JPS63281063A - 絶縁劣化関係量測定装置 - Google Patents

絶縁劣化関係量測定装置

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JPS63281063A
JPS63281063A JP11582687A JP11582687A JPS63281063A JP S63281063 A JPS63281063 A JP S63281063A JP 11582687 A JP11582687 A JP 11582687A JP 11582687 A JP11582687 A JP 11582687A JP S63281063 A JPS63281063 A JP S63281063A
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淳 伊賀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 見匪夏且孜 (産業上の利用分野) この発明は、ケーブル、電気機器(たとえば、変圧器)
等の絶縁抵抗、誘電正接、ケーブルの絶縁劣化に基づく
水トリー電流等の絶縁劣化関係量を、活線状態すなわち
ケーブルに電力を供給している状態あるいは電気機器に
電源電力を供給している状態で、測定することのできる
絶縁劣化関係量測定装置の・改良に関する。
(従来の技術) 従来から、ケーブル、電気機器等の測定対象回路の絶縁
抵抗、誘電正接等の絶縁劣化関係量を測定する手段とし
ては、ケーブル、電気機器を無課電の状態として電力の
供給を停止し、交流又は直流の高電圧を測定対象回路に
印加し、その絶縁抵抗、誘電正接等の絶縁劣化関係量を
測定するようにしたものが知られている。
次に、活線状態で絶縁劣化関係量を測定する手段として
は、たとえば、Cvケーブルの絶縁抵抗を活線状態で測
定するために、GPT中性点に直流低電圧を重畳し、C
vケーブルの遮蔽鋼と大地との間の接地線に流れる直流
成分電流を測定し、絶縁劣化関係量としての絶縁抵抗を
測定するようにしたものがある。また、絶縁劣化関係量
としてのCvケーブルの水トリー電流を測定する絶縁劣
化関係量測定装置としては、交流電圧を印加して遮蔽鋼
と大地との間の接地線に流れる直流成分電流を検出して
測定するようにしたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、絶縁劣化関係量測定装置としては、Cvケー
ブル、電気機器等を活線状態で測定できるようにするこ
とが望ましいのであるが、しかしながら、従来のCvケ
ーブルの絶縁抵抗を活線状態で測定するために、GPT
中性点に直流低電圧を重畳し、Cvケーブルの遮蔽鋼と
大地との間の接地線に流れる直流電流成分を測定し、絶
縁劣化関係量としての絶縁抵抗(シース抵抗)を測定す
るようにしたものでは、電池作用に基づく迷走電流、絶
縁劣化に基づく水トリー電流が生じていると。
GPT中性点に印加された直流低電圧に基づく直流測定
電流にその電池作用に基づく迷走電流、絶縁劣化に基づ
く水トリー電流が重畳されるため、測定した絶縁抵抗値
に電池作用による迷走電流、水トリー電流に基づく誤差
が含まれる不具合がある。
また、絶縁劣化関係量としてのCvケーブルの水トリー
電流を測定するために、交流電圧を印加して遮蔽鋼と大
地との間の接地線に流れる直流成分電流を検出するもの
では、迷走電流があると以下に説明する不具合がある。
第1図、第2図に示すように、たとえば、Cvケーブル
1は、導体2を内部半導体層3で被覆し、外部半導体層
4と内部半導体層3との間に絶縁体としての架橋ポリエ
チレン5を介在させ、外部半導体層4を遮蔽鋼テープ6
により被覆してシールドし、その遮蔽鋼テープ6に押さ
え布7を巻き。
その押さえ布7を絶縁ビニールシース8により被覆して
形成されている。なお、Cvケーブル1には第3図に示
すように遮蔽鋼テープ6まで構成した構成体を3個設け
、その遮蔽鋼、テープ6を互いに接融させてその3個の
構成体に押さえ布7を巻いて、その押さえ布7を絶縁ビ
ニールシース8により被覆したCvケーブルである。ま
た、いわゆるトリプレックス形のCvケーブル(cvT
)もある。符号9は介在物である。
このCvケーブル1はそれが絶縁劣化すると、第4図に
示すように水トリー電流工、が発生する。
この第4図に示す例は、遮蔽鋼テープ6の側が+電位、
導体2の側が一電位である。また、逆方向に流れる場合
もある。この水トリー電流工、を測定するために、第5
図に示すように、高圧配電線10に一方側が接続されか
つ他方側が負荷に接続されたCvケーブル1の他方側の
遮蔽鋼テープ6から接地線11を引き出し、その接地線
11の途中に絶縁劣化関係量としての水トリー電流工、
を測定するための測定器12を接続する。この測定器1
2は検出抵抗13とフィルタを有する増幅器14及び記
録装置15とから概略構成される。
ところが、絶縁ビニールシース8と大地との間には電池
作用起電力EいGPT16の接地線17と大地との間に
は系統負荷のアンバランスによる商用周波起電力EA!
