JPS63284252A - 高剛性高溶融粘弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成物 - Google Patents

高剛性高溶融粘弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成物

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JPS63284252A
JPS63284252A JP11863987A JP11863987A JPS63284252A JP S63284252 A JPS63284252 A JP S63284252A JP 11863987 A JP11863987 A JP 11863987A JP 11863987 A JP11863987 A JP 11863987A JP S63284252 A JPS63284252 A JP S63284252A
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JP
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ethylene
propylene
block copolymer
polymer
oxide
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JP11863987A
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English (en)
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Yoichi Nakajima
洋一 中島
Akio Suzuki
昭夫 鈴木
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高剛性高溶融粘弾性エチレン−プロピレンブ
ロック共重合体組成物に関する。さらに詳しくは、剛性
および耐熱剛性に著しく優れた成形品が得られる高剛性
高溶融粘弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組
成物に関する。
[従来の技術] 一般にプロピレン系重合体は優れた加工性、耐薬品性、
電気的性質および機械的性質を有するので、射出成形品
、ブロー成形品、フィルム、シート、繊維等に加工され
各種の用途に用いられている。しかしながらプロピレン
系重合体を加工して製造されたシートは、2次加工のた
めの加熱成形時に該シートの垂れ下がりが早い、加工条
件の幅が狭い、成形効率が劣る、幅広シートでは前述の
垂れ下がりが大きい、2次加工品の厚みが不均一になり
易いおよび重なりしわが発生し易い等の問題点がある。
このため小型の成形品しか製造できない。またプロピレ
ン系重合体をブロー成形に用いる場合には、次のような
問題点がある。すなわち、■成形時のパリソンの垂れ下
がりが大きいため成形品の肉厚が不均一になる。このた
めブロー成形法を小型の商品にしか適用できない、■前
述の垂れ下がりを防ぐために高分子量のプロピレン系重
合体を用いると流動性不良、成形時の負荷大、エネルギ
ー損失大、機械的トラブルを引き起こす危険ありおよび
成形品の肌あれが激しく商品価値が失われる等である。
他方、プロピレン系重合体の各種の具体的用途によって
は、該プロピレン系重合体の性質、とりわけ耐衝撃性が
充分とは云えない場合があり、機械的衝撃を受ける成形
品、もしくは低温で使用される成形品には使用され難い
という問題点がある。
一般にプラスチック材料の剛性および耐熱剛性などの剛
性面と耐衝撃性とは非両立的関係にあり、前者と後者を
同時に改善し向上させることは極めて困難な場合が多い
。プロピレン系重合体の具体的用途ひいては需要拡大の
ためには、前述の耐衝撃性のみならず剛性面(剛性およ
び耐熱剛性をいう、)を今一段と向上させることが要望
される。
これらの物性を改善することにより、他の汎用樹脂例え
ばハイインパクトポリスチレン(HIPS)樹脂もしく
はABS樹脂が使用されている用途分野においてプロピ
レン系重合体を使用することが可能となる。プロピレン
系重合体の耐衝撃性の向上に間しては、いくつかの提案
が為されている。
とりわけプロピレンをエチレンとブロック共重合させる
方法がよく知られている。得られた結晶性エチレン−プ
ロピレンブロック共重合体はプロピレン単独重合体にく
らべて低温耐衝撃性は著しく向上する反面剛性面は低下
するといった開題がある。
このため、従来よりプロピレン系重合体に係わる゛上述
のシートの2次加工性およびブロー成形性ならびに剛性
面を向上する目的で、本願と同一出願人の出願に係わる
特願昭60−283728号において特定の触媒の存在
下に重合してなる特定の分子量分布を有する結晶性エチ
レン−プロピレンブロック共重合体が提案されている。
また、剛性面を向上する目的でプロピレン系重合体にp
−t−ブチル安息香酸アルミニウムもしくは1・3,2
・4−ジベンジリデンソルビトールなどからなる有機造
核剤を配合することはよく行われている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記特願昭60−283728に提案し
た特定の触媒の存在下に重合してなる特定の分子量分布
を有する結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体
のシートの2次加工性およびブロー成形性は実用上充分
満足できるものの、他方剛性面についてはかなり改善さ
れるものの未だ充分満足できるものではない。また、前
記の特定の触媒の存在下に重合してなる特定の分子量分
布を有する結晶性エチレンープロピレンブロック共重合
体にρ−t−ブチル安息香酸アルミニウムもしくはl・
3.2・4−ジベンジリデンソルビトールなどを配合し
てなる結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体組
成物を用いたシートは、剛性面の改善効果がかなり認め
られるものの高度の剛性および耐熱剛性を要求される用
途に使用する場合には未だ充分満足できるものではない
本発明者らは、前述の各種造核剤を配合してなるプロピ
レン系重合体組成物に間する上述の問題点を解決するた
めに鋭意研究した。その結果、特定の分子量分布と特定
のアイソタクチックペンタッド分率を有する結晶性エチ
レン−プロピレンブロック共重合体に下記一般式[11
で示される環状リン化合物のアルミニウム塩(以下、化
合物Aという、)を配合してなる組成物が、上述のプロ
ピレン系重合体組成物の問題点を解決することができる
ことを見い出し、この知見に基づき本発明を完成した。
(但し、式中R3〜R8はそれぞれ水素または炭素数1
〜8のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基もし
くはアラールキル基を示す、)以上の記述から明らかな
ように、本発明の目的はシートにしたときの該シートの
2次加工性およびブロー成形性ならびに剛性および耐熱
剛性に著しく優れた結晶性エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体組成物を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は下記の構成を有する。
エチレン含有量が0〜1重量%であるプロピレンもしく
はプロピレンとエチレンを3段階以上で重合させてなる
プロピレンを主体とする重合工程(1)で生成する重合
体(A)が全重合体量の60〜95重量%であり、つい
でエチレン含有量が10〜1ooJi量%であるエチレ
ンもしくはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合さ
せてなるエチレンを主体とする重合工程(II)で生成
する重合体(B)が全重合体量の40〜5重量%であり
、かつエチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%で
ある結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体であ
って、該重合工程(1)の各重合段階で生成する各重合
体の分子量がメルトフローレート(MFR; 230”
Cにおける荷fi2.16kgを加えた場合の10分間
の溶融樹脂の吐出j!l)値として下記式(1 )MFR,;第n段階目で生成する重合体のMFRMF
Rい、;第n+1段階目で生成する重合体のMFR を示す、) を満足し、かつ、該重合工程(1)で生成する重合体(
A)のアイソタクチックペンタッド分率(P)とメルト
フローレート(MFR)との関係が1.00≧P≧0.
