JPH08252392A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH08252392A
JPH08252392A JP8085035A JP8503596A JPH08252392A JP H08252392 A JPH08252392 A JP H08252392A JP 8085035 A JP8085035 A JP 8085035A JP 8503596 A JP8503596 A JP 8503596A JP H08252392 A JPH08252392 A JP H08252392A
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JP
Japan
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washing
synthetic resin
washing machine
tank
tub
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Pending
Application number
JP8085035A
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English (en)
Inventor
Takao Kawaguchi
卓男 川口
Tetsuo Ishikawa
鉄雄 石川
Shingo Tsuneyoshi
信吾 常吉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯兼脱水槽そのものに抗菌性物質を配合する
ことなく、つまり洗濯兼脱水槽の高速脱水率を損なうこ
となく、その一方でカビ、酵母、細菌等の微生物の繁殖
を従来よりも抑制することのできる洗濯機を得ることに
ある。 【解決手段】洗濯兼脱水槽内に収容された洗濯物を撹拌
して汚れを落とす洗濯機において、外周壁に補強リブを
有する前記洗濯兼脱水槽を合成樹脂で形成し、前記洗濯
兼脱水槽の外周壁表面を、有機系微生物繁殖抑制物質を
配合した合成樹脂膜で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機、さらに詳細
には、洗濯機構成部材にカビ,酵母,細菌等の微生物が
繁殖するのを抑制し、洗濯機構成部材の変色や材料劣
化、さらには前記した微生物の洗濯物への汚染を防止す
るのに好適な洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機の構成部材中、洗浄液と接触する
主たる部材、例えば洗濯槽や撹拌翼には、ポリプロピレ
ンを主体とした熱可塑性樹脂、ほうろう、ステンレスス
チール等が使用されている。
【0003】ところで、洗濯機を長期にわたって使用し
ていると、前記したごとき洗濯槽や撹拌翼等、洗浄液と
接触する部分が黒色や褐色等、いわゆるくすんだ色に変
化することが知られている。そして、その原因も、洗濯
機構成部材の表面には、洗濯機に特有の微生物であるペ
ニシリウム属、ムコール属、キユーブラリア属、クラド
スポリウム属、アルタナリア属、ヒユーミコーラ属を中
心とするカビ、さらには酵母、細菌等の微生物が繁殖し
ているためであることが既に判っている。
【0004】なお、特公昭63−15874号公報に
は、セルフクリーニング機能を有する全自動洗濯機が示
されている。すなわち、全自動洗濯機は、洗濯兼脱水槽
(回転槽)の外周に水受槽を配置したものであるが、こ
の全自動洗濯機を長期にわたって使用していると、回転
槽の外周面及び水受槽の内周面に石けんかすや繊維屑等
が付着し、特に水受槽の内周面隅部ではその付着量が多
くなることが知られている。
【0005】しかして、前述したセルフクリーニング機
能、すなわち水受槽に給水・貯水した状態で回転槽を回
転させる桶洗い工程を付設した前掲特公昭63−158
74号公報に記載の全自動洗濯機によれば、微生物の栄
養源となる金属石けんや繊維屑等、その付着物の堆積層
厚さが厚い場合には、比較的効果的に前記付着物を除去
