JPS63289044A - 防菌性ポリオレフィン組成物 - Google Patents

防菌性ポリオレフィン組成物

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JPS63289044A
JPS63289044A JP12547687A JP12547687A JPS63289044A JP S63289044 A JPS63289044 A JP S63289044A JP 12547687 A JP12547687 A JP 12547687A JP 12547687 A JP12547687 A JP 12547687A JP S63289044 A JPS63289044 A JP S63289044A
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JP
Japan
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antifungal
polyolefin
composition
antibacterial
aliphatic alcohol
Prior art date
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Pending
Application number
JP12547687A
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English (en)
Inventor
Kimiho Kosegaki
公穗 小瀬垣
Kazuhiko Kobayashi
和彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は防菌性ポリオレフィン組成物に関し、特に防カ
ビ性、防菌性にすぐれたポリオレフィン組成物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
ポリオレフィンは、その優れた力学特性、成形性等の特
性を生かして1種々の用途に使用されているが、用途に
よっては、防カビ性、防菌性が要求される場合がある。
ポリオレフィンは、本来カビや雑菌が発生し難い樹脂で
あるが、使い方によっては問題となる場合がある。すな
わち、野菜、果物、菓子、肉魚類等食品のポリオレフィ
ン製容器、あるいはこれらの食品や水分などと接触する
可能性のあるポリオレフィン製の家庭用品や電化製品等
は、常にカビや雑菌の発生という問題点をかかえている
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような問題点を克服するための努力は、防腐剤やハ
ロゲン系添加剤等を配合することなど、いくつかの方法
が提案されているが、これらは、効果であるばかりか、
多量に添加するとブリード、着色の問題があり、極力少
量で性能を発揮させる配合技術の開発は重要であるが、
未だ種々の問題点を抱えている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる問題点に対し、ポリオレフィンに特定
の配合剤を選択配合することによって前記問題点を解決
したものである。
すなわち本発明は、ポリオレフィン100ffz ff
i 部に、 (A) 2−(4−チアゾール)−ベンズイミダゾール
及び又11,4,4°= トリクロル−2°−ヒドロキ
シジフェニルエーテル0.01〜3重量部と (B)高級脂肪族アルコール及び又は非イオン系界面活
性剤0.01〜2重量部 ゛  とを配合してなることを特徴とする防菌性ポリオ
レフィン組成物である。
本発明において用いられるポリオレフィンとしては、エ
チレン、フロピレン、1−ブテン、l−ペンテン、1−
ヘキセン、4−メチルペンテン−1などのオレフィン、
特に オレフィンの単独重合体ならびにこれらのブロッ
ク及びランダム共重合体が挙げられる。これらポリオレ
フィンに他の不飽和化合物が共重合されたものであって
も良い。
これらポリオレフィンの中で、好ましいものは、プロピ
レンの単独重合体及びプロピレンと他のオレフィンとの
ランダム−及びブロック−共重合体である。最も好まし
くはブロック共重合体である。これら共重合体の中でも
、JIS−K 7210(230℃、2.18kg荷f
ff)ニJ:るメルトフローレート(MFR)が0.1
−100 g/10分、特に 1〜80g/10分の共
重合体は、本発明の効果が顕著である点で特に好ましい
これらのプロピレン重合体は、通常、チーグラ一番ナツ
タ触媒により重合されるのが一般であるが、この触媒に
は塩化マグネシウム等の担体に触媒成分を担持させたも
のも用いられる。重合法としては、ヘプタン等の溶剤中
においてスラリー状にて製造されるほか、無溶媒で液相
状態または気相状態で重合させて製造することができる
。さらに近年の触媒技術の進歩により、脱触媒工程が不
要な重合体製造プロセスも現実化しているが。
これらのプロセスで製造されたプロピレン重合体も本発
