JPS63287485A - 単子葉植物の形質転換方法 - Google Patents

単子葉植物の形質転換方法

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JPS63287485A
JPS63287485A JP62120231A JP12023187A JPS63287485A JP S63287485 A JPS63287485 A JP S63287485A JP 62120231 A JP62120231 A JP 62120231A JP 12023187 A JP12023187 A JP 12023187A JP S63287485 A JPS63287485 A JP S63287485A
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plasmid
promoter
vector
kanamycin
dna
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JP62120231A
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Shigemori Ikeda
穰衛 池田
Hirohiko Hirochika
洋彦 廣近
Akira Wakasa
暁 若狭
Kenichiro Hayashi
謙一郎 林
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NORIN SUISANSYO NOGYO SEIBUTSU SHIGEN KENKYUSHO
Takara Shuzo Co Ltd
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NORIN SUISANSYO NOGYO SEIBUTSU SHIGEN KENKYUSHO
Takara Shuzo Co Ltd
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/82Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for plant cells, e.g. plant artificial chromosomes (PACs)

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、単子葉植物に外来遺伝子を導入し、単子葉植
物を形質転換するための方法に関する。
〔従来の技術〕
植物に外来遺伝子を導入して、新しい機能を有する植物
をつくる技術の開発は、食料資源の確保にとって重要な
ことである。これまで、大腸菌や酵母などへの遺伝子導
入技術は確立されており、また動物細胞での遺伝子組換
え技術も進んできているが、植物細胞での遺伝子組換え
技術は必ずしも充分な成果が得られていない。
植物細胞への遺伝子導入方法として従来知られている技
術は、 T1プラスミドを用いる方法である。これは、
゛植物に感染して腫瘍を起す土壌細菌アグロバクテリウ
ムの保持するT1 プラスミドを介して植物に遺伝子を
導入しようとする方法である。この方法の問題点として
は、アグロバクテリウム ツメファシェンス(Agro
’ba−cterium tumefaaience 
)  の感染力を介した遺伝子導入方法であるために、
宿主域に制限があることである。
アグロバクテリウムの宿主は、約60%の裸子植物と双
子葉植物であり、単子葉植物には感染しないとされてい
たが、最近ユリ科及びヒガンバナ科の単子葉植物でT1
感染が報告された[ネーチャー(Nature )第5
11巻、第763〜764頁(1984) ]。
しかし、主要穀物でおるイネ、トウモロコシ、コムギ等
の単子葉植物に対しては、感染した報告はない。したが
って、これらの植物を形質転換するには、特別な装置を
必要とする細胞融合方法や細胞内微量注入方法を用いな
ければならない。
T1  プラスミドを用いることの第2の問題点は、遺
伝子導入方法の複雑さである。
T1  プラスミドのT−DNA領域は植物染色体に組
込まれることが知られており、この’I’−DNAを広
宿主域プラスミドに接続したものをベクターとして用い
、外来遺伝子’1T−DNA領域の間に挿入した後、ア
グロバクテリウムに導入し、T1  プラスミドとの間
の相同組換え(homOlo−gous recomb
ination )により外来遺伝子t−Tiプラスミ
ドに組込むことが可能である。
しかしながら、該方法は操作が複雑で長時間t−要し、
