JPS63291567A - タバコ煙濾過用棒状体の製造法及び製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タバコ煙濾過用棒状体特に巻タバコの煙濾過
用棒状体の製造方法及びその装置に関する。

この方法では、貯槽から引き出された巻縮された紡糸繊
維及び／又はフィラメントから成る濾過体トウを、選別
区域で広げ、ゆるめ、伸張し、緩和しそして所望により
軟化剤を付与し、次いで加工区域に送り、そこで流入区
域に集め、所望により被包テープで包んだのち、タバコ
煙濾過用無端棒状体としてタバコ煙濾過用棒状体に切断
する。

本発明においてはこの方法を実施するために、特に濾過
体トウを広げ、めるめ、伸張しそして緩和する装置、な
らびに所望により濾過体トウに軟化剤を付与する装置を
有する選別用装置と、所望により濾過体トウを推進する
ための流入ノズル、濾過体トウを集めるための流入用装
置、所望により流入用漏斗、流入フィンガー、所望によ
り濾過体トウを被包用テープで包むための被包装置、及
び形成されたタバコ煙濾過用無端棒状体を個々のタバコ
煙濾過用棒状体に切断するための装置を有する加工用装
置とを使用する。

濾過体トウとは、多数の巻縮された例えば合成紡糸繊維
及び／又はフィラメントから成るフリースを意味する。

濾過体トウは、例えば巻縮サレタセルロースアセテート
特ニセルロース−２，５−アセテート−紡糸繊維及び／
又はそのフィラメントから成る。

タバコ煙濾過用棒状体を製造するための既知の装置は、
普通は選別用装置及び加工用装置から成る−０ 選別用装置は普通は、濾過体トウを広げ、ゆるめ、伸張
しそして緩和するための装置と、濾過体トウに軟化剤を
付与したいときは、紡糸繊維及び／又はフィラメントを
軟化剤でぬらすための装置を備えている。

加工用装置は普通は、流入用漏斗及び流入フィンガーを
備えた濾過体トウを集めるための流入装置のほか、濾過
体トウを例えば紙で包みたいときは、濾過体トウを被包
用テープで包むための被包装置、ならびに集められて場
合により包まれたタバコ煙濾過用無端棒状体を個々の濾
過用棒状体に切断するための切断装置を備えそいる。

既知のタバコ煙濾過用棒状体の代表的製造装置は、濾過
体トウの推進装置において、トウを推進するための流入
漏斗及び流入ノズルを有し、流入漏斗はその壁に流入ノ
ズルから供給されたガス好ましくは空気を排出するため
の小孔を備えている。

既知のこの濾過用棒状体を製造するための方法及び製造
においては、例えばセルロース−２，５−アセテートの
紡糸繊維及び／又はフィラメントを、層状に重ね、圧搾
して一体となし、この一体化繊維を表面から引き出して
広げ、ロール又は類似の推進装置で送り、再度広げ、ブ
レーキロールで送り、伸張し、緩和し、再度ゆるめて軟
化剤を噴射し、変向ロールで送り、流入ノズル及び流入
漏斗を経て流入フィンガーに送り、場合により被包用テ
ープ例えば紙で包み、得られた濾過用無端棒状体を切断
して出来上りのタバコ煙濾過用棒状体にする。

濾過体トウを伸張すると、巻縮された紡糸繊維及び／又
はフィラメントが互いに分離する。

次いで緩和すると濾過体トウがその巻縮弾性により一体
に集合する。一体化は伸張が最適に行われるか否かに左
右される。すなわち弱すぎると完全な繊維分離が起こら
ないが、可塑性変形が起こらないはど強すぎてはならな
い。

既知の方法は次の欠点を有する。すなわち速度が増加し
場合により濾過体トウの一体化において、濾過体トウと
周囲の空気との間の摩擦が、変向口〜ルと流入ノズルの
間（そこで偏向ロールへの角度が増加する）で、トウが
変向ロールに巻きつきやすい。一体化トウを変向ロール
から確実に引き取るためには、流入ノズルを運転するガ
スの圧力を高めねばならない。

一体化トウはガス流好ましくは空気流により、流入ノズ
ルから流入漏斗へ、そして流入フィンガーへ圧送される
。流入ノズルの空気圧が高いほど、流入フィンガーに多
量のトウが圧入される。そのためには対応して多量のト
ウが、選別装置したがって伸張装置に提供されることは
当然である。その場合流入フィンガーに送入されるトウ
の量は、トウの流入漏斗及び流入フィンガーの内壁に対
する摩擦力、繊維及び／又はフィラメントの相互の摩擦
及びその剛性により制限される。しかし流入ノズルの圧
力が増加して流入漏斗へのトウの量が増加すると、出来
上り棒状体中のトウ材料の均一性すなわち均一な分布が
悪化し、そのため個々の棒状体の長さ方向における引っ
張り抵抗が不均一になる。