することができる。
【0006】しかしながら、本発明者等がおこなった実
験によると、前記した付着物の堆積層厚さが薄い場合に
は、なかなかその付着物を除去することができず、この
ような場合、金属石けん等の付着物を栄養源として微生
物が容易に繁殖し、回転槽や水受槽、さらには主に洗浄
液を介して撹拌翼にまで微生物汚染が広まって、前記各
部が黒色や褐色等、くすんだ色に変化し、かつ材料劣化
が進むことに加えて、洗濯機使用者が定期的なセルフク
リーニング操作を怠った場合には、すすぎ洗いに際し、
前記付着物が剥がれ、濃い色に着色された、微生物を含
む汚染物がすすぎ水中に分散し、洗濯物を汚す結果を招
くという不具合を生じる。なお、本発明者等が意図的に
おこなった前記セルフクリーニング操作の懈怠後、すす
ぎ水を分析した結果、多量のカビ類が検出されたが、こ
のカビ類は例えばアレルギー性疾患の原因ともなり得、
衛生上好ましくないことは、ここに改めて説明するまで
もない。
【0007】なお、「防菌性ポリオレフィン組成物」と
題する特開昭63−289044号公報には、食品用容
器、カゴ、包装材、冷蔵庫用のタナ板、野菜収納箱と共
に、洗濯機の洗濯槽を、防菌性物質を配合した合成樹脂
で構成してもよい旨例示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斯界(洗濯
機メーカの分野)で周知のように、遠心脱水機能を備え
る洗濯兼脱水槽の回転はかなりの高速回転(通常800
rpm以上)となる。
【0009】このような状況の下、合成樹脂に抗菌性物
質を練り込んだ組成物で洗濯兼脱水槽を成形した場合、
新たに次のような問題が発生する。
【0010】つまり、合成樹脂の中に抗菌性物質が含ま
れるということは、言葉を換えて言えば、合成樹脂の中
に別の物質である不純物が含まれることになり、合成樹
脂の強度は低下する傾向を示す。
【0011】したがって、合成樹脂に抗菌性物質を練り
込んで洗濯兼脱水槽を成形する場合、既述のごとく、こ
の洗濯兼脱水槽の強度は低下する傾向を示すため、特開
昭63−289044号公報に例示の食品用容器、カ
ゴ、包装材、冷蔵庫用のタナ板、野菜収納箱等とは異な
って、遠心脱水時高速回転する過酷な条件の下で前記洗
濯兼脱水槽を使用するためには、合成樹脂の中に配合す
る抗菌性物質の量を少なくせざるを得ず、その結果、抗
菌効果が十分に発揮されず、他方、抗菌効果を十分に発
揮させるために合成樹脂の中に配合する抗菌性物質の量
を多くした場合には、その抗菌性物質の量が多くなって
強度が低下した分、洗濯兼脱水槽の遠心脱水時における
回転数を下げる必要に迫られ、結果的に脱水時間を長く
せざるを得ない不具合を生じることになる。
【0012】本発明の目的は、洗濯兼脱水槽そのものに
抗菌性物質を配合することなく、つまり洗濯兼脱水槽の
高速脱水率を損なうことなく、その一方でカビ、酵母、
細菌等の微生物の繁殖を従来よりも抑制することのでき
る洗濯機を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして、前記目的を達成
するため、本発明は、洗濯兼脱水槽内に収容された洗濯
物を撹拌して汚れを落とす洗濯機において、外周壁に補
強リブを有する合成樹脂製の洗濯兼脱水槽の外周壁表面
を、有機系微生物繁殖抑制物質を配合した合成樹脂膜で
被覆するというものである。
【0014】洗濯機運転中、洗濯兼脱水槽の内周壁は、
洗濯物である衣類等としばしば接触してその表面がこす
られるため、合成樹脂製の洗濯兼脱水槽に練り込まれる
抗菌性物質の濃度をあまり高くしなくてもそれ程問題と
ならない。
【0015】これに対し、洗濯兼脱水槽の外周壁には、
当該洗濯兼脱水槽の高速回転時における耐久性を増すこ
とを目的として、斯界で周知のように、補強リブが設け
られており、洗濯終了時に排水する作業を長期にわたっ
て繰返しおこなった場合、前記リブに洗濯水中のかすや
繊維屑等がたまってカビ等が発生し、これが以降の洗濯
水中に分散すると衣類等の洗濯物を汚染することになる
が、本発明によれば、外周壁に補強リブを有する合成樹