015 Q ogM F R+ 0.955である結晶
性エチレン−プロピレンブロック共重合体+00!li
 ffi部に対して、下記一般式[I]で示される環状
リン化合物のアルミニウム塩(以下、化合物Aという。
)を0.001−1f1部配合してなる高剛性高溶融粘
弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成物。
(但し、式中R1〜R8はそれぞれ水素または炭素数1
〜8のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基もし
くはアラールキル基を示す、)本発明で用いる結晶性エ
チレン−プロピレンブロック共重合体は、エチレン含有
量がO〜lil量%であるプロピレンもしくはプロピレ
ンとエチレンを3段階以上で重合させてなるプロピレン
を主体とする重合゛工程(I)で生成する重合体(A)
が全重合体量の60〜95重量%であり、ついでエチレ
ン含有量が10〜100ffi量%であるエチレンもし
くはエチレンとプロピレンを1段階以上で重合させてな
るエチレンを主体とする重合工程(II)で生成する重
合体(B)が全重合体量の40〜5重量%であり、かつ
エチレン含有量が全重合体量の3〜20重量%である結
晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体であって、
該重合工程(1)の各重合段階で生成する各重合体の分
子量がメルトフローレート(MFR)値として下記式(
1) MFR,、;第n段階目で生成する重合体のMFRMF
R,、、;第n+1段階目で生成する重合体のMFR を示す、) を満足し、かつ、該重合工程(1)で生成する重合体(
A)のアイソタクチックペンタッド分率(P)とメルト
フローレート(MFR)との間係が1.00≧P≧0.
015 Q ogM F R+ 0.955である結晶
性エチレン−プロピレンブロック共重合体である。この
ような結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体は
、本願と同一出願人の出願に係わる特願昭60−283
728号に記載された製造方法によって製造される。す
なわち、有機アルミニウム化合物(I)(例えばトリエ
チルアルミニウム、ジエチルアルミニウムモノクロリド
なと)もしくは有機アルミニウム化合物(1)と電子供
与体く例えばジイソアミルエーテル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルなど)との反応生成物(Vl)を
四塩化チタンと反応させて得られる固体生成物(II)
に、さらに電子供与体と電子受容体く例えば無水塩化ア
ルミニウム、四塩化チタン、四塩化バナジウムなど)と
を反応させて得られる固体生成物(m)を有機アルミニ
ウム化合物(■)(例えばトリエチルアルミニウム、ジ
エチルアルミニウムモノクロリドなど)および芳香族カ
ルボン酸エステル(■)(例えば安息香酸エチル、ρ−
トルイル酸メチル、p−)ルイル酸エチル、p−トルイ
ル酸−2−エチルヘキシルなど)と組合せ、該芳香族カ
ルボン酸エステル(V)と該固体生成物(III)のモ
ル比率V/m=0.1〜10.0とした触媒の存在下に
、エチレン含有量が0〜1重量%であるプロピレンもし
くはプロピレンとエチレンを3段階以上で重合させてな
るプロピレンを主体とする重合工程(I)で生成する重
合体(A)が全重合体量の60〜95!量%となるよう
に重合させ、ついでエチレン含有量が10〜10帽量%
であるエチレンもしくはエチレンとプロピレンを1段階
以上で重合させてなるエチレンを主体とする重合工程(
II)で生成する重合体(B)が全重合体量の40〜5
重量%となり、かつエチレン含有量が全重合体量の3〜
20重量%となるようにブロック共重合させることによ
って得ることができる。この場合の1段階とは、これら
の単量体の連続的なもしくは1時的な供給の1区分を意
味する。本発明の重合工程(I)においては、重合工程
(I)で生成する重合体(A)が前述のP値を維持でき
る限り、1重量%以下のエチレンとは別にブテン−1,
4−メチルペンテン−11スチレンもしくは非共役ジエ
ン類等を併用することができる。しかし、本発明の結晶
性エチレン−プロピレンブロック共重合体の剛性および
耐熱剛性を高く維持するためには、プロピレンの単独重
合が望ましくかつ実施し易い0本発明の重合工程(1)
における重合体(A)の量の比率は、最終的に得られる
製品である結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合
体に対し、60〜95重量%好ましくは75〜90重量
%である。また本発明の重合工程(II)においては、
エチレン含有量が10〜100重量%、好ましくは20
〜70重量%であり、重合工程(II)における重合体
(B)の量の比率は、最終的に得られる製品である結晶
性エチレン−プロピレンブロック共重合体に対し、5〜
40重量%好ましくは10〜25重量%である。また、
この重合工程(II)においても重合工程(1)の場合
と同様に少量の他のα−オレフィンもしくは非共役ジエ
ン類等を併用することもできる。但し、最終的に得られ
た重合体く但し、重合溶媒に溶出した可溶性重合体を除
く、)中のエチレン含有量は全重合体量の3〜20重量
%の範囲内になければならない、従って、重合工程(1
)でプロピレンのみを全重合体量の70重量%重合させ
た場合には、重合工程(II)でブロック共重合される
エチレン量は20重量%以下に限定されるから、その場
合は残余の10〜27重量%についてはプロピレンまた
はプロピレンと可能な範囲でのエチレンを除く他のα−
オレフィンをブロック共重合させなければならない、し
かしながら重合工程(I)でプロピレンを80重量%重
合させた場合には、重合工程(II)でエチレンのみを
201i量%重合することができる0以上のように、エ
チレンを重合させることができる段階の限定と全重合体
量中のエチレン含有量の限定の範囲内であれば、エチレ
ンを単独でまたはプロピレンもしくは他のα−オレフィ
ンと混合して1段階または多段階で本発明のブロック共
重合を行うことができる0以上のようにして得られる本
発明の結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体の
メルトフローレート(MFR)は通常0.01−100
g/ 10分であるが、特にシート成形用、ブロー成形
