JPS63280800A - 油脂汚れに対する洗濯前処理用製剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、通常の方法で洗濯する前に、洗濯物の油脂に
よる詩だしい汚染部分を処理ずろのに好適な洗濯前処理
用製剤に関する。本発明の対象となる製剤は、一般に３
０〜４０℃で行う所謂「デリケート」な洗濯プログラム
あるいは５０〜６０°Ｃで行う［扱いの容易な洗濯物」
の洗濯プログラムでは必ずしも十分取り除かれない難し
い型のｌＦ′３垢に対する洗剤の効果を高めるしのであ
る。

従来の技術 対象となる洗濯前処理用製剤は、既知製剤でこれまで満
たされなかった多数の必要条件を満たずものでなければ
ならない。これらの必要条件とは１、油脂およびワック
スに対する強力な溶解力、２、繊維製品にＩＱ垢が広が
ることによるリング形成を起こさないこと、 ３、後の洗濯工程中に完全に除去されること、即ち使用
した界面活性剤成分が洗濯工程後に繊維にグリース状の
じみを残さないこと、 ４、後の洗濯工程中、泡を発生しないこと、５　ヒトお
よび動物に対する無毒性、 ６、廃水中の使用済み洗剤成分の十分な生物分解性、 ７、フッ化炭化水素を噴射剤として使用する必要のない
方法で組成物を製剤化されることの諸点である。

発明の目的 本発明の目的は、特に油脂状汚垢の除去に好適であると
同時に、環境を汚染するハロゲン化炭化水素を含有して
いない新規洗濯前処理用製剤を提供することにある。

発明の構成 本発明は、界面活性剤、補助界面活性剤および水によっ
て構成された新規３成分混合物から成る、特に繊維製品
から油脂状汚垢を除去するのに好適な洗濯前処理用製剤
に関する。補助界面活性剤（ｃｏｓｕｒ４ａｃｔａｎｔ
）は一般に界面活性剤の乳化能を助ける両親媒性化合物
である。

本発明において、前述の必要条件は、 （ａ）Ｃ１２〜Ｃ１１ｌアルキル硫酸アルカリ金属塩の
中から選ばれた少なくとも１種のアニオン系界面活性剤
を５〜１５重量％、または アルキルアルコール法は炭素原子を１２〜１８個有し、
アルキルフェノール基はアルキル基中に炭素原子を８〜
９個有し、それぞれ６〜ｌＯ個のエチレンオキシド基を
含んだアルキル−ならびにアルキルフェノール−ポリグ
リコールエーテル群の中から選ばれた少なくとし１種の
非イオン系界面活性剤を２５〜４５重量％、または 上記アニオン系界面活性剤の少なくとも１種および上記
非イオン系界面活性剤の少なくと６１種からなり、該ア
ニオン系界面活性剤成分がその混合物の少なくとも３分
の２までを占めている混合物を５〜１５重量％、 （ｂ）ｃｓおよび／またはＣＢモノアルコール類および
／または所望により２個までのエチレンオキシド基を含
んだその付加物からなる補助界面活性剤少なくとも１個
を、アニオン系界面活性剤か存在する場合は５０〜５５
重量％、アニオン系界面活性剤が存在しない場合は３５
〜５０重量％、および （ｃ）水を、アニオン系界面活性剤が存在する場合は４
５〜３０重徂％、アニオン系界面活性剤が存在しない場
合は４０〜５重量％ 含有して成り、それらが逆ミセル３成分混合相の形で存
在している油脂汚れに対する洗濯前処理用製剤によって
満たされることが判明した。

界面活性剤／　ｈｌｉ助界面活性剤／水混合物の状態図
には、不均質な領域以外に、三つの特徴的な均質混合相
領域、即ちり、相としてら知られるミセル水溶液、高い
粘性を有する液晶相（Ｄ相）およびり、相としても知ら
れる逆ミセル溶液（ｉｎｖｅｒｔ−ｍｉｃｃｌｌａｒｅ
　Ｌｏｅｓｕｎｇ）が示される。

ミセルおよび逆ミセル混合相は熱力学的に安定で、光学
的にも透明な相であり、油を［ミクロ乳化（ｍｉｃｒｏ
ｅｍｕｌｓｉｌ’ｙｉｎｇ）ＪＬ得る。Ｌ、相から水中
油（Ｏ／Ｗ）型ミクロエマルノヨンが形成され、Ｌ。

相から油中水（Ｗｌｏ）型ミクロエマルジョンが形成さ
れ、それらは室温で安定で均質な等方性相であり、水で
希釈しても少なくとも短時間はなお安定性を保つ。Ｌ　
、相およびＬｔ相から形成された水中、＞ｌ型および油
中水型ミクロエマルジョンは、例えば伝導率の測定によ
ってこれを見わけろことができる。

