JPS63284279A - 2―シアノアクリレート系瞬間接着剤組成物 - Google Patents

2―シアノアクリレート系瞬間接着剤組成物

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JPS63284279A
JPS63284279A JP11949687A JP11949687A JPS63284279A JP S63284279 A JPS63284279 A JP S63284279A JP 11949687 A JP11949687 A JP 11949687A JP 11949687 A JP11949687 A JP 11949687A JP S63284279 A JPS63284279 A JP S63284279A
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、2−シアノアクリレートを主成分とする瞬間
接着剤組成物に関するものである。
従来の技術 2−シアノアクリレート系瞬間接着剤は、主成分の2−
シアノアクリレートに、少量の安定剤と、必要に応じ増
粘剤、可塑剤、溶剤、架橋剤などを添加したものである
2−シアノアクリレート系瞬間接着剤は 常温で速硬化
性を有する上、金属、プラスチックス、ゴム、木工製品
など多種の被着材に対して強力な接着力を発揮するので
、工業用、家庭用の瞬間接着剤として普及している。
2−シアノアクリレート系瞬間接着剤の瞬間接着性と貯
蔵安定性を確保しながら、さらにその性能を向上する目
的で種々の研究がなされている。このうち、ポリエステ
ルとの併用に多少とも関係するものとして、次に列挙す
る文献かある。
特開昭59−36177号公報には、2−シアノアクリ
レートに式 %式% (ここでRはエーテル結合、ハロゲン原子等を有してい
てもよい炭素数が1〜12の二価以上の炭化水素残基、
nは2以上の整数)で示される1−シアノブタジェン−
1,3−カルボン酸ポリエステルを配合することにより
、2−シアノアクリレ−4系瞬間接着剤の耐熱性を改善
することが開示されている。
特公昭59−28354号公報(特開昭53−3574
3号公報)には、2−シアノアクリレートに式 %式%) (タタし、Rは炭素数4〜20のアルキレン基、nは1
0〜50の正数)を有する酸無水物の重合体を添加する
ことにより、衝撃強度等を改良することが示されている
特開昭53−35744号公報には、α−シアノアクリ
レート系接着剤[A] と、該α−シアノアクリレート
系接着剤に対して親和性を有する他の接着材料[B]か
らなる複合接着剤が示されており、他の接着材料[B]
として、 (イ)通常の接着性を有する合成樹脂又は通常の一液性
接着剤、例えば塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、アク
リル樹脂、フェノール系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂
、アルキッド樹脂などの合成樹脂及びこれらで構成され
る各種接着剤類、(ロ)通常の二液型、例えば硬化剤と
組合せて使用するエポキシ樹脂系接着剤、不飽和ポリエ
ステル樹脂系接着剤などの常温硬化型接着剤類、(ハ)
上記(イ)、(ロ)で示される合成樹脂又は接着剤を基
材の両面に塗布した所謂両面テープ型の感圧性接着剤、 があげられている、接着操作としては、■ 接着剤[B
]を被着面の片面または両面に塗布し、必要に応じて風
乾させた後、接着剤[A]を塗布浸透させて接着する方
法、 ■ 接着剤[A] と接着剤[B]を適度に混合し、接
着剤[A]の硬化前にこれを被着面に介在させ、必要に
応じてさらに接着剤[A]を塗布浸透させつつ接着させ
る方法、 ■ 接着剤[B]が両面接着テープのような固体状のも
のはこれを被着面に貼付し、ついで被着物同士を接着し
た後、接着部の間隙に接着剤[A]を滴下し浸透させる
方法、 が示されているが、実施例では■の態様のみを採用して
いる。
特開昭52−102049号公報には、化学強化処理を
施した眼鏡用レンズを縁摺り加工後、その加工面にエポ
キシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、シアノアクリレート樹聯原料の一つまたは
それらの二つ以上の混合物を塗布またはそれらを重ねて
塗布して1重合させ、高分子膜を形成させ、縁摺り加工
による強化処理の強度の減少を防止する方法が示されて
いる。ただし、飽和ポリエステル樹脂については記載が