用としては、該MFR値が0.05〜Log/ 10分
、好ましくは0.10〜5.0g/ 10分のものが用
いられる。ちなみにプロピレンを主体とする重合工程(
I)で生成する重合体間の分子量差は、MFR値として
表現された場合、前述の式(1)の範囲内にあることが
必要であり、式(1)の左辺の数値が1.0に満たない
場合は、本発明の目的とする高溶融粘弾性は得られない
、また該数値の上限については限定されないが、本発明
の具体的実施態様においては、3.0以上とすることは
困難である。ここで、アイソタクチックペンタッド分率
(P)とは、マクロモレキュールズ、6巻、6号、11
月〜12月、925〜926頁(1973年版)  [
: M acromolecules。
V ol、6.  N116.  N ovember
−D ecen+ber、 925−926 (197
3) ]に発表されている方法、すなわち13C−NM
Rを使用して測定されるプロピレン系重合体分子鎖中の
ペンタッド単位でのアイソタクチック分率である。言い
かえると該分率は、プロピレンモノマ一単位が5個連続
してアイソタクチック結合したプロピレンモノマ一単位
の分率を意味する。
上述の”C−N M Rを使用した測定におけるスペク
トルのピークの帰属の決定は、マクロモレキュールズ、
 8巻、 5号、 9月〜10月、 687〜689頁
 (1975年版)  [Macromolecule
s、  Vol、8.  Nn5゜S eptembe
r−October、 687−689 (1975)
 ]に基づいて行う、ちなみに後述の実施例における1
3C−NMRによる測定にはFT−NMRの270MH
zの装置を用い、27 、000回の積算測定により、
シグナル検出限界をアイソタクチックペンタッド分率で
0.001にまで向上させて行った。上記アイソタクチ
ックペンタッド分率(P)とメルトフローレート(MF
R)との関係式の要件は、一般にMFHの低いプロピレ
ン系重合体の前記分率Pは低下するので、使用すべきプ
ロピレン系重合体として、そのMFHに対応したPの下
限値を限定することを構成要件としたものである。モし
て該Pは分率であるから1.00が上限となる。前述の
MFRはJISに7210に準拠し、230℃、荷重2
.16kgで測定する。
前述のエチレン含有量は赤外線吸収スペクトル法で測定
する。また、重合工程(1)と重合工程(II)の重合
比は次のようにして求める。すなわち、エチレン/プロ
ピレンの反応比を変化させた共重合体を予め作り、これ
を標準サンプルとして赤外線吸収スペクトル法で検量線
を作成し、重合工程(Hのエチレン/プロピレンの反応
量比を求め、ざらに全共重合体のエチレン含有量から算
出する。なお、前述の式(1)の関係式の値を求めるた
め、重合工程(I)の各重合段階で生成する各重合体の
MFRは重合工程(1)が3段階の重合からなる場合を
例に取って示すと以下の如くとなる。
MFR,;第1段階目で重合した重合体のMFR(本l
) MFR2;第2段階目で重合した重合体のMFR(木l
) MFR3;第3段階目で重合した重合体のMFR(*1
) MFR+、2;第1段階目と第2段階目で生成した全重
合体のMFR M F R+?2+3 :第1段階目と第2段階目と第
3段階目で生成した全重合体のMFR Wl;第1段階目で生成した重合体の重合工程(1)で
生成した全重合体に対する割合(木2) W2;第2段階目で生成した重合体の重合工程(1)で
生成した全重合体に対する割合(木2) W3;第3段階目で生成した重合体の重合工程(1)で
生成した全重合体に対する割合(木2) W + + W 2 + W 3 = 1 、0木l;
 サンプリングし実測した。
*2;重合体中のチタン含有量を蛍光X線法により分析
し算出した。
MFR2,MFRaは次の間係式によって求めた。
また本発明で用いる結晶性エチレン−プロピレン。
ブロック共重合体は、本発明の効果を損なわない範囲で
、通常のプロピレン系重合体すなわちプロピレンの単独
重合体、プロピレン成分を701i量%以上含有するプ
ロピレンとエチレン、ブテン−1゜ペンテン−1,4−
メチル−ペンテン−11ヘキセン−1、オクテン−1な
どのα・オレフィンの1種または2種以上との結晶性ラ
ンダム共重合体もしくは結晶性ブロック共重合体、プロ
ピレンと酢酸ビニル、アクリル酸エステルなどとの共重
合体もしくは該共重合体のケン化物、プロピレンと不飽
和シラン化合物との共重合体、プロピレンと不飽和カル
ボン酸もしくはその無水物との共重合体、該共重合体と
金属イオン化合物との反応生成物など、またはプロピレ
ン系重合体を不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変
性した変性プロピレン系重合体、プロピレン系重合体を
不飽和シラン化合物で変性したシラン変性プロピレン系
重合体などを混合した混合物を用いることもでき、また
、各種合成ゴム(例えばエチレン・プロピレン共重合体
ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴ
ム、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリクロロプレ
ン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、スチ
レン−ブタジェン系ゴム、アクリロニトリル−ブタジェ
ン系ゴム、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体、スチレン−プロとレンーブチレンースチレ
ンブロック共重合体など)または熱可塑性合成樹脂(例
えば超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖
状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、ポリブテン、ポリ−トメチルペンテン−1
の如きプロピレン系重合体を除くポリオレフィン、ポリ
スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、アク
リロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、フッ
素樹脂など)などを混合して用いることもできる。この
とき、該混合物が上述の式(])を満足し、かつ上述の
1.00≧P≧0.015Q ogM F R+ 0.
