JPS6328409Y2 - - Google Patents

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JPS6328409Y2
JPS6328409Y2 JP1982164339U JP16433982U JPS6328409Y2 JP S6328409 Y2 JPS6328409 Y2 JP S6328409Y2 JP 1982164339 U JP1982164339 U JP 1982164339U JP 16433982 U JP16433982 U JP 16433982U JP S6328409 Y2 JPS6328409 Y2 JP S6328409Y2
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JP
Japan
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liquid crystal
mirror
glare
light
type
Prior art date
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Expired
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JP1982164339U
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English (en)
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JPS5968302U (ja
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Publication date
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Priority to JP16433982U priority Critical patent/JPS5968302U/ja
Publication of JPS5968302U publication Critical patent/JPS5968302U/ja
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Publication of JPS6328409Y2 publication Critical patent/JPS6328409Y2/ja
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等車両のルームミラー、サイ
ドミラー、ドアミラー等に使用される液晶を用い
た防眩ミラーに関する。
従来、後続車の前照灯の防眩には反射率の異な
る2つの反射面を有するミラーが用いられている
が、この種ミラーによるときは、防眩不要な日中
等には高反射面に、また防眩の必要な夜間等には
低反射面となるようにミラー角度を切換える必要
があり、切換えを忘れた場合には防眩効果がまつ
たくないという問題があつた。また、ミラー角度
の切換えの際に運転者に見える像がずれてしまつ
たり、周囲の明るさによつては像が二重に映る等
の不具合の発生する虞れもある。
上記問題を解決する方法として、近年、鏡面の
前面に液晶セルを配置し、この液晶セルの光透過
率を印加電圧によつて制御し、これによりミラー
の反射率を変えるようになした液晶防眩ミラーが
多数提案されている。これら従来の液晶防眩ミラ
ーのうち、GH型液晶を用いた液晶防眩ミラー
は、ホストたる液晶に混入するゲストとして黒色
の染料を用い、可視光線の全波長域に亘つてほぼ
均等に光透過率を低下せしめるように構成してい
るのが普通である。このため、従来のGH型液晶
を用いた液晶防眩ミラーにおいては映像が全体的
に暗くなる傾向があつた。
また、一般に単体のみで黒色染料となる材料が
ないため、黒色染料として三原色(赤、青、黄)
の染料を混入して使用しているが、各染料により
劣化傾向が異なるため、経時変化や使用環境によ
つて色調が変る等の虞れもあつた。
本考案は、GH型液晶を用いた従来の液晶防眩
ミラーの上述問題を解決することを目的とするも
ので、実用新案登録請求の範囲に記載したように
ゲストとして青色染料のみを混入したGH型液晶
を用いることにより、人間の眼に対して眩しさを
与える度合いの大きい長波長域(赤色)の光を選
択的に吸収せしめ、防眩作用を充分に発揮しなが
ら明るい映像を得ることのできる液晶防眩ミラー
を得たものである。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を説明
する。
図面は、本考案液晶防眩ミラーを自動車のドア
ミラーとして使用した場合の1例であつて、1は
ドア、2はミラーケースを示し、該ミラーケース
2は回転ヒンジ3によりドア1に角度調整自在に
取り付けられている。
ミラーケース2の内奥には反射鏡4が配置さ
れ、その前面には1/4波長板5が設けられている。
更に、該1/4波長板5の前面には液晶セル6が配
置されている。
液晶セル6は、透明なガラス板7,8の間に青
色染料入りのGH型ネマチツク液晶9をシール1
0,10により封入したもので、ガラス板7,8
のそれぞれの内面には電圧印加用の透明電極(図
示略)と配向膜(図示略)とが形成されている。
GH型ネマチツク液晶9としては、例えばホスト
たるネマチツク液晶にゲストとしてアゾ系の青色
染料のみを1〜1.5%混入したものを用いる。ま
た、透明電極としては、例えばIn2O3、SnO2の蒸
着膜あるいはスパツタ膜が用いられ、配向膜とし
ては、例えばSiO2の斜めスパツタ膜を形成した
後、ラビングを施こせばよい。配向膜厚は50〜
1000Å程度であり、ラビングはポリエステル、レ
ーヨン、木綿等の布でスパツタ入射方向と直角の
方向に3〜10回程度こすればよい。配向膜の他例
としては、ポリイミド膜等の有機膜にラビングを
施こしても得られる。
なお、ミラーケース2の正面内縁部には光セン
サ11が埋め込まれており、ミラーへ入射する光
の光量を検出するよう構成されている。
上記構成になるドアミラーは次のように動作す
る。
ドアミラーに所定強度以上の光が入射しない場
合、液晶セル6には電圧が印加されており、GH
型ネマチツク液晶9は垂直配向状態となつてい
る。従つて、入射する光は、すべての振動方向の
光が液晶セル6および1/4波長板5を透過して反