運転速度すなわち濾過体トウが選別装置を通過する速度
が増加すると、材料識別線が短くなる。材料識別線とは
、引っ張り抵抗とｒ週体トウ重量の関係を示すもので、
タバコ煙ｒ週体の製造装置に、特定のｒ週体寸法を与え
る。これは流入ノズル圧力の増加により補償される。こ
れは流入ノズルのガス圧の増加が材料識別線の延長に導
くことを意味するが、この圧力上昇によると出来上り棒
状体の長さ方向の引っ張り抵抗が前記のように不均一に
なる。

本発明はこれらの欠点を解決するものである。

本発明によれば、タバコフィルター製造装置の変向ロー
ルにおける角度の形成が避けられる。

また予定した濾過用棒状体に対するｒ週体トウ重量及び
予定した引っ張り抵抗において、技術水準と比較して流
入ノズル圧力が減少し、これによって出来上り棒状体内
のトウの均一性が改善され、さらに棒状体の長さ方向の
引っ張り抵抗が均一になる。

流入区域において加圧されたガス又は水蒸気が、濾過体
トウにその進行方向に作用することによって、このトウ
の紡糸繊維又はフイラメント°が強く旋回され、公知技
術により製造された同重量の濾過用棒状体と比較して、
引っ張り抵抗が上昇する。このことは本発明によれば、
予定された引っ張り抵抗において、各濾過用棒状体につ
いてのトウ材料がより少なくて足りることを意味する。

より大きい操作速度においても材料認識線が延長され、
これによって出来上りの濾過用棒状体の長さ方向の伸張
が均一になる。

流入ノズル圧力はより大きい運転速度においても高める
必要がなく、むしろ低下することができ、あるいは流入
ノズルにおけるそれを省略することもできる。また本発
明の装置によると、濾過体トウを手作業で流入フィンガ
ーから型バンドへ送る必要がない。流入フィンガーの壁
にある小孔により、濾過体トウに供給されたガス又は水
蒸気がトウを型バンドへ自動的に輸送するからである。

以下に本発明を図面により説明する。

第１図は、タバコ煙濾過用棒状体を製造するだめの既知
の装置を図式的に示すもので、濾過体トウの選別装置と
それに続（濾過体トウの加工装置から成っている。

第２図は第１図の装置において、変向ロール、流入ノズ
ル、流入漏斗、流入フィンガー及び型バンドを含む部分
の縦断面を示すものである。

第３図は、流入フィンガー、流入ノズルの一部、流入漏
斗及び型バンドを有する本発明の装置の縦断面を示すも
のである。

第４図は流入フィンガーを有する本発明の装置の一部縦
断面を示すもので、流入フィンガーの壁に存在する小孔
（１７）及び第二小孔（２０）の拡大図を伴っており、
第５図は第４図のＡ　−Ａ線、第６図は同じ＜、Ｂ−Ｂ
線における断面図である。

第７図は、流入フィンガー、変向ロール、流入ノズル、
流入漏斗及び型バンドを有する本発明の装置の一部の縦
断面を示すものである。

第８図は、ガス又は水蒸気な濾過体トウにその推進方向
に供給する管、変向ロール、流入ノズル、流入漏斗、流
入フィンガー及び型バンドを有する特許請求の範囲第４
項ないし第６項に記載の装置の一部を、縦断面図として
示すものである。

第９図は、第８図をより具体的に示すもので、第１０図
はそのＣ−Ｃ線における断面図である。

第１１図は、変向ロール、流入ノズル、流入漏斗、流入
フィンガー及び型バンドを有する特許請求の範囲第７項
又は第８項に記載の装置の一部を縦断面図として示すも
のであり、第１２図はそのＤ−Ｄ線における断面図であ
る。

第１３図は、流入ノズル、流入漏斗及び流入フィンガー
を有する特許請求の範囲第７項又は第９項に記載の装置
の一部を縦断面図として示すもので、第１４図はそのＥ
−Ｅ線における断面図である。