３成分混合相り、およびし、の乳化力が一緒に働いて、
そのような混合物の洗剤効果を決定するものと推察され
る。しかし驚（べきことに、本発明の界面活性剤および
補助界面活性剤を使用ずろと、その逆ミセル［２，相は
、他の混合物より一層高い洗剤効果を発揮することか判
明した。本発明の組成を有する逆ミセル相は、この点に
関してことに有効であることが立証された。

好ましい一態様では、アルキルポリグリコールエーテル
としてヘキサデシルまたはオクタデンルボリグリコール
エーテルが使用できるが、ドデシルポリグリコールエー
テルが好ましく使用される。

アルキルフェノールポリグリコールエーテルの場合、好
ましいアルキルフェノールはノニルフェノールである。

本発明の洗濯前処理用製剤は、アニオン系界面活性剤と
してアルカリ金属塩、好ましくはへキザデシル硫酸ナト
リウム塩を使用し、非イオン系界面活性剤として８ＥＯ
基を含んだドデンルアルコールおよび／または９ＥＯ基
を含んだノニルフェノールを使用した場合、ことに優れ
た効果を発揮する。

本発明の洗濯前処理用製剤のもう一つの好ましい態様は
、補助界面活性剤を、ペンタノールおよびヘキサノール
およびそれらの低いエトキシ化付加物（即ちエチレンオ
キノド基を２モルまで、好ましくは１〜２モル含んだ付
加物）の中から選ぶことにある。また低いエトキシ化に
よってアルカノールの臭気が実質的に消去されることと
なる。

本発明の洗濯前処理用製剤は、その粘度を増大するため
増粘剤を含有してもよい。

本発明の洗濯前処理用製剤の逆ミセル３成分混合相に好
適な増粘剤は、テトラアルキルアンモニウム化合物を充
填した天然または合成のヘクトライトである。これらの
へクトライトの３０〜４０％までをジアルキルジメチル
アンモニウム化合物（アルキルは、例えばセチルまたは
ステアリル基のようなアルキル基）で充填し、これを３
成分混合相、即ちアニオン系界面活性剤、非イオン系界
面活性剤またはアニオン系お上び非イオン系界面活性剤
の混合物を含有する３成分混合相に１５重量％まで、好
ましくは９〜１５重量％まで使用できる。低粘度液体逆
ミセル混合相をヘクトライトで増粘することによって洗
剤効果を更に改善することができる。

らう一つの態様として、本発明の洗濯前処理用製剤はさ
らに三リン酸ナトリウムを含有し得る。

その場合本発明の洗濯前処理用製剤は、水含量に対し三
リン酸ナトリウムを１重量％まで、好ましくは０．２〜
１重量％含有する。三リン酸ナトリウムは色素除去を増
強する。

本発明は、本発明の洗濯前処理用製剤を使用した洗濯的
処理用方法にも関する。

また本発明の洗濯前処理用製剤は、例えば防腐剤および
香料のような標準的な添加剤を好ましくは０．０１〜１
重項％含有することができる。

本発明の混合相は、界面活性剤溶液、界面活性剤分散液
または界面活性剤エマルジョンに液体補助界面活性剤を
加えて撹拌することによって調製する。

実施例 以下の実施例において、ｒＥＯＪは付加したエチレンオ
キシドを表す。パーセントは重量％で示す。

下記の実施例に示した本発明の混合相は、個々の補助界
面活性剤を対応する界面活性剤溶液、分散液またはエマ
ルジョンに撹拌しながら加えることによって調製した。

着色油およびグリースで汚染したオリーブ油／綿および
皮脂／綿の試験繊維製品で混合相の洗剤効果を室温で測
定した。混合相を適用し１５分間接触後、水道水流で繊
維製品を濯いだ。風乾後、繊維製品の光反射率を洗剤効
果の尺度として測定した。

