JPS6329010B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6329010B2 JPS6329010B2 JP8408985A JP8408985A JPS6329010B2 JP S6329010 B2 JPS6329010 B2 JP S6329010B2 JP 8408985 A JP8408985 A JP 8408985A JP 8408985 A JP8408985 A JP 8408985A JP S6329010 B2 JPS6329010 B2 JP S6329010B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber layer
- core bar
- winding
- slit
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H5/00—Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
- D01H5/18—Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
- D01H5/70—Constructional features of drafting elements
- D01H5/74—Rollers or roller bearings
- D01H5/80—Rollers or roller bearings with covers; Cots or covers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（発明の技術分野）
本発明は、フイラメントや紡績糸の如き糸条を
巻き取るために用いられる糸条巻取コツトの製造
方法に関する。
巻き取るために用いられる糸条巻取コツトの製造
方法に関する。
（発明の技術的背景）
この種の巻取コツトは、第４図に示すようにア
ルミニウムやベークライト等から成る筒状のコツ
ト用芯金１と、この芯金１上に均一な肉厚で設け
られているゴム層２と、ゴム層２の一端側に環状
に設けられているスリツト３とを備えており、使
用に際しては紡績糸の如き糸条の巻始端をスリツ
ト３に挾み込んで挾持させつつ巻回することによ
り糸条が巻き付けられ、これにより糸条が連続的
に巻き取られる。
ルミニウムやベークライト等から成る筒状のコツ
ト用芯金１と、この芯金１上に均一な肉厚で設け
られているゴム層２と、ゴム層２の一端側に環状
に設けられているスリツト３とを備えており、使
用に際しては紡績糸の如き糸条の巻始端をスリツ
ト３に挾み込んで挾持させつつ巻回することによ
り糸条が巻き付けられ、これにより糸条が連続的
に巻き取られる。
さて、かかる構造の巻取コツトは、従来、接着
剤の塗布されているコツト用芯金１上に未加硫ゴ
ムを押出等により直接的に設け、その後この未加
硫ゴムを加硫してゴム層２を作成し、かつ該ゴム
層２に環状の切り込みを入れてスリツト３を形成
することにより製造されている。
剤の塗布されているコツト用芯金１上に未加硫ゴ
ムを押出等により直接的に設け、その後この未加
硫ゴムを加硫してゴム層２を作成し、かつ該ゴム
層２に環状の切り込みを入れてスリツト３を形成
することにより製造されている。
（背景技術の問題点）
しかし、コツト用芯金１上に未加硫ゴムを設
け、その後に加硫してゴム層２を作成するだけで
は、高温にて加硫されたゴム層２が常温下で収縮
することから、第５図Ａに示すように、矢印方向
への歪みが生じる。即ち、アルミニウム又はベー
クライトから成るコツト用芯金１の線膨張係数は
それぞれ0.25×10-4と0.3×10-4〜0.4×10-4である
のに対して、ゴム層２のそれは1.5×10-4〜3.0×
10-4なので、ゴム層２の収縮率はコツト芯金１の
収縮率の約４〜10倍となつてしまう。このためゴ
ム層２には常温では大きな歪みが生じる。一方、
ゴム層２の内周面側は芯金１に接着されているた
め収縮が抑えられ、これに対してゴム層２の表面
側はその歪みにより常温下で徐々に収縮してしま
う。従つて、第５図Ｂに示すように、ゴム層２に
環状のスリツト３を設けると、ゴム層２の表面側
のみが徐々に収縮するため、スリツト３の間隙も
徐々に大きくなり、スリツト３による糸条の巻始
端の挾持が不可能になつてしまう。このため、従
来の巻取コツトでは比較的太い糸条しか挾持でき
ない不具合があり、ごく特殊な用途でしか使用で
きない問題があつた。
け、その後に加硫してゴム層２を作成するだけで
は、高温にて加硫されたゴム層２が常温下で収縮
することから、第５図Ａに示すように、矢印方向
への歪みが生じる。即ち、アルミニウム又はベー
クライトから成るコツト用芯金１の線膨張係数は
それぞれ0.25×10-4と0.3×10-4〜0.4×10-4である
のに対して、ゴム層２のそれは1.5×10-4〜3.0×
10-4なので、ゴム層２の収縮率はコツト芯金１の
収縮率の約４〜10倍となつてしまう。このためゴ