第１図は既知のタバコフィルター製造装置であって、第
一の広げるノズル６、送り具４、第二の広げるノズル５
、ブレーキロール６、第一の伸張対ロール７、第二の伸
張対ロール８、第三の広げるノズル９、軟化剤噴霧装置
１０及び変向ロール１１を有する選別装置と、流入ノズ
ル１２、流入漏斗１３、流入フィンガー１４及び型バン
ド１５を有する加工装置から成っている。

第２図は、第１図の装置における変向ロール１１、流入
ノズル１２、流入漏斗１３、流入フィンガー１４及び型
バンド１５を示している。

第１図及び第２図の装置は次のように作動する。濾過体
トウ２を連続的にこり１７から引き出し、第一の空気で
運転する広げノズル３に送り、そこで広げたのち送り具
４を経て、第二の同様に空気で運転する広げノズル５に
送り、そび８を備えた伸張装置に送り、そこで伸張する
。

次いでトウ２を第三の同じく空気で運転される広げノズ
ル９に送り、そこで再度広げたのち噴２に送り、そこか
ら流入漏斗１３を経て流入フィンガー１４に送り、そこ
でトウを無端棒状体に集束する。１本の棒状体となった
トウ２を、次いで被包装置１５（型バンド１５）により
接着剤を塗布した被包用テープ１６（紙テニプ）で包ん
だのち、図示されない切断装置により個々のシガレット
フィルターに切断する。このフィルター製造装置は前記
の欠点を有する。

これに対し第３．４．７．８．９．１１及び１６図に示
す本発明の装置は、そのような問題を生じない。

第６図は普通は空気で運転される流入ノズル１２の一部
、流入漏斗１６（流入ノズル１２から供給された空気を
流入漏斗から排出するための小孔２１を有する）、流入
フィンガー１４（トウにその進行方向に加圧したガス又
は水蒸気を供給するための小孔１７及びそのガス又は水
蒸気を流入フィンガーから排出するための第二の小孔２
０を有する）、ならびにトウをまとめて無端棒状体とし
て被包用テープ１６（紙チーを示している。第６図には
さらに、流入フィンガー１４の壁に配置された小孔１７
の範囲に存在しうるジャケット１８が示される。このジ
ャケットの入口１９から、例えば圧搾空気が供給され、
小孔１７を経て濾過体トウに供給される。

第４図には、トウにガス又は水蒸気を進行方向に供給す
るための小孔１７及びそれを排出するための第二の小孔
２０を有する流入フィンガーが示される。そこにはさら
に第３図と同様に、小孔１７０区域で包囲するジャケッ
ト１８及びその人口１９ならびに小孔（又は小溝）１７
及び２０の拡大図も示されている。小孔１７の拡大図か
ら、小孔１７の穿孔軸が、流入フィンガーのトウ進行方
向の長袖に対し１０〜ＳＯ°（く９０°）の角度を有す
ることが認められる。

第５図は入口１９を有するジャケット１８及び小孔１７
を有する流入ノズル１４を、第６図は小孔２０を有する
流入フィンガー１４を示している。

第７図には、普通は空気で運転される変向ロール１１、
流入ノズル１２、流入漏斗１３（ノズル１２から供給さ
れた空気を排出するための小孔２１を有する）、流入フ
ィンガー１４（加圧されたガス又は水蒸気をトウにその
進行方向に供給するための小孔１７及びそれを排出する
ための第二の小孔２０を有する）、ならびにトウを無端
棒状体にまとめて被包用テープ１６（紙テープ）で包む
ための被包装置１５（型バンド１５）が示されている。

第８図及び第９図には、普通は空気で運転される流入ノ
ズル１２、流入漏斗１３（ノズル１２から供給された空
気を排出するための小孔２１を有する）、加圧されたガ
ス又は水蒸気をトウにその進行方向に供給するための管
２２、流入フィンガー１４（そのトウ流入側の壁に管２
２から供給されたガス又は水蒸気を排出するための小孔
２６が存在する）、ならびにトウを無端棒状体にまとめ
て被包用テープ１６（紙テープ）で包むための被包装置
１５（型バンド１５）が示されている。

第８図及び第９図から、管２２が流入ノズル１２の中を
通って流入漏斗１６に達すること、ならびにこの管のガ
ス又は水蒸気の出口２６が、流入フィンガーのトウ流入
側の範囲に開口していることが認められる。さらに第８
図及び第９図は、管２２のガス出口２３が塊状の挿入物
２４（その直径は管２２の内径より小さい）により間隙
ノズルを形成していることも示している。

