JP3430627B2 - 電力ケーブルの絶縁状態を活線下で監視する絶縁監視方法及び装置 - Google Patents

電力ケーブルの絶縁状態を活線下で監視する絶縁監視方法及び装置

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JP3430627B2 JP10368394A JP10368394A JP3430627B2 JP 3430627 B2 JP3430627 B2 JP 3430627B2 JP 10368394 A JP10368394 A JP 10368394A JP 10368394 A JP10368394 A JP 10368394A JP 3430627 B2 JP3430627 B2 JP 3430627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルの絶縁状
態を活線下で監視してその絶縁劣化の程度を判定するた
めの絶縁監視方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商用周波数高電界下で運転されて
いる電力ケーブルの絶縁劣化を活線下で監視する方法と
して、直流重畳法がある。詳しくは、この直流重畳法で
は、例えば商用周波数(例:60Hz)の3相で10キ
ロボルトの高圧母線に接続された電力ケーブルの絶縁状
態を監視するため、高圧系統の接地用機器(例:高圧系
統が抵抗接地系の場合はGTR(接地変圧器))の一次
側結線の中性点と大地との間に接続した抵抗器を使用し
て直流電圧(例:50ボルト)の監視信号を高圧母線に
送り出し、そしてそれを高圧母線に接続した測定対象の
電力ケーブルに印加させる。
【0003】ここで、その測定対象の電力ケーブルが、
導体からしゃへいまで貫通するパスを有する絶縁不良抵
抗があるものとすると、直流重畳法では、電力ケーブル
のしゃへい端と大地との間に、交流分(商用周波数成
分)除去用のフィルタと、検出用の抵抗器とを接続す
る。これにより、高圧母線に現れた上記の監視用直流電
圧により電力ケーブルの高圧導体から絶縁不良抵抗を経
た漏洩電流を、検出用抵抗器の電圧降下として検出し、
そしてこれを更に増幅器で増幅して絶縁不良抵抗の値を
知るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電力ケーブル
の絶縁不良の形態には、導体からしゃへいまで貫通して
いる自由電子流の通過パスが確保されている上記の絶縁
不良抵抗と、直流絶縁抵抗は無限大に近い高い値であっ
て検出不可能な形の不良、即ち導体からしゃへいまで貫
通する自由電子流通過パスは無いが、何等かの形の不
良、例えば水トリーの発生、あるいは電力ケーブル端末
部の接続部での部分放電の存在の形での絶縁不良が構成
されている絶縁不良ゾーンの、2形態がある。前者の絶
縁不良はもちろんのことであるが、後者の絶縁不良があ
っても、サージ性の高電圧がケーブルに侵入した場合に
は、絶縁体が弱化しているため、電気破壊を招くおそれ
がある。
【0005】しかし、上記の直流重畳法による絶縁監視
技術では、電力ケーブルにある上記の絶縁不良ゾーンに
は、自由電子を連続して供給できるパスが存在しないの
で、監視用直流電圧を印加した直後の過渡的な現象を除
き、検出用抵抗器での電圧降下には変化を与えないた
め、監視できなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、絶縁不良抵抗と
絶縁不良ゾーンの2形態の絶縁不良の両方を活線下で監
視できる絶縁監視方法及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を実現するた
め、本発明による、商用周波数高電界下で運転されてい
る電力ケーブルの絶縁状態を活線下で監視する絶縁監視
方法は、イ)前記電力ケーブルの絶縁体に対し商用周波
数高圧が印加されている状態で、前記電力ケーブルのし
