JPS63280242A - ハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤

Info

Publication number
JPS63280242A
JPS63280242A JP11440787A JP11440787A JPS63280242A JP S63280242 A JPS63280242 A JP S63280242A JP 11440787 A JP11440787 A JP 11440787A JP 11440787 A JP11440787 A JP 11440787A JP S63280242 A JPS63280242 A JP S63280242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
atom
membered
nitrogen
optionally substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11440787A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ikeda
正 池田
Haruo Takei
武井 治夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11440787A priority Critical patent/JPS63280242A/ja
Publication of JPS63280242A publication Critical patent/JPS63280242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/08Sensitivity-increasing substances
    • G03C1/28Sensitivity-increasing substances together with supersensitising substances

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は分光増感されたハロゲン化銀写真乳剤に関する
ものであり、好ましくは増感色素による減感の改良に関
するものである。
(従来の技術) 分光増感技術は高感度で色再現性に優れた感光材料を製
造する上で極めて重要、且つ必須の技術である6分光増
感剤は本来ハロゲン化銀写真乳剤が実質的に吸収しない
長波長域の光を吸収しハロゲン化銀にその光吸収エネル
ギーを伝達する作用を有している。従って分光増感剤に
よる光捕捉量の増加は写真感度を高めるのに有利となる
。このため、ハロゲン化銀乳剤への添加量を増加させて
、光捕捉量を高める試みがなされてきた。しかしながら
ハロゲン化銀乳剤への分光増感剤の添加量は最適量を過
ぎて添加すれば、かえって大きな減感をもたらす、これ
は一般に色素減感といわれるもので、実質的に増感色素
による光吸収がないハロゲン化銀固有の感光域において
減感が生ずる現象である6色素減感が大きいと分光増感
効果はあるのに総合的な感度は低くなってしまう、換言
すれば、色素減感が減少すれば、その分だけ増感色素に
よる光吸収域の感度(即ち分光増感度)も上昇する。従
って分光増感技術において、色素減感の改善は大きな課
題である。また色素減感は、一般に感光域が長波長にあ
る増感色素はど大きい、これらのことはC,E、 K、
ミース(Mees)著、“ザ・セオリー・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(The Theory 
of the Photographic Proce
ss)”1067〜1069頁(マクミラン社1942
年刊)に記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) 色素減感を減少させて感度を高める方法としては、特開
昭47−28916号、同49−46738号、同54
−118236号、米国特許4,011,083号が知
られている。しかしながら前記の技術は使用し得る増感
色素が限られたものであったり、その効果も未だ不満足
なものであった。現在、色素減感の改善のための最も有
効な手段としては例えば、特公昭45−22189号、
特開昭54−18726号、特開昭52−4822号、
特開昭52−151026号、米国特許2,945,7
62号に記載されているピリジン誘導体、トリアジン誘
導体で置換されたビスアミノスチルベン化合物を併用す
る方法が知られている。しかしながら、前記の化合物が
有効な増感色素は通常例えばジカルボシアニン、トリカ
ルボシアニン、ローダシアニン、メロシアニン等のなだ
らかな増感極大を示す所謂M−band増感型の色素で
しかも比較的長波長域に増感極大をもつ色素に限られて
いる。
米国特許3,695,888号では特定のトリカルボシ
アニンとアスコルビン酸との組合せで赤外域の増感がえ
られること、又英国特許1,255,084号では特定
のコンプレックスメロシアニン色素とアスコルビン酸と
の併用でマイナスブルー感度が上昇すること、また英国
特許1,064,193号では特定のコンプレックスシ
アニンとアスコルビン酸との併用で感度増加かえられる
こと、また米国特許3.809,561号では減感性核
含有シアニン色素に対してアスコルビン酸等の強色増感
剤との併用が記載されている。しかしながら、強色増感
剤としての作用は増感色素の種類により異なり、前記以
外の増感色素に対して強色増感作用を有するか否かは判
っていない。
亜硫酸アルカリ金属塩、アスコルビン酸は従来より種々
の目的でハロゲン化銀写真乳剤に用いられてきた。例え
ば特開昭51−6024号明細書には前記の化合物を耐
拡散性の色カブリ防止剤と併用してカプラーの発色能低
下を防止する効果が記載されている。しかしながら、前
記の色素とアスコルビン酸等の組合せでは色素の増感効
果が不充分であることが判った。
本発明の目的は第1に色素減感を改善してより高感度化
されたハロゲン化銀写真乳剤を提供することである。第
2に増感色素による残留着色の少ないハロゲン化銀写真
乳剤を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 前記の本発明の目的はアスコルビン酸化合物の少なくと
も1種、および下記一般式(I)及び/又は(II)で
表わされる増感色素の少なくとも1種を含有するハロゲ
ン化銀写真乳剤によって達成された。
一般式(I) 式中、Zいz2は異なっていても同一でもよい5員又は
6員含窒素へテロ環形成原子群を表わす。
Qlは5員又は6置台窒素ケトメチレン環形成原子群を
表わす。
R1、R2、R3およびR4は、それぞれ独立に、水素
原子、低級アルキル基、置換されてもよいフェニル基又
はアラルキル基を表わすほか、Qlが2または3を表わ
す時、およびn□が2または3を表わす時は、異なった
R1とR1、R2とR2、R7とR3またはR4とR4
とが連結して酸素原子、硫黄原子または窒素原子などを
含んでもよい5員又は6員環をも形成できることを表わ
す。
RいR6およびR7は、それぞれ独立に、炭素鎖中に酸
素原子、硫黄原子または窒素原子を含有していてもよい
置換されていてもよいアルキルまたはアルケニル基を表
わす。
Qlおよびnlは0または3以下の正の整数でn1+n
1が3以下であることを表わし、Qlが1,2または3
である時は、RsとR□とが連結して5員又は6員環を
形成してもよい。
jいに1および履、はそれぞれ独立にOまたは1を表わ
す。
xieは酸アニオンを表わし、rlはOまたは1を表わ
す。
一般式(II) 式中、Zl。、は含窒素5員又は6員ヘテロ環形成原子
群を表わす。
Ql。、は含窒素5員又は6員ケトメチレン環形成原子
群を表わす。
R1゜、1は水素原子またはアルキル基を表わし、R1
゜2は水素原子又は置換されていてもよいフェニルもし
くはアルキル基を表わす、l111゜1が2または3を
表わす時、異なったR1゜8とR1゜2とが連結して酸
素原子、硫黄原子または窒素原子を含有してもよい5員
又は6貝環を形成してもよい。
R1゜、は炭素鎖中に酸素原子、硫黄原子または窒素原
子を含有していてもよい置換されていてもよいアルキル