第１０図は管２２のガス出口末端２３を示すもので、こ
れによって末端２Ｓが、直径が管２２の内径より小さく
、かつ小橋２５により管２２の内壁と結合されている挿
入物２４により、環状間隙ノズルを形成していることが
認められる。

第１１図には、普通は空気で運転される変向ロール１１
．ｉ大ノズル１２、流入漏斗１３（ノズル１２から供給
された空気を排出する小孔２１を有する）、加圧された
ガス又は水蒸気をトウにその進行方向に供給するための
吹込み装置２７、流入フィンガー１４（そのトウ流入側
の壁に吹込まれたガス又は水蒸気を排出するための小孔
２６が存在する）、ならびにトウを棒状体にまとめて被
包用テープ１６で包むための被包装置１５（型バンド１
５）が示されている。

第１１図は、吹込み装置２７から供給されたガスが、流
入フィンガー１４の中でトウの進行方向に流入フィンガ
ーの長軸方向に対し９０°より小さい角度で供給される
ことが示されている。

この図はさらに、吹込み装置が間隙ノズルの形を有し、
このノズルが流入漏斗の外側に配置されていることも示
している。第１２図により吹込み装置２７が環状間隙ノ
ズルの形を有することが示される。

第１６図には、流入ノズル１２、壁に小孔２１を有する
流入漏斗１３、小孔２８を有する吹込み装置２７、及び
トウの流入側の壁に供給されたガスを排出するための小
孔２６を有する流入フィンガー１４が示されている。第
１６図によれば、吹込み装置２７がガスを供給するため
の小孔２８を有し、そしてこの小孔の穿孔軸が、流入フ
ィンガーのトウ進行方向の長軸に対し９０°より小さい
角度で形成されていることが認められる。第１４図によ
り、吹込み装置２７が、ガス又は水蒸気をトウに供給す
るための環状小孔２８を有することが認められる。

本発明は、ＡＦ　２と呼ばれる選別装置及びＫＤＦ２と
呼ばれる加工装置から成り６００　ｍ７分の運転速度を
有する第１図に示す装置を改良した装置に関する。下記
例における運転速度は４００ｍ／分である。

例１ この例では、３デニールのモノフィラメント繊度（５，
３ｄｔｅｘに相当）とＹ型のフィラメント断面を有する
巻縮したセルロース−２，５−アセテートフィラメント
からの濾過体トウを使用した。トウの全繊度は３５００
０デニール（３９０００ｄｔｅｘに相当）であった。

使用した装置は、前記のハウニウエルケ社製の公知のシ
ガレットフィルター製造装置を本発明により改造したも
ので、流入フィンガーは第３図及び第４図に示す構造を
有し、その壁の小孔１７（第６図及び第４図参照）の穿
孔軸は、トウの進行方向の流入フィンガーの長軸に対し
２０°の角度を有する。

この装置を用いて前記のトウを紙で包んでシガレットフ
ィルターを製造し、その際流入ノズルを圧力％　０．５
バールの空気で運転し、ジャケット１８の入口１９から
、したがって流入フィンガー１４の壁の小孔１７（第６
図及び第４図参照）から、圧力３バールの空気をトウに
供給した。

得られたシガレットフィルターは、それぞれ長さが１２
６１ｍで、直径は７．８４ｍであり、それぞれのセルロ
ース−２，５−アセテートの重量は７２８■であり、引
っ張り抵抗は水柱４７３Ｍ　（４７，５ｍパール又は４
７３０　Ｐａに相当）であった。このシガレットフィル
ターの変更常数、すなわち引っ張り抵抗の偏差はわずか
に１゜９％であった。

例２（比較例） 例１と同様に操作し、ただし下記のように変更した。使
用装置は本発明による流入フィンガーでなく、普通の既
知の流入フィンガーを有し、流入ノズルを圧力１バール
の空気で運転した。

こうして得られた紙で巻いたシガレットフィルターは、
長さが１２６Ｉｌ１１１直径が７．８４簾で、セルロー
ス−２，５−アセテートの重量は７２９■、引っ張り抵
抗は水柱４４９，１ｒＷ１１（４４，９ｍバール又は４
４９０　Ｐａに相当）であった。

この公知方法により得られたシガレットフィルターの変
更常数すなわち引っ張り抵抗の偏差は３．１％で、例１
のものより著しく大きかった。

例３ 例１と同様に操作し、ただし下記のように変更した。使
用装置は、濾過体トウにその進行方向にガス又は水蒸気
を供給するための管、ならびに例１の流入フィンガーの
代わりに、トウの流入側の壁に供給されたガス又は水蒸
気を排出するための小孔を有する第８図及び第９図に示
す流入フィンガーを備えており、前記管を経て圧力２バ
ールの空気が沢週体トウにその進行方向に供給され、そ
して流入ノズルは圧力０．６バールの空気により運転さ
れた。