なく、またシアノアクリレートを他の樹脂と併用した実
施例はあげられていない。
特開昭60−184582号公報には、表面に塗料塗膜
を有する金属を、厚さ200JL以下の粉末層を介して
、α−シアノアクリレート系接着剤で接着する方法が示
されており、前記塗料塗膜としては、エポキシ系塗料、
ポリエステル系塗料(共重合ポリエステル樹脂を含む)
、アクリル系塗料が好ましいとされている。
なお、瞬間接着剤とは無関係であるが、特開昭51−6
4596号公報、特公昭59−2303号公報(特開昭
51−81850号公報)には、二官能性芳香族カルボ
ン酸(またはそのエステル形成性誘導体)、グリコール
(またはそのエステル形成性誘導体)および式 (式中、Rはアルキレン基、Rはアルキリデン基、アル
キレン基、−SO,−または−〇−,Xはハロゲン原子
、pはOまたは1)で示されるハロゲン化ジオール(ま
たはそのエステル形成性誘導体)を反応せしめて難燃性
ポリエステルを合成し、ついで該難燃性ポリエステルを
溶融成型して難燃性ポリエステル成型物を製造するに当
り、該成型物の製造が完結するまでの任意の段階でフェ
ニル3.3−ジフェニル−2−シアノアクリレート、エ
チル 3,3−ジフェニル−2−シアノアクリレート、
メチルペンチル 3,3−ジフェニル−2−シアノアク
リレート、オクチル 3.3−ジフェニル−2−シアノ
アクリレートなどの特殊なシアノアクリレート類を光安
定剤として0.01〜1重量%配合する方法が示されて
いる。
発明が解決しようとする問題点 一般に・ 2−シアノアクリレート系瞬間接着剤による
接着硬化物は非常に硬くかつ脆いものであり、そのため
耐衝撃性、耐剥離性が劣る傾向がある。上記に列挙した
接着剤の中には添加剤の配合により耐衝撃性の向上を図
ろうとするものもあるが、瞬間接着性と貯蔵安定性を確
保しながら、引張剪断強度が大きく、かつすぐれた耐衝
撃性、耐剥離性を有する接着剤を得るという技術は未だ
完成していない状況にある。
上述の特開昭60−184582号公報の方法は剥離強
度を改良しようとするものであるが、表面に塗料塗膜を
有する金属にα−シアノアクリレート系接着剤を適用す
るに際し、厚さ200uL以下の「粉末層を介する」と
いう特殊なものであるため、接着操作的にも被着材の点
でも種々の制限が加わり、汎用性を欠くという不利があ
る。
本発明は、このような状況に鑑み、瞬間接着性と貯蔵安
定性を確保しながら、引張剪断強度が大きく、しかも耐
衝撃性、耐剥離性にすぐれた2−シアノアクリレート系
瞬間接着剤組成物を提供することを目的になされたもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明の2−シアノアクリレート系接着組成物は、2−
シアノアクリレート(A)に飽和共重合ポリエステル(
B)を配合してなるものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明における2−シアノアクリレート(A)としては
、式 %式% で表わされる2−シアノアクリレートであって、Rがア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシアルキル基、アルコキシ
カルボアルキル基、テトラヒドロフルフリル基などであ
り、R゛がアルキレン基であるものがいずれも用いられ
る。    −具体例としては、たとえば、メチル 2
− シアノアクリレート、エチル 2−シアノアクリレ
ート、プロピル 2−シアノアクリレート、ブチル 2
−シアノアクリレート、アリル 2−シアノアクリレー
ト、メトキシエチル 2−シアノアクリレート、エトキ
シエチル 2−シアノアクリレート、2−クロロエチル
 2−シアノアクリレート、シクロヘキシル 2−シア
ノアクリレート、エトキシカルボメチル 2−シアノア
クリレート、トリフルオロエチル 2−シアノアクリレ
ート、1−シアノ−1−カルボメトキシブタジェン−1
,3,1−シアノ−1−カルボエトキシブタジェン−1
,3,1−シアノ−1−カルボイソブトキシブタジェン
−1,3、エチレングリコール ビス(2−シアノアク
リレート)、トランス−2−ブテン−1,4−ジオール
 ビス(2−シアノアクリレート)、2.5−ヘキサン
ジオール ビス(2−シアノアクリレート)、エチレン
グリコール ジ(1−シアノブタジェン−1,3)カル
ボン酸エステル、プロピレングリコールジ(1−シアノ
ブタジェン−1,3)カルボン酸エステル、ジエチレン
グリコール ジ(1−シアノブタジェン−1,3)カル
ボン酸エステルなどがあげられる。