またはアルケニル基を表わす。
R工。、はR1゜3と同意義を表わすほか、水素原子ま
たは置換されていてもよい単環アリール基をも表わす。
+11゜1はOまたは3以下の正の整数を表わし、p8
゜1は0または1を表わす。
ml。、が3以下の正の整数である時は、R1゜1とR
1゜、とが連結して5員又は6員環を形成してもよい。
以下、本発明に用いられる化合物について詳細に説明す
る。
一般式(I) 式中、Zl、z2は異なっていても同一でもよい5員又
は6員含窒素へテロ環形成原子群を表わす。
例えば、チアゾリン、チアゾール、ベンゾチアゾール、
ナフトチアゾール、セレナゾリン、セレナゾール、ベン
ゾセレナゾール、ナフトセレナゾール、オキサゾール、
ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール、ベンズイミ
ダゾール、ナフトイミダゾール、ピリジン1.キノリン
、インドレニン、イミダゾ[4,5−b)キノキザリン
、ベンゾテルラゾールなどのへテロ環が挙げられ、これ
らのへテロ環核は置換されていてもよい、*換基の例と
しては、低級アルキル基(好ましくは炭素数6以下で、
ヒドロキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、置換フェニ
ル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコ
キシ基などで更に置換されていてもよい)、低級アルコ
キシ基(好ましくは炭素数6以下)、アシルアミノ基(
好ましくは炭素数8以下)、単環アリール基、カルボキ
シ基、低級アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数
6以下)。
ヒドロキシ基、シアノ基またはハロゲン原子等が挙げら
れる。
また前記z1.z2が表わすペテロ環がベンズイミダゾ
ール、ナフトイミダゾール、イミダゾ(4,5−b)キ
ノキサリンのようなもう一方の置換可能な窒素原子を含
む場合、それらのへテロ環のもう一方の窒素原子は例え
ば炭素数6以下のアルキル又はアルケニル基(これらア
ルキル又はアルケニル基はヒドロキシ基、アルコキシ基
、ハロゲン原子、フェニル基またはアルコキシカルボニ
ル基などで更に置換されていてもよい)などで置換され
ていてもよい。
Qlは5員又は6置台窒素ケトメチレン環形成原子群を
表わし、例えばチアゾリジン−4−オン、セレナゾリジ
ン−4−オン、オキサゾリジン−4−オンなどが挙げら
れる。
R1、R2,R,およびR4は、それぞれ独立に、水素
原子、低級アルキル基(好ましくは炭素数4以下)、置
換されてもよいフェニル基又はアラルキル基を表わすほ
か、Q、が2または3を表わす時、およびnlが2また
は3を表わす時は、異なったR□とRいR2とR2、R
3とR8またはR4とR4とが連結して酸素原子、硫黄
原子または窒素原子などを含んでもよい5員又は6員環
をも形成できることを表わす。
RいR1およびR7は、それぞれ独立に、炭素鎖中に酸
素原子、硫黄原子または窒素原子を含有していてもよい
炭素数10以下の置換されていてもよいアルキルまたは
アルケニル基を表わす、置換基の例としては、スルホ基
、カルボキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アルコ
キシカルボニル基、カルバモイル基、フェニル基、置換
フェニル基などが挙げられる。
Q工およびnlは0または3以下の正の整数でQ1+n
1が3以下であることを表わし、Qlが1,2または3
である時は、R9とR1とが連結して5員又は6員環を
形成してもよい。
jx−ktおよびmlはそれぞれ独立にOまたは1を表
わす。
x1θは酸アニオンを表わし、r、は0または1を表わ
す。
R,、R,およびR7のうち少なくとも一つはスルホ基
またはカルボキシ基を含有した基であることがより好ま
しい。
一般式(I,)において、より好ましくは、以下の一般
式(I−A)から一般式(I−C)によって表わされる
化合物である。
一般式(I −A) 式中、2言は酸素原子、硫黄原子、セレン原子、−CH
=CH−または>NLRtaを表わす。Rtaは炭素数
6以下のアルキル又はアルケニル基(これらアルキル又
はアルケニル基はヒドロキシ基、置換されてもよいフェ
ニル基、アルコキシ基、ハロゲン原子またはアルコキシ
カルボニル基などで置換されていてもよい)を表わす。
例えばメチル基、エチル基、プロピル基、メトキシエチ
ル基、エトキシカルボニルメチル基、2−フルオロエチ
ル基、フェネチル基、2−ヒドロキシエチル基、フリル
基などが挙げられる。
Ztzはz2と同意義を表わす。
VSX及びVS2は、それぞれ独立に、水素原子、フッ
素原子、塩素原子、トリフルオロメチル基、炭素数5以
下のアルキルアシル基、炭素数5以下のアルコキシカル
ボニル基、炭素数5以下のアルキル基、炭素数5以下の
アルコキシ基、炭素数8以下の置換されていてもよいフ
ェニルアシル基、シアノ基、またはフェニルを表わす、
vllとV14は水素原子を表わす。VXtとv1□、
v1@とv1□、V、Sとv14が連結してベンゾ環を
形成してもよい、またZZX及びz1□がベンズイミダ
ゾールを表わすときは、電子吸引性の置換基で置換され
ていることを表わし、特に塩素原子、トリフルオロメチ
ル基、シアノ基、または炭素数5以下のアルキルアシル
基を置換基としてもつものが好ましい。
Zii が表わすヘテロ環の好ましい例を列挙すると、
例えば、ベンゾチアゾール、5−メチルベンゾチアゾー
ル、5−エチルベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾ
チアゾール、6−メトキシベンゾチアゾール、5−クロ
ロベンゾチアゾール、5−クロロ−6−メチルベンゾチ
アゾール、5,6−シメチルベンゾチアゾール、5−ブ
エニルベンゾチアゾール、5−アセチルアミノベンゾチ
アゾール、6−プロピオニルアミノベンゾチアゾール、
5.6−シメトキシベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾ
ール、5−メチルベンゾオキサゾール、5−イソプロピ
ルベンゾオキサゾール、5−メトキシベンゾオキサゾー
ル、5−エトキシベンゾオキサゾール、5−クロロベン
ゾオキサゾール、5−クロロ−6−メチルベンゾオキサ
ゾール、5−フェニルベンゾオキサゾール、5−p−ト
リルベンゾオキサゾール、ベンゾセレナゾール、5−メ
チルベンゾセレナゾール、5−メトキシベンゾセレナゾ
ール、6−メトキシベンゾセレナゾール、6−メチルベ
ンゾセレナゾール、5−エチルベンゾセレナゾール、5
−フェニルベンゾセレナゾール、5−クロロベンゾセレ
ナゾール、5−クロロベンズイミダゾール、5゜6−シ
アノベンズイミダゾール、5−シアノベンズイミダゾー
ル、6−クロロ−5−シアノベンズイミダゾール、6−
クロロ−5−トリフルオロベンズイミダゾール、5−ブ
トキシカルボニルベンズイミダゾール、5−エトキシカ
ルボニルベンズイミダゾール、5−メチルスルホニルベ
ンズイミダゾール、6−クロロ−5−エトキシカルボニ
ルベンズイミダゾール。
ナフト(I,2−d)チアゾール、ナフト(2,1−d
lチアゾール、ナフト(I、2−d)セレナゾール、ナ
フト〔2,1−d)セレナゾール、ナフト[1,2−d
)オキサゾール、ナフト(2,3−d)オキサゾール、
ナフト(2,1−d)オキサゾール、ナフト(2,3−
d)イミダゾール、ナフト(I,2−d)イミダゾール
、2−キノリン、4−キノリン、8−フルオロ−4−キ
ノリン%6−メチルー2−キノリン。
6−ヒドロキシ−2−キノリン、6−メドキシー2−キ
ノリン、3,3−ジメチルインドレニン、3,3−ジア
リールインドレニン、3−エチル−3−フェネチルイン
ドレニンなどの多くのものが挙げられる。
z1□が表わすヘテロ環の好ましい例は前記ZXtに加
えて、次の例が挙げられる0例えばチアゾリン、4−メ
チルチアゾリン、セレナゾリン、チアゾール。
4−エチルチアゾール、5−メチルチアゾール、4−エ
チルチアゾール、4−フェニルチアゾール、4,5−ジ
メチルチアゾール、4,5−ジフェニルチアゾール、4
−メチルセレナゾール、4−メチルオキサゾール、4.