第８図及び第９図に示す管２２のガス排出口２３は、直
径が管２２の内径より小さく、３個の小橋２５（第１０
図参照）により管２２の内壁に結合されている塊状挿入
物２４により、環状間隙として形成されている。管２２
はトウの進行方向にある圧搾空気源から、流入ノズル１
２を経て、流入漏斗１６の中に延びている。管２２のガ
ス又は水蒸気の排出端２３は、流入フィンガー１４のト
ウ流入側の区域に開口している。使用するトウは例１の
ものと同一であった。

得られた紙で巻いたシガレットフィルターは、それぞれ
１２６ｆｌの長さと８．０６１１１ｍの直径を有し、セ
ルロース−２，５−アセテートの重量は７２７■で、水
柱３８７ｍ＋１１の引っ張り抵抗（３８゜７ｒｒＬバー
ル又は３８７０　Ｐａに相当）を有していた。このシガ
レットフィルターの変更常数は、わずかに１．６％であ
った。

例４（比較例） 例３と比較するため、例２と同様に操作し、ただし下記
のように変更した。流入ノズルを圧力０．７バールの空
気で運転した。使用するトウは例１のものと同じであっ
た。

この技術水準の方法により得られた紙で巻いたシガレッ
トフィルターは、それぞれ長さが１２６日で、直径は８
．０６瓢で、セルロース−２，５−アセテートの重量は
７２７■であり、引っ張り抵抗は水柱３６８　ｍ　（３
６，８ｍバール又は３６８０　Ｐａに相当）であった。

このフィルターの引っ張り抵抗の変更常数は２．５％で
、例３のシガレットフィルターと比較して著しく大きか
った。

例５ この例でＥ％ノフィラメント繊度が２．５デニール（’
ｌ、　８ｄｔｅｘに相当）でＹ型の繊維断面を有する巻
縮したセルロース−２，５−アセテートに相当）であっ
た。

使用装置は例１で使用したものと同じで、ただし流入ノ
ズル１２を省略した。この装置を使用して前記トウから
、紙で巻いたシガレットフィルターを製造し、その際ジ
ャケット１８の入口１９により、したがって流入フィン
ガー１４の壁にある小孔１７（第３図及び第４図参照）
により、圧力が４バールの空気をトウに供給した。得ら
れたシガレットフィルターは、それぞれ１２６ｇの長さ
と７．８５ｍの直径を有し、セルロース−２，５−アセ
テートの重量は７６０ｒｎ９であり、引っ張り抵抗は水
柱４　Ｓ　Ｏｗｍ　（４３，０ｍバール又は４３００　
Ｐａに相当）であった。

このフィルターの引っ張り抵抗の変更常数は、わずかに
１．４％であった。

例６（比較例） 例５と同様に操作し、ただし下記のように変更した。流
入ノズル１２を存在させ、これを圧力が０．８バールの
空気で運転し、使用装置は本発明による流入フィンガー
を除いて、その代わりに普通の既知の流入フィンガーを
有するものとした。

この技術水準の方法により得られた紙で巻い一アセテー
トの重量は７６０ダであり、引っ張り抵抗は水柱４１２
ｍ（４１，２ｍバール又は４１２０　Ｐａに相当）であ
った。このフィルターの引っ張り抵抗の変更常数は１．
８％で、例５によるフィルターと比較して明らかに大き
かった。