があり、GPT16の接地部分には電池作用起電力E、
がある。この状態を等価回路で示したのが第6図である
。この第6図において、R5はCvケーブル1の架橋ポ
リエチレン5を含む絶縁抵抗、R3は絶縁ビニールシー
ス8の部分のシース抵抗であり、起電力Eい絶縁抵抗R
【と並列にコンデンサCLがあると考えられ、電池作用
起電力Eいシース抵抗R3と並列にコンデンサC1があ
ると考えられる。これらの起電力E、。
E、、E、、があると、迷走電流工1、■1、交流電流
工。が発生し、迷走電流工3、工、が直流電流成分工と
して水トリー電流工、と共に測定器12に流れることに
なる。その第6図に示す等価回路を直流電流成分工のみ
に着目して、書き換えて表現した等価回路が第7図であ
る。
その第7図には、直流電流成分としての迷走電流工い 
工□が水トリー電流工、と共に流れている状態が示され
ている。この迷走電流I、、 I、は抵抗R,,R,と
電池作用起電力E、、E、によって定まるものであるが
、迷走電流工、は測定器12と大地との間の接地線11
aをGPT16の接地線17と共用化することにより除
去できる。そこで、迷走電流1.について考えると、水
トリー電流工、の起電力E、は通常数10ボルト程度以
下、電池作用起電力E1、E6は0.5ボルト程度以下
である。また、絶縁抵抗RLは数十万MΩ以下、シース
抵抗R1は通常絶縁抵抗より小さく、シース抵抗R8が
200MΩ以上であると迷走電流工、は2.5ナノアン
ペア以下であり、これに対して劣化したCvケーブルで
は水トリー電流工、は数10ナノアンペア程度以上であ
るので、通常の条件下では迷走電流工。
を考慮しなくともよいが、シース抵抗R1は環境条件そ
の他によって大きく変動し、シース抵抗R1が200M
Ω以下になると相対的に迷走電流I、の寄与する割合が
大きくなって迷走電流工、を測定しているのか水トリー
電流工、を測定しているのか識別できなくなる。このよ
うな場合、直流成分電流に影響を受けることなくシース
抵抗R1を測定することができれば、正確に水トリー電
流■。
を測定できるので、この観点から測定対象回路に流れる
直流成分電流に影響を受けることなく絶縁劣化関係量と
しての絶縁抵抗(シース抵抗も絶縁抵抗という意味で用
いる)を測定できるようにすることが望ましい、なお、
第5図において、18は電源、19はCvケーブル1の
一方側の遮蔽銅テープ6から引き出された接地線、20
は測定時に開放するスイッチである。
この発明は、上記の事情を考慮して為されたもので、そ
の目的とするところは、測定対象回路に直流電流成分が
流れている場合にもその影響を受けることなく絶縁抵抗
を直流成分電流と同時に測定することのできる絶縁劣化
関係量測定装置を提供することにある。
^豆立盪處 (問題点を解決するための手段) この発明に係る絶縁劣化関係量測定装置は、上記の目的
を達成するために、絶縁劣化関係量が測定される測定対
象回路に低周波電圧を印加する低周波電圧印加部と、該
低周波電圧に基づいて前記測定対象回路を経由して流れ
る低周波電流を検出する低周波電流検出部と、前記低周
波電圧印加部に同期して絶縁抵抗に寄与しない低周波無
効電流を発生する低周波無効電流発生部と、前記低周波
電流と前記無効電流とが入力され、該低周波電流と前記
無効電流とを重畳して差分を検出し、絶縁抵抗に寄与す
る有効分電流を取り出すために前記低周波電流が最小と
なるように前記低周波無効電流発生部を制御すると共に
、前記有効分電流を絶縁抵抗演算部に向かって出力する
差動回路部と。
前記絶縁抵抗演算部の出力に基づいて絶縁抵抗を記録す
る記録部と前記測定対象回路に該測定対象回路の交流イ
ンピーダンス成分への影響が無視できる程度の超低周波
電圧を印加する超低周波電圧印加部と、該超低周波電圧
に基づいて前記測定対象回路を経由して流れる直流成分
電流を検出する直流成分電流検出部と、該直流成分電流
検出部の検出出力に基づいて絶縁抵抗と直流成分電流と
