JPS63287497A - グルタチオン含有胚芽抽出物の製造法 - Google Patents

グルタチオン含有胚芽抽出物の製造法

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JPS63287497A
JPS63287497A JP12440887A JP12440887A JPS63287497A JP S63287497 A JPS63287497 A JP S63287497A JP 12440887 A JP12440887 A JP 12440887A JP 12440887 A JP12440887 A JP 12440887A JP S63287497 A JPS63287497 A JP S63287497A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、グルタチオン(以下GSHという)含有胚芽
抽出物の製造法に関する。
〔従来の技術〕
GSHは、生体内の酸化還元系に関与し、種々の酵素の
補酵素として、生化学、医学分野などにおいて重要な役
割りを果しているベブタイドである。
またGSHは哺乳動物の臓器あるいは酵母などの微生物
に多く含まれている。しかし哺乳動物の臓器は供給に制
約があって工業規模での生産原料としては適していない
一方酵母などの微生物は任意の量の菌体が得られ、更に
培養操作で菌体内のGSH含量を高めることが出来るな
ど有利な点が多いことから、GSH工業生産の原料とし
て一般に利用されている。
しかしながら、工業廃水による公害が問題となっている
おりに、大量の培養廃液を伴う発酵工業においては、廃
液処理が大きな負担となっているため、酵母利用は必ず
しも有利な方法とは言えなくなってきている。また酵母
を主原料としたGSHに富む食品もあるが、酵母特有の
異臭や味はさけられないところである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明者らは、GSH含量が高く、容易に入手で
き、価格的にも有利な胚芽を利用し、従来満足し得る操
作及び収量で抽出することが不可能であったGSH含有
物を色沢、風味良好な状態で工業的に有利に抽出し得る
方法を研究した。
従来一般的な胚芽成分の抽出法としては、次の1)〜4
)の方法が知られていた。
1) 穀類胚芽を澱粉加水分解酵素の存在下70℃以上
の温度で熱水抽出する方法。(特公昭55−1027号
公報) 2) 加水分解した穀類胚芽に先ずプロテアーゼと部製
複合酵素を作用させ、次いでその処理物にα−アミラー
ゼを作用させて抽出する方法。
(特開昭48−1170号公報) 3) 玄米の胚芽を95℃の温水で抽出する方法。
(特開昭56−48875号公報) 4) 穀類胚芽を加水し、70〜95℃でα−アミラー
ゼ、次いで45〜55℃でプロテアーゼを作用させ、さ
らに加熱した後固−液分離する方法。(特開昭60−1
49351号公報)しかし上記の1)〜4)の方法で胚
芽の水抽出を行う場合、 ()GSHの抽出効率が著しく悪い、 a)  抽出液の固−液分離が困難である、ハ) 実用
性のある濾過操作が困難である、二) 抽出液の経時的
褐変や加熱乾燥による褐変が著しい、 等の問題点があり、化学的に不安定なGSHを効率よく
得ることができなかった。
またGSHを胚芽から効率よく得ることを目的とした抽
出方法としては、 5) 胚芽からグルタチオンを水抽出するにあたり、p
H6〜8の条件下で抽出を行い抽出後はp)12〜30
条件下にあるよう、pHm整することを特徴とする胚芽
からのグルタチオン含有液の製法(特開昭51−141
899号公報)、がある。しかしこの方法で用いるpH
2〜3という強酸性下では、GSH以外の各種有効成分
の損失を生じ、またその後の濃縮や乾燥等の処理を行う
上でも種々の不都合を生じる。
そこで本発明の目的は、胚芽からGSH含有抽出物を得
る方法に於て、簡便な抽出操作により、抽出液が着色す
ることなく、各種有効成分及びGSHの損失が少く風味
の良好な胚芽抽出物の溶液並びに乾燥品を製造する方法
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第1の態様は、胚芽に酵母と水を加えて発酵さ
せた後、固−液分離することを特徴とする、グルタチオ
ン含有胚芽抽出物の製造法である。
本発明の第2の態様は、胚芽に酵母と水を加えて発酵さ
せ、加熱処理した後固−液分離することを特徴とする、
グルタチオン含有胚芽抽出物の製造法である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
1、原料 i)胚芽 本発明に用いる胚芽とは穀類胚芽又は豆類胚芽であり、
具体的には米、小麦、大麦、えん麦、はと麦、ライ麦、
トウモロコシ、そば、あわ、きび、ひえ、もろこし、大