脂製の洗濯兼脱水槽の外周壁表面を、有機系微生物繁殖
抑制物質を配合した合成樹脂膜で被覆することにより、
洗濯兼脱水槽そのものに抗菌性物質を配合することな
く、つまり洗濯兼脱水槽の高速脱水率を損なうことな
く、その一方でカビ、酵母、細菌等の微生物の繁殖を従
来よりも抑制した洗濯機を得ることができる。
【0016】なお、特開昭63−289044号公報に
は、洗濯機の洗濯槽の他に、洗濯機の構成部品をも、防
菌性物質を配合した合成樹脂で構成してもよい旨記載さ
れているが、特開昭63−289044号公報には、具
体的に洗濯機のどの部品を防菌性の合成樹脂で構成する
のか(例えば手が触れる操作パネルであるのか)一切開
示するところがない(つまり、特開昭63−28904
4号公報では、洗濯兼脱水槽の高速脱水率を損なうこと
なくカビ、酵母、細菌等の微生物の繁殖を抑制する点に
ついて一切認識していない)。
【0017】また、特開昭63−110258号公報、
特開昭52−148622号公報、特開昭52−700
24号公報、特開昭59−122403号公報には、そ
れぞれ抗菌性合成樹脂、殺菌剤,工業用殺菌組成物、耐
久性防カビ方法に関する技術が開示されているが、その
いずれにも洗濯機との関係を示す記載はなく、特に本発
明のように、洗濯兼脱水槽そのものに抗菌性物質を配合
することなく、つまり洗濯兼脱水槽の高速脱水率を損な
うことなく、その一方でカビ、酵母、細菌等の微生物の
繁殖を従来よりも抑制する点に言及した記載は見受けら
れない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図1、図2を参
照しつつ、図3にもとづいて説明すると、図1は図2に
符号2で示す撹拌翼を構成する洗濯機構成部材の一部詳
細図、図2は全自動洗濯機の内部構造を示す縦断面図で
ある。
【0019】図2において、1は全自動洗濯機の回転槽
を示し、この回転槽1は、洗濯兼脱水槽としての機能を
有する。回転槽1の底部中央には、撹拌翼2を軸3に取
り付けるためのフランジ4が嵌入する取付座5が形成さ
れており、この取付座5と同心状に環状リブ6が形成さ
れており、また前記取付座5の半径方向には、放射状リ
ブ7が前記環状リブ6と交差して形成されている。回転
槽1の外周壁側部には、水平方向に走る横リブ8と、縦
方向に走る縦リブ9とが互いに交差して形成されてお
り、回転槽1の上部開口部周縁には、バランスウエイト
10を内蔵する溝11が形成されている。一方、回転槽
1の周壁には、前記各リブ6,7,8,9と干渉しない
部分において、多数の脱水用孔13,13…が穿設され
ている。他方、回転槽1は、洗濯機外枠14に内装した
水受槽15内に回転自在に支持されており、この水受槽
15は、回転槽1の外槽としての機能を有する。水受槽
15の下底部には、モーター16からの回転を撹拌翼2
の軸3に伝達するクラッチ部17が設けられている。ま
た、水受槽15は、外枠14に吊棒18,18により、
スプリング19,19を介して弾性的に懸吊支持されて
いる。図2中、20は外枠カバー、21は操作パネルを
示している。
【0020】そして、図2において、図1に示す洗濯機
構成部材は、撹拌翼2に用いられるものであって、図1
において、洗濯機構成部材の主材であるポリプロピレン
樹脂22には、当該洗濯機構成部材の剛性をさらに向上
させるために、タルク23が10%配合されており、こ
のタルク23とポリプロピレン樹脂22との総量に対
し、耐熱性にすぐれかつ、抗菌作用の大きな2,3,
5,6テトラクロロ4(メチルスルホニル)ピリジン2
4が、重量比で0.1%から2%の範囲で配合されてい
る。ここで、洗濯機構成部材の増量や剛性向上等を目的
として用いる無機材料としては、タルク23の他に、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、マイカ等の粒子状無機材
料、さらにはガラス繊維等の繊維状無機材料を必要に応
じて任意の量配合することができる。また、抗菌性物質
としては、前記の2,3,5,6テトラクロロ4(メチ
