JPS63283550A - 無臭ニンニク含有組成物の製造法 - Google Patents

無臭ニンニク含有組成物の製造法

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JPS63283550A
JPS63283550A JP62117033A JP11703387A JPS63283550A JP S63283550 A JPS63283550 A JP S63283550A JP 62117033 A JP62117033 A JP 62117033A JP 11703387 A JP11703387 A JP 11703387A JP S63283550 A JPS63283550 A JP S63283550A
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JP
Japan
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garlic
odorless
fatty acids
juice
temperature
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Pending
Application number
JP62117033A
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English (en)
Inventor
Atsunori Okada
篤典 岡田
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Fuji Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Fuji Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無臭ニンニク含有組成物の製造法に関し、さら
に詳しくは医療用、保健用等の浴用剤をはじめ化粧品9
食品などとして有用な無臭ニンニク含有組成物を効率よ
く製造する方法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕ニ
ンニクエキスは種々の効能を有しているため、各種用途
に用いられているが、ニンニクの搾汁液には強い臭気が
あるため、これを浴用剤、化粧品。
食品等として利用することは困難であり、その用途拡大
のためにもニンニクの無臭化が望まれている。
ニンニクの無臭化に関する既存技術としては、第1に加
熱、 pHの調整9分解酵素の適用等によりニンニクの
酵素を失活させた後、無臭ニンニク成分を抽出、精製す
る方法:第2にニンニク搾汁液から有臭特殊成分を除去
する方法等がある。しかしながら、これらの方法はその
作業工程が複雑であり、またニンニクの一部無臭成分の
みを取り出すものであるため、有臭成分中の有効成分が
全く利用できない等の欠点があった。
本発明者らは上記欠点を解消し、簡単な作業工程でニン
ニクの搾汁液をそのまま用いうる無臭ニンニク含有組成
物の製造法を提案している(特願昭6l−242729
)。ここでは、ニンニクの搾汁液に特定の条件を与えた
後に油性物質およびショウガ搾汁液を配合することを特
徴としているが、その後さらに研究を重ねたところ、ニ
ンニク搾汁液に特定Φ条件を与えた後に油性物質を配合
するだけでニンニク搾汁液を無臭化することが可能であ
り、ショウガ搾汁液の配合は必ずしも必要でないことを
見出し、本発明を完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち本発明は、ニンニク搾汁液をpH8以上に保ち
ながら温度50℃以上に少なくとも30分間保持したの
ち、油性物質を配合することを特徴とする無臭ニンニク
含有組成物の製造法を提供するものである。
本発明においては、まず、常法によりニンニクを磨砕、
搾汁して得たニンニク搾汁液をpH8以上、一般に8〜
9、より好ましくは8.3〜8.7に調整し、処理温度
を50℃以上、好ましくは51〜70℃、より好ましく
は55〜70℃とし、30分以上、好ましくは35分〜
4時間、より好ましくは1〜3時間保温する。ここで述
べた各範囲の下限数値未満では、ニンニクの無臭化が不
充分であり、反対に上限数値を超えると、ニンニクエキ
スの成分が変質する可能性がある。すなわち、上記各条
件に設定すべき理由を第1表乃至第3表に示した実験結
果により明らかにする(表中、+2強 士:弱 −二無
しまたは微弱を意味する。)第1表 pHを変えて処理
した場合の 〔但し、温度60℃で2時間保温後、ニンニクエキスに
オレイン酸モノグリセライドを2重量%添加して乳化す
る。〕 第2表 温度を変えて処理した場合の 〔但し、pH8以上に保ちながら2時間保温後、ニンニ
クエキスにオレイン酸モノグリセライドを2重量%添加
して乳化する。〕 第3表 保温時間を変えて処理した場合の〔但し、pH
8以上に保ち、温度60℃とし、ニンニクエキスにオレ
イン酸モノグリセライドを2重量%添加して乳化する。
〕 本発明においてはpHを8以上に保つことにより、先に
提案した特願昭61−242729のようにショウガ搾
汁液を加える必要がなくなる。このことを第4表に示し
た実験結果により明らかにする。
(表中の記号は前記と同様である* ) pH条件は以
下の3つを設定した。■二最初にpH8に設定2゜■:
薬剤を加えpH8に保ち続ける。■:最初にpH8,5
に設定。これら各々を60℃で2時間保温後、モノグリ
セライドを2%添加して乳化した。
第4表 第4表から明らかなように、ショウガ搾汁液を添加しな
くてもpHを8以上に保ち続けるか、最初にpHを8.
5程度とすることによりニンニクの無臭化が可能である
。保温中にpHが低下するので、最初にpH8に設定し
たときは、適当な薬剤を加えてpH8付近に保ち続ける
か、あるいは最初にやや高めのpH2たとえばpH8,
3〜8.7に設定すればよい。
ここで油性物質としては様々なものがあり、例えば(1
)脂肪酸のグリセリンエステル類、特にモノグリセライ
ド、ジグリセライド、トリグリセライド(脂肪酸として
はバルミチン酸、ステアリン酸。