飽和共重合ポリエステル(B)としては、少なくとも1
種の酸成分に2種以上のアルコール成分、または、2種
以上の酸成分に少なくとも1種のアルコール成分をラン
ダムに共縮合させたちのがあげられる。
ここで酸成分としては、シュウ酸、コハク酸、アジピン
酸、スペリン醜、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカ
ンジオン酸、ドデカンジオン醜、ブラシリン酸、テトラ
デカンジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸;テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、2.7−ナフタレンジカルボン酸、4−4゛
ジエニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸;p−
オキシエトキシ安息香酸などの芳香族オキシ酸が例示さ
れる。
アルコール成分としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメ
チレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ヘプタ
メチレングリコール、オクタメチレングリコール、ノナ
メチレンゲリコール、デカメチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコールなどの炭素数2〜10のフルキレング
リコール;l、4−シクロヘキサンジメタツール、1.
4−シクロヘキサンジェタノール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、1,3−シクロヘキサンジメタツール脂
環族グリコール;P−キシリレングリコール、m−キシ
リレングリコール、2゜2−ビス(4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−
(3−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]プロパン、ビ
ス[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]スルホ
ン、4,4°−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ビフェ
ニルなどの芳香族グリコールが例示される。
典型的なものは、酸成分が、テレフタル酸が20〜80
モル%、他の芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸
または芳香族オキシ酸が80〜20モル%からなり、ア
ルコール成分が、炭素数2〜lOのアルキレングリコー
ル、またはこれと脂環族グリコールまたは芳香族グリコ
ールからなるものであって、溶融粘度が20〜4500
ポイズ(回転粘度計、200℃)、融点または軟化点が
45〜170℃、分子量が2500〜27000 (V
PO法)の特性値を有するものである。
市販品としては、東洋紡績株式会社の「バイロン」各グ
レード、東し株式会社の「ケミット」各グレード、ユニ
チカ株式会社の「エリ−チル」各グレード、グツドイヤ
ー社のrVitelJ各グレード、デグレードのrdu
 Pant AdhesiveJ各グレードなどがある
2−シアノアクリレ−)(A)100重量部に対する飽
和共重合ポリエステル(B)の配合量は1〜50重量部
、特に2〜40重量部とすることが望ましい、飽和共重
合ポリエステル(B)の過少は2−シアノアクリレート
(A)の耐衝撃性、耐剥離性の改良効果が不足し、一方
飽和共重合ポリエステル(B)の過多はセットタイムの
延長を招いて瞬間接着性を損なうようになる。
2−シアノアクリレ−) (A)および飽和共重合ポリ
エステル(B)からなる本発明の接着剤組成物には、必
要に応じ、保存安定剤、有機溶剤、可塑剤、増粘剤、充
填剤、耐熱性付与剤、着色剤、架橋剤などを添加するこ
とができる。
ここで保存安定剤としては、たとえば、亜硫酸ガス、二
酸化イオウ、酸化窒素、炭酸ガス、スルホン酸類、ハイ
ドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、トリ
メチルジハイドロキノン、t−ブチルカテコール、ピロ
カテコール、ピロガロール、p−メトキシフェノール、
スルトン類、アルキルサルファイドなどが用いられる。
