JPS63289072A - 高導電性カ−ボンブラックの製造方法 - Google Patents

高導電性カ−ボンブラックの製造方法

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JPS63289072A
JPS63289072A JP12302687A JP12302687A JPS63289072A JP S63289072 A JPS63289072 A JP S63289072A JP 12302687 A JP12302687 A JP 12302687A JP 12302687 A JP12302687 A JP 12302687A JP S63289072 A JPS63289072 A JP S63289072A
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JP
Japan
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carbon black
slurry
oil
water
conductive carbon
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Pending
Application number
JP12302687A
Other languages
English (en)
Inventor
Kishiya Itou
伊藤 希史也
Toshibumi Nishii
俊文 西井
Jichio Deguchi
出口 自治夫
Katsuo Shindou
神道 克生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63289072A publication Critical patent/JPS63289072A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/44Carbon
    • C09C1/48Carbon black
    • C09C1/56Treatment of carbon black ; Purification

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は高導電性カーボンブラックの製造方法に関し、
樹脂、ゴム等に混線、混合した場合、配合された樹脂等
の表面電気抵抗率、体積電気抵抗率を著しく低下させ優
れた導電性材料を提供できる高導電性カーボンブラック
の製造方法に関する゛ものである。
[従来の技術] 高導電性カーボンブラックとしては、アセチレンガスを
熱分解して得られるアセチレンブラック、又は炭化水素
の部分酸化反応によって合成ガスを製造する際に副生物
として得られる副生カーボンを分離したものが知られて
おり、特に窒素ガスの存在下に部分酸化することによっ
て高品質の副生カーボンの得られることが特開昭60−
137802号公報で知られている。
現在市販されている高導電性カーボンブラックとしては
、特にケッチェンブラック(AKZQ社商品名)が、極
めて高DBP吸油量を有し、合成樹脂やゴムに少ない配
合量で高度の導電性を付与することで知られている。
[発明が解決しようとする問題点] 合成ガス反応炉から出た反応ガスは水でスクラッピング
されてカーボンブラックが水スラリーとして分離される
従来、その水スラリー相から粉状あるいは粒状のカーボ
ンブラックを得るためには、機械的にカーボンブラック
と水とを分離し、続いて脱水、乾燥していたが、カーボ
ンブラックの含水率が高いので、300℃以上の高温を
加えることによって含水率1重jlr%以下に乾燥して
いた。そのため、この方法で作られたカーボンブラック
には、乾燥の際の高温の熱履歴によって一部焼結された
カーボンブラックが凝集物となっており、これを配合し
て作ったフィルムやシートの表面に粗さが残ってしまう
という欠点があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、カーボンブラックの水スラリーからの分
離、精製する工程を改良することによって、低温度での
乾燥が可能となり、上記の問題点が解決されることを見
出して本発明を完成した。
即ち本発明は、導電性カーボンブラックの水スラリーに
、水に不溶解性のオイルを、少なくとも液面全体を覆う
ことのできる量以上で、該スラリー中に含まれるカーボ
ンブラック量の10重量倍以下の量を加えたのち攪拌し
、水スラリー液面のオイル膜の上に遊離した粉状カーボ
ンブラックを分離し乾燥することを特徴とする高導電性
カーボンブラックの製造方法である。
本発明が適用される液状炭化水素を原料とする部分酸化
法は、該炭化水素を炉内で分子状酸素および水蒸気と反
応せしめて合成ガスを製造すると同時にカーボンを副生
ずるシェルガス化プロセス、テキサコガス化プロセス等