ゃへいと大地との間に挿入した電圧降下検出用抵抗器に
発生する直流雑音電圧を検出して、その標準偏差値を求
めるステップ、ロ)前記電力ケーブルの前記絶縁体に対
し、前記商用周波数とは異なった所定の周波数の交流電
圧を、前記商用周波数高圧に重畳して印加して、その時
の前記電圧降下検出用抵抗器に発生する直流雑音電圧を
検出して、その電圧の平均値を求めるステップ、ハ)前
記電力ケーブルの前記絶縁体に対し、直流電圧を、前記
商用周波数高圧と前記交流電圧とに重畳して印加して、
その時の前記電圧降下検出用抵抗器に発生する直流電圧
を検出して、その電圧の平均値と標準偏差値とを求める
ステップ、を備える。
【0008】更に、本発明による、高圧系統の高圧母線
に接続された電力ケーブルの絶縁状態を活線下で監視す
る絶縁監視装置は、イ)前記電力ケーブルの絶縁体に対
し印加する直流電圧を発生する直流電圧発生手段と、
ロ)前記電力ケーブルの前記絶縁体に対し印加する、前
記商用周波数とは異なった所定の周波数の交流電圧を発
生する交流電圧発生手段と、ハ)前記電力ケーブルの前
記絶縁体を流れる電流の内、商用周波数の成分を除去す
るフィルタと、ニ)前記絶縁体を流れる電流の内、前記
商用周波数成分を除いた残りの成分を電圧に変換するた
めの電圧降下検出用抵抗器と、ホ)該電圧降下検出用抵
抗器の両端の電圧の大きさを検出する測定手段と、を含
む。
【0009】本発明によれば、前記高圧系統は接地系で
あって、前記高圧母線には接地変圧器が接続され、該接
地変圧器の中性点が第1と第2の抵抗器を介して大地に
接続されている場合、前記電圧降下検出用抵抗器と前記
フィルタとは、前記電力ケーブルのしゃへいと大地との
間に接続し、前記直流電圧発生手段は、前記第1抵抗器
を介して前記直流電圧を前記接地変圧器と前記高圧母線
とを介して前記電力ケーブルに印加し、前記交流電圧発
生手段は、前記第2抵抗器を介して前記交流電圧を前記
接地変圧器と前記高圧母線とを介して前記電力ケーブル
に印加するようにできる。
【0010】また、本発明によれば、前記高圧系統は非
接地系であって、前記高圧母線には計器用接地変圧器が
接続され、該計器用接地変圧器の中性点が第3の抵抗器
とコンデンサを介して大地に接続されている場合、第4
の抵抗器の1端を前記電力ケーブルのしゃへいに接続
し、前記電圧降下検出用抵抗器と前記フィルタとは、前
記第4抵抗器の他端と大地との間に接続し、前記直流電
圧発生手段は、前記計器用接地変圧器の中性点から前記
直流電圧を前記計器用接地変圧器と前記高圧母線とを介
して前記電力ケーブルに印加し、前記交流電圧発生手段
は、前記第4抵抗器を介して前記交流電圧を前記電力ケ
ーブルに印加するようにできる。
【0011】本発明においては、商用周波数とは異なっ
た所定の周波数の交流電圧及び直流電圧を電力ケーブル
の絶縁体に印加することにより、その絶縁体中に存在す
る水トリーのような絶縁不良ゾーンが呈する直流漏洩電
流に含まれる揺動分を検出することにより、その絶縁不
良ゾーンの大きさを監視する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は、高圧系統が抵抗接地系である場合
の本発明による絶縁監視システムの第1実施例を示す。
この第1実施例の絶縁監視システムは、大きく分けて、
監視信号発生部Aと、測定装置部Bとから成っている。
先ず初めに、本発明の絶縁監視システムを設けた高圧系
統について説明すると、図示のように、商用周波数(本
例では60Hz)の3相で電圧VC(例:10キロボル
ト)の電力を伝送する高圧母線1には、接地変圧器(G
TR)2が接続されている。監視信号発生部Aは、GT
R2の中性点と大地との間に直列接続された2つの低い
値の抵抗器3及び4を備えている。抵抗器3は、商用周
波数電圧の各相に重畳する直流電圧VMD Cの監視用信号
を発生するためのものである。更に、発生部Aは、抵抗
器3の両端間に並列に接続された、直流電圧の監視用信
号を発生するための電圧VMDCの直流電源5と、開閉器