5−ジメチルオキサゾール、4−フェニルオキサゾール
、5−メチル−4−フェニルオキサゾール。
Ll及びRlmは炭素数6以下の置換されていてもよい
アルキルまたはアルケニル基を表わす。これらアルキル
またはアルケニル基の置換基としては例えばアルコキシ
基、ハロゲン原子、カルバモイル基、カルボキシ基、ア
ルコキシカルボニル基。
スルホ基、置換されてもよいフェニル基、ヒドロキシ基
などが挙げられる。アルキル又はアルケニル基の具体例
としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、
ペンチル基、アリル基、メトキシメチル基、エトキシエ
チル基、2,2.2−トリフルオロエチル基、 2,2
,3.3−テトラフルオロプロピル基、カルバモイルエ
チル基、ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、カ
ルボキシエチル基。
2−スルホエチル基、3−スルホエチル基、3−スルホ
ブチル基、4−スルホブチル基、フェネチル基、p−ス
ルホフェネチル基、エトキシカルボニルエチル基、2−
ヒドロキシ−3−スルホプロピル基などが挙げられる。
n1□は1etsと連絡して5員又は6員環を形成して
もよい。
n1□とR12のうち少なくとも一方はスルホアルキル
基であることが好ましい。
Lsは水素原子、炭素数4以下のアルキル基。
炭素数8以下の置換されてもよいフェニル基、炭素数1
0以下の置換されてもよいアラルキル基を表わし、Zi
iまたはz1□がベンズイミダゾールまたはナフトイミ
ダゾールを表わす場合4  Rlgは水素原子である。
z1□またはztiがベンズイミダゾールまたはナフト
イミダゾール以外のへテロ環を表わす場合、特に好まし
いRtgはメチル基、エチル基。
プロピル基、フェニル基またはフェネチル基である。
Lsは水素原子を表わし、xiz”は酸アニオンを表わ
し、nttはOまたは1を表わす。ri、iは0または
1を表わす。
一般式(I−B) 式中、z21は酸素原子、硫黄原子、セレン原子、>N
−Ratまたは−CH=CH−を表わすmR@7はRt
iと同意義である。
2、はベンゾチアゾール、ベンゾセレナゾール。
ベンゾオキサゾール、ベンズイミダゾール、キノリン、
ナフトチアゾール、ナフトセレナゾール、ナフトオキサ
ゾール、またはナフトイミダゾールを形成する原子群を
表わし、それらのへテロ環核は置換基を有していてもよ
く、Vユ2またはVtSの例として挙げた置換基が挙げ
られる。
VZX、vz、、 Vi3およびV24はそれぞれv1
□、v1□、Vtaおよびv14と同意義である。
Zllが>N−R1ffを表わす時、VZXは水素原子
、クロル原子を表わし、V113はクロル原子、炭素数
4以下のパーフルオロアルキル基(例えばトリフルオロ
メチル基、1,1,2.2−テトラフルオロエチル基な
ど)、シアノ基、炭素数5以下のアルコキシカルボニル
基、炭素数5以下のアルキルアシル基(例えばアセチル
基、プロピオニル基、メタンスルホニル基)を表わす場
合が好ましい、また2、がベンズイミダゾールを表わす
のに必要な原子群を表わす場合、そのベンズイミダゾー
ル核の置換基としては電子吸引性のものが好ましく、’
hsの好ましい例として挙げたものが特に好ましい。
221または2゜が表わすヘテロ環の好ましい例として
は、一般式(I−A)の化合物で列挙したヘテロ環など
が挙げられる。
LxおよびRoはRltまたはnusと同意義を表わす
ほか、R21はR23と連結して5員又は6員環を形成
してもよい、またRaZまたはR1のうち少なくとも一
方がスルホアルキル基を表わす場合が特に好ましい。
Rtgは水素原子を表わし、R14およびR1は水素原
子、炭素数4以下のアルキル基、炭素数4以下のアルコ
キシ基を表わすほか、R24とfizsまたは異なった
Roとnasとが連結し、環中レヒ酸素原子、硫黄原子
または窒素原子を含んでいてもよい5員又は6員環をも
形成してよいことを表わす。
RAGは水素原子、炭素数5以下のアルキル基、置換さ
れていてもよい炭素数9以下のベンジル基を表わす。
n2□は1または2を表わし% xixeは酸アニオン
を表わし、k2□およびrzxは0またはlを表わす。
一般式(I−B)で表わされる化合物は一般式(I人)
で表わされる化合物に比べより好ましい。
一般式(I−C) (X31e)r31 式中、Zatおよび2゜はチアゾール、ベンゾチアゾー
ル、ナフトチアゾール、セレナゾール、ベンゾセレナゾ
ール、ナフトセレナゾール、ベンズオキサゾール、ナフ
トオキサゾール、ピリジン、またはキノリンを形成する
原子群を表わし、これらのへテロ環核は置換基を有して
いてもよく、置換基としてはv1□が表わす例として記
したものなどが挙げられる。とくに好ましいヘテロ環核
の具体例を列挙すると一般式(I−A)の化合物例とし
て列挙したベテロ環例のうち相当するヘテロ環のものな
どが挙げられる。
Qxtは酸素原子、硫黄原子、セレン原子を表わす。
R31およびLxはR工、またはLxと同意義を表わす
R34は水素原子、炭素数4以下のアルキル基。
置換されてもよいフェニル基を表わす。
R33はLlと同意義を表わすほか、置換されてもよい
単環アリール基(例えばフェニル基、トリル基、クロロ
フェニル基、ヒドロキシフェニル基、2−ピリジル基、
4−メチル−2−ピリジル基、フリル基、4−スルホフ
ェニル基、4−カルボキシフェニル基など)または単環
5員もしくは6員へテロ環置換のアルキル基(例えばフ
ルフリル基など)を表わす。
xazeは酸アニオンを表わし、j3いkatおよびr
alはOまたは1を表わす、Q、1は1または2を表わ
す。
一般式(II) 式中、zl。1は含窒素5員又は6員へテロ環形成原子
群を表わす0例えば、チアゾリン、チアゾール、ベンゾ
チアゾール、ナフトチアゾール、セレナゾリン、セレナ
ゾール、ベンゾセレナゾール、ナフトセレナゾール、オ
キサゾール、ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール
、ベンズイミダゾール、ナフトイミダゾール、ピリジン
、キノリン、ピロリジン、インドレニン、イミダゾ(4
、5−b)キノキサリン、テトラゾール等の通常シアニ
ン形成に用いられるヘテロ環核が挙げられ、これらのへ
テロ環核は置換されていてもよい、置換基の例としては
、低級アルキル基(好ましくは炭素数10以下で、ヒド
ロキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、置換フェニル基
、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ
基などで更に置換されていてもよい)、低級アルコキシ
基(好ましくは炭素数7以下)、アシルアミノ基(好ま
しくは炭素数8以下)、単環アリール基、単環アリール
オキシ基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基
(好ましくは炭素数7以下)、ヒドロキシ基、シアノ基
またはハロゲン原子等が挙げられる。
Qtatは含窒素5員又は6員ケトメチレン環形成原子
群を表わす。例えば、ローダニン、2−チオヒダントイ
ン、2−セレナチオヒダントイン、2−チオオキサゾリ
ジン−2,4−ジオン、2−セレナオキサゾリジン−2
,4−ジオン、2−チオセレナゾリジン−2,4−ジオ
ン、2−セレナチアゾリジン−2,4−ジオン、2−セ
レナセレナゾリジン−2,4−ジオンなどの通常メロシ
アニン色素を形成できるヘテロ環核を形成する原子群が
あげられる。
前記Z1゜、およ、びQl。1が表わすヘテロ環に於て
、ベンズイミダゾールやチオヒダントインのような2個
以上の窒素原子をヘテロ環形成原子群中に含む場合はそ
れぞれR1゜3、R1゜、が連結していない窒素原子は
置換されていてもよく、置換基としてはアルキル顔中の
炭素原子が酸素原子、硫黄原子または窒素原子で置換さ
れていてもよく、更に置換基を有していてもよい炭素数
8以下のアルキルもしくはアルケニル基または置換され
ていてもよい単環アリール基などが挙げられる。
Rユ。1は水素原子または炭素数4以下のアルキル基を
表わし、R1゜2は水素原子、置換されていてもよいフ
ェニル基(置換基の例としては炭素数4以下のアルキル
もしくはアルコキシ基、またはハロゲン原子、カルボキ
シ基、ヒドロキシ基などが挙げられる)、または置換さ
れていてもよいアルキル基(置換基の例としてはヒドロ
キシ基、カルボキシ基、アルコキシ基、ハロゲン原子な
どが挙げられる)を表わす、園、。1が2または3を表
わす時、異ったR1゜、とR1,、とが連結して酸素原
