JPS63289308A - 合成樹脂製ナス環の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、合成樹脂製ナス環の製造法に関する。

［従来の技術］ 従来、この種のナス環としては１主体と、この主体の一
端を折返して形成したフックと、前記主体の他端からフ
ックに向って延び、常時はフックの内面に爪先が臨み、
フックを閉状態とする爪とを備えたフック部材と、この
フック部材の前記主体の他端に連結され、バンド類を留
め付ける連結環（例えば０字形成はＣ字形）から成り、
該爪の傾動により主体のフック内に目的物を食え込むナ
ス環及びその製造法が知られている（例えば特開昭４７
−５４１１号公報、特開昭５６−５２６１７（じ＝公報
、実開昭５６−２９３１１壮公報）。

［発明が解決しようとする課題１ しかし、］、記した従来の製造法では、爪先をフンク内
に入れて主体と一体に合成樹脂で成形することはｌｔｆ
能であるが、この場合は爪先とフンク内面との間に最少
限度１ｍｍ程度の間隔を保つことか必要となる。このた
め、爪先とフック内面との間に隙間が生じ、外観を損ね
るばかりでなく、フック中に入れた目的物が外れ易いと
いう問題点がある。

又、連結環をフ、り部材と別に合成樹脂で一体に成形す
る様にした場合には、連結環とフック部材との連結作業
が必要となり、この連結作業には多くの人手を要すると
いう新たな問題点が発生するおそれがある。

そこで、本発明は、従来の問題点を解決するものであっ
て、その［１的とするところは、爪先が）、り内面に弾
性的に密着し、しかも成形後の連結環とフック部材との
連結作業の容易な合成樹脂製ナス環の製造法を提供する
ものである。

［課題を解決するための丁段］ 本発明は、ｊ−、記［１的を達成するためのものであり
、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明す
る。

本発明は、フック部材の主体（３）の他端に、連結環（
例えばＤ形リング１０）にスナップ係合する係合部（例
えば係合部９或は拡大頭部１１）を設け、この係合部を
含め、爪（１）を、その爪先（１′）がフック（２）の
外面上に少し間隔を保って屯なる様にして主体と一体に
合成樹脂で成形し、次いで爪の爪先をフックの横にそら
しなから下圧してフック中に入れ、爪の復帰弾性力で爪
先をフンクの内面に当接させてフック部材を構成し、−
力、前記連結環をフック部材とは別に合成樹脂で一体に
成形し、前記フンク部材の係合部を連結環にスナップ係
合きせて、フック部材と連結環を相！Ｉ：に連結したこ
とを特徴する。

［作　用］ 爪（１）の爪先（１′）をフック（２）の横にそらしな
がら下圧してフック中に入れると、爪は合成樹脂のメモ
リー特性で爪先なフックの外面の少し」−まで戻ろうと
する弾性復帰力によりフンクの内面に接して、常にフッ
クを閉じる。

又、フック部材の係合部（９）を連結環（１０）にスナ
ップ係合させることで、両名をワンタッチで連結するこ
とができる。

［実　施　例］ 以下に本発明を図面に示した実施例に基づき説明する。

第１図は成形状ｍ；での本発明によるプラスチンク製ナ
ス環の一例を示し、爪１はフック２を先端に有する主体
３の基部３′から湾曲して折返し、爪先１′はフック２
の外面−１−に少し間隔４を保って重なる。この様にに
体と爪を　・体として有するフック部材を成形するには
、第２図に示した分割線（パーティングライン）５が型
の合せ［１となる様に、−°、つ割りの金型６．７の対
向面にフック部材の各半部を成形する銃腔６’　、　？
’　（キャビティ）を形成し、両金型６．７を合わせて
＃４腔内に溶融原料を射出し、その後、型６．７を開い
て取出せばよい。