ルスルホニル)ピリジン24以外に、2,4,5,6
(テトラクロロイソフタロニトリル)も耐熱性にすぐれ
ていると同時に、抗菌作用も大きく、なお前記両抗菌性
物質を併用するようにしてもよい。また、前記材料に加
えて、酸化防止剤、分散剤等の添加剤を配合してもよ
く、さらに顔料の添加による着色も可能である。
【0021】次に、本発明の一実施例を、既述の図2を
参照しつつ、図3にもとづいて説明すると、図3は本発
明の一実施例を示す洗濯機構成部材の一部詳細図であ
る。
【0022】しかして、図1の実施例においては、図2
に符号1で示す回転槽に同図(図3)に示す洗濯機構成
部材を使用するようにしたものであって、図3におい
て、洗濯機構成部材は、抗菌性物質を含まない熱可塑性
樹脂の射出成形品からなる回転槽の外周壁面に、合成樹
脂をベースとする塗膜層25を形成したものであって、
この塗膜層25の中には、抗菌性物質として、2,4,
5,6(テトラクロロイソフタロニトリル)26が、塗
膜総重量に対して重量比で0.1から2.0%の範囲で
分散配合されている。しかして、この構成によれば、抗
菌性物質を熱可塑性樹脂中に練り込む必要がないので、
部品加工中、抗菌性物質が約200℃を越える環境にさ
らされることはなく、耐熱性の低い各種の抗菌性物質を
用いることができる。すなわち、イミダゾール系化合
物、フエノール系化合物、ピリジン系化合物、ハロゲン
系化合物、ジチオカーバメイト系化合物、ポリハロアル
キルチオ系化合物、チアゾリン系化合物、第4級アンモ
ニウム塩系化合物、有機金属系化合物等を単独あるいは
複数併用することができる。また、本実施例において
は、塗膜層25の膜形成材料として、例えばエポキシ樹
脂を挙げることができるが、これ以外に、ウレタン系、
アクリル系、アルキツド系、メラミン系、ポリエステル
系、フエノール系等の樹脂を挙げることもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、外周壁に補強リブを有
する合成樹脂製の洗濯兼脱水槽の外周壁表面を、有機系
微生物繁殖抑制物質を配合した合成樹脂膜で被覆するこ
とにより、洗濯兼脱水槽そのものに抗菌性物質を配合す
ることなく、つまり洗濯兼脱水槽の高速脱水率を損なう
ことなく、その一方でカビ、酵母、細菌等の微生物の繁
殖を従来よりも抑制した洗濯機を得ることができる。
【0024】これを要するに、遠心脱水機能を備える洗
濯兼脱水槽の回転はかなりの高速回転となり、このよう
な状況の下、合成樹脂に抗菌性物質を練り込んだ組成物
で洗濯兼脱水槽を成形した場合、合成樹脂の中に抗菌性
物質が含まれるということは、合成樹脂の中に別の物質
である不純物が含まれることになり、合成樹脂の強度は
低下する傾向を示す。このように、合成樹脂に抗菌性物
質を練り込んで洗濯兼脱水槽を成形する場合、この洗濯
兼脱水槽の強度は低下する傾向を示すため、遠心脱水時
高速回転する過酷な条件の下で前記洗濯兼脱水槽を使用
するためには、合成樹脂の中に配合する抗菌性物質の量
を少なくせざるを得ず、その結果、抗菌効果が十分に発
揮されず、他方、抗菌効果を十分に発揮させるために合
成樹脂の中に配合する抗菌性物質の量を多くした場合に
は、その抗菌性物質の量が多くなって強度が低下した
分、洗濯兼脱水槽の遠心脱水時における回転数を下げる
必要に迫られ、結果的に脱水時間を長くせざるを得ない
不具合を生じることになる。また、合成樹脂で製作され
る洗濯兼脱水槽の外周壁には、当該洗濯兼脱水槽の高速
回転時における耐久性を増すことを目的として補強リブ
が設けられており、洗濯終了時に排水する作業を長期に
わたって繰返しおこなった場合、前記リブに洗濯水中の
かすや繊維屑等がたまってカビ等が発生し、これが以降
の洗濯水中に分散すると衣類等の洗濯物を汚染すること
になるが、本発明によれば、外周壁に補強リブを有する
合成樹脂製の洗濯兼脱水槽の外周壁表面を、有機系微生
物繁殖抑制物質を配合した合成樹脂膜で被覆することに
より、洗濯兼脱水槽そのものに抗菌性物質を配合するこ
となく、つまり洗濯兼脱水槽の高速脱水率を損なうこと