子、硫黄原子または窒素原子を含有してもよい5員又は
6員環を形成してもよい。
R1゜、は炭素鎖中に酸素原子、硫黄原子または窒素原
子を含有していてもよい炭素数10以下の置換されてい
ても□よいアルキルまたはアルケニル基を表わす、置換
基の例としてはスルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基
、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、カルバモイ
ル基、フェニル基、置換フェニル基または単環飽和へテ
ロ環基があげられる。
R1゜4はR1゜、と同意義を表わすほか、水素原子ま
たは置換されていてもよい単環アリール基(置換基の例
としては、スルホ基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、ハ
ロゲン原子、炭素数5以下のアルキル、アシルアミノま
たはアルコキシ基などがあげられる)をも表わす。
ml。1はOまたは3以下の正の整数を表わし、P工。
1は0または1を表わす。
ml。1が3以下の正の整数である時は、R1゜、とR
1゜、とが連結して5員又は6員環を形成してもよい。
Ro。1、R1゜、のうち少なくとも一つはスルホ基ま
たはカルボキシ基を含有した基であることがより好まし
い。
一般式(II)において、より好ましいのは一般式(I
I−A)によって表わされる化合物である。
一般式(II −A) 式中、zlllは5員又は6員ヘテロ環形成原子群を表
わす、より好ましくはチアゾリン、チアゾール、ベンゾ
チアゾール、ナフトチアゾール、セレナゾリン、セレナ
ゾール、ベンゾセレナゾール、ナフトセレナゾール、オ
キサゾール、ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール
、ベンズイミダゾール、ナフトイミダゾール、ピリジン
、キノリンまたはテトラゾール形成原子群を表わす場合
である。5員又は6員ヘテロ環核は置換されていてもよ
く一般式(It)で挙げたものが挙げられ、特に好まし
い置換基としては、ヘテロ環核がベンズイミダゾールの
場合は塩素原子、シアノ基、炭素数5以下のアルコキシ
カルボニル基、炭素数4以下のパーフルオロアルキル基
、炭素数5以下のアシル基(例えばアセチル基、メタン
スルホニル基など)が挙げられ、テトラゾールの場合は
置換されていてもよい炭素数5以下のアルキル基、置換
されていてもよいフェニル基などがあげられる。ベンズ
イミダゾールおよびテトラゾール以外の場合は炭素数5
以下の(ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子、
フェニル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシ基な
どで置換されていてもよい)アルキル基、炭素数8以下
の(ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシ
ルアミノ基、アルキルアミノカルボニル基、カルボキシ
基などで置換されていてよい)フェニル基、フリル基、
チェニル基、ピリジル基、炭素数5以下のアルコキシ基
、炭素数5以下のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシ
基、ハロゲン原子、またはカルボキシ基が特に好ましい
置換基として挙げられる。
Q0□、は酸素原子、硫黄原子、セレン原子または>N
−Rx1−を表わし、R116は炭素鎖中に酸素原子、
硫黄原子または窒素原子を含んでいてもよく、(ヒドロ
キシ基、ハロゲン原子、アルキルアミノカルボニル基、
アルコキシカルボニル基、カルボニル基、置換されてい
てもよいフェニル基などで置換されていてもよい)炭素
数8以下のアルキル基、又は置換されていてもよい単環
アリール基を表わす、特に好ましくはヒドロキシ基、ア
ルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニル基、
カルボキシ基で置換されていてもよく、炭素鎖中に酸素
原子を含んでいてもよい炭素数6以下のアルキル基、ま
たはヒドロキシ基、アルキル基、クロル原子、アルコキ
シ基などで置換されていてもよいフェニルもしくはピリ
ジル基を表わす場合である。
Y□1□は硫黄原子またはセレン原子を表わす。
R111は炭素鎖中に酸素原子、硫黄原子を含んでいて
もよい炭素数8以下の置換されていてもよいアルキルま
たはアルケニル基を表わす、置換基の例としてはスルホ
基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アル
コキシカルボニル基、カルバモイル基、置換されていて
もよいフェニル基、単環飽和へテロ環などがあげられる
1(tt□はLx□と同意義を表わすほか、水素原子ま
たは置換されていてもよい炭素数8以下の単環アリール
基を表わす。置換基の好ましい例としてはアルキル基、
アルコキシ基、クロル原子、カルボキシ基、スルホ基、
またはアシルアミノ基などが挙げられ、アリール基の好
ましい例としてはフェニル、ピリジル基、フリル基また
はチェニル基が挙げられる。
R1□、は水素原子、置換されていてもよい炭素数8以
下のフェニル基(置換基の例としては、アルキル基、ア
ルコキシ基、クロル原子、カルボキシ基、ヒドロキシ基
などがあげられる)または置換されていてもよい炭素数
6以下のアルキル基(置換基の例としてはヒドロキシ基
、カルボキシ基。
アルコキシ基、フッ素原子またはクロル原子などが挙げ
られる)を表わす。
R11,およびR1,5は水素原子を表わすほかR11
3とRol、またはR11,と異ったR11.とが連結
し、環中に酸素原子または窒素原子を含んでいてもよい
5員又は6員へテロ環を形成してもよいことを表わす。
R工、4は水素原子または炭素数4以下のアルキル基を
表わす。
pitit*o*たは1を表わし、1ltxtは1また
は2を表わす。
次に本発明に用いられる化合物の具体例を下記に示す。
但し本発明に用いられる化合物はこれに限定されるもの
ではない。
一般式(りで示される化合物の具体例としては以下のも
のが挙げられる。
テ CH,C0OHIe C,H。
C,H。
一般式(II)で示される化合物の具体例としては以下
のものが挙げられる。
し’an* C,H。
アスコルビン酸化合物の具体例としては以下のものが挙
げられる。
(A−1)  L−アスコルビン酸 (A−2)  L−アスコルビン酸ナトリウム(A−3
)  L−アスコルビン酸カリウム(A−4)  OL
−アスコルビン酸 (A−5)  D−アスコルビン酸ナトリウム(A−6
)  L−アスコルビン酸−6−アセテート(A−7)
  L−アスコルビン酸−6−パルミテート(A−8)
  L−アスコルビン酸−6−ベンゾエート(A−9)
  L−アスコルビン酸−6−ジアセテート(A−10
) L−アスコルビン酸−5,6−0−イソプロピリデ
ン 前記のアスコルビン酸化合物を本発明のハロゲン化銀乳
剤中に含有せしめるにはそれらを直接乳剤中に分散して
もよいしあるいは水、メタノール、エタノール等の溶媒
の単独もしくは混合溶媒に溶解して乳剤へ添加してもよ
い、前記の化合物は写真乳剤の製造工程のいかなる工程
にも存在させて用いることができる、また増感色素添加
の前後を問わない。本発明に用いられるアスコルビン酸
化合物はハロゲン化銀1モル当りI X 10−’モル
−5×特に好ましくは1×10−モル〜1.6 X 1
0−”モルの割合でハロゲン化銀写真乳剤中に含有する
一般式(I)、(n)で表わされる本発明に用いられる
増感色素は公知の化合物である6例えば一般式(I)及
び一般式(If)で表わされる化合物は特開昭51−1
26140号、特開昭51−139323号、特開昭5
1−14313号、特開昭55−35386号,特開昭
52−109925号、特開昭53−135322号、
西独公開特許(OLS)2,158,553号こ特公昭
52−2614号,特開昭47−28916号などの明
細書やF.M. Ha+aer, The Chemi
stry of Hatero−cycLic Com
pounds, Vow. 1B、The Cyani
ne Dyesand Re1ated Compou
nds, A. Veissbarger ad.。
Interscience, New York, 1
964、D, M. Sturmer*The Che
mistry of Heterocyclic Co
mpoundse Vol。
30、 A. Vaissberger and E.