6との直列装置を含んでいる。開閉器6が閉じたときに
は、抵抗器3の両端に電圧降下が発生し、これが直流電
圧の監視用信号となり、この信号は、抵抗器4、内部イ
ンピーダンスが低いGTR2を介して高圧母線1に送り
出される。
【0014】一方、抵抗器4は、高圧系統全体の対大地
絶縁抵抗を測定するための電圧降下を発生させる目的
と、対大地絶縁抵抗を測定しない時に商用周波数電圧の
各相に重畳する低周波の交流電圧VMACを発生させる目
的とをあわせ持つものである。前者の目的のため、図示
のように、抵抗器4の両端は、増幅器7及び高圧系統絶
縁抵抗測定器8に対し、開閉器9を介して接続されてい
る。開閉器を閉じた時には、抵抗器4の両端の電圧降下
が増幅器7により増幅されそしてその増幅出力が測定器
8に供給されて読み取られる。また、後者の目的のた
め、監視信号発生部Aは、抵抗器4の両端間に並列に接
続された、開閉器10と低周波で単相の電圧VMACの交
流電源11との直列装置を備えている。開閉器10は、
開閉器9とインタロック関係、即ち開閉器9の開閉と逆
の開閉状態となるようにしてある。開閉器10が閉じた
ときには、交流電源11からの低周波単相交流の信号
が、抵抗器4を流れてその両端に対応する低周波交流電
圧の監視用信号が発生し、これがGTR2を通じて高圧
母線に送り出されることになる。通常の順序としては、
低周波交流電圧の監視信号を先に重畳してから、直流電
圧の監視信号を重畳する。
【0015】本発明の絶縁監視システムを構成する上記
の監視信号発生部Aは、上記のように要素3,4,5,
6,10,11を含んでおり、特に従来の直流重畳法と
異なる点は、低周波単相交流電源11を追加したことで
ある。この電源11で発生する交流は、測定装置部での
商用周波数との分離を容易にするためその商用周波数と
は異なった周波数としてある。好ましい周波数として
は、商用周波数との唸り周波数が商用周波数に近いかあ
るいは零に近くなる、ということのない値(そのような
周波数が好ましくない理由は、高圧系統の地絡保護シス
テムに誤動作を与える可能性があるからである)であ
る。1例として、商用周波数の1/2程度の周波数が好
ましい。次に、その低周波交流の電圧の大きさとして
は、高い電圧を注入する程後述の動揺が大きくなると考
えられるため、できるだけ大きな値であって、しかもい
わゆる“低電圧”の範囲、それも地絡保護システムに影
響を与えないことが確実なその高圧系統の許容地絡電圧
レベル以下とするのが適当である。1例として、10K
V系では約300Vである。
【0016】絶縁監視システムで監視する対象の電力ケ
ーブル12は、高圧母線1にケーブルヘッドを介して接
続されている。この電力ケーブル12は、説明の都合
上、導体12aからしゃへい12bまで貫通するパスを
有する絶縁不良抵抗13と、導体12aからしゃへい1
2bまで貫通するパスは無いが何等かの形、例えば水ト
リーの発生、あるいは端末部、接続部での部分放電の存
在等の形での絶縁不良が形成されている絶縁不良ゾーン
14が、その絶縁体12c内に存在するものとする。ケ
ーブル12のしゃへい端12dより左に示すのが本発明
の絶縁監視システムの測定装置部Bである。
【0017】この測定装置部Bは、しゃへい端(又はし
ゃへい接地線)12dに接続した入力端子ITと、大地
に接続する接地端子GTと、入力端子ITと接地端子G
Tとの間に接続した交流分除去用のフィルタ15と、こ
れに並列に接続された電圧降下検出用の抵抗器16と、
この抵抗器の両端の各々に入力端子が接続された増幅器
17と、この増幅器の出力に接続された表示制御装置1
9と、この装置19の出力に接続された表示器20と、
を備えている。詳しくは、フィルタ15は、商用周波数
の交流分を除去するためのものであり、図では、1つの
コンデンサとして簡略化して示してあるが、その交流分
除去の目的のためにはもっと複雑なフィルタが必要であ
る。電圧降下検出用抵抗器16は、電力ケーブル12の