豆、あずき、いんげん豆、えんどう、ささげ、そら豆、
等の胚芽を含む。これらの胚芽を原料として使用する際
、その形態に特別な制約はなく、胚芽そのまま、粉末、
粗砕物、圧側物その他いかなる形態のものも使用するこ
とができる。
ii)酵母 本発明に用いる酵母とは、糖を分解してアルコール発酵
を行うものであり、市販品として容易に入手することが
できる。種類としては清酒酵母、アルコール酵母、ビー
ル酵母、ぶどう酒酵母、パン酵母等が含まれる。形態と
しては生菌、乾燥品、圧搾品等いずれの形態でも使用す
ることができる。
■、抽出・発酵処理 本発明に於ては、まず酵母を胚芽の水懸濁液に添加して
、約30℃の条件下でGSHその他の有効成分を抽出す
ると同時に酵母を発酵させて抽出液中の糖含量を減少さ
せる。この工程に於ける反応条件及び効果は次の通りで
ある。
i)酵母の添加量 酵母の添加量は、使用する酵母の性質、性状、発酵力価
により異なり、また原料胚芽の性状、品質によっても異
なるが、多くの場合原料胚芽に対して0.1〜10重量
%で十分である。ただし、あまり多量に用いると、反応
系に菌体が分散し、後工程で固−液分離しても、透明な
抽出液を得にくくなることがある。
ii)酵母の添加時期 酵母は、培養液を固−液分離する以前の反応系に任意の
時期に添加することができる。すなわち抽出処理の開始
前、抽出処理中のいずれの段階で添加してもよく、反応
系を約30℃に加熱する前でも後でもよい。また水に胚
芽を懸濁させた後に酵母を添加するのが通常の処理法で
あるが、胚芽より先に酵母を添加してもよいし、胚芽と
酵母の混合物を水に添加してもよい。
iii )抽出・発酵温度 抽出・発酵温度は、酵母の性質、性状、発酵力により、
また原料胚芽の性状、品質によっても異なるが、一般に
は30℃前後が好ましい。丈た最近のバイオ技術により
低温下でも発酵する酵母などを用いた場合はGSHの抽
出効率との関係でさらに低温や高温で実施することがで
きる。抽出温度は、室温から30℃前後まで変化させな
がら行なうこともできるし、はぼ一定温度で行なうこと
もできる。
iv)その他の条件 抽出水の量には特別な制約はなく、例えば原料胚芽1重
量部に対して2〜10重量部重量部員で十分である。
抽出・発酵槽の形式、温度調整方式などは自由に設計可
能である。
抽出・発酵に際しては攪拌を利用することができ、温度
調整は、直火、電熱器、或いはなげこみパイプヒーター
やスチーミング等によって行なうことができる。
抽出・発酵時間は通常1〜8時間程度で十分である。抽
出条件、発酵条件に応じて適当に調整することができる
■〉効果 抽出・発酵工程に於ては、酵母が培養液中に二酸化炭素
を発生させるため、培養液のpHはGSHにとって安定
な酸性領域(pH約4〜5.5)となる。
また発酵により培養液中の糖含量を減少させることがで
きるため、メイラード反応等による抽出液の褐変を防止
することができる。更に後工程の抽出液のa縮・乾燥処
理等に於ても褐変を防止することができる。特に乾燥処
理に於ては、糖含量が多いと抽出液が水あめ状を呈し、
乾燥不能となるが、糖含量を減少させることにより粉末
化が容易となる。
■、加熱処理 − 以上のように抽出・発酵工程を終えた培養液を、短時間
高温で加熱処理することにより、固−液分離が容易とな
り、タンパクを熱凝固させて除去することができる。同
時にこの加熱処理によって殺菌を行うと共に培養液中に
存在するGSH分解酵素を失活させ、GSHの損失を防
ぐことができる。
この際の加熱時間は1〜60分間が好ましく、5〜20
分間が特に好ましい。また加熱温度は50〜200℃が
好ましく、80〜100℃が特に好ましい。
加熱方法は、直火、電熱器、あるいはなげこみパイプヒ
ーターやスチーミング等によって行なうことができる。
ここで抽出・発酵工程を終えた培養液に対して直接加熱
処理を行ってもよいが、抽出残金を有効に利用するため
には、一旦、残金を分離した後抽出液を加熱処理するこ
とが好ましい。特に抽出残金には油脂やビタミンEの大
部分が保持されているため、これらの原料として、また
食品素材としても利用できる。
■、固固液液分 離うして加熱処理を終えた抽出液を、次いで面相と液相
に分離し、加熱変位したタンパク等の固相成分を除去す
る。
分離に際しては、水のみによる従来法と異なり、容易に
液相と固相が分離できるので、従来公知の液−固相分離
に用いるどのような手段を採用しても差支えない。例え
ば沈降法、濾過法や遠心分離法を用いることができるし
、これらを併用することもできる。遠心分離法としては
連続型遠心分離機を用いることが好ましい。また沈降法
や濾過法を用いるに際しては、望むならば、有機もしく
は無機の沈降剤を利用して固−液分離、濾過を一層 ・
容易にすることもでき、例えば濾過助剤、珪藻土1、白
土、ポリアクリル酸ソーダなどの如き濾過助剤、沈降剤