明のポリオレフィン成分として有効に適用できる。
(A)防カビ剤成分 また、本発明の防菌性ポリオレフィン組成物に用いられ
る上記(A)成分は、2−(4−チアゾール)−ベンズ
イミダゾール、及び2,4.4’−トリクロル−2°−
ヒドロキシジフェニルエーテルであり、これらは防カビ
剤として有効であり、特に、2,4,4°−トリクロル
−2“−ヒドロキシ夛フェニルエーテルが好ましい。
防菌性ポリオレフィン組成物に配合される (A)成分
の添加量としては、ポリオレフィン100重量部に対し
て0.01〜3重量部、好ましくは0.02〜2重量部
である。(A)成分の添加量が上記範囲未満では十分な
効果が奏されず、一方、上記範囲を超えるとブリード、
臭気、着色などのに問題が生じる。
上記2種の (A)成分は単独で使用しても併用しても
よく、また、他の防カビ剤との併用使用も何らさしつか
えないばかりか、相乗的な効果が期待される場合もある
このような併用可能な他の防カビ剤としては、N−(フ
ルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジメ
チル−N−フェノール−No−(フルオロジクロロメチ
ルチオ)−スルファミド、10.10’−オキシビスフ
ェノキシアルシン、1,3−ジシアノ−2,4゜5.6
−チトラクロロベンゼン、ヒドロキシ安息香酸アルキル
エステルなどが挙げられる。
(B)高級脂肪族アルコール成分及び非イオン系界面活
性剤成分 本発明の防菌性ポリオレフィン組成物には前記防カビ剤
の外に(B)成分として高級脂肪族アルコール及び又は
非イオン系界面活性剤が用いられる。
高級脂肪族アルコールとしては、炭素数8〜40の飽和
あるいは不飽和の脂肪族アルコールが好ましく、具体的
には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ス
テアリルアルコール、セチルアルコールなどが挙げられ
る。
また、前記非イオン系界面活性剤としては、例えばステ
アリン酸モノグリセライド、リノール酸モノグリセライ
ド、N、N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキル
アミドなどのような脂肪族のグリセライド、アミン並び
にアミド系の非イオン系界部活性剤が挙げられる。
これら(B)成分の中では高級脂肪族アルコール及び非
イオン系界面活性剤中の脂肪酸グリセライドが好ましい
。最も好ましいのは高級脂肪族アルコールである。これ
ら(B)成分は2種以上を併用することもできる。
防菌性ポリオレフィン組成物に配合される(B)成分の
添加量としては、ポリオレフィン100重量部に対して
0.01〜2重量部、好ましくは0.03〜1重量部で
ある。(B)成分の量が上記範囲未満では十分な効果が
奏されず、一方、上記範囲を超えるとブリードによる表
面のべたつき、臭気、着色などの問題を生じる。
(C)その他の成分 本発明の組成物には、本発明の効果を損なわない限りそ
の他の付加的成分を配合することができる0例えば、フ
ェノール系、リン系、チオエーテル系などの酸化防止剤
、UV吸収剤、光安定剤、中和剤、滑剤、金属不活性剤
、過酸化物、発泡剤。
難燃剤、核剤、無機系あるいは有機系の充填剤、ゴム成
分、有機系あるいは無機系の顔料、分散剤などを配合す
ることができる。
肚處上立1】 本発明の防菌性ポリオレフィン組成物は、通常のポリオ
レフィン組成物の方法と同様の方法にて製造することが
できる0例えば、ポリオレフィンのパウダー又はペレッ
トに前記(A)成分、(B)成分及び必要に応じてその
他の(C)成分、例えば酸化防止剤などを配合し、ヘン
シル型ミキサーにて攪拌して混合した後、押出機にて溶
融混練して押出してペレットとする。
さらに、このペレットを射出成形、圧縮成形。
シート成形、フィルム成形、プロー成形、真空成形など
の成形機によって目的とする成形品に加工するのが一般
的であるが、予め前記配合成分を高濃度に濃縮したマス
ターバッチのペレットを作り、これを成形加工時に他の
ペレットに添加する方法でもよい。
■ 本発明の防菌性ポリオレフィン組成物の防カビ性、防菌
性において有効性が発揮される製品としては、例えば、
野菜、果物、肉、魚、菓子、香辛料などの食品用容器;
カゴ;包装材;冷蔵庫の内装部;泡板;洗濯機の洗濯槽
並びに部品;空調部品;除湿器;自動車内外装部品;テ
ーブルなどの家具;ゴミ容器、流しコーナー、洗面器、
バケツなどの台所用品;台所、浴室、病院などの内装材
や壁材などのポリオレフィン成形体が挙げられる。これ
らの中で好ましい製品としては、食品等の容器、カゴ、
包装材;冷蔵庫内のタナ板、野菜収納箱があり、また、
野菜等の鮮度を保つために湿度のコントロールされた野
菜貯蔵庫用の野菜収納箱には特に適している。
これらのポリオレフィン成形体の中では、射出成形によ
ってなされた製品が本発明の効果をより顕著に発揮する
ことができる。
〔作用〕
このようにして製造された本発明の防菌性ポリオレフィ
ン組成物は、その製品、特に射出成形品などにおいて、
防カビ性能、防菌性能が優れているが、このように優れ
