JPH059556A - 熱処理炉の送気方法 - Google Patents
熱処理炉の送気方法Info
- Publication number
- JPH059556A JPH059556A JP18810591A JP18810591A JPH059556A JP H059556 A JPH059556 A JP H059556A JP 18810591 A JP18810591 A JP 18810591A JP 18810591 A JP18810591 A JP 18810591A JP H059556 A JPH059556 A JP H059556A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- heat
- furnace body
- exhaust gases
- discharged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加熱することにより油煙が出る被熱物を熱処
理する炉において、炉内の油煙を除去するためにガス循
環をしても炉外へ放出される熱エネルギーが最少限に抑
えられるようにする。また、保護ガスを節減しランニン
グコスト低減させる。 【構成】 炉から排出される排ガスと炉内へ新らたに供
給する外気または保護ガスとを各々熱交換器21に通し
て熱交換することにより排ガスによって外気または保護
ガスが予熱されるようにした。
理する炉において、炉内の油煙を除去するためにガス循
環をしても炉外へ放出される熱エネルギーが最少限に抑
えられるようにする。また、保護ガスを節減しランニン
グコスト低減させる。 【構成】 炉から排出される排ガスと炉内へ新らたに供
給する外気または保護ガスとを各々熱交換器21に通し
て熱交換することにより排ガスによって外気または保護
ガスが予熱されるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱することによって油
煙等が出る被熱物を熱処理するための熱処理炉の送気方
法に関するものである。
煙等が出る被熱物を熱処理するための熱処理炉の送気方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延油等が表面に付着している金属スト
リップ,金属箔,その他の金属材料を加熱するとこれか
ら油煙が蒸発し炉内にその油煙が充満することがあり、
冷却時にその油煙は炉内或いはその金属材料自体に凝縮
し製品価値をなくすことがある。そこで従来から加熱中
炉内に常時外気又は保護ガスを供給し炉内の油煙濃度を
下げ得るようにしている。
リップ,金属箔,その他の金属材料を加熱するとこれか
ら油煙が蒸発し炉内にその油煙が充満することがあり、
冷却時にその油煙は炉内或いはその金属材料自体に凝縮
し製品価値をなくすことがある。そこで従来から加熱中
炉内に常時外気又は保護ガスを供給し炉内の油煙濃度を
下げ得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし炉内に常時新ら
たな外気或いは保護ガスを供給していると炉内温度が下
がり、所期の熱処理をなすためにその温度低下を補填し
得るような大量の熱エネルギー必要としていた。
たな外気或いは保護ガスを供給していると炉内温度が下
がり、所期の熱処理をなすためにその温度低下を補填し
得るような大量の熱エネルギー必要としていた。
【0004】また、従来のこの種熱処理炉では油煙を含
んだ排ガスは再利用することなく廃棄されていたので多
量に保護ガスを消費しランニングコストが高くなるとい
う問題があった。
んだ排ガスは再利用することなく廃棄されていたので多
量に保護ガスを消費しランニングコストが高くなるとい
う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の熱処理炉の送気
方法は上記課題を解決しようとするもので、炉から排出
される排ガスと炉内へ新らたに供給する外気または保護
ガスとを各々熱交換器に通して熱交換することにより排
ガスによって外気または保護ガスが予熱されるようにし
たことを特徴とするものである。
方法は上記課題を解決しようとするもので、炉から排出
される排ガスと炉内へ新らたに供給する外気または保護
ガスとを各々熱交換器に通して熱交換することにより排
ガスによって外気または保護ガスが予熱されるようにし
たことを特徴とするものである。
【0006】また本発明は、炉内の油煙等の濃度を検出
することにより外気または保護ガスを間歇的に炉内に供
給すること、および炉から排出された排ガス中に含まれ
る油煙等の不純物を分離除去して該排ガスを炉内へ再循
環させるようすることで上記課題の解決を補完するもの
である。
することにより外気または保護ガスを間歇的に炉内に供
給すること、および炉から排出された排ガス中に含まれ
る油煙等の不純物を分離除去して該排ガスを炉内へ再循
環させるようすることで上記課題の解決を補完するもの
である。
【0007】
【作用】排ガスの顕熱を有効利用でき省エネルギー化で
きる。保護ガスの消費量が少なくなりランニングコスト
が下がる。
きる。保護ガスの消費量が少なくなりランニングコスト
が下がる。
【0008】
【実施例】次に図1,図2に従い本発明の一実施例を説
明する。断熱壁により立方形に形成された炉体1は一端
に装入口2が設けられ、該装入口2を開閉する断熱扉3
が上下動し得るようにワイヤ4に吊下されている。炉体
1内には炉体1の内壁面との間に循環路5が形成される
ように耐熱鋼製のインナーケース6が設けられている。
7,7は該インナーケース6の底部に設けられたレー
ル、8は該レール7,7上を走行し得るように車輪9を
備えている搬入台枠で、該搬入台枠8上にはコイル状被
熱物10の中心軸11をほぼ水平に支持し得るように支
柱12,12が樹立されている。