なく、その一方でカビ、酵母、細菌等の微生物の繁殖を
従来よりも抑制した洗濯機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に符号2で示す撹拌翼を構成する洗濯機構
成部材の一部詳細図である。
【図2】全自動洗濯機の内部構造を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す洗濯機構成部材の一部
詳細図である。
【符号の説明】
1…回転槽、2…撹拌翼、15…水受槽、22…ポリプ
ロピレン樹脂、23…タルク、24…2,3,5,6テ
トラクロロ4(メチルスルホニル)ピリジン、25…塗
膜層、26…2,4,5,6(テトラクロロイソフタロ
ニトリル)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】しかして、図の実施例においては、図2
に符号1で示す回転槽に同図(図3)に示す洗濯機構成
部材を使用するようにしたものであって、図3におい
て、洗濯機構成部材は、抗菌性物質を含まない熱可塑性
樹脂の射出成形品からなる回転槽の外周壁面に、合成樹
脂をベースとする塗膜層25を形成したものであって、
この塗膜層25の中には、抗菌性物質として、2,4,
5,6(テトラクロロイソフタロニトリル)26が、塗
膜総重量に対して重量比で0.1から2.0%の範囲で
分散配合されている。しかして、この構成によれば、抗
菌性物質を熱可塑性樹脂中に練り込む必要がないので、
部品加工中、抗菌性物質が約200℃を越える環境にさ
らされることはなく、耐熱性の低い各種の抗菌性物質を
用いることができる。すなわち、イミダゾール系化合
物、フエノール系化合物、ピリジン系化合物、ハロゲン
系化合物、ジチオカーバメイト系化合物、ポリハロアル
キルチオ系化合物、チアゾリン系化合物、第4級アンモ
ニウム塩系化合物、有機金属系化合物等を単独あるいは
複数併用することができる。また、本実施例において
は、塗膜層25の膜形成材料として、例えばエポキシ樹
脂を挙げることができるが、これ以外に、ウレタン系、
アクリル系、アルキツド系、メラミン系、ポリエステル
系、フエノール系等の樹脂を挙げることもできる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類が投入される洗濯兼脱水槽と、前記
    洗濯兼脱水槽を収納する外槽と、前記外槽を外枠より防
    振支持する支持装置と、前記洗濯兼脱水槽の底部に設け
    られた回転翼と、前記洗濯兼脱水槽及び前記回転翼を駆
    動する駆動装置を有する洗濯機において、 外周壁に補強リブを有する合成樹脂製の洗濯兼脱水槽の
    外周壁表面に、有機系微生物繁殖抑制物質を配合した合
    成樹脂膜を被覆したことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記有機系微生物繁
    殖抑制物質はかび及び細菌の繁殖を抑制する物質である
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記有機系微生物繁
    殖抑制物質はイミダゾール系微生物繁殖抑制物質である
    ことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記有機系微生物繁
    殖抑制物質はチアゾリン系微生物繁殖抑制物質であるこ
    とを特徴とする洗濯機。
JP8085035A 1996-04-08 1996-04-08 洗濯機 Pending JPH08252392A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7395684B2 (en) * 2002-05-17 2008-07-08 Umud Esat Ozturk Drum
WO2010029703A1 (ja) 2008-09-12 2010-03-18 パナソニック株式会社 洗濯乾燥機

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