絶縁不良抵抗13の存在の結果及び絶縁不良ゾーン14
の存在の結果発生する揺動分を含む漏洩電流の大きさを
電圧として検出するためのものである。このような抵抗
器16の電圧降下は、増幅器17により増幅されそして
制御装置19に入力される。制御装置19は、増幅器1
7の出力を読取り、演算し、そしてその結果を、直流絶
縁抵抗値及び動揺指数の形で表示器20に出力する。
【0018】次に、図1の絶縁監視システムの運転方法
について説明する。 1. 先ず、監視対象の電力ケーブル12を選んで、測
定装置Bの入力端子ITをケーブル12のしゃへい接地
線に接続し、接地端子GTを大地に接続する。 2. 商用周波数高電圧だけがケーブル12の絶縁体1
2cに印加されている状態下で、抵抗器16の両端の直
流雑音電圧の標準偏差値σを求める。この標準偏差を
求めるためには、制御装置19は、増幅器17の出力
を、所定の回数、例えば、80回サンプリングすること
により行う。 3. 次に、開閉器10を閉じて低周波単相交流電源1
1からの交流電圧の監視信号を抵抗器4、GTR2及び
高圧母線1に供給し、これにより、ケーブル12の絶縁
体12cに、商用周波数高電圧と、これとは異なる低周
波の監視信号交流電圧との2種の電圧を重畳印加する。 4. この状態で、抵抗器16の両端間に発生する揺動
分を含む直流雑音電圧の平均値Eを求める。これに
は、制御装置19において、所定の回数、例えば上記と
同じ回数増幅器17出力をサンプリングし、そしてそれ
らの平均を取ることにより行う。 5. 次に、開閉器6を閉じて、直流電源5からの直流
電圧監視信号を抵抗器3、抵抗器4、GTR2、母線1
を介してケーブル12に印加する。これにより、商用周
波数高電圧と、監視信号交流電圧と、監視信号直流電圧
との3電圧が、ケーブル絶縁体12cに重畳印加され
る。 6. この状態で、抵抗器16の両端間の揺動分を含む
直流電圧の平均値Eと、標準偏差値σとを求める。
これら平均値と標準偏差値の双方の演算に際し、上記と
同様、制御装置19において、増幅器17出力を所定の
回数、例えば80回サンプリングすることにより行う。 7. 次に、上記で求めた値、即ち、平均値E0、平均値
1、標準偏差値σ0、及び標準偏差値σ1を使って、電
力ケーブルの絶縁状態を示す指標となる、直流絶縁抵抗
値RIと動揺指数Kとを算出して、表示器20に表示す
る。これらの算出には、以下の式に従って行う。但し、
16は、抵抗器16の抵抗値、VMDCは、上記の通り、
電源5の監視用直流電圧、またAは、増幅器17の増幅
率である。
【数1】 直流絶縁抵抗値RI=R16MDCA/(E1−E0) ・・・(1)
【数2】 動揺指数K=K1・K2 ・・・(2)
【数3】 K1=RI/RE ・・・(3) K2=(σ1−σ0)/σ1E=R16MDCA/σ11は、標準偏差値σ1の絶対値を重くみた係数であり、
一方、K2は、低周波の交流電圧監視信号の印加前後で
のσ値の差のσ1に対する割合を重くみた係数である。
また、REは、σ1等価絶縁抵抗である。 8. 最後に、開閉器6及び開閉器10を開いて当該ケ
ーブルの絶縁測定を終了する。
【0019】以上で、1つの電力ケーブルについての絶
縁状態の監視が終了する。続いて、その他の測定対象の
電力ケーブルがあれば、これについて、上記のステップ
を繰り返すことにより、絶縁状態の監視を実施すること
ができる。
【0020】本発明の第1実施例の絶縁監視システムに
ついて説明したが、図1には、本発明には直接関係しな
い高圧系統の対大地絶縁抵抗測定装置も示してある。こ
の測定装置で対大地絶縁抵抗を測定する時には、開閉器
10とインタロック関係にある開閉器9を閉じ、かつ開
閉器6を閉じて直流信号電圧を高圧母線1に送り出し、
そして抵抗器4での電圧降下を増幅器7を介して高圧系
統絶縁抵抗測定器8により計測することにより行うこと
ができる。
【0021】次に、図2を参照して本発明の絶縁監視シ
ステムの第2の実施例について説明する。この実施例
は、高圧系統が非接地系である場合の構成を示してい