C. Taylor ed.、 JohnWiley,
 New York, 1977、 p.441、等に
も記載されており、それらを参照すれば合成できる。
前記一般式(I)及び(II)で示される化合物を本発
明のハロゲン化銀乳剤中に含有せしめるには、それらを
直接乳剤中に分散してもよいし、あるいは水、メタノー
ル、エタノール、プロパツール、メチルセロソルブ、2
,2,3.3−テトラフルオロプロパツール等の溶媒の
単独もしくは混合溶媒に溶解して乳剤へ添加してもよい
.また、特公昭44−23389号、特公昭44−27
555号、特公昭57−22089号等に記載のように
酸又は塩基を共存させて水溶液としたり、米国特許3,
822,135号、米国特許4,006,025号等記
載のように界面活性剤を共存させて水溶液あるいはコロ
イド分散物としたものを乳剤へ添加してもよい.また、
フェノキシエタノール等の実質上水と非混和性の溶媒に
溶解した後、水または親水性コロイドに分散したものを
乳剤に添加してもよい.特開昭53−102733号,
特開昭58−105141号記載のように親水性コロイ
ド中に直接分散させ、その分散物を乳剤に添加してもよ
い。
本発明に用いられる増感色素は米国特許3,485。
634号に記載されている超音波振動を用いて溶解して
もよい.その他に本発明の増感色素を溶解、あるいは分
散して乳剤中に添加する方法としては。
米国特許3,482,981号、同3,585,195
号、同3,469。
987号、同3,425,835号、同3,342,6
05号,英国特許1、271,329号,同1,038
,029号,同1,121,174号、米国特許3,6
60.10−1号、同3,658,546号に記載の方
法を用いることができる。
ここで、増感色素は、写真乳剤の製造工程のいかなる工
程に存在させて用いることもできるし、製造後塗布直前
までのいかなる段階に存在させることもできる。前者の
例としては、ハロゲン化銀粒子形成工程、物理熟成工程
、化学熟成工程などである。例えば特開昭55−265
89号記載のように粒子形成中に添加してもよい。
本発明に用いられる一般式(I)及び(II)の増感色
素はハロゲン化銀1モル当り5 X 10−’モル〜5
×10′″3モル、好ましくは5X10″″′モル〜2
 X 10−3モル、特に好ましくはI X 10−s
モル〜I X 10−”モルの割合でハロゲン化銀写真
乳剤中に含有される。
本発明の写真乳剤にはハロゲン化銀として、臭化銀、沃
臭化銀、沃塩臭化銀、塩臭化銀および塩化銀のいずれを
用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子の晶相はいずれであってもよし1゜ 本発明に使用するハロゲン化銀乳剤は、厚みが0.5ミ
クロン以下、好ましくは063ミクロン以下で径が好ま
しくは0.6ミクロン以上であり、平均アスペクト比が
5以上の粒子が全投影面積の50%以上を占めるような
平板粒子であってもよい、また、平均粒径の±40%以
内の粒子サイズの粒子が粒子個数の95%以上を占める
ような単分散の乳剤であってもよい。
ハロゲン化銀粒子は内部と表層とが異なる相をもってい
ても、均一な相から成っていてもよい。
また潜像が主として表面に形成されるような粒子(例え
ばネガ型乳剤)でもよく1粒子内部に主として形成され
るような粒子(例えば、内部潜像型乳剤、予めかぶらせ
た直接反転型乳剤)であってもよい。
本発明に用いられる写真乳剤は、ピー・ゲラフキデス(
P、 Glafkides)著「シミー−x−フイジー
ク・フォトグラフィーク(Chimie et Phy
siquePhotographique)J (ポー
ル・モンテルPaul Monte1社刊、1967年
)、ジー・エフ・ダアフイン(G、F。
Duffin)著rフオトグラフイク・エマルジョン・
ケミストリー(Photographic Emuls
ion Chemistry)J(フォーカルプレスF
ocal Press社刊、1966年)、ヴイ・エル
・ツェリクマンら(V、L、 Zelikman at
al、)著[メイキング・アンド・コーティング・フオ
トグラフィク・エマルジョン(Making and 
CoatingPhotographic Ea+ul
sion)J(フォーカル・プレスFocal Pre
ss社刊、1964年)などに記載された方法を用いて
調製することができる。
すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等のいずれで
もよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応させ
る形式としては片側混合法、同時混合法、それらの組合
せなどのいずれを用いてもよい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。
同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中のPAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆる
コンドロールド・ダブルジェット法を用いることもでき
る。この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが
均一に近いハロゲン化銀乳剤かえられる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよい。
またこのハロゲン化銀粒子の形成時には粒子の成長をコ
ントロールするためにハロゲン化銀溶剤として例えばア
ンモニア、ロダンカリ、ロダンアンモン、チオエーテル
化合物(例えば米国特許第3.271,157号、同第
3,574,628号、同第3,704,130号、同
4,297,439号、同第4,276.374号など
)、チオン化合物(例えば特開昭53−144319号
、同第53−82408号、同第55−77737号な
ど)、アミン化合物(例えば特開昭54−100717
号など)などを用いることができる。
ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程においてカ
ドミウム塩、亜鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩または
その錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩または鉄錯
塩などを共存させてもよい。
また、本発明に用いられる内部潜像型乳剤としては、例
えば米国特許2,592,250号、同3,206,3
13号、同3,447,927号、同3,761,27
6号、及び同3,935.014号1等に記載がある異
種金属を内蔵させた乳剤等を挙げることができる。
ハロゲン化銀乳剤は1通常は化学増感される。
化学増感のためには、例えば、エイチ・フリーザー (
HoFrieser)編[ディ・グランドラーゲッダ−
・フォトグラフィッシェン・プロツェス・ミツト・シル
ペルへロゲニーデン(Die Grundlagend
erPhotographischen Prozes
sa wit Silber−halogeniden
) J (アカデミッシェ・フェアラーク社Akade
mische Verlagsgesellschaf
t、 1968年刊)675〜734頁に記載の方法を
用いることができる。
すなわち、活性ゼラチンや銀と反応し得る硫黄を含む化
合物(例えば、チオ硫酸塩、チオ尿素類、メルカプト化
合物類、ローダニン類)を用いる硫黄増感法;還元性物
質(例えば、第一すず塩、アミン類、ヒドラジン誘導体
、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物)を用い
る還元増感法;貴金属化合物(例えば、全錯塩のほか、
pt、 ph、Ir、 Pdなとの周期律表■族の金属
の錯塩)を用いる貴金属増感法などを単独または組合せ
て用いることができる。
更に具体的な化学増感剤としては、アリルチオカルバミ
ド、チオ尿素、ソジウム・チオサルフェートやシスチン
などの硫黄増感剤:ポタシウムク口ロオーレイト、オー
ラス・チオサルフェートやポタシウムクロロバラデート
などの貴金属増感剤;塩化スズ、フェニルヒドラジンや
レダクトンなどの還元増感剤等を含んでよい。ポリオキ
シエチレン化合物、ポリオキシプロピレン化合物、4級
アンモニウム基をもつ化合物などの増感剤も含んでよい
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工程
、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、あるい
は写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含有
させることができる。すなわちアゾール類たとえばベン
ゾチアゾリウム塩、ニトロインダゾール類、トリアゾー
ル類、ベンゾトリアゾール類、ベンズイミダゾール類(
特にニトロ−またはハロゲン置換体):ヘテロ環メルカ
プト化合物類たとえばメルカプトチアゾール類、メルカ
プトベンゾチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾール
類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプトテトラゾ
ール類(特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ル)、メルカプトピリミジン類;カルボキシル基やスル
ホン基などの水溶性基を有する上記のへテロ環メルカプ
ト化合物類;チオケト化合物たとえばオキサゾリンチオ
ン;アザインデン類たとえばテトラアザインデン類(特
に4−ヒドロキシ置換(I,3,3a、7)テトラアザ
インデン類);ベンゼンチオスルホン酸類;ベンゼンス
ルフィン酸:などのようなカブリ防止剤または安定剤と
して知られた多くの化合物を加える二とができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、米国特許3,411゜9