間接的であることなどから、形質転換効率は非常に低く
、実用的な方法とはいえないのが現状である。
このような背景から、植物に外来遺伝子を直接的に導入
、する技術の開発が試みられてきた。
その中で、双子葉植物に感染するカリフラワーモザイク
ウィルス(CaMV )の358RNAプロモーター及
びターミネータ−を接続した植物用発現ベクターが開発
された〔ヌクレイツク アシッズ リサーチ(NuQl
、 Ac1ds Rea、 ) 第14巻、第5857
頁(1986) )。
これは、pUClB のポリリンカー(polylin
−ker)部分に、CaMVの55 S RNAプロモ
ーター及びターミネータ−配列を挿入し、両配列の間に
外来遺伝子を組込むためのマルチクローニングサイトを
保持させたプラスミドである。このクローニングサイト
にカナマイシン耐性遺伝子やクロラムフェニコール耐性
遺伝子を組込んだ組換えプラスミドをタバコカルスのプ
ロトプラストに導入し、再生したカルスが抗生物質耐性
を獲得したこと、及び遺伝子解析からこのプラスミドに
よるタバコの形質転換が確認されている@このことは、
該ベクターを用いれば、タバコなどの双子葉植物に外来
遺伝子を導入して発現させることが可能であることを示
している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
CaMVは双子葉植物にのみ感染する植物ウィルスであ
るから、そのプロモーターが双子′葉植物中で発現され
ることを予想することは可能であるが、該プロモーター
が単子葉植物中で発現するか否かについての記載はなく
、単子葉植物に外来遺伝子を直接的に導入する技術につ
いては依然として開示されていないのが現状である。
本発明の目的は、T1プラスミドによる感染では不可能
なイネ、ムギ、トウモロコシ等の主要単子葉植物に外来
遺伝子を導入するための実用的な方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明は単子葉植物の形質転換方
法に関する発明であって、カリフラワーモザイクウィル
スの198及び/又は55Bプロモーターを含有するベ
クターで単子葉植物を形質転換することを特徴とする。
本発明者らは、大腸菌のプラスミドに、双子葉植物ウィ
ルスでめるCaMVのプロモーター及びターミネータ−
配列を接続し、更に植物用薬剤耐性遺伝子を両配列の間
に挿入した組換えプラスミドを構築し、これを用いて単
子葉植物であるイネ培養細胞の形質転換を試みたところ
、意外にも一定の頻度で薬剤耐性細胞が出現することを
見出した。
更に、木組換えプラスミドの薬剤耐性遺伝子がイネ培養
細胞の染色体に組込まれていることを、染色体遺伝子の
分析により確認した。同様にして、クロラムフェニコー
ル耐性遺伝子を導入したイネ培養細胞が、クロ2ムフエ
ニコールアセチルトランスフェラーゼ活性(CAT活性
)を発現していることも確認した。このことは、双子葉
植物にのみ感染するC a M Vのプロモーターが単
子葉植物中でも活性を発現することを示した最初の例で
あり、本発明は、これら知見に基づいて完成され九もの
である。
本発明において、単子葉植物の形質転換に用いる遺伝子
導入ベクターは、基本的には(1)大腸菌の複製起点(
ori)  及び選択マーカー、(2)CaMVの19
SRNA及び/又は358RNAプロモ一ター配列、(
3)転写終結シグナル〔ポリ(poxy )(A)シグ
ナル〕、及び(4)好ましくは植物形質転換体選択マー
カー、が機能的に組込まれたプラスミドである。
本発明方法で使用するベクターの好適例を、第1図〜第
4図に模式図として示す0 これらの構成単位を含むベクターを用いることの利点と
しては、第1に、従来の技術では困難であった単子葉植
物に直接外米遺伝子を導入することができることでろる
o Jig2には、形質転換した植物細胞の選択マーカ
ーが付与されているので、形質転換細胞の選択が非常に
容易である。更に第3の利点としては、これらのベクタ
ーは大腸菌内で複製できるので、外米遺伝子のクローニ
ングが大腸mt−用いて容易に行うことができることで
ある。更にまた第4の利点としては、CaMVの35S
RNAプロモーターがヒト培養細胞〔ヘラ(He1a 
)細胞〕内においても働くことを本発明者らが確認し九
ことから、358RNAプロモ一ター配列とターミネー
タ−配列の間に外来遺伝子を挿入したプラスミドを構築
しこれをヒト培養細胞に導入すると、外来遺伝子を発現
させることが可能であることが挙げられるO 〔実施例〕 以下、本発明を実施例によって、より具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例I  CaMVの198RNAプ0%−ター及び