955を満足するものであればよい。
本発明で用いられる化合物Aとしては10−ヒドロキシ
−9,10−ジヒドロ−9・オキサ−10−フォスノア
フェナンスレン−10−オキサイドのアルミニウム塩、
1−メチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−10−
オキサイドのアルミニウム塩、2−メチル−10−ヒド
ロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォ
スノアフェナンスレン−10−オキサイドのアルミニウ
ム塩、3−メチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ弓0−フォスファフエナンスレン−1
O−オキサイドのアルミニウム塩、7−メチル−1O−
ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−
フォスファフエナンスレン−10・オキサイドのアルミ
ニウム塩、8−メチル−1O−ヒドロキシ−9,10−
ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォスノアフェナンスレ
ン−10−オキサイドのアルミニウム塩、1.3・ジメ
チル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキサ
イドのアルミニウム塩、1,3.7−)ジメチル−1O
・ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドのアル
ミニウム塩、l−エチル−10−ヒドロキシ−9,10
−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナンス
レン−1O−オキサイドのアルミニウム塩、3−エチル
−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−1O−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド
のアルミニウム塩、7−エチル−10−ヒドロキシ−9
,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォスノアフェ
ナンスレン−1O−オキサイドのアルミニウム塩、1.
3−ジエチル−1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−1〇−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイドのアルミニウム塩、1,3.7− )リエ
チルー1O−ヒドロキシ−9、10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスノアフェナンスレン−1O−オキサ
イドのアルミニウム塩、1−i−プロピル・!0−ヒド
ロキシー9.10−ジヒドロ−9−オキサ−1〇−フォ
スファフエナンスレンー10−オキサイドのアルミニウ
ム塩、3−i−プロピル−1O−ヒドロキシ−9,10
−ジヒドロ・9−オキサ−1O−フォスフッフェナンス
レン−10−オキサイドのアルミニウム塩、7−1−プ
ロピル−10−ヒドロキシ−9,10・ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイドのアルミニウム塩、1,3−ジー1−プロピル−
1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9・オキサ−
1O−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドの
アルミニウム塩、1,3.7− )ツー1−プロピル−
10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
1O−フォスノアフェナンスレン−1O−オキサイドの
アルミニウム塩、US−ブチル−1O−ヒドロキシ−9
,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォスノアフェ
ナンスレン−10−オキサイドのアルミニウノ、塩、3
−s−ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10
−オキサイドのアルミニウム塩、?−s−ブチルー10
−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O
−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドのアル
ミニウム塩、1.3−ジ−S−ブチル−10−ヒドロキ
シ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォスノ
アフェナンスレン−10−オキサイドのアルミニウム塩
、1,3.7−トリーS−ブチル−10−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォスノアフ
ェナンスレン−10−オキサイドのアルミニウム塩、1
−1−ブチル−1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
・9−オキサ−1O−フォスファフエナンスレンー10
−オキサイドのアルミニウム塩、3−t−ブチル−1O
−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−フォスフッフェナンスレン−10−オキサイドのアル
ミニウム塩、?−t−ブチルー1O−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナ
ンスレン−1O−オキサイドのアルミニウム塩、1.3
−ジ−t−ブチル・10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−1O−フォスファフェナンスレン−
10・オキサイドのアルミニウム塩、1,7−ジーt・
ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ・10−フォスノアフェナンスレン−1O−オキ
サイドのアルミニウム塩、2,7−ジーt−ブチル−1
0−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
O−フォスノアフェナンスレン−1O−オキサイドのア
ルミニウム塩、3,7−ジーt−ブチル−1O−ヒドロ
キシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォス
ファフエナンスレン・10−オキサイドのアルミニウム
塩、3,8−ジ−t−ブチル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナ
ンスレン−1O−オキサイドのアルミニウム塩、1,3
.7− )グーt−ブチル−10−ヒドロキシ・9.1
0−ジヒドロ・9−オキサ−1O−フォスファフエナン
スレン−1O−オキサイドのアルミニウム塩、it−ア
ミル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスファフェナンスレンー10−オキサ
イドのアルミニウム塩、3・t−アミル−to−t:ド
ロキ”/−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−7
オスフアフエナンスレンー10−オキサイドのアルミニ
ウム塩、?−t−7ミルー10−ヒドロキシ−9,10
−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナンス
レン−10−オキサイドのアルミニウム塩、l、3−ジ
−t−アミル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−7tスファフエナンスレン−10
−オキサイドのアルミニウム塩、1,3.7−トリーt
−アミに−10−ヒF +:2キシー9゜10−ジヒド
ロ−9−オキサ−1O−フォスファフェナンスレンー1
0−オキサイドのアルミニウム塩、1−t−オクチル−
1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドの
アルミニウム塩、3−t−オクチル−10−ヒドロキシ
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノア
フェナンスレン−10−オキサイドのアルミニウム塩、
7−t−オクチル−10−tニトロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−IQ−フtスフ7フエナンスレン
ー1o−オキサイドのアルミニウム塩、1.3−ジ−t
−オクチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−1O−フォスノアフェナンスレン−10−
オキサイドのアルミニウム塩、1,3.7− )リーt
−オクチルー10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン弓O−オ
キサイドのアルミニウム塩、l−シクロへキシル−10
−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドのアル
ミニウム塩、3−シクロへキシル−1O−ヒドロキシ−
9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフ
エナンスレンーXO−オキサイドのアルミニウム塩、7
−シクロへキシル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−
10−オキサイドのアルミニウム塩、1,3−ジ−シク
ロへキシル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスファフエナンスレンー10−
オキサイドのアルミニウム塩、1,3.7− )ツーt
−シクロへキシル−1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスフッフェナンスレン−
10−オキサイドのアルミニウム塩、3−フェニル−1
0−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドのア
ルミニウム塩、1−ベンジル−10−ヒドロキシ−9,
10−ジヒドロ・9−オキサ−10−フォスファフエナ
ンスレンー10−オキサイドノアルミニウム塩、3−ベ
ンジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスフッフェナンスレン−1O−オキ
サイドのアルミニウム塩、7−ベンジル−10−ヒドロ
キシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォス
ノアフェナンスレン−10−オキサイドのアルミニウム
塩、1,3−ジ−ベンジル−10−ヒドロキシ−9,1
0−ジヒドロ−9−オキサ−1O−フォスノアフェナン
スレン−10−オキサイドのアルミニウム塩、1,3.