ム層２には常温では大きな歪みが生じる。一方、
ゴム層２の内周面側は芯金１に接着されているた
め収縮が抑えられ、これに対してゴム層２の表面
側はその歪みにより常温下で徐々に収縮してしま
う。従つて、第５図Ｂに示すように、ゴム層２に
環状のスリツト３を設けると、ゴム層２の表面側
のみが徐々に収縮するため、スリツト３の間隙も
徐々に大きくなり、スリツト３による糸条の巻始
端の挾持が不可能になつてしまう。このため、従
来の巻取コツトでは比較的太い糸条しか挾持でき
ない不具合があり、ごく特殊な用途でしか使用で
きない問題があつた。
（発明の目的）
本発明の目的は、スリツトの間隙が大きくなる
ことのない糸条巻取コツトの製造方法を提供する
ことにある。
ことのない糸条巻取コツトの製造方法を提供する
ことにある。
（発明の概要）
本発明は、コツト用芯金上に未加硫若しくは半
加硫のゴム層を設け、該ゴム層を加硫した後コツ
ト用芯金の一端を拡径し、ゴム層を研磨すると共
にゴム層のコツト用芯金の拡径端側にスリツトを
形成することを特徴とする。
加硫のゴム層を設け、該ゴム層を加硫した後コツ
ト用芯金の一端を拡径し、ゴム層を研磨すると共
にゴム層のコツト用芯金の拡径端側にスリツトを
形成することを特徴とする。
（発明の実施例）
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
先ず、第１図に示すように、内径が94mm、肉厚
が2.5mmのアルミニウムから成る筒状のコツト用
芯金４を用意し、このコツト用芯金４の外周面を
脱脂すると共に荒地仕上げし、エポキシ樹脂を塗
布した。
が2.5mmのアルミニウムから成る筒状のコツト用
芯金４を用意し、このコツト用芯金４の外周面を
脱脂すると共に荒地仕上げし、エポキシ樹脂を塗
布した。
次に、コツト用芯金４上に、ゴム層５を押出被
覆した。このゴム層５は未加硫のアクリルニトリ
ルブタジエンゴムから形成されている。
覆した。このゴム層５は未加硫のアクリルニトリ
ルブタジエンゴムから形成されている。
次いで、第２図に示すように、コツト用芯金４
の一端４ａを端縁の内径寸法が96mmになるように
拡径した。従つて、これによりゴム層５の端部５
ａには他端側に向かう方法（矢印参照）への応力
が生じる。この拡径作業は、例えば、コツト用芯
金４にマンドレル（図示せず）を嵌入し、コツト
用芯金４の一端４ａに円錐状の突出部６ａを有す
る金型６を圧入する、冷間鍛造により行われる。
の一端４ａを端縁の内径寸法が96mmになるように
拡径した。従つて、これによりゴム層５の端部５
ａには他端側に向かう方法（矢印参照）への応力
が生じる。この拡径作業は、例えば、コツト用芯
金４にマンドレル（図示せず）を嵌入し、コツト
用芯金４の一端４ａに円錐状の突出部６ａを有す
る金型６を圧入する、冷間鍛造により行われる。
このように、コツト用芯金４の一端を拡径した
後は、ゴム層５の周面全体又は端部５ａのみを研
磨し、ゴム層５を５mmの均一な肉厚に形成した。
後は、ゴム層５の周面全体又は端部５ａのみを研
磨し、ゴム層５を５mmの均一な肉厚に形成した。
最後に、第３図に示すように、ゴム層５の端部
５ａに環状の切り込みを入れてスリツト３を形成
した。
５ａに環状の切り込みを入れてスリツト３を形成
した。
この得られた巻取コツトを巻付機構の回転軸に
装着し、50デニールのナイロンフイラメントの巻
始端をスリツト３に挾持させた状態で7000〜
8000r.p.mの高速で回転し、これにより上記ナイ
ロンフイラメントを巻き取つた。そして、ここの
巻き取り作業を繰り返して行つた場合でも巻取コ
ツトのスリツト３の間隙が大きくなることはな
く、スリツト３によりナイロンフイラメントの巻
始端を確実に挾持することができた。
装着し、50デニールのナイロンフイラメントの巻
始端をスリツト３に挾持させた状態で7000〜
8000r.p.mの高速で回転し、これにより上記ナイ
ロンフイラメントを巻き取つた。そして、ここの
巻き取り作業を繰り返して行つた場合でも巻取コ
ツトのスリツト３の間隙が大きくなることはな
く、スリツト３によりナイロンフイラメントの巻
始端を確実に挾持することができた。
これは、ゴム層５のスリツト３の設けられた端
部５ａに他端に向かう方向（矢印参照）への応力
が生じているので、この応力によりスリツト３の
間隙が大きくなるのが防止されていることによ
る。
部５ａに他端に向かう方向（矢印参照）への応力
が生じているので、この応力によりスリツト３の
間隙が大きくなるのが防止されていることによ
る。
尚、ゴム層５はウレタンゴム、その他各種のゴ
ム部材を用いて形成してもよい。また、ゴム層５
をウレタン系の液状接着剤を用い又は焼付け、接
着によりコツト用芯金４に固着するようにしても
よい。
ム部材を用いて形成してもよい。また、ゴム層５
をウレタン系の液状接着剤を用い又は焼付け、接
着によりコツト用芯金４に固着するようにしても
よい。
上記実施例において、コツト用芯金４上に半加
硫のゴム部材をエポキシ樹脂等を介して嵌着し又
は焼付け、接着してゴム層５を設け、その後この