ポリ(A)シグナルを有するベクター、pUCP 2Δ
2T及びpUCP2Δ4Tの構築カリフラワーモザイク
ウィルス8株(CaMV−S)  を制限酵素8al 
lの切@部位でプラスミドpBR522に挿入したプラ
スミドpBR−caMV−8を制限酵素EcoR1及び
5au5Alで切断し、19sプロモーター領域を含む
182塩基対のDNA断片を単離し、これを制限酵素E
C0RI及び8au5Alで切断したプラスミドM13
mp8に挿入し、プラスミドM15P2R8t−得た。
M15P2E8 t−8al lで直鎖状にし、ヌクレ
アーゼBad 31によって198プロモーターの下流
にめるATGコドンを除去した後、更KgcQRI分解
して198プロモーター領域を単離した。この19Bプ
ロモーター領域をM15mp8に挿入して、ダイデオキ
シ法により塩基配列を決定した。この結果、二種類の1
98プロモーター領域を含むDNA断片が得られたこと
がわかり、それぞれM15P2E8Δ2及びΔ4とした
。制限酵素H1ndびHlM l で切断したプラスミ
ドpKC7(ジーン(()ene )第7巻、第79頁
(1979) )に挿入し、プラスミドpKcP2g8
Δ2及びΔ4を得ムpKc2g8Δ2及びΔ4 ′ft
:H1M 1 分解、大腸菌DNAポリメラーゼlクレ
ノウフラグメント処理によりHlM l  による付着
末端を平滑末端に換え、更にBgl、 [で切断した後
、 CaMV−8DNAを制限酵素Alu l及びBg
l 1分解して得た520塩基対から成る358プロモ
ーター及びポリに)シグナルを含む領域を挿入し、 p
KcP2E8Δ2T及びΔ4’I’を得た。制限酵素E
coR1及びPvu II分解によ、91?E!プロモ
ーター及びポリ(A)シグナルを含む領域をpKcP2
E8Δ2T及びΔ4Tから単離し、これを制限酵素gc
oR1及びHlnc l  で切断したプラスミドpU
C8に挿入し、プラスミドpUCP2Δ2T及びΔ4T
t−得た。
実施例2  pUCP2Δ2T及びΔ4Tへのカナマイ
シン耐性遺伝子の挿入 プ2スミドpKc7Q制限酵素Bgl l及びSma1
分解し、カナマイシン耐性遺伝子(NPTII:ネオマ
イシンホスホトランスフェラーゼの遺伝子)を含む領域
を単離し、制限酵素BamHl及びSma l で切断
したMl 3mp8に挿入し、プラスミドM13KmB
Sを得、これをSal lで直鎖状にした後、Bal 
31によりカナマイシン耐性遺伝子の翻訳開始部の上流
に存在するATGコドンを除去した。更に11icoR
1分解を行いカナマイシン耐性遺伝子を含む領域を単離
し、これをEcoRl及びSma lで切断したMl 
3mp 8に挿入して、プラスミドM15KmBSΔを
得、これをダイデオキシ法により塩基配列を決定した。
BamHl及びBaa 1分解を行いカナマイシン耐性
遺伝子を含む領域をM15KmB8Δから単離し、これ
を制限酵素BamH1及びHlna lで切断したpU
CP2Δ2T又はΔ4Tに挿入し、プラスミドpUCP
2Δ2TK及びΔ4’rKを得た。
pUCP2Δ2’l’K f BamH[分解し、一本
鎖DNA部分をヌクレアーゼS1により除去し平滑末端
に換え念後、再び環状化させて198プロそ一ター領域
とカナマイシン耐性遺伝子との間に存在したBamH1
部位が欠落したプラスミドpUCP2Δ2TKΔBt−
得た。第1図にpUCP2Δ2M−の模式図を示す。
実施例S  pUCP2Δ2T及びpUcP2Δ4Tへ
のクロラムフェニコール耐性遺伝子の挿入 プラスミドpBR525f:制限酵素8au3Alで分
解し、クロラムフェニコール耐性遺伝子を含む領域を単
離し、これとBamHlで切断したpUCP2Δ2T又
はΔ4Tに挿入し、プラスミドpUCP2Δ2TC及び
pUCP2Δ4TCを得た。
実施例4  CaMVの35SRNAプロモーター及び
ポリ(A)シグナルを有するベクター pUCPITKの構築 CaMV−8DNA f:Alu l及び36111分
解し、520塩基対から成る35Bプロモーター及びポ
リ(A)シグナルを含む領域を単離し、BglllKよ
る付着末端を大腸菌DNAポリメラーゼIクレノク7ラ
グメント処理によシ平滑末端に換えた0このDNA断片
を制限酵素H1nallで切断したM13mp8 K挿
入し、これを耳cQRI及び8au3A1分解し、35
Bプロモーター及びポリ(A)シグナルを含む領域を単
離した。
プラスミドpTRA403  (特開昭41−1335
S8号公報参照)をBamHl分解し、カナマイシン耐