11号、同3,411,912号、同3,142,56
8号、同3,325゜286号、同3,547,650
号、特公昭45−5331号等に記載されているアルキ
ルアクリレート、アルキルメタアクリレート、アクリル
酸、グリシジルアクリレート等のホモ、またはコポリマ
ーからなるポリマーラテックスを写真材料の寸度安定性
の向上、膜物性の改良などの目的で含有せしめることが
できる。
本発明のハロゲン化銀乳剤をリス型の印刷用感光材料と
して用いるときは、伝染現像効果を高めるようなポリア
ルキレンオキシド化合物を用いることができる0例えば
米国特許2,400,532号、同第3.294,53
7号、同第3,294,540号明細書、仏閣特許′第
1,491,805号、同第1 、596 、673号
明細書、特公昭40−23466号明細書、特開昭50
−156423号、同54−18726号、同56−1
51933号明細書に記載されているような化合物を用
いることができる。好ましい例は炭素数2〜4のアルキ
レンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレン−
1,2−オキシド、ブチレン−1,2−オキシドなど好
ましくはエチレンオキシ ドの少なくとも10単位から
成るポリアルキレンオキシドと水、脂肪族アルコール、
芳香族アルコール、脂肪酸、有機アミン、ヘキシトール
誘導体などの活性水素原子を少なくとも1個有する化合
物との縮合物あるいは、2種以上のポリアルキレンオキ
シドのブロックポリマーなどを包含する。即ち、ポリア
ルキレンオキシド化合物として、具体的にはポリアルキ
レングリコールアルキルエーテル類、ポリアルキレンゲ
リコールアリールエーテル類、ポリアルキレングリコー
ルアルキルアリールエーテル類、ポリアルキレンゲリコ
ールエステル類、ポリアルキレンゲリコール脂肪酸アミ
ド類、ポリアルキレングリコールアミン類、ポリアルキ
レングリコールブロック共重合体、ポリアルキレンゲリ
コールグラフト重合物などを用いることができる。用い
得るポリアルキレンオキシド化合物は分子量が300〜
15,000、好ましくは600〜8,000のもので
ある。これらのポリアルキレンオキシド化合物の添加量
はハロゲン化銀1モル当り10■〜3gが好ましい、添
加時期は製造工程中の任意の時期を選ぶことができる。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤はシアン・カプラー、マ
ゼンタ・カプラー、イエロー・カプラーなどのカラー・
カプラー及びカプラーを分散する化合物を含むことがで
きる。
すなわち発色現像処理において芳香族1級アミン現像薬
(例えば、フェニレンジアミン誘導体や。
アミノフェノール誘導体など)との酸化カップリングに
よって発色しうる化合物を含んでもよい。
例えば、マゼンタカプラーとして、5−ピラゾロンカプ
ラー、ピラゾロベンツイミダゾールカプラーシアノアセ
チルクマロンカプラー、開鎖アシルアセトニトリルカプ
ラー等があり、イエローカプラーとして、アシルアセト
アミドカプラー(例えばベンゾイルアセトアニリド類、
ピバロイルアセトアニリド類)1等があり、シアンカプ
ラーとして、ナフトールカプラー、およびフェノールカ
プラー、等がある。これらのカプラーは分子中にバラス
ト基とよばれる疎水基を有する非拡散のものが望ましい
、カプラーは銀イオンに対し4当量性あるいは2当量性
のどちらでもよい、また色補正の効果をもつカラードカ
プラー、あるいは現像にともなって現像抑制剤を放出す
るカプラー(いわゆるDIRカプラー)であってもよい
またDIRカプラー以外にも、カップリング反応の生成
物が無色であって現像抑制剤を放出する無呈色DIRカ
ップリング化合物を含んでもよい。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤にはフィルター染料とし
て、あるいはイラジェーション防止その他種々の目的で
、水溶性染料(例えばオキソノール染料、ヘミオキソノ
ール染料及びメロシアニン染料)を含有してよい。
本発明の写真乳剤には塗布助剤、帯電防止、スベり性改
良、乳化分散、接着防止および写真特性改良(たとえば
現像促進、硬調化、増感)など種々の目的で種々の界面
活性剤を含んでもよい。
たとえばサポニン(ステロイド系)、アルキレンオキサ
イド誘導体(例えばポリエチレングリコール)、ポリエ
チレングリコールアルキルエーテル類、グリシドール誘
導体、多価アルコールの脂肪酸エステル類、糖のアルキ
ルエステル類などの非イオン性界面活性剤:アルキルカ
ルボン酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキルベンゼ
ンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル類、などのア
ニオン性界面活性剤;アルキルアミン塩類、脂肪族ある
いは芳香族第4級アンモニウム塩類、ピリジニウム、イ
ミダゾリウムなどの複素環第4級アンモニウム塩類、な
どのカチオン界面活性剤を用いることができる。また、
帯電防止として用いる場合には、含フツ素界面活性剤が
好ましい。
本発明を実施するに際して下記の公知の退色防辻剤を併
用することもでき、また本発明に用いる色像安定剤は単
独または2種以上併用することもできる。公知の退色防
止剤としては、ハイドロキノン誘導体、没食子酸誘導体
、P−アルコキシフェノール類、p−オキシフェノール
誘導体及びビスフェノール類等がある。
本発明の写真乳剤には無機または有機の硬膜剤を含有し
てよい0例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸クロムな
ど)、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキサー
ル、ゲルタールアルデヒドなど)、活性ビニル化合物(
I,3,5−トリアクリロイル−へキサヒドロ−3−ト
リアジン、1,3−ビニルスルホニル−2−プロパツー
ルなど)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6
−ヒドロキシ−8−トリアジンなど)、などを単独また
は組合わせて用いることができる。
本発明を用いて作られる感光材料は色カブリ防止剤とし
て、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体、
没食子酸誘導体、などを含有してもよい。
本発明に用いられるハロゲン化銀写真乳剤には保護コロ
イドとしてゼラチンのほかにフタル化ゼラチンやマロン
化ゼラチンのようなアシル化ゼラチン、ヒドロキシエチ
ルセルローズや、カルボキシメチルセルロースのような
セルローズ化合物;デキストリンのような可溶性でんぷ
ん;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミドやポリスチレンスルホン酸のような親
水性ポリマー、寸度安定化のための可塑剤、ラテックス
ポリマーやマット剤が加えられつる。完成(finis
hed)乳剤は、適切な支持体、例えばバライタ紙、レ
ジンコート紙、合成紙、トリアセテートフィルム、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、その他のプラスチッ
クベースまたはガラス板の上に塗布される。
写真像を得るための露光は通常の方法を用いて行なえば
よい、すなわち、自然光(日光)、タングステン電灯、
蛍光灯、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク灯、キ
セノンフラッシュ灯、レーザー、 LED、 CRTな
ど公知の多種の光源をいずれでも用いることができる。
11光時間は通常カメラで用いられる1/1000秒か
ら1秒の露光時間はもちろん、1/1000秒より短い
露光、たとえばキセノン閃光灯を用いた1/10’〜1
/10’秒の露光を用いることもできるし、1秒より長
い露光を用いることもできる。必要しご応じて色フィル
ターで露光に用いられる光の分光組成を調節することが
できる。露光にレーザー光を用いることもできる。また
電子線、X線、γ線、α線などによって励起された蛍光
体から放出する光によって露光されてもよい。
本発明の分光増感色素は、種々のカラー及び白黒感光材
料用のハロゲン化銀写真乳剤の増感に用いられる。用い
られる乳剤は1例えば、カラーポジ用乳剤、カラーペー
パー用乳剤、カラーネガ用乳剤、カラー反転用乳剤(カ
プラーを含む場合もあり、含まぬ場合もある)、製版用
写真感光材料(例えばリスフィルムなど)用乳剤、陰極
線管ディスプレイ用感光材料に用いられる乳剤、銀塩拡
散転写プロセスに用いられる乳剤、カラー拡散転写プロ
セスに用いられる乳剤、ダイ・トランスファー・プロセ
ス(imbitio transfer proces
s)(米国特許2,882,156号などに記載されて
いる)に用いる乳剤、銀色素漂白法に用いる乳剤、プリ
ントアウト像を記録する材料(例えば、米国特許2,3
69,449号などに記載されている)に用いられる乳
剤、光用像型焼出しくDirect Pr1nt im
age)感光材料(例えば、米国特許3,033,68
2号などに記載されている)に用いる乳剤、熱現像用カ
ラー感光材料に用いる乳剤等である。
本発明を用いて作られる感光材料の写真処理には、例え
ばリサーチ・ディスクロージャー(Research 
Disclosure) 176号第28〜30頁(R
D−17643)に記載されているような、公知の方法
及び公知の処理液のいずれをも適用することができる。
この写真処理は、目的に応じて、銀画像を形成する写真
処理(黒白写真処理)、あるいは色素像を形成する写真
処理(カラー写真処理)のいずれであってもよい、処理
温度は普通18℃から50’Cの間に選ばれるが、18
℃より低い温度または50’Cを越える温度としてもよ
い。
(実施例) 次に本発明に用いられる具体例を示す、しかし、これら
の具体例のみに限定されるものではない。
実施例1 70モル%の塩化銀、29.5モル%の臭化銀及び0.