こうして成形した第１図のフック部材は、次に爪１をフ
ック２の脇にそらせると同時に下圧してフンク２の内面
下に押しドげる。これにより、爪ｌは元の状態に自身の
弾性で復帰しようとして爪先１′をフックの内面に弾性
的に当接し、第４図に示した完成状態となり、爪を圧し
てフック２の内面と爪先の間に間隔を作り、連結すべき
目的物としてのリング８を出し入れできると共に、力を
釈放すれば、爪先は再びフックの内面に弾性的に当接す
る。

一方、爪と主体の基部に湾曲した折返し部１″の内面に
は、Ω状の係合部９を一体に成形し、個々にベルト、バ
ンド類を連結する連結環としてのＤ形リング１０の軸部
１０′をスナップ係合で枢着する。」二記り形リング１
０は、フック部材と別にプラスチックで一体成形する。

この場合、Ω状の係合部は成形方法による爪の弾性力に
加えて、爪の開閉がスプリング性をもって行える様、そ
の弾性力を付勢する。

又、第６図は本発明の他の実施例を示すものであって、
−１−配係合部として、先端に拡大頭部１１を有する二
つ割りの脚１２等を基部３′に後向きに一体に突設し、
Ｄ形すング等に開設した孔に拡大頭部を縮径して通し、
孔から出て拡大頭部が元の状態に戻ることにより脚１２
を中心にＤ形すングを回動自在に枢着してもよい。

そして、実施に際しては主体及び爪の外面に補強リブ１
３を一体に隆設して強度を持たせることがのぞましい。

尚、原料に顔料を混合して、フック部材及び連結環を任
意の色彩に着色してもよい。

又、連結環はＤ形すングに限らず、Ｃ形であってもよい
。

［発明の効果］ 以−１−説明した様に本発明によれば、爪の爪先をフッ
クの横にそらしながら下圧してフック中に入れることで
、爪は合成樹脂のメモリー特性で爪先をフックの外面の
少し」二まで戻ろうとする弾性復帰力によりフックの内
面に密着するので、その製造が容易であるばかりでなく
、爪先がフックの内面に密着して常にフックを閉じてい
るので、フック中に入れた目的物がフックから不用意に
外れる心配がなく、機能的に優れ、しかも製品を提供で
き、外観上も体裁のよい合成樹脂製ナス環を提供するこ
とができる。

又、フック部材の成形に際して、連結環にスナップ係合
する係合部を同時成形しているので、連結環との連結作
業を簡単に且つ迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図はナス環の
成形状態の側面図、第２図は同上の平面図、第３図は同
」二の成形用金型の第１図の■−■線に治った断面図、
第４図は完成状態の側面図、第５図は同上の平面図、第
６図は本発明の他の実施例を示すナス環の平面図である
。 １・・・爪、１′・・・その爪先、２・・・フック、３
・・・主体、９・・・係合部、１０・・・連結環として
のＤ形すング、１１・・・係合部の他の一例としての拡
大頭部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 主体と、この主体の一端を折返して形成したフックと、
   前記主体の他端からフックに向って延び、常時は爪先が
   フックの内面に臨み、フックを閉状態にする爪とを備え
   たフック部材と、このフック部材の前記主体の他端に連
   結され、バンド類を留め付ける連結環から成り、該爪の
   傾動により主体のフック内に目的物を食え込むナス環の
   製造法において、 上記フック部材の主体の他端には、連結環にスナップ係
   合する係合部を設け、この係合部を含め、上記爪を、そ
   の爪先がフックの外面上に少し間隔を保って重なる様に
   して主体と一体に合成樹脂で成形し、次いで爪の爪先を
   フックの横にそらしながら下圧してフック中に入れ、爪
   の復帰弾性力で爪先をフックの内面に当接させてフック
   部材を構成し、 一方、前記連結環をフック部材とは別に合成樹脂で一体
   に成形し、 前記フック部材の係合部を連結環にスナップ係合させて
   、フック部材と連結環を相互に連結したことを特徴する
   合成樹脂製ナス環の製造法。