JPS63285295A - 多翼送風機の羽根車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、空調機等に用いられる多翼送風機の羽根車に
関するものである。

従来の技術 従来のこの種の羽根車は、第４図に示すように、主板１
と副板２の間に回転軸と平行に羽根３を多数配列した構
造をとっておシ、羽根枚数は２５〜３５枚程度、内外径
比は０．７〜０．８５程度に設定し比較的、翼弦長さを
長く取っていた。

上記の羽根車において、羽根枚数を多くするほど流れが
羽根面に沿って流れやすくなシ、圧力。

効率ともに良くなる傾向がある。また、内外径比をやや
小さく設定することにより、流れが羽根に沿って流れや
すくなる傾向があった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、羽根枚数を３５枚
程度以上に多くしたり、内外径比を０．７程度以下にす
ると羽根通路の摩擦損失が大きくなるため性能が低下す
るという問題点を有していた。

本発明はかかる従来の問題点を解消するもので、羽根枚
数を多くする利点を活かした、高性能の多翼送風機の羽
根車を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の羽根車は、羽根枚
数２を２≧４５とし、かつ、羽根車外周側面の面積よシ
翼外面の面積の総和を小さくする構成をとっている。

作　　用 本発明は上記した構成によって、羽根枚数を多くとり、
かつ、内外径比を羽根枚数に比例して増加させているの
で、羽根通路が極端に細長くなることがなく、摩擦損失
の増加を抑えることができる。

また、翼弦長さが短かくなるため、羽根面での不拘束領
域が減少し、羽根面での剥離が抑制でき、性能が良くな
る。さらに、羽根枚数が増えたことにより、羽根一枚当
りの仕事が小さくて良いため、翼端部での圧力変動が小
さく低騒音になる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図、第２図、第３図において１１が主板、１２が副
板であり、両者の間に羽根１３が回転軸と平行に多数配
列されている。羽根車の周囲にはケーシング１４が設け
られている。この羽根車において、羽根枚数２は４５枚
であり、内外径比Ｄ１／Ｄ２はＤｉ　１０２　＝　０．
９に設定するとともに、羽根車外周側面の面積より翼外
面の面積の総和を小さくしである。したがって、４５枚
という多くの羽根枚数にもかかわらず、羽根通路が極端
に狭くなることがなく、摩擦損失を小さくすることがで
きる。

また、羽根の翼弦が短かくなるため、羽根面での不拘束
領域が減少し、羽根面での剥離が抑制でき、性能が向上
するとともに、羽根一枚当りの仕事が小さくなるので羽
根の循環変動も小さくなり、低騒音化が図れる。

本発明の羽根車を従来のものと比較して第３図に示す。

発明の効果 以上のように本発明の多翼送風機の羽根車によれば次の
効果が得られる。

（１）羽根枚数の増加に比例して内外径比を大きくしで
あるため、羽根通路が極端に狭くなることがなく、摩擦
損失の増加を抑制する。

（２）翼弦長さが短くなるため、羽根面での不拘束領域
が減少し、羽根面での剥離が抑制でき、性能が向上する
。

（３）羽根一枚当りの仕事が小さくて済むため、翼端部
での圧力変動が小さく、低騒音になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における多翼送風機の羽根車
を用いた送風装置の断面図、第２図は同羽根車の斜視図
、第３図は同羽根車の性能を従来のものと比較した特性
図、第４図は従来の羽根車の斜視図である。 １１・・・・・・主板、１２・・・・・・副板、１３・
・・・・・羽根。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図　　　　　　１３−羽　根 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 羽根枚数ＺをＺ≧４５とし、かつ、羽根車外周側面の面
   積より、翼外面の面積の総和を小さくした多翼送風機の
   羽根車。