ゴム層５を加硫してコツト用芯金４の一端４ａを
拡径するようにしてもよい。この場合にもゴム層
５の端部５ａに上記矢印方向への応力が生じる。
硫のゴム部材をエポキシ樹脂等を介して嵌着し又
は焼付け、接着してゴム層５を設け、その後この
ゴム層５を加硫してコツト用芯金４の一端４ａを
拡径するようにしてもよい。この場合にもゴム層
５の端部５ａに上記矢印方向への応力が生じる。
（発明の効果）
本発明によれば、コツト用芯金上に未加硫若し
くは半加硫のゴム層を設け、このゴム層を加硫し
た後コツト用芯金の一端を拡径し、ゴム層を均一
な肉厚に研磨するようにしたことで、ゴム層の一
端側で他端側に向かう方向への応力が生じる。従
つて、このゴム層のコツト用芯金の拡径端側にス
リツトを形成しても該スリツト間隙が大きくなる
ことがなく、よつて、繰り返し使用してもスリツ
トにより糸条の巻始端を確実に挾持することがで
きる上に細い糸条であつても巻き取ることができ
る糸条巻取コツトを得ることができる。
くは半加硫のゴム層を設け、このゴム層を加硫し
た後コツト用芯金の一端を拡径し、ゴム層を均一
な肉厚に研磨するようにしたことで、ゴム層の一
端側で他端側に向かう方向への応力が生じる。従
つて、このゴム層のコツト用芯金の拡径端側にス
リツトを形成しても該スリツト間隙が大きくなる
ことがなく、よつて、繰り返し使用してもスリツ
トにより糸条の巻始端を確実に挾持することがで
きる上に細い糸条であつても巻き取ることができ
る糸条巻取コツトを得ることができる。
第１図乃至第３図はそれぞれ本発明に係る製造
方法の各製造工程を示す断面図、第４図は従来の
巻取コツトの断面図、第５図Ａ，Ｂはそれぞれ筒
状ゴム層に発生する歪み及びスリツト間隙と歪み
との関係を説明するための断面図である。 １，４……芯金、２，５……ゴム層、３……ス
リツト、４ａ……拡径端。
方法の各製造工程を示す断面図、第４図は従来の
巻取コツトの断面図、第５図Ａ，Ｂはそれぞれ筒
状ゴム層に発生する歪み及びスリツト間隙と歪み
との関係を説明するための断面図である。 １，４……芯金、２，５……ゴム層、３……ス
リツト、４ａ……拡径端。
Claims (1)
- １ 筒状のコツト用芯金上に未加硫若しくは半加
硫のゴム層を設け、該ゴム層を加硫した後前記コ
ツト用芯金の一端を拡径し、前記ゴム層をその肉
厚を均一にすべく研磨すると共に該ゴム層の前記
コツト用芯金の拡径端側に環状の切り込みを設け
たことを特徴とする糸条巻取コツトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8408985A JPS61245319A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 糸条巻取コツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8408985A JPS61245319A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 糸条巻取コツトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61245319A JPS61245319A (ja) | 1986-10-31 |
| JPS6329010B2 true JPS6329010B2 (ja) | 1988-06-10 |
Family
ID=13820776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8408985A Granted JPS61245319A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 糸条巻取コツトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61245319A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08121785A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Maeda Seikan Kk | 床暖房システム |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP8408985A patent/JPS61245319A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08121785A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Maeda Seikan Kk | 床暖房システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61245319A (ja) | 1986-10-31 |
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