5モルヌの沃化銀から成る硫黄増感したハロゲン化銀乳
剤を調整した。ハロゲン化銀粒子の平均直径は0.35
μであった。この乳剤1kg中には1.03モルのハロ
ゲン化銀が含有された。
この乳剤を各1kgづつポットに秤取し、第1−1表〜
第1−8表に示すように、増感色素を添加し、続いてア
スコルビン酸化合物を添加し40℃のもとで混合撹拌し
た。更に4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、
 ?−テトラザインデンを0.2g/乳剤1眩、2,4
−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジン
ソーダを0.1g/乳剤1kg、更にドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダ0.1g/乳剤1kgを順次加えた後
、ポリエチレンテレフタレートフィルムベース上に塗布
して写真感光材料を得た。
これらの試料それぞれに青色フィルター(395nmか
ら440nmまでの光を透過するバンドパスフィルター
)、及び赤色フィルター(600n+mより長波長の光
を透過するフィルター)または黄色フィルター(500
nmより長波長の光を透過するフィルター)を用いタン
グステン光(2854”K)で5秒間露光した。
露光後、下記の組成の現像液を用いて20℃で2分間現
像した。現像処理したフィルムを富士写真フィルム社製
の濃度計を用いて濃度測定し、赤色フィルター感度(S
R)または黄色フィルター感度(SY)と青色フィルタ
ー感度(SB)とカブリとを求めた。感度を決定した光
学濃度の基準点は〔カブリ+1.5]の点であった。
現像液の組成 水                        
     700園Ωメトール           
3.1g無水亜硫酸ナトリウム      45gハイ
ドロキノン          12g炭酸ナトリウム
(−水塩)79g 臭化カリウム          1.9g水を加えて
          1mとする使用に際して水2容を
加えて使用液とする。
得られた結果を相対的な値として第1−1表〜第1−8
表に示す。
実施例1の結果から明らかなようにアスコルビン酸化合
物を増感色素と併用することにより増感色素による減感
、所謂色素減感(SR)が改善されそれに伴って分光感
度(SRまたはSY)の上昇することがわかる0例えば
第1−1表では色素■−23によって得られる赤感度は
L−アスコルビン酸の併用により約3倍に増加している
。この場合の赤感度の増加は色素減感の回復を上まわっ
ており強色増感効果も生じている。
一方、同じ第1−1表の中で、比較のために用いた化合
物X−1とX−2は夫々米国特許第3,695.888
号、同第1,255,084号に色素減感を改善するも
のとして開示されている0色素1−23と併用した写真
性はいずれも増感効果を認めたが、本発明によるL−ア
スコルビン酸による増感効果が比較化合物による増感効
果より著しく大きいことが第1−1表の中で理解できる
であろう、前記の化合物x−1は第1−2表にみられる
ようにJ−band型の増感色素[9と併用すると逆に
感度を損ねてしまう、これに対してL−アスコルビン酸
ナトリウムの併用ではJ−band型の色素にも有効で
あることがわかる。
実施例2 91.5モル%の臭化銀、8.5モル%の沃化銀から成
る金、硫黄増感したハロゲン化銀乳剤を調整した。ハロ
ゲン化銀粒子の平均直径は0.7μであった。この乳剤
1kg中には0.5モルのハロゲン化銀が含有された。
この乳剤を各1kgづつポットに秤取し、第2−1表〜
第2−6表に示すように増感色素を添加し続いてとアス
コルビン酸化合物を添加し40℃のもとて混合撹拌した
。更に4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a、 
7−チトラザインデンを0.1g/乳剤1kg、2.4
−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジン
ソーダを0.1g/乳剤1kg、更にドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダを0.1 g /乳剤1−を順次加え
た後、ポリエチレンテレフタレートフィルムベース上に
塗布して写真感光材料を得た。
これらの試料に実施例1で用いたと同じフィルターを使
いタングステン光(2854”K)で1720秒間露光
した。露光後下記の組成の現像液を用いて20℃で7分
間現像した。現像処理したフィルムを濃度測定し、赤色
フィルター感度(SR)と青色フィルター感度(SB)
とカブリを求めた。感度を決定した光学濃度の基準点は
〔カブリ+0.2〕の点であった。
現像液の組成 水                    600m
Qメトール             2g無水亜硫酸
ナトリウム      100gハイドロキノン   
       5g硼砂(5水堀)         
  1.5 g水を加えて            L
Q得られた結果は相対的な値として第2−1表〜第2−
6表に示した。
第2−1表〜第2−6表の結果から、沃臭化銀乳剤にお
いてもアスコルビン酸化合物の併用が色素減感を改善し
1分光感度を著しく増していることがわかる。また実施
例1と同様に比較のために用いた化合物X−1、X−2
による増感効果に比べ、アスコルビン酸化合物による増
感効果が大きくより優れていることがわかる。
実施例3 本発明の実施例に用いたハロゲン化銀乳剤(I)を以下
のようにして調製した。
(I液) )1zO1000cc NaC15,5g ゼラチン           32g(2液) 硫酸(IN)            24cc(3液
) 下記のハロゲン化銀溶剤(I%)  3ccC九 (4液) にBr             15.66gNaC
13,30g H20を加えて         200cc(5液) AgNO332g H,0を加えて         200cc(6液) KBr                  62.7
2 gNaCl                  
13.22gK、IrC1,(0,001%)    
    4.54ccH,Oを加えて        
 600cc(7液) AgNOa                 128
gH,0を加えて         600cc(I液
)を56℃に加熱し、 (2液)と(3液)を添加した
。その後、(4液)と(5液)を30分分間中して同時
添加した。さらに10分後、(6液)と(7液)を20
分分間中して同時添加した。添加5分後、温度を下げ。
脱塩した。水と分散ゼラチンを加え、pHを6.2に合
わせて、平均粒子サイズ0.45μ麓、臭化銀70モル
%の単分散立方体塩臭化銀乳剤を得た。この乳剤にt、
oxto″″4モル1モルAgの塩化金酸と更にチオ硫
酸ナトリウムを添加し、最適化学増感を施した。
この乳剤に増感色素(I−16)を8.OX 10−’
 モ/L/1モル^gX添加し、続いてL−アスコルビ
ン酸(A−1)を0.4 X 10−”モル1モル^g
Xを添加し混合撹拌した。
この乳剤を40℃で30分間保った後に第3−1表に示
したカプラーを添加し混合撹拌し塗布用試料を調整した
。比較のために(A−1)を含有しない試料も調整した
。この試料をポリエチレンで両面ラミネートした紙支持
体に下記のように塗布した。
塗布液鴬は、銀の鴬が0.35g/n?、ゼラチン址1
.5g/nfになるように設定し、上層にはゼラチン1
.5g/rrrの保護層を設けた。また、ゼラチン硬化
剤は2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−
トリアジンナトリウム塩と1.3−ビス(ビニルスルホ
ニル)−2−プロパツールとを夫々別々に用いた2種類
の塗布試料を作成した。
前記の試料に実施例1で用いたと同じ赤1色フィルター
を用いタングステン光(3200°K)で0.5秒間霧
光した。その後、以下に示すような発色現象液を用いて
処理した。
発色現像液の組成 水                       8
0〇−ジエチレントリアミン五酢酸・5ナトリウム  
2,0gベンジルアルコール            
 15−ジエチレングリコール           
 10+nMNa、So、             
       2.OgKBr           
          1・0gヒドロキシルアミン硫酸
塩          3.0gNa5Co3(I水塩
)               30.0.g蛍光増
白剤(スチルベン系)          1.0g水
を加えて全量で             100軸Q
(pH10,2) (漂白定着液処方) チオ硫酸アンモニウム(54wt%)        
150mfiNa、50315g NH4(Fe (m ) (EDTA))      
        55 gEDT^・2Na     
              4g氷酢酸      
           8.61 g水を加えて全量で
             1000mfl100O,
4) (リンス液処方) EDTA ・2Na ・2H100−4g水を加えて全
量で              100(ml100
(,0) 処理条件を下記に示す。
(処理工程)  (温 度)  (時 間)現  像 
   33℃    3分30秒漂白定着    33
℃   1分30秒す ンス   28℃−35℃  
1分30秒写真性の評価はL−アスコルビン酸(A−1