【図面の簡単な説明】

第１図は既知のタバコフィルター製造工程図、第２図は
その一部拡大縦断面図、第６図は本発明の装置の縦断面
図、第４図はその一部拡大図、第５図及び第６図は第４
図のＡ　−Ａ線及びＢ　−Ｂ線における各断面図、第７
．８．９．１１及び１３図は同じ（一部拡大図で、第１
０図は第９図のＣ−Ｃ線、第１２図は第１１図のＤ−Ｄ
線、第１４図は第１３図のＥ−Ｅ線における各断面図で
ある。図中の記号２は広げたトウ、３及び５は広げるノ
ズル、７及び８は伸張ロール、１０は軟化剤付与装置、
１２は流入ノズル、１６は流入漏斗、１４は流入フィン
ガー、１６はテープ、２２は加圧ガスの供給管を示す。 出願人　　ロブイア・アクチェンゲゼルシャフト代理人
　弁理士　　小　　林　　正　　雄手続補正書（自発　
） 昭和６３年φ月２３日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、貯槽から引き出された巻縮された紡糸繊維及び／又
   はフィラメントから成る濾過体トウを、選別区域で広げ
   、ゆるめ、伸張し、緩和しそして所望により軟化剤を付
   与し、次いで加工区域に送り、そこで流入区域に集め、
   所望により被包テープで包んだのち、タバコ煙濾過用無
   端棒状体としてタバコ煙濾過用棒状体に切断し、その際
   流入区域の範囲で加圧されたガス又は水蒸気を、濾過体
   トウの進行方向における濾過体トウの長軸に対し９０°
   より小さい角度で濾過体トウに作用させることを特徴と
   する、タバコ煙濾過用棒状体特に巻タバコ用濾過用棒状
   体の製造法。 ２、ガスとして空気を使用することを特徴とする、特許
   請求の範囲第１項に記載の方法。 ３、広げ、ゆるめ、伸張しそして緩和するための装置、
   ならびに所望により濾過体トウに軟化剤を付与する装置
   を有する選別用装置と、所望により濾過体トウを推進す
   るための流入ノズル、濾過体トウを集めるための流入用
   装置、所望により流入用漏斗、流入フィンガー、所望に
   より濾過体トウを被包用テープで包むための被包用装置
   、及び形成されたタバコ煙濾過用無端棒状体を個々のタ
   バコ煙濾過用棒状体に切断するための装置を有する加工
   用装置とから成り、流入フィンガーの濾過用トウ流入側
   にその壁に、濾過用トウにその進行方向に加圧されたガ
   ス又は水蒸気を供給するための小孔が、この小孔の穿孔
   軸が濾過用トウの推進方向における流入フィンガーの長
   軸に対し９０°より小さい角度で形成されており、そし
   て濾過用トウ推進方向で小孔より後の流入フィンガーの
   壁に、小孔から供給されるガス又は水蒸気を流入フィン
   ガーから排出するための第二小孔が設けられていること
   を特徴とする、巻縮された紡糸繊維及び／又はフィラメ
   ントからの濾過体トウから得られるタバコ煙に適用棒状
   体の製造装置。 ４、濾過体トウに加圧されたガス又は水蒸気を供給する
   ための管がその推進方向に設置され、この管はガス源又
   は水蒸気源から濾過体トウの推進方向に存在し、流入漏
   斗が存在する場合はその中に導かれ、そのガス又は水蒸
   気の排出端は流入漏斗の濾過体トウ流出側の区域に又は
   流入フィンガーの濾過体トウ流入側の区域に開口してお
   り、そして流入フィンガーの濾過用トウ流入側に、管か
   ら供給されるガス又は水蒸気を流入フィンガーから排出
   するための小孔が壁に設けられていることを特徴とする
   、特許請求の範囲第２項に記載の装置。 ５、管のガス又は水蒸気排出端が、管の内径より小さい
   直径を有し、かつ１個又は数個の小橋により管の内壁と
   結合されている挿入物により間隙ノズルとして形成され
   ていることを特徴とする、特許請求の範囲第４項に記載
   の装置。 ６、流入ノズルが存在するときに、管がガス源又は水蒸
   気源から、流入ノズルを経て濾過体トウ推進方向に設け
   られていることを特徴とする、特許請求の範囲第４項又
   は第５項に記載の装置。 ７、流入フィンガーの濾過体トウ流入側の直前に、加圧
   されたガス又は水蒸気を濾過体トウにその推進方向に供
   給するための吹込み装置が、ガス又は水蒸気を流入フィ
   ンガー中に供給するように、かつ濾過体トウ推進方向に
   流入フィンガーの長軸に対し９０°より小さい角度で配
   置されており、そして流入フィンガーの濾過体トウ流入
   側に、吹込み装置により供給されたガス又は水蒸気を流
   入フィンガーから排出するための小孔が壁に設けられて
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第３項に記載の
   装置。 ８、吹込み装置が間隙ノズルの形を有することを特徴と
   する、特許請求の範囲第７項に記載の装置。 ９　吹込装置がガス又は水蒸気を濾過体トウに供給する
   ための小孔から成るリングを有し、この小孔の穿孔軸が
   、濾過体トウ推進方向に流入フィンガーの長軸に対し９
   ０°より小さい角度で形成されていることを特徴とする
   、特許請求の範囲第７項に記載の装置。