る。この図2では、図1のものと対応する要素には、同
じ参照番号に記号’を付してある。1’は高圧母線、
2’は計器用接地変圧器(GPT)、21はGPTの中
性点と大地との間に直流電圧しゃ断の目的をもって挿入
されているコンデンサ、3’は21と直列接続した電気
振動防止用の抵抗器である。5’は直流電圧の監視信号
を発生する電源で、開閉器6’を閉じればGPT2’を
通じて直流監視信号電圧が高圧母線1’に送り出され
る。従って、このシステムにおける監視信号発生部A’
は、抵抗器3’と、コンデンサ21と、開閉器6’と、
電源5’とを含む要素A’aを備えている。
【0022】一方、測定対象ケーブル12’のしゃへい
端12d’と測定装置部B’の入力端子IT’との間を
結ぶ接地線の中間には、低抵抗の抵抗器4’が挿入さ
れ、開閉器10’を閉じて低周波単相交流電源11’か
らの交流電圧監視信号を抵抗器4’の両端に印加する。
抵抗器4’で生じた電圧は、測定対象ケーブル12’の
しゃへいに印加される。22は、このときに、その電圧
の負荷の大部分となる測定対象ケーブル12’の防食層
静電容量である。ここで、要素4’、10’、11’を
含む部分A’bは、監視信号発生部A’の残りの部分を
構成している。
【0023】抵抗器4’より左に示すのが測定装置部
B’である。先ず入力端子IT’と大地に接続する接地
端子GT’と間に、交流分除去用フィルタ15’と、こ
れと並列の検出用抵抗器16’とがある。フィルタ1
5’としては、低周波単相交流電源11’が測定装置部
B’と測定対象ケーブル12’との間にあるので、交流
分除去の目的のためには図1で説明したものよりさらに
厳重なフィルタが必要であるが、図では簡略化して示し
ている。17’は、抵抗器16’の両端に発生する揺動
分を含む直流電圧を増幅する増幅器、19’は増幅器1
7’の出力を読取り、演算し、その結果を直流絶縁抵抗
値、動揺指数の形で表示器20’に出力するための、制
御装置である。
【0024】この図2の絶縁監視システムの実施例が図
1のものと大きく異なる点は、交流電圧監視信号を発生
する部分が変圧器2’側からケーブル12’側に移した
点である。この理由は、GPT2’の内部インピーダン
スが高いため、このGPTの中性点を介して交流電圧監
視信号を送出した場合、GPTでの電圧降下が大きく、
従って高圧母線1に残留する電圧が極めて小さくなり、
有効に監視信号を電力ケーブルに印加できないからであ
る。一方、交流電圧監視信号発生部をケーブル12’側
に接続した場合、この監視信号電力の大部分が防食層静
電容量22で消費されるが、監視信号の電圧は、この監
視対象のケーブルの絶縁体だけに重畳印加され、監視対
象でないその他のケーブルには印加されることはない。
但し、交流電源11’の出力電流による電圧降下が測定
装置部内で生ずるので,その減衰のために上記の通りフ
ィルタ15’の強化が必要である。
【0025】次に、図2に示した絶縁監視システムの運
転方法は、図1のものと僅かの差を除いてほとんど同じ
であるため、特に説明はしない。図1のものと同じよう
にして、平均値E、平均値E、標準偏差値σ、標
準偏差値σを求め、そしてこれらから、直流絶縁抵抗
値RIと揺動指数Kとを算出して表示する。
【0026】ここで、図1に示した絶縁監視システムの
変更例について説明する。図1では、交流電源11を抵
抗器4の両端に接続するようにしているが、図2の実施
例で説明したように、電力ケーブル12側に移すことも
できる。その場合、しゃへい端12dと入力端子ITと
の間に、抵抗器と交流電源と開閉器とを図2と同じ接続
形式で挿入することにより実現できる。
【0027】次に、図1及び図2を参照して説明した本
発明による絶縁監視システムの有効性について、以下の
実験を行って確認した。その実験例について次に説明す
る。
【0028】実 験 例 試料ケーブル: 10KV 1×500mmCVケーブ
ルで、使用歴29年後撤去したものであり、各有効長が