射鏡4で反射されるため、映像の明るい非防眩状
態となつている。
いま、ドアミラーに所定強度以上の光が入射す
ると光センサ11がこれを検出し、図示を略した
制御回路を介して液晶セル6の透明電極に所定の
電圧が印加されなくなる。GH型ネマチツク液晶
9は該印加電圧除去により垂直配向から水平配向
となり、入射光のうちの赤色波長域の光はGH型
ネマチツク液晶9内の青色染料により吸収され、
水平配向方向に振動する青色の直線偏光のみが液
晶セル6を透過する。液晶セル6を透過した青色
の直線偏光は、該直線偏光面に対して45゜の角度
に配置された1/4波長板5に入射し、円偏光に変
えられる。この円偏光は反射鏡4で反射され、再
び1/4波長板5に入射して直線偏光に変えられる。
この2回目に直線偏光に変えられた青色光は、水
平配向しているGH型ネマチツク液晶9の配向方
向に対して振動面が90゜だけ回転した直線偏光と
なつており、このため前記青色光は液晶セル6を
透過することができず、液晶セル6の光透過率す
なわちミラーの反射率が小さくなり、眩惑光に対
する防眩作用が達成される。
図示実施例のドアミラーは上述のようにして防
眩を行なうが、一般にこのようなGH型液晶にお
いてはミラーの反射率の大きな非防眩時にも混入
したゲスト染料により僅かであるが入射光が吸収
され、その分だけミラーの反射率が低下する現象
がみられる。ところで、従来の黒色染料を混入し
たGH型液晶の場合、この非防眩時の入射光の吸
収が全波長域に亘つて均等に行なわれるため、液
晶セルを用いたことによる非防眩時のミラーの反
射率の低下も大きくなる。
これに対し、本考案の青色染料のみを混入した
GH型液晶の場合、赤色波長域のみを選択的に吸
収するので、液晶セルを用いたことによる非防眩
時のミラーの反射率の低下を従来の黒色染料を用
いた場合よりも小さく押えることができ、ミラー
面を明るく維持することができる。しかも、青色
波長域の光は赤色長域の光よりも人間の眼に対し
て眩しさを感じさせない性質を有し、またヘツド
ライトの分光エネルギーは第3図に示すように長
波長側が非常に高いため、青色光のみを反射させ
ることにより達成される防眩効果も従来の黒色染
料を用いたものよりも優れたものとなり、運転者
が実際に感じる眩しさの度合を従来のものよりも
低下せしめることができる。
なお、上述実施例はGH型ネマチツク液晶と1/
4波長板とを組合わせて構成した場合の例につい
て述べたが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、GH型液晶を用いるタイプの液晶防眩ミラ
ーであればどのような制御形式のものにも応用で
きるものである。
本考案は、以上詳述したごとき構成、作用にな
るものであるから、非防眩時のミラーの反射率を
大きくとることができ、夕暮等の薄暗い時でも比
較的明るい視野を確保することができると共に、
防眩時にはヘツドライト光の反射率を充分に低下
せしめて優れた防眩作用を発揮しうるという優れ
た効果を奏する。更に、黒色染料として三原色染
料を用いた従来のGH型液晶の防眩ミラーと異な
り、本考案は青色染料単位のみを使用しているた
め、使用環境や経年変化により色調が変わつてし
まうというような虞れもまつたくなくなるという
効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案液晶防眩ミラーを自動車のドア
ミラーに適用した場合の1実施例を示す略示正面
図、第2図は第1図中の−線断面図、第3図
はヘツドライトの分光エネルギー特性図である。 2:ミラーケース、4:反射鏡、5:1/4波長
板、6:液晶セル、7,8:ガラス板、9:GH
型ネマチツク液晶、11:光センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. GH型液晶を用いた液晶防眩ミラーにおいて、
    ホストたる液晶に混入するゲストとして青色染料
    のみを用いたことを特徴とする液晶防眩ミラー。
JP16433982U 1982-10-29 1982-10-29 液晶防眩ミラ− Granted JPS5968302U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16433982U JPS5968302U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 液晶防眩ミラ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16433982U JPS5968302U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 液晶防眩ミラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5968302U JPS5968302U (ja) 1984-05-09
JPS6328409Y2 true JPS6328409Y2 (ja) 1988-08-01

Family

ID=30360324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16433982U Granted JPS5968302U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 液晶防眩ミラ−

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Country Link
JP (1) JPS5968302U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102603A (en) * 1980-12-18 1982-06-25 Seiko Epson Corp Antiglare mirror

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57102603A (en) * 1980-12-18 1982-06-25 Seiko Epson Corp Antiglare mirror

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5968302U (ja) 1984-05-09

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