7−トリーベンジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン
−1O−オキサイドのアルミニウム塩、1−(α−メチ
ルベンジル)−1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−10
−オキサイドのアルミニウム塩、3−(α−メチルベン
ジル)−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスファフェナンスレン−10−オキ
サイドのアルミニウム塩、7−(α−メチルベンジル)
−10・ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10・フォスノアフェナンスレン−10−オキサイド
のアルミニウム塩、l、3−ジ(α−メチルベンジル)
−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ
−10−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイド
のアルミニウム塩、1,3.7−トリ(α−メチルベン
ジル)−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−1O−オキ
サイドのアルミニウム塩、3.7−ジ(α、α−ジメチ
ルベンジル)−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−10
−オキサイドのアルミニウム塩、1−メチル−3−t−
ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスファフエナンスレン−1O・オキ
サイドのアルミニウム塩、l−メチル−3−ベンジル−
1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−
10−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイドの
アルミニウム塩、1−t−ブチル−3−シクロへキシル
−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ・9−オキサ
−1O−フォスファフェナンスレン−10−オキサイド
のアルミニウム塩、1−t−ブチル−3−ベンジル−1
0−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ・9−オキサ−1
0−フォスファフェナンスレン−1O−オキサイドのア
ルミニウム塩、it−ブチル−3−(α−メチルベンジ
ル)−1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オ
キサ−10−フォスフッフェナンスレン−1O−オキサ
イドのアルミニウム塩、1−シクロへキシル−3−t−
ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−10−オキ
サイドのアルミニウム塩、l−シクロヘキシル−3−ベ
ンジル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−1O−フォスノアフェナンスレン−10−オキ
サイドのアルミニウム塩、1−ベンジル−3−t−ブチ
ル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイ
ドのアルミニウム塩、l−ベンジル−3−シクロへキシ
ル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスノアフェナンスレン−10−オキサイ
ドのアルミニウム塩、1−ベンジル・3,7−ジーt−
ブチル−10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−
オキサ−10−フォスフッフェナンスレン−10−オキ
サイドのアルミニウム塩およびl−ベンジル−3,7−
ジシクロへキシル−1O−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−1O−フォスフッフェナンスレン−
10−オキサイドのアルミニウム塩などを例示できる。
特に10・ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9−オキ
サ−10−フォスフッフェナンスレン−1O−オキサイ
ドのアルミニウム塩が好ましい。該化合物Aの配合割合
は、上述の結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合
体10帽fj1部に対して0.01〜l!i量部、好ま
しくは0.05〜0.5重量部である。0.01!量部
未満の配合では剛性および耐熱剛性の改善効果が充分に
発揮されず、また1!量部を超えても構わないが、それ
以上の上述の効果の向上が期待できず実際的でないばか
りでなくまた不経済である。
本発明の組成物にあっては、通常プロピレン系重合体に
添加される各種の添加剤例えばフェノール系、チオエー
テル系、リン系などの酸化防止剤、光安定剤、透明化剤
、造核剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキ
ング剤、無滴剤、顔料、重金属不活性化剤(銅害防止剤
)、過酸化物の如きラジカル発生剤、金属石鹸類などの
分散剤もしくは中和剤、無機充填剤(例えばタルク、マ
イカ、クレー、ウオラストナイト、ゼオライト、アスベ
スト、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、
酸化マグネシウム、硫化亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カ
ルシウム、ガラス繊維、炭素繊維、カーボンブラック、
チタン酸カリウム、金属繊維など)もしくはカップリン
グ剤(例えばシラン系、チタネート系、ボロン系、アル
ミネート系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処
理剤で表面処理された前記無機充填剤または有機充填剤
(例えば木粉、バルブ、故紙、合成繊維、天然繊維など
)を本発明の目的を損なわない範囲で併用することがで
きる。特に無機充填剤を併用すると、さらに剛性および
耐熱剛性が向上するので併用することは好ましい。
本発明の組成物は前述の本発明に係わる結晶性エチレン
−プロピレンブロック共重合体に対して、化合物Aなら
びに通常プロピレン系重合体に添加される前述の各種添
加剤の所定量を通常の混合装置例えばヘンセルミキサー
(商品名)、スーパーミキサー、リボンブレンダー、パ
ンバリミキサーなどを用いて混合し、通常の単軸押出機
、2軸押比機、ブラベンダーまたはロールなどで、溶融
混練温度170℃〜300℃、好ましくは2oo℃〜2
50℃テ溶融混練ペレタイズすることにより得ることが
できる。得られた組成物は射出成形法、押出成形法、ブ
ロー成形法などの各種成形法により目的とする成形品の
製造に供される。
[作用] 本発明において化合物Aで示される環状リン化合物のア
ルミニウム塩は特開昭58−1736号公報に開示され
た如く造核剤として剛性および耐熱剛性の改善に作用す
