JPS6328200Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6328200Y2 JPS6328200Y2 JP1983073743U JP7374383U JPS6328200Y2 JP S6328200 Y2 JPS6328200 Y2 JP S6328200Y2 JP 1983073743 U JP1983073743 U JP 1983073743U JP 7374383 U JP7374383 U JP 7374383U JP S6328200 Y2 JPS6328200 Y2 JP S6328200Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- furnace
- hearth
- rolls
- strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
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Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えば連続焼鈍炉の如き熱処理炉内に
配置されるハースロールの保護清浄装置に関す
る。
配置されるハースロールの保護清浄装置に関す
る。
連続焼鈍炉においては連続的にかつ多量のスト
リツプ(鋼帯)を効率良く処理するため、炉内上
下部に多数のハースロールを配置し、ストリツプ
を上下移動させながら搬送している。この炉内に
おけるストリツプの搬送時において、炉内が高温
のためハースロールへのメタルピツクアツプが生
じ、それがストリツプに転写されて疵となつた
り、あるいは耐火物片や屑等の炉内浮遊物がスト
リツプとロール間に入り込むことによつて疵がス
トリツプに生じることがある。しかもストリツプ
に限らずハースロール自身の損傷にもつながり、
寿命低下の原因ともなる。しかし従来この種の炉
内疵の発生防止についてはほとんど考慮が払われ
ていなかつた。
リツプ(鋼帯)を効率良く処理するため、炉内上
下部に多数のハースロールを配置し、ストリツプ
を上下移動させながら搬送している。この炉内に
おけるストリツプの搬送時において、炉内が高温
のためハースロールへのメタルピツクアツプが生
じ、それがストリツプに転写されて疵となつた
り、あるいは耐火物片や屑等の炉内浮遊物がスト
リツプとロール間に入り込むことによつて疵がス
トリツプに生じることがある。しかもストリツプ
に限らずハースロール自身の損傷にもつながり、
寿命低下の原因ともなる。しかし従来この種の炉
内疵の発生防止についてはほとんど考慮が払われ
ていなかつた。
本考案はこのようなストリツプの炉内疵の発生
を完全に防止して品質の向上を計ることが出来る
ハースロール保護清浄装置を提供することを目的
とする。この目的を達成するための本考案の保護
清浄装置は、鋼板を連続的に送給するため炉内上
下部に配置したハースロールの近傍の炉中心側に
ロール軸方向に延びる防熱板を設置すると共に、
該防熱板とロール間に、ロール面に清浄雰囲気ガ
スを吹き付ける吹付手段を設けたことを特徴と
し、前記防熱板によつて炉内加熱手段(ラジアン
ドチユーブ、炉内ヒータ等)からの放射熱により
ロール温度が上がるのを防止し、かつ雰囲気ガス
吹付手段を用いて直接ロール面に清浄ガスを吹き
付けて浮遊物の除去とロールの冷却を行うもので
ある。
を完全に防止して品質の向上を計ることが出来る
ハースロール保護清浄装置を提供することを目的
とする。この目的を達成するための本考案の保護
清浄装置は、鋼板を連続的に送給するため炉内上
下部に配置したハースロールの近傍の炉中心側に
ロール軸方向に延びる防熱板を設置すると共に、
該防熱板とロール間に、ロール面に清浄雰囲気ガ
スを吹き付ける吹付手段を設けたことを特徴と
し、前記防熱板によつて炉内加熱手段(ラジアン
ドチユーブ、炉内ヒータ等)からの放射熱により
ロール温度が上がるのを防止し、かつ雰囲気ガス
吹付手段を用いて直接ロール面に清浄ガスを吹き
付けて浮遊物の除去とロールの冷却を行うもので
ある。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案装置の一例を示す概略図であ
り、炉体1の内部の上方および下方に、ストリツ
プ2搬送用の上部ハースロール3および下部ハー
スロール4が設けられている。これらハースロー
ル3,4の近傍の炉中心側には、ロール軸方向に
延びる防熱板5が設けられると共に、該防熱板5
とハースロール3,4間には雰囲気ガス吹込みヘ
ツダ6が設けられている。該吹込みヘツダ6は同
じくロール軸方向に延設され、多数の吹付けノズ
ルを備えロール面に清浄な雰囲気ガスを吹付ける
ようになつている。図では便宜的に下部ハースロ
ール4に防熱板5およびヘツダ6を設けたが、勿
論上部ハースロール3に対しても同様に構成され
ている。
り、炉体1の内部の上方および下方に、ストリツ
プ2搬送用の上部ハースロール3および下部ハー
スロール4が設けられている。これらハースロー
ル3,4の近傍の炉中心側には、ロール軸方向に
延びる防熱板5が設けられると共に、該防熱板5
とハースロール3,4間には雰囲気ガス吹込みヘ
ツダ6が設けられている。該吹込みヘツダ6は同
じくロール軸方向に延設され、多数の吹付けノズ
ルを備えロール面に清浄な雰囲気ガスを吹付ける
ようになつている。図では便宜的に下部ハースロ
ール4に防熱板5およびヘツダ6を設けたが、勿
論上部ハースロール3に対しても同様に構成され
ている。
第2及び第3図に任意の下部ハースロール4に
おける防熱板5とガス吹込みヘツダ5の具体例を
示している。図示の如く防熱板5は上下移行する
