷却ゾーン(図中■−■間)を往復移動
させて、レールlの頭部上方および両側に設けた空冷用
ノズル3からの空気によって、レール表面温度が200
℃になるまで空冷した。
このときの復熱最高表面温度は、330℃であった。第
2表に、冷却条件を示す。
2表に、冷却条件を示す。
第2表
そして、この試験片からレール頭部を切り出し、そのマ
クロ組織およびビッカース硬度を調べた。
クロ組織およびビッカース硬度を調べた。
この結果、マクロ組織は微細ノ(−ライト組織になって
おり、異常組織は認められなかった。また、ビッカース
硬度分布の結果を第9図に示す。第9図から明らかなよ
うに、レール頭部のビッカース硬度は、ばらつきが小さ
く且つその値も十分な耐摩耗性を有するものであること
がわかる。
おり、異常組織は認められなかった。また、ビッカース
硬度分布の結果を第9図に示す。第9図から明らかなよ
うに、レール頭部のビッカース硬度は、ばらつきが小さ
く且つその値も十分な耐摩耗性を有するものであること
がわかる。
次に、c : 0.7 sl、 sl: 0.56%、
Mn :0.86%、P:0.002チ、!3:0.
007%。
Mn :0.86%、P:0.002チ、!3:0.
007%。
Cr:0.447%、v:o、o5*%(以上重量%)
を含有する圧延終了直後の136ボンド/ヤードレール
を、第8図(B)に示す水冷用ノズルを設けた水冷ゾー
ン(長さ14.4m)および第8図(C)に示す空冷用
ノズルを設けた空冷ゾーン(長さ15.6m)をそれぞ
れ7.2 m/minの速度で通過させ、水冷ゾーンに
おいてレールをその表面温度が560℃になるまで冷却
し、続いて、空冷ゾーンにおいて表面温度が300℃に
なるまで冷却した。そして、比較のために、同種類のレ
ールを、水冷ゾーン(長さ30Fll)のみにて冷却し
、レール頭部上表面中央部の表面下2011IIの、レ
ール長手方向のビッカース硬度分布を調べた。
を含有する圧延終了直後の136ボンド/ヤードレール
を、第8図(B)に示す水冷用ノズルを設けた水冷ゾー
ン(長さ14.4m)および第8図(C)に示す空冷用
ノズルを設けた空冷ゾーン(長さ15.6m)をそれぞ
れ7.2 m/minの速度で通過させ、水冷ゾーンに
おいてレールをその表面温度が560℃になるまで冷却
し、続いて、空冷ゾーンにおいて表面温度が300℃に
なるまで冷却した。そして、比較のために、同種類のレ
ールを、水冷ゾーン(長さ30Fll)のみにて冷却し
、レール頭部上表面中央部の表面下2011IIの、レ
ール長手方向のビッカース硬度分布を調べた。
この結果を第10図に示す。第10図から明らかなよう
に、本発明法は比較法に比べて、レール長手方向のビッ
カース硬度分布のばらつきが大幅に小さいことがわかる
。なお、本発明法によれ眠水使用量は22n?/hrで
あったが、比較法によれば、38?F//hrであり水
使用量が大幅に減少することもわかった。また、このと
きの空冷ゾーンにおける空気使用量は、9800 Nm
’/hrであった。
に、本発明法は比較法に比べて、レール長手方向のビッ
カース硬度分布のばらつきが大幅に小さいことがわかる
。なお、本発明法によれ眠水使用量は22n?/hrで
あったが、比較法によれば、38?F//hrであり水
使用量が大幅に減少することもわかった。また、このと
きの空冷ゾーンにおける空気使用量は、9800 Nm
’/hrであった。
これは、衝風冷却のみによる場合の空気使用量の約48
チ減である。
チ減である。
以上説明したように、この発明によれば、レール頭部を
、例えば噴霧水のみによって熱処理する場合に比べて、
均一冷却されるので硬麓のばらつきが小さく、しかも、
レール頭部を衝風冷却のみによって熱処理する場曾に比
べて使用空気量が少ないので、冷却ゾーンを短縮するこ
とができる等種々の有用な効果がもたらされる。
、例えば噴霧水のみによって熱処理する場合に比べて、
均一冷却されるので硬麓のばらつきが小さく、しかも、
レール頭部を衝風冷却のみによって熱処理する場曾に比
べて使用空気量が少ないので、冷却ゾーンを短縮するこ
とができる等種々の有用な効果がもたらされる。
第1図は、恒温変態熱処理および連続冷却変態熱処理に
おける時間と温度との関係を示すグラフ、第2図は、水
量密度をパラメーターとしたときの熱伝達係数と表面温
度との関係を示すグラフ、第3図は、連続冷却変態熱処
理の冷却速度と金属組織および硬度との関係を示すグラ
フ、第4図は、引張強さから換算した硬さおよび頭部下
5順の強度%を示すグラフ、第5図(相、レール試験片
の冷却方法を示す正面図、同(B)図は、第5図のA−
A夜回、第6図(A)〜(C)は、復熱最高温度と冷却
時間との関係を示すグラフ、第7図は、冷却速度をパラ
メーターとしたときの復熱最高温度と冷却停止時のレー
ル表面温度との関係を示すグラフ、第8図(A)は、こ
の発明の冷却方法を示す正面図、同(B)図は、第8図
(、A)のA−A夜回、同(C)図は、第8図(A)の
B−B夜回、第9図は、ビッカース硬i%からの距離と
の関係を示すグラフ、第10図は、レール表面下20m
のビッカース硬度とレール長手方向位置との関係を示す
グラフである。 図面において、 1・・・レール 2・・・水冷用ノズル、 3・・・空冷用ノズル。
おける時間と温度との関係を示すグラフ、第2図は、水
量密度をパラメーターとしたときの熱伝達係数と表面温
度との関係を示すグラフ、第3図は、連続冷却変態熱処
理の冷却速度と金属組織および硬度との関係を示すグラ
フ、第4図は、引張強さから換算した硬さおよび頭部下
5順の強度%を示すグラフ、第5図(相、レール試験片
の冷却方法を示す正面図、同(B)図は、第5図のA−
A夜回、第6図(A)〜(C)は、復熱最高温度と冷却
時間との関係を示すグラフ、第7図は、冷却速度をパラ