が利用できる。
■、濃縮・乾燥 上記の製法により加熱処理工程を経るか又は経ないで固
相から分離された抽出液は、そのまま、あるいは、可及
的熱変性を受けにくい公知の濃縮手段で濃縮して用いる
ことができる。
更に同様に熱変性をうけに(い公知の乾燥手段で粉末化
することができる。粉末化に際し、望むならば各種助剤
を用いることができる。
工業的には抽出液をロータリエバポレーター、遠心式薄
膜真空蒸留装置、連続式真空乾燥機、凍結乾燥機さらに
はスプレードライヤーなどの一般的方法により濃縮、乾
燥し、粉末化することができる。
以上の本発明の製造工程全体を通じて、GSHは光、酸
化、熱などに不安定であるため、工程中筒能なかぎり遮
光、冷却しさらには酸化防止剤を加えて製造することが
好ましい。
■、グルタチオン含有胚芽抽出物の使用方法以上のよう
にして得られたグルタチオン含有胚芽抽出物は、液状又
は乾燥品として食品、飲料、嗜好品、保健薬、医薬を包
含する広い分野の用途に有用な多様かつ豊富な有用成分
を含有している。
例えば、飲食品として、水、湯、サイグー、牛乳その他
に配合して飲用に供することができ、更にチュウインガ
ムベース、パン類、和洋菓子類、飲料品、ドリンクス剤
類、冷菓子、乳製品、練製品・トラフ・発酵食品、麺類
などに保健、栄養増強剤として添加して、飲食用に供す
ることができる。更に、保健、栄養剤としてそのまま利
用できる。
特に乾燥品については、顆粒状、ペレット、コーティン
グ錠、カプセル等の種々の剤型にすることもできる。
更に、本発明方法で得られるグルタチオン含有胚芽抽出
物は、必要に応じて各種の酸化防止剤、保存料、調味料
、香料等を適当に配合して用いることもできる。
また、本発明の方法において生成する抽出残金の乾燥物
は、風味、色彩が良好であり、ビタミンEにも富むので
、健康食品用素材として好ましいものであるほか、ペッ
ト・フードその他飼料用栄養剤としても適している。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法及びそれによるグルタチオン含有胚芽
抽出物は、従来の技術に比べて以下の利点を有する。
a) 従来の酵母から抽出したGSH含有酵母食品に比
べて良好な風味がある。
b) 従来胚芽の水容性成分については抽出効率が著し
く悪く、2〜3%(乾燥物換算)程度の歩留りしかなか
ったが、本発明の方法によれば15〜20%の水溶性成
分を抽出することができる。またGSHの損失が少いた
め、抽出物中のGSHa度が高く、乾燥品として100
g中にGSHが322 mg以上含有されたものを得る
ことができる。
C) 固−液分離が容易であるため、工業的規模の ゛
分離機、例えばディスクタイプ、スクリ二−デカ、ンタ
ータイプ等の連続型分離機を使用して分離することが容
易である。
d) 実用性のある濾過操作が容易である。
e) 発酵により糖含量が減少するため、培養液や抽出
物の経時的褐変や加熱乾燥による褐変がなく、容易に粉
末とすることができる。
f)  GSH以外の有効成分についても損失が少い。
g) 抽出物からタンパクが除却されるので、水溶性と
なり、ジニース等の飲料に溶解することができる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に具体的に説明する。本明
細書中特に記載のない限り%は重量%を表す。
尚、以下の実施例全般を通じて、GSH含量の測定は高
速液体クロマトグラフィーにて行なった。
条件は次のとおりである。
力5 ム:Finepak SIL C+sS (日本
分光工業■製)移動相:A→0.5Mリン酸バッファー
(pH3,0)B→IMリン酸バッファー(pH3,0
):メチルアルコール=l:I A:B=75:25 検出器二紫外分光検出器(日本分光工業側製)300m 実施例1 小麦胚芽〔日本製粉■製:商品名 A胚芽〕600gと
、パン酵母〔三共■製:商品名 三共イース))15g
を30℃の水31に添加して懸濁し、温度を30℃に保
持したまま4時間軽く振盪させながら発酵させた。この
培養液をz、oo。
Gにて遠心分離し、得られた沈澱物を135℃にて3時
間乾燥させた。
遠心分離で得られた上清を沸騰水浴中で5分間加熱処理
した後、生成した白色沈澱物は11,000Gにて遠心
分離した。この上清を凍結真空乾燥機にて処理し、91
.7 gの粉末を得た。この粉末のGSH含量は322
mg/’100gであった。またこの粉末を水に溶解し
て、透明な水溶液を得ることができた。上記の上清、粉
末及び水溶液には、いずれも異臭味がなかった。
以上の収量及び収率を第1表に示す。    □第  
1  表 上記抽出物粉末の成分を分析したデータを第2表に示す
第  2  表 実施例2 工程1:小麦胚芽[日本製粉■製:商品名 A胚芽]1
0kg、パン酵母〔三共■製:商品名 三共イースト)
