JPS6328168Y2 - - Google Patents

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JPS6328168Y2
JPS6328168Y2 JP15099284U JP15099284U JPS6328168Y2 JP S6328168 Y2 JPS6328168 Y2 JP S6328168Y2 JP 15099284 U JP15099284 U JP 15099284U JP 15099284 U JP15099284 U JP 15099284U JP S6328168 Y2 JPS6328168 Y2 JP S6328168Y2
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cloth
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cloths
fabrics
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JP15099284U
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JPS6169209U (ja
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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は女袴を再生利用した名古屋帯に関す
る。
《従来技術とその問題点》 袴は日本の伝統的服装形態の1つであり、現在
においても時に触れ着用されるものである。
しかしながら、服装の洋風化に伴い、袴を着用
する機会は次第に少なくなつており、卒業式等の
特別な行事においてのみ着用されているのが現状
である。
そして、特に卒業式において着用するために仕
立てられた女袴にあては、1回ないし数回着用す
ればその後着用する機会はほとんどない。
しかも、女袴には一般に高価な布地を使用して
いるさめ、着用する機会の少なくなつた女袴をそ
のまま放置することは極めて不経済である。
ところで、女袴を仕立てるためには横幅約92.4
cm(2尺8寸)、縦幅約31.4cm(9寸5分)に裁
断された9枚の布地が必要である。
従つて、これらの布地を使用して例えば帯を仕
立てる場合には女袴を構成する長方形の布地を
次々と継ぎ接ぎしていく必要がある。
そのため、仕立て上がつた帯には継ぎ接ぎ部分
が外方に表われ、かつ数箇所にできるため、極め
て見栄えが悪い。
このような事情は、例えば着物を仕立てる場合
にも同様である。
上記のような事情により、着用する機会のなく
なつた女袴を名古屋帯などに仕立て直して見栄え
の良い、美しい帯を作ることは非常に困難であつ
た。
《考案の目的》 この考案は女袴を構成する布地を再生利用し
て、見栄えの美しい名古屋帯を提供することを目
的とするものである。
《考案の構成》 上記目的を達成するために、前布1,2、前奥
布3,4,5、後布6,7および後奥布8,9か
ら構成されるとともに横幅約92.4cm、縦幅約31.4
cmに裁断されてなる女袴を構成する9枚の布地の
うち、前布1,2、前奥布3,4,5および後布
6のみを選定するとともに、上記前布1はそのま
まに、前布2の横幅を約33.0cmに、前奥布3の横
幅を約79・2cmに、前奥布4の横幅を約88.1cm
に、前奥布5の横幅を約66.0cmに、また、後布6
の横幅を約42.9cmにそれぞれ縦幅を上記寸法と同
一にして裁断し、かつ上記前奥布3,4には帯を
締めた場合、柄が表面にでるように構成し、さら
に上記前布1,2、前奥布3,4,5および後布
6を継ぎ接ぎしたことを特徴とするものである。
《実施例の説明》 以下本考案の実施例について図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図および第2図はこの考案に係る名古屋帯
を構成する布地と従来の女袴を構成するために裁
断された布地をそれぞれ対比させて示したもので
ある。
すなわち、第2図は従来の女袴を構成するため
に裁断された布地を示すもので、1,2は前布、
3,4,5は前奥布、6、7は後布、8,9は後
奥布を示し、各布地はそれぞれ横幅約92.4cm(2
尺8寸)、縦幅約31.4cm(9寸5分)にそれぞれ
裁断されている。
しかして、本考案においては第1図に示すよう
に上記前布1はそのままの寸法を使用し、上記前
布2は横幅約33cm(1尺)に裁断するとともに、
上記前奥布3は横幅約79.2cm(2尺4寸)に裁断
する。
また、上記前奥布4は横幅約88.1cm(2尺7
寸)に裁断し、上記前奥布5は横幅約66cm(2
尺)に裁断するとともに、上記後布6は横幅約
42.9cm(1尺3寸)に裁断するとともに、各布の
縦幅は上記と同様31.4cm(9寸5分)に設定され
ている。
また、上記前奥布3および奥布4は帯を締めた
場合、それぞれお太鼓および腹部表面に表われる
もので、前奥布3および4の表面側には柄が表わ
されている。なお、上記後布7および後奥布8,
9は残部となり、名古屋帯として再生利用する場
合には廃布するものである。
本考案に係る名古屋帯は女袴として使用されて
いる布地を用い、上記の如き寸法に裁断され、こ
れらを継ぎ接ぎすることにより名古屋帯を形成す