がある。上記プロセス、「重質油のガス化」 (燃料協
会編、1972年、丸善株式会社刊)などに、またテキ
サコガス化プロセスは、真田宏、石油学界誌、長、42
〜46(1972)などに記載されているものである。
上記部分酸化法によるオキソガスの副生カーボンから製
造される高導電性カーボンブラックは、JIS K82
21に準拠して測定されるDBP吸油量が22(laj
!/100g以上、好ましくは、300〜500aE/
100gであり、灰分が0.3重量%以下のものをいい
、このようなカーボンブラックはそれ自身でも良好な導
電性を示すが、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレンプロピレン共重合体樹脂等のポリオレフィン樹
脂、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリスチレン、ゴム等
に混練e混合した場合、配合された樹脂等の表面電気抵
抗率、体積電気抵抗率を著しく低下させすぐれた導電性
材料を提供するものである。
本発明に用いられる液状炭化水素には、例えばC重油、
へ重油、ナフサの分解油(エチレンヘビーエンド)、芳
香族系液状炭化水素にカーボンを混合したカーボンオイ
ル、芳香族系炭化水素にC重油などを混合した混合オイ
ル等がある。これらの中でも元素分析により求めた炭素
原子/水素原子の重量組成の比が9以上のエチレンヘビ
ーエンド、カーボンオイル、混合オイルが好ましく、特
に炭素原子/水素原子の重量組成比が12以上の、例え
ばエチレンヘビーエンド、カーボンオイル等が、得られ
るカーボンブラック中の灰分量を低くできるので好まし
い。
合成ガス製造の部分酸化反応は、反応炉の炉内温度範囲
が1200〜!450℃、好ましくは、1300〜14
50℃、特に好ましくは1360〜1420℃で、炉内
圧力は、10〜80kg/C112、特に好ましくは2
5〜35kg/cm2であり、炉内へ供給される水蒸気
の量が原料炭化水素 1トン当たり 200〜800 
kg、このましくは400〜800 kg、特に好まし
くは450〜800kgの条件で運転される。これらの
条件で上記原料炭化水素を部分酸化したとき、高導電性
で灰分の少ないカーボンが収率良く得られ、しかも合成
ガスの製造には何等悪影響を与えない。
合成ガス反応炉から出た反応ガスは水でスクラッピング
することによりカーボンブラックが水スラリーとして分
離される0本発明の高導電性カーボンブラックを得るた
めには、この水スラリーのカーボン濃度は4重量2以下
、好ましくは2重量%以下である。4重量2を超えるカ
ーボン濃度のスラリーは粘度が高く、取り扱い難くなる
本発明で用いられるオイルは、常温で液状のいわゆる油
及び常温で固体状のものを含む、この油は、水に溶解せ
ず、粘性を感じ、また水よりも軽く一般に燃焼性を有す
るものであり、(1)脂肪酸のグリセリドを主成分とす
る動植物油脂、(2)炭化水素より成る石油、(3)ア
ルコール、ケトン、アルデヒドなどからなる高級な芳香
油などである。
これらのオイルは、カーボンブラック水スラリーの少な
くとも液面全体を覆うことのできる量以上で、該スラリ
ー中に含まれるカーボンブラック量の10重量倍以下、
好ましくは5重量倍以下、特に好ましくは2重量倍以下
の量が水スラリーに添加され、攪拌される。これによっ
てカーボンブラック粒子は水の相からオイル膜を通過し
、しまいには、スラリー液面上のオイル膜の上に粉状カ
ーボンブラックが形成される。オイル量が多すぎる場合
には、カーボンブラックのオイルスラリー相が多くなり
、本発明の目的とするカーボンブラック単独相の収率が
悪くなる。また少なすぎる場合は、本目的の効果が得ら
れない。
ここでいう攪拌とは、カーボンブラックスラリー内の成
分とオイルとの接触を促進する方法であり、一般に考え
られるインペラー攪拌、スターラー攪拌、容器の回転、
振動等の他、超音波振動、煮沸等の手段を用いることが
できる。
ここで得られた粉状カーボンブラックは、含水率が5重
量2以上1000重量2以下であり、カーボンブラック
及びオイルの劣化が生じない条件で含水率1重量2以下
に加熱乾燥される。この条件は、空気中であれば200
℃以下での乾燥であり、窒素等の不活性ガス雰囲気中ま
たは真空中であればオイルの劣化を考慮した温度であれ
ば任意の温度が採用できる。空気中で200℃以上を超
えた温度で乾燥するとカーボンブラックの酸化が顕著に
おこり、この酸化はカーボンブラックの凝集をもたらし
て、カーボンブラックの混練性を悪化させる。
乾燥は必要に応じて、箱型乾燥機、バンド乾燥機、ベル
ト乾燥機、流動層乾燥機、ロータリーキルン、コニカル
型乾燥機、真空乾燥機等が用いられる。
[実施例] 実施例1 1)分酸化反応によるカーボンブラック水スラリーの製
造 原料液状炭化水素としては次に示す性状のエチレンヘビ
ーエンドを用いた。
初留温度          180〜190℃10駕
留出温度        205〜215℃50駕留出