を演算する演算部と、前記直流成分電流と前記絶縁抵抗
とを得るために該演算部と前記超低周波電圧印加部と前
記直流成分電流検出部とをタイミング制御するタイミン
グ制御部とを有する構成としたのである。
(実施例) 以下、この発明に係る絶縁劣化関係量測定装置の第1実
施例を第8図〜第12図を参照しつつ説明する。
第8図、第9図において、30は絶縁劣化関係量が測定
される測定対象回路である。この測定対象回路30は、
ここではCvケーブル1であるが、変圧器その他の電気
機器でも構わない。31はこの測定対象回路30の絶縁
劣化関係量を測定する絶縁劣化関係量測定装置である。
絶縁劣化関係量測定装置31は、測定対象回路30が活
線状態である場合にあっても測定できるもので、絶縁劣
化関係量測定装置31は低周波電圧印加部32、低周波
電流検出部33、低周波無効電流発生部34、差動回路
部35.絶縁抵抗演算部36、絶縁抵抗記録部37、誘
電正接演算部38、誘電正接記録部39、直流電流成分
検出部40、直流成分記録部41と、超低周波電圧印加
部70と、直流成分電流検出部71と、演算部72とタ
イミング制御部73と、絶縁抵抗記録部74と、直流成
分電流記録部75とを有する。
低周波電圧印加部32は低周波電圧としての正弦波電圧
を測定対象回路30に印加する機能を有する。
測定対象回路30に正弦波電圧v2が印加されるとその
測定対象回路30を経由して低周波電流としての正弦波
電流工、が流れる。この正弦波電流工、は第10図、第
11図に示すように絶縁抵抗R1、RLに寄与する有効
分電流Iuと絶縁抵抗に寄与しない無効分電流1mとか
らなる。低周波電流検出部33は抵抗R2とアンプ42
とフィルター43とから概略構成され、正弦波電流工、
を検出する機能を有する。
アンプ42には正弦波電流工、に基づいて、正弦波電流
工、に対応する電圧v7′が入力され、アンプ42はそ
の電圧vT′をβ倍に増幅してフィルター43にβV、
/の電圧を出力し、フィルター43は直流分電圧βv7
を後述する差動増幅器に向かって出力する。低周波無効
電流発生部34は低周波電圧印加部32に同期して正弦
波電流工、の打ち消し無効電流Im’を発生する機能を
有する。その低周波無効電流発生部34は抵抗rとコン
デンサCとアンプ44と利得制御回路45とから概略構
成されている。アンプ44には、無効分電流工■に基づ
いて検出電圧v1′が印加され、そのアンプ44はその
検出電圧をα倍してαv6′の電圧を利得制御回路45
に出力する機能を有する。差動回路35は差動増幅器4
6と絶縁抵抗演算部36の一部回路36′とから構成さ
れている。差動増幅器46にはフィルター43の出力電
圧βVアと利得制御回路45の電圧αV。
とが入力され、その差分電圧V、を一部回路36′を介
して絶縁抵抗演算部36と誘電正接演算部38とに出力
する機能を有する。
利得制御回路45には、差分電圧v8の一部が帰還され
、差動回路35は低周波電流と無効電流とが入力され、
低周波電流と無効分電流Inとを重畳して差分を検出し
、有効分電流Iuを取り出すためにv8が最小となるよ
うに低周波無効電流発生部34を制御すると共に、有効
分電流Iuを少なくとも絶縁抵抗演算部36に向かって
出力する機能を有する。この発明に係る絶縁劣化関係量
測定装置によれば、 有効分電流Iuは、 無効分電流Imは、 μ・K 絶縁抵抗RLは、 として求められる。
絶縁抵抗演算部36は絶縁抵抗値を演算し、その演算結
果を絶縁抵抗記録部37に出力する機能を有し、誘電正
接演算部38は誘電正接値を演算し、その演算結果を誘
電正接演算部39に出力する機能を有する。
なお、測定対象回路30には低周波電圧を印加する前に
すでに低周波が流れていることも考えられるので、低周
波電圧印加前に有効分電流をあらかじめ測定し、その次
に低周波電圧を印力■して有効分電流Iuを測定してそ
の差分に基づいて絶縁抵抗値を決定するようにすること
が正確に絶縁抵抗を測定するうえで好ましい。また、低