性遺伝子とその下流にT−DNA由来のTm1−ポリ(
A)シグナルを持ったDNA断片を単離し、これを制限
酵素Ava 1部位が反落し次プラスミドpBR322
のBamH1部位に挿入した。
これをAva lで切断し、ヌクレアーゼS1により一
本鎖DNA部分を除去して付着末端を平滑末端に換えた
後、再び環状化させて、プラスミドpNPT−ポリ(A
)を得た■ pNPT−ポリ(A)を制限酵素BamHl及びBaa
 1分解することによりカナマイシン耐性遺伝子とTm
1−ポリ(A)シグナルを持ったDNA断片を単離し、
これと先に述ぺた35Sプロモーター及びポリ(A)シ
グナルを含む断片及びプラスミドpUC18を1ico
n l及びSac lで切断したもの、三者を連結させ
て55Bプロモーターの下流にカナマイシン耐性遺伝子
を持ったDNA断片がpUC18のRcoRlとSac
 1部位の間に挿入されたプラスミド、pUcPITK
l得念。第2図にpUCPITXの模式図を示す。
実施例5 プラスミドpUCP2Δ2TCへのTml 
−ポリ(A)シグナルを含むカナマイシ ン耐性遺伝子の挿入 プラスミドpUCPI TKをBamHl及びEcoR
l分解し、35S10モーターの下流にカナマイシン耐
性遺伝子及びTm1−ボIJ (A)シグナルを持った
DNA断片を単離し、大腸菌DNAポリメラーゼIクレ
ノクフラグメント処理によ9両末端を平滑末端に転換さ
せた後に、BglllJンカーDNAを付加し、更にB
g11分解を行い、これt Bgl mで切断したpU
CP2Δ2TCK挿入し、プラスミドpUKCを得た。
第3図にpUKCの模式実施例6 抗生物質耐性遺伝子
のイネ培養細胞への導入 (6−1)  DNAカクテルの調製 125mM塩化カルシウム及び10〜50μtのプラス
ミドを含む溶液900μtと155mM塩化ナトリウム
、5吐塩化カリウム及び5mMグルコースt−含む溶液
100μtを混合し、室温で30分間静置する。
(6−2)  イネプロトプラストの[1r線照射して
生育させたイネの種子を栽培し、巧を取り朽培養してカ
ルスを形成させる。300吐塩素酸ナトリウムを含むM
8AA培地(アミノ#Iを含んだムラシゲ−スクーグ培
地)で塩素酸耐性のカルスを選択し、更にアミノ酸培地
では生育可能であるが、硝酸塩t−含んだMS培地では
生育不可能な硝酸還元酵素欠損株を選択し、これを増殖
させてライン化した。このイネ細胞を13Mマンニトー
ル、4%セルラーゼR8゜及び1%マセロチームR10
から成る溶液中で28℃40分間処理してプロトプラス
ト化する。
(6−3)  pUCP2Δ2’I’にΔBの導入(6
−2)で調製したプロドブ2スト1mgと(,6−1)
の方法で調製したpUCP2Δ2TK−DNAカクテル
1sgt−混合し、室温で2〜3時間静置する。40 
% (W/’V)ポリエチレングリコール浴ff1t−
1−加え、かくはんし10分間静置する。
プロトプラスト培養培地(アミノ酸培地)で3〜5−に
希釈し、遠心分離を行う。沈殿した細胞を培地に懸濁し
、28℃で1日に12時間照明を受ける条件で培養を続
ける。3週間後に直径55−のベトリ皿に移して培養し
、更に1週後に500μt/−のカナマイシンを含むア
ガロース培地で包埋し同一条件で1〜2か月培養し、カ
ナマイシン耐性のコロニーを形成させる。その結果4 
X 10”−1の頻度でカナマイシン耐性となった細胞
が得られた0カナマイシン耐性となつ九イネ細胞から抽
出したDNAを用いて分子生物学的手法により解析した
結果について述べるO カナマイシン耐性となった9個のコロニー(’I’P−
1、−2、−3、−4、−’6、=’I Ei、−20
、−33、及び−54)からDNAを抽出し、Bgll
及びEcoRlで完全分解した後アガロースゲル電気泳
動を行い、DNAをニトロセルロースフィルターに移し
、サザーシハイプリダイゼーションによる解析を行った
0プローブとしてpUCP2Δ2TKΔBをBgl l
及びgcoRI分解して得たカナマイシン耐性遺伝子を
含む約1800塩基対のDNA断片を〔α−3”P)−
ticTPを用いたニックトランスレーションによV標
識したものを使用した。この結果9個のコロニーはいず
れもゲノム内にカナマイシン耐性遺伝子が組込まれてお
り、コピー数は’rP−5及び−6では数気残りの7個
のコロニーでは1個以下であった。
カナマイシンを含む培地で長期間(4S8か月)培養を
続けた後、サザーンハイプリダイゼーションを行つ九〇
また、カナマイシン耐性コロニーをカナマイシンを含ま
ない培地に移して4か月培養を続けた後サザーンハイプ
リダイゼーションを行つ念。これらの結果からカナマイ
シン耐性遺伝子は培地中のカナマイシンの有無にかかわ