ることが一般に知られている。しかしながら、化合物A
を本発明に係わる特定の分子量分布と特定のアイソタク
チックペンタッド分率を有する結晶性エチレン−プロピ
レンブロック共重合体に配合することにより、従来公知
の造核剤の配合からは側底予測できない驚くべき相乗効
果が発揮され、剛性および耐熱剛性が著しく優れた組成
物が得られることを見い出した。
[発明の効果コ 本発明の組成物は、各種造核剤を配合してなる従来公知
の結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成物
に比較して、(1)剛性および耐熱剛性が著しく優れて
いる。(2)成形品の薄肉化を計ることができ省資源に
寄与するばかりでなく、成形時の冷却速度も早くなるの
で単位時間当りの成形速度を早くすることができ生産性
の向上にも寄与できる。(3)従来ハイインパクトポリ
スチレン(HIPS)樹脂、ABS樹脂などが用いられ
ていた用途にポリプロピレン樹脂を用いることが可能に
なり、ポリプロピレン樹脂の用途の拡大が可能である。
(4)シートの2次加工性およびブロー成形性が優れて
いるので、2次加工用シートおよびブロー成形品の製造
に好適に使用することができる。
[実施例] 以下、実施例、比較例および製造例によって本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるも
のではない。
なお、実施例および比較例で用いた評価方法は次の方法
によった。
I)シートの2次加工性(加熱真空成形性):得られた
ペレットを用いて巾80 cm、  厚み0 、4 m
mのシートを押出成形法により作成し、該シートの加熱
真空成形性をモデル的に評価するため、該シートを40
cmX 40cn+に裁断し、40cmX 40cmの
枠にぴんと張フた状態で固定し、200℃の恒温室にい
れる。やがて枠に固定されたシートは熱せられて枠の中
央部分が垂れ下がり始め、ある時点からは熱収縮のため
逆に元の位置に向けて戻り始める。その後再び垂れ下が
り始めるといった挙動をとる。このときの (a)シートが戻り始める直前の垂れ下がり量を最大垂
下量(關)として測定する。
(b)シートが最大に垂れ下がった所から元の位置の方
向へ最大に戻った変形jl(mm)を測定し、(該変形
量/最大垂下量)X100を最大戻り量(%)として記
録する。
(C)シートが最大に戻った所からloma+再度垂れ
下がるまでの時間(秒)を測定し、保持時間とする。
以上の評価方法でシートの2次加工性(真空成形性)が
良好な材料とは、垂下最小、戻り最大および保持時間の
長いものをいう。
■)剛性: 得られたペレットを用いて巾60(至)、
厚み0.4mmのシートを押出成形法により作成し、該
シートを用いてヤング率の測定(ASTM D 882
に準1ljI)および引張降伏強度の測定(ASTM 
D 882に準拠)を行うことにより剛性を評価した。
高剛性の材料とはヤング率および引張降伏強度の大きな
ものをいう。
なお、実施例および比較例はシートのMD(タテ; 押
出方向)、TD(ヨコ; 押出方向と直角方向)の2種
類の試験片を調製し、該試験片を用いてヤング率および
引張降伏強度を測定し、その平均値で示した。
■)耐熱剛性: 得られたペレットを用いて長さ130
M、巾13關、厚み6.5mmの試験片を射出成形法に
より作成し、該試験片を用いて熱変形温度を測定(JI
Sに7207に準拠; 4.6kgf/cm”荷重)す
ることにより耐熱剛性を評価した。高耐熱剛性の材料と
は熱変形温度の高いものをいう。
■)耐衝撃性:得られたペレットを用いて巾60cm、
厚み0.4amのシートを押出成形法により作成し、該
シートを用いて所定の試験片を調製し、打抜衝撃強度の
測定(ASTM 0781に準拠)を行うことにより耐
衝撃性を評価した。耐衝撃性の優れた材料とは打抜衝撃
強度の大きいものをいう。
製造例1〜3(実施例および比較例で用いる結晶性エチ
レン−プロピレンブロック共重合体の製造例) (1)触媒の調製 n−ヘキサン6 Q、  ジエチルアルミニウムモノク
ロリド(D E A C)5.0モル、ジイソアミルエ
ーテル12.0モルを25℃で5分間で混合し、5分間
同温度で反応させて反応生成液(■)(ジイソアミルエ
ーテル/DEACのモル比2.4)を得た。窒素置換さ
れた反応器に四塩化チタン40モルを入れ35℃に加熱
し、これに上記反応生成液(Vl)の全量を3時間で滴
下した後、同温度に30分間保ち、75℃に昇温してさ
らに1時間反応させ、室温(20”C)まで冷却し上澄
液を除き、n−ヘキサン30Qを加えてデカンチージョ
ンで上澄液を除く操作を4回繰り返して、固体生成物(
II)1.9kgを得た。この固体生成物(II)の全
量をn−ヘキサン30Q中に懸濁させた状態で、20℃
でジイソアミルエーテル1.6kgと四塩化チタン3.
5kgとを室温にて約5分間で加え、65℃で1時間反
応させた。反応終了後、室温まで冷却し、上澄液をデカ
ンテーションによって除いた後、30Qのn−ヘキサン
を加え15分間攪拌し、静置して上澄液を除く操作を5
回繰り返した後、減圧下で乾燥させ固体生成物(m)を
得た。
(2)触媒の予備処理 内容積5012のタンクにn−ヘキ、サン40Q、  
ジエチルアルミニウムモノクロリド850g、上記固体
生成物(m)360g、l)−トルイル酸メチル3.8
gを仕込み、つぎに30℃に維持攪拌しながらプロとレ
ンガスを180g/ Hで2時間供給し、予備処理を行
った。
(3)重合方法 重合器1へn−ヘキサン26Q/H,予備処理を行った
触媒スラリーを製造例1として240m9 / H,製
造例2として240mQ / Hおよび製造例3として
120m12/Hならびにp−)ルイル酸メチルを触媒
スラリー中の固体生成物(m)Ig当り1gとなるよう
にそれぞれ連続的に供給した0M合器lの温度を製造例
1〜3とも70℃、重合器2の温度を製造例1として7
0℃、製造例2として60℃および製造例3として70
℃、重合器3の温度を製造例1として70℃、製造例2
として50℃および製造例3として70℃、また、重合
器1の圧力を製造例1として6 kg/ cm2G。
製造例2として4J/c*2Gおよび製造例3として6
 kg/ cm2G、重合器2の圧力を製造例1〜3と
も8 kg/ cm2G、重合器3の圧力を製造例1と
して10kg/ Cl2G%製造例2として12kg/
 CDl2Gおよび製造例3として10kg/ cm2
Gとそれぞれなるように各重合器にプロピレンを供給し
調整した。製造例1の1合冊1〜3の気相部の水素濃度
は重合器1のみ5.9モル%になるように供給したとこ
ろ重合器2.3はそれぞれ0.65モル%、0.069
モル%であった。
製造例20重合器1〜3の気相部の水素濃度は重合器1
のみ14.5モル%になるように供給したところ重合器
2.3はそれぞれ1.0モル%、0.10モル%であっ
た。また製造例30重合器1〜3の気相部の水素濃度は
重合器lのみ2.1モル%になるように供給したところ
重合器2.3はそれぞれ0.41モル%、0.046モ
ル%であった。また、各重合器の重合比率およびメルト
フローレート(MFR)の分析値は第1表に示した通り
であフた。なお、重合器1〜3の液レベルは80%にな
るようにコントロールバルブにより抜き出した。
