JPH02200734A - レールの熱処理方法 - Google Patents

レールの熱処理方法

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JPH02200734A
JPH02200734A JP2014589A JP2014589A JPH02200734A JP H02200734 A JPH02200734 A JP H02200734A JP 2014589 A JP2014589 A JP 2014589A JP 2014589 A JP2014589 A JP 2014589A JP H02200734 A JPH02200734 A JP H02200734A
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JP
Japan
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rail
cooling
temperature
rolling
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2014589A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fukuda
福田 敬爾
Takefumi Suzuki
鈴木 孟文
Yoshiaki Makino
牧野 由明
Hiroki Yoshitake
吉武 弘樹
Hideaki Kageyama
影山 英明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH02200734A publication Critical patent/JPH02200734A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、Lノールな熱間圧延を終えオーステJ、イト
域以上の温度域から冷却し・て、頭部および長手方向に
均質で、所定の強度レベルのレールを製造する熱処理方
法に関する。
(従来の技術) 近年、鉄道輸送は高軸荷重化、高速化を指向し、それに
どもなってし・−ル頭部の摩耗や疲労が激しくなり、レ
ールに請求される特性も一層厳しさを増し、耐摩耗性や
耐損傷+′tなとのより優れた、中間強度(Hl>30
0)から高強度(Ha>340)までの種々の強度L/
ペルのレールが要求されるようになってぎだ。これまで
の研究から、微細なパーライト組織を有する鋼レールが
耐摩耗性や耐損傷性などの点で優れた特性を示すことが
知られている。
このような鋼レールどして、例えば特開昭50−140
316号公報に開示されている、炭素鋼(ζS1゜Mn
、 Ni、 (:r、Mo、 Tiなどの元素を添加し
で得られる成分系を有する圧延ままの合金鋼レールや、
特公昭55−231185号公報に開示されている、特
段の合金元素を添加することなく、レール頭部を高温度
に再加熱し、所定の温度域から冷却するとともに、ある
温度区間を冷却制御して得られる熱処理レールがある。
また、このようなレールを得るための技術として特開昭
58−14227号公報に開示されている、多数のロー
ルを有するローラー型拘束装置を備え、多数の水噴霧^
、ラダーと交互に設けられた多数の空気地帯をもつ冷却
装置で、冷却装置の入口および出口温度監視制御システ
ムによっで冷却装置を作動させ、水噴霧と空気地帯で断
続的に強制冷却する冷却方法とその冷却装置がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、さきに述べた従来のいずれの技術も以下
に述べるような問題がある。
すなわち、特開昭50−14.0316号公報開示のレ
ールは合金元素を多量に使用する必要があり、合金元素
が高価であるためコスト高となる問題がある。また、特
公昭55−23885号公報開示の熱処理レールは、再
加熱温度によってオーステナイト粒径が相違する。すな
わち、レールが高温度に再加熱されるにつれてオーステ
ナイト粒径は粗大化し、同一冷却速度で冷却を行っても
焼入れ性は向上シ・1.硬度は再加熱温度が高温度にな
るほど高くなり、これが1ノ一ル長手方向に再加熱温度
のばらつきがあると硬度にもばらつきが生じ、均一な微
細パーライト組織な得ることができなくなる。したかっ
て、再加熱温度は厳密に温度ばらつぎかないように均一
に制御されている。そして、冷却をはじめるにあたって
は、高強度し・−ルを得るため、普;勇炭素鋼レールの