オレイン酸などの高級脂肪酸が好ましい。’) 、 (
2l高級脂肪酸、たとえばパルミチン酸、ステアリン酸
、オレイン酸など、(3)クロロフィル(植物、藻類、
細菌など起源は任意である。) 、 f4)脂溶性ビタ
ミン(特にビタミンEが好ましい)等があり、これらを
単独で、もしくは2種以上を組合せて用いる。
なお、本発明の方法により製造される無臭ニンニク含有
組成物を飲食用として用いる場合、上記油性物質として
は食品添加物として認められているものを選択すべきこ
とは当然であり、目的、用途等を考慮して上記の中から
好適なものを選択すべきである。
油性物質の添加量は上記原料ニンニクに対して0.2重
量%以上、好ましくは1〜3重量%である。
ニンニクに対して最も無臭化作用が強い油性物質はクロ
ロフィルであるが、脂肪酸のグリセリンエステル類は経
済性を考慮したとき好適なものである。
上記の如くして無臭ニンニク含有組成物を得ることがで
きる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 生ニンニク100gを磨砕・搾汁して得たエキス70I
Illをp)18とし、適宜苛性ソーダを用いてpH8
に保ちながら60℃で2時間保温した後、濾過、濃縮し
、これにオレイン酸2gを添加してホモジナイザーで乳
化した。さらに、乳糖70 gを加えて減圧乾燥し、無
臭ニンニク粉末100gを得た。このニンニク粉末につ
いて経験豊かなパネラ−による官能検査により、無臭で
あるとの評価を得た。
実施例2 生ニンニク100gを磨砕・搾汁して得たエキス10t
alをpH8,5とし、55℃で2時間保温した後、濾
過する。これにモノオレイIン(オレイン酸モノグリセ
ライド)1gを添加してホモジナイザーで乳化し、減圧
乾燥して、無臭ニンニク粉末30gを得た。このニンニ
ク粉末は官能検査により無臭であるとの評価を得た。
実施例3 生ニンニク100gを磨砕・搾汁して得たエキス70r
alをpH8とし、適宜苛性ソーダを加えてp1)8に
保ちながら60℃で2時間保温した後、濾過し、これに
ビタミンE2g、ソルビタン脂肪酸エステル(乳化安定
剤)1gを加えてホモジナイザーで乳化した。このよう
にして無臭ニンニクエキス100mNを得た。このニン
ニクエキスは官能検査により無臭であるとの評価を得た
実施例4 生ニンニク100gを磨砕・搾汁して得たエキス70…
lをpH8に保ちながら60℃で2時間保温した後、濾
過、濃縮し、60℃に保温する。
一方、ステアリン酸3gを60℃で溶解させて上記ニン
ニクエキスに加え、ホモジナイザーで乳化し、減圧乾燥
して粉末30gを得た。このニンニク粉末は官能検査に
より無臭であるとの評価を得た。
実験例1 50才の女性(身長150cm、体重55kg)を被検
者として、以下の方法で本無臭ニンニク粉末の温浴効果
に関する実験を行なった。
実施例1で得られた無臭ニンニク粉末5gを42℃の湯
を満たした浴槽(180N>中に投入し、攪拌して無臭
ニンニク湯を調製した。これに被検者を5分間入浴させ
た後、室温25℃に設定した部屋で体表温度の経時変化
を医用サーモグラフィー装置を用いて測定するとともに
、比較のため何も添加しない湯について、同じ条件で入
浴後の体表温度の経時変化を測定することにより、無臭
ニンニク湯の温浴効果を評価した。なお、無添加の湯を
用いた比較実験は同じ被検者で別の日の同時刻に行なっ
た。結果を第1図(胸部)および第2図(背部)に示す
、ここで平均体表温度とは、身体の胸部または背部につ
いて15点の部位を定め、医用サーモグラフィー装置を
用いて各部位の温度を測定し、その平均値を求めたもの
である。
第1図、第2図において、胸部、背部ともに20〜30
分後までは体表温度は低下するが、それ以後はやや増加
して一定温度を保つ。特に、無臭ニンニク湯の場合は、
120分後においても無添加湯の場合より1度位高い体
表温度を維持することがわかった。なお、30分位まで
の体表温度の低下は発汗により体表面の熱が奪われたた
めである。
〔発明の効果〕
本発明によれば簡単な作業工程で無臭のニンニク含有組
成物を得ることができる。
しかも、本発明ではニンニクの搾汁液をそのまま用いて
いるため、ニンニクに含まれる有効成分を無駄なく利用
することができる。
したがって、本発明により得られる無臭ニンニク含有組
成物は各種用途、特に医療用、保健用等の浴用剤等とし
て有効に利用することができる。
また、本発明により得られる無臭ニンニク含有組成物を
各種用途に用いる場合、用途に合わせて適宜所望の添加
剤を配合することができることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、実験例1における入浴後の平均
体表温度の経時変化を示したグラフである。 第1図 を

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニンニク搾汁液をpH8以上に保ちながら温度5
    0℃以上に少なくとも30分間保持したのち、油性物質
    を配合することを特徴とする無臭ニンニク含有組成物の
    製造法。
  2. (2)油性物質が、脂肪酸のグリセリンエステル類、高
    級脂肪酸、クロロフィルおよび脂溶性ビタミンのうちか
    ら選ばれた少なくとも1種の物質である特許請求の範囲
    第1項記載の製造法。
  3. (3)油性物質を原料ニンニクに対して0.2重量%以
    上配合する特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP62117033A 1987-05-15 1987-05-15 無臭ニンニク含有組成物の製造法 Pending JPS63283550A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102579191B1 (ko) * 2022-07-25 2023-09-15 백지원 이취가 제거된 흑마늘즙 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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