ついで重合器3より抜き出された重合体粒子を含むスラ
リーは落圧槽で60℃、0.5kg/ c+n2Gで脱
ガスされポンプにより重合器4へ移送した。重合器4の
気相部水素濃度を10モル%、温度60℃、エチレンを
6003/ Hで供給し、気相部ガス組成をエチレン/
(エチレン+プロピレン) =0.40となるようにプ
ロピレンおよび水素を供給し重合反応を継続した。重合
器4を出たスラリーは脱ガス槽を経由し、さらにメタノ
ールで触媒を失活させた後、20重量%の水酸化ナトリ
ウム水溶液による中和、水洗、分離、乾燥の各工程を経
て白色共重合体粉末を約6.5kg/ Hで収得した。
共重合体の分析結果については第1表に示した。
なお、第1表において重合工程(1)の第1段階目、第
2段階目、第3段階目および重合工程(II)が、それ
ぞれ上述の重合器1、重合器2、重合器3および重合器
4における重合に対応する。また、重合器1〜4は全て
内容積150Qのものを用いた。
実施例1〜3、比較例1〜10 後述の第2表に示した製造例1〜3で製造した各メルト
フローレート (MFR)、各アイソタクチックペンタ
ッド分率(P)およびエチレン含有量を有する粉末状結
晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体100重量
部に、化合物Aとして10−ヒドロキシ−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−フォスフッフェナンスレン
−10−オキサイドのアルミニウム塩および他の添加剤
のそれぞれ所定量を後述の第2表に記載した配合割合で
ヘンセルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合し
た後口径40Mの単軸押出機で200℃にて溶融混練処
理してベレット化した。また比較例1〜10として後述
の第2表に示した製造例1〜3で製造した各メルトフロ
ーレート、各アイソタクチックペンタッド分率およびエ
チレン含有量を有する粉末状結晶性エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体100fE量部に後述の第2表に記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例1〜3に
準拠して溶融混練処理してペレットを得た。
シートの2次加工性、剛性および耐衝撃性試験に用いる
シートは、得られたペレットを樹脂温度250℃で押出
成形により調製した。また、耐熱剛性試験に用いる試験
片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温度
50℃で射出成形により調製した。
得られたシートおよび試験片を用いて前記の試験方法に
よりシートの2次加工性、剛性、耐熱剛性および耐衝撃
性の評価を行った。これらの結果を第2表に示した。
実施例4〜6、比較例11〜20 後述の第3表に示した製造例1〜3で製造した各メルト
フローレート(MFR)、各アイソタクチックペンタッ
ド分率(P)およびエチレン含有量を有する粉末状結晶
性エチレン−プロピレンブロック共重合体100重量部
に、化合物Aとして10−ヒドロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−フォスフッフェナンスレン−
1O−オキサイドのアルミニウム塩、無機充填剤として
平均粒径2〜3μの微粒子タルクおよび他の添加剤のそ
れぞれ所定量を後述の第3表に記載した配合割合でヘン
セルミキサー(商品名)に入れ、3分間攪拌混合した後
口径40mmの単軸押出機で200℃にて溶融混練処理
してペレット化した。また比較例11〜20として後述
の第3表に示した製造例1〜3で製造した各メルトフロ
ーレート、各アイソタクチックペンタッド分率およびエ
チレン含有量を有する粉末状結晶性エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体100重量部に後述の第3表に記載
の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例4〜6に準
拠して溶融混練処理してペレットを得た。
シートの2次加工性、剛性および耐衝撃性試験に用いる
シートは、得られたペレットを樹脂温度250℃で押出
成形により調製した。また、耐熱側°性試験に用いる試
験片は、得られたペレットを樹脂温度250℃、金型温
度50℃で射出成形により調製した。
得られたシートおよび試験片を用いて前記の試験方法に
よりシートの2次加工性、剛性、耐熱剛性および耐衝撃
性の評価を行った。これらの結果を第3表に示した。
第2〜3表に示される本発明に係わる化合物および添加
剤は下記の通りである。
化合物A;  10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ
−9−オ先す−10−フォスファフエナンスレン−10
−オキサイドのアルミニウム塩[三元化学(株)製; 
CA−Ac1 造核′Ml;1)−t−ブチル安息香酸アルミニウム造
核剤2;l・3,2・4−ジベンジリデンソルビトール
造核剤3;10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−1O−オ
キサイド[三元化学(株)*; CA] 造核剤4;10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−1O−フォスフッフェナンスレン−10−オ
キサイドのナトリウム塩[三元化学(株)製;  CA
−al 造核剤5;10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−1O−フォスフッフェナンスレン−10−オ
キサイドのマグネシウム塩[三元化学(株)製;  C
A−Mgコ 造核剤6;10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−1O−フォスフッフェナンスレン−10−オ
キサイドのカルシウム塩[三元化学(株)製;CA−C
aコ 造核剤7;10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−9
−オキサ−10−フォスフッフェナンスレン−10−オ
キサイドのバリウム塩[三元化学(株)i!;CA −
B a]フェノール系酸酸化防止剤12,6−ジーt−
ブチル−p−クレゾール フェノール系酸化防止剤2; テトラキス[メチレン・
3− (3’、5’−ジ−t−ブチル−4′・ヒドロキ
シフェニル)プロピオネートコメタン リン系酸化防止剤1; テトラキス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル’) −4,4’−ビフエニレンージー
フォスフォナイト リン系酸化防止剤2; ビス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)−ペンタエリスリトール−シフオスファイト Ca−5t;  ステアリン酸カルシウム無機充填剤;
 タルク(平均粒径2〜3μ)本2全重合体量に対する
重合工程(II)で生成した重合体の割合本3全重合体
中に占めるエチレン分含有量(重量%)第2表に記載の