周波の周波数が低ければ交流インピーダンスが大きくな
るために、無効分電流Inが小さくなり、絶縁抵抗R5
に基づく有効分電流Iuの大きさとの差が小さくなるの
で、測定精度が向上するが、低周波の周波数としてはI
Hz〜10Hzが望ましい。更に、この実施例では、低
周波として正弦波を用いたが、三角波、矩形波を用いる
こともできる。
以下に、この発明に係る低周波を用いてのCvケーブル
1のシース抵抗の測定結果と従来の絶縁抵抗測定器によ
る測定結果とを表として示す。
なお、Cvケーブル1の全長は40メートル、断面積は
22mm”であり、絶縁抵抗測定器には1000ボルト
印加用のものを用い、シース抵抗を人為的に変化させな
がら測定した。また、単位はメグオームである。
表 超低周波電圧印加部70は超低周波電圧としての矩形波
電圧Vを測定対象回路30に印加する機能を有する。こ
こで、矩形波電圧V・の周波数としては測定対象回路3
0の交流インピーダンス成分への影響が無視できる程度
とし、たとえば、0.02Hz程度以下の周波数の矩形
波電圧を用いる。測定対象回路30に矩形波電圧Vが印
加されるとその測定対象回路30を経由して直流成分電
流が流れる。直流成分電流検出部71は、測定対象回路
30を経由して流れる直流成分電流を検出する機能を有
し、演算部72は直流成分電流検出部71の検出出力に
基づいて、直流成分電流と絶縁抵抗とを演算する機能を
有し、タイミング制御部73はその超低周波電圧印加部
70と直流成分電流検出部71と演算部72とを制御す
る機能を有する。
次に、この発明に係る超低周波を用いての測定を第12
図を参照しつつ説明する。
測定対象回路30には活線状態ではもともと直流成分電
流が流れているもので、まず1区間Iにおいて矩形波電
圧Vを印加する前の状態で、測定対象回路30に流れて
いる直流成分電流工、を測定する0次に、区間■におい
て正の矩形波電圧V、を印加する。このとき、測定対象
回路30に流れた直流成分電流を工、とし、この区間■
の測定によって得られる抵抗、たとえば、シース抵抗を
R12とする。このとき、シース抵抗R1,と直流成分
電流I2. I、、矩形波電圧V、とは、以下に示す関
係式が成り立つ。
その次に1区間■において矩形波電圧Vの印加を停止し
て区間■における直流成分電流工、を測定し、その後区
間■において負の矩形波電圧v4を印加する。このとき
測定対象回路30に流れた直流成分電流を工、し、この
区間■の測定によって得られる抵抗、たとえば、シース
抵抗をRoとする。このときシース抵抗R14と直流成
分電流工1、■い矩形波電圧v4とは、以下に示す関係
式が成したがって、平均のシース抵抗R1は。
として求められる。
タイミング制御部73は直流成分電流I□、I2゜I、
、Iい各区間におけるシース抵抗R,2,R,い平均の
シース抵抗R8を得るために、超低周波電圧印加部70
.直流成分電流検出部71、演算部72を制御する。こ
のようにして求められたシース抵抗R1は以下に説明す
るように用いられる。たとえば、シース抵抗R1を人為
的に変化させ、そのシース抵抗R1とそれに対応する直
流成分電流工とを少なくとも3組求め、この求められた
直流成分電流Iとシース抵抗R3との組合せから第13
図に示す関係曲線を求め、シース抵抗R1の増大側の極
限の直流成分電流工を推定することにすると、迷走電流
工、が含まれたままの状態でも水トリー電流工、を測定
できる。
また、この発明に係る絶縁劣化関係量測定装置31は、
水トリー電流工いケーブル絶縁抵抗R5、シース抵抗R
6を同時に連続的に測定することができるもので、第1
4図はこの発明に係る絶縁劣化関係量測定装置31を用
いてCvケーブル1の接地線11に流れる水トリー電流
工、と絶縁抵抗R5とシース抵抗R1とを連続的に測定
する場合の接続回路図を示しており、絶縁劣化関係量測
定装置31の一方側を接地線11に接続し、他方側を接