約4mの2条を使用した。実験方法: A.単相60Hz,6480Vトランスに単相55H
z,333V CVCF電源を直列接続して異周波数交
流の2電圧の重畳印加用の電源とし、ケーブルしゃへい
端と大地間に50Ωの抵抗器を接続し、その交流電圧降
下を、50Ω抵抗器の両端間に接続したトランスジュー
サを経由して、直流電圧記録計で測定。 B.同上条件で、50Ω抵抗器に並列に60Hz成分電
流を吸収するフィルタを接続。 C.上記60Hz+55Hz電源に更に、直流50V電
源を直列接続して、3電圧重畳印加用電源を構成し、し
ゃへい端と大地間に80μFのコンデンサを接続し、そ
の交流電圧降下を、80μFコンデンサの両端間に接続
したトランスジューサ経由で、直流電圧記録計にて測定
する。更に、直流漏洩電流検出用として、その80μF
コンデンサの後段にこれと並列に大地との間に5KΩの
抵抗器を接続して、その直流電圧降下を、5KΩ抵抗器
の両端に接続した直流電圧記録計、並びに同じくその両
端に接続したディジタルボルトメータ(増幅器経由)で
測定。
【0029】実験結果:図3のA,B,Cに上記実験方
法A,B,Cにそれぞれ対応した記録チャートを示す。 A.55Hz重畳印加の結果、60Hzとの唸り周波数
5Hzの波形Xが、ある電圧幅と動揺とを伴って現れて
いる。電圧幅の方は、直流電圧記録計が5Hzの波形に
忠実に随動し得るはずがないのでさておいて、注目され
るのはその動揺である。 B.上記動揺現象が波形部分Yに更に明瞭に示されてい
る。これは検出用50Ω抵抗器に並列に、60Hzに対
して直列同調するLCフィルタを接続したので、全体Y
の交流電圧レベルの低下と、唸り周波数電圧の幅が消え
るという結果を生じたものである。55Hzを重畳印加
している間、不規則な動揺が発生していることが見やす
い。しかし,この現象は,上記LCフィルタの存在のた
めにかえって増幅されている疑いがあり、定量的な測定
対象としてふさわしくない。ただ異周波数交流電圧の印
加状態が、動揺の発生/継続に必要であることを強調す
るものである。 C.直流電圧を更に加え課電して、3電圧重畳課電を行
っている。即ち、波形図中に示すように、最初に、60
Hz6480Vを印加し、次に、55Hz333Vを重
畳印加し、そして更にDC50Vを重畳印加する。尚、
これでは、図3のAと類似の動揺分をもつ部分Zを含む
波形(80μFコンデンサで検出)とそしてスパイクを
含んだほぼ一定レベルの波形(5KΩ抵抗器で検出)と
が生じる。微小な直流漏洩電流測定のためには50Ωの
如き低抵抗は使用できないので、電圧降下検出用インピ
ーダンスは80μFコンデンサに変わっている。故に交
流電圧のレベルは、インピーダンス比、即ち、33.2
Ω/50Ω=0.66に落ちている。直流電圧+50V
印加の結果流れた直流漏洩電流は、5KΩの抵抗器の電
圧降下として読取るが、直流電圧記録計の指示ではほと
んど読取れていない。しかし64倍の増幅器を経由後デ
ィジタルボルトメータで読取った実験方法Cの結果は、
次の通りである。
【0030】試料ケーブルNo.1 直流電圧印加前の直流雑音電圧 E:9.29mV 直流電圧印加後の直流電圧 E:10.14m
V 計算結果絶縁抵抗 R:19,000
MΩ 標準偏差値(55Hz重畳前) σ:0.024m
V 標準偏差値(55Hz重畳後) σ:0.090m
V 尚、ディジタルボルトメータのサンプリング数は80点
である。絶縁抵抗の計算にはその80サンプルの内、上
下各20%のサンプルデータを捨てて、残り48サンプ
ルの平均値を用いた。標準偏差の計算には、80サンプ
ルを全て用いた。試料ケーブルNo.2についても同様
の測定を行い、結果は以下の通りとなった。
【0031】試料ケーブルNo.2 直流電圧印加前の直流雑音電圧 E:11.21m
V 直流電圧印加後の直流電圧 E:12.20m
V 計算結果絶縁抵抗 R:16,000
MΩ 標準偏差値(55Hz重畳前) σ:0 標準偏差値(55Hz重畳後) σ:0.009m