有機溶剤としては、たとえば、炭化水素(ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラリン、クメ
ン、p−シメン等)、ケトン(アセトン、メチルエチル
ケトン、アセトフェノン等)、エーテル(ジオキサン、
テトラヒドロフラン、アニソール、ジオクチルエーテル
、デシルブチルエーテル等)、エステル(酢酸エステル
、乳ffJxステル、安息香酸エステル、シアン酢酸エ
ステル等)、アセト酢酸エステル、ビニルエステル(酢
酸ビニル等)、ニトリル(アセトニトリル、ベンゾニト
リル等)、ニトロ化合物にトロメタン、ニトロエタン、
ニトロベンゼン)、ラクトン(プロピオラクトン、ピバ
ロラクトン、γ−ブチロラクトン、ヘプトジラクトン、
ジメチルへプトジラクトン等)、アクリル酸エステル、
メタクリル酸エステル、含塩素化合物(クロルベンゼン
、ジクロルベンゼン、トリクレン等)などが用いられる
可塑剤としては、たとえば、フタル酸エステル(ジブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジアリルフタレ
ート、ブチルベンゾイルフタレート等)、リン酸エステ
ル(トリクレジルホスフェート、ジフェニルクレジルホ
スフェート、トリクロロエチルホスフェート、ブチルベ
ンジルホスフェート、ジブチルホスフェート等)、アジ
ピン酸エステル(ジブチルアジペート、ジオクチルアジ
ペート等)、セバシン酸エステル(ジメチルセバケート
、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート等)、安
息香酸エステル(ジプロピレングリコールジベンゾエー
ト、ネオペンチルグリコールジベンゾエート、グリセリ
ントリベンゾエート。
ペンタエリスリットテトラベンゾエート等)、シュウ酸
エステル、フタル酸エステル、イタコン酸エステルなど
が用いられる。
増粘剤としては、たとえば、ポリシアノアクリレート、
ポリメタクリレート、ポリアクリレート、アクリロニト
リル−ブタジェン共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
ェン−スチレン共重合体、メタクリレート−ブタジェン
−スチレン共重合体、アクリレート−7クリロニトリル
共重合体、ポリビニルアセテート、エチレン−ビニルア
セテート共重合体、ニトロセルロースなどが例示される
充填剤としては、たとえば、カーボンブラック、ベンガ
ラ、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、
クレー、タルク、金属粉末、繊維、箔片などが用いられ
る。
作   用 本発明の接着剤組成物は、これを単に被着材の片方また
は双方に塗布、注入などして接着を図ればよい。
被着材としては、紙、皮革、木材、繊維または繊維製品
、畳表その他の編織製品、フィラメントまたはフィラメ
ント束、金臘(化成処理品、塗装品を含む)、ガラス、
1姦、その他の無機質材、プラスチックス、ゴム、塗装
面、生体などその種類を問わない。
2−シア、・′アクリレート(A)への飽和共重合ポリ
エステル(B)の配合によっても瞬間接着性および保存
安定性はほとんど損なわれず、しかも飽和共重合ポリエ
ステルCB)の適量の配合によって引張剪断強度、耐衝
撃強度、剥離強度が顕著に向上する。
実  施  例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
なお、測定は次の条件で行った。
セットタイム: 25X 100X 1.f3mmの冷
間圧延鋼板(JIS G 3141)を用い、JIS 
K 8861に準じて測定した。他の被着材についても
同様とした。
粘度二B型粘度計を用いてJIS K [01に従って
測定した。
引張剪断強度:研磨、脱脂した25X  100X  
1.EtIの冷間圧延鋼板(JIS G 3141)を
用い、接着面a12.5X25mmで重ね合せ、24時
間養生後引張試験機で測定した。他の被着材についても
同様とした。
剥離強度:研磨、脱脂した25X 200X  1.O
mmの冷間圧延鋼板(JIS G 3141)を用い、
接着面積25X 150mmで重ね合せ、24時間養生
後引張試験機でT−剥離強度を測定した。他の被着材に
ついても同様とした。
衝撃強度:研磨、脱脂した25X  LOOX 16m
mの冷間圧延鋼板(JIS G 3141)を用い、接
着面積25X 25mmで重ね合せ、接合板の一端と他
端を2つの台にまたがって載置して水平姿勢にし、中央
に位置する接着部分に向けて500mmの高さから15
0gの鋼球を自然落下させ、被着材の接合部が剥れるま