場合、10℃/S程度の冷却速度で冷却を行っているが
、第1図に示すように冷却開始温度にばらつきがあると
得られる硬度もばらつく、すなわち、冷却開始温度が高
くなると硬度も大きくなることが実験で確かめられ、再
加熱温度とあわせて冷却開始温度も所定の温度どし、そ
のばらつぎかないように厳密に制御しなければならない
という問題がある。
以上のように冷却開始温度のばらつきが硬度ばらつぎを
生じさせるが、圧延熱を利用したレールの熱/A埋を行
)場合、圧延を終ったレールの長手方向(約100〜f
50rn)の温度は、圧延素材加熱時のスキツドマーク
1圧延時のデスケーリング水、圧延ロール冷却水撃搬送
ロールとの接触などによる抜熱によって、100℃程度
のばらつぎが生じることは避けられないため、圧延を終
えた圧延熱を有するレールの熱IA理に適用するにあた
って、熱幻埋前にレール長手方向の温度を均一にする加
熱・保熱炉が必要になる。このための加熱・保熱炉は、
建屋面積、設備費およびランニングコストに多額の費用
を必要とし、また+1−産性も遭しく阻害するという問
題がある。
つぎに、特開昭59−74227号公報開示の′Pji
tと装置は、レール長手方向の緩やかな比較的小さい温
度ばらつきい対しては有効であるが、レール長1方向の
温度ばらつきが大きくなると、たとえば、加熱時のスギ
ラドマークや搬送ロールどの不規則tJ接触冷却などに
よる急な温度変動に対し°Cは、水噴n冷却および空気
地’4Fのそれぞれの長さは冷却設備土一定の長さの繰
り返しで固定されるため連続し”C冷却f長さの可変が
でき・ず、レールの搬送速度の調整やステップ状の冷却
帯長さの調整ではレール長手方向の安定した温度制御は
困難である。すなわち、レールの高強度化に要求される
【/−ル長手方向にも硬度ばらつきの少ない微細パーラ
イト組織を得ることは非常に難しいという問題がある。
また、強制冷却と非冷却の繰り返し断続冷却を行った場
合、本発明者らの実験研究によると、断続冷却時の強冷
却と非冷却の繰り返し数にもよるが、第2図に示すよう
にレール頭部断面硬度分布は頭部表面から内部に向けて
硬度の高低が生じ、その分布のばらつきは大きく、そし
て第3図に示すように頭部周方向に沿って微細なパーラ
イト組織1と比較的粗いパーライト組織2が層状に断続
冷却繰り返し数とほぼ同数生じていた。これは強冷却と
弱冷却を繰り返すなかで、レール頭部断面内で頭表面か
ら内部に向けて各位置で起るバー:、フィト変態温度が
、内部からの復熱や変態発熱の影響を受けて変化し、変
態が終了することが原因である。
本発明は、圧延を終って圧延熱を有したし・−ルを熱処
理するrあたって、レール長手方向にまた圧延レール毎
に温度ばらつきがあっ°Cも、保熱炉などによる均一保
熱を行わないで高強度、耐摩耗性、耐損傷性などの諸特
性がレール頭部全断面と長手方向に亘って均一・均質化
されたレールを得ることがで与、しかも生産性を損わな
いレールの熱処理力法を提供する。
(課題を解決するための′L段) 本発明の要旨は、圧延を終えたレールの頭部温度がオー
ステナイト域以上である温度域からレールを冷却するレ
ールの熱処理方法において、レール長手方向に温度ばら
つきのあるレールをレール頭部頭頂面丁51位置の77
0〜670℃の冷却速度7℃/S以下で冷却することを
特徴とするレールの熱処理方法である。冷却速度を5℃
/S以下とすることは好ましい。
(作 用) 以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、圧延終了後の圧延熱を保有1.、オーステナ
イト域温度以上の圧延レールを冷却して、中間強度ない
し高強度のし・−ルを造り分ける。圧延を終了した圧延
レール長手方向の頭部表面の温度ばらつきは、測定によ
ると80℃から100℃程度ある。また圧延されるレー
ル間でも相当の温度ばらつきがある。そして、熱処理レ
ールは冷却速度を変化させることで強度が制御できるこ
とばこれまでの研究で明らかになっている。たとえば、
普通炭素鋼系レールで高強度レールを得ようとすると約
10℃/Sの冷却速度で、また中間強度レールを得よう
とすると約5℃/Sの冷却速度で冷却をすればよい。
そこで、まず普通炭素鋼系レールを用い゛〔、レール頭
部頭頂面下51位置に熱電対を埋め込み、冷却速度(5
℃/s、7℃/S、tO℃八)を一定にして冷却開始温
度を変化させ、冷却したレールの硬度との関係を調べる
と第4図のような結果が得られた1、第4図かられかる
ように、10℃/S以上の冷却速度では、冷却開始温度