メーターとしたときの復熱最高温度と冷却停止時のレー
ル表面温度との関係を示すグラフ、第8図(A)は、こ
の発明の冷却方法を示す正面図、同(B)図は、第8図
(、A)のA−A夜回、同(C)図は、第8図(A)の
B−B夜回、第9図は、ビッカース硬i%からの距離と
の関係を示すグラフ、第10図は、レール表面下20m
のビッカース硬度とレール長手方向位置との関係を示す
グラフである。 図面において、 1・・・レール 2・・・水冷用ノズル、 3・・・空冷用ノズル。
Claims (1)
- レール頭部に連続冷却変態熱処理を施して、前記レール
頭部の組織を微細パーライト組織にするに際して、前記
レール頭部を噴霧水によつて冷却し、続いて、前記レー
ル頭部を衝風冷却し、そして、噴霧水による冷却から衝
風冷却に切り替える温度を530℃以上とすることを特
徴とする、レールの熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12687887A JPS63293115A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | レ−ルの熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12687887A JPS63293115A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | レ−ルの熱処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63293115A true JPS63293115A (ja) | 1988-11-30 |
JPH0433853B2 JPH0433853B2 (ja) | 1992-06-04 |
Family
ID=14946082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12687887A Granted JPS63293115A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | レ−ルの熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63293115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016518518A (ja) * | 2013-03-22 | 2016-06-23 | プライメタルズ テクノロジーズ イタリー ソチエタ・レスポンサビリタ・リミタータPrimetals Technologies Italy S.R.L. | レールの熱処理用のシステム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613842A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-09 | Nippon Steel Corp | 高強度レ−ルの製造法 |
JPS6289818A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-24 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | レ−ルの熱処理方法 |
JPS62120429A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-06-01 | Nippon Steel Corp | レ−ルの熱処理方法 |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP12687887A patent/JPS63293115A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613842A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-09 | Nippon Steel Corp | 高強度レ−ルの製造法 |
JPS6289818A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-24 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | レ−ルの熱処理方法 |
JPS62120429A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-06-01 | Nippon Steel Corp | レ−ルの熱処理方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016518518A (ja) * | 2013-03-22 | 2016-06-23 | プライメタルズ テクノロジーズ イタリー ソチエタ・レスポンサビリタ・リミタータPrimetals Technologies Italy S.R.L. | レールの熱処理用のシステム |
US9783864B2 (en) | 2013-03-22 | 2017-10-10 | Primetals Technologies Italy S.R.L. | System for thermal treatment of rails |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433853B2 (ja) | 1992-06-04 |
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