地線17に接続すると共に、交流的には数十Ω以下のイ
ンピーダンス特性を有しかつ直流的には200 MΩ程
度以上の高インピーダンス特性を有するコンデンサCを
接地線17の途中に介在させ、正弦波電流工。
を高圧配電線17と大地とを経由して絶縁劣化関係量測
定装置31に還流させ、超低周波に基づいて流れる電流
I′も高圧配電線10及び大地を経由して還流させる構
成としたものであり、このように絶縁劣化関係量測定装
置31を接続する構成とすると、超低周波に基づいて測
定された測定対象回路30の全抵抗をRa、低周波によ
って測定された全抵抗を、Rbとすると、シース抵抗R
1、絶縁抵抗RLは以下に示す式を解くことによって求
められる。
−RbR(Ra”Rh)±R,RR,−R,RRa−R
R,+4RaR,)なお、ここで、抵抗Rはコンデンサ
Cの直流抵抗成分である。
さらに、この発明に係る絶縁劣化関係量測定袋r!13
1は、Cvケーブル1の接地線11に流れる水トリー電
流工い絶縁抵抗R5を2種類の周波数で同時に測定する
のにも用いることができるもので、第15図に示すよう
に低周波電圧印加部32、超低周波電圧印加部70のみ
を測定対象回路30のGPT16の接地線17に設け、
残余の回路部33.34等を含む絶縁劣化関係量測定装
置31を接地線11にそのまま接続しておき、すなわち
、Cvケーブル1の遮蔽鋼テープ6に接続しておき、し
かも商用周波をバイパスさせかつ迷走電流工、をカット
するためのコンデンサC′を接地線17に介装する構成
とし、このコンデンサC′を介装することによって迷走
電流I3をカットするようにしたものである。なお、絶
縁抵抗R5のみの測定であれば、コンデンサC′は不要
である。
さらに、この発明に係る絶縁劣化関係量測定装置31は
Cvケーブル1の絶縁抵抗RLと静電容量C5とを同時
に連続的に測定することもできるもので、第16図に示
すように、GPT16の接地線17にスイッチ51を設
け、スイッチ51の高電位側から接続線52を引き出す
と共にスイッチ51の低電位側から接続線53を引き出
し、そのスイッチ51と並列にコンデンサCい可変抵抗
器R4,を設け、接続線52の途中には抵抗R工と低周
波電圧印加部32とを接続し、その抵抗R1を接地線1
1を介して遮蔽銅テープ6に接続し、低周波電圧印加部
32と抵抗R1との接続線52の途中と接続線53のと
の間に可変抵抗器R3を接続し、低周波電流検出部33
を接地線11と接続線53とに接続して、第17図に等
価回路で示すブリッジ回路を構成し、低周波電流検出部
33の正弦波電流工、がゼロとなるように調整する構成
としたもので、ブリッジの平行条件により以下の式が成
立する。
この式において、実部と虚部とが等しいとおくと、Cv
ケーブル1の絶縁抵抗Rい静電容量C5はそれぞれ以下
の式によって求められる。
なお、可変抵抗器R7、可変抵抗器R4はたとえば抵抗
R1をIMψ、コンデンサC4を500μFとし、R3
の変更範囲を2〜1000Ω、R9の変更範囲を200
Ω〜200MΩとすると、絶縁抵抗R5は100MΩか
らl00000MΩ、静電容量C5は0,001μF〜
1μFの範囲で測定できる。
l匪立羞米 この発明に係る絶縁劣化関係量測定装置は、以上説明し
たように低周波用いるものであるから、測定対象回路に
直流成分電流が流れている場合にも絶縁劣化に関係する
絶縁劣化関係量を精度良く測定できるという効果を奏す
る。
また、無課電の測定対象回路であっても、低周波を印加
した状態で超低周波により絶縁抵抗を測定できるから、
交流課電状態での直流電圧印加による絶縁抵抗測定と略
同等の状態で絶縁抵抗値を測定できる効果がある。
異なる異質の交流電圧を同時に印加して絶縁劣化関係量
を測定することができるから、低周波における不具合と
超低周波における不具合とを互いに相殺することができ
、たとえば、測定対象回路の回路特性によっては、超低
周波電圧を印加した際にその印加に基づく超低周波電流