明する。断熱壁により立方形に形成された炉体1は一端
に装入口2が設けられ、該装入口2を開閉する断熱扉3
が上下動し得るようにワイヤ4に吊下されている。炉体
1内には炉体1の内壁面との間に循環路5が形成される
ように耐熱鋼製のインナーケース6が設けられている。
7,7は該インナーケース6の底部に設けられたレー
ル、8は該レール7,7上を走行し得るように車輪9を
備えている搬入台枠で、該搬入台枠8上にはコイル状被
熱物10の中心軸11をほぼ水平に支持し得るように支
柱12,12が樹立されている。
【0009】14はインナーケース6内の雰囲気ガスを
吸引するようにインナーケース6の天井部に設けられた
循環ファン、15は該循環ファン14を回転させるため
に炉体1上に設けられたモータ、16,16は循環路5
に設けられたラジアントチューブバーナである。インナ
ーケース6の側壁部には該インナーケース6内に設置さ
れたコイル状被熱物10の両端面と相対する吹出口1
7,17が開設されている。また、インナーケース6の
底壁部にはコイル状被熱物10の下面と相対する吹出口
18が開設されている。このためインナーケース6内に
装入されたコイル状被熱物10はラジアントチューブバ
ーナ16,16により加熱された熱風が吹出口17,1
7,18により吹出ることにより所期の温度に加熱され
焼鈍等熱処理がなされる。
吸引するようにインナーケース6の天井部に設けられた
循環ファン、15は該循環ファン14を回転させるため
に炉体1上に設けられたモータ、16,16は循環路5
に設けられたラジアントチューブバーナである。インナ
ーケース6の側壁部には該インナーケース6内に設置さ
れたコイル状被熱物10の両端面と相対する吹出口1
7,17が開設されている。また、インナーケース6の
底壁部にはコイル状被熱物10の下面と相対する吹出口
18が開設されている。このためインナーケース6内に
装入されたコイル状被熱物10はラジアントチューブバ
ーナ16,16により加熱された熱風が吹出口17,1
7,18により吹出ることにより所期の温度に加熱され
焼鈍等熱処理がなされる。
【0010】しかして、20,20は炉床部両側縁に形
成された排気管で、該排気管20,20は熱交換器21
に連結され、該排気管20,20より排出される排ガス
は該熱交換器21を通つて煙道22に排出されるように
している。また、23はフイルタ24を介して吸引した
外気を給気管25,前記熱交換器21,給気管26を介
して炉体1内に供給するブロワで、該ブロワ23によつ
て吸引された外気は熱交換器21を通ることにより前記
排ガスの顕熱を吸引し予熱されて炉体1内に供給され
る。
成された排気管で、該排気管20,20は熱交換器21
に連結され、該排気管20,20より排出される排ガス
は該熱交換器21を通つて煙道22に排出されるように
している。また、23はフイルタ24を介して吸引した
外気を給気管25,前記熱交換器21,給気管26を介
して炉体1内に供給するブロワで、該ブロワ23によつ
て吸引された外気は熱交換器21を通ることにより前記
排ガスの顕熱を吸引し予熱されて炉体1内に供給され
る。
【0011】なお、炉体1内に光学センサ等の測定器を
(図示せず)設けて油煙の濃度を測定し得るようにし、
その油煙濃度が所定値以上に上昇した時にのみブロワ2
3を回転させて外気を導入するのがよい。
(図示せず)設けて油煙の濃度を測定し得るようにし、
その油煙濃度が所定値以上に上昇した時にのみブロワ2
3を回転させて外気を導入するのがよい。
【0012】図3には、雰囲気ガス供給源27からブロ
ワ23,給気管25,熱交換器21,給気管26を介し
て炉内に供給したCOガス等の保護ガスを循環使用する
場合の配管例を示し、この場合、熱交換器21を通して
排出された排ガスをブロワ23に戻す循環路28を設
け、該循環路28に凝縮器29を介在させ排ガスを加
圧,冷却することにより油煙を分離除去してクリーンな
ガスとして炉体1に再循環できるようにしている。
ワ23,給気管25,熱交換器21,給気管26を介し
て炉内に供給したCOガス等の保護ガスを循環使用する
場合の配管例を示し、この場合、熱交換器21を通して
排出された排ガスをブロワ23に戻す循環路28を設
け、該循環路28に凝縮器29を介在させ排ガスを加
圧,冷却することにより油煙を分離除去してクリーンな
ガスとして炉体1に再循環できるようにしている。
【0013】
【発明の効果】このように本発明の熱処理炉の送気方法
は、炉内に供給する外気または保護ガスが熱交換器を通
すことによって排ガスの顕熱により予熱されるようにし
たので、、炉内の油煙を除去するためにガス循環を活発
にしても炉外へ放出される熱エネルギーは最少限に抑え
られ省エネルギー化に寄与することができる。また、炉
内の油煙濃度等を検出し外気または保護ガスを間歇的に
供給すれば必要十分な炉内の清浄化ができるので一層省
エネルギーになる。さらには、排ガス中の油煙等の不純
物を分離回収して再循環することにより保護ガスを節減
できランニングコストが低減できるなど有益である。
は、炉内に供給する外気または保護ガスが熱交換器を通
すことによって排ガスの顕熱により予熱されるようにし
たので、、炉内の油煙を除去するためにガス循環を活発
にしても炉外へ放出される熱エネルギーは最少限に抑え
られ省エネルギー化に寄与することができる。また、炉
内の油煙濃度等を検出し外気または保護ガスを間歇的に
供給すれば必要十分な炉内の清浄化ができるので一層省
エネルギーになる。さらには、排ガス中の油煙等の不純
物を分離回収して再循環することにより保護ガスを節減
できランニングコストが低減できるなど有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理炉の送気方法の実施例を示した
熱処理炉の縦断面および配管系統図。
熱処理炉の縦断面および配管系統図。
【図2】図1のXーX線断面図。