実施例１ （ａ）　　ドデシル硫酸Ｎａ塩　１５％、（ｂ）ペンタ
ノール　５５％、 （ｃ）水３０％。

実施例２ （ａ）へキサデノル硫酸Ｎａ塩　１５％、（ｂ）ペンタ
ノール　５０％、 （ｃ）水３５％。

実施例３ （ａ）へキサデンル硫酸Ｎａ塩　１５％、（ｂ）ヘキサ
ノール　５５％、 （ｃ）水３０％。

実施例４ （ａ）へキサデンル硫酸Ｎａ塩　１５％、（ｂ）１．４
ＥＯ含有へキサ／−／Ｉ／　　５０％、（ｃ）水３５％
。

実施例５ （ａ）８ＥＯ含有ドデシルアルコ一ル３０％、（ｂ）ペ
ンタノール　５０％、 （ｃ）水２０％。

実施例６ （ａ）９ＥＯ含有ノニルフ工ノール４０％、（ｂ）ペン
タノール　４０％、 （ｃ）水２０％。

標堕的な市販のしみ抜き剤、およびしみ除去剤として用
いられる液体洗剤と比較して、実施例１〜６の混合相は
、油および脂肪で汚染した試験繊維製品に対して約１７
反射単位強力な洗剤効果を示した。混合相は安定なので
、３成分混合物は貯蔵可能な生成物である。これらの製
剤は混合相の油脂に対する高い汚垢懸崎力を有するので
、油脂による再汚染を起こすことなく洗い流すことがで
きる。

実施例７ また、逆ミセル混合相の色素含有油性汚れに対する洗剤
活性を試験した。実施例４の洗濯前処理用製剤を例とし
て色素／オリーブ油／ポリエステル繊維製品に使用した
場合、三リン酸ナトリウムを含有する混合相の洗剤活性
は、ヘクトライト級の合成層状ンリケートを添加すると
　［ヘキザデンル硫酸Ｎａ塩１３．６％、１．４ＥＯ含
有ヘキサノール４５．５％、三リン酸ナトリウム溶液（
濃度１０ｇ／＆）、ヘクトライト塩化ジ獣脂アルキルツ
メチルアンモニウム３６重量％充填）９．１］、約１４
反射単位向上した。したがって、標準的な市販の水性洗
濯前処理用製剤の洗剤活性と比較しても、明らかに浸れ
ていることが判明した。

特許出願人　ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチヱン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（ａ）Ｃ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８アルキル硫酸アルカ
   リ金属塩の中から選ばれた少なくとも１種のアニオン系
   界面活性剤を５〜１５重量％、または アルキルアルコール基は炭素原子を１２〜１８個有し、
   アルキルフェノール基はアルキル基中に炭素原子を８〜
   ９個有し、それぞれ６〜１０個のエチレンオキシド基を
   含んだアルキル−ならびにアルキルフェノール−ポリグ
   リコールエーテル群の中から選ばれた少なくとも１種の
   非イオン系界面活性剤を２５〜４５重量％、または 上記アニオン系界面活性剤の少なくとも１種および上記
   非イオン系界面活性剤の少なくとも１種からなり、該ア
   ニオン系界面活性剤成分がその混合物の少なくとも３分
   の２までを占めている混合物を５〜１５重量％、 （ｂ）Ｃ＿５および／またはＣ＿６モノアルコール類お
   よび／または所望により２個までのエチレンオキシド基
   を含んだその付加物からなる補助界面活性剤少なくとも
   １個を、アニオン系界面活性剤が存在する場合は５０〜
   ５５重量％、アニオン系界面活性剤が存在しない場合は
   ３５〜５０重量％、および （ｃ）水を、アニオン系界面活性剤が存在する場合は４
   ５〜３０重量％、アニオン系界面活性剤が存在しない場
   合は４０〜５重量％ 含有して成り、それらが逆ミセル３成分混合相の形で存
   在している油脂汚れに対する洗濯前処理用製剤。 ２、アルキル硫酸アルカリ金属塩が、ヘキサデシル硫酸
   ナトリウムである第１項記載の洗濯前処理用製剤。 ３、非イオン系界面活性剤が、８個のエチレンオキシド
   基を含んだドデシルアルコールおよび／または９個のエ
   チレンオキシド基を含んだノニルフェノールである第１
   項または第２項記載の洗濯前処理用製剤。 ４、補助界面活性剤が、ペンタノールおよびヘキサノー
   ルおよび１個または２個のエチレンオキシド基を含んだ
   それらの付加物の中から選ばれたものである第１項〜第
   ３項のいずれかに記載の洗濯前処理用製剤。 ５、増粘剤として、テトラアルキルアンモニウム化合物
   を充填した合成および／または天然ヘクトライトを含有
   する第１項〜第４項のいずれかに記載の洗濯前処理用製
   剤。 ６、水含量に対し三リン酸ナトリウム１％までを含有す
   る第５項記載の洗濯前処理用製剤。 ７、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムおよび／ま
   たは塩化ジセチルジメチルアンモニウム３０〜４０重量
   ％を充填したヘクトライトを、９〜１５重量％含有して
   成る第５項または第６項記載の洗濯前処理用製剤。 ８、第１項〜第７項のいずれかに記載の洗濯前処理用製
   剤を使用する洗濯前処理用方法。