250gを1001タンク中で、あらかじめ30℃に加
温しておいた水50kgに懸濁させた。次い下これを攪
拌モーターにてかるく攪拌しながら、33〜35℃の恒
温室にて4時間発酵させた。
工程2:発酵後スクリニーデカンターにて1時間あたり
300 kgの送液量で固−液分離し−た。固型分(残
金1)は湿重量で12.5kg、分離液(抽出液1)は
、49.2 kg得た。
工程3:分離液はパイプ式投込みヒーターにて15分間
かけて90℃に加熱した。このまま5分放置後、パイプ
式投込み冷却器にて10分間かけて30℃まで冷却した
工程4:加熱処理液は、連続地遠心分離機にて1時間あ
たり200〜500 kgで送液し、固−液分離した。
分離液(抽出液2)は、40kg、固型分(残金2)は
微量回収した。
工程5:このようにして得た分離液は、うすい黄褐色透
明で、風味も良好であった。分離液は遠心式薄膜真空蒸
留装置にて品温 40℃で、1時間あたり80〜l OOkgの送液量で
、約4 kgまで濃縮し、さらにベルト式連続真空乾燥
装置にて粉末としたところ1.8 kgの粉末が得られ
た。この粉末のGSH含量は269mg/ 100 g
であった。
次の第3表には実施例2の工程2で採取した抽出液1を
室温で放置した場合の経時的変化を示す。
比較例1として用いた水抽出液は、実施例2の工程1と
同一の操作によって、ただしパン酵母を添加せずに抽出
し、工程2に於て抽出液1と同様にして得たものである
第  3  表 次の第4表には、実施例2の工程2で回収した残金1を
135℃で3時間乾燥したものの成分と小麦胚芽の成分
を示す。
第  4  表 *1 脂肪1g中に含有する遊離脂肪酸を中和するに要
するKOHの■数。
*2 脂肪1 kg中の過酸化物の酸素をミIJ当量で
示したもの。
実施例3 実施例2の工程1と同様の操作で小麦胚芽とパン酵母を
発酵させた。但し発酵時間を8時間とし、1時間毎に発
酵液をサンプリングし、糖含量及びGSH含量を調べた
。糖含量はサンプリングした発酵液を試料としてフェノ
ール硫酸法にて測定し、シェークロース量に換算した。
GSH含量は、サンプリングした発酵液を、次いで遠心
分離した後凍結乾燥し、測定した。結果を第1図に示す
実施例4 実施例1と同様に処理し、ただし遠心分離によって得ら
れた上清を加熱処理することなく凍結乾燥機で処理して
l 26. Ogの粉末を得た。この粉末のGSH含量
は279mg/100gであった。
上記の上清、粉末にはいずれも異臭味がなかった。
実施例5 実施例2の工程l及び2と同様の処理を行い、工程2の
分離液(抽出液l)を得た。このようにして得た分離液
はうすい黄褐色で、風味も良好であった。分離液は遠心
式薄膜真空蒸留装置にて品温40℃で、1時間あたり8
0〜100 kgの送液量で、約5.5 kgまで濃縮
し、さらにベルト式連続真空乾燥装置にて粉末としたと
ころ2.5 kgの粉末が得られた。この粉末のGSH
含量は250mg/100gであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は小麦胚芽とパン酵母の水懸濁液を8時間発酵さ
せ、1時間毎の糖含量とGSH含量を測定した結果を示
す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)胚芽に酵母と水を加えて発酵させた後、固−液分
    離することを特徴とする、グルタチオン含有胚芽抽出物
    の製造法。
  2. (2)胚芽に酵母と水を加えて発酵させ、加熱処理した
    後固−液分離することを特徴とする、グルタチオン含有
    胚芽抽出物の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004071966A1 (ja) * 2003-02-14 2004-08-26 Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. 脱塩方法
ITPD20090348A1 (it) * 2009-11-21 2011-05-22 Silvia Bradamante Metodo per produrre glutatione extracellulare con alte rese

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WO2011061713A1 (en) * 2009-11-21 2011-05-26 Silvia Bradamante Method for the production of extracellular glutathione with high yields

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