が安定するまでに時間がかかる問題点があるものの、超
低周波の印加の場合には、測定対象回路の静電容量等に
起因する交流インピーダンス成分の影響を受けにくいの
で、低周波印加に較べて絶縁劣化関係量を精度良く測定
できる効果がある。
反対に、低周波印加による場合には、測定対象回路の静
電容量の大きさ等が測定精度に影響を与えることがある
ものの超低周波によるよりも、CVケーブル等の絶縁破
壊電圧に関してより信頼のおける絶縁劣化関係量を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るCVケーブルの断面図、第2図
はその側面図、第3図はこの発明に係るCVケーブルの
断面図、第4図はこの発明に係る水トリー電流の発生機
構の説明図、第5図は従来の測定器のCvケーブルへの
接続図、第6図、第7図はその第5図に示す接続図の等
価回路、第8図はこの発明に係る絶縁劣化関係量測定装
置のブロック回路図、第9図はその低周波測定側の回路
の要部構成図、第10図はその低周波による測定の場合
の出力波形図、第11図はその低周波測定の場合の有効
分電流、無効分電流、打ち消し無効分電流の関係を示す
ベクトル図、第12図はその超低周波による測定の場合
の出力波形図、第13図はこの発明に係る絶縁劣化関係
量測定装置を用いてシース抵抗と直流成分電流とを同時
に測定し、水トリー電流を推定して求−める例を説明す
るための関係曲線図、第14図はこの発明に係る絶縁劣
化関係量測定装置を用いての絶縁抵抗と水トリー電流と
シース抵抗とを同時に測定する場合の回路接続図、第1
5図はこの発明に係る絶縁劣化関係量測定装置を用いて
の他の測定例を説明するための接続図、第16図この発
明に係る絶縁劣化関係量測定装置を用いての絶縁抵抗と
静電容量とを同時に測定する場合の接続図、第17図は
その第16図に示す回路接続図の等価回路である。 32・・・低周波印加部 33・・・低周波電流検出部 34・・・無効電流発生部 35・・・差動回路部 36・・・絶縁抵抗演算部 37・・・絶縁抵抗記録部 40・・・直流成分電流検出部 70・・・超低周波電圧印加部 71・・・直流成分電流検出部 72・・・演算部 73・・・タイミング制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁劣化関係量が測定される測定対象回路に低周
    波電圧を印加する低周波電圧印加部と、該低周波電圧に
    基づいて前記測定対象回路を経由して流れる低周波電流
    を検出する低周波電流検出部と、前記低周波電圧印加部
    に同期して絶縁抵抗に寄与しない低周波無効電流を発生
    する低周波無効電流発生部と、前記低周波電流と前記無
    効電流とが入力され、該低周波電流と前記無効電流とを
    重畳して差分を検出し、絶縁抵抗に寄与する有効分電流
    を取り出すために前記低周波電流が最小となるように前
    記低周波無効電流発生部を制御すると共に前記有効分電
    流を絶縁抵抗演算部に向かって出力する差動回路部と、
    前記絶縁抵抗演算部の出力に基づいて絶縁抵抗を記録す
    る記録部と、前記測定対象回路に該測定対象回路の交流
    インピーダンス成分への影響が無視できる程度の超低周
    波電圧を印加する超低周波電圧印加部と、該超低周波電
    圧に基づいて前記測定対象回路を経由して流れる直流成
    分電流を検出する直流成分電流検出部と、該直流成分電
    流検出部の検出出力に基づいて絶縁抵抗と直流成分電流
    とを演算する演算部と、前記直流成分電流と前記絶縁抵
    抗とを得るために該演算部と前記超低周波電圧印加部と
    前記直流成分電流検出部とをタイミング制御するタイミ
    ング制御部とを有することを特徴とする絶縁劣化関係量
    測定装置。
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