温度       250〜260℃97駕留出温度 
      320〜340℃粘度(80°C)   
       約10 cst炭素原子/水素原子(重
量比)     12.5この原料をシェルガス化プロ
セス炉に導入した。水蒸気供給量は原料1トン当たり4
70 kgで、炉内温度1400℃、炉内圧力30 k
g/c鵬2.メタン濃度0.6容量zで運転し、得られ
た反応ガスを水でスクラッピングし、合成ガスと共に、
カーボンブラック水スラリーを得た。
2)カーボンブラック水スラリーの処理スラリー中に含
まれるカーボンブラックの0.6重量倍のオイル(出光
興産■、パラフィン系プロセスオイルPW−90)を加
えた後、20分間家庭用ジューサー(三菱電機株、 J
M−392)を用いて、攪拌すると、スラリー液面上の
オイル膜の上に粉状カーボンブラックが形成する。ここ
に得られた粉状カーボンブラックは、含水率が1454
5重量あった。この粉状カーボンブラックを窒素ガス中
120℃で含水率 1重量2以下に乾燥した。得られた
乾燥カーボンブラック粉末のほぐれ易さを以下の方法で
評価した。1s定結果は表に示す。
はぐれ易さ: カーボンブラック205gとN−メチル−2−ピロリド
ン20−を 100−三角フラスコに秤量する。内容積
800−の超音波洗浄機に水300m1を入れ、その中
央部にと記三角フラスコを設置し、20分間超音波をあ
てる。カーボンブラック・N−メチル−2−ピロリドン
分散液を各種ろ紙を使用した真空ガラスろ過機でろ過し
、ろ紙上に残留したカーボンブラックを定量する。ろ紙
は細孔径20ル謂のワットマンNo、4と細孔径 1μ
履の東洋ろ紙G5−25を使用した。1gm通過量の大
きいほどよくほぐれており、20gm残量は凝集物の存
在を示す。
表 比較例1〜3 実施例1の1)で得られたカーボンブラック水スラリー
からカーボンブラックを分離脱水したのち、窒素ガス中
120℃(比較例1)および500℃(比較例2)で含
水率1重量2以下に乾燥し、はぐれ易さを測定した。
また市販の高導電性カーボンブラック(ケッチェンブラ
ック)について、そのままほぐれ易さを評価した(比較
例3)。これらの測定結果も表に示す。
[発明の効果] 本発明の高導電性カーボンブラックは、その製造工程に
おいて、すぐれた導電性を与える副生カーボンブラック
を使用し、特定濃度のスラリーから特殊な方法でカーボ
ンブラック粒子を水から分離、精製したものであるから
、乾燥温度を低くすることができ、かつ、凝集物が少な
く、また、凝集防止剤を使用しないため化学的にも安定
である。
本発明の方法で得られた高導電性カーボンブラックは優
れた導電性を有し、かつ1分散性がよいので、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共
重合体樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、
ナイロン、ポリスチレン、ゴム等に混練、混合した場合
、配合された樹脂等の表面電気抵抗率、体積電気抵抗率
を著しく低下させ、優れた導電性材料を提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性カーボンブラックの水スラリーに、水に不
    溶解性のオイルを、少なくとも液面全体を覆うことので
    きる量以上で、該スラリー中に含まれるカーボンブラッ
    ク量の10重量倍以下の量を加えたのち攪拌し、水スラ
    リー液面のオイル膜の上に遊離した粉状カーボンブラッ
    クを分離し乾燥することを特徴とする高導電性カーボン
    ブラックの製造方法。
  2. (2)導電性カーボンブラックの水スラリーが、液状炭
    化水素の部分酸化によって生成された合成ガスを水スク
    ラッピングして得られたものである、特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  3. (3)水スラリーのカーボン濃度が4重量%以下である
    、特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。
JP12302687A 1987-05-20 1987-05-20 高導電性カ−ボンブラックの製造方法 Pending JPS63289072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6827772B2 (en) 2002-05-24 2004-12-07 Cabot Corporation Carbon black and compositions containing same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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