実施例および比較例は、プロピレン系重合体として各メ
ルトフローレートおよび各アイソタクチックペンタッド
分率を有する結晶性エチレン−プロピレンブロック共重
合体を用いた場合である。第2表かられかるように、実
施例1〜3は本発明の範囲内にある分子量分布およびア
イソタクチックペンタッド分率を有する結晶性エチレン
−プロピレンブロック共重合体に化合物Aを配合したも
のであり、実施例1〜3と比較例1〜3(本発明の範囲
内にある分子量分布およびアイソタクチックペンタッド
分率を有する結晶性エチレン−プロピレンブロック共重
合体に、有機造核剤を用いないもの)とをくらべてみる
と、実施例1〜3および比較例1〜3ともシートの2次
加工性は同程度であるものの、比較例1〜3は剛性およ
び耐熱剛性の改善効果は未だ充分ではない、さらに、比
輯例1〜3の剛性および耐熱剛性を改善するために本発
明の範囲内にある分子量分布およびアイソタクチックペ
ンタッド分率を有する結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体に化合物A以外の化合物からなる有機造核
剤を用いた比較例4〜10と実施例1〜3をくらべると
、比較例4〜10は剛性および耐熱剛性の改善効果はか
なり認められるものの未だ充分ではなく、実施例1〜3
が著しく剛性および耐熱剛性が優れており、化合物Aを
用いることにより顕著な相乗効果が認められることがわ
かる。とりわけ本発明に係わる環状リン化合物のアルミ
ニウム塩すなわち化合物Aのアルミニウムを他の金属に
置き換えた比較例7〜10にあっては本発明の効果を奏
さないことが明かであり、このことは前記特開昭58−
1736号公報には何ら記載されていない。すなわち、
本発明で得られる剛性および耐熱剛性は、本発明におい
て限定された範囲内にあるアイソタクチックペンタッド
分率を有する結晶性エチレン−プロピレンブロック共重
合体に化合物Aを用いたときにはじめてみられる特有の
効果であるといえる。また、本発明組成物である実施例
1〜3において化合物Aを用いることによって剛性面の
向上に伴う耐衝撃性の低下がみられず、比較例1−10
とくらべても耐衝撃性は何ら遜色のないことが確認され
た。
第3表は第2表において用いたプロピレン系重合体に、
さらに無機充填剤としてタルクを併用したものであり、
これについても上述と同様の効果が確認された。
このことから本発明の組成物が、本願と同一出願人の出
願に係わる特願昭60−283728号において提案し
た特定の触媒の存在下に重合してなる特定の分子量分布
を有する結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体
に造核剤を配合してなる組成物にくらべて、シートの2
次加工性ならびに剛性および耐熱剛性の点で著しく優れ
ていることがわかり本発明組成物の顕著な効果が確認さ
れた。
以  上

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン含有量が0〜1重量%であるプロピレン
    もしくはプロピレンとエチレンを3段階以上で重合させ
    てなるプロピレンを主体とする重合工程( I )で生成
    する重合体(A)が全重合体量の60〜95重量%であ
    り、ついでエチレン含有量が10〜100重量%である
    エチレンもしくはエチレンとプロピレンを1段階以上で
    重合させてなるエチレンを主体とする重合工程(II)で
    生成する重合体(B)が全重合体量の40〜5重量%で
    あり、かつエチレン含有量が全重合体量の3〜20重量
    %である結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体
    であって、該重合工程( I )の各重合段階で生成する
    各重合体の分子量がメルトフローレート(MFR;23
    0℃における荷重2.16kgを加えた場合の10分間
    の溶融樹脂の吐出量)値として下記式(1) log(MFR_n)/(MFR_n_+_1)≧1.
    0……(1)(但し、 MFR_n;第n段階目で生成する重合体のMFRMF
    R_n_+_1;第n+1段階目で生成する重合体のM
    FR を示す。) を満足し、かつ、該重合工程( I )で生成する重合体
    (A)のアイソタクチックペンタッド分率(P)とメル
    トフローレート(MFR)との関係が1.00≧P≧0
    .015logMFR+0.955である結晶性エチレ
    ン−プロピレンブロック共重合体100重量部に対して
    、下記一般式[ I ]で示される環状リン化合物のアル
    ミニウム塩(以下、化合物Aという。 )を0.01〜1重量部配合してなる高剛性高溶融粘弾
    性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ]  (但し、式中R_1〜R_8はそれぞれ水素または炭素
    数1〜8のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基
    もしくはアラールキル基を示す。)
  2. (2)結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体の
    メルトフローレート(MFR)が0.05〜10g/1
    0分である特許請求の範囲第(1)項に記載の高剛性高
    溶融粘弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成
    物。
  3. (3)化合物Aとして10−ヒドロキシ−9,10−ジ
    ヒドロ−9−オキサ−10−フォスファフェナンスレン
    −10−オキサイドのアルミニウム塩を配合してなる特
    許請求の範囲第(1)項もしくは第(2)項のいずれか
    1項に記載の高剛性高溶融粘弾性エチレン−プロピレン
    ブロック共重合体組成物。
  4. (4)無機充填剤を配合してなる特許請求の範囲第(1
    )項もしくは第(2)項のいずれか1項に記載の高剛性
    高溶融粘弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組
    成物。
  5. (5)無機充填剤としてタルク、マイカ、クレー、ウォ
    ラストナイト、ゼオライト、アスベスト、炭酸カルシウ
    ム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、二酸化
    ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、
    硫化亜鉛、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ガラス繊
    維、炭素繊維、カーボンブラック、チタン酸カリウムお
    よび金属繊維から選ばれた1種または2種以上のものを
    用いる特許請求の範囲第(4)項に記載の高剛性高溶融
    粘弾性エチレン−プロピレンブロック共重合体組成物。
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