V 尚、上記試料ケーブルのどちらも、目視で水トリーの発
生が確認されている。
【0032】次に、上記実験例から、上記の式(2),
(3)による動揺指数に関する演算結果を以下の表1に
示す。尚、その計算方法は、 イ.低周波数交流電圧監視信号及び直流電圧監視信号を
重畳印加した後に得られた標準偏差値σを、等価の直
流絶縁抵抗値REに換算し、 ロ.計算結果絶縁抵抗値RIの、上記等価絶縁抵抗値RE
に対する比Kを求め、 ハ.σから低周波交流電圧監視信号重畳前に得られた
標準偏差値σを引いた値のσに対する比Kを求
め、そして ニ.動揺指数Kとして、KとKの積を算出する。 尚、Kは、小さい程、絶縁体状況が良好であるとする。
【0033】
【表1】 表 1 試料No. σ等価絶縁抵抗RE 180,000 1,800,000 (MΩ) 計算結果絶縁抵抗RI 19,000 16,000 (MΩ) K 0.106 0.009 K 0.733 1.0 動揺指数K 0.08 0.01
【0034】本例では、試料No.2が、σ等価絶縁
抵抗値で1,800,000MΩと試料No.1より一桁
高い値を示し、動揺指数でも0.01と安定状況を示し
たが、3電圧重畳下の計算結果絶縁抵抗値RIでは3,0
00MΩ低く、逆に悪い値を示している。即ち、試料N
o.1は、No.2よりも絶縁不良ゾーンの形態の不良
(自由電子流の通過パスが無い)の程度が大きいが、自
由電子流の通過パスの形態での不良では、逆に程度が小
さいことになる。故に、最終判断は絶縁抵抗値RI及び
動揺指数Kの双方につき、時系列的な変化状況データを
得て下し得るというべきである。
【0035】以上のことから、商用周波数高電界下にあ
る絶縁不良ゾーンを含むケーブルに対し、低周波単相電
圧を重畳印加すると絶縁体が動揺し、その状況は、さら
に直流信号電圧を印加して3電圧重畳印加状態下で揺動
分を含む直流漏洩電流を抵抗器の電圧降下の形で測定
し、平均値及び標準偏差値を得れば把握できることが判
った。
【0036】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、従来の
方法では検出が困難であった電力ケーブルの絶縁体の貫
通パスの無い水トリーのような絶縁不良ゾーンに関する
絶縁状態監視をも行うことができる。また、本発明によ
れば、高い絶縁抵抗を保持している絶縁劣化の初期の状
態から、従来の方法では検知できなかったような絶縁不
良部分の存在を予知し、その推移を監視することができ
る。これにより、特に測定対象が特別高圧のケーブルの
場合は、従来の活線下絶縁監視技術で絶縁劣化を検知し
得たとしても、取替えのための時間的余裕が極めて短い
状態になってからしか検知できないという問題があった
のを、解決できるので、大きな価値がある。更に、本発
明によれば、従来の直流重畳法による活線下絶縁監視技
術が適用運営されている高圧系統では、僅かの追加装置
の設置のみですむので、容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絶縁監視システムの第1実施例
と、これを使用する高圧系統とを示す図。
【図2】本発明による絶縁監視システムの第2実施例
と、これを使用する高圧系統とを示す図。
【図3】A,B,Cは、本発明の絶縁監視システムの動
作を説明するため行った実験A,B,Cの結果を示すグ
ラフであり、横軸は時間、縦軸は電圧を示す。
【符号の説明】
A;監視信号発生部 A'a,A'b:監視信号発生部 B,B’:測定装置部 1,1’:高圧母線 2:接地変圧器(GTR) 2’:計器用接地変圧器(GPT) 3,3’:抵抗器 4,4’:抵抗器 5,5’:直流電源 6,6’:開閉器 7,7’:増幅器 8,8’:高圧系統絶縁測定器 9:開閉器 10,10’:開閉器 11,11’:低周波単相交流電源 12,12’:電力ケーブル 12a:導体 12b:しゃへい 12c:絶縁体 12d:しゃへい端 13:絶縁抵抗 14:絶縁不良ゾーン 15,15’:フィルタ 16,16’:漏洩電流検出用抵抗器 17,17’:増幅器 19,19’:表示器制御装置 20,20’:表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用周波数高電界下で運転されている電力