)を含有しない試料を100とした相対感度で表示した
。感度を決定した光学濃度の基準点は〔カブリ+0.5
〕の点である。
第3−1表 上記第3−1表はゼラチン硬化剤として1,3−ビス(
ビニルスルホニル)−2−プロパツールを用いた試料に
よる。一方の2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1゜
3.5−トリアジンナトリウム塩を用いた試料からも殆
んど同じ結果を得た。上記の表からも明らかなようにL
−アスコルビン酸を併用することにより感度を高めるこ
とができる。また、カプラーを換えてもその効果に変り
のないことがわかる。
用いたカプラーの化学構造 CIH1? (ほか3名) 手続補正書 昭和62年6月25日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アスコルビン酸化合物の少なくとも1種、および下記一
    般式( I )及び/又は(II)で表わされる増感色素の
    少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化
    銀写真乳剤。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Z_1、Z_2は異なっていても同一でもよい5
    員又は6員含窒素ヘテロ環形成原子群を表わす。 Q_1は5員又は6員含窒素ケトメチレン環形成原子群
    を表わす。 R_1、R_2、R_3およびR_4は、それぞれ独立
    に、水素原子、低級アルキル基、置換されてもよいフェ
    ニル基又はアラルキル基を表わすほか、l_1が2また
    は3を表わす時、およびn_1が2または3を表わす時
    は、異なったR_1とR_1、R_2とR_2、R_3
    とR_3またはR_4とR_4とが連結して酸素原子、
    硫黄原子または窒素原子などを含んでもよい5員又は6
    員環をも形成できることを表わす。 R_5、R_6およびR_7は、それぞれ独立に、炭素
    鎖中に酸素原子、硫黄原子または窒素原子を含有してい
    てもよい置換されていてもよいアルキルまたはアルケニ
    ル基を表わす。 l_1およびn_1は0または3以下の正の整数でl_
    1+n_1が3以下であることを表わし、l_1が1、
    2または3である時は、R_5とR_1とが連結して5
    員又は6員環を形成してもよい。 j_1、k_1およびm_1はそれぞれ独立に0または
    1を表わす。 X_1^■は酸アニオンを表わし、r_1は0または1
    を表わす。 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Z_1_0_1は含窒素5員又は6員ヘテロ環形
    成原子群を表わす。 Q_1_0_1は含窒素5員又は6員ケトメチレン環形
    成原子群を表わす。 R_1_0_1は水素原子またはアルキル基を表わし、
    R_1_0_2は水素原子又は置換されていてもよいフ
    ェニルもしくはアルキル基を表わす。m_1_0_1が
    2または3を表わす時、異なったR_1_0_2とR_
    1_0_2とが連結して酸素原子、硫黄原子または窒素
    原子を含有してもよい5員又は6員環を形成してもよい
    。 R_1_0_3は炭素鎖中に酸素原子、硫黄原子または
    窒素原子を含有していてもよい置換されていてもよいア
    ルキルまたはアルケニル基を表わす。 R_1_0_4はR_1_0_3と同意義を表わすほか
    、水素原子または置換されていてもよい単環アリール基
    をも表わす。 m_1_0_1は0または3以下の正の整数を表わし、
    p_1_0_1は0または1を表わす。 m_1_0_1が3以下の正の整数である時は、R_1
    _0_1とR_1_0_3とが連結して5員又は6員環
    を形成してもよい。
JP11440787A 1987-05-13 1987-05-13 ハロゲン化銀写真乳剤 Pending JPS63280242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11440787A JPS63280242A (ja) 1987-05-13 1987-05-13 ハロゲン化銀写真乳剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11440787A JPS63280242A (ja) 1987-05-13 1987-05-13 ハロゲン化銀写真乳剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63280242A true JPS63280242A (ja) 1988-11-17

Family

ID=14636909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11440787A Pending JPS63280242A (ja) 1987-05-13 1987-05-13 ハロゲン化銀写真乳剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63280242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136852A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀乳剤の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136852A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀乳剤の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0253773B2 (ja)
JPH0353619B2 (ja)
JPS63280243A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
US3988155A (en) Silver halide photographic emulsion
US4713321A (en) Process for preparing silver halide emulsion utilizing a photographically useful additive capable of being deactivated and a deactivating agent therefor and silver halide photographic material prepared by the process
JP3116097B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2729537B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0677130B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
US3986878A (en) Silver halide photographic emulsion
US4105454A (en) Silver halide photographic emulsion spectrally sensitized with merocyanine dyes
JPH0774891B2 (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JP2520600B2 (ja) 保存安定性のよいハロゲン化銀写真感光材料の製造方法
US3985563A (en) Silver halide photographic emulsion
JPS63280242A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JPH01124844A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
US5464734A (en) Methine compounds and silver halide photographic materials containing the compound
JPS62291636A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS60131533A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JP2537614B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP3496784B2 (ja) ハロゲン化銀感光材料
JP2934106B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JP2649839B2 (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JPH03230155A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤
JP3536955B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS61275836A (ja) ハロゲン化銀写真乳剤