らず安定にゲノム内に保持されることが明らかになった
。ゲノム当9のカナマイシン耐性遺伝子のコピー数とカ
ナマイシンに対する抵抗性の度合を駒べる目的で、TP
−2及び−4(1コピー以下)又はTP−3及び−6(
数コピー)の培地中のカナマイシン濃度を変えて培養し
、生育の割合を比較した。
その結果を第5図に示す0すなわち第5図はカナマイシ
ンの濃度(μf/−1横軸)と生育度C1%縦軸)との
関係を示すグラフである。なお、対照例として、カナマ
イシン耐性遺伝子を持たない細胞からの結果を併記する
(6−4)  pUcPITKo導入 (6−5)と同様の方法でpUCP2Δ2TKΔBにか
、tテI)UCPITK  を導入シタo−toiis
x10−8の頻度でカナマイシン耐性となった細胞が得
られた@核細胞の゛染色体遺伝子を(6−3)と同様の
方法で解析した結果、カナマイシン耐性遺伝子が染色体
に取込まれていることを確認した。
pUCPITCでも同様の結果を得た。
(6−5)  pvxcの導入 (6−3)と同様の方法でpUCP2Δ2TKΔBにか
えてpUKCを導入した。その結果プロトプラストm胞
1個当りS X 10−1の頻度でカナマイシン耐性と
なった細胞が得られた。該細胞の染色体遺伝子t(6−
5)と同様の方法で解析した結果、カナマイシン耐性遺
伝子が染色体に取゛ 込まれてhることを確認した。
実施例7  CaMVの35S RNAプロモーター及
びポリ(A)シグナルを有するベクター pUcPITcの構築 CaMV−8DNAt−Alu I及びBgl 1分解
し、520塩基対から成る358RNAプロモーター及
びポリ(A)シグナルを含む領域を単離し、Bgl扇に
よる付着末端を大腸菌DNAポリメ2−ゼIクレノウフ
2グメント処理により平滑末端に換えた0このDNA断
片を制限酵素H1nalで切断したML5mp8に挿入
した。このプラスミドDNAt−8al1分解後、ヌク
レアーゼBal 51によって358RNAプロモータ
ーの下流にあるポIJ (A)シグナルを除去し、更に
IcoRI分解して35SRNAプロ篭−ター領域のみ
を含むDNA断片を単離した0 プラスミドpUCP2Δ2’I’C又はΔ4’rCt−
制限酵素8au5Al で分解し、T4ファージDNA
ポリメラーゼ処理により付着末端を平滑末端に換えた後
EcoRI分解によシt?5RNAプロモータ領域を除
去する0このDNA断片と上記の55SRNAプロモー
ター領域のみを含むDNA断片とを連結させて、プラス
ミドpUcP1’l’cを得た。第4図にpUCPI 
TCの模式図を示す。
実施例8 ヒト培養細胞への導入 プラスミドptycp1’rc t−ヒト培養細胞(ヘ
ラ細胞)に常法に従って導入し、導入後48〜72時間
後、細胞抽出液を用いて、14Cで標識されたクロラム
フェニコールを基質とし、クロ2ムフエニコールアセチ
ルトランスフエ2−ゼ活性を常法に従って測定したとこ
ろ、本酵素の活性が認められ九〇 〔発明の効果〕 以上詳細に説明した様に、本発明により単子葉植物であ
るイネ細胞の簡便な形質転換方法が提供された。本発明
方法は主要穀物でめるイネ、トウモロコシへコムギ等の
単子葉植物に外米遺伝子を導入して新しい機能を有する
植物を簡便に創製できる点において顕著な効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明方法で使用するベクターの1
例の模式図、第5図は本発明及び従来の細胞のカナマイ
シン耐性遺伝子をゲノム内に保持することの有無による
カナマイシンの濃度と生育度との関係を示すグラフであ
る。 特許出願人 農業生物資源研究所長 岡  賓酒造株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カリフラワーモザイクウィルスの19S及び/又は
    35Sプロモーターを含有するベクターで単子葉植物を
    形質転換することを特徴とする単子葉植物の形質転換方
    法。 2、該ベクターがカリフラワーモザイクウィルスの転写
    終結シグナルを含有するベクターである特許請求の範囲
    第1項記載の単子葉植物の形質転換方法。 3、該ベクターがpUCP2△2TK△Bである特許請
    求の範囲第2項記載の単子葉植物の形質転換方法。 4、該ベクターがpUCP1TKである特許請求の範囲
    第2項記載の単子葉植物の形質転換方法。 5、該ベクターがpUKCである特許請求の範囲第2項
    記載の単子葉植物の形質転換方法。
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