た効果、特に相乗的な効果が発揮される機構については
明らかではないが、前記(B)成分に挙げる物質が、(
A)成分の防カビ剤の製品表面への移動、拡散を何らか
の作用で助けているか、あるいは1表面での防カビ剤の
存在状態に影響を与え、効率的に防カビ性能を発揮させ
ていることによるものと推定され、このような相乗的作
用は予想し得なかったところである。
〔実施例〕
実施例1〜8及び比較例1〜6 組直り立1j エチレン含量が2重量% 、 MFRが30g/10分
のプロピレン・エチレンブロック共重合体100重量部
に、第1表に示す組成の配合物を加えて、ヘンシェル型
ミキサーにてブレンドした後、 30m+e径の押出f
i (230℃)で溶融・混練して押し出し、ペレット
とした。
このペレットを射出成形機(200℃)によって120
1!1m X 80m1lX  2amの板に成形し、
これから8h+aX 3511腸X 2+amのダンベ
ルを切り出して、エタノールで洗浄した後、次の防カビ
性テスト用試験片とした。
阪he性j2乙ユ ボテ) (2%)、グルコース(1t)を含む寒天培地
の上に前記試験片を置き、その試験片の表面に第1表に
示すカビのスボアを表面全面が濡れる程度に滴下し、2
6℃で60日間培養した。そして、その試験片表面の菌
(胞子)の生育状態を観察して、以下の判定基準により
判定を行なった。
その結果を第1表に示す、なお、使用した菌は以下のも
のを使用した。
(使用した菌) 次の3種の菌を使用した。
アスペルギルスニガー(Aspergillus 旧g
er)ATCC8275 ペニシリウムシトリナム (Penicilliu腸c
itrinum) ATCC9849ケトニウムグロボ
サム(Chaetomium globosuすATC
C8205 (判定基準) −:胞子生育せず ±  :不明瞭 +  :若干生育 ++:かなり生育 +++:全面に生育 なお、第1表中の配合成分の略記号は、(A)成分、(
B)成分及び(C)成分については、以下のごとくであ
る。
(A)成分 (a+ ): 2−(4−チアゾール)−ベンズイミダ
ゾール(az ): 2,4.4’−トリクロル−2−
ヒドロキシジフェニルエーテル、 (B)成分 (bl >:ステアリルアルコール (b2):グリセリルモノステアレート(+13): 
N、N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)ステアリルア
ミン (C)成分 (C,):テトラキス〔メチレン−3−(3°、5″−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ートコメタン(1!を化防止剤) (cz)ニドリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスファイト(酸化防止剤) (Ci )ニステアリン酸カルシウム(滑剤)〔発明の
効果〕 本発明の防菌性ポリオレフィン組成物は、配合された前
記(A)成分と(B)成分との相乗的な効果が発揮され
、効率的に防カビ性能、防菌性能を発揮させることがで
きるので、従来のもの番こ比べ、防カビ性能、防菌性能
が顕著に優れたものである。したがって、このような防
菌性ポリオレフィン組成物は工業的な素材として極めて
有用なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィン100重量部に、 (A)2−(4−チアゾール)−ベンズイミダゾール及
    び又は2,4,4′−トリクロル−2′−ヒドロキシジ
    フェニルエーテル0.01〜3重量部と (B)高級脂肪族アルコール及び又は非イオン系界面活
    性剤0.01〜2重量部 とを配合してなることを特徴とする防菌性ポリオレフィ
    ン組成物。
JP12547687A 1987-05-22 1987-05-22 防菌性ポリオレフィン組成物 Pending JPS63289044A (ja)

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ID=14911033

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02215499A (ja) * 1989-02-15 1990-08-28 Sanyo Electric Co Ltd 電気機器
JPH02243194A (ja) * 1989-03-17 1990-09-27 Hitachi Ltd 抗菌性洗濯機
JPH03112594A (ja) * 1989-09-28 1991-05-14 Hitachi Ltd 抗菌性洗濯機
JPH04117937A (ja) * 1990-09-10 1992-04-17 Hitachi Home Tec Ltd 食器乾燥器
JPH08252392A (ja) * 1996-04-08 1996-10-01 Hitachi Ltd 洗濯機

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