るものであるが、上記前布1,2および前奥布3
はお太鼓用布地になり、前奥布4,5および後布
6は胴回り用布地となるものである。
第3図は上記の如き寸法に裁断して得られた各
布地を使用し、縫製した本願考案に係る名古屋帯
の平面図である。
同図においてAは前布2を裏側へ折込んだ折込
み線を示し、P,Q,R,Sは上記各布地の継ぎ
接ぎ部分を示す。
なお、上記名古屋帯の縫製手段は従来公知であ
るので、その説明は省略する。
《考案の効果》 本願考案にあつては、継ぎ接ぎする各布地を上
記の如き寸法に裁断し、かつ継ぎ接ぎするように
構成したものであるから、前布1と前布2の継ぎ
接ぎ部分はお太鼓の裏になり、外方より見えるこ
とはない。
また、前布2と前奥布3の継ぎ接ぎ部分Pは、
お太鼓を締めたときに巻込まれて隠れるように構
成され、前奥布3と前奥布4の継ぎ接ぎ部分Qは
お太鼓の下側になり隠れるように構成されてい
る。また前奥布4と前奥布5の継ぎ接ぎ部分Rお
よび前奥布5と後布6の継ぎ接ぎ部分Sは帯を体
に巻き付けた場合、継ぎ接ぎ部分Sは前奥布5に
より、また、継ぎ接ぎ部分Rは前奥布4により覆
われることとなるので、外方から見えることはな
い。
すなわち、本願考案にあつては女袴を構成する
9枚の布地のうち、前布1,2、前奥布3,4,
5および後布6のみを選定するとともに、上記各
布の横幅および縦幅を上記の如く設定、裁断し、
かつ各布を継ぎ接ぎしたものであるから、女袴を
構成する布地を用いて名古屋帯に転用することが
でき、かつ継ぎ接ぎ部分を隠蔽することができる
ので、外観上の見栄えも極めて優れている。従つ
て着用する機会の少なくなつた高価な女袴を充分
に再生利用することができ、極めて合理的かつ経
済的である等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る名古屋帯を構成する布地
の平面図、第2図は従来の女袴を構成する布地を
示す平面図、第3図は第1図に示す布地を継ぎ接
ぎして本願考案に係る名古屋帯に再生利用した状
態を示す平面図である。 1,2…前布、3,4,5…前奥布、6…後
布。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前布1,2、前奥布3,4,5、後布6,7お
    よび後奥布8,9から構成されるとともに横幅約
    92.4cm、縦幅約31.4cmに裁断されてなる女袴を構
    成する9枚の布地のうち、前布1,2、前奥布
    3,4,5および後布6のみを選定するととも
    に、上記前布1はそのままに、前布2の横幅を約
    33.0cmに、前奥布3の横幅を約79.2cmに、前奥布
    4の横幅を約88.1cmに、前奥布5の横幅を約66.0
    cmに、また、後布6の横幅を約42.9cmにそれぞれ
    縦幅を上記寸法と同一にして裁断し、かつ上記前
    奥布3,4には帯を締めた場合、柄が表面にでる
    ように構成し、さらに上記前布1,2、前奥布
    3,4,5および後布6を継ぎ接ぎしたことを特
    徴とする名古屋帯。
JP15099284U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPS6328168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15099284U JPS6328168Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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JP15099284U JPS6328168Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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Publication Number Publication Date
JPS6169209U JPS6169209U (ja) 1986-05-12
JPS6328168Y2 true JPS6328168Y2 (ja) 1988-07-29

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ID=30709124

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JP15099284U Expired JPS6328168Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641379B2 (ja) * 2004-02-20 2011-03-02 あさ 塙 帯の再生加工方法
JP5412654B2 (ja) * 2010-04-12 2014-02-12 永子 二階堂 名古屋帯を結ぶ方法

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Publication number Publication date
JPS6169209U (ja) 1986-05-12

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