    ケーブルの絶縁状態を活線下で監視する絶縁監視方法で
    あって、 イ) 前記電力ケーブルの絶縁体に対し商用周波数高圧
    が印加されている状態で、前記電力ケーブルのしゃへい
    と大地との間に挿入した電圧降下検出用抵抗器に発生す
    る直流雑音電圧を検出して、その標準偏差値を求めるス
    テップ、 ロ) 前記電力ケーブルの前記絶縁体に対し、前記商用
    周波数とは異なった所定の周波数の交流電圧を、前記商
    用周波数高圧に重畳して印加して、その時の前記電圧降
    下検出用抵抗器に発生する直流雑音電圧を検出して、そ
    の電圧の平均値を求めるステップ、 ハ) 前記電力ケーブルの前記絶縁体に対し、直流電圧
    を、前記商用周波数高圧と前記交流電圧とに重畳して印
    加して、その時の前記電圧降下検出用抵抗器に発生する
    直流電圧を検出して、その電圧の平均値と標準偏差値と
    を求めるステップ、を含むこと、を特徴とする絶縁監視
    方法。
  2. 【請求項2】高圧系統の高圧母線に接続された電力ケー
    ブルの絶縁状態を活線下で監視する絶縁監視装置であっ
    て、 イ) 前記電力ケーブルの絶縁体に対し印加する直流電
    圧を発生する直流電圧発生手段と、 ロ) 前記電力ケーブルの前記絶縁体に対し印加する、
    前記商用周波数とは異なった所定の周波数の交流電圧を
    発生する交流電圧発生手段と、 ハ) 前記電力ケーブルの前記絶縁体を流れる電流の
    内、商用周波数の成分を除去するフィルタと、 ニ) 前記絶縁体を流れる電流の内、前記商用周波数成
    分を除いた残りの成分を電圧に変換するための電圧降下
    検出用抵抗器と、 ホ) 該電圧降下検出用抵抗器の両端の電圧の大きさを
    検出する測定手段と、を含むことを特徴とする絶縁監視
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の装置において、 前記高圧系統は接地系であって、前記高圧母線には接地
    変圧器が接続され、該接地変圧器の中性点が第1と第2
    の抵抗器を介して大地に接続されており、 前記電圧降下検出用抵抗器と前記フィルタとは、前記電
    力ケーブルのしゃへいと大地との間に接続されており、 前記直流電圧発生手段は、前記第1抵抗器を介して前記
    直流電圧を前記接地変圧器と前記高圧母線とを介して前
    記電力ケーブルに印加し、 前記交流電圧発生手段は、前記第2抵抗器を介して前記
    交流電圧を前記接地変圧器と前記高圧母線とを介して前
    記電力ケーブルに印加すること、を特徴とする絶縁監視
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の装置において、 前記高圧系統は非接地系であって、前記高圧母線には計
    器用接地変圧器が接続され、該計器用接地変圧器の中性
    点が第3の抵抗器とコンデンサを介して大地に接続され
    ており、 第4の抵抗器の1端が前記電力ケーブルのしゃへいに接
    続されており、 前記電圧降下検出用抵抗器と前記フィルタとは、前記第
    4抵抗器の他端と大地との間に接続されており、 前記直流電圧発生手段は、前記計器用接地変圧器の中性
    点から前記直流電圧を前記計器用接地変圧器と前記高圧
    母線とを介して前記電力ケーブルに印加し、 前記交流電圧発生手段は、前記第4抵抗器を介して前記
    交流電圧を前記電力ケーブルに印加すること、を特徴と
    する絶縁監視装置。
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