が上昇するにつれて硬度は上昇し、その影響を受けるこ
とは明らかで、5℃/Sの場合は、冷却開始温度が変化
してもほぼ一定の硬度で、冷却開始温度の影響を受けな
いことを見い出した。その影響を受けない冷却速度の上
限は約7℃/Sであった。また、Crなどを添加した合
金鋼レールを約3℃へで冷却した場合でも、冷却開始温
度の影響を受けず、十分な高強度が得られた。
これらの結果から、圧延を終rしたオーステナイト域温
度以上の圧延熱を有し、レール長手方向にまた圧延レー
ル毎に温度ばらつきがある圧延レールを均熱することな
く、直接冷却して、レール長手方向と頭部全断面に亘っ
て、また圧延レール間に亘ってもばらつきのない均一・
均質化された中間強度から高強度熱処理1ノールを生産
性を損わずに製造することを実用化した。
(実施例) 次に本発明の実施例につい゛〔説明する。
第1表に示される化学成分を含有したオース・/ナイト
域温度以上の圧延熱を有する60キログラム/メートル
(60K)および132ボンド/ヤード圧延レール(1
3ERE)を、本発明の方法により熱処理した。
第  1  表              (wt%
)圧延レールは、レール長手方向、または圧延し・−ル
間に約700℃から約780’Cの温度ばらつきがあっ
た。得られた結果を第5図に示す。本発明によると冷却
開始温度に約700tから約780℃のばらつぎがある
にもかかわらず、硬度ばらつぎは非常に少ない均一・均
質な微細パーライト組織の熱処理レールが得られた。
(発明の効果) 本発明は、冷却開始温度にばらつきがあっても、レール
全長に亘って耐摩耗性、耐損傷性に優れたばらつきの少
ない均質な熱処理レールを安定して製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却速vlo℃/Sのときの冷却開始温度が硬
度に及ぼす影響を示す図、第2図は強冷却と弱冷却の断
続冷却によって得られたレール頭部断面硬度分布例を示
す図、第3図は強冷却と弱冷却の断続冷却によって得ら
れたレール頭部断面マクロパターンを示す図、第4図は
冷却速度および冷却開始温度と硬度の関係を示す図、第
5図は本発明を実施した場合の冷却開始温度と硬度の関
係をハず図である。 1、・・・微細なパーライ ト・ 組織、 2・・・比較的粗いパ ーライト組織。 代 理

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  圧延を終えたレールの頭部温度がオーステナイト域以
    上である温度域からレールを冷却するレールの熱処理方
    法において、レール長手方向に温度ばらつきのあるレー
    ルをレール頭部頭頂面下5mm位置の770〜670℃
    の冷却速度7℃/s以下で冷却することを特徴とするレ
    ールの熱処理方法。
JP2014589A 1989-01-30 1989-01-30 レールの熱処理方法 Pending JPH02200734A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028581A1 (fr) * 1995-03-14 1996-09-19 Nippon Steel Corporation Methode de production de rails presentant une grande resistance a l'usure et aux deteriorations internes

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028581A1 (fr) * 1995-03-14 1996-09-19 Nippon Steel Corporation Methode de production de rails presentant une grande resistance a l'usure et aux deteriorations internes
US5830286A (en) * 1995-03-14 1998-11-03 Nippon Steel Corporation Steel rail having excellent wear resistance and internal breakage resistance, and method of producing the same

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