ストリツプ間に設けられることになるので、ロー
ル径よりは狭い幅をもちその断面は平板状、曲面
状等適宜でよく、また材質は耐熱性のある
SUS304等の材料が好ましい。さらに、該防熱板
5の取付けは、炉壁に設けた取付ブラケツト等で
強固に行うことが必要である。一方、防熱板5と
ロール4間に配置されるガス吹込みヘツダ6は炉
壁を貫装してヘツダ一端の一方よりガスを供給す
る。他の一端は熱膨張を吸収するため、伸縮自由
な支持になつている。吹付ノズルの径及びピツチ
は吹付ガス流量により適宜決定する。又、ノズル
の吹付方向は、浮遊物のストリツプロール間への
かみ込み防止の点からロールへの巻付側に吹付け
る。又、浮遊物除去の点から、ロール軸端方向へ
傾斜させてガスを吹付ける。
おける防熱板5とガス吹込みヘツダ5の具体例を
示している。図示の如く防熱板5は上下移行する
ストリツプ間に設けられることになるので、ロー
ル径よりは狭い幅をもちその断面は平板状、曲面
状等適宜でよく、また材質は耐熱性のある
SUS304等の材料が好ましい。さらに、該防熱板
5の取付けは、炉壁に設けた取付ブラケツト等で
強固に行うことが必要である。一方、防熱板5と
ロール4間に配置されるガス吹込みヘツダ6は炉
壁を貫装してヘツダ一端の一方よりガスを供給す
る。他の一端は熱膨張を吸収するため、伸縮自由
な支持になつている。吹付ノズルの径及びピツチ
は吹付ガス流量により適宜決定する。又、ノズル
の吹付方向は、浮遊物のストリツプロール間への
かみ込み防止の点からロールへの巻付側に吹付け
る。又、浮遊物除去の点から、ロール軸端方向へ
傾斜させてガスを吹付ける。
なお、通常の焼鈍操業においては、炉内雰囲気
ガス(N2+AXガス)は炉胴部個所にすべて吹込
まれていたが、前述の如く本考案では各ハースロ
ールに対して雰囲気ガスを吹込むようにしている
ので、焼鈍に必要なガス量の全部をロールに近接
したヘツダからの吹付けでまかなつてもよいし、
あるいは今までと同様に一部を炉胴部に他をロー
ル位置で吹込むようにすることも可能である。
ガス(N2+AXガス)は炉胴部個所にすべて吹込
まれていたが、前述の如く本考案では各ハースロ
ールに対して雰囲気ガスを吹込むようにしている
ので、焼鈍に必要なガス量の全部をロールに近接
したヘツダからの吹付けでまかなつてもよいし、
あるいは今までと同様に一部を炉胴部に他をロー
ル位置で吹込むようにすることも可能である。
このように本考案では、まず防熱板5の配置に
よつて各ハースロール周りがチヤンバー化され、
ラジアントチユーブや炉内ヒータ等の熱源からの
放射熱が直接ロールに当らないので、過度にロー
ル温度が上昇することがない。また、雰囲気ガス
吹込みノズルからのガス吹付けもロール温度の上
昇防止に寄与する。このガス吹込みはまたロール
およびストリツプ間に入り込んだあるいは入り込
もうとする浮遊物を除去もしくは吹き飛ばすこと
になる。
よつて各ハースロール周りがチヤンバー化され、
ラジアントチユーブや炉内ヒータ等の熱源からの
放射熱が直接ロールに当らないので、過度にロー
ル温度が上昇することがない。また、雰囲気ガス
吹込みノズルからのガス吹付けもロール温度の上
昇防止に寄与する。このガス吹込みはまたロール
およびストリツプ間に入り込んだあるいは入り込
もうとする浮遊物を除去もしくは吹き飛ばすこと
になる。
本考案者等の実験によれば、炉温を750゜に設定
した場合、従来ではロール周囲温度は730゜以下に
は下がらなかつたが、本考案を適用したところ
710℃以下に下げることが出来、メタルピツクア
ツプ疵の減少が計れた。又、ロール周囲の浮遊物
量を検査したところ、従来は下部ハースロール上
500mmの位置にて0.399mg/Nm3であつたが、本考
案装置を適用した結果0.157mg/Nm3と低下し、
浮遊物が原因となる疵の減少に結びついた。
した場合、従来ではロール周囲温度は730゜以下に
は下がらなかつたが、本考案を適用したところ
710℃以下に下げることが出来、メタルピツクア
ツプ疵の減少が計れた。又、ロール周囲の浮遊物
量を検査したところ、従来は下部ハースロール上
500mmの位置にて0.399mg/Nm3であつたが、本考
案装置を適用した結果0.157mg/Nm3と低下し、
浮遊物が原因となる疵の減少に結びついた。
以上説明したように本考案のハースロール保護
清浄装置によれば、従来解決されていなかつた炉
内疵(メタルピツクアツプによる疵と炉内浮遊物
による疵)をほぼ完全に防止することが出来、熱
処理鋼板の品質向上を計ると共に、ハースロール
の寿命延長にもなり、その工業的効果は大きい。
清浄装置によれば、従来解決されていなかつた炉
内疵(メタルピツクアツプによる疵と炉内浮遊物
による疵)をほぼ完全に防止することが出来、熱
処理鋼板の品質向上を計ると共に、ハースロール
の寿命延長にもなり、その工業的効果は大きい。
第1図は本考案装置の一例を示す概略図、第2
図は第1図におけるロール軸直角方向断面の部分
詳細図である。第3図はロール軸平行方向断面図
である。 1……炉体、2……ストリツプ、3,4……ハ
ースロール、5……防熱板、6……雰囲気ガス吹
込みヘツダ。
図は第1図におけるロール軸直角方向断面の部分
詳細図である。第3図はロール軸平行方向断面図
である。 1……炉体、2……ストリツプ、3,4……ハ
ースロール、5……防熱板、6……雰囲気ガス吹
込みヘツダ。
Claims (1)
- 鋼板を連続的に送給するため炉内上下部に配置
したハースロールの近傍の炉中心側に、ロール軸
方向に延びる防熱板を設置すると共に、該防熱板
とロール間に、ロール面に清浄雰囲気ガスを吹き
付ける吹付手段を設けてなる熱処理炉ハースロー