での繰り返し落下回数を求めた。
保存安定性:接着剤組成物を容量201のポリエチレン
製容器に充填して密封し、70℃に5日間保ってから、
上述のようにしてセットタイムと粘度を測定した。
実施例1〜13 2−シアノアクリレート(A)としてエチル2−シアノ
アクリレート(A−1)を用い、飽和共重合ポリエステ
ル(B)として下記のものを用いた。
(B−1)東洋紡績株式会社製「バイロン200」(B
−2)東洋紡績株式会社製「バイロン300」(B−3
)東洋紡績株式会社製「バイロンRV103J(B−4
)東し株式会社製「ケミッ)R80J(B−5)東し株
式会社製「ヶミットR188J(B−[3)東し株式会
社製「ケミットに1294J(B−7)ユニチカ株式会
社製「エリ−チルUE−200J 少量の亜硫酸ガス(安定剤)を含む2−シアノアクリレ
−)(A)100重量部に、飽和共重合ポリエステル(
B)を所定量添加して攪拌振とうさせたところ、(B)
は円滑に(A)に溶解し、均一溶液が得られた。
この溶液を用いて各種の測定を行った。被着材としては
冷間圧延鋼板(JIS G 3141)を用いた。
結果を第1表に示す。
比較例1〜2 飽和共重合ポリエステル(B)を配合しない場合(比較
例1)、飽和共重合ポリエステル(B)に代えて重合度
25のアジピン酸無水物の重合体200 ppmを用い
た場合(比較例2)について、実施例1〜13と同様に
実験を行った。
なお、比較例2におけるアジピン酸無水物の重合体は、
アジピン酸50gと無水酢酸500gとを還流下に15
0″Cで3時間反応させ、反応終了後無水酢酸と生成し
た酢酸を100℃で減圧下に留去させ、ついで反応物を
ベンゼン中に溶解させて石油エーテルで沈澱させること
により取得した。
結果を第1表に併せて示す。
実施例14〜17 少量の亜Ti酸ガス(安定剤)を含む下記の2−シアノ
アクリレ−)(A)100重量部に、前述の飽和共重合
ポリエステル(B−1)または(B−2)を所定量添加
して攪拌振とうさせたところ、(B)は円滑に(A)に
溶解し、均一溶液が得られた。
(A−2)ブチル 2−シアノアクリレート(A−3)
2−エトキシエチル 2−シアノアクリレート (A−4)エトキシカルボメチル 2−シアノアクリレ
ート この溶液を用いて各種の測定を行った。被着材としては
冷間圧延鋼板(JIS G 3141)を用いた。
結果を第2表に示す。
比較例3〜5 前述の2−シアノアクリレート(A−2)、(A−3)
または(A−4)に飽和共重合ポリエステル(B)を配
合しない場合について、実施例14〜17と同様に実験
を行った。
結果を第2表に併せて示す。
実施例18〜20 2−シアノアクリレート(A)として上述の(A−1)
 、飽和共重合ポリエステル(B)として上述の(B−
1)または(B−El)を用いた場合につき、被着材と
してアルミニウム板、硬質塩化ビニル板およびABS4
M脂板を選捩して同様の実験を行った。
結果を第3表に示す。
発明の効果 2−シアノアクリレ−) (A)に飽和共重合ポリエス
テル(B)を配合することにより、種々の被着材を選択
しても、引張剪断強度、耐衝撃強度、剥離強度が顕著に
向上する。しかもその配合によっても、瞬間接着性、保
存安定性はほとんど損なわれない。
本発明の接着剤組成物は、高価な2−シアノアクリレー
ト(A)にこれよりも廉価な飽和共重合ポリエステル(
B)を配合するものであるので製品コストを下げること
ができ、しかもその際2−シアノアクリレート(A)単
独の場合に比し上記のように諸性質が改善される。その
ため、従来コストの点で使用が制限されていた分野にも
使用することができる。
よって本発明は、瞬間接着剤の製造、販売にたずされり
、またそれを使用する業界に貢献するところが大である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−シアノアクリレート(A)に飽和共重合ポリ
    エステル(B)を配合してなる2−シアノアクリレート
    系接着組成物。
  2. (2)2−シアノアクリレート(A)100重量部に飽
    和共重合ポリエステル(B)1〜50重量部を配合して
    なる特許請求の範囲第1項記載の接着剤組成物。
JP62119496A 1987-05-15 1987-05-15 2―シアノアクリレート系瞬間接着剤組成物 Expired - Fee Related JPH086071B2 (ja)

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