【図3】本発明の実施例を示す熱処理炉の配管系統図。
1 炉体
20 排気管
21 熱交換器
23 ブロワ
25,26 給気管
28 循環路
29 凝縮器
Claims (3)
- 【請求項1】 炉から排出される排ガスと炉内へ新らた
に供給する外気または保護ガスとを各々熱交換器に通し
て熱交換することにより排ガスによって外気または保護
ガスが予熱されるようにしたことを特徴とする熱処理炉
の送気方法。 - 【請求項2】 炉内の油煙等の濃度を検出することによ
り外気または保護ガスを間歇的に炉内に供給するように
した請求項1に記載の熱処理炉の送気方法。 - 【請求項3】 炉から排出された排ガス中に含まれる油
煙等の不純物を分離除去して該排ガスを炉内へ再循環さ
せるようにした請求項1または2に記載の熱処理炉の送
気方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18810591A JPH059556A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 熱処理炉の送気方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18810591A JPH059556A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 熱処理炉の送気方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059556A true JPH059556A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16217792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18810591A Pending JPH059556A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 熱処理炉の送気方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059556A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100258824B1 (ko) * | 1996-11-26 | 2000-06-15 | 시마자키 기요시 | 승화물 대책 부착 열처리장치 |
JP2008002766A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Future Vision:Kk | 基板焼成炉の給排気システム |
JP2008039376A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-02-21 | Espec Corp | 熱処理装置 |
JP2008298300A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Espec Corp | 熱処理装置 |
JP2008304182A (ja) * | 2008-07-22 | 2008-12-18 | Future Vision:Kk | 基板焼成炉の給排気方法 |
US8225794B2 (en) | 2006-01-13 | 2012-07-24 | Olympus Medical Systems Corp. | Overtube |
CN110953893A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-04-03 | 佛山市步鹿节能科技有限公司 | 一种高效燃烧余热回收系统 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP18810591A patent/JPH059556A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100258824B1 (ko) * | 1996-11-26 | 2000-06-15 | 시마자키 기요시 | 승화물 대책 부착 열처리장치 |
US8225794B2 (en) | 2006-01-13 | 2012-07-24 | Olympus Medical Systems Corp. | Overtube |
JP2008002766A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Future Vision:Kk | 基板焼成炉の給排気システム |
JP2008039376A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-02-21 | Espec Corp | 熱処理装置 |
JP2008298300A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Espec Corp | 熱処理装置 |
JP4589941B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2010-12-01 | エスペック株式会社 | 熱処理装置 |
JP2008304182A (ja) * | 2008-07-22 | 2008-12-18 | Future Vision:Kk | 基板焼成炉の給排気方法 |
CN110953893A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-04-03 | 佛山市步鹿节能科技有限公司 | 一种高效燃烧余热回收系统 |
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