ル保護清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7374383U JPS59181859U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 熱処理炉ハ−スロ−ル保護清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7374383U JPS59181859U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 熱処理炉ハ−スロ−ル保護清浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59181859U JPS59181859U (ja) | 1984-12-04 |
JPS6328200Y2 true JPS6328200Y2 (ja) | 1988-07-29 |
Family
ID=30203857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7374383U Granted JPS59181859U (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 熱処理炉ハ−スロ−ル保護清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59181859U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006307296A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 金属帯の連続熱処理方法および横型連続熱処理炉 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271318A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-14 | Nippon Steel Corp | Preventing generation of cracksproduced on surface of hearth roll |
JPS53130211A (en) * | 1977-04-20 | 1978-11-14 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | Vertical type continuous heat treatment furnace with separate roll chamber |
JPS53130210A (en) * | 1977-04-20 | 1978-11-14 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | Continuous vertical heat treating furnace having roll chamber |
JPS5723733A (en) * | 1980-07-17 | 1982-02-08 | Sanyo Electric Co Ltd | Temperature control device for carpet type electric heater |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865360U (ja) * | 1981-10-27 | 1983-05-02 | 日本鋼管株式会社 | 冷却炉内通板ロ−ルのロ−ルクラウン量調整装置 |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP7374383U patent/JPS59181859U/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271318A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-14 | Nippon Steel Corp | Preventing generation of cracksproduced on surface of hearth roll |
JPS53130211A (en) * | 1977-04-20 | 1978-11-14 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | Vertical type continuous heat treatment furnace with separate roll chamber |
JPS53130210A (en) * | 1977-04-20 | 1978-11-14 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | Continuous vertical heat treating furnace having roll chamber |
JPS5723733A (en) * | 1980-07-17 | 1982-02-08 | Sanyo Electric Co Ltd | Temperature control device for carpet type electric heater |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